JPH0712108Y2 - インストルメントパネルの吹出口部構造 - Google Patents

インストルメントパネルの吹出口部構造

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JPH0712108Y2
JPH0712108Y2 JP12055388U JP12055388U JPH0712108Y2 JP H0712108 Y2 JPH0712108 Y2 JP H0712108Y2 JP 12055388 U JP12055388 U JP 12055388U JP 12055388 U JP12055388 U JP 12055388U JP H0712108 Y2 JPH0712108 Y2 JP H0712108Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
pad
instrument panel
defroster
ventilation passage
panel body
Prior art date
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Application number
JP12055388U
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JPH0240613U (ja
Inventor
久男 笠原
博幸 原田
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の車室内前部に位置するインストルメ
ントパネルの吹出口部の構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車の車室内前部においては、実開昭56-8517
号公報に示されるように、フロントウィンドカラスの曇
りを除去するために、インストルメントパネル上部の取
付孔にフロントデフロスタグリルを配置し、インストル
メントパネルの下部に位置したダクトからの風を前記フ
ロントデフロスタグリルを経てフロントウィンドガラス
に吹き当てるようにしていた。
また一方、上記ダクトを用いることなくインストルメン
トパネル内で構成した通路を経て吹き出すようにした構
造もある。すなわち第3図と第4図とに示すように、車
室内前部に位置するインストルメントパネル1の上部に
おいて、インストルメントパネル本体2の凹部3に、上
方からパッド4をかぶせるようにして取り付けてこの凹
部3とパッド4とでデフロスタ通風路5を形成してい
た。そしてパッド4のパッド芯材4aに車幅方向に亘って
取付孔4bを開口し、この取付孔4bにフロントデフロスタ
グリル6の導洞6aを挿入するようにして前記フロントデ
フロスタグリル6を上面に配置し、デフロスタ通風路5
からこのデフロスタ通風路5に臨む前記導洞6aを経てフ
ロントデフロスタグリル6より風がフロントウィンドガ
ラス7に吹き当てられるように設けていた。なお、図中
aはウレタン発泡層を示し、bはハッド表皮を示し、c
は風を示す。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述したようにフロントデフロスタグリ
ルを取り付けるために特に第4図に示す構造のものにあ
っては、パッドのパッド芯材に大きな取付孔を開口する
ことから、パッド先端部分の剛性が低下し、波打ち、変
形などが発生するという不都合が生じていた。また第4
図に示す構造のものにおいては、デフロスタ通風路にフ
ロントデフロスタグリルの導洞が突き出る配置となるこ
とから、前記導洞を経る風の流れが安定せず、的確な所
望のガラス面に吹き当てられないという不都合もあっ
た。さらに導洞周りでの風の乱れによって渦や風騒音を
発生させてしまうという不都合があった。
そこで、パッド先端部の剛性を低下させることなく、か
つ導洞を通る風を安定させ渦や騒音を発生させない吹出
口部を得ることが課題となされている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記した課題を考慮してなされたもので、イ
ンストルメントパネル本体の上部にパッドを取り付け
て、このインストルメントパネル本体とパッドとの間に
デフロスタ通風路を設け、パッドに取り付けたフロント
デフロスタグリルが前記デフロスタ通風路に臨む導洞を
有して連通する吹出口部において、前記パッドのパッド
芯材に、デフロスタ通風路側に膨出して前記導洞を収納
しこの導洞と一致する孔を備えた凹陥部を設け、かつイ
ンストルメントパネル本体に、デフロスタ通風路側に突
出して上面に前記凹陥部が載置可能な段部を車幅方向に
設けて、前記導洞と孔と段部側面とを連続させ、段部の
少なくとも一部でインストルメントパネル本体とパッド
芯材とフロントデフロスタグリルとを共締め固定したこ
とにより、上記した課題を解消するものである。
〔作用〕
本考案においては、パッド芯材がフロントデフロスタグ
リルの取付部分にて前後に大きく分断されることなく、
またデフロスタ通風路からその内面に沿って導洞へと風
をスムーズに案内するようになる。
〔実施例〕
つぎに、本考案を第1図と第2図に示す一実施例に基づ
いて詳細に説明する。なお、第4図に示す従来例と構造
が重複する部分は同一符号を付してその説明を省略す
る。
すなわち本考案においては、パッド4のパッド芯材4aの
グリル取付部分をデフロスタ通風路5側に膨出して導洞
6aを収納する凹陥部8を設けるとともに、この凹陥部8
の底部に孔9を開口して前記導洞6aと孔9とを一致さ
せ、さらに、凹部3の立壁面部から前記デフロスタ通風
路5側に突出する段部10を車幅方向に亘って設け、この
段部10の上面にシール材dを介して前記凹陥部8を配置
したものである。そして第1図に示すように、段部10の
側面10aは前記孔9の前方側の内周面9aに車幅方向に亘
って連続するように位置していて、よって段部10の側面
10aと孔9の前方側の内周面9aと導洞6aの前方側内面と
が車幅方向に亘って連続してガイド面Aが形成され、デ
フロスタ通風路5からの風を乱流を生じさせることなく
スムーズに案内し、フロントデフロスタグリルから的確
に風をガラス面に吹き付けることができるように設けら
れている。また第2図に示すように前記段部10の長手方
向(車幅方向)に亘る少なくとも一部において、この段
部10と凹陥部8と導洞6aとが共締め固定されるもので、
前記導洞6aに一体に設けられたビス穴部6bへビスeにて
共締め固定され、三者の固定、つまりインストルメント
パネル本体とパッド芯材とフロントデフロスタグリルと
の固定が容易に行えるように設けられている。
なお、パッド4のインストルメントパネル本体2への取
付に際してフロントウィンドガラス側と車室側とにシー
ル材fを配しているが、これは合わせ精度を高め廃止す
ることも可能であり、別な方法としては、発泡ウレタン
層aをパッド芯材4aの裏面側に巻き込むようにしてシー
ルするようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、インストルメン
トパネル本体の上部にパッドを取り付けて、このインス
トルメントパネル本体とパッドとの間にデフロスタ通風
路を設け、パッドに取り付けたフロントデフロスタグリ
ルが前記デフロスタ通風路に臨む導洞を有して連通する
吹出口部において、前記パッドのパッド芯材に、デフロ
スタ通風路側に膨出して前記導洞を収納しこの導洞と一
致する孔を備えた凹陥部を設け、かつインストルメント
パネル本体に、デフロスタ通風路側に突出して上面に前
記凹陥部が載置可能な段部を車幅方向に設けて、前記導
洞と孔と段部側面とを連続させ、段部の少なくとも一部
でインストルメントパネル本体とパッド芯材とフロント
デフロスタグリルとを共締め固定したので、パッド芯材
に開口する孔は小さく、かつインストルメントパネル本
体とパッド芯材とフロントデフロスタグリルとの共締め
によりパッド先端部の剛性を向上させることができ、振
動、ビビリ音やキシミ音を生じさせることがないととも
に、風を案内する面が風の流れる方向に対して長くな
り、導洞上部周りで乱流や風騒音を生じさせることなく
スムーズに送り出し、導洞上部周りでの乱流によるパッ
ドとフロントデフロスタグリルとの間からの風漏れも防
いで気密性を向上させることができる。また右ハンドル
車用、左ハンドル車用としてそれぞれ別個のフロントデ
フロスタグリルを用意することなく、凹陥部の孔の開口
寸法の調整により一つのフロントデフロスタグリルでい
ずれも共用できるようになり、右ハンドル車用と左ハン
ドル車用との吹き出しパターンの調整がきわめて容易に
行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るインストルメントパネルの吹出口
部構造の一実施例を断面で示す説明図、第2図は一実施
例において共締め部分を示す説明図、第3図はインスト
ルメントパネルを示す説明図、第4図は従来例を断面で
示す説明図である。 1……インストルメントパネル 2……インストルメントパネル本体 4……パッド 5……デフロスタ通風路 6……フロントデフロスタグリル 6a……導洞 8……凹陥部 9……孔 10……段部 A……ガイド面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インストルメントパネル本体の上部にパッ
    ドを取り付けて、このインストルメントパネル本体とパ
    ッドとの間にデフロスタ通風路を設け、パッドに取り付
    けたフロントデフロスタグリルが前記デフロスタ通風路
    に臨む導洞を有して連通する吹出口部において、前記パ
    ッドのパッド芯材に、デフロスタ通風路側に膨出して前
    記導洞を収納しこの導洞と一致する孔を備えた凹陥部を
    設け、かつインストルメントパネル本体に、デフロスタ
    通風路側に突出して上面に前記凹陥部が載置可能な段部
    を車幅方向に設けて、前記導洞と孔と段部側面とを連続
    させ、段部の少なくとも一部でインストルメントパネル
    本体とパッド芯材とフロントデフロスタグリルとを共締
    め固定したことを特徴とするインストルメントパネルの
    吹出口部構造。
JP12055388U 1988-09-14 1988-09-14 インストルメントパネルの吹出口部構造 Expired - Lifetime JPH0712108Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0240613U JPH0240613U (ja) 1990-03-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030083220A (ko) * 2002-04-19 2003-10-30 기아자동차주식회사 자동차의 디프로스트 그릴 고정구조
JP5621161B2 (ja) * 2010-10-28 2014-11-05 ダイハツ工業株式会社 車両用空気調和装置の吹出口構造

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JPH0240613U (ja) 1990-03-20

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