JPH07120550B2 - 敷物状電気暖房機 - Google Patents

敷物状電気暖房機

Info

Publication number
JPH07120550B2
JPH07120550B2 JP1066718A JP6671889A JPH07120550B2 JP H07120550 B2 JPH07120550 B2 JP H07120550B2 JP 1066718 A JP1066718 A JP 1066718A JP 6671889 A JP6671889 A JP 6671889A JP H07120550 B2 JPH07120550 B2 JP H07120550B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
noise
piezoelectric
rug
piezoelectric sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1066718A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02244583A (ja
Inventor
晴光 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP1066718A priority Critical patent/JPH07120550B2/ja
Publication of JPH02244583A publication Critical patent/JPH02244583A/ja
Publication of JPH07120550B2 publication Critical patent/JPH07120550B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Central Heating Systems (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、電気カーペットや電気座布団のような敷物
状電気暖房機に関する。
(ロ)従来の技術 従来、この種の電気カーペットや電気座布団において
は、圧電センサ(圧電フィルム)を付設し、圧電センサ
の出力を増幅してその出力の変化から暖房機の上に人が
存在するか否かを判定し、ヒータの通電を制御するよう
にしている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、圧電センサを介設した従来の暖房機にお
いて、ヒータの電源電圧の大きな変動やヒータに重畳さ
れる外部からの雑音が圧電センサによって検出され、そ
の雑音のレベルが大きい場合には暖房機の上に人体が存
在しないにも拘わらず、人体が存在するものと判断して
ヒータを通電するという誤動作がみられた。
この発明はこのような事情を考慮してなされたもので、
電源やその他から雑音が圧電センサの出力に重畳されて
も、その雑音成分を除去して圧電センサを常に正常に動
作させる敷物状電気暖房機を提供するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明は、電気ヒータを埋設した敷物状電気暖房機に
おいて、 圧力を受けて電圧を発生する帯状圧電フィルムとその圧
電フィルムの上下両面にそれぞれ積層した帯状電極とか
らなる圧電センサと、帯状絶縁フィルムとその絶縁フィ
ルムの上下両面にそれぞれ積層した帯状電極とからなる
ノイズセンサとを、それぞれの長手方向の一端から他端
までを敷物の全面にわたって付設し、かつ、前記圧電セ
ンサの電極間電圧と前記ノイズセンサの電極間電圧との
差を演算することにより圧電センサの出力からノイズを
除去して出力する演算手段と、その演算手段の出力に対
応して電気ヒータへの通電の制御する制御手段を備えた
ことを特徴とする敷物状電気暖房機である。
(ホ)作 用 敷物上に例えば人体が存在すると、圧電センサはそれを
検出して出力し、ノイズセンサは出力しない。従って、
演算手段は圧電センサの出力に対応する信号を制御手段
に出力し、制御手段はその信号を受けてヒータへの通電
制御を行う。
また、圧電センサの出力にノイズが重畳された場合に
は、ノイズセンサも同様のノイズ信号を検出して出力す
るので、演算手段によって両者の信号の差が演算される
とノイズ成分は除去される。従って、制御手段には常に
圧電センサからの信号のみが入力され、圧電センサに外
部ノイズが重畳されてもヒータへの通電制御において、
誤動作を生じることがない。
(ヘ)実施例 以下、図面に示す実施例に基づいて、この発明を詳述す
る。これによってこの発明が限定されるものではない。
第1図はこの発明の一実施例の電気カーペットを示す斜
視図であり、PSはカーペットCPに配設された圧電セン
サ、NSは圧電センサPSに隣接して配設されたノイズセン
サ、CLはカーペットCPに埋設された発熱線(図示しな
い)に圧電センサPS及びノイズセンサNSからの出力を受
けて通電を行うコントローラである。
第2図は第1図に示す実施例に適用する圧電センサの断
面図であり、1は厚さ0.03mmのポリフッカビニリデンか
らなる圧電フィルム、2は圧電フィルム1の上下両面に
それぞれ蒸着されたアルミ電極、4は圧電フィルム1を
ラミネートするポリエステルフィルムであり、3はその
間に挿入された接着剤層である。このように構成された
圧電センサPSの外形寸法は厚さ0.1mm、幅10mmとなる。
第3図は第2図に示す圧電センサの上面図であり、その
一端には端子ブロック6が設けられ、電極2からのそれ
ぞれの引出線7が固定されている。また、ノイズセンサ
NSは、第2図及び第3図に示す圧電センサPSにおいて、
圧電フィルム1を同寸法のポリエステルフィルムに置換
えたものであり、その他は全て同等の構成にしている。
第4図は第1図に示す実施例の制御回路図であり、圧電
センサPS及びノイズセンサNSに発生する電圧はそれぞれ
オペアンプOP1,OP2によってイーピーダンス変換された
後、オペアンプOP3によってその各出力が差動増幅さ
れ、フィルター回路FCで波形成形された後、抵抗R1,R2
によって分圧され、抵抗R3を介してマイクロコンピュー
タMCに入力される。マイクロコンピュータMCは抵抗R3か
らの出力を受けて電気カーペットCP上の人体の有無を判
別し、発熱線への通電制御回路SCに通電制御信号を出力
する。
第5図はマイクロコンピュータMCに抵抗R3を介して入力
される電圧の波形を示すグラフの一例であり、電気カー
ペットCP上の人体に動きがない場合には、電圧は2.5V一
定に維持され、人体が動けば圧電PSの圧電フィルム1の
伸縮によって電圧波形が変化する。そこで、マイクロコ
ンピュータNCはこの電圧が3.3V以上になる場合と1.6V以
下になる場合とが2秒以内に発生すれば電気カーペット
CP上に人体が存在するものと判定してその時点から20分
間だけ発熱線に通電するよう通電制御回路SCに信号を出
力するようになっている。
第6図はその動作の詳細を示すフローチャトであり、マ
イクロコンピュータMCは0.1秒毎に抵抗R3の出力を検出
し、その検出電圧が3.3V以上又は1.6V以下であることを
検知すれば、その時点から今度は逆の電圧(最初に3.3V
以上を検知したならば1.6V以下、最初に1.6V以下を検出
したならば3.3V以上)になるかどうかを0.1秒毎に最高1
5回まで繰り返して検出し、その間に逆の電圧を検知し
たならば、電気カーペットCP上に人体が存在すると判定
し、その時点から所定時間(20分間)発熱線に通電して
電気カーペットCPを加熱する。もし、上記の逆の電圧を
検出中(最高15回)に逆の電圧を検知できない場合に
は、マイクロコンピュータMCは電気カーペットCP上に人
体が存在しないものと判定して、0.1秒毎にさらに続け
て入力を検出する動作を繰り返す。つまり、人体の動き
によって圧電フィルム1が伸縮し、それによって第5図
に示す信号がマイクロコンピュータMCに検知されると、
電気カーペットCP上に人体が存在するものと判定される
わけである。
ところで、電源電圧の大きな変動や放射電波などの雑音
によって、前述のように圧電センサPSの出力に雑音が重
畳されると、オペアンプOP1の出力Vaの波形は、例え
ば、第7図のようになる。一方、ノイズセンサNSは、前
述のように圧電センサPSの圧電フィルム1を通常の絶縁
フィルム、すなわち、ポリエステルフィルムに置き換え
た構造を有し、しかも、圧電センサPSに並列に配置され
ているので、圧電フィルムPSに補捉される雑音は、ノイ
ズセンサNSにも同様に補捉され、オペアンプOP2の出力V
bは第8図に示すような波形となる。従って、オペアン
プOP3において電圧Vaから電圧Vbから減算されると、オ
ペアンプOP3の出力電圧Vcは第9図に示すようになる。
つまり電圧Vcは電圧Vaから雑音成分を除去したものとな
る。従って、圧電センサPSは機械的な伸縮による本来の
検出電圧に雑音成分が重畳されても、電気カーペットCP
の発熱線は誤動作なく通電されることになる。
(ト)発明の効果 この発明によれば、敷物のどの位置に人体が位置して
も、その人体が位置した圧電センサの位置するノイズセ
ンサにて雑音成分が除去され、従って雑音成分のない圧
電センサのみの出力を検出することができ、敷物上の人
体の有無を精度良く検出することができ、ヒータへの通
電を誤動作なく安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す斜視図、第2図は第
1図の実施例に使用される圧電センサの断面図、第3図
は第2図の上面図、第4図は第1図に示す実施例の制御
回路図、第5図及び第7図乃至第9図は第4図の各部の
電圧の波形図、第6図は第4図に示す制御回路の要部の
動作を示すフローチャートである。 CP……電気カーペット、 PS……圧電センサ、NC……ノイズセンサ、 OP1,OP2,OP3……オペアンプ、 FC……フィルター回路、 R1,R2,R3……抵抗、 MC……マイクロコンピュータ、 SC……通電制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気ヒータを埋設した敷物状電気暖房機に
    おいて、 圧力を受けて電圧を発生する帯状圧電フィルムとその圧
    電フィルムの上下両面にそれぞれ積層した帯状電極とか
    らなる圧電センサと、帯状絶縁フィルムとその絶縁フィ
    ルムの上下両面にそれぞれ積層した帯状電極とからなる
    ノイズセンサとを、それぞれの長手方向の一端から他端
    までを互いに隣接させて敷物の全面にわたって付設し、
    かつ、前記圧電センサの電極間電圧と前記ノイズセンサ
    の電極間電圧との差を演算することにより圧電センサの
    出力からノイズを除去して出力する演算手段と、その演
    算手段の出力に対応して電気ヒータへの通電の制御する
    制御手段を備えたことを特徴とする敷物状電気暖房機。
JP1066718A 1989-03-17 1989-03-17 敷物状電気暖房機 Expired - Fee Related JPH07120550B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1066718A JPH07120550B2 (ja) 1989-03-17 1989-03-17 敷物状電気暖房機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1066718A JPH07120550B2 (ja) 1989-03-17 1989-03-17 敷物状電気暖房機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02244583A JPH02244583A (ja) 1990-09-28
JPH07120550B2 true JPH07120550B2 (ja) 1995-12-20

Family

ID=13323965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1066718A Expired - Fee Related JPH07120550B2 (ja) 1989-03-17 1989-03-17 敷物状電気暖房機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07120550B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57163817A (en) * 1981-04-01 1982-10-08 Hitachi Ltd Washout detection system for bridge pier
JPS6047531B2 (ja) * 1981-09-30 1985-10-22 横河電機株式会社 渦流量計
JPS6047531A (ja) * 1983-08-26 1985-03-14 Toyota Motor Corp 多重信号伝送システムのフエイルセイフ回路
JPH0452576Y2 (ja) * 1987-08-10 1992-12-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02244583A (ja) 1990-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5376773A (en) Heater having heat generating resistors
JP2018189648A (ja) 多層の触覚センサ
EP0022366A1 (en) A sensor circuit including a sensing device
JPH07111184A (ja) 面状感熱素子、温度センサ、温度コントローラおよび面状ヒータ
JPH07120550B2 (ja) 敷物状電気暖房機
JP2547832B2 (ja) 敷物状電気暖房機
US3947658A (en) Protector for the plate-shaped heating element
JPS6210334B2 (ja)
JPH0616458Y2 (ja) 電気暖房器
JPH0754735B2 (ja) 敷物状電気暖房機
JP6889079B2 (ja) センサ制御装置
US5962953A (en) Piezoelectric transformer with monitor electrodes for sensing unbalanced vibration of the transformer
JPH0812790B2 (ja) 電気暖房器
JPH07299299A (ja) アイロン
JP3936983B2 (ja) 微少電流検出装置およびそれを用いた人体検知システム
JPS63231894A (ja) 多分割感熱面状発熱体
JPH0117168B2 (ja)
JPH0317985A (ja) 電気暖房器具の制御装置
JPH0413526Y2 (ja)
JPH0269808A (ja) 温度制御装置
JPS61142415A (ja) 角速度検出装置
JPS6328875Y2 (ja)
JP3529165B2 (ja) 電気採暖具
JPS6097580A (ja) 電熱敷物の温度制御方式
JP3098788B2 (ja) 電気カーペット

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees