JPH07119553B2 - 推進工法とそれに使用する二重管式先導管 - Google Patents

推進工法とそれに使用する二重管式先導管

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JPH07119553B2
JPH07119553B2 JP24770189A JP24770189A JPH07119553B2 JP H07119553 B2 JPH07119553 B2 JP H07119553B2 JP 24770189 A JP24770189 A JP 24770189A JP 24770189 A JP24770189 A JP 24770189A JP H07119553 B2 JPH07119553 B2 JP H07119553B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、推進工法と、それに使用する二重管式先導管
に関する。
〔従来の技術〕
従来、小口径の推進工事は、第7図に示すような手順で
行なっていた。
まず、第7図(a)に示すように、掘削対象になってい
る地山102に形成された発進立坑101より、シールド機10
3を搬入し、このシールド機103によって孔105を横方向
に掘削していく。
それと同時に、シールド機103の後方に、管(例えば、
ヒューム管)107を連結し、これを発進立坑101に支圧壁
113を介して支持されたジャッキ109によって押し込む。
以下第7図(b)に示すように、管107を順次連結して
押し込んでいく。
そして、第7図(c)に示すように、先端の管107が到
達立坑111に到達したところで、シールド機103を回収し
て、推進を終了する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の構成によると次のような問題があった。
推進工法における推進距離は、先端部(シールド機10
5)の抵抗および管107の周面摩擦抵抗との総推進抵抗
と、ジャッキ109の推進力との関係によって決定され
る。
すなわち、ジャッキ109の推進力と総推進抵抗とが等し
くなる距離まで推進が可能である。
そして、その推進可能な距離の手前に、到達立坑111を
設けることになる。
ところが、従来の場合には、推進距離が短いために、到
達立坑111を数多く設けなければならず、工事に要する
コストが上昇してしまうという問題があった。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目
的とするところは、推進距離を延長して、必要な到達立
坑の数を減少させて、工事に要するコストの低減を図る
ことが可能な推進工法とそれに使用する二重管式先導管
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成すべく本願発明による推進工法は、シー
ルド機によって掘削しながらその後方に外管内にローラ
を介して内管を配置してなる二重管式先導管を順次押し
込んでいく初期工程と、外管の推進限界距離まで達した
ところで1個の内管を後方より押し込むことにより先端
に位置する内管を推進させる内管推進工程と、1個の外
管を後方より押し込むことにより先端に位置する外管を
推進させる外管推進工程と、以下上記内管推進工程およ
び外管推進工程を順次繰り返すことを特徴とするもので
ある。
その際、内管推進工程時に、内管と外管との径の差によ
り発生する隙間を、滑材を注入することにより埋めるよ
うにすることが望ましい。
また、本発明による二重管式先導管は、外管と、上記外
管内に任意数のローラを介して摺動可能に配置された内
管と、を具備したことを特徴とするものである。
その際、外管および内管に、滑材注入孔を形成すること
が望ましい。
〔作 用〕
まず、シールド機によって掘削を行なうとともに、その
後方から二重管式先導管を押し込む。
次に、二重管式先導管の外管の推進限界距離に到達した
ところで、1個の内管を後方により押し込むことにより
先端に位置するシールド機および内管を推進させる。
次に、1個の外管を後方により押し込むことにより先端
に位置する外管を推進させる。この外管推進に際して
は、外管の前方は既にシールド機によって掘削されてい
るので、何ら抵抗が作用することはない。
あとは、上記内管の推進と、外管の推進を交互に行なう
ことにより、所望の推進をなす。
内管推進時に、滑材を注入する場合には、内管とシール
ド機および外管との段差が、該滑材によって埋められる
とともに、その滑材がその後の外管推進時に潤滑材とし
て作用する。
〔実 施 例〕
以下第1図ないし第6図を参照して本発明の一実施例を
説明する。
まず、第1図を参照して本実施例による二重管式先導管
の構成を説明する。まず、外管1があり、この外管1の
内周側には、間隔を存して内管3が配置されている。
上記外管1と内管3との間には、軸方向3箇所にわたっ
て、回転体としての3個のローラ5が周方向等間隔に配
置されている。したがって、これらローラ5を介して、
外管1と内管3とが相互に摺動可能な構成になってい
る。
また、上記外管1および内管3には、滑材注入孔7が形
成されている。
次に上記二重管式先導管を使用した推進工法について説
明する。まず、第2図(a)ないし第2図(c)に示す
ように、シールド機9を地山8に形成された発進立坑11
より搬入して、横方向に掘削していく。それと同時に、
二重管式先導管を支圧壁15に支持されたジャッキ13によ
って、シールド機9の後方がら押し込んでいく。
尚、管相互の連結は、図示しないカラーによって行なう
とともに、先端に位置する二重管式先導管の外管1と内
管3との間に、図示しない止水リングを設置して、地下
水、土砂等の浸入を防止する。
二重管式先導管を順次押し込んでいくと、外管1の推進
限界距離に到達する。
そこで、第3図(a)ないし第3図(c)に示すよう
に、発進立坑11より内管3を1個搬入して、これをジャ
ッキ13によって押し込む。これによって、先端に位置す
るシールド機9と、二重管式先導管の内管3が押し込ま
れる。内管3はローラ5を介して、外管1の内側を円滑
に摺動する。
その際、シールド機9と内管3とは径が異なるので、段
差が発生する。そこで、第3図(c)に示すように、滑
材注入孔7よりゲル状滑材17を注入して、該段差を埋め
る。
次に、第4図(a)ないし第4図(c)に示すように、
外管1を発進立坑11より搬入して、ジャッキ13によって
押し込む。この外管3の押し込みに際しては、先端に位
置する外管3には、抵抗が殆ど作用しない。
これは、既にシールド機9によって、掘削されているか
らであり、同時に、ゲル状滑材17が外管1と地山8との
間に回り込んで、潤滑材として機能し、両者の摩擦抵抗
を大幅に軽減させるからである。
外管1の押し込みが終了したら内管3の押し込みを行な
い、さらに、外管1の押し込みを行なう。以下、この内
管3の押し込みと、外管1の押し込みを順次繰り返す。
尚、最終の内管3と外管1との間にも、図示しない止水
リングを装着する。
そして、第5図(a)ないし第5図(c)に示すよう
に、シールド機9が到達立坑21に到達する。そこで、シ
ールド機9を到達立坑21より搬出する。
次に、第6図(a)ないし第6図(c)に示すように、
内管3をウインチ23によって、到達立坑21に引き出して
搬出する。
以上本実施例によると以下のような効果を奏することが
できる。
まず、推進限界距離が大幅に延長されるので、到達立坑
21の数も大幅に減少し、それによって、工事に要するコ
ストの低減を図ることができる。
これは、二重管式先導管を使用して、内管3と外管1を
交互に押し込でいく工法を採用したためである。
すなわち、内管3を押し込む場合、内管3はローラ5を
介して外管1の内周側を円滑に摺動するので、抵抗とし
ては、シールド機9に作用する抵抗だけである。
また、外管1を押し込む場合には、既にシールド機9に
よって掘削されているとともに、ゲル状滑材17が潤滑材
として作用するので、先端に位置する外管1には殆ど抵
抗が作用しない。
因に、推進距離は、従来の略2倍程度に延長されたもの
である。
尚、本発明は前記一実施例に限定されるものではない。
例えば、回転体としては、ローラ以外にも、ボールのよ
うなものでもよく、また、その位置、数等についても、
図示するものに限定されるものではない。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明による推進工法とそれに使用
する二重管式先導管によると、推進距離を延長させるこ
とができるので、必要とされる到達立坑の数も減少し、
したがって、工事に要するコストを低減させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の一実施例を示す図で、第
1図(a)は二重管式先導管の側断面図、第1図(b)
は第1図(a)のb−b断面図、第2図(a)ないし第
2図(c)は二重管式先導管の押し込み作業を示す断面
図、第3図(a)ないし第3図(c)は内管の押し込み
作業を示す断面図、第4図(a)ないし第4図(c)は
外管の押し込み作業を示す断面図、第5図(a)ないし
第5図(c)はシールド機の搬出作業を示す断面図、第
6図(a)ないし第6図(c)は内管の引き出し作業を
示す断面図、第7図(a)ないし第7図(c)は従来例
による推進工法を示す断面図である。 1外管、3内管、5ローラ(回転体) 7滑材注入孔、9シールド機、11発進立坑 13ジャッキ、17ゲル状滑材 21到達立坑

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールド機によって掘削しながらその後方
    に相互に摺動可能な外管および内管とからなる二重管式
    先導管を順次押し込んでいく初期工程と、外管の推進限
    界距離まで達したところで1個の内管を後方より押し込
    むことにより先端に位置する内管を推進させる内管推進
    工程と、1個の外管を後方より押し込むことにより先端
    に位置する外管を推進させる外管推進工程と、以下上記
    内管推進工程および外管す推進工程を順次繰り返すこと
    により所望距離の推進をなすことを特徴とする推進工
    法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の推進工法において、内管推
    進工程時に、内管と外管との径の差により発生する隙間
    を、滑材を注入することにより埋めるようにしたことを
    特徴とする推進工法。
  3. 【請求項3】外管と、上記外管内に任意数の回転体を介
    して摺動可能に配置された内管、を具備したことを特徴
    とする二重管式先導管。
  4. 【請求項4】請求項3記載の二重管式先導管において、
    外管および内管には、滑材注入孔が形成されていること
    を特徴とする二重管式先導管。
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