JPH0140552B2 - - Google Patents

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JPH0140552B2
JPH0140552B2 JP59049507A JP4950784A JPH0140552B2 JP H0140552 B2 JPH0140552 B2 JP H0140552B2 JP 59049507 A JP59049507 A JP 59049507A JP 4950784 A JP4950784 A JP 4950784A JP H0140552 B2 JPH0140552 B2 JP H0140552B2
Authority
JP
Japan
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transistor
circuit
degaussing
rectifier
capacitor
Prior art date
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Application number
JP59049507A
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English (en)
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JPS60192483A (ja
Inventor
Tsutomu Kitamura
Juji Yamazaki
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、カラーテレビジヨン受像機などに用
いられる消磁装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点 従来、カラーテレビジヨン受像機にあつては、
地磁気などによりブラウン管のシヤドウマスクな
どが帯磁して色ずれが生じるのを防ぐために、受
像機の電源を投入する毎にブラウン管の周辺に配
置された消磁コイルに減衰電流を流して、前述の
ような障害を取り除く自動消磁回路が用いられて
きた。
以下、図面を参照しながら従来例の消磁装置に
ついて説明する。
第1図は、従来のテレビジヨン受像機の一例の
消磁回路を示すものである。図において、1は正
特性サーミスタ、2は消磁コイル、3は受像機本
体回路、4は電源スイツチ、5は商用電源であ
る。
以上のように構成された消磁回路について、以
下その動作について説明する。
今、電源スイツチ4を投入したとすると、商用
電源5からは、正特性サーミスタ1と消磁コイル
2を通して流れる電流idと受像機本体3に流れる
電流itとが加わつた電流iaが流れる。
周知のように、正特性サーミスタ1は、温度に
対して急激に抵抗値が変化する素子であり、電源
スイツチ4を投入する直前では数オームと低抵抗
であつても、正特性サーミスタ1を流れる電流id
より発生するジユール熱により、正特性サーミス
タ1本体が暖められ、急激に抵抗値が増加し、電
流idも急激に減少する。
又、消磁コイル2は、商用電源5の周波数(我
国では、50又は60ヘルツ)では、そのリアクタン
スも小さいので、ほぼ消磁コイル2の巻線の抵抗
値、即ち数オーム程度のインピーダンスを示す。
従つて、電源スイツチ4を投入した直後では、
電流idは、正特性サーミスタ1、及び消磁コイル
2の直列抵抗値である十数オームで制限されるだ
けであり、その値は、十数アンペアの突入電流と
なり、時間の経過と共に小さくなり、数ミリアン
ペア程度にまで減少する。
一方、テレビジヨン受像機本体3にあつても、
その内部にはダイオード10、コンデンサ11よ
りなる整数回路を有しており、ここで得られた直
流電源により受像機3が働いているわけである
が、電源スイツチ4が投入した直後ではコンデン
サ11を充電する為に非常に大きな電流が流れて
十数アンペアになることもあり、コンデンサ11
の充電が進むに従つてその値も減少する。
この間の関係を第2図に示す。第2図におい
て、時刻tpにて電源スイツチ4が投入されたとす
ると電源スイツチ4を流れるiaは数十アンペアと
大きな突入電流値を示し、その後減少し受像機3
の動作電流値である数百ミリアンペアとなる。
このような構成にあつては、前述したように電
源スイツチ4の投入による突入電流が非常に大き
く、電源スイツチ4をこのような大きな突入電流
に耐えるようにしなければならず、高価になるば
かりでなく、信頼性にも問題があつた。
又、商用電源5は、我国においては、50又は60
ヘルツの正弦波的に変化する交流であり、電源ス
イツチ4が投入されるタイミングにより、消磁コ
イル2に流れる突入電流の位相も一定せず、特に
前述の正弦波の最大値になつた時に電源スイツチ
4が投入された時など、消磁コイルからは急激に
大きな磁束を生じ、テレビジヨン受像機本体や、
周辺の機器に障害を与えたりするなどの問題があ
つた。
発明の目的 本発明は、上述したような従来の問題点を解決
し、信頼性が高く、又他回路への障害を与えるこ
とのない消磁装置を提供することを目的とする。
発明の構成 本発明による消磁装置は、双方向サイリスタを
用いて消磁回路を流れる電流を制御し、かつその
ゲートトリガ回路に時間的な遅延を行なつて、消
磁回路に流れる突入電流とテレビジヨン受像機本
体とに流入する突入電流を時間的にずらせて全体
の突入電流を抑制することのできるようにしたも
のであり、併せて遅延後に流れ始める電流が、商
用電源電圧の零電圧附近になるようにして、急激
に消磁コイルより磁束が発生するのを防止して、
他への障害を防止するようにしている。
実施例の説明 以下、本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
第3図において、20は双方向サイリスタであ
り、この双方向サイリスタ20を通して正特性サ
ーミスタ1、消磁コイル2を直列に接続し、これ
らに電源を供給している。
50は双方向サイリスタ20のトリガ回路全体
を示し、その内部回路は、その回路に電源を供給
する整流器23、ゲート電流を与えるトランジス
タ25、バイアス抵抗26,27、トランジスタ
28、バイアス抵抗30,31ツエナーダイオー
ド29、コンデンサ40により構成される。
以下、その動作について説明する。
はじめに、突入電流の抑制動作について説明を
加えると、周知のように双方向サイリスタ20は
ゲートにトリガパルスを与えられるとターンオン
し、その後トリガパルスを切つてもターンオンし
たままである。
第3図において、トランジスタ25が導通した
ときトランジスタの飽和電圧を無視すると、第4
図aのようになり双方向サイリスタ20のゲート
には、抵抗21,22によりトリガ電圧が供給さ
れ、双方向サイリスタはターンオンする。
又、トランジスタ28が導通した時は、トラン
ジスタ25はカツトオフし、その等価回路は同様
に第4図bのようになる。この時抵抗26は抵抗
21,22に比較しはるかに大きいため、双方向
サイリスタ20のゲートには、ターンオンするに
充分な電圧が供給されることはなく、双方向サイ
リスタ20は、カツトオフのままである。
例えば、我国においては商用電源は100ボルト
であり、その時の各抵抗は以下のようになり、上
述の関係を満足するものとなる。抵抗21は680
オーム、抵抗22は56オーム、抵抗26は39キロ
オームである。
今、電源スイツチ4が投入されたとすると、そ
の直後ではコンデンサ40には充電電流が流れ、
抵抗30を通してトランジスタ28にバイアス電
流を供給し、トランジスタ28は導通し、トラン
ジスタ25をカツトオフさせる。この状態は上述
した第4図bに相当し、双方向サイリスタは、カ
ツトオフしたままである。そして、コンデンサ4
0が充電されてツエナーダイオード29のツエナ
ー電圧Vzに達するまで持続される。
このように、本装置によればコンデンサ40の
働きにより電源スイツチ4が投入された後、ある
時間経過するまで消磁回路による投入電流は流れ
ることがない。例えば、コンデンサ40に22マイ
クロフアラツドを使用した時は約1.2秒程遅らす
ことが出来る。
一方、従来例でも述べたように、テレビジヨン
受像機3には電源スイツチ4を投入した直後から
突入電流itが流れる。
従つて、第5図に示すように、コンデンサ40
により、消磁コイルの電流idを遅らせ、テレビジ
ヨン受像機本体3の突入電流itと重なることを防
ぐことによりテレビジヨン受像機全体の突入電流
iaを小さく抑えることができる。
次に、コンデンサ40が充電された後に双方向
サイリスタ20がターンオンする時について考え
る。
A点の電圧が上昇し、コンデンサ40の両端の
電圧がツエナーダイオード29のツエナー電圧
Vz以上になると、ツエナーダイオード29には
電流が流れ、トランジスタ28は導通し、上述の
第4図bの状態になる。又、整流器23の両出力
端子間電圧がツエナー電圧Vz以下になると、コ
ンデンサ40の両端電圧もツエナー電圧Vz以下
になつており、トランジスタ28はカツトオフし
てトランジスタ25が導通し、上述の第4図aの
状態になり、双方向サイリスタ20はターンオン
する。このように双方向サイリスタ20がターン
オンするのは、整流器23両出力端の電圧がツエ
ナー電圧Vz以下の時、即ち商用電源5(50又は
60ヘルツの正弦波電圧)が零ボルト附近を横切る
時だけ、双方向サイリスタ20にはトリガパルス
が供給されることになる。
そのため、消磁回路より発生する磁束も零附近
から正弦波状にゆつくり変化するものとなる。
発明の効果 以上述べたように、本発明によれば、テレビジ
ヨン受像機全体の突入電流を低く抑えることが出
来、電源スイツチを小容量のもので良く、価格も
下げられ、かつ信頼性を上げることができる。さ
らに、消磁コイルより発生する磁束もゆるやかに
立上らせることができ、他への障害を与えること
もなく、非常に有効な消磁動作を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の消磁装置回路図、第2図は第
1図の装置の電源投入時の電流分布を示す波形
図、第3図は本考案の一実施例における消磁装置
の回路図、第4図a,bはその動作説明のための
一部の回路図、第5図は本装置による突入電流の
時間的変化を示す波形図である。 1……正特性サーミスタ、2……消磁コイル、
20……双方向サイリスタ、21……抵抗、50
……トリガ回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 テレビジヨン受像機本体回路に電源を供給す
    る商用電源に電源スイツチとともに直列に接続さ
    れた正特性サーミスタ、消磁コイル及び双方向サ
    イリスタからなる消磁回路と、前記双方向サイリ
    スタのゲートにバイアス電圧を供給するトリガ回
    路とを備え、 前記トリガ回路は、 前記消磁回路の一端に第1の入力側が結合され
    た整流器と、 前記整流器の第1、第2の出力側を電気的に短
    絡可能に接続され、導通状態で前記整流器の両出
    力側を短絡する第1のトランジスタと、 前記整流器の第2の入力側と双方向サイリスタ
    のゲートとの接続点と前記消磁回路の他端との間
    に接続されたトリガ電圧供給用抵抗と、 前記整流器の第1、第2の出力側に端部がそれ
    ぞれ接続され、前記整流器の出力電流が供給され
    時定数を有して充電されるコンデンサと抵抗とか
    らなる充放電回路と、 前記第1のトランジスタのベースと前記充放電
    回路との間に結合され、前記第1のトランジスタ
    を導通制御するトランジスタであつて、前記コン
    デンサの充電電圧が所定値以上のときに導通され
    て前記第1のトランジスタを遮断させる第2のト
    ランジスタと、 前記充放電回路のコンデンサと並列に接続され
    コンデンサの充電電圧が所定値以上となつたとき
    に導通して前記第2のトランジスタを導通させ、
    前記第1のトランジスタを遮断させるツエナーダ
    イオードとを有することを特徴とする消磁装置。
JP4950784A 1984-03-14 1984-03-14 消磁装置 Granted JPS60192483A (ja)

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JP4950784A JPS60192483A (ja) 1984-03-14 1984-03-14 消磁装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5836094A (ja) * 1981-08-26 1983-03-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 消磁装置

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