JPH07119191A - 水洗トイレ用薬剤供給具 - Google Patents
水洗トイレ用薬剤供給具Info
- Publication number
- JPH07119191A JPH07119191A JP26758993A JP26758993A JPH07119191A JP H07119191 A JPH07119191 A JP H07119191A JP 26758993 A JP26758993 A JP 26758993A JP 26758993 A JP26758993 A JP 26758993A JP H07119191 A JPH07119191 A JP H07119191A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 排水タンク内の洗浄水の薬液濃度が濃厚にな
り過ぎにくい水洗トイレ用薬剤供給具を提供しようとす
るもの。 【構成】 水溶性薬剤２が収容される容器１に、薬液連
通口５とその上方位置の開口６とが具備せしめられ、満
水時の排水タンク内に吊設すると前記薬液連通口５が水
没し、前記容器１の姿勢を適正に維持すべく、排水タン
ク内で上側が軽い状態となるように形成されたことを特
徴とする。
り過ぎにくい水洗トイレ用薬剤供給具を提供しようとす
るもの。 【構成】 水溶性薬剤２が収容される容器１に、薬液連
通口５とその上方位置の開口６とが具備せしめられ、満
水時の排水タンク内に吊設すると前記薬液連通口５が水
没し、前記容器１の姿勢を適正に維持すべく、排水タン
ク内で上側が軽い状態となるように形成されたことを特
徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、水洗トイレの排水タ
ンク内に吊設して使用する水洗トイレ用薬剤供給具に関
するものである。
ンク内に吊設して使用する水洗トイレ用薬剤供給具に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、図３乃至図５に示すように、水洗
トイレの排水タンク内に吊設して使用する水洗トイレ用
薬剤供給具として、洗浄剤や芳香剤などの適宜の水溶性
薬剤２が収容される容器１に、薬液連通口５とその上方
位置の開口６とが具備せしめられているものがあった。
トイレの排水タンク内に吊設して使用する水洗トイレ用
薬剤供給具として、洗浄剤や芳香剤などの適宜の水溶性
薬剤２が収容される容器１に、薬液連通口５とその上方
位置の開口６とが具備せしめられているものがあった。
【０００３】この水洗トイレ用薬剤供給具は、図３に示
す如く、排水タンク内に容器１を完全に水没させると、
排水タンクに貯留された洗浄水10が前記薬液連通口５及
び開孔６から容器１内へと流入し、前記洗浄水10に水溶
性薬剤２が溶出した薬液が生成する。一方、水洗トイレ
使用時に排水タンク内の洗浄水10がトイレへ排出される
（フラッシュ）と、図５に示す如く、排水タンクの水位
が下がり、排水タンク内に吊設された容器１の薬液連通
口５が水面11上に現れ、薬液連通口５と開口６との間の
容量にほぼ相当する量の薬液が薬液連通口５より排水タ
ンク内へと流出する。流出した薬液は排水タンク内の洗
浄水10に拡散していき、その後、配管を通じて水洗トイ
レへ供給される。
す如く、排水タンク内に容器１を完全に水没させると、
排水タンクに貯留された洗浄水10が前記薬液連通口５及
び開孔６から容器１内へと流入し、前記洗浄水10に水溶
性薬剤２が溶出した薬液が生成する。一方、水洗トイレ
使用時に排水タンク内の洗浄水10がトイレへ排出される
（フラッシュ）と、図５に示す如く、排水タンクの水位
が下がり、排水タンク内に吊設された容器１の薬液連通
口５が水面11上に現れ、薬液連通口５と開口６との間の
容量にほぼ相当する量の薬液が薬液連通口５より排水タ
ンク内へと流出する。流出した薬液は排水タンク内の洗
浄水10に拡散していき、その後、配管を通じて水洗トイ
レへ供給される。
【０００４】ところで、排水タンク内の洗浄水10の増減
に伴って水位が変動し水流が発生するが、この水流の影
響により吊設された水洗トイレ用薬剤供給具が遊動して
斜めに傾いてしまうことがある。容器１が傾斜姿勢とな
ると薬液連通口５を通過する水平面が容器１の下方方向
に傾き薬液連通口５と開口６との間の領域が拡大するの
で、排水タンクの水位が下がった際、斜めに傾いた姿勢
の容器１内から流出する薬液量は適正姿勢の状態から流
出する薬液量よりも増加し、排水タンク内の洗浄水10の
薬液濃度が適正濃度よりも濃厚になってしまう。
に伴って水位が変動し水流が発生するが、この水流の影
響により吊設された水洗トイレ用薬剤供給具が遊動して
斜めに傾いてしまうことがある。容器１が傾斜姿勢とな
ると薬液連通口５を通過する水平面が容器１の下方方向
に傾き薬液連通口５と開口６との間の領域が拡大するの
で、排水タンクの水位が下がった際、斜めに傾いた姿勢
の容器１内から流出する薬液量は適正姿勢の状態から流
出する薬液量よりも増加し、排水タンク内の洗浄水10の
薬液濃度が適正濃度よりも濃厚になってしまう。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は排
水タンク内の洗浄水の薬液濃度が濃厚になり過ぎにくい
水洗トイレ用薬剤供給具を提供しようとするものであ
る。
水タンク内の洗浄水の薬液濃度が濃厚になり過ぎにくい
水洗トイレ用薬剤供給具を提供しようとするものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明では次のような技術的手段を講じている。この
発明の水洗トイレ用薬剤供給具は、水溶性薬剤２が収容
される容器１に、薬液連通口５とその上方位置の開口６
とが具備せしめられ、満水時の排水タンク内に吊設する
と前記薬液連通口５が水没し、前記容器１の姿勢を適正
に維持すべく、排水タンク内で上側が軽い状態となるよ
うに形成されたことを特徴とする。又、前記容器１の頂
部近傍には開口６を有する筒状体７がその下端口よりも
上方の領域に空気溜まり８が形成されるように貫通立設
されることとしてもよい。
この発明では次のような技術的手段を講じている。この
発明の水洗トイレ用薬剤供給具は、水溶性薬剤２が収容
される容器１に、薬液連通口５とその上方位置の開口６
とが具備せしめられ、満水時の排水タンク内に吊設する
と前記薬液連通口５が水没し、前記容器１の姿勢を適正
に維持すべく、排水タンク内で上側が軽い状態となるよ
うに形成されたことを特徴とする。又、前記容器１の頂
部近傍には開口６を有する筒状体７がその下端口よりも
上方の領域に空気溜まり８が形成されるように貫通立設
されることとしてもよい。
【０００７】
【作用】上記の手段を採用した結果、この発明は以下の
ような作用を有する。この水洗トイレ用薬剤供給具は満
水時の排水タンク内に吊設すると前記薬液連通口５が水
没した際、排水タンクに貯留された洗浄水10が前記薬液
連通口５から容器１内へと流入し、薬液連通口５の上方
の空気が開口６から外部へ逃げていく。ところで、排水
タンク内で上側が軽い状態となるように形成されてお
り、水位変動時の水流が及ぼされて一旦傾斜姿勢となっ
ても、容器１は軽い側を上にしようとするので適正姿勢
に復帰する。したがって、排水タンク内で容器１はほぼ
常に適正姿勢の状態にあり、排水タンクの水位が下がっ
た際、前記の適正姿勢の状態から薬液連通口５を通じて
薬液が流出する。
ような作用を有する。この水洗トイレ用薬剤供給具は満
水時の排水タンク内に吊設すると前記薬液連通口５が水
没した際、排水タンクに貯留された洗浄水10が前記薬液
連通口５から容器１内へと流入し、薬液連通口５の上方
の空気が開口６から外部へ逃げていく。ところで、排水
タンク内で上側が軽い状態となるように形成されてお
り、水位変動時の水流が及ぼされて一旦傾斜姿勢となっ
ても、容器１は軽い側を上にしようとするので適正姿勢
に復帰する。したがって、排水タンク内で容器１はほぼ
常に適正姿勢の状態にあり、排水タンクの水位が下がっ
た際、前記の適正姿勢の状態から薬液連通口５を通じて
薬液が流出する。
【０００８】
【実施例】以下、この発明の構成を実施例として示した
図面を参照して説明する。図１及び図２に示すように、
この実施例の水洗トイレ用薬剤供給具は、中空の球状の
容器１に水溶性薬剤２を収容している。球状ではなく他
の適宜の形状としてもよい。前記容器１は合成樹脂成型
により上半球部３と下半球部４とをそれぞれ別体として
形成しており、これら相互を螺合（螺溝は図示せず）し
て結合せしめている。水溶性薬剤２として水よりも比重
が大きい固体状の洗浄剤を用い、これを容器１の下半球
部４の下方に充填している。水溶性薬剤２としては他に
芳香剤などの所望のものを含有させることができる。
図面を参照して説明する。図１及び図２に示すように、
この実施例の水洗トイレ用薬剤供給具は、中空の球状の
容器１に水溶性薬剤２を収容している。球状ではなく他
の適宜の形状としてもよい。前記容器１は合成樹脂成型
により上半球部３と下半球部４とをそれぞれ別体として
形成しており、これら相互を螺合（螺溝は図示せず）し
て結合せしめている。水溶性薬剤２として水よりも比重
が大きい固体状の洗浄剤を用い、これを容器１の下半球
部４の下方に充填している。水溶性薬剤２としては他に
芳香剤などの所望のものを含有させることができる。
【０００９】球状の容器１には、薬液連通口５とその上
方位置の開口６とを具備せしめている。薬液連通口５は
上半球部３と下半球部４との螺合部分に二箇所形成して
いる。そして、この容器１を紐体からなる一定長さの吊
下げ具６０により上方から満水時の排水タンク内に吊設
すると、前記薬液連通口５が水没する。薬液連通口５は
三箇所以上に形成してもよい。また、その上方位置の開
口６は容器１の上半球部３のほぼ頂部に貫通立設した筒
状体７の連通孔により形成している。筒状体７の下端口
は薬液連通口５の上方位置となるように設定している。
方位置の開口６とを具備せしめている。薬液連通口５は
上半球部３と下半球部４との螺合部分に二箇所形成して
いる。そして、この容器１を紐体からなる一定長さの吊
下げ具６０により上方から満水時の排水タンク内に吊設
すると、前記薬液連通口５が水没する。薬液連通口５は
三箇所以上に形成してもよい。また、その上方位置の開
口６は容器１の上半球部３のほぼ頂部に貫通立設した筒
状体７の連通孔により形成している。筒状体７の下端口
は薬液連通口５の上方位置となるように設定している。
【００１０】前記容器１はその姿勢を適正に維持すべ
く、排水タンク内で上側が軽い状態となるように形成し
ている。つまり、容器１の上半球部３の頂部近傍には開
口６を有する筒状体７がその下端口よりも上方の領域に
空気溜まり８が形成されるように貫通立設されており、
容器１内の上方の領域に空気溜まり８を形成させるよう
にすることにより上側が軽い状態となるようにしてい
る。また、球状の容器１の下半球部４の底部９の合成樹
脂を厚肉になるように形成し、水溶性薬剤２が殆ど溶出
した後の状態においても、なお排水タンク中で容器１の
上側が下側と比較して相対的に軽い状態となり、その姿
勢を適正に維持できるようにしている。さらに前記薬液
連通口５は、水溶性薬剤２が殆ど溶出した時点でも水没
しているようにその位置に設定している。
く、排水タンク内で上側が軽い状態となるように形成し
ている。つまり、容器１の上半球部３の頂部近傍には開
口６を有する筒状体７がその下端口よりも上方の領域に
空気溜まり８が形成されるように貫通立設されており、
容器１内の上方の領域に空気溜まり８を形成させるよう
にすることにより上側が軽い状態となるようにしてい
る。また、球状の容器１の下半球部４の底部９の合成樹
脂を厚肉になるように形成し、水溶性薬剤２が殆ど溶出
した後の状態においても、なお排水タンク中で容器１の
上側が下側と比較して相対的に軽い状態となり、その姿
勢を適正に維持できるようにしている。さらに前記薬液
連通口５は、水溶性薬剤２が殆ど溶出した時点でも水没
しているようにその位置に設定している。
【００１１】次に、この実施例の水洗トイレ用薬剤供給
具の使用状態を説明する。排水タンク内に水洗トイレ用
薬剤供給具を配設しその容器１の薬液連通口５を水没さ
せると、排水タンクに貯留された洗浄水10が前記薬液連
通口５から容器１内へと流入する。容器１内では薬液連
通口５の上方の空気が筒状体７の開口６から外部へ逃げ
ていき、洗浄水10が筒状体７の下端口の位置まで容器１
内に侵入する。すると、容器１内の空気はそれ以上外部
へ逃げることができなくなり、筒状体７の下端口より上
方と容器１の上半球部３の壁面との間の領域に空気溜ま
り８が形成される。つまり、水洗トイレ不使用時には容
器１はその薬液連通口５が水面11下に水没するとともに
筒状体７の上端口が水面11よりも上方位置に存する姿勢
で、排水タンク内に浮かんだ状態となる。一方、容器１
内ではこれに侵入した洗浄水10に水溶性薬剤２が飽和状
態に向けて溶出し、薬液が生成していく。
具の使用状態を説明する。排水タンク内に水洗トイレ用
薬剤供給具を配設しその容器１の薬液連通口５を水没さ
せると、排水タンクに貯留された洗浄水10が前記薬液連
通口５から容器１内へと流入する。容器１内では薬液連
通口５の上方の空気が筒状体７の開口６から外部へ逃げ
ていき、洗浄水10が筒状体７の下端口の位置まで容器１
内に侵入する。すると、容器１内の空気はそれ以上外部
へ逃げることができなくなり、筒状体７の下端口より上
方と容器１の上半球部３の壁面との間の領域に空気溜ま
り８が形成される。つまり、水洗トイレ不使用時には容
器１はその薬液連通口５が水面11下に水没するとともに
筒状体７の上端口が水面11よりも上方位置に存する姿勢
で、排水タンク内に浮かんだ状態となる。一方、容器１
内ではこれに侵入した洗浄水10に水溶性薬剤２が飽和状
態に向けて溶出し、薬液が生成していく。
【００１２】水洗トイレ使用時に排水タンク内の洗浄水
10がトイレへ排出される（フラッシュ）と、排水タンク
の水位が下がり、その結果、図２に示すように、排水タ
ンク内の一定位置に前記吊下げ具６０によって吊設され
た容器１の薬液連通口５が水面11上に現れ、筒状体７の
開口６を介して外部の空気が容器１内に侵入するととも
に薬液連通口５と筒状体７の下端口との間の容量にほぼ
相当する量の薬液が薬液連通口５より排水タンク内へと
流出する。この上方から吊設された状態では、容器１
は、その薬液連通口５が水面11上に現れた姿勢にある。
流出した薬液は排水タンク内の洗浄水10に拡散してい
き、その後、配管を通じて水洗トイレへ供給される。
10がトイレへ排出される（フラッシュ）と、排水タンク
の水位が下がり、その結果、図２に示すように、排水タ
ンク内の一定位置に前記吊下げ具６０によって吊設され
た容器１の薬液連通口５が水面11上に現れ、筒状体７の
開口６を介して外部の空気が容器１内に侵入するととも
に薬液連通口５と筒状体７の下端口との間の容量にほぼ
相当する量の薬液が薬液連通口５より排水タンク内へと
流出する。この上方から吊設された状態では、容器１
は、その薬液連通口５が水面11上に現れた姿勢にある。
流出した薬液は排水タンク内の洗浄水10に拡散してい
き、その後、配管を通じて水洗トイレへ供給される。
【００１３】ところで、水洗トイレ使用時に排水タンク
内の洗浄水10の増減に伴って水位が変動し水流が発生す
るが、この水流の影響により吊設された水洗トイレ用薬
剤供給具が遊動して斜めに傾くことがある。しかし、こ
の実施例の水洗トイレ用薬剤供給具は排水タンク内で上
側が軽い状態となるように形成されており、排水タンク
内に吊設した際、水位変動時の水流が及ぼされて一旦傾
斜姿勢（従来技術の欄に記載のように、この姿勢のまま
では薬液連通口５を通過する水平面が容器１の下方方向
に傾き薬液連通口５と開口６との間の領域が拡大するの
で、排水タンクの水位が下がった際、斜めに傾いた姿勢
の容器１内から流出する薬液量は適正姿勢の状態から流
出する薬液量よりも増加し、排水タンク内の洗浄水10の
薬液濃度が適正濃度よりも濃厚になってしまう）となっ
ても、容器１は軽い側を上にしようとして適正姿勢に復
帰する。
内の洗浄水10の増減に伴って水位が変動し水流が発生す
るが、この水流の影響により吊設された水洗トイレ用薬
剤供給具が遊動して斜めに傾くことがある。しかし、こ
の実施例の水洗トイレ用薬剤供給具は排水タンク内で上
側が軽い状態となるように形成されており、排水タンク
内に吊設した際、水位変動時の水流が及ぼされて一旦傾
斜姿勢（従来技術の欄に記載のように、この姿勢のまま
では薬液連通口５を通過する水平面が容器１の下方方向
に傾き薬液連通口５と開口６との間の領域が拡大するの
で、排水タンクの水位が下がった際、斜めに傾いた姿勢
の容器１内から流出する薬液量は適正姿勢の状態から流
出する薬液量よりも増加し、排水タンク内の洗浄水10の
薬液濃度が適正濃度よりも濃厚になってしまう）となっ
ても、容器１は軽い側を上にしようとして適正姿勢に復
帰する。
【００１４】したがって、排水タンク内で容器１はほぼ
常に適正姿勢の状態にあり、排水タンクの水位が下がっ
た際、前記の適正姿勢から薬液が流出する。つまり、こ
の実施例の水洗タンク用薬剤供給具を用いると排水タン
ク内の洗浄水10の薬液濃度が濃厚になり過ぎにくいとい
う優れた利点が生じる。上記の実施例では排水タンク内
において筒状体７の下端口より上方と容器１の上半球部
３の壁面との間の領域に空気溜まり８を形成させるよう
にしたが、予め容器１自体の構造が空気溜まりを具える
ようにしてもよい。すなわち、排水タンク内で容器１の
上側が軽い状態とするために公知の全ての手段を採用で
きる。
常に適正姿勢の状態にあり、排水タンクの水位が下がっ
た際、前記の適正姿勢から薬液が流出する。つまり、こ
の実施例の水洗タンク用薬剤供給具を用いると排水タン
ク内の洗浄水10の薬液濃度が濃厚になり過ぎにくいとい
う優れた利点が生じる。上記の実施例では排水タンク内
において筒状体７の下端口より上方と容器１の上半球部
３の壁面との間の領域に空気溜まり８を形成させるよう
にしたが、予め容器１自体の構造が空気溜まりを具える
ようにしてもよい。すなわち、排水タンク内で容器１の
上側が軽い状態とするために公知の全ての手段を採用で
きる。
【００１５】
【発明の効果】この発明は上述のような構成を有するも
のであり、次の効果を奏する。容器１からはほぼ常に適
正姿勢の状態にありこの姿勢から薬液が流出するので、
排水タンク内の洗浄水10の薬液濃度が濃厚になり過ぎに
くい水洗トイレ用薬剤供給具を提供することができる。
のであり、次の効果を奏する。容器１からはほぼ常に適
正姿勢の状態にありこの姿勢から薬液が流出するので、
排水タンク内の洗浄水10の薬液濃度が濃厚になり過ぎに
くい水洗トイレ用薬剤供給具を提供することができる。
【図１】この発明の水洗トイレ用薬剤供給具の実施例
で、薬液連通口が排水タンク内に水没した状態を説明す
る半断面斜視図。
で、薬液連通口が排水タンク内に水没した状態を説明す
る半断面斜視図。
【図２】図１の水洗トイレ用薬剤供給具の薬液連通口が
水面上に現れた状態を説明する半断面斜視図。
水面上に現れた状態を説明する半断面斜視図。
【図３】従来の水洗トイレ用薬剤供給具が排水タンク内
に完全に水没した状態を説明する断面図。
に完全に水没した状態を説明する断面図。
【図４】従来の水洗トイレ用薬剤供給具の平面図。
【図５】従来の水洗トイレ用薬剤供給具の薬液連通口が
水面上に現れた状態を説明する断面図。
水面上に現れた状態を説明する断面図。
１ 容器 ２ 水溶性薬剤 ３ 上半球部 ４ 下半球部 ５ 薬液連通口 ６ 開口 ７ 筒状体 ８ 空気溜まり
Claims (2)
- 【請求項１】 水溶性薬剤（２）が収容される容器
（１）に、薬液連通口（５）とその上方位置の開口
（６）とが具備せしめられ、満水時の排水タンク内に吊
設すると前記薬液連通口（５）が水没し、前記容器
（１）の姿勢を適正に維持すべく、排水タンク内で上側
が軽い状態となるように形成されたことを特徴とする水
洗トイレ用薬剤供給具。 - 【請求項２】 前記容器（１）の頂部近傍には開口
（６）を有する筒状体（７）がその下端口よりも上方の
領域に空気溜まり（８）が形成されるように貫通立設さ
れる請求項１記載の水洗トイレ用薬剤供給具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26758993A JP3475255B2 (ja) | 1993-10-26 | 1993-10-26 | 水洗トイレ用薬剤供給具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26758993A JP3475255B2 (ja) | 1993-10-26 | 1993-10-26 | 水洗トイレ用薬剤供給具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07119191A true JPH07119191A (ja) | 1995-05-09 |
| JP3475255B2 JP3475255B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=17446861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26758993A Expired - Fee Related JP3475255B2 (ja) | 1993-10-26 | 1993-10-26 | 水洗トイレ用薬剤供給具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3475255B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003041641A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Misako Shintaku | 水洗トイレの貯水タンク用フロート洗浄具 |
| CN104563247A (zh) * | 2014-12-23 | 2015-04-29 | 上虞力姿生物科技有限公司 | 一种悬浮式洁厕球 |
| CN104790495A (zh) * | 2015-04-01 | 2015-07-22 | 洛阳理工学院 | 一种马桶清洁剂溶化瓶 |
| JP6179835B1 (ja) * | 2016-12-01 | 2017-08-16 | 智博 浅野 | 自力浮遊型溶出容器 |
| KR20230108169A (ko) * | 2022-01-10 | 2023-07-18 | 김정운 | 이중 구형 자동 변기세정기 |
-
1993
- 1993-10-26 JP JP26758993A patent/JP3475255B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003041641A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Misako Shintaku | 水洗トイレの貯水タンク用フロート洗浄具 |
| CN104563247A (zh) * | 2014-12-23 | 2015-04-29 | 上虞力姿生物科技有限公司 | 一种悬浮式洁厕球 |
| CN104790495A (zh) * | 2015-04-01 | 2015-07-22 | 洛阳理工学院 | 一种马桶清洁剂溶化瓶 |
| JP6179835B1 (ja) * | 2016-12-01 | 2017-08-16 | 智博 浅野 | 自力浮遊型溶出容器 |
| KR20230108169A (ko) * | 2022-01-10 | 2023-07-18 | 김정운 | 이중 구형 자동 변기세정기 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3475255B2 (ja) | 2003-12-08 |
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