JPH07119094A - クレープ紙とこのクレープ紙の製造方法及びその装置 - Google Patents

クレープ紙とこのクレープ紙の製造方法及びその装置

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JPH07119094A
JPH07119094A JP5284181A JP28418193A JPH07119094A JP H07119094 A JPH07119094 A JP H07119094A JP 5284181 A JP5284181 A JP 5284181A JP 28418193 A JP28418193 A JP 28418193A JP H07119094 A JPH07119094 A JP H07119094A
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crepe
resin layer
synthetic resin
sheet
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JP5284181A
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Hideyo Haneda
英世 羽根田
Mizuo Kawamura
瑞男 川村
Hideki Amano
秀樹 天野
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TOKAI PULP KK
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クレープ紙を、薄い原紙であっても厚い原紙
であっても物理的に同一で均一なクレープパターンを容
易な手段で得る。 【構成】 シート状原紙を加圧手段でプレスして、該加
圧手段に形成された凹凸のクレープパターンをシート状
原紙に生成してクレープ紙を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、手抄和紙では「もみ
紙」として知られているクレープ紙およびクレープ紙の
製造方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、クレープ紙は、手抄和紙
では「もみ紙」として知られており、機能的には、紙が
柔らかく、紙の伸びや表面積が大きくなり、かつ、外観
的には和風の美装性が付与されることから高級紙として
古くから製造され、機械抄紙に至ってクレープ紙として
称呼され汎用されている。
【0003】このようなクレープ紙の従来の製造例を図
面に基づき説明すると、図7と図8は手揉みによる製造
方法を示し、図9は、ドクター刃を使用した製造方法を
示している。
【0004】図7に示す手揉みによるクレープ紙の製造
方法は、円筒状の中芯2に薄いシート原紙1を所要長巻
き付けた後に、このシート原紙1を手で中芯2の長手方
向化方向に押し潰して凹凸のクレープパターンを付与す
るものである。
【0005】また、図8に示す手揉みによるクレープ紙
の製造方法は、薄いシート原紙1を所要長巻き付けた後
に、このシート原紙1を手で揉みだして凹凸のクレープ
パターンを付与するものである。
【0006】さらに、図9に示すドクター刃を使用した
製造方法は、薄いシート原紙1をロール3,5間へと送
り込み、ロール3側に密着した薄いシート原紙1を、ロ
ール3に当接させたドクター刃4によってかき取ること
で、凹凸状のクレープパターンを付与するものである。
【従来の技術の課題】
【0007】しかしながら、上記従来のクレープ紙の各
製造方法にあっては、いずれの方法によっても物理的に
同一のクレープパターンを得ることが非常に難しく、あ
る程度のクレープパターン品質を維持するためには、製
品の歩留まりが非常に悪く、熟練性が必要となる他、薄
い原紙でなければクレープ紙を製造することができない
ため、クレープ紙の使用分野がきわめて限定される他、
上記従来のドクター刃によるクレープ紙の製造方法にあ
っては、紙をドクター刃で鋭角に傷付けてクレープ紙を
製造するため、紙の強度が大幅に弱くなり、また、紙粉
が発生し易いため、例えば、食品を包装する包装紙や金
属類を包装する包装紙に、この従来のドクター刃で製造
されたクレープ紙を用いた場合には、食品や金属包装紙
の油膜に紙粉が混合して品質劣化を招き易い等、多くの
問題を有していた。
【0008】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、薄い原紙であ
っても厚い原紙であっても物理的に同一のクレープパタ
ーンを容易な手段で得ることができる安全性や生産性に
優れたクレープ紙とこのクレープ紙の製造方法及びその
製造装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るクレープ紙にあっては、シート状原
紙を加圧手段でプレスして、該加圧手段に刻設された凹
凸のクレープパターンをシート状原紙に生成するように
構成したことを特徴とするものである。
【0010】また、この発明にあっては、紙の表面に合
成樹脂層が形成されてなる原紙を用いる場合には、原紙
の上記合成樹脂層を加熱してゲル化させた後、加圧手段
に刻設された凹凸のクレープパターンをゲル化合成樹脂
層にプレスし、このゲル化合成樹脂層を冷却して上記凹
凸のクレープパターンを固化させてクレープ紙を構成し
たことを特徴とするものである。
【0011】この発明において、上記原紙は、紙が厚紙
であっても物理的に同一のクレープパターンを得ること
ができる。
【0012】このようなクレープ紙を得るため、この発
明にあっては、クレープ紙の製造方法を、シート状原紙
を搬送ラインに沿って連続的に搬送し、このラインの中
途部に介設された加熱手段で所定温度に加熱して加圧手
段でプレスし、該加圧手段に刻設された凹凸のクレープ
パターンをシート状原紙に連続して生成するように構成
したことを特徴とするものである。
【0013】また、この発明にあっては、紙の表面に合
成樹脂層が形成されてなる原紙を用いてクレープ紙を製
造する方法として、紙の表面に合成樹脂層が形成されて
なるシート状原紙を搬送ラインに沿って連続的に搬送
し、このラインの中途部に介設された加熱手段で上記合
成樹脂層を加熱してゲル化させた後、上記加熱手段の下
流側に配設されてなる加圧手段に刻設された凹凸のクレ
ープパターンを上記ゲル化合成樹脂層にプレスし、この
後、ゲル化合成樹脂層を冷却手段で冷却して、上記凹凸
パターンを固化させるように構成したことを特徴とする
ものである。
【0014】さらに、この発明にあっては、上記クレー
プ紙を製造するための装置を、シート状原紙を搬送する
ラインと、このラインの中途部に介設された加圧手段お
よび加熱手段と、から構成し、上記加圧手段のシート状
原紙との対向面には、シート状原紙の表面にクレープパ
ターンを付与する凹凸面を形成して構成したことを特徴
とするものである。
【0015】また、この発明にあっては、紙の表面に合
成樹脂層が形成されてなる原紙を用いてクレープ紙を製
造する装置を、紙の表面に合成樹脂層が形成されてなる
シート状原紙を連続的に搬送するラインと、このライン
の中途部に介設された加熱手段と、この加熱手段の下流
側に配設され上記加熱手段でゲル化された合成樹脂層に
凹凸のクレープパターンをプレスする加圧手段と、上記
クレープパターン処理が施されたゲル化合成樹脂層を冷
却固化させる手段と、から構成したことを特徴とするも
のである。
【0016】この発明において、上記加圧手段は、前記
ラインの上下に配設されたローラで構成されており、前
記凹凸のクレープパターンは、上記ローラの表面に刻設
されている。
【0017】また、上記加熱手段は、原紙が紙のみで構
成されている場合には、約140度以下の温度で加熱
し、原紙が紙と合成樹脂層とで構成されている場合に
は、合成樹脂層を200〜300度の温度で加熱するこ
とで、物理的に同一のクレープパターンを鮮明に生成す
ることができる。
【0018】さらに、この発明に係るクレープ紙の製造
装置では、上記冷却固化させる手段を、加圧手段内を流
れる冷却水流路で構成したことを特徴とするものであ
る。
【0019】以下、添付図面に示す実施例に基づき、こ
の発明を詳細に説明する。
【実施例】
【0020】図1は、この発明の第1実施例に係るクレ
ープ紙の製造装置の概略的な構成を示しており、この実
施例に係るクレープ紙の製造装置は、厚板シート状の原
紙10Aの上面11にクレープパターンを刻設するもの
で、原紙10Aの表面積よりやや大きな平面を有する下
型12と、下面にクレープパターンを形成する凹凸面1
3Aが彫刻或は刻設されてなる公知の加熱手段を備えた
上型13と、から構成されており、上記下型12に載置
された原紙10Aの下方向から油圧シリンダなどの公知
のプレス作動手段(図示せず)によって下型12を上昇
させ、所定の圧力で上型13の凹凸面13Aを原紙10
Aの上面11に押圧することで、所望のクレープパター
ンが得られるように構成されている。
【0021】勿論、上記上型13または凹凸面13Aを
着脱自在に構成することもでき、また、クレープパター
ンも種々のパターンを適用することができる。
【0022】図2は、この発明の第2実施例に係るクレ
ープ紙の製造装置の概略的な構成を示しており、この実
施例に係るクレープ紙の製造装置は、厚板シート状の原
紙10Aが巻回されたロール20の一端部を、該ロール
20から離間して配設された巻き取りロール21に止着
し、これら各ロール20,21間に伸長された厚板シー
ト状の原紙10Aを、各ロール20,21間に介設され
た上ローラ23と下ローラ22との間を通過させるよう
に構成すると共に、上記上ローラ23の表面には、凹凸
状の凹凸面23Aを彫刻或は刻設することで、厚板シー
ト状の原紙10Aの上面に所望のクレープパターンを連
続的に得ることができるように構成されている。尚、上
記ロール20,21および上下ローラ23,22の回転
駆動装置は、公知のものと同様のものを適用することが
できるので、その詳細な説明をここでは省略する。
【0023】また、上記上ローラ23には公知の加熱装
置が付設されているが、この加熱装置は、上ローラ23
が配設されたラインの上流側に付設してもよい。
【0024】図3は、この発明の第3実施例に係るクレ
ープ紙の製造装置の概略的な構成を示しており、この実
施例に係るクレープ紙の製造装置は、薄板シート状の原
紙10Bにクレープパターンを彫刻或は刻設するもの
で、上面に凹凸状の雌型凹凸面32Aが彫刻或は刻設さ
れた下型32と、下面に凹凸状の雄型凹凸面33Aが形
成されてなる公知の加熱手段を備えた上型33と、から
構成されており、上記下型32に載置された原紙10B
の下方向から油圧シリンダなどの公知のプレス作動手段
(図示せず)によって下型32を上昇させ、所定の圧力
で上型33の凹凸面33Aを原紙10Bに押圧すること
で、原紙10Bは上記上型33の凹凸面33Aと下型3
2の雌型凹凸面32Aとの噛合部間に挟持され、所望の
立体的なクレープパターンが得られるように構成されて
いる。
【0025】図4は、この発明の第4実施例に係るクレ
ープ紙の製造装置の概略的な構成を示しており、この実
施例に係るクレープ紙の製造装置は、薄板シート状の原
紙10Bが巻回されたロール40の一端部を、該ロール
40から離間して配設された巻き取りロール41に止着
し、これら各ロール40,41間に伸長された厚板シー
ト状の原紙10Bを、各ロール40,41間に介設され
た上ローラ43と下ローラ42との間を通過させるよう
に構成すると共に、上記上ローラ43の表面には凹凸状
の雄型凹凸面43Aを彫刻或は刻設すると共に、上記下
ローラ42の表面には凹凸状の雌型凹凸面42Aを彫刻
或は刻設することで、薄板シート状の原紙10Bに所望
の立体的なクレープパターンを連続的に得ることができ
るように構成されている。尚、上記ロール40,41お
よび上下ローラ43,42の回転駆動装置は、公知のも
のと同様のものを適用することができるので、その詳細
な説明をここでは省略する。
【0026】また、上記上ローラ43には公知の加熱装
置が付設されているが、この加熱装置は、上ローラ43
が配設されたラインの上流側に付設してもよい。
【0027】図5は、紙10cの一側面側に、ポリ塩化
ビニールやポリエチレンまたはPVA等の合成樹脂層1
0dがコーティングされてなる加工紙10Cを示してお
り、図6は、この加工紙10Cの合成樹脂層10dを加
熱溶融させた後に、この合成樹脂層10dにクレープパ
ターンを生成するように構成されてなる本発明の第5実
施例に係るクレープ紙の製造装置の概略的な構成を示し
ている。
【0028】即ち、この実施例に係るクレープ紙の製造
装置は、上記加工紙10Cが巻回されたロール50の一
端部を、該ロール50から離間して配設された巻き取り
ロール51に止着し、これら各ロール50,51間に伸
長された加工紙10Cを、各ロール50,51間に介設
された上ローラ53と下ローラ52との間を通過させる
ように構成されていると共に、上記上ローラ53の表面
には、凹凸状の凹凸面53Aが彫刻或は刻設されてい
る。尚、上記ロール50,51および上下ローラ53,
52の回転駆動装置は、公知のものと同様のものを適用
することができるので、その詳細な説明をここでは省略
する。
【0029】また、上記上ローラ53の内部には、リン
グ状の冷却水流路55が形成されており、この冷却水流
路55には、貯水槽56内の冷却水がポンプPを介して
供給されるように構成されている。
【0030】さらに、上記上ローラ53と下ローラ52
の配設部位より上流側には、上記加工紙10Cの合成樹
脂層10dを加熱溶融させる加熱装置57が上記加工紙
10Cを挟んで対設されて構成されており、該加熱装置
57は、200〜300℃の温度で加工紙10Cを加熱
して、上記合成樹脂層10dを加熱溶融させるように構
成されている。尚、この加熱装置57の構成およびその
温度制御手段は、公知の加熱装置と同様であるので、そ
の詳細な説明をここでは省略する。
【0031】それ故、この実施例に係るクレープ紙の製
造装置によれば、ロール50から繰り出された加工紙1
0Cは、先ず、加熱装置57で所定温度に加熱されて合
成樹脂層10dが加熱溶融され、この状態を保持したま
ま該加工紙10Cは上ローラ53と下ローラ52との間
を通過する。
【0032】このとき、上記上ローラ53の表面には凹
凸状の凹凸面53Aが彫刻或は刻設されているので、上
記加熱溶融されて軟化した合成樹脂層10dには、凹凸
面53Aによるクレープパターンが押圧形成されると共
に、上記冷却水流路55に供給された冷却水によって、
上記クレープパターンが生成された合成樹脂層10dが
冷却硬化されるので、鮮明なクレープパターンが連続的
に生成できる。
【0033】尚、上記実施例において、原紙が薄紙また
は薄板シート状という場合は、坪量が200g/m2以下の
ものをいい、また、原紙が厚紙または厚板シート状とい
う場合は、坪量が200g/m2以上(薄板シート状の原紙
を複数枚貼り合せて、例えば坪量500g/m2以上となる
アルバムの表・裏カバー状のものも含む。)のものをい
う。
【0034】また、上記各実施例では、このクレープ紙
を「紙の製造工程」とは分離したオフラインで製造する
こと場合を前提として説明したが、この発明にあっては
これに限定されるものではなく、例えば、従来のドクタ
ー刃によるクレープ紙製造工程と同様、「紙の製造工
程」中に上記各実施例に係る各クレープ紙製造装置を組
み込むことで、クレープ紙の製造ラインを従来と同様の
ライン長で製造することができ、設備コストの増加を有
効に防止することができると共に、連続製紙が可能とな
るので、クレープ紙の製造時間を大幅に短縮化すること
ができる。
【0035】
【実験例】次に、上記第2実施例で製造されたクレープ
紙A,Bと、従来のドクター刃により製造されたクレー
プ紙Cの比較実験を行なった。その実験結果を表1に示
す。尚、上記クレープ紙Cにあっては、クレープ紙A,
Bとほぼ同一の坪量のものを捜したが、表1で示した坪
量のクレープ紙しか存在しなかったので、これをそのま
ま用いた。
【表1】 上記表1からも明らかなように、上記従来のクレープ紙
Cにあっては、本クレープ紙A,Bのような物理的に同
一で均一のクレープパターン付けが不可能であるため、
得られるクレープパターンも「荒目」「中目」「細目」
にしか分類することができなかった。また、特に、縦伸
びが従来のクレープ紙Cと比較して本クレープ紙A,B
が非常に小さいことが解る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にあって
は、薄い原紙であっても厚い原紙或は合成樹脂層が形成
された紙体であっても、物理的に同一で均一、かつ、安
定したクレープパターン付けを行なうことができ、特に
従来では不可能であった厚紙にも鮮明なクレープパター
を付与でき、しかも、これにより製造されたクレープ紙
は、縦方向の伸が小さく、裏面が比較的平坦であると共
に、紙を傷付けることなく型付けを行なうように構成さ
れているので強度も大きく、紙粉も発生しないので、例
えば、食品等を包装しても紙粉が食品等の含有されない
ので非常に衛生的で品質低下を確実に防止することがで
き、また、印刷版下の汚損を有効に防止できる他、生産
ロットが小さくても製造が容易であり、また、広範な厚
紙に加工を施すことができるので、例えば、一枚物のパ
ッケージや多色刷り印刷物、自動製袋による袋類、婚礼
や葬祭用の席順表や案内状などの裏面に細かな印刷を要
する物、耐油性・耐水性・撥水性・高バリヤー性・高表
面強度などの機能性を付与した原紙へのクレープ加工、
光沢のあるクレープ紙などへの、従来のクレープ紙では
不可能であった新規分野・用途にも適用することができ
る等、幾多の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るクレープ紙の製造
装置の概略的な構成を示す説明図である。
【図2】この発明の第2実施例に係るクレープ紙の製造
装置の概略的な構成を示す説明図である。
【図3】この発明の第3実施例に係るクレープ紙の製造
装置の概略的な構成を示す説明図である。
【図4】この発明の第4実施例に係るクレープ紙の製造
装置の概略的な構成を示す説明図である。
【図5】紙の表面に合成樹脂層がコーティングされた原
紙の断面図である。
【図6】この発明の第5実施例に係るクレープ紙の製造
装置の概略的な構成を示す説明図である。
【図7】従来のクレープ紙の製造例を示す説明図であ
る。
【図8】従来のクレープ紙の他の製造例を示す説明図で
ある。
【図9】従来のドクター刃を使用したクレープ紙の製造
例を示す説明図である。
【符号の説明】
10A 厚板シート状の原紙 10B 薄板シート状の原紙 10C 合成樹脂層が形成された加工紙 12,22,32,42,52 下型(下ローラ) 13,23,33,43,53 上型(上ローラ) 13A,23A,33A,43A,53A 凹凸面 20,21,40,41,50,51 ロール 22A,42A 凹凸面 57 加熱装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状原紙を加圧手段でプレスして、
    該加圧手段に刻設された凹凸のクレープパターンをシー
    ト状原紙に生成してなるクレープ紙。
  2. 【請求項2】 前記原紙は、厚紙であることを特徴とす
    る請求項1に記載のクレープ紙。
  3. 【請求項3】 紙の表面に合成樹脂層が形成されてなる
    シート状原紙の上記合成樹脂層を加熱してゲル化させた
    後、加圧手段に刻設された凹凸のクレープパターンをゲ
    ル化合成樹脂層にプレスし、このゲル化合成樹脂層を冷
    却して上記凹凸のクレープパターンを固化させてなるク
    レープ紙。
  4. 【請求項4】 前記原紙は、紙が厚紙であることを特徴
    とする請求項3に記載のクレープ紙。
  5. 【請求項5】 シート状原紙を搬送ラインに沿って連続
    的に搬送し、このラインの中途部に介設された加熱手段
    で所定温度に加熱して加圧手段でプレスし、該加圧手段
    に刻設された凹凸のクレープパターンをシート状原紙に
    連続して生成することを特徴とするクレープ紙の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 紙の表面に合成樹脂層が形成されてなる
    シート状原紙を搬送ラインに沿って連続的に搬送し、こ
    のラインの中途部に介設された加熱手段で上記合成樹脂
    層を加熱してゲル化させた後、上記加熱手段の下流側に
    配設されてなる加圧手段に刻設された凹凸のクレープパ
    ターンを上記ゲル化合成樹脂層にプレスし、この後、ゲ
    ル化合成樹脂層を冷却手段で冷却して、上記凹凸パター
    ンを固化することを特徴とするクレープ紙の製造方法。
  7. 【請求項7】 シート状原紙を搬送するラインと、この
    ラインの中途部に介設された加圧手段および加熱手段
    と、から構成されてなり、上記加圧手段のシート状原紙
    との対向面には、シート状原紙の表面にクレープパター
    ンを付与する凹凸面が形成されていることを特徴とする
    クレープ紙の製造装置。
  8. 【請求項8】 紙の表面に合成樹脂層が形成されてなる
    シート状原紙を連続的に搬送するラインと、このライン
    の中途部に介設された加熱手段と、この加熱手段の下流
    側に配設され上記加熱手段でゲル化された合成樹脂層に
    凹凸のクレープパターンをプレスする加圧手段と、上記
    クレープパターン処理が施されたゲル化合成樹脂層を冷
    却固化させる手段と、から構成されてなるクレープ紙の
    製造装置。
  9. 【請求項9】 前記加圧手段は、前記ラインの上下に配
    設されたローラで構成されており、前記クレープパター
    ンは、上記ローラの表面に刻設されていることを特徴と
    する請求項7または請求項8のいずれかに記載されたク
    レープ紙の製造装置。
  10. 【請求項10】 前記加熱手段は、原紙を140度以下
    の温度で加熱することを特徴とする請求項7に記載のク
    レープ紙の製造装置。
  11. 【請求項11】 前記加熱手段は、原紙の合成樹脂層を
    100〜300度の温度で加熱することを特徴とする請
    求項8に記載のクレープ紙の製造装置。
  12. 【請求項12】 前記冷却固化させる手段は、前記加圧
    手段内を流れる冷却水流路で構成されていることを特徴
    とする請求項8、請求項9または請求項11のいずれか
    に記載のクレープ紙の製造装置。
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