JPH0711990B2 - 放電灯用タッチスイッチ装置 - Google Patents

放電灯用タッチスイッチ装置

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JPH0711990B2
JPH0711990B2 JP63176574A JP17657488A JPH0711990B2 JP H0711990 B2 JPH0711990 B2 JP H0711990B2 JP 63176574 A JP63176574 A JP 63176574A JP 17657488 A JP17657488 A JP 17657488A JP H0711990 B2 JPH0711990 B2 JP H0711990B2
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喜光 平伴
誠二 曽我
光雄 横山
陽介 近藤
隆裕 原
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば照明スタンドとして使用される放電
灯点灯装置等において、タッチしている期間中放電ラン
プの点灯モードを全点灯,調光点灯,消灯の順でサイク
リックに切り替える放電灯用タッチスイッチ装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
照明器具等に適用される放電灯用タッチスイッチ装置
は、タッチプレートに人体等が短い時間内に2回以上続
けて接触するというチャタリングが発生した場合に、切
替回路がタッチプレートに人体等が接触する毎にモード
を切り替えてしまい、目的とする点灯モードとは異なる
点灯モードに切り替わるという誤動作が発生した。この
ような問題に対し、1回目のタッチの後、所定時間が経
過するまで、次のタッチを検出しないように構成するチ
ャタリング防止回路を付加したものもあった。
しかしながら、照明器具において、例えば、消灯→全点
灯→調光点灯→消灯というように、サイクリックに点灯
モードを切り替える点灯回路構成になっている場合、例
えば消灯状態から調光点灯状態へ移行させたい場合や、
調光点灯状態から全点灯状態へ移行させたい場合などに
は、タッチプレートTP2に手などを一定の間隔をあけて
2回接触させることが必要で、点灯モードの切替操作に
煩わしさがあった。
また、チャタリング防止回路を設けたものでは、1回目
のタッチ操作の後、所定時間が経過するまで、次のタッ
チ操作を検出しないようになっているので、点灯モード
を2つ分変化させるには、一度タッチ操作をした後前記
所定時間が経過するのを待って、再度タッチ操作をする
ことが必要であるが、前記所定時間というのが、どの程
度のものかわからず、急いで切り替えようとしたとき
に、うまく点灯モードを2つ分変化させることができな
い可能性があった。
このような観点から、チャタリングにより点灯モードが
2つ分以上変化するという誤動作を防止することができ
るとともに、タッチ操作を何回も繰り返すことなく必要
に応じて点灯モードを2つ分以上確実に変化させること
ができる、以下の示すような放電灯用タッチスイッチ装
置が提案されている。
上記した本発明の基礎となる放電灯用タッチスイッチ装
置を第3図ないし第5図に基づいて説明する。この放電
灯用タッチスイッチ装置は、第3図に示すように、放電
灯点灯装置において、タッチしている期間中放電ランプ
FLの点灯モードを全点灯,調光点灯,消灯の順でサイク
リックに切り替えるのに使用され、金属製のタッチプレ
ートTP1とタッチ検出回路TS1と例えば3進カウンタから
なる切替回路TC1と再入力禁止回路KS1とで構成してい
る。
タッチ検出回路TS1は、タッチプレートTP1へ人体等が接
触している期間中電源周期のパルス列からなるタッチ検
出信号を発生する。
切替回路TC1は、タッチ検出回路TS1からタッチ検出信号
が入力される毎に点灯モードを全点灯,調光点灯,消灯
の順でサイクリックに切り替える。
再入力禁止回路KS1は、パルス列の発生周期より長い準
安定期間を有する再トリガ不可能な通常型の単安定マル
チバイブレータMM1を構成要素としタッチ検出信号でト
リガされて準安定状態となり切替回路TC1へのタッチ検
出信号の入力後の所定時間(再入力禁止期間)、タッチ
検出信号の切替回路TC1への再入力を禁止する。
この放電灯用タッチスイッチ装置によれば、タッチプレ
ートTP1に人体等が接触すると、その接触期間中タッチ
検出回路TS1から電源周期のパルス列からなるタッチ検
出信号が発生し、切替回路TC1は、タッチ検出信号が入
力される毎に点灯モードを全点灯,調光点灯,消灯の順
にサイクリックに切り替えようとする。この際、タッチ
検出信号で再トリガ不可能な通常型の単安定マルチバイ
ブレータMM1からなる再入力禁止回路KS1がトリガされ、
再入力禁止回路KS1の単安定マルチバイブレータMM1が準
安定状態となってタッチ検出信号の入力後の所定時間、
切替回路TC1へのタッチ検出信号の再入力を禁止するこ
とになり、チャタリングが防止されることになる。ま
た、タッチプレートTP1に人体等が接触しつづけておれ
ば、準安定期間が経過して安定状態に復帰すると、タッ
チ検出信号のつぎのパルスが切替回路TC1に入力されて
点灯モードが切り替わるとともに、単安定マルチバイブ
レータMM1が再度準安定期状態となり、準安定期間毎に
切替回路TC1の点灯モードがサイクリックに切り替わる
ことになる。
つまり、再入力禁止回路KS1の単安定マルチバイブレー
タMM1は、準安定状態となって、タッチ検出信号の入力
後の所定時間(再入力禁止期間)タッチ検出信号の切替
回路TC1への再入力を禁止するので、チャタリングによ
ってタッチ検出信号が短い時間内に繰り返し発生した場
合においても、タッチ検出信号が切替回路TC1に続けて
2回以上入力されることはなく、切替回路TC1が目的の
点灯モードとは異なる点灯モードに切り替わるのが禁止
されることになる。この結果、チャタリングにより点灯
モードが2つ分以上変化するという誤動作を防止するこ
とができる。
また、タッチプレートTP1に接触しつづけることによ
り、単安定マルチバイブレータMM1の準安定期間が経過
する毎にタッチ検出信号の入力に応答して再度準安定状
態に移行することになるので、タッチプレートTP1に接
触しつづけると、単安定マルチバイブレータMM1の準安
定期間が経過する毎に点灯モードが一つずつサイクリッ
クに変化することになり、タッチ操作を何回も繰り返す
ことなく必要に応じて点灯モードを2つ分以上確実に変
化させることができる。
以下、この放電灯用タッチスイッチ装置を含んで構成さ
れる放電灯点灯装置を詳しく説明する。
この放電灯点灯装置は、第3図に示すように、主回路部
Iと、前述した放電灯用タッチスイッチ装置IIとからな
る。
まず、主回路部Iは、一石式のインバータ回路INVを用
いて放電ランプFLを点灯させるものである。具体的に
は、商用電源Eの電圧をダイオードブリッジDBおよびコ
ンデンサC1で整流・平滑して得た直流電圧をインバータ
回路INVへ加え、インバータ回路INVから高周波電圧を出
力させるようになっている。
このインバータ回路INVは、インダクタL2,コンデンサC
2,トランジスタTR1およびダイオードD1で構成され、ト
ランジスタTR1がオンオフすることにより、周知の動作
で高周波電圧を発生する。そして、このインバータ回路
INVは、出力端にバラストチョークL1を介して放電ラン
プFLを接続し、高周波電圧をバラストチョークL1を通し
て放電ランプFLに供給するようになっている。C3はコン
デンサである。
なお、トランジスタTR1は、制御回路COからのオンオフ
駆動信号によってスイッチングする。制御回路COは、切
替回路TC1からの信号に応じてトランジスタTR1のオンオ
フを制御する。
一方、放電灯用タッチスイッチ装置IIは、ダイオードブ
リッジDBの出力端に抵抗R4,R5の直列回路を並列接続
し、抵抗R5の両端間にツェナーダイオードZD1を接続し
ている。また、ダイオードブリッジDBの出力端に抵抗R3
およびコンデンサC5の直列回路とダイオードD2,D3の直
列回路を並列に接続している。
上記ダイオードD3の両端には、抵抗R2とコンデンサC4
が並列に接続されていて、ダイオードD3,D4の接続点
は、抵抗R1を介してタッチプレートTP1に接続され、ま
た、アンドゲートからなる波形整形素子IC1を介して単
安定マルチバイブレータMM1のA端子に接続されてい
る。
また、単安定マルチバイブレータMM1のT端子は前記し
た抵抗R3,コンデンサC5の接続点に接続され、単安定マ
ルチバイブレータMM1のQ端子は切替回路TC1を構成する
3進カウンタの入力端子に接続され、この3進カウンタ
のQ0およびQ1端子は各々前記した制御回路COに接続され
ている。
上記において、抵抗R1,R2,コンデンサC4,ダイオード
D2,D3および波形整形素子IC1がタッチ検出回路TS1を構
成し、単安定マルチバイブレータMM1,抵抗R3およびコ
ンデンサC5が再入力禁止回路KS1を構成している。
つぎに、回路動作について説明する。
主回路部Iのインバータ回路INVの動作は、周知である
ため、説明を省略する。
制御回路COは、放電灯用タッチスイッチ装置IIの出力信
号、すなわち切替回路TC1である3進カウンタのQ0端子
およびQ1端子の出力信号に応じてインバータ回路INVの
トランジスタTR1のオンデューティを制御する働きを有
する。この場合、Q0端子からHレベルの消灯信号が出力
されているときは、トランジスタTR1をオフに保持し、
インバータ回路INVの出力を停止して放電ランプFLを消
灯させる。また、Q1端子からHレベルの調光点灯信号が
出力されているときは、トランジスタTR1を小デューテ
ィでオンオフさせ、放電ランプFLを調光点灯させる。ま
た、Q0端子およびQ1端子の両方がLレベルであるとき
は、トランジスタTR1を大デューティでオンオフさせ、
放電ランプFLを全点灯させる。
つぎに、放電灯用タッチスイッチ装置IIの動作を第4図
および第5図を参照して説明する。
まず、チャタリングのない正常時の動作を第4図により
説明する。
この放電灯用タッチスイッチ装置IIは、第4図(a)に
示すように時刻t1でタッチプレートTP1に例えば人の手
が触れることにより、P1点に商用周期の振動電圧が誘導
される。この振動電圧は、波形整形素子IC1で第4図
(b)に示すように矩形波電圧に波形整形された後、単
安定マルチバイブレータMM1のA端子に入力される。こ
の結果、単安定マルチバイブレータMM1は、第4図
(c)に示すようなパルス幅TT1の矩形波電圧を発生
し、この矩形波電圧が切替回路TC1を構成する3進カウ
ンタに入力される。時刻t1以前において、Q0端子の出力
が第4図(d)に示すようにHレベルで、Q1端子の出力
が第4図(e)に示すようにLレベルであって、放電ラ
ンプFLが消灯状態であるなら、時刻t1でQ0端子の出力お
よびQ1端子の出力の両方がLレベルとなって、放電ラン
プFLが第4図(f)に示すように全点灯状態になる。
その後、時刻t2までの期間、人の手が第4図(a)に示
すようにタッチプレートTP1に触れ続けるため、第4図
(b)に示すような商用周期の矩形波電圧が単安定マル
チバイブレータMM1に入力され続けることになるが、こ
の矩形波電圧の入力に関係なく、単安定マルチバイブレ
ータMM1の出力電圧は、時刻t3までずっとHレベルを維
持し、パルス幅TT1(準安定期間)で決まる再入力禁止
期間中3進カウンタへの入力が禁止され、3進カウンタ
の内容は変化せず、したがって放電ランプFLの点灯状態
も変化しない。
その後、時刻t4〜t5において、第4図(a)に示すよう
にタッチプレートTP1に例えば人の手が再度触れること
により、P1点に商用周期の振動電圧が再び誘導される。
この振動電圧は、波形整形素子IC1で第4図(b)に示
すように矩形波電圧に波形整形された後、単安定マルチ
バイブレータMM1のA端子に入力される。この結果、単
安定マルチバイブレータMM1は、第4図(c)に示すよ
うなパルス幅TT1の矩形波電圧を発生し、この矩形波電
圧が切替回路TC1を構成する3進カウンタに入力され
る。時刻t4以前において、Q0端子の出力が第4図(d)
に示すようにLレベルで、Q1端子の出力が第4図(e)
に示すようにLレベルであって、放電ランプFLが全点灯
状態であるなら、時刻t4でQ1端子の出力の両方がHレベ
ルとなって、放電ランプFLが調光点灯状態になる。
以後、上記と同様の動作を行う。
また、時刻t3以後までタッチプレートTP1に継続的に触
れ続ければ、時刻t3において、パルス幅TT1の矩形波電
圧を再度発生し、この矩形波電圧が切替回路TC1を構成
する3進カウンタに入力され、3進カウンタの内容が一
つ変化し、全点灯状態から調光点灯状態に変化する。タ
ッチプレートTP1に継続的に触れ続ければ、この後、消
灯→全点灯→調光点灯→消灯というように、サイクリッ
クに点灯モードが変化することになる。
つぎに、チャタリング発生時の動作を第5図により説明
する。
この放電灯用タッチスイッチ装置IIは、第5図(a)に
示すように時刻t11でタッチプレートTP1に例えば人の手
が触れることにより、P1点に商用周期の振動電圧が誘導
される。この振動電圧は、波形整形素子IC1で第5図
(b)に示すように矩形波電圧に波形整形された後、単
安定マルチバイブレータMM1のA端子に入力される。こ
の結果、単安定マルチバイブレータMM1は、第5図
(c)に示すようなパルス幅TT1の矩形波電圧を発生
し、この矩形波電圧が切替回路TC1を構成する3進カウ
ンタに入力される。時刻t11以前において、Q0端子の出
力が第5図(d)に示すようにHレベルで、Q1端子の出
力が第5図(e)に示すようにLレベルであって、放電
ランプFLが消灯状態であるなら、時刻t11でQ0端子の出
力およびQ1端子の出力の両方がLレベルとなって、放電
ランプFLが第5図(f)に示すように全点灯状態にな
る。
その後、時刻t12までの期間、人の手が第5図(a)に
示すようにタッチプレートTP1に触れ続けるため、第5
図(b)に示すように商用周期の矩形波電圧が単安定マ
ルチバイブレータMM1に入力され続けることになるが、
この矩形波電圧の入力に関係なく、単安定マルチバイブ
レータMM1の出力電圧は、時刻t15までずっとHレベルを
維持し、パルス幅TT1で決まる再入力禁止期間中3進カ
ウンタへの入力が禁止され、3進カウンタの内容は変化
せず、したがって放電ランプFLの点灯状態も変化しな
い。
したがって、チャタリングにより時刻t15以前の例えば
時刻t13〜t14において、第5図(a)に示すようにタッ
チプレートTP1に例えば人の手が再度触れることによ
り、P1に点に商用周期の振動電圧が再び誘導され、この
振動電圧が第5図(b)に示すように矩形波電圧に波形
整形された後、単安定マルチバイブレータMM1のA端子
に入力されることがあっても、単安定マルチバイブレー
タMM1の出力は変化せず、チャタリングによって切替回
路TC1の状態が変化することはない。
この放電灯用タッチスイッチ装置IIは、タッチ検出回路
TS1からタッチ検出信号の入力後所定時間タッチ検出信
号の再入力を禁止する再入力禁止回路KS1を設け、再入
力禁止回路KS1の準安定状態の出力で切替回路TC1の状態
を変化させるようにしたので、タッチ検出信号が短時間
内に続けて2回以上切替回路TC1に入力されるのが禁止
されることになり、チャタリングにより点灯モードが2
つ分以上変化するという誤動作を防止することができ
る。
このような誤動作防止策は、短時間のタッチ信号に対し
て安定な制御信号が得られ、かつ禁止区間を設けること
により次の点灯モードへの移行もなく、禁止期間経過後
には短時間のタッチ信号で操作できるため、操作性と誤
動作防止との両立が可能である。
また、商用周期の誘導電圧を波形整形してなる矩形波電
圧をタッチ検出回路TS1から出力させる構成であるの
で、人の手等がタッチプレートTP1に触れている期間
中、略単安定マルチバイブレータMM1の出力パルスのパ
ルス幅TT1で決まる再入力禁止期間(例えば0.8±0.3
秒)毎に切替回路TC1の点灯モードが全点灯,調光点
灯,消灯の順でサイクリックに切り替わっていくことに
なるので、切替回路TC1の点灯モードを切り替えるため
に、タッチプレートTP1に何度も触れなおすことが不要
で、点灯モードの切替を簡単に行うことができる。
つまり、タッチプレートTP1に接触しつづけることによ
り、単安定マルチバイブレータMM1の準安定期間が経過
する毎にタッチ検出信号の入力に応答して再度準安定状
態に移行することになるので、タッチプレートTP1に接
触しつづけると、単安定マルチバイブレータMM1の準安
定期間が経過する毎に点灯モードが一つずつサイクリッ
クに変化することになり、タッチ操作を何回も繰り返す
ことなく必要に応じて点灯モードを2つ分以上確実に変
化させることができる。
また、切替回路TC1の点灯モードが再入力が禁止されて
いる期間中固定されるので、点灯モードの確認が容易で
あり、所望の点灯モードに容易に切り替わった状態で確
実に点灯モードの変化を停止させることができ、点灯モ
ードが切り替わりすぎることもない。
〔発明が解決しようとする課題〕
放電灯点灯装置において、放電ランプFL、例えば蛍光ラ
ンプを全点灯状態から調光点灯状態へ移行させる場合に
おいて、全点灯状態の期間が短いと、周囲温度が低い場
合において、調光点灯状態へ移行後に蛍光ランプが半波
放電状態となったり、立ち消えするおそれがあった。
一方、第3図の放電灯用タッチスイッチ装置は、タッチ
プレートTP1に触れ続けることにより、放電ランプFL、
例えば蛍光ランプを消灯状態から全点灯状態を経て直ち
に調光点灯状態へ移行させたときには、消灯状態から単
安定マルチバイブレータMM1の出力パルスのパルス幅TT1
で決まる再入力禁止期間のみ全点灯状態となるだけであ
る。
したがって、上記の再入力禁止期間が短いと、消灯状態
から全点灯状態を経て直ちに調光点灯状態へ移行させる
場合に、調光点灯状態へ移行後に蛍光ランプが半波放電
状態となったり、立ち消えするおそれがあった。
ところが、再入力禁止期間を蛍光ランプの半波放電や立
ち消えが生じない程度の長さに設定すると、今度は調光
点灯状態から消灯状態を経て全点灯状態へ移行させる際
の操作性を損なうことになる。
この発明の目的は、消灯状態から全点灯状態を経て直ち
に調光点灯状態へ移行させる場合における放電ランプの
半波放電および立ち消えを防止することができるととも
に、調光点灯状態から消灯状態を経て全点灯状態へ移行
させる際の操作性を向上させることができる放電灯用タ
ッチスイッチ装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の放電灯用タッチスイッチ装置は、タッチして
いる期間中放電ランプの点灯モードを全点灯,調光点
灯,消灯の順でサイクリックに切り替える放電灯用タッ
チスイッチ装置であって、 タッチプレートと、このタッチプレートへ人体等が接触
している期間中電源周期のパルス列からなるタッチ検出
信号を発生するタッチ検出回路と、前記タッチ検出信号
が入力される毎に前記点灯モードをサイクリックに切り
替える切替回路と、前記タッチ検出信号でトリガされて
前記切替回路への前記タッチ検出信号の入力後の所定時
間前記タッチ検出信号の前記切替回路への再入力を前記
パルス列の発生周期より長い期間禁止する再入力禁止回
路とを備え、 前記点灯モードを消灯から全点灯へ切り替えるときの前
記所定時間を前記放電ランプの調光点灯時における半波
放電および立ち消えを防止するのに十分な長さに設定
し、前記点灯モードを全点灯から調光点灯へ切り替える
ときおよび調光点灯から消灯へ切り替えるときの前記所
定時間をチャタリングを防止するのに必要な最少限の長
さに設定している。
〔作用〕
この発明の構成によれば、タッチプレートに人体等が接
触してタッチ検出回路からタッチ検出信号が発生して切
替回路にタッチ検出信号が入力される毎に点灯モードが
全点灯,調光点灯,消灯の順でサイクリックに切り替わ
ることになる。
この際、再入力禁止回路は、切替回路へのタッチ検出信
号の入力後の所定時間タッチ検出信号の再入力を禁止す
るので、チャタリングによってタッチ検出信号が短い時
間内に繰り返し発生した場合においても、タッチ検出信
号が切替回路に続けて2回以上入力されることはなく、
切替回路が目的のモードと異なるモードに切り替わるの
が禁止されることになる。この結果、チャタリングによ
る誤動作を防止することができる。
また、点灯モードを消灯から全点灯へ切り替えるときの
再入力禁止回路における所定時間を放電ランプの調光点
灯時における半波放電および立ち消えを防止するのに十
分な長さに設定し、前記点灯モードを全点灯から調光点
灯へ切り替えるときおよび調光点灯から消灯へ切り替え
るときの前記所定時間をチャタリングを防止するのに必
要な最少限の長さに設定したので、点灯モードを消灯か
ら全点灯を経て直ちに調光点灯へ切り替えても、放電ラ
ンプの調光点灯時における半波放電および立ち消えを防
止することができるとともに、調光点灯から消灯を経て
全点灯への切替は不要な待ち時間なく速やかに行うこと
が可能で、調光点灯から全点灯へ移行させる際の操作性
を向上させることができる。
〔実施例〕
この発明の一実施例を第1図および第2図に基づいて説
明する。この放電灯用タッチスイッチ装置は、第1図に
示すように、第3図のものに時間設定変更回路HK1を付
加して、点灯モードを消灯から全点灯へ切り替えるとき
の所定時間(TT2;再入力禁止期間)を全点灯から調光
点灯へ切り替えるときおよび調光点灯から消灯へ切り替
えるときの再入力禁止期間(TT3)より長くすることに
より、放電ランプの調光点灯時における半波放電および
立ち消えを防止するのに十分な長さに設定したもので、
その他の構成および動作は第3図のものと同様である。
この場合、時間設定変更回路HK1は、切替回路TC1を構成
する3進カウンタのQ0端子およびQ1端子の出力を反転器
IC2,IC3でそれぞれ反転し、この反転器IC2,IC3の出力
の否定論理積をとるナンド回路IC4に入力し、ナンド回
路IC4の出力端をダイオードD4および抵抗R6を直列に介
して単安定マルチバイブレータMM1のT端子に接続した
構成になっている。
つぎに、この時間設定変更回路HK1を含む放電灯用タッ
チスイッチ装置の動作を第2図を参照して説明する。時
刻t21以前は消灯状態であるとすると、時刻t21,t22,t
23で第2図(a)に示すようにタッチプレートTP1に手
等が触れると、第2図(b)に示すように商用周期の矩
形波がタッチ検出回路TS1から発生して単安定マルチバ
イブレータMM1のA端子に入力される。この結果、単安
定マルチバイブレータMM1のQ端子から第2図(c)に
示すようなパルスが発生することになる。
この単安定マルチバイブレータMM1のQ端子から出力さ
れるパルスの立ち上がりにて切替回路TC1を構成する3
進カウンタが出力状態を変化させる。具体的には、第2
図(d),(e)に示すように、例えば時刻t21ではQ0
端子およびQ1端子の状態がH,Lの状態からそれぞれL,Lの
状態に変化する。この結果、放電ランプFLは、第2図
(i)に示すように、消灯モードから全点灯モードへ移
行する。また、時刻t22ではQ0端子およびQ1端子の状態
がL,Lの状態からそれぞれL,Hの状態に変化する。この結
果、放電ランプFLは、第2図(i)に示すように、全点
灯モードから調光点灯モードへ移行する。さらに、時刻
t23ではQ0端子およびQ1端子の状態がL,Hの状態からそれ
ぞれH,Lの状態に変化する。この結果、放電ランプFL
は、第2図(i)に示すように、調光点灯モードから消
灯モードへ移行する。
一方、反転器IC2,IC3の出力は、第2図(f),(g)
に示すように、切替回路TC1のQ0端子およびQ1端子の状
態を反転したものとなり、したがってナンド回路IC4
出力は、第2図(h)に示すようになる。すなわち、時
刻t21〜t22の全点灯モードの期間は、ナンド回路IC4
出力がLで、抵抗R6は再入力禁止回路KS1とは分離され
た状態にあり、単安定マルチバイブレータMM1の出力パ
ルスのパルス幅、すなわち再入力禁止期間は抵抗R3およ
びコンデンサC5の時定数で決まる時間TT2となる。この
時間TT2は、放電ランプFLの半波放電および立ち消えを
防止するのに十分な長さ、例えは2秒程度に設定され
る。
また、時刻t22〜t23の調光点灯モードの期間および時刻
t23以後の消灯モードの期間は、ナンド回路IC4の出力が
Hで、抵抗R6が抵抗R3と並列接続された状態になり、単
安定マルチバイブレータMM1の出力パルスのパルス幅、
すなわち再入力禁止期間は抵抗R3,R6およびコンデンサ
C5の時定数で決まる時間TT3となる。この時間TT3は、時
間TT3より短くし、チャタリングによる誤動作を防止す
るのに必要な最少限の時間、例えば0.8秒程度に設定
し、操作性の向上を図るようにしている。
この放電灯用タッチスイッチ装置によれば、切替回路TC
1へのタッチ検出信号の入力後の所定時間タッチ検出信
号の再入力を禁止する再入力禁止回路KS1をモード、点
灯モードを消灯から全点灯へ切り替えるときの再入力を
禁止すべき所定時間を放電ランプFLの調光点灯時におけ
る半波放電および立ち消えを防止するのに十分な長さに
設定し、点灯モードを全点灯から調光点灯へ切り替える
ときおよび調光点灯から消灯へ切り替えるときの前記所
定時間をチャタリングを防止するのに必要な最少限の長
さに設定したので、つぎのような効果を奏する。
すなわち、切替回路TC1へのタッチ検出信号の入力後所
定時間経過するまではタッチ検出信号の再入力を禁止す
ることにより、タッチプレートに人体等が短い時間内に
2回以上続けて接触するというチャタリングが発生した
場合に、2回目以降のタッチ検出信号を無視することに
より点灯モードの切替の誤動作を防止することができ
る。
しかも、点灯モードを消灯から全点灯へ切り替えるとき
の再入力禁止時間を放電ランプの調光点灯時における半
波放電および立ち消えを防止するのに十分な長さに設定
することにより、消灯状態から全点灯状態を経て直ちに
調光点灯状態へ移行させる場合において、放電ランプFL
が全点灯状態にある時間を所定時間以上確保することが
でき、点灯後直ちに調光点灯へ移行させるときの放電ラ
ンプFLの半波放電および立ち消えを防止することができ
るとともに、調光点灯から消灯を経て全点灯への切替は
不要な待ち時間なく速やかに行うことが可能で、調光点
灯から全点灯へ移行させる際の操作性を向上させること
ができる。
〔発明の効果〕 この発明の放電灯用タッチスイッチ装置によれば、切替
回路へのタッチ検出信号の入力後の所定時間タッチ検出
信号の再入力を禁止する再入力禁止回路を設け、点灯モ
ードを消灯から全点灯へ切り替えるときの再入力を禁止
すべき所定時間を放電ランプの調光点灯時における半波
放電および立ち消えを防止するのに十分な長さに設定
し、点灯モードを全点灯から調光点灯へ切り替えるとき
および調光点灯から消灯へ切り替えるときの前記所定時
間をチャタリングを防止するのに必要な最少限の長さに
設定したので、つぎのような効果を奏する。
すなわち、切替回路へのタッチ検出信号の入力後所定時
間経過するまではタッチ検出信号の再入力を禁止するこ
とにより、タッチプレートに人体等が短い時間内に2回
以上続けて接触するというチャタリングが発生した場合
に、2回目以降のタッチ検出信号を無視することにより
点灯モードの切替の誤動作を防止することができる。
しかも、点灯モードを消灯から全点灯へ切り替えるとき
の再入力禁止時間を放電ランプの調光点灯時における半
波放電および立ち消えを防止するのに十分な長さに設定
し、点灯モードを全点灯から調光点灯へ切り替えるとき
および調光点灯から消灯へ切り替えるときの前記所定時
間をチャタリングを防止するのに必要な最少限の長さに
設定することにより、消灯状態から全点灯状態を経て直
ちに調光点灯状態へ移行させる場合において、放電ラン
プが全点灯状態にある時間を所定時間以上確保すること
ができ、点灯後直ちに調光点灯へ移行させるときの放電
ランプの半波放電および立ち消えを防止することができ
るとともに、調光点灯から消灯を経て全点灯への切替は
不要な待ち時間なく速やかに行うことが可能で、調光点
灯から全点灯へ移行させる際の操作性を向上させること
ができる。
上記のような誤動作防止策は、短時間のタッチ信号に対
して安定な制御信号が得られ、かつ禁止区間を設けるこ
とにより次の点灯モードへの移行もなく、禁止期間経過
後には短時間のタッチ信号で操作できるため、操作性と
誤動作防止の両立が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の構成を示す回路図、第2
図は第1図の回路の各部のタイムチャート、第3図はこ
の発明の基礎となる放電灯用タッチスイッチ装置の構成
を示す回路図、第4図は第3図の回路の正常動作時の各
部のタイムチャート、第5図は第3図の回路のチャタリ
ング発生時の各部のタイムチャートである。 TP1……タッチプレート、TS1……タッチ検出回路、TC1
……切替回路、KS1……再入力禁止回路、HK1……時間設
定変更回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 光雄 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 近藤 陽介 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 原 隆裕 兵庫県姫路市西延末404―1 池田電機株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−93876(JP,A) 特公 昭57−37120(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タッチしている期間中放電ランプの点灯モ
    ードを全点灯,調光点灯,消灯の順でサイクリックに切
    り替える放電灯用タッチスイッチ装置であって、 タッチプレートと、このタッチプレートへ人体等が接触
    している期間中電源周期のパルス列からなるタッチ検出
    信号を発生するタッチ検出回路と、前記タッチ検出信号
    が入力される毎に前記点灯モードをサイクリックに切り
    替える切替回路と、前記タッチ検出信号でトリガされて
    前記切替回路への前記タッチ検出信号の入力後の所定時
    間前記タッチ検出信号の前記切替回路への再入力を前記
    パルス列の発生周期より長い期間禁止する再入力禁止回
    路とを備え、 前記点灯モードを消灯から全点灯へ切り替えるときの前
    記所定時間を前記放電ランプの調光点灯時における半波
    放電および立ち消えを防止するのに十分な長さに設定
    し、前記点灯モードを全点灯から調光点灯へ切り替える
    ときおよび調光点灯から消灯へ切り替えるときの前記所
    定時間をチャタリングを防止するのに必要な最少限の長
    さに設定した放電灯用タッチスイッチ装置。
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