JPH07120795A - 半導体光マトリックススイッチ - Google Patents

半導体光マトリックススイッチ

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JPH07120795A
JPH07120795A JP26680693A JP26680693A JPH07120795A JP H07120795 A JPH07120795 A JP H07120795A JP 26680693 A JP26680693 A JP 26680693A JP 26680693 A JP26680693 A JP 26680693A JP H07120795 A JPH07120795 A JP H07120795A
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optical
semiconductor
waveguide
matrix switch
light
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Application number
JP26680693A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kasatani
和生 笠谷
Osamu Mitomi
修 三冨
Haruhiko Tsuchiya
治彦 土屋
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号光の消光特性の劣化を低減すると共に、
信号光の偏波方向に依存しない半導体光マトリックスス
イッチを提供すること。 【構成】 光の入射端に光ファイバ結合用のモードサイ
ズ変換導波路11a,11bを設け、半導体増幅器12
a,12bを介して分岐導波路13a,13b、に接続
する。分岐導波路から吸収型光変調器14a〜14dを
介して合波導波路15a,15bに接続し、これらを半
導体基板上に形成して2×2光マトリックススイッチを
構成する。さらに、モードサイズ変換導波路の形状を光
の入射方向に向かって横幅が徐々に狭くなるテーパ状に
形成すると共に、同様に半導体増幅器の形状を光の伝搬
方向に対して横幅のみをテーパ状に形成する。 【効果】 光入射端での結合散乱光成分が低減され、S
/N比の低下が低減されると共に、入射偏波方向による
利得変動が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光の伝送路を切り替え
る半導体光マトリックススイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の光通信システムの発展、実用化に
伴い、伝送される情報量が増大しつつある。そのような
中、光伝送システムにおいて、多数の光伝送路の接続を
任意に、しかも高速に切り替える光マトリックススイッ
チが必要とされている。
【0003】光マトリックススイッチの構成としては、
広帯域信号が扱え、さらに放送モード機能を持ち、マト
リックス規模が簡単に拡大できるという点で、光分岐回
路と光ゲートスイッチ及び合波回路から構成される分岐
合波型光マトリックススイッチが優れているものとして
評価されている。このタイプの光マトリックススイッチ
として、ゲート素子に半導体レーザを用いるものが報告
され、例えば、昭和60年度電子通信学会予稿集、姫野
等、S7−3、p.1−345頁に記載されたような、
石英系導波路回路に半導体レーザをハイブリッド接続し
て光マトリックススイッチを構成したものが知られてい
る。
【0004】しかし、半導体レーザを用いた分岐ゲート
型光マトリックススイッチはスイッチ自身が利得を持つ
ので、回路内の導波損失を補償できるという利点はある
が、スイッチ動作の高速化が難しいとういう問題点があ
る。また、より高速化を目指し、ゲート素子に電界印加
型吸収変調器を使用する光マトリックススイッチが提案
されている(特開平4−155309号公報)。
【0005】一方、方向性結合器を用いた半導体光マト
リックスイッチもGaAs、InP系において数多く報
告されている(例えば、浜本等、1991年電子情報通
信学会春季全大予稿集c−225に記載される)。この
タイプのスイッチは回路内損失が少なく、ノイズも少な
いことから、スイッチ構成として理想的な光マトリック
ススイッチを構成することできる。しかし、半導体を用
いてスイッチを構成する場合には、ポケルス効果或いは
量子閉じ込めシュタルク効果等を用いてその変調動作を
行うため、通常の<1,0,0>面の基板材料から製作
される素子ではTE偏波の光しか変調できず、偏波依存
性が大きいという問題点がある。また、方向性結合器を
半導体で構成するので、材料の屈折率波長分散の影響が
大きく、微小な波長変動でも結合長が異なってしまう。
そのため、使用波長帯域が狭いなどの問題点がある。
【0006】このため、半導体の光マトリックススイッ
チは、その高速性から非常に期待は大きいものの、偏波
依存性、波長依存性等に関する問題点があり、実際の機
能デバイスとして利用されることは少ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】分岐合波型半導体光マ
トリックススイッチは、波長依存性が少なく、容易に規
模拡大が可能であるが、分岐の際に−3dB、合波(合
流)の際に−3dBの損失を伴うために、多段に接続す
る場合には、損失が大きくなり、信号交換特性を大幅に
劣化させてしまうという問題点がある。このため、前述
した分岐或いは合波を行う回路では、回路内部に半導体
増幅器を集積し、分岐、合波によって失う光出力を回復
或いは補償しなくてはならない。しかしながら、半導体
増幅器を用いると、信号光の消光特性(S/N比)が劣
化してしまうし、入射される信号光の偏波方向によって
増幅器の増幅率及び吸収変調器の吸収係数が異なるとい
った問題を抱えている。
【0008】また、この種の回路マトリックスは各ゲー
ト素子に電極が多く設けられているため、制御系が複雑
になりやすい。加えて、スイッチを動作させるためには
高周波コネクタを接続しなくてはならないので、コネク
タ接続用の取出し電極を数多く設けなくてはならない等
の問題点があった。
【0009】さらに、n×n光マトリックススイッチは
多数の光ファイバ入射端を持つことから、光ファイバア
レイ素子等との接続を行わなればならない。しかし、光
回路を構成する光導波路構造は、そのほとんどが通常の
サイズの埋め込み型構造か、ストリップ装荷型導波路構
造、或いはリッジ型構造であるため、光ファイバとの結
合に際して損失や散乱が多く、各接続点における結合効
率が変動してしまう。このため、光回路を通過する光出
力が入射ポートによって異なる等の問題点があり、良好
な素子特性を得ることができず、光ファイバとの結合を
前提とした半導体光マトリックススイッチはその回路構
成が非常に難しかった。
【0010】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、信号
光の消光特性の劣化を低減すると共に、信号光の偏波方
向に依存しない半導体光マトリックススイッチを提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、請求項1では、半導体基板上に形成さ
れ、第1の光入射端に続く第1の分岐回路により第1の
光導波路及び第2の光導波路に分岐し、第2の光入射端
に続く第2の分岐回路により第3の光導波路及び第4の
光導波路に分岐し、前記第1の光導波路と第3の光導波
路が第1の合波回路により合波して第1の光出射端に連
なり、前記第2の光導波路と第4の光導波路が第2の合
波回路により合波し第2の光出射端に連なると共に、前
記第1乃至第4の各光導波路にスイッチ部が介在されて
なる2×2の半導体光マトリックススイッチにおいて、
前記第1及び第2の分岐回路の前段に配置された複数の
半導体増幅器を設けると共に、前記スイッチ部として吸
収型変調器を用いた半導体マトリックススイッチを提案
する。
【0012】また、請求項2では、請求項1記載の半導
体マトリックススイッチにおいて、前記半導体基板上に
形成され前記光入射端と前記半導体増幅器とを連結する
モードサイズ変換用の光導波路を設けると共に、該光導
波路の幅を前記光入射端に向ってテーパ状に狭く形成し
た半導体光マトリックススイッチを提案する。
【0013】また、請求項3では、請求項2記載の半導
体マトリックススイッチにおいて、前記モードサイズ変
換用の光導波路の導波路コア層は導波路ガイド層の幅の
みを狭くした横幅テーパ構造とInGaAsPエッチン
グストップ層によって構成される半導体光マトリックス
スイッチを提案する。
【0014】また、請求項4では、請求項1、2又は3
記載の半導体マトリックススイッチにおいて、前記半導
体増幅器の活性層が光導波路コア層の上部に積層されて
形成され、該活性層の幅が入射端と出射端の両方に向っ
てテーパ状に狭く形成されている半導体光マトリックス
スイッチを提案する。
【0015】また、請求項5では、請求項1,2,3又
は4記載の半導体マトリックススイッチにおいて、前記
第1の導波路と第4の導波路に配置された吸収型変調器
の電極を共通とし、前記第2の導波路と第3の導波路に
配置された吸収型変調器の電極を共通とした半導体マト
リックススイッチを提案する。
【0016】さらに、請求項6では、請求項1、2、
3、4又は5に記載の2×2の半導体光マトリックスス
イッチを多段に接続してなるn×nの半導体光マトリッ
クススイッチを提案する。
【0017】
【作用】本発明の請求項1によれば、第1及び第2の分
岐回路のそれぞれの前段に半導体増幅器が設けられると
共に、スイッチ部として吸収型変調器が用いられるの
で、分岐・合波による損失が前記半導体増幅器によって
補われると共に、増幅による信号光のS/N比の低下が
低減される。即ち、回路内損失により信号光強度が低下
してから増幅したのでは、半導体増幅器から放射される
ショットノイズ、自然放出光ノイズ等のノイズが信号光
に加わり、これらのノイズに信号光が隠れる割合が増え
てしまうが、信号光に損失を与える以前に増幅を行って
いるので、前記ノイズに信号光が隠れる割合が低減され
る。さらに、例えば前記吸収型光変調器にバルクのIn
GaAsP素材を吸収層として用い、フランツ−ケルデ
ィッシュ効果によって吸収変調することで、偏波方向に
よる吸収効率の変化が低減される。
【0018】また、請求項2によれば、半導体基板上に
光入射端と前記半導体増幅器とを連結するモードサイズ
変換用の光導波路が設けられると共に、該光導波路の幅
は前記光入射端に向ってテーパ状に狭く形成される。こ
れにより、光入射端における結合散乱光成分が低減され
る。
【0019】また、請求項3によれば、前記モードサイ
ズ変換用の光導波路の導波路コア層は導波路ガイド層の
幅のみを狭くした横幅テーパ構造と例えば素子製作の段
階で形成されるInGaAsPエッチングストップ層に
よって構成され、前記エッチングストップ層が前記モー
ドサイズ変換用の光導波路の一部に取り入れられるの
で、クラッド層となる前記エッチングストップ層等の屈
折率制御を行う必要がなくなる。
【0020】また、請求項4によれば、前記半導体増幅
器の活性層が光導波路コア層の上部に積層されて形成さ
れた装荷型とされ、該活性層の幅が入射端と出射端の両
方に向ってテーパ状に狭く形成される。これにより、再
現性の低い再成長を利用した付き合わせ型を用いる必要
がなく、広い面積に亙り、光結合率、利得等の素子間の
バラツキを小さくできると共に、前記活性層と光導波路
コア層との結合率が増加して伝搬損失が低減され、基板
からの放出光成分が低減される。
【0021】また、請求項5によれば、第1の導波路と
第4の導波路に配置された吸収型変調器の電極が共通と
され、第2の導波路と第3の導波路に配置された吸収型
変調器の電極が共通とされるので、電極数が従来と比べ
て半減される。
【0022】また、請求項6によれば、請求項1、2、
3、4又は5に記載の2×2の半導体光マトリックスス
イッチが多段に接続されてn×nの半導体光マトリック
ススイッチが構成される。
【0023】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は、一実施例の2×2の半導体光マトリッ
クススイッチを示す構成図であり、本構成の光マトリッ
クススイッチを多段に接続することにより、図2に示す
n×nの光マトリックススイッチを容易に構成すること
ができる。
【0024】図1において、1は2×2の半導体光マト
リックススイッチ(以下、マトリックススイッチと称す
る)で、光ファイバ結合用のモードサイズ変換導波路
(以下、変換導波路と称する)11a,11b、半導体
増幅器12a,12b、分岐導波路13a,13b、吸
収型光変調器(以下、光変調器と称する)14a〜14
d、合波導波路15a,15bから構成されている。
【0025】半導体増幅器12aは一方の変換導波路1
1aの出射端と分岐導波路13aの入力端との間に介在
され、半導体増幅器12bは他方の変換導波路11bの
出射端と分岐導波路13bの入力端との間に介在されて
いる。
【0026】また、分岐導波路13aの一方の出射端と
合波導波路15aの一方の入射端は光導波路16aによ
って接続され、分岐導波路13bの一方の出射端と合波
導波路15bの一方の入射端は光導波路16bによって
接続されている。さらに、分岐導波路13aの他方の出
射端と合波導波路15bの他方の入射端は光導波路16
cによって接続され、分岐導波路13bの他方の出射端
と合波導波路15aの他方の入射端は光導波路16dに
よって接続されている。また、各光導波路16a〜16
dには光変調器14a〜14dが介在して設けられてい
る。
【0027】前述した構成よりなるマトリックススイッ
チにおける動作は、一方の変換導波路11a側から入射
する信号光I1が変換導波路11aにより半導体増幅器
12aに結合され、半導体増幅器12aによって約10
dB増幅されて分岐導波路13aに伝搬される。分岐導
波路13aでは、信号光I1を光導波路16aと光導波
路16cにそれぞれ50%ずつ光強度を分配し、光変調
器14a及び14cに入射する。
【0028】また、他方の変換導波路11b側から入射
された信号光I2は、同様に変換導波路11b、半導体
増幅器12bを経て、分岐導波路13bに至り、該分岐
導波路13bで光導波路16b及び16dに光強度を2
分して伝搬され、分波光はそれぞれ光変調器14b、1
4dに入射される。
【0029】通常、光変調器14aと14bの電極を同
一にし、また光変調器14cと14dの電極を同一に構
成することにより、信号光(入射光)I1,I2の光伝
送路の切替えにおいて同期反転動作を簡単に行うことが
できる。即ち、信号光I1,I2は光変調器14a及び
14bがオン状態で且つ光変調器14c及び14dがオ
フ状態のときに、それぞれ光導波路16a,16bを伝
搬し、合波導波路15a,15bを経てそれぞれ出射光
O1,O2となる。
【0030】また、光変調器14a及び14bがオフ状
態で且つ光変調器14c,14dがオン状態のときに、
信号光I1は光導波路16cを伝搬して合波導波路部1
5bに至り、出射光O2として出射する。さらに、信号
光I2は光導波路16dを伝搬して合波導波路15aに
至り、出射光O1として出射する。これにより、2×2
のスイッチング動作を行うことができる。
【0031】このとき、信号光I1,I2は分岐導波路
13a,13bにおいて50%の光を失い、再び、合波
導波路15a,15bでも50%の光を失う。このた
め、信号光を損失なく光マトリックススイッチ内を通過
させるために、回路内に集積した半導体増幅器13a,
13bは6dB以上の増幅率に設定されている。
【0032】次に、前述した光マトリックススイッチ素
子の構造及び製作方法について説明する。図3は2×2
の光マトリックススイッチ素子の鳥瞰図である。図にお
いて、20は光マトリックススイッチ素子本体(以下、
素子本体と称する)で、モードサイズ変換導波路領域2
1a,21b、増幅器領域22a,22b、分岐導波路
領域23a,23b、吸収型光変調器領域(以下、変調
器領域と称する)24a〜24d、合波導波路領域25
a,25b、出射導波路領域26a,26bから構成さ
れている。
【0033】以下、それぞれの工程における素子構成を
図4乃至図16の概略構成図に示し、これらに基づいて
製作方法を説明する。まず、素子製作に当たっては、図
4に示すようにn型半導体基板301の上面に、半導体
基板301よりもドーピング濃度の低いn型のInP層
302、吸収層及び導波路層となるInGaAsP
(1.42μm組成)層303、InPエッチングスト
ップ層304、InGaAsP(1.55μm組成)活
性層又は引っ張り歪み量子井戸構造の活性層305、I
nGaAsP(1.3μm組成)のガイド層306、p
型のInP層307を、記述の順に有機金属気相成長法
(以下、MOVPE法と称する)によって成長させる。
続いて、半導体増幅器12a,12bとなる領域の上部
にマグネトロンスパッタ法により形成した酸化硅素膜3
08をエッチングマスクとして配置する。
【0034】次に、図5に示すように、酸化硅素膜30
8をマスクにして、その他の領域をドライエッチング、
又は塩酸系或いは硫酸系のウエットエッチングを交互に
行うことによってInPエッチングストップ層304の
上部まで、活性層305、ガイド層306、InP層3
07をエッチングする。このときInPエッチングスト
ップ層304、活性層305及びガイド層306は、図
6に示すように光の伝搬方向に300μmに亙って横幅
のみをテーパ構造にした形状にする。
【0035】次いで、図7に示すように、モードサイズ
変換導波路領域21a,21bにのみ光入射位置に向か
って幅が2μmから0.3μmへと狭くなるようにレジ
ストによりパターニングし、ドライエッチングによっ
て、InGaAsP層303、InPエッチングストッ
プ層304、及びInP層302の一部までエッチング
する。続いて、レジストパターンを完全に除去した後、
図8に示すように、ノンドープInP層309と0.0
5μm厚の薄いInGaAsP(1.3μm組成)エッ
チングストップ層310並びに半絶縁InP(鉄イオン
ドープ)層311を記述の順に成長させる。
【0036】この成長では酸化硅素膜308を選択成長
マスクとして用いることができるため、図8に示すよう
に増幅器領域22a,22bには、ノンドープInP層
309、エッチングストップ層310及び半絶縁InP
層311は成長されない。続いて、図9に示すように、
レジストマスクを用いて、ゲート素子となる変調器領域
24a〜24dを幅10μm、長さ300μmに亙り、
塩酸:リン酸溶液によりエッチングする。この状態にお
けるひとつの光導波路に沿った断面構造を図10に示
す。
【0037】図9に示した工程におけるエッチングによ
り変調器領域24a〜24dにおける半絶縁InP層3
11がエッチングされ、エッチングストップ層310に
よってエッチングが止められている。このエッチング溶
液はInPは溶かすが、InGaAsPは溶かすことが
ないため、エッチングストップ層310によってエッチ
ングを止めることができる。
【0038】次に、変調器領域24a〜24dにおいて
表面に現れたエッチングストップ層310を硫酸と過酸
化水素と水の混合液で除去し、続いて、増幅器領域22
a,22bの酸化硅素膜308をフッ酸で除去した後、
図11に示すように、p型のInP層312とp型のI
nGaAsP層313を記述の順に成長させる。
【0039】この後、増幅器領域22a,22b及び変
調器領域24a〜24dのみにInGaAsP層313
を残し、他の領域のInGaAsP層313を除去す
る。InGaAsP層313を除去した後、図12に示
すように、酸化硅素膜314をマスクにして、モードサ
イズ変換導波路領域21a,21bはメサ幅15μm、
他の導波路回路領域は幅2μmでメサ型のエッチングを
行いInP層312を除去する。
【0040】最後にモードサイズ変換導波路領域21
a,21b以外の領域を、メサ構造を中心にしてメサの
両脇を幅5μmでエッチングして溝を形成し、図3に示
すような構造となし、このメサの両脇の溝をポリイミド
によって埋める。さらに、電極パッドを形成すると共に
電極分離を行い、半導体基板301の下面を研磨し、下
面全体にAuGeNiとAuからなる電極を形成するこ
とで素子を完成する。
【0041】このときの光の入射方向から見た素子断面
構造を図13乃至図14に示す。図13はモードサイズ
変換導波路領域21a,21bの断面図、図14は導波
路断面図、図15は変調器領域24a〜24dの断面
図、図16は増幅器領域22a,22bの断面図であ
る。これらの図において、315はポリイミドであり、
316は金属電極である。
【0042】光マトリックススイッチ内に半導体増幅器
12a,12bを集積する位置は、(a) 本実施例に示す
ような分岐導波路13a,13bの前段とする場合の他
に、(b) 光変調器14a〜14dの後段に設ける場合
と、(c) 合波導波路15a,15bの後段に設ける場合
が考えられる。図17は、これら3種の位置に半導体増
幅器12a,12bを集積して設けた場合におけるそれ
ぞれの出射信号光(方形パルス形状)の光強度を実験に
よって求めた結果を示している。図において、横軸は時
間を表し、縦軸は光強度を表している。
【0043】ここで、各場合における半導体増幅器12
a,12bの増幅率は同一値に設定し、導波路損失(分
岐、合波以外の吸収散乱損失)はそれぞれの場合におい
て一様とした。この実験結果から、半導体増幅器12
a,12bの増幅率が同一であるにもかかわらず、本実
施例の場合、即ち分岐導波路13a,13bの前段に半
導体増幅器12a,12bを集積して設けた場合が、信
号光のS/N比が最も良好であることがわかる。これ
は、回路内損失により、信号光強度が低下するにもかか
わらず、各増幅器12a,12bから、ショットノイ
ズ、自然放出光ノイズ等のノイズが一定量必ず加わるた
めであり、信号光の強度が低下してから増幅したので
は、これらのノイズに信号光が隠れる割合が増えること
を意味している。
【0044】この結果から、本実施例による分岐導波路
13a,13bの前段に半導体増幅器12a,12bを
集積して設ける回路構成は、光マトリックススイッチ素
子内部における信号光S/N比の向上に、効果があるこ
とがわかる。また、この効果は、図2に示したn×n光
マトリックススイッチにおいて信号光入射端に配置され
た2×2の光マトリックススイッチ1に限られる効果で
はない。入射端の光マトリックススイッチ1に続く後段
の光マトリックススイッチの接続段数は、前述した理由
による信号光S/N比低下のために制限されるが、本実
施例の位置に半導体増幅器を集積して設けた場合、約1
段分のS/N比の低下が低減できるため接続段数を拡大
することができる。このことは、光マトリックススイッ
チの構成上、非常に大きな効果である。
【0045】また、導波路層の上部に積層構造で集積す
る半導体増幅器12a,12bの活性層305及びガイ
ド層306は、前述したように光の伝搬方向に沿って横
幅を狭くするテーパ構造を取り入れているので、活性層
305と該活性層305の下側に位置する光導波路との
結合率が増加して光の伝搬損失が低減されるため、従来
に比べて基板放出光成分を大幅に低減することができ
る。
【0046】図18は、本実施例のテーパ構造を取り入
れた積層構造(図18の(a) )と、従来のテーパ構造を
取り入れていない積層構造(図18の(b) )のそれぞれ
における光伝搬状況を比較し、その測定結果を図示した
ものである。この測定結果から、従来構造に比べ、本実
施例の構造では基板放出光成分が5%以下に低減されて
いることがわかる。この結果は、本実施例の構造を適用
することにより、光マトリックススイッチにおいて隣接
する他の光導波路へのクロストークノイズを低減できる
と共に、光変調器による消光比も3dB程度改善できる
ことを意味している。
【0047】加えて、本実施例による、光マトリックス
スイッチのファイバ入射端に集積形成されたモードサイ
ズ変換導波路の構造は、図13に示したようにエッチン
グストップ層310をモードサイズ変換導波路構造の一
部に取り入れることによって、クラッド層となるエッチ
ングストップ層310やInP層302のバッファ層へ
の屈折率制御を行う必要がないので、素子製作工程が簡
略化でき、かつ高いファイバ結合特性を維持することが
できる。さらに、本願出願人が提案している半導体光デ
バイス(特願平5−162980号)よりも、各層のサ
イズ依存性を抑制でき、良好な特性を得ることができ
る。
【0048】実際に製作した素子において、集積した増
幅器を光受光器として使い、各ファイバ入射端から通常
のフラットエンドファイバを用いて、入射する信号光を
光電流に変換する測定を行った結果を図19に示す。図
において、(a) は増幅器領域24aによって構成される
増幅器14aからの出力を表し、(b) は増幅器領域24
bによって構成される増幅器14bからの出力を表して
いる。各ファイバ入射端から1mWの光を入射したと
き、各ファイバ入射端から入射した光は、ほぼ一様に約
0.8mAの光電流として観測できた。この値は、半導
体増幅器12a,12bの光電子変換効率を100%と
仮定すると、ファイバ入射端における結合損失と半導体
増幅器12a,12bに至るまでの結合損失及び伝搬損
失の和が約2dB程度であり、各入射端とも安定した結
合効率を有していることを示しており、従来の技術とほ
ぼ同様の結合効率を高い再現性をもって実現できること
がわかる。
【0049】また、本実施例における光マトリックスス
イッチは、光変調器14aと14bの電極を同一とし、
さらに光変調器14cと14dの電極を同一としたの
で、スイッチ素子のマトリックス規模が拡大した場合
に、電極取り出しポート数を従来の1/2に削減できる
ばかりか、光変調器の制御を非常に単純化することがで
きる。
【0050】このような電極構成によって、1電極あた
りの素子静電容量は、各光変調器の電極を個別に制御す
る単電極デバイスの容量に対して約2倍になるが、電極
パッドをポリイミド及び厚い半絶縁性のInP層の上に
設けるため、静電容量は約0.6pFに低減されてい
る。この結果から、本素子がもつ高速動作特性(周波数
特性)又はスイッチング特性としては、高周波遮断周波
によって表現すると(Δf=1/πCR)、約10GH
zの高周波帯域を確保することができる。
【0051】また、これら二組の光変調器の動作電圧
は、例えば使用光波長を1.52μmとした場合、光変
調器14a,14bが5V、交差導波路上の光変調器1
4c,14dが4.8Vであった。
【0052】最後に、半導体増幅器12a,12bの入
射光の偏波依存性を測定した結果を図20に示す。図2
0は、1mWのTEモード光とTMモード光における半
導体増幅器12a,12bへの注入電流と出力光の利得
との関係を示し、横軸は注入電流を、また縦軸は利得を
それぞれ表している。ここでは、半導体増幅器12a,
12bの活性層に引っ張り歪みの多重量子井戸構造を用
いた場合の測定結果を示している。この測定結果から、
注入電流が40mAから90mAの間のとき、TE,T
Mの偏波依存性がなくなることがわかった。また、変調
器動作への偏波依存性はなく、TEモードの光信号での
スイッチング電圧と、TMモードの光信号でのスイッチ
ング電圧には変化がなく、同様にスイッチングすること
ができた。
【0053】これらのことから、本実施例による半導体
増幅器12a,12bの活性層を吸収層303及び導波
路ガイド層の上に積層構造で集積し、光回路内の導波路
層を光変調器14a〜14dの吸収層として用い、さら
にその動作をバルク材料のファランツ−ケルディッシュ
効果によって行うという方法を組み合わせることによ
て、光マトリックススイッチの動作を偏波無依存化する
ことができることがわかる。
【0054】前述したように本実施例によれば、光入射
端にファイバ結合用のモードサイズ変換導波路11a,
11bを配置し、光入射端における結合散乱光の成分を
低減すると共に各入射ポートでの結合特性差をなくし、
分岐導波路13a,13bの前段に半導体増幅器12
a,12bを配置することで、半導体増幅器12a,1
2bによる信号光のS/N比の低下を低減することがで
きた。
【0055】また、半導体増幅器12a,12bには引
っ張り歪み量子井戸構造を用い、入射偏波方向による利
得変動を低減することができた。さらに、2つの光変調
器の電極を単電極化したので、制御系を単純化すること
ができた。さらにまた、半導体増幅器12a,12bの
活性層を、装荷型としたため、広い面積で、光結合、利
得等の素子間バラツキの少ない、均一なデバイス製作が
できた。
【0056】この結果、方向性結合器や従来のゲートマ
トリックス素子の構成では実現が難しかった実用的な偏
波依存性の無いn×n半導体マトリックススイッチを容
易に提供することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、分岐・合波による損失が前記半導体増幅器によ
って補われ、増幅による信号光のS/N比の低下が低減
されると共に、偏波方向による吸収効率の変化が低減さ
れるので、偏波方向に依存することのない良好なS/N
比を有する半導体光マトリックススイッチを得ることが
できる。
【0058】また、請求項2によれば、上記の効果に加
えて、光入射端における結合散乱光成分が低減されるの
で、各入射ポートでの結合特性差が低減される。
【0059】また、請求項3によれば、上記の効果に加
えて、クラッド層となる前記エッチングストップ層等の
屈折率制御を行う必要がなくなるので、素子の製作工程
が簡略化できると共に、高いファイバ結合特性を維持す
ることができる。
【0060】また、請求項4によれば、上記の効果に加
えて、広い面積に亙り、光結合率、利得等の素子間のバ
ラツキを小さくできるので、均一なデバイスを製作でき
ると共に、半導体増幅器の活性層と光導波路コア層との
結合率が増加して伝搬損失が低減され、基板からの放出
光成分が低減されるので、隣接する光導波路間のクロス
トークノイズを低減でき、S/N比を向上させることが
できる。
【0061】また、請求項5によれば、上記の効果に加
えて、電極数が従来と比べて半減されるので、制御系を
単純化することができる。
【0062】また、請求項6によれば、実用的な偏波依
存性の無いn×n半導体マトリックススイッチを容易に
構成することができるという非常に優れた効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における2×2半導体光マト
リックススイッチを示す構成図
【図2】n×nの光マトリックススイッチを示す構成図
【図3】一実施例の半導体光マトリックススイッチ素子
本体を示す鳥瞰図
【図4】一実施例の半導体光マトリックススイッチ素子
の製作方法を説明する図
【図5】一実施例の半導体光マトリックススイッチ素子
の製作方法を説明する図
【図6】一実施例の半導体光マトリックススイッチ素子
の製作方法を説明する図
【図7】一実施例の半導体光マトリックススイッチ素子
の製作方法を説明する図
【図8】一実施例の半導体光マトリックススイッチ素子
の製作方法を説明する図
【図9】一実施例の半導体光マトリックススイッチ素子
の製作方法を説明する図
【図10】一実施例の半導体光マトリックススイッチ素
子の製作方法を説明する図
【図11】一実施例の半導体光マトリックススイッチ素
子の製作方法を説明する図
【図12】一実施例の半導体光マトリックススイッチ素
子の製作方法を説明する図
【図13】一実施例の半導体光マトリックススイッチ素
子の製作方法を説明する図
【図14】一実施例の半導体光マトリックススイッチ素
子の製作方法を説明する図
【図15】一実施例の半導体光マトリックススイッチ素
子の製作方法を説明する図
【図16】一実施例の半導体光マトリックススイッチ素
子の製作方法を説明する図
【図17】半導体増幅器の位置の違いによるS/N比を
比較する図
【図18】半導体増幅器領域の光の伝搬を示す図
【図19】一実施例におけるテーパ加工した半導体増幅
器の光結合状態を示す図
【図20】一実施例における半導体増幅器の入射光偏波
依存性を示す図
【符号の説明】
1…2×2の半導体光マトリックススイッチ、11a,
11b…モードサイズ変換導波路、12a,12b…半
導体増幅器、13a,13b…分岐導波路、14a〜1
4d…吸収型光変調器、15a,15b…合波導波路、
16a〜16d…光導波路、20…光マトリックススイ
ッチ素子本体、21a,21b…モードサイズ変換導波
路領域、22a,22b…増幅器領域、23a,23b
…分岐導波路領域、24a〜24d…吸収型光変調器領
域、25a,25b…合波導波路領域、26a,26b
…出射導波路領域、301…n型半導体基板、302…
n型InP層、303…InGaAsP層、304…I
nPエッチングストップ層、305…活性層、306…
ガイド層、307…p型InP層、308…酸化硅素
膜、309…ノンドープInP層、310…InGaA
sPエッチングストップ層、311…半絶縁InP層、
312…p型InP層、313…p型InGaAsP
層、315…ポリイミド、316…金属電極。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成され、第1の光入射
    端に続く第1の分岐回路により第1の光導波路及び第2
    の光導波路に分岐し、第2の光入射端に続く第2の分岐
    回路により第3の光導波路及び第4の光導波路に分岐
    し、前記第1の光導波路と第3の光導波路が第1の合波
    回路により合波して第1の光出射端に連なり、前記第2
    の光導波路と第4の光導波路が第2の合波回路により合
    波し第2の光出射端に連なると共に、前記第1乃至第4
    の各光導波路にスイッチ部が介在されてなる2×2の半
    導体光マトリックススイッチにおいて、 前記第1及び第2の分岐回路の前段に配置された複数の
    半導体増幅器を設けると共に、 前記スイッチ部として吸収型変調器を用いたことを特徴
    とする半導体マトリックススイッチ。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板上に形成され前記光入射
    端と前記半導体増幅器とを連結するモードサイズ変換用
    の光導波路を設けると共に、該光導波路の幅を前記光入
    射端に向ってテーパ状に狭く形成したことを特徴とする
    請求項1記載の半導体光マトリックススイッチ。
  3. 【請求項3】 前記モードサイズ変換用の光導波路の導
    波路コア層は導波路ガイド層の幅のみを狭くした横幅テ
    ーパ構造とInGaAsPエッチングストップ層によっ
    て構成されることを特徴とする請求項2記載の半導体光
    マトリックススイッチ。
  4. 【請求項4】 前記半導体増幅器の活性層が光導波路コ
    ア層の上部に積層されて形成され、該活性層の幅が入射
    端と出射端の両方に向ってテーパ状に狭く形成されてい
    ることを特徴とする請求項1,2又は3記載の半導体光
    マトリックススイッチ。
  5. 【請求項5】 前記第1の導波路と第4の導波路に配置
    された吸収型変調器の電極を共通とし、前記第2の導波
    路と第3の導波路に配置された吸収型変調器の電極を共
    通としたことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載
    の半導体マトリックススイッチ。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5に記載の2
    ×2の半導体光マトリックススイッチを多段に接続して
    なるn×nの半導体光マトリックススイッチ。
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