JPH07120946A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH07120946A
JPH07120946A JP26741393A JP26741393A JPH07120946A JP H07120946 A JPH07120946 A JP H07120946A JP 26741393 A JP26741393 A JP 26741393A JP 26741393 A JP26741393 A JP 26741393A JP H07120946 A JPH07120946 A JP H07120946A
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JP
Japan
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group
substituted
chemical
formula
parts
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Application number
JP26741393A
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English (en)
Inventor
Minoru Umeda
実 梅田
Tatsuya Niimi
達也 新美
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高感度であるとともに前露光疲労による帯電
性の低下が著しく小さく、しかも帯電と露光の繰返し後
においても帯電電位の立上りの遅れのない電子写真用感
光体を提供する。 【構成】 導電性支持体上に少なくとも電荷発生層と電
荷輸送層を順次積層してなる電子写真感光体において、
電荷発生層中に下記一般式(I)で示される化合物を含
有させたことを特徴とする。 一般式(I) 例えば

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真感光体に関
し、複写機、レーザープリンター、レーザーファクシミ
リ等に好適に利用される。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真複写機に使用される感光
体として、低価格、生産性及び無公害等の利点を有する
有機系の感光材料を用いたものが普及しはじめている。
有機系の電子写真感光体には、ポリビニルカルバゾール
(PVK)に代表される光導電性樹脂、PVK−TNF
(2,4,7−トリニトロフルオレノン)に代表される
電荷移動錯体型、フタロシアニン−バインダーに代表さ
れる顔料分散型、電荷発生物質と電荷輸送物質とを組合
せて用いる機能分離型の感光体などが知られており、特
に機能分離型の感光体が注目されている。この様な機能
分離型の高感度感光体を、カールソンプロセスに適用し
た場合、帯電性が低く、電荷保持性が悪い(暗減衰が大
きい)上、繰返し使用による、これら特性の劣化が大き
く、画像上に、濃度ムラ、カブリ、また反転現像の場
合、地汚れを生じるという欠点を有している。
【0003】また一般に高感度感光体は、前露光疲労に
よって帯電性が低下する。この前露光疲労は主に電荷発
生材料が吸収する光によって起こることから、光吸収に
よって発生した電荷が移動可能な状態で感光体内に残留
している時間が長い程、またその電荷の数が多いほど、
前露光疲労による帯電性の低下が著しくなると考えられ
る。即ち、光吸収によって発生した電荷が残留している
状態で帯電操作をしても、残留しているキャリアの移動
で表面電荷が中和されるため、残留電荷が消費されるま
で表面電位の上昇が遅れることになり、見かけ上の帯電
位は低くなる。上述の欠点に対して、例えば特開昭47
−6341、48−3544および48−12034号
には硝酸セルロース系樹脂中間層が、特開昭48−47
344、52−25638、58−30757、58−
63945、58−95351、58−98739およ
び60−66258号にはナイロン系樹脂中間層が、特
開昭49−69332および52−10138号にはマ
レイン酸系樹脂中間層が、そして特開昭58−1051
55号にはポリビニルアルコール樹脂中間層がそれぞれ
開示されている。また、中間層の電気抵抗を制御すべく
種々の導電性添加物を樹脂中に含有させた中間層が提案
されている。例えば、特開昭51−65942号にはカ
ーボンまたはカルコゲン系物質を硬化性樹脂に分散した
中間層が、特開昭52−82238号には四級アンモニ
ウム塩を添加してイソシアネート系硬化剤を用いた熱重
合体中間層が、特開昭55−1180451号には抵抗
調節剤を添加した樹脂中間層が、特開昭58−5855
6号にはアルミニウムまたはスズの酸化物を分散した樹
脂中間層が、特開昭58−93062号には有機金属化
合物を添加した樹脂中間層が、特開昭58−9306
3、60−97363および60−111255号には
導電性粒子を分散した樹脂中間層が、さらに特開昭59
−84257、59−93453および60−3205
4号にはTiO2とSnO2粉体とを分散した樹脂中間層
が開示されている。
【0004】しかしながら、繰返し使用による帯電性の
低下、とりわけ帯電電位の立上りの遅れに関しては未だ
に不充分であり、より一層の改善が望まれていた。ま
た、特開昭54−8528号公報には、電子供与性物質
及び/又は電子受容性物質で被覆した電荷発生物質を樹
脂中に分散した層を有する感光体が、特開昭54−34
240号公報、特開昭63−281167号公報には、
電荷発生層中に電荷輸送材を含有させた積層型感光体が
開示されているが、これらはいずれも帯電電位の立ち上
りの遅れ(電位低下)に関してほとんど効果は現われな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は高感度である
とともに前露光疲労による帯電性の低下が著しく小さ
く、しかも帯電と露光の繰返し後においても帯電電位の
立上りの遅れのない電子写真用感光体を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、電荷発生層中に特定の化合物を含有させること
により前記目的が達成されることを見出し、本発明に至
った。即ち、本発明は、導電性支持体上に少なくとも電
荷発生層と電荷輸送層を順次積層してなる電子写真感光
体において、該電荷発生層中に下記一般式(I)で示さ
れる化合物とを含有してなる電子写真感光体である。
【0007】
【化3】
【0008】(式中mは0又は1の整数であり、m=1
のときXは酸素原子、硫黄原子、
【0009】
【化4】
【0010】−CH2−,−CH2CH2−または−CH
=CH−を表わし、R1およびR2はアルキル基、アラル
キル基、炭素環式芳香族基または複素環基を表わす。ま
たR3及びR4は水素原子、アルキル基、アルコキシ基ま
たはハロゲン原子を表わす。Arは炭素環式芳香族基ま
たは複素環基を表わす。nは0又は1の整数である。R
3はXと共同でベンゼン環を形成してもよい。)以下、
図面に沿って本発明を説明する。図1は本発明の電子写
真感光体の構成例を示す断面図であり、導電性支持体1
1上に電荷発生層15、次いで電荷輸送層17を設けた
構成をとっている。図2は本発明の別の構成例を示す断
面図であり、導電性支持体11と電荷発生層15の間に
下引層13を設けたものである。図3と図4は更に別の
構成例を示す断面図であり、図3は電荷輸送層17の上
に保護層19を設けたものであり、図4は下引層と保護
層を同時に設けたものである。
【0011】導電性支持体11としては、体積抵抗10
10Ωcm以下の導電性を示すもの、例えばアルミニウ
ム、ニッケル、クロム、ニクロム、銅、銀、金、白金な
どの金属、酸化スズ、酸化インジウムなどの金属酸化物
を、蒸着又はスパッタリングにより、フィルム状もしく
は円筒状のプラスチック、紙等に被覆したもの、あるい
はアルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ステン
レス等の板及びそれらをD.I.,I.I.,押出し、
引抜き等の工法で素管化後、切削、超仕上げ、研摩等で
表面処理した管等を使用することができる。電荷発生層
15は電荷発生物質と一般式(I)で示される化合物を
主成分とする層で、必要に応じてバインダー樹脂を用い
ることもある。バインダー樹脂として、ポリアミド、ポ
リウレタン、ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリケト
ン、ポリカーボネート、シリコーン樹脂、アクリル樹
脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポ
リビニルケトン、ポリスチレン、ポリ−N−ビニルカル
バゾール、ポリアクリルアミドなどが用いられる。一般
式(I)で示される化合物としては、表1に示す化学構
造式のものが好ましく用いられる。
【0012】〔表1〕
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】
【0015】
【化7】
【0016】
【化8】
【0017】
【化9】
【0018】
【化10】
【0019】
【化11】
【0020】
【化12】
【0021】
【化13】
【0022】
【化14】
【0023】
【化15】
【0024】
【化16】
【0025】
【化17】
【0026】電荷発生物質としては、公知の材料を用い
ることができるが、とりわけ以下に示すジスアゾあるい
はトリスアゾ顔料が好適に用いられる。 一般式(a):
【0027】
【化18】
【0028】(但しCpはカップラー残基、以下同様)
その具体例a1〜a18を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【化19】
【0032】
【化20】
【0033】その具体例h1〜h4を表4に示す。
【0034】
【表4】
【0035】
【化21】
【0036】その具体例j1〜j4を表5に示す。
【0037】
【表5】
【0038】
【化22】
【0039】その具体例l1〜l3を表6に示す。
【0040】
【表6】
【0041】
【化23】
【0042】その具体例m1〜m30を表7,表8に示
す。
【0043】
【表7】
【0044】
【表8】
【0045】
【化24】
【0046】
【化25】
【0047】また以上の一般式(a)〜(v)における
カップラー残基Cpとしては、例えばフェノール類、ナ
フトール類などのフェノール性水酸基を有する化合物、
アミノ基を有する芳香族アミノ化合物あるいはアミノ基
とフェノール性水酸基を有するアミノナフトール類、脂
肪族もしくは芳香族のエノール性ケトン基を有する化合
物(活性メチレン基を有する化合物)などが用いられ、
好ましくは下記一般式(1)〜(11)で表わされるも
のである。
【0048】
【化26】
【0049】{上記式(1),(2),(3)および
(4)中、X,Y1,Z,mおよびnはそれぞれ以下の
ものを表わす。
【0050】
【化27】
【0051】(R1およびR2は水素または置換もしくは
無置換のアルキル基を表わし、R3は置換もしくは無置
換のアルキル基または置換もしくは無置換のアリール基
を表わす。) Y1:水素、ハロゲン、置換もしくは無置換のアルキル
基、置換もしくは無置換のアルコキシ基、カルボキシ
基、スルホン基、置換もしくは無置換のスルファモイル
基または
【0052】
【化28】
【0053】〔R4は水素、アルキル基またはその置換
体、フェニル基またはその置換体を表わし、Y2は炭化
水素環基またはその置換体、複素環基またはその置換
体、あるいは
【0054】
【化29】
【0055】(但し、R5は炭化水素環基またはその置
換体、複素環基またはその置換体あるいはスチリル基ま
たはその置換体、R6は水素、アルキル基、フェニル基
またはその置換体を表わすか、あるいはR5及びR6はそ
れらに結合する炭素原子と共に環を形成してもよい。)
を示す。〕 Z:炭化水素環またはその置換体あるいは複素環または
その置換体 n:1または2の整数 m:1または2の整数}
【0056】
【化30】
【0057】〔式(5)中、R7は置換もしくは無置換
の炭化水素基を表わし、Xは前記に同じである。〕
【0058】
【化31】
【0059】〔式(6)中、Aは芳香族炭化水素の2価
基または窒素原子を環内に含む複素環の2価基を表わす
(これらの環は置換または無置換でもよい)。Xは前記
に同じ〕
【0060】
【化32】
【0061】〔式中、R8はアルキル基、カルバモイル
基、カルボキシル基またはそのエステルを表わし、Ar
1は炭化水素環基またはその置換体を表わし、Xは前記
と同じである。〕
【0062】
【化33】
【0063】〔上記式(8)および(9)中、R9は水
素または置換もしくは無置換の炭化水素基を表わし、A
2は炭化水素環基またはその置換体を表わす。〕前記
一般式(1),(2),(3)または(4)Zの炭化水
素環としてはベンゼン環、ナフタレン環などが例示で
き、また複素環(置換基を持っていてもよい)としては
インドール環、カルバゾール環、ベンゾラン環、ジベン
ゾフラン環などが例示できる。Zの環における置換基と
しては塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子が例示で
きる。Y2またはR5における炭化水素環基としては、フ
ェニル基、ナフチル基、アントリル基、ピレニル基など
が、また、複素環基としてはピリジル基、チェニル基、
フリル基、インドリル基、ベンゾフラニル基、カルバゾ
リル基、ジベンゾフラニル基などが例示でき、さらにR
5およびR6が結合して形成する環としては、フルオレン
環などが例示できる。Y2またはR5の炭化水素環基また
は複素環基あるいはR5およびR6によって形成される環
における置換基としては、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基などのアルキル基、メトキシ基、エトキ
シ基、プロポキシ基、ブトキシ基などのアルコキシ基、
塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子、ジメチルアミ
ノ基、ジエチルアミノ基などのジアルキルアミノ基、ト
リフルオロメチル基などのハロメチル基、ニトロ基、シ
アノ基、カルボキシル基またはそのエステル、水酸基、
−SO3Naなどのスルホン酸塩基などが挙げられる。
【0064】R4のフェニル基の置換体としては塩素原
子または臭素原子などのハロゲン原子が例示できる。R
7またはR9における炭化水素基の代表例としては、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル
基、フェニル基などのアリール基またはこれらの置換体
が例示できる。R7またはR9の炭化水素基における置換
基としては、メチル基、エチル基、プロヒル基、ブチル
基などのアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基、ブトキシ基などのアルコキシ基、塩素原子、臭
素原子などのハロゲン原子、水酸基、ニトロ基などが例
示できる。
【0065】Ar1またはAr2における炭化水素環基と
しては、フェニル基、ナフチル基などがその代表例であ
り、また、これらの基における置換基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル
基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基などのアルコキシ基、ニトロ基、塩素原子、臭素原子
などのハロゲン原子、シアノ基、ジメチルアミノ基、ジ
エチルアミノ基などのジアルキルアミノ基などが例示で
きる。また、Xの中では特に水酸基が適当である。上記
スップラー残基の中でも好ましいのは上記一般式
(2),(5),(6),(7),(8)および(9)
で示されるものであり、この中でも一般式におけるXが
水酸基のものが好ましい。また、この中でも一般式(1
0)
【0066】
【化34】
【0067】(Y1およびZは前記に同じ)で表わされ
るカップラー残基が好ましく、さらに好ましくは一般式
【0068】
【化35】
【0069】(Z,Y2およびR2は前記に同じ)で表わ
されるカップラー残基である。さらにまた、上記好まし
いカップラー残基の中でも一般式(12)または(1
3)
【0070】
【化36】
【0071】(Z,R2,R5およびR6は前記に同じで
あり、またR10としては上記のYの置換基が例示でき
る。)で表わされるものが適当である。以上に示した一
般式(I)の化合物及び電荷発生物質は各々単独である
いは2種以上併用して用いられる。
【0072】一般式(I)の化合物は電荷発生物質1重
量部に対して0.01重量部以上用いるのが適当であ
り、好ましくは0.05重量部以上、更に好ましくは
0.1重量部以上である。バインダー樹脂は使用しなく
てもかまわないが、使用した方が本発明の効果を更に高
めることができる。その際のバインダー樹脂の使用量は
電荷発生物質1重量部に対して0.02〜3重量部が好
ましく、更に好ましくは0.2〜2重量部である。電荷
発生層は一般式(I)の化合物及び電荷発生物質を必要
ならばバインダー樹脂とともに、テトラヒドロフラン、
シクロヘキサノン、ジオキサン、ジクロルエタン等の溶
媒を用いてボールミル、アトライター、サンドミルなど
により分散し、分散液を適度に希釈して塗布することに
より形成できる。塗布は浸漬塗工法やスプレーコート、
ビードコート法などを用いて行うことができる。電荷発
生層の膜厚は、0.01〜5μm程度が適当であり、好
ましくは0.1〜2μmである。電荷輸送層15は電荷
輸送物質およびバインダー樹脂を適当な溶剤に溶解ない
し分散し、これを塗布、乾燥することにより形成でき
る。電荷輸送物質には正孔輸送物質と電子輸送物質とが
ある。
【0073】電子輸送物質としては、例えばクロルアニ
ル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシア
ノキノンジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フル
オレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオ
レノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、
2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,8−
トリニトロ−4H−インデノ〔1,2−b〕チオフェン
−4−オン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェ
ノン−5,5−ジオキサイドなどの電子受容性物質が挙
げられる。正孔輸送物質としては以下の一般式で表わさ
れる電子供与性物質等が挙げられ、良好に用いられる。
【0074】
【化37】
【0075】(式中、R1,R2,R3およびR4は水素原
子、置換もしくは無置換の低級アルキル基、置換もしく
は無置換のアリール基を表わし、Ar1は置換又は無置
換のアリール基を表わし、Ar2は置換又は無置換のア
リーレン基を表わし、Ar1とR1は共同で環を形成して
もよく、またnは0または1の整数である。)
【0076】
【化38】
【0077】(但しR1は低級アルキル基、低級アルコ
キシ基又はハロゲン原子を表わし、nは0〜4の整数を
表わし、R2,R3は同一でも異なっていてもよく、水素
原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基又はハロゲン
原子を表わす。)
【0078】
【化39】
【0079】(式中、R1は炭素数1〜11のアルキル
基、置換又は非置換のフェニル基あるいは複素環残基を
表わし、R2,R3はそれぞれ同一でも異なっていてもよ
く、水素原子、低級アルキル基、C1〜C4のヒドロキシ
アルキル基、C1〜C4のクロルアルキル基、あるいは置
換又は非置換のアラルキル基を表わし、またR2とR3
共同で窒素を含む複素環を形成してもよく、R4,R5
それぞれ同一でも異なっていてもよく、水素原子、低級
アルキル基、低級アルコキシ基又はハロゲン原子を表わ
す。)
【0080】
【化40】
【0081】〔式中、R1は水素原子又はハロゲン原子
を表わし、R2は置換または非置換の芳香族残基あるい
は複素環残基(但し前記置換基はハロゲン、シアノ、ジ
低級アルキルアミノ、置換又は非置換のジアラルキルア
ミノ基、低級アルキル基、低級アルコキシ基及びニトロ
基よりなる群から選ばれる)を表わす。〕
【0082】
【化41】
【0083】(式中、R1,R3は水素原子、低級アルキ
ル基、低級アルコキシ基、あるいはジ低級アルキルアミ
ノ基を表わし、R2は水素原子、低級アルキル基、低級
アルコキシ基、ハロゲン原子あるいはニトロ基を表わ
し、nは0又は1を表わす。)
【0084】
【化42】
【0085】〔式中、Rはカルバゾリル基、ピリジル
基、チエニル基、インドリル基又はフリル基、あるいは
それぞれ置換または非置換のフェニル基、スチリル基、
ナフチル基又はアントリル基(但し前記置換基はジ低級
アルキルアミノ基、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、ハロゲン原子、アラルキルアミノ基又は、アミノ基
からなる群から選ばれる)を表わす。〕
【0086】
【化43】
【0087】(式中、R1,R2,R3は同一でも異なっ
ていてもよく、水素原子、低級アルキル基、低級アルコ
キシ基、フェニル基、フェノキシ基、またはハロゲン原
子を表わす。)
【0088】
【化44】
【0089】〔式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、
シアノ基、低級アルキル基を表わし、Arは
【0090】
【化45】
【0091】(但し、R2,R3,R6は水素原子、置換
又は無置換の低級アルキル基あるいは置換又は無置換の
ベンジル基を表わし、R4,R5は水素原子、ハロゲン原
子、低級アルキル基あるいは低級アルコキシ基又はジ低
級アルキルアミノ基を表わす)を表わす。〕
【0092】
【化46】
【0093】(式中、R1,R2,R3,R4,R6は水素
原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、置換又は無置換のジ低級アルキルアミノ基又はジベ
ンジルアミノ基を表わし、R5は低級アルキル基又はベ
ンジル基を表わす。)
【0094】
【化47】
【0095】(式中、Arはナフタレン環、アントラセ
ン環、スチリル基及びそれらの置換体、あるいはピリジ
ン環、フラン環、チオフェン環を表わし、Rは低級アル
キル基又はベンジル基を表わす。)
【0096】
【化48】
【0097】(式中、R1は低級アルキル基、2−ヒド
ロキシエチル基又は2−クロロエチル基を表わし、R2
は低級アルキル基、ベンジル基又はフェニル基を表わ
し、R3は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ジ低級アルキルアミノ基又はニトロ
基を表わす。)
【0098】
【化49】
【0099】〔式中、R1は水素原子、低級アルキル
基、クロルエチル基又はヒドロキシエチル基を表わし、
2は水素原子又はハロゲン原子を表わし、R3は低級ア
ルキル基、ジ低級アルキルアミノ基、ジアリールアミノ
基、置換又は無置換のスチリル基、置換又は無置換の芳
香環残基(芳香環又はベンゼン環、ナフタレン環、アン
トラセン環等)、置換又は無置換の複素環残基(複素環
はピリジン環、キノキサリン環、カルバゾール環等)を
表わす。〕
【0100】
【化50】
【0101】〔式中、R1は低級アルキル基を表わし、
2は低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ基、ジア
リールアミノ基、置換又は無置換のスチリル基、置換又
は無置換の芳香環残基(芳香環はベンゼン環、ナフタレ
ン環、アントラセン環等)、置換又は無置換の複素環残
基(複素環はピリジン環、キノキサリン環、カルバゾー
ル環等)を表わす。〕
【0102】
【化51】
【0103】(式中、R1,R2は同一でも異なっていて
もよく、水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ低級ア
ルキル基、クロル低級アルキル基、アルキルの炭素数1
〜2のアシル基、アルキルの炭素数5〜6のシクロアル
キル基、あるいは置換又は非置換のアラルキル基を表わ
す。)
【0104】
【化52】
【0105】(式中、R1,R3及びR4は水素原子、ア
ミノ基、アルコキシ基、チオアルコキシ基、アリールオ
キシ基、メチレンジオキシ基、置換もしくは無置換のア
ルキル基、ハロゲン原子又は置換もしくは無置換のアリ
ール基を、R2は水素原子、アルコキシ基、置換もしく
は無置換のアルキル基又はハロゲンを表わす。但し、R
1,R2,R3およびR4がすべて水素原子である場合は除
く。また、k,l,m及びnは1,2,3又は4の整数
であり、各々が2,3又は4の整数の時は前記R1
2,R3及びR4は同一でも異なっていてもよい。) A−CH2CH2−Ar1−CH2CH2−A 〔上式中、Ar1は置換もしくは無置換の芳香族炭化水
素基または複素環基を表わし、Aは置換もしくは無置換
のN−置換カルバゾリル基または
【0106】
【化53】
【0107】(ただし、Ar2は置換もしくは無置換の
芳香族炭化水素基または複素環基であり、R1及びR2
置換もしくは無置換のアルキル基、または置換もしくは
無置換のアリール基である)を表わす〕
【0108】
【化54】
【0109】(式中、R1は水素原子、アルキル基、ア
ルコキシ基、アリールオキシ基、ジアルキルアミノ基、
ジアリールアミノ基、またはハロゲン原子を、R2及び
3は置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは
無置換のアリール基を、Arは芳香族炭化水素基または
複素環基を、nは1または2の整数を表わす。)
【0110】
【化55】
【0111】(式中、R1及びR2は水素原子、アミノ
基、置換もしくは無置換のジアルキルアミノ基、アルコ
キシ基、チオアルコキシ基、アリールオキシ基、置換も
しくは無置換のアルキル基、ハロゲン原子、置換もしく
は無置換のアリール基を、R3及びR4は水素原子、アル
コキシ基、置換もしくは無置換のアルキル基又はハロゲ
ン原子を表わす。Arは、置換もしくは無置換の単環芳
香族炭化水素基、置換もしくは無置換の非縮合多環芳香
族炭化水素基又は置換もしくは無置換の複素環基を表わ
す。)
【0112】
【化56】
【0113】〔上式中、AはN−置換カルバゾリル基又
【0114】
【化57】
【0115】(ただし、Arは芳香族炭化水素基または
複素環基であり、R1及びR2は置換もしくは無置換のア
ルキル基、または置換もしくは無置換のアリール基であ
る)、Rはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子の
いずれかでありnは0〜4の整数であり、n≧2ではR
は同種でも異種でもよい。〕
【0116】
【化58】
【0117】〔式中、Aは9−アントリル基、置換又は
無置換のN−置換カルバゾリル基、N−置換フェノチア
ジニル基又は
【0118】
【化59】
【0119】(式中Arは置換又は無置換のアリーレン
基を表わし、R1及びR2は置換又は無置換のアルキル
基、置換又は無置換のアラルキル基、置換又は無置換の
アリール基を表わす)を表わし、Rは水素原子、置換又
は無置換のアルキル基、置換又は無置換のアラルキル基
又は置換又は無置換のアリール基を表わす。mは2〜8
の整数を表わす。nは0又は1の整数を表わす。〕
【0120】
【化60】
【0121】〔式中、Aは9−アントリル基、置換又は
無置換のN−置換カルバゾリル基、N−置換フェノチア
ジニル基又は
【0122】
【化61】
【0123】(式中Arは置換又は無置換のアリーレン
基を表わし、R1及びR2は置換又は無置換のアルキル
基、置換又は無置換のアラルキル基、置換又は無置換の
アリール基を表わす)を表わし、Rは水素原子、置換又
は無置換のアルキル基、置換又は無置換のアラルキル基
又は置換又は無置換のアリール基を表わす。nは0〜8
の整数を表わす。〕
【0124】
【化62】
【0125】(式中、R1,R2,R3,R4及びR5は水
素原子、アルキル基、アルコキシ基又はハロゲン原子で
あり、これらは同一でも異なっていてもよい。)
【0126】
【化63】
【0127】(式中、R1及びR2は置換もしくは無置換
のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基を表わ
し、R1及びR2のうち少なくとも1つは置換又は無置換
のアリール基を表わす。)
【0128】
【化64】
【0129】(式中、R1,R2は置換もしくは無置換の
アルキル基、置換もしくは無置換のアリール基を表わ
し、R1,R2が同一でも異なっていてもよい。R3,R4
は水素元素、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子
を表わし、又、mは1,2,3のnは1,2,3,4の
整数であり、m,nが各々複数の場合、R3,R4は同一
でも異なっていてもよい。)
【0130】
【化65】
【0131】(式中mは0又は1の整数であり、m=1
のときXは酸素原子、硫黄原子、
【0132】
【化66】
【0133】−CH2−,−CH2CH2−または−CH
=CH−を表わし、R1およびR2はアルキル基、アラル
キル基、炭素環式芳香族基または複素環基を表わす。ま
たR3及びR4は水素原子、アルキル基、アルコキシ基ま
たはハロゲン原子を表わす。Arは炭素環式芳香族基ま
たは複素環基を表わす。nは0又は1の整数である。R
3はXと共同でベンゼン環を形成してもよい。)
【0134】
【化67】
【0135】(式中Arは置換もしくは無置換のビフェ
ニレン基を表わし、R1,R2及びR3は、水素原子、ハ
ロゲン原子、シアノ基、又は置換基を有してもよいアル
キル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルメ
ルカプト基、メチレンジオキシ基、メチレンジチオ基、
アリール基を表わし、R1,R2及びR3はそれぞれ同一
でも異なっていてもよい。またl,m,nは1〜5の整
数を表わし、各々が2〜5の整数の時は前記R1,R2
びR3は同一でも異なっていてもよい。)
【0136】
【化68】
【0137】(式中、Arはフェニレン基又はビフェニ
レン基を、R1及びR2は置換もしくは無置換のアルキル
基又は置換もしくは無置換のアリール基を、nは1〜4
の整数を表わす。)
【0138】
【化69】
【0139】(式中、A1,A2は置換もしくは無置換の
アルキル基又は置換もしくは無置換のアリール基を表わ
し、それぞれ同一でも異なっていてもよい。Arは置換
又は無置換の縮合多環式炭化水素基を表わす。)
【0140】
【化70】
【0141】(式中、R1,R2は置換もしくは無置換の
アルキル基、置換もしくは無置換のアリール基を、nは
1又は2の整数を表わす。R3は水素原子、置換もしく
は無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール
基を、R4及びR6は水素原子、アミノ基、アルコキシ
基、チオアルコキシ基、アリールオキシ基、置換もしく
は無置換のアルキル基、ハロゲン原子を表わす。また、
mは1,2,3の整数を、lは1,2,3,4の整数を
表わし、R4及びR5はm,lが2以上の整数の時は同一
でも異なってもよい。)
【0142】
【化71】
【0143】(式中、R1は置換又は無置換のアルキル
基、置換又は無置換のアリール基を表わす。nは1,
2,3,4の整数を表わし、mは4−nの整数を表わ
す。mが2以上の場合R1は同一でも異なってもよい。
2,R3,R4は水素原子、アミノ基、アルコキシ基、
チオアルコキシ基、アリールオキシ基、メチレンジオキ
シ基、置換又は無置換のアルキル基、ハロゲン原子、置
換又は無置換のアリール基を表わす。またhは1,2,
3,4の整数を、k,lは1,2,3,4,5の整数を
表わし、h,k,lが2以上の場合R2,R3,R4は同
一でも異なっていてもよい。)
【0144】
【化72】
【0145】(式中、A1は置換もしくは無置換の芳香
族炭化水素基を、A2は置換もしくは無置換のアルキル
基又はアリール基を、A3は水素原子、置換もしくは無
置換のアルキル基又はアリール基を表わす。m及びnは
1もしくは2の整数であり、m+n=3である。但しm
又はnが2のとき、A1,A3もしくはA2はそれぞれ同
一でも異なっていてもよい。)
【0146】
【化73】
【0147】(式中、R1及びR2は、置換もしくは無置
換のアルキル基又はアリール基を表わし、各々同一でも
異なっていてもよい。ただし、1,6−ジアミノピレン
化合物を除く)
【0148】
【化74】
【0149】(式中、R1,R2は置換もしくは無置換の
アルキル基又は置換もしくは無置換のアリール基を表わ
す。)これらの電荷輸送物質は、単独又は2種以上混合
して用いられる。バインダー樹脂としてはポリスチレ
ン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−
ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合
体、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリアリレート樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカー
ボネート、酢酸セルロース樹脂、エチルセルロース樹
脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポ
リビニルトルエン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ア
クリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン
樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂
等の熱可塑性または熱硬化性樹脂が挙げられる。溶剤と
してはテトラヒドロフラン、ジオキサン、トルエン、モ
ノクロルベンゼン、ジクロルエタン、塩化メチレンなど
が用いられる。
【0150】電荷輸送層17の厚さは5〜100μm程
度が適当である。また、本発明において電荷輸送層17
中に可塑剤やレベリング剤を添加してもよい。可塑剤と
しては、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレートな
ど一般の樹脂の可塑剤として使用されているものがその
まま使用でき、その使用量はバインダー樹脂に対して0
〜30重量%が適当である。レベリング剤としては、ジ
メチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオ
イルなどのシリコーンオイル類が使用され、その使用量
はバインダー樹脂に対して、0〜1重量%が適当であ
る。支持体11と電荷発生層15との間に設けられる下
引層13は本発明の効果を一層向上すると共に、接着性
を向上する目的で設けられ、その材料としてはSiO、
Al23、シランカップリング剤、チタンカップリング
剤、クロムカップリング剤等の無機材料やポリアミド樹
脂、アルコール可溶性ポリアミド樹脂、水溶性ポリビニ
ルブチラール、ポリビニルブチラール、PVA等の接着
性のよいバインダー樹脂などが使用される。その他、前
記接着性のよい樹脂にZnO,TiO2,ZnS等を分
散したものも使用できる。下引層の形成法としては無機
材料単独の場合はスパッタリング、蒸着等の方法が、ま
た有機材料を用いた場合は通常の塗布法が採用される。
なお下引層の厚さは5μm以下が適当である。
【0151】保護層19は感光体の表面保護の目的で設
けられ、これに使用される材料としてはABS樹脂、A
CS樹脂、オレフィン〜ビニルモノマー共重合体、塩素
化ポリエーテル、アリル樹脂、フェノール樹脂、ポリア
セタール、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアクリ
レート、ポリアリルスルホン、ポリブチレン、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエーテル
スルホン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリイミド、アクリル樹脂、ポリメチルペンデン、
ポリプロピレン、ポリフェニレンオキシド、ポリスルホ
ン、ポリスチレン、AS樹脂、ブタジエン−スチレン共
重合体、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、エポキシ樹脂等の樹脂が挙げられる。保護層に
はその他、耐摩耗性を向上する目的でポリテトラフルオ
ロエチレンのような弗素樹脂、シリコーン樹脂、及びこ
れら樹脂に酸化チタン、酸化錫、チタン酸カリウム等の
無機材料を分散したもの等を添加することができる。保
護層の形成法としては通常の塗布法が採用される。なお
保護層の厚さは0.5〜10μm程度が適当である。更
に本発明では電荷輸送層17と保護層19との間に別の
中間層(図示せず)を設けることも可能である。
【0152】
〔電荷発生層塗工液〕
下記構造式の電荷発生物質 2部
【0153】
【化75】
【0154】 下記構造の一般式(I)の化合物 0.1部
【0155】
【化76】
【0156】 ポリビニルブチラール樹脂〔電気化学工業(株)製デンカブチ ラール#4000−1〕 0.4部 シキロヘキサノン 100部 2−ブタノン 30部 〔電荷輸送層塗工液〕 下記構造式の電荷輸送物質 9部
【0157】
【化77】
【0158】 ポリカーボネート〔帝人化成(株)製パンライトL−1250〕 10部 テトラヒドロフラン 81部 実施例2 実施例1と同じ支持体上に、下記組成の下引層塗工液、
電荷発生層塗工液及び電荷輸送層塗工液を順次塗布、乾
燥して、各々0.3μmの下引層、0.2μmの電荷発
生層及び20μmの電荷輸送層を形成し、本発明の電子
写真感光体を作成した。 〔下引層塗工液〕 水溶性ポリビニルブチラールの25%水溶液〔積水化学工業(株) 製エスレックW−201〕 50部 水 150部 メタノール 200部 〔電荷発生層塗工液〕 下記構造式の電荷発生物質 2部
【0159】
【化78】
【0160】 下記構造式一般式(I)の化合物 1.8部
【0161】
【化79】
【0162】 シクロヘキサノン 200部 2−ブタノン 140部 〔電荷輸送層塗工液〕 下記構造式の電荷輸送物質 10部
【0163】
【化80】
【0164】 ポリカーボネート〔帝人化成(株)製パンライトK−1300〕 10部 テトラヒドロフラン 75部 実施例3 ハステロイ導電層を設けたポリエチレンテレフタレート
フィルム上に、下記組成の下引層塗工液、電荷発生層塗
工液及び電荷輸送層塗工液を順次塗布、乾燥して、各々
2μmの下引層、0.3μmの電荷発生層及び18μm
の電荷輸送層を形成し、本発明の電子写真感光体を作成
した。 〔下引層塗工液〕 二酸化チタン 10部 ポリエステル〔東洋紡績(株)製バイロン200〕 1部 トルイレン−2,4−ジイソシアネート 0.2部 2−ブタノン 100部 4−メチル−2−ペンタノン 70部 〔電荷発生層塗工液〕 下記構造式の電荷発生物質 2部
【0165】
【化81】
【0166】 下記構造式一般式(I)の化合物 2部
【0167】
【化82】
【0168】 ポリビニルブチラール(UCC製XYHL) 4部 シクロヘキサノン 300部 テトラヒドロフラン 120部 〔電荷輸送層塗工液〕 下記構造式の電荷輸送物質 8部
【0169】
【化83】
【0170】 ポリアリレート〔ユニチカ(株)製U−100〕 10部 テトラヒドロフラン 82部 実施例4 厚さ0.2mmのアルミニウム板上に、下記組成の電荷
発生層塗工液を順次塗布、乾燥して、各々0.2μmの
電荷発生層及び17μmの電荷輸送層を形成し、本発明
の電子写真感光体を作成した。 〔電荷発生層塗工液〕 下記構造式の電荷発生物質 3部
【0171】
【化84】
【0172】 下記構造式一般式(I)の化合物 1部
【0173】
【化85】
【0174】 ポリエステル〔東洋紡機(株)製バイロン300) 0.4部 テトラヒドロフラン 200部 〔電荷輸送層塗工液〕 下記構造式の電荷輸送物質 10部
【0175】
【化86】
【0176】 ポリカーボネート〔GE社製レキサン−141〕 10部 塩化メチレン 100部 実施例5 厚さ0.1mmの電鋳ニッケル板上に下記組成の下引層
塗工液、電荷発生層塗工液、電荷輸送層塗工液及び保護
層塗工液を順次塗布、乾燥して、各々0.3μmの下引
層、0.2μmの電荷発生層、18μmの電荷輸送層及
び3μmの保護層を形成し、本発明の電子写真感光体を
作成した。 〔下引層塗工液〕 ポリビニルアルコール〔電気化学工業(株)製デンカポバール H−20〕 2部 水 100部 メタノール 100部 〔電荷発生層塗工液〕 下記構造式の電荷発生物質 5部
【0177】
【化87】
【0178】 下記構造式一般式(I)の化合物 8部
【0179】
【化88】
【0180】 ポリサルホン〔日産化学(株)製P−1700〕 0.5部 シクロヘキサノン 400部 テトラヒドロフラン 250部 〔電荷輸送層塗工液〕 下記構造式の電荷輸送物質 9部
【0181】
【化89】
【0182】 ポリカーボネート〔帝人化成(株)製パンライトK−1300〕 10部 塩化メチレン 80部 〔保護層塗工液〕 スチレン〜メチルメタクリレート〜3−メタクリロキシプロピ ルトリメトキシシラン共重合体 80部 酸化錫 80部 トルエン 170部 2−ブタノン 100部 実施例6 実施例4と同じ支持体上に、下記組成の下引層塗工液、
電荷発生層塗工液及び電荷輸送層塗工液を順次塗布、乾
燥して、各々2μmの下引層、0.4μmの電荷発生層
及び22μmの電荷輸送層を形成し、本発明の電子写真
感光体を作成した。 〔下引層塗工液〕 二酸化チタン 6部 ポリビニルブチラール〔積水化学工業(株)製エスレックBL −1〕 10部 2−ブタノン 50部 酢酸エチル 50部 〔電荷発生層塗工液〕 下記構造式の電荷発生物質 2部
【0183】
【化90】
【0184】 下記構造式一般式(I)の化合物 0.4部
【0185】
【化91】
【0186】 ポリエステル〔東洋紡績(株)製バイロン200〕 2部 トルイレン−2,4−ジイソシアネート 0.1部 テトラヒドロフラン 200部 4−メチル−2−ペンタノン 200部 〔電荷輸送層塗工液〕 下記構造式の電荷輸送物質 10部
【0187】
【化92】
【0188】 ポリカーボネート〔三菱瓦斯化学(株)製ポリカーボネートZ〕 12部 塩化メチレン 70部 1,2−ジクロロエタン 30部 実施例7 φ60のAl円筒状支持体上に下記組成の電荷発生層塗
工液、電荷輸送層塗工液及び保護層塗工液を順次、塗
布、乾燥して各々0.2μmの電荷発生層、20μmの
電荷輸送層及び5μmの保護層を形成し、本発明の電子
写真感光体を作成した。 〔電荷発生層塗工液〕 下記構造式の電荷発生物質 1部
【0189】
【化93】
【0190】 下記構造式一般式(I)の化合物 2部
【0191】
【化94】
【0192】 シクロヘキサノン 70部 4−メチル−2−ペンタノン 80部 〔電荷輸送層塗工液〕 下記構造式の電荷輸送物質 7部
【0193】
【化95】
【0194】 ポリカーボネート〔帝人化成(株)製パンライトC−1400〕 80部 塩化メチレン 部 〔保護層塗工液〕 スチレン〜メチルメタクリレート〜2−ヒドロキシエチルメタ クリレート〜トリフロロエチルメタクリレート共重合体 70部 導電性酸化チタン 80部 トルエン 220部 n−ブタノール 60部 実施例8 φ80のAl円筒状支持体上に下記組成の電荷発生層塗
工液、電荷輸送層塗工液を順次、塗布、乾燥して各々
0.2μmの電荷発生層、19μmの電荷輸送層を形成
し、本発明の電子写真感光体を作成した。 〔電荷発生層塗工液〕 下記構造式の電荷発生物質 2部
【0195】
【化96】
【0196】 下記構造式一般式(I)の化合物 1部
【0197】
【化97】
【0198】 ポリビニルブチラール〔積水化学工業(株)製エスレックBM −S〕 1部 トルイレン−2,4−ジイソシアネート ? 部 シクロヘキサノン 80部 2−ブタレン 120部 〔電荷輸送層塗工液〕 下記構造式の電荷輸送物質 7部
【0199】
【化98】
【0200】 ポリエステル〔東洋紡績(株)製バイロン200〕 10部 テトラヒドロフラン 80部 比較例1〜8 以上のように作成した実施例1〜8の感光体において、
各々の電荷発生層に一般式(I)の化合物を含有させな
い他はすべて実施例1〜8と同様にして感光体を形成
し、比較例1〜8の感光体とした。以上の各感光体の特
性を静電複写紙試験装置(川口電機製作所製SP−42
8型)を用いて次のように評価した。まず、−6.3k
Vの放電電圧にてコロナ帯電を15秒間行い、次いで暗
減衰させて表面電位が−800Vになったところで6.
5luxのタングステン光を照射した。この時の帯電開
始後1.5秒及び15秒の表面電位V1.5(V)、V15
(V)また光照射の際、表面電位が−400Vになるの
に必要な露光量E400(lux・sec)を測定した。
更にこの感光体に色温度2856°Kのタングステン光
を13000lux・sec照射して光疲労させた後、
再び前記と同様にしてV1.5,V15,E400を測定した。
評価結果を表7に示す。
【0201】
【表7】
【0202】比較例9〜12 実施例1において(I)式の化合物の代りに9−フェニ
ルカルバゾールを用いた以外は同様にして、比較例9の
感光体を作製した。実施例2において(I)式の化合物
の代りにヘキサメチレンジアミンを用いた以外は同様に
して、比較例10の感光体を作製した。実施例3におい
て(I)式の化合物の代りに下記構造の化合物を用いた
以外は同様にして、比較例11の感光体を作製した。
【0203】
【化99】
【0204】実施例4において(I)式の化合物の代り
に下記構造の化合物を用いた以外は同様にして、比較例
12の感光体を作製した。
【0205】
【化100】
【0206】測定結果を表9に示す。
【0207】
【表9】
【0208】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば電荷発生
層中に一般式〔I〕で示される化合物を含有させること
により、高感度を有する積層型有機電子写真感光体の繰
返し使用後の帯電電位の立上りの遅れを防ぐことが可能
となる。すなわち、複写機、プリンター等の画像濃度低
下、画像濃度ムラ、カブリあるいは反転現像時において
は地肌汚れのない良好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一態様の電子写真感光体の模式断面
図。
【図2】本発明の他の態様の電子写真感光体の模式断面
図。
【図3】本発明の他の態様の電子写真感光体の模式断面
図。
【図4】本発明の他の態様の電子写真感光体の模式断面
図。
【符号の説明】
11 導電性支持体 13 下引層 15 電荷発生層 17 電荷輸送層 19 保護層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に少なくとも電荷発生層
    と電荷輸送層を順次積層してなる電子写真感光体におい
    て、該電荷発生層中に下記一般式(I)で示される化合
    物を含有させたことを特徴とする電子写真感光体。 【化1】 (式中mは0又は1の整数であり、m=1のときXは酸
    素原子、硫黄原子、 【化2】 −CH2−,−CH2CH2−または−CH=CH−を表
    わし、R1およびR2はアルキル基、アラルキル基、炭素
    環式芳香族基または複素環基を表わす。またR3及びR4
    は水素原子、アルキル基、アルコキシ基またはハロゲン
    原子を表わす。Arは炭素環式芳香族基または複素環基
    を表わす。nは0又は1の整数である。R3はXと共同
    でベンゼン環を形成してもよい。)
  2. 【請求項2】 電荷発生層に含有される電荷発生物質が
    アゾ顔料であることを特徴とする請求項1記載の電子写
    真感光体。
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