JPH0712066Y2 - メモ用紙繰出型ノック式筆記具 - Google Patents

メモ用紙繰出型ノック式筆記具

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JPH0712066Y2
JPH0712066Y2 JP671691U JP671691U JPH0712066Y2 JP H0712066 Y2 JPH0712066 Y2 JP H0712066Y2 JP 671691 U JP671691 U JP 671691U JP 671691 U JP671691 U JP 671691U JP H0712066 Y2 JPH0712066 Y2 JP H0712066Y2
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超光 王
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はメモ用紙を巻回したカー
トリッジ式メモ収納体を筆筒体内に収納したメモ用紙繰
出型ノック式筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より筆筒体に筆芯を挿入してなる筆
記具として、例えばボールペンやスペア式の万年筆等が
存在するが、メモ書きしようとする場合に、手元にメモ
用紙があればよいが、往々にして必要な場合にメモ用紙
の用意がないということが常であった。
【0003】このようなことから、例えば、実開昭61
−143886号公報に、メモ用紙を内蔵した筆記具が
提案されている。
【0004】このメモ用紙内蔵型筆記具は、筆筒体にメ
モ用紙取出口を軸方向にスリット状に形成し、前記筆筒
体の一端に頭部キャップを、他端に連結管を夫々螺着
し、両端にフランジ環を有する巻付部にメモ用紙を巻回
したスプールからなるカートリッジ式メモ収納体を、該
スプールに前記頭部キャップから前記筆筒体に亘って挿
入した筆芯を貫通して前記筆筒体に内蔵するとともに、
前記スプールの連結管側のフランジ環の端面に形成した
係合溝に、前記連結管に形成された環状溝に回動可能に
設けた尾部キャップに突設した係合軸を係合して、該尾
部キャップを回動させることにより、前記カートリッジ
式メモ収納体を回転させて、前記メモ用紙取出口からを
前記スプールに巻回したメモ用紙を所望の長さ繰出して
切取り、切取ったメモ用紙に、筆記するようにしたもの
である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、筆筒体
の一端に頭部キャップを、他端に尾部キャップを夫々螺
着し、前記頭部キャップから該筆筒体に亘って挿入した
筆芯を、前記尾部キャップから突出するノック軸を押動
することにより、前記筆芯先端の筆記部を前記頭部キャ
ップから出没させるノック式筆記具にあっては、前記筆
筒体に内蔵したカートリッジ式メモ収納体のメモ用紙
を、尾部キャップを回動させて筆筒体に形成したメモ用
紙取出口から繰出す場合に、前記筆記部を前記頭部キャ
ップから出没させるノック式筆記部出没機構が、前記尾
部キャップ内に配設されていることから、尾部キャップ
とノック式筆記部出没機構の部品点数が増加し、構造が
複雑になる。
【0006】そこで、本考案は上記の課題を解決したも
ので、ノック式筆記部出没機構の部品を利用して、カー
トリッジ式メモ収納体のメモ用紙を自動的に繰出すよう
にし、部品点数が少なく、構造が簡単で、取扱い至便
で、実用的なメモ用紙繰出型ノック式筆記具を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するため、一端に頭部キャップを、他端に尾部キャップ
を夫々螺着した筆筒体と、前記頭部キャップから該筆筒
体に亘って挿入した筆芯と、前記尾部キャップ内に配設
されて、該尾部キャップから突出するノック軸を押動す
ることにより前記筆芯先端の筆記部を前記頭部キャップ
から出没させるノック式筆記部出没機構とを備え、該ノ
ック式筆記部出没機構の回転体が、前記ノック軸の押動
により往復移動する際に所定角度回転するノック式筆記
具において、前記筆筒体にメモ用紙取出口を軸方向にス
リット状に形成するとともに、両端にフランジ環を有す
る巻付部にメモ用紙を巻回したスプールからなるカート
リッジ式メモ収納体を、該スプールに前記筆芯を貫通し
て前記筆筒体に内蔵し、前記スプールの少なくとも尾部
キャップ側のフランジ環の端面に係合溝を形成し、前記
回転体に突設した係合軸を、前記スプールの係合溝に係
合したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】したがって、本考案のメモ用紙繰出型ノック式
筆記具から、メモ用紙を取出してメモ書きするときに
は、ノック式筆記部出没機構のノック軸を複数回押動す
ることにより、回転体を介してカートリッジ式メモ収納
体が回転し、スプールに巻回しているメモ用紙を、筆筒
体に形成したメモ用紙取出口から繰出すことができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0010】図1は本考案をノック式ボールペンに応用
した断面斜視図、図2はその一部切欠縦断面図、図3は
その斜視図、図4はノック式筆記部出没機構の一例を示
す断面斜視図である。
【0011】メモ用紙内蔵型ノック式筆記具の1つであ
るメモ用紙内蔵型ノック式ボールペンは、筆筒体1と、
該筆筒体1の一端に螺着された頭部キャップ2と、前記
筆筒体1の他端に螺着された尾部キャップ3と、前記頭
部キャップ2から筆筒体1に亘って挿入したインク管で
ある筆芯4と、前記尾部キャップ3内に配設されて、尾
部キャップ3から突出するノック軸5を押動することに
より筆芯4の先端に設けた筆記部4aを頭部キャップ2
から出没させるノック式筆記部出没機構6と、中心孔に
筆芯4を貫通して筆筒体1内に回動可能に収納されたス
プール7にメモ用紙8を巻回してなるカートリッジ式メ
モ収納体9とで構成されている。
【0012】前記筆筒体1には、メモ用紙8の幅より若
干長いメモ用紙取出口10が形成されている。該メモ用
紙取出口10は、その軸方向一側縁の略中間部を凹状に
切欠いてメモ用紙8のつまみ口10aを形成するととも
に、軸方向他側縁10bを直線状に形成して、メモ用紙
8のカッター部として使用できるようにしている。ま
た、前記筆筒体1の一端内周壁及び他端外周壁には、頭
部キャップ2及び尾部キャップ3を螺着するためのねじ
部1a,1bが刻設されている。頭部キャップ2の筆筒
体10側の端部には、ねじ部1aと螺合するねじ部2a
が、尾部キャップ3の筆筒体1側の端部には、ねじ部1
bと螺合するねじ部3aが夫々形成されている。
【0013】前記ノック式筆記部出没機構6は、公知の
機構であって、ノック軸5と、一端に筆芯4の後端が当
接され、コイルスプリング11の手段によって他端をノ
ック軸5の内端に圧接している回転体12と、尾部キャ
ップ3の内周壁に形成されたノック軸5の抜止段部3
b,複数の突条3c及び回転体12を筆記部4aが頭部
キャップ2から出た状態で係止させるために、突条3c
の端部に形成された片斜面の係止段部3dと、該係止段
部3dに隣接して、突条3cの端部に形成された片斜面
の段部3eとで構成されている。
【0014】前記ノック軸5は、その胴部に抜止段部3
bと係合する複数の抜止突起5aが、また、その内端に
両斜面からなる鋸歯5bが夫々形成されている。
【0015】前記回転体12は、鋸歯5bと係合する片
斜面12aを有する突柱12bが形成されている。
【0016】そして、図2の状態において、ノック軸5
を指で押すと、回転体12がその片斜面12aを鋸歯5
bに押されて所定ストローク移動し、回転体12の突柱
12bが尾部キャップ3の突条3c間のガイド溝3fを
通り抜けると片斜面12aが鋸歯5を滑って若干回転し
て、片斜面12aが尾部キャップ3の係止段部3dに係
合して、筆記部4aが頭部キャップ2から出て筆記可能
状態となる。次に、この状態からノック軸5を再び指で
押すと、鋸歯5bが回転体12の片斜面12aを押し、
片斜面12aが係止段部3dから離れて鋸歯5b上を滑
って回転体12が若干回転し、さらに係止段部3e上を
滑って回転体12の突柱12bが尾部キャップ3の突条
3c間の次のガイド溝3fに案内され、コイルスプリン
グ11の手段によって回転体12が元位置に戻り、これ
に連れて筆記部4aが頭部キャップ2内に引き込まれ
る。
【0017】前記カートリッジ式メモ収納体9のスプー
ル7は、前記筆筒体1に螺着された頭部キャップ2の内
端から筆筒体1の他端との距離と略同長に形成さされ、
メモ用紙8を巻回するための巻付部7aと、その頭部キ
ャップ2側と尾部キャップ3側の両端に一体成形された
フランジ環7b,7cとから構成され、少なくとも尾部
キャップ3側のフランジ環7cの端面には、四角形状の
係合溝13が形成されている。
【0018】前記回転体12の筆筒体1側端部には、前
記スプール7のフランジ環7cに形成された係合溝13
に係合する四角形状の係合軸14が突設されている。
【0019】なお、スプール7の係合溝13と回転体1
2の係合軸14とは相互に係合し得る形状であればよ
く、四角形状に限らず、例えば、十字形としたり、さら
にはマイナス形等とすることもできる。
【0020】以上のように構成した本実施例の筆記具
は、頭部キャップ2及び尾部キャップ3が筆筒体1に螺
着されているから、筆筒体1のいずれの端部側からも組
付けることができる。
【0021】そして、メモ用紙8の取出しに際しては、
ノック軸5を複数回押動することにより、ノック式筆記
部出没機構6の回転体12を断続的に回転し、係合軸1
4,係合溝13を介してカートリッジ式メモ収納体9が
回転し、スプール7に巻回しているメモ用紙8が、筆筒
体1に形成したメモ用紙取出口10から断続的に飛び出
すように自動的に繰出され、所望量繰出されたメモ用紙
8を切取ってメモ書きすることができる。
【0022】メモ用紙8がなくなったときには、頭部キ
ャップ2あるいは尾部キャップ3をねじ手段により取外
し、メモ用紙8のなくなったスプール7を取り出し、そ
れに代えて新たにカートリッジ式メモ収納体9を収納
し、頭部キャップ2あるいは尾部キャップ3を筆筒体1
に螺着すればよい。
【0023】なお、本実施例においては、ノック式ボー
ルペンに本考案を応用した例を示したが、本考案は、こ
れのみに留まらず、その他のノック式筆記具にも応用で
きるものである。
【0024】
【考案の効果】本考案のメモ用紙繰出型ノック式筆記具
は以上のように、筆筒体の一端に頭部キャップを、他端
に尾部キャップを夫々螺着し、前記頭部キャップから該
筆筒体に亘って挿入した筆芯を、前記尾部キャップから
突出するノック軸を押動することにより、前記筆芯先端
の筆記部を前記頭部キャップから出没させるノック式筆
記具において、前記筆筒体にメモ用紙取出口を軸方向に
スリット状に形成するとともに、両端にフランジ環を有
する巻付部にメモ用紙を巻回したスプールからなるカー
トリッジ式メモ収納体を、該スプールに前記筆芯を貫通
して前記筆筒体に内蔵し、前記スプールの少なくとも尾
部キャップ側のフランジ環の端面に係合溝を形成し、前
記ノック軸の押動により往復移動する際に所定角度回転
する前記ノック式筆記部出没機構の回転体に突設した係
合軸を、前記スプールの係合溝に係合したから、ノック
軸を複数回押動することにより、回転体を介してカート
リッジ式メモ収納体が回転し、スプールに巻回している
メモ用紙を、筆筒体に形成したメモ用紙取出口から断続
的に飛び出すように自動的に繰出すことができ、所望量
繰出されたメモ用紙を切取ってメモ書きに供することが
できるので、部品点数の増加を押さえて、構造が簡単
で、取扱い至便で、実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案をノック式ボールペンに応用した断面
斜視図
【図2】 その一部切欠縦断面図
【図3】 その斜視図
【図4】 ノック式筆記部出没機構の一例を示す断面斜
視図
【符号の説明】
1…筆筒体 2…頭部キャップ 3…尾部キャップ
4…筆芯 4a…筆記部 5…ノック軸 6
…ノック式筆記部出没機構 7…スプール 7b,7c…フランジ環 8…メモ用紙 9…カー
トリッジ式メモ収納体 10…メモ用紙取出口 12…回転体 13…係合
溝 14…係合軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に頭部キャップを、他端に尾部キャッ
    プを夫々螺着した筆筒体と、前記頭部キャップから該筆
    筒体に亘って挿入した筆芯と、前記尾部キャップ内に配
    設されて、該尾部キャップから突出するノック軸を押動
    することにより前記筆芯先端の筆記部を前記頭部キャッ
    プから出没させるノック式筆記部出没機構とを備え、該
    ノック式筆記部出没機構の回転体が、前記ノック軸の押
    動により往復移動する際に所定角度回転するノック式筆
    記具において、前記筆筒体にメモ用紙取出口を軸方向に
    スリット状に形成するとともに、両端にフランジ環を有
    する巻付部にメモ用紙を巻回したスプールからなるカー
    トリッジ式メモ収納体を、該スプールに前記筆芯を貫通
    して前記筆筒体に内蔵し、前記スプールの少なくとも尾
    部キャップ側のフランジ環の端面に係合溝を形成し、前
    記回転体に突設した係合軸を、前記スプールの係合溝に
    係合したことを特徴とするメモ用紙繰出型ノック式筆記
    具。
JP671691U 1991-02-18 1991-02-18 メモ用紙繰出型ノック式筆記具 Expired - Lifetime JPH0712066Y2 (ja)

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