JPH07118653A - 移動台車式コークス炉上昇管集塵装置及びその運転方法 - Google Patents
移動台車式コークス炉上昇管集塵装置及びその運転方法Info
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- JPH07118653A JPH07118653A JP28621093A JP28621093A JPH07118653A JP H07118653 A JPH07118653 A JP H07118653A JP 28621093 A JP28621093 A JP 28621093A JP 28621093 A JP28621093 A JP 28621093A JP H07118653 A JPH07118653 A JP H07118653A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コークス押出時や、上昇管内及び炭化室内付
着カーボン燃焼除去時における、コークス炉の上昇管か
らの発塵を防止する。 【構成】 集塵フードを搭載した、コークス炉作業スケ
ジュールに従って自動的に走行停止する移動台車が当該
窯上昇管に移動停止後、コークス炉上の固定集塵ダクト
と移動台車上の集塵フードを連結して、上昇管からの排
風を吸引集塵する。
着カーボン燃焼除去時における、コークス炉の上昇管か
らの発塵を防止する。 【構成】 集塵フードを搭載した、コークス炉作業スケ
ジュールに従って自動的に走行停止する移動台車が当該
窯上昇管に移動停止後、コークス炉上の固定集塵ダクト
と移動台車上の集塵フードを連結して、上昇管からの排
風を吸引集塵する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コークス炉のコークス
押出時あるいは上昇管内及び炭化室内の付着カーボン燃
焼除去時の上昇管集塵装置及びその運転方法に関する。
押出時あるいは上昇管内及び炭化室内の付着カーボン燃
焼除去時の上昇管集塵装置及びその運転方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図８にコークス炉の断面を簡略化して示
す。コークス炉の操業は、装入車２０の装入ホッパー３
４から炭化室２７内に原料炭を装入し、レベラー３５を
炉内で前後進させて原料炭の上端が平坦になるように均
し乾留した後押出機の押出ラム３６により赤熱コークス
を押し出し、押し出された赤熱コークスをコークガイド
車３７によってガイドし、コークバケット車３８に積載
する作業の繰り返しである。
す。コークス炉の操業は、装入車２０の装入ホッパー３
４から炭化室２７内に原料炭を装入し、レベラー３５を
炉内で前後進させて原料炭の上端が平坦になるように均
し乾留した後押出機の押出ラム３６により赤熱コークス
を押し出し、押し出された赤熱コークスをコークガイド
車３７によってガイドし、コークバケット車３８に積載
する作業の繰り返しである。
【０００３】このコークス押出作業は非常に粉塵やガス
の発生する機会の多い作業であり、コークス押出中に、
発塵（以下、粉塵とガスとを併せて単に粉塵と言い、粉
塵の発生とガスの発生とを併せて発塵と言う）の著しい
箇所として上昇管があげられる。ところで、コークス炉
炭化室内では、石炭の乾留に伴って熱分解カーボンが付
着する現象が生じる。この付着カーボンの成長を放置し
ておくと、石炭装入不能、コークス押出不能、発生ガス
道閉塞等、重大な操業障害をきたす。そこで、コークス
炉の上昇管５内や炭化室２７内（炉壁表面２８、天井部
２９、装入口周辺部３０及び上昇管基部３１）に付着し
たカーボンを、窯出作業毎に燃焼除去している。コーク
ス押出中に、上昇管内部及び基部の付着カーボンを空気
を吹き付けて燃焼除去する装置が特開昭５０ー６６０１
号広報に記載されている。
の発生する機会の多い作業であり、コークス押出中に、
発塵（以下、粉塵とガスとを併せて単に粉塵と言い、粉
塵の発生とガスの発生とを併せて発塵と言う）の著しい
箇所として上昇管があげられる。ところで、コークス炉
炭化室内では、石炭の乾留に伴って熱分解カーボンが付
着する現象が生じる。この付着カーボンの成長を放置し
ておくと、石炭装入不能、コークス押出不能、発生ガス
道閉塞等、重大な操業障害をきたす。そこで、コークス
炉の上昇管５内や炭化室２７内（炉壁表面２８、天井部
２９、装入口周辺部３０及び上昇管基部３１）に付着し
たカーボンを、窯出作業毎に燃焼除去している。コーク
ス押出中に、上昇管内部及び基部の付着カーボンを空気
を吹き付けて燃焼除去する装置が特開昭５０ー６６０１
号広報に記載されている。
【０００４】また、コークス押出完了後に、炭化室内の
付着カーボンを強制的に空気を導入して燃焼除去する装
置が特開昭６２ー１６１８８３号公報に記載されてい
る。この炭化室内の付着カーボン燃焼除去時にも、上昇
管からの発塵が生じる。このような粉塵を大気中に放散
させることは作業環境を悪化させるだけでなく、公害防
止上重大な問題となる。
付着カーボンを強制的に空気を導入して燃焼除去する装
置が特開昭６２ー１６１８８３号公報に記載されてい
る。この炭化室内の付着カーボン燃焼除去時にも、上昇
管からの発塵が生じる。このような粉塵を大気中に放散
させることは作業環境を悪化させるだけでなく、公害防
止上重大な問題となる。
【０００５】そこで、従来より上昇管からの粉塵の大気
放散を防止するために様々な工夫がなされている。例え
ば、特開昭５１ー６４５０３号公報には、上昇管の上部
位置に集塵機と接続された固定ダクトを配置し、この固
定ダクトから各上昇管毎に枝管を設けて、上昇管からの
発塵を防止する装置が記載されている。また、特開昭５
５ー９４９９０号公報には、集塵機に接続されたコーク
ス炉上の固定ダクトと、発塵する上昇管を、石炭装入車
に搭載された連結ダクトを介して接合して、上昇管から
の発塵を防止する装置が記載されている。
放散を防止するために様々な工夫がなされている。例え
ば、特開昭５１ー６４５０３号公報には、上昇管の上部
位置に集塵機と接続された固定ダクトを配置し、この固
定ダクトから各上昇管毎に枝管を設けて、上昇管からの
発塵を防止する装置が記載されている。また、特開昭５
５ー９４９９０号公報には、集塵機に接続されたコーク
ス炉上の固定ダクトと、発塵する上昇管を、石炭装入車
に搭載された連結ダクトを介して接合して、上昇管から
の発塵を防止する装置が記載されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来の対策は、設備費、操業効率を考えた場合十分な
ものではない。特開昭５１ー６４５０３号公報の集塵装
置は、１炉団当たり１００本前後の上昇管毎に集塵用の
枝管を設置する必要があり、設備費が増大する。また、
特開昭５５ー９４９９０号公報の集塵装置は、発塵する
上昇管の集塵時には、石炭装入車がその上昇管に対応し
た位置に必ず停止しておく必要があり石炭装入車のサイ
クルタイム遅延の要因となり、コークス炉稼働率の制約
を受ける。このため、現状のほとんどのコークス炉では
上昇管からの発塵対策は特に講じられていないのが実態
である。
の従来の対策は、設備費、操業効率を考えた場合十分な
ものではない。特開昭５１ー６４５０３号公報の集塵装
置は、１炉団当たり１００本前後の上昇管毎に集塵用の
枝管を設置する必要があり、設備費が増大する。また、
特開昭５５ー９４９９０号公報の集塵装置は、発塵する
上昇管の集塵時には、石炭装入車がその上昇管に対応し
た位置に必ず停止しておく必要があり石炭装入車のサイ
クルタイム遅延の要因となり、コークス炉稼働率の制約
を受ける。このため、現状のほとんどのコークス炉では
上昇管からの発塵対策は特に講じられていないのが実態
である。
【０００７】環境汚染防止に対する要求は年々厳しさを
増してきており、発塵を完全に防止できないコークス炉
は新規建設が認められなくなる可能性さえある。本発明
は、この要求に応えるため、低廉な設備費で、移動機械
のサイクルタイムの遅延なく、上昇管からの発塵を確実
に防止できるコークス炉上昇管集塵装置を提供する事を
目的とする。
増してきており、発塵を完全に防止できないコークス炉
は新規建設が認められなくなる可能性さえある。本発明
は、この要求に応えるため、低廉な設備費で、移動機械
のサイクルタイムの遅延なく、上昇管からの発塵を確実
に防止できるコークス炉上昇管集塵装置を提供する事を
目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の移動台車式コー
クス炉上昇管集塵装置及びその運転方法は、その目的を
達成するために、以下を特徴とする。 １．コークス炉の上昇管の集塵装置において、ドライメ
イン上の軌道上を炉団長方向に走行垂直方向に昇降する
集塵フードと連結ダクトとともに停止位置を検出する位
置検出器を搭載した移動台車と、上昇管毎に前記連結ダ
クトと接続可能に設けた上昇管集塵用固定集塵ダクト
と、前記移動台車の停止位置を検出するための検出体を
前記上昇管毎に設ける。
クス炉上昇管集塵装置及びその運転方法は、その目的を
達成するために、以下を特徴とする。 １．コークス炉の上昇管の集塵装置において、ドライメ
イン上の軌道上を炉団長方向に走行垂直方向に昇降する
集塵フードと連結ダクトとともに停止位置を検出する位
置検出器を搭載した移動台車と、上昇管毎に前記連結ダ
クトと接続可能に設けた上昇管集塵用固定集塵ダクト
と、前記移動台車の停止位置を検出するための検出体を
前記上昇管毎に設ける。
【０００９】２．コークス炉操業時に発生する粉塵を上
昇管から集塵する際に、垂直方向に昇降する集塵フード
と連結ダクトを搭載した移動台車をドライメイン上の軌
道上を炉団長方向に移動させ、移動台車に搭載された位
置検出器及び上昇管毎に設けた検出体により、前記移動
台車をあらかじめ設定した前記上昇管位置で停止、固定
させ、ついで移動台車の集塵フードを下降させて上昇管
上部を覆うとともに、移動台車の連結ダクトを下降させ
移動台車の下に設けた集塵ダクトに連結して、前記上昇
管の集塵を行う。
昇管から集塵する際に、垂直方向に昇降する集塵フード
と連結ダクトを搭載した移動台車をドライメイン上の軌
道上を炉団長方向に移動させ、移動台車に搭載された位
置検出器及び上昇管毎に設けた検出体により、前記移動
台車をあらかじめ設定した前記上昇管位置で停止、固定
させ、ついで移動台車の集塵フードを下降させて上昇管
上部を覆うとともに、移動台車の連結ダクトを下降させ
移動台車の下に設けた集塵ダクトに連結して、前記上昇
管の集塵を行う。
【００１０】３．上昇管の集塵は、移動台車を粉塵が発
生する炭化室の上昇管位置に順次移動させ、位置検出器
により移動台車を前記上昇管位置に停止、固定させ、順
次集塵を行い、集塵終了後は移動台車の前記集塵フード
と前記連結ダクトを上昇し、移動する。
生する炭化室の上昇管位置に順次移動させ、位置検出器
により移動台車を前記上昇管位置に停止、固定させ、順
次集塵を行い、集塵終了後は移動台車の前記集塵フード
と前記連結ダクトを上昇し、移動する。
【００１１】
【作用】以下、図面を参照しながら、本発明を具体的に
説明する。図１は本発明のコークス炉上における立面図
である。図２はその平面図であり、図３〜図５は本装置
の詳細図である。図６は既設移動機械の平面レイアウト
における関連位置を示した移動機械配置図である。
説明する。図１は本発明のコークス炉上における立面図
である。図２はその平面図であり、図３〜図５は本装置
の詳細図である。図６は既設移動機械の平面レイアウト
における関連位置を示した移動機械配置図である。
【００１２】コークス押しだし時あるいは、上昇管内及
び炭化室内付着カーボンを燃焼除去する時は、上昇管５
はトップカバー４を開放した状態であり、これより発塵
する。この発塵を防止するために、移動台車１に搭載さ
れた集塵フード３を当該窯上昇管上部に降下させ上昇管
上部をこのフード内に覆い、固定集塵ダクト９の該上昇
管に対応した蓋を解放して、固定集塵ダクト９との接合
部にパッキンを取り付けた可動連結ダクト１７を降下さ
せ、固定集塵ダクト９に連結し、図示してない地上設置
集塵装置により吸引集塵する。
び炭化室内付着カーボンを燃焼除去する時は、上昇管５
はトップカバー４を開放した状態であり、これより発塵
する。この発塵を防止するために、移動台車１に搭載さ
れた集塵フード３を当該窯上昇管上部に降下させ上昇管
上部をこのフード内に覆い、固定集塵ダクト９の該上昇
管に対応した蓋を解放して、固定集塵ダクト９との接合
部にパッキンを取り付けた可動連結ダクト１７を降下さ
せ、固定集塵ダクト９に連結し、図示してない地上設置
集塵装置により吸引集塵する。
【００１３】移動台車１は、作業スケジュールに従い当
該窯の上昇管に対応した位置に、自動定位置停止装置に
より停止する。この自動定位置停止装置は位置検出器
（近接スイッチ、リミットスイッチ等）１１〜１５、検
出体１６、固定ブロック１９、位置微調整装置１８、位
置センサー２２、検出体２３、及び誘導無線等により構
成される。位置検出器１１〜１５が検出体１６を検出
し、移動台車１の走行モーターを停止、ブレーキ作動に
より規定範囲内に停止した後、図５の様に位置微調整装
置１８により固定ブロック１９を挟み込む事により、移
動台車１は定位置に停止する。この位置検出器の数及び
検出体の取り付け位置はコークス炉の窯出作業の窯出ピ
ッチ数に合わせる。
該窯の上昇管に対応した位置に、自動定位置停止装置に
より停止する。この自動定位置停止装置は位置検出器
（近接スイッチ、リミットスイッチ等）１１〜１５、検
出体１６、固定ブロック１９、位置微調整装置１８、位
置センサー２２、検出体２３、及び誘導無線等により構
成される。位置検出器１１〜１５が検出体１６を検出
し、移動台車１の走行モーターを停止、ブレーキ作動に
より規定範囲内に停止した後、図５の様に位置微調整装
置１８により固定ブロック１９を挟み込む事により、移
動台車１は定位置に停止する。この位置検出器の数及び
検出体の取り付け位置はコークス炉の窯出作業の窯出ピ
ッチ数に合わせる。
【００１４】例えば通常、コークス炉の窯出の作業スケ
ジュールは５窯ピッチで進行する。この場合は、移動台
車１の停止位置検出はこれに取り付けられた５つの位置
検出器１１、１２、１３、１４、１５により５通りの取
り付け位置に取り付けられた検出体１６―１、１６―
２、１６―３、１６―４、１６―５、１６―６・・・を
検出する。（この子番号１、２、３、４、５、６・・は
その検出体が取り付けられた位置の窯番号に対応する）
ジュールは５窯ピッチで進行する。この場合は、移動台
車１の停止位置検出はこれに取り付けられた５つの位置
検出器１１、１２、１３、１４、１５により５通りの取
り付け位置に取り付けられた検出体１６―１、１６―
２、１６―３、１６―４、１６―５、１６―６・・・を
検出する。（この子番号１、２、３、４、５、６・・は
その検出体が取り付けられた位置の窯番号に対応する）
【００１５】例えば、第１窯、第６窯、第１１窯、第１
６窯と作業が進む場合は、図２における位置検出器１１
は第１窯の検出体１６―１、第６窯の検出体１６―６、
第１１窯の検出体１６―１１、第１６窯の検出体１６―
１６を順次検出し、移動台車が定位置停止する。同様に
第２窯、第７窯、第１２窯、第１７窯と作業が進む場合
は、図２における位置検出器１２が第２窯の検出体１６
―２、第７窯の検出体１６―７、第１２窯の検出体１６
―１２、第１７窯の検出体１６―１７を順次検出し移動
台車が定位置停止する。移動台車が定位置停止した後、
位置センサー２２（光ファイバー等）により、移動台車
１と装入車２０及び押出機２１との相互位置を確認す
る。
６窯と作業が進む場合は、図２における位置検出器１１
は第１窯の検出体１６―１、第６窯の検出体１６―６、
第１１窯の検出体１６―１１、第１６窯の検出体１６―
１６を順次検出し、移動台車が定位置停止する。同様に
第２窯、第７窯、第１２窯、第１７窯と作業が進む場合
は、図２における位置検出器１２が第２窯の検出体１６
―２、第７窯の検出体１６―７、第１２窯の検出体１６
―１２、第１７窯の検出体１６―１７を順次検出し移動
台車が定位置停止する。移動台車が定位置停止した後、
位置センサー２２（光ファイバー等）により、移動台車
１と装入車２０及び押出機２１との相互位置を確認す
る。
【００１６】
（実施例１）図７はこの発明の実施態様の１例を示す概
略図である。コークスの窯出し直後の窯にカーボン燃焼
除去装置２４が炭化室内付着カーボンを燃焼除去するた
め、ランス２５を石炭装入口３２より炉内に約３ｍ挿入
し、これより炭化室内に空気を９０００Ｎｍ3 ／ｍiｎ
導入した。この際、皿弁６を閉止し、上昇管５とドライ
メイン７との連絡を断った。導入された空気は炭化室内
の付着カーボンと反応して燃焼排ガス３３となって開放
された上昇管５より炉外に排出される。
略図である。コークスの窯出し直後の窯にカーボン燃焼
除去装置２４が炭化室内付着カーボンを燃焼除去するた
め、ランス２５を石炭装入口３２より炉内に約３ｍ挿入
し、これより炭化室内に空気を９０００Ｎｍ3 ／ｍiｎ
導入した。この際、皿弁６を閉止し、上昇管５とドライ
メイン７との連絡を断った。導入された空気は炭化室内
の付着カーボンと反応して燃焼排ガス３３となって開放
された上昇管５より炉外に排出される。
【００１７】この際、移動台車１はカーボン燃焼除去中
の窯の上昇管位置にリミットスイッチからなる位置検出
器１５により検出体１６を検出し自動走行停止し位置微
調整装置１８により固定ブロック１９を挟み込んで定位
置停止した後、集塵フード３で上昇管５上部を覆い、可
動連結ダクト１７を下降して連結管２と固定集塵ダクト
９を連結して、上昇管５から排出される排風を図示して
ない地上に設置された、プレダスター、バグフィルター
及びブロワーにより集塵して発塵を防止できた。この間
の集塵時間の設定時間は３分間であった。集塵終了後、
移動台車１は上記方法により次の５窯となりの上昇管位
置に自動走行して停止し、上記の集塵作業を行った。５
窯ピッチで順次炭化室内の付着カーボンの燃焼除去を行
いコークス炉の今回作業スケジュールの最終窯の作業終
了後、移動台車１を次の作業スケジュールの先頭窯に移
動させた。
の窯の上昇管位置にリミットスイッチからなる位置検出
器１５により検出体１６を検出し自動走行停止し位置微
調整装置１８により固定ブロック１９を挟み込んで定位
置停止した後、集塵フード３で上昇管５上部を覆い、可
動連結ダクト１７を下降して連結管２と固定集塵ダクト
９を連結して、上昇管５から排出される排風を図示して
ない地上に設置された、プレダスター、バグフィルター
及びブロワーにより集塵して発塵を防止できた。この間
の集塵時間の設定時間は３分間であった。集塵終了後、
移動台車１は上記方法により次の５窯となりの上昇管位
置に自動走行して停止し、上記の集塵作業を行った。５
窯ピッチで順次炭化室内の付着カーボンの燃焼除去を行
いコークス炉の今回作業スケジュールの最終窯の作業終
了後、移動台車１を次の作業スケジュールの先頭窯に移
動させた。
【００１８】（実施例２）コークスの押し出し時に、上
昇管内の付着カーボンを燃焼除去する場合の上昇管集塵
方法について述べる。コークスの押し出し時は、皿弁６
を閉止し、上昇管５とドライメイン７との連絡を断っ
た。この後押し出し機側から上昇管縦管下部に空気導入
用のノズルを挿入し、上昇管下部に３００Ｎｍ3 ／ｍｉ
ｎの空気を送風した。上昇管内部に付着したカーボンは
空気と反応して燃焼排ガスとなって解放された上昇管５
より炉外に排出される。
昇管内の付着カーボンを燃焼除去する場合の上昇管集塵
方法について述べる。コークスの押し出し時は、皿弁６
を閉止し、上昇管５とドライメイン７との連絡を断っ
た。この後押し出し機側から上昇管縦管下部に空気導入
用のノズルを挿入し、上昇管下部に３００Ｎｍ3 ／ｍｉ
ｎの空気を送風した。上昇管内部に付着したカーボンは
空気と反応して燃焼排ガスとなって解放された上昇管５
より炉外に排出される。
【００１９】この際、移動台車１は押し出し中の窯の上
昇管位置にリミットスイッチからなる位置検出器１５に
より検出体１６を検出し、自動走行を停止し、位置微調
整装置１８により固定ブロック１９を挟み込んで定位置
停止した後、集塵フード３で上昇管５上部を覆い、可動
連結ダクト１７を下降して連絡管２と固定集塵ダクト９
を連結して、上昇管５から排出される排風を図示してい
ない地上に設置された、プレダスター、バグフィルター
及びブロワーにより集塵して発塵を防止できた。 この
間の集塵時間は押し出し時間と同じで２分であった。集
塵終了後、移動台車１は上記方法により次の５窯隣の上
昇管位置に自動走行して停止し、上記の集塵作業を行っ
た。５窯ピッチで順次上昇管内の付着カーボンの燃焼除
去を行いコークス炉の今回作業スケジュールの最終窯の
作業終了後、移動台車１を次の作業スケジュールの先頭
窯に移動させた。
昇管位置にリミットスイッチからなる位置検出器１５に
より検出体１６を検出し、自動走行を停止し、位置微調
整装置１８により固定ブロック１９を挟み込んで定位置
停止した後、集塵フード３で上昇管５上部を覆い、可動
連結ダクト１７を下降して連絡管２と固定集塵ダクト９
を連結して、上昇管５から排出される排風を図示してい
ない地上に設置された、プレダスター、バグフィルター
及びブロワーにより集塵して発塵を防止できた。 この
間の集塵時間は押し出し時間と同じで２分であった。集
塵終了後、移動台車１は上記方法により次の５窯隣の上
昇管位置に自動走行して停止し、上記の集塵作業を行っ
た。５窯ピッチで順次上昇管内の付着カーボンの燃焼除
去を行いコークス炉の今回作業スケジュールの最終窯の
作業終了後、移動台車１を次の作業スケジュールの先頭
窯に移動させた。
【００２０】（実施例３）コークスの押し出し時の粉塵
を上昇管で集塵する方法について述べる。コークスの押
し出し時は、皿弁６を閉止し、上昇管５とドライメイン
７との連絡を断った。この際、移動台車１は押し出し中
の窯の上昇管位置にリミットスイッチからなる位置検出
器１５により検出体１６を検出し、自動走行停止し、位
置微調整装置１８により固定ブロック１９を挟み込んで
定位置停止した後、集塵フード３で上昇管５上部を覆
い、可動連結ダクト１７を下降して連絡管２と固定集塵
ダクト９を連結して、上昇管５から排出される粉塵を図
示していない地上に設置された、プレダスター、バグフ
ィルター及びブロワーにより集塵して発塵を防止でき
た。
を上昇管で集塵する方法について述べる。コークスの押
し出し時は、皿弁６を閉止し、上昇管５とドライメイン
７との連絡を断った。この際、移動台車１は押し出し中
の窯の上昇管位置にリミットスイッチからなる位置検出
器１５により検出体１６を検出し、自動走行停止し、位
置微調整装置１８により固定ブロック１９を挟み込んで
定位置停止した後、集塵フード３で上昇管５上部を覆
い、可動連結ダクト１７を下降して連絡管２と固定集塵
ダクト９を連結して、上昇管５から排出される粉塵を図
示していない地上に設置された、プレダスター、バグフ
ィルター及びブロワーにより集塵して発塵を防止でき
た。
【００２１】この間の集塵時間は押し出し時間と同じで
２分であった。集塵終了後、移動台車１は上記方法によ
り次の５窯隣の上昇管位置に自動走行して停止し、上記
の集塵作業を行った。５窯ピッチで順次コークス押し出
し時の粉塵の集塵を行い、コークス炉の今回作業スケジ
ュールの最終窯の作業終了後、移動台車１を次の作業ス
ケジュールの先頭窯に移動させた。
２分であった。集塵終了後、移動台車１は上記方法によ
り次の５窯隣の上昇管位置に自動走行して停止し、上記
の集塵作業を行った。５窯ピッチで順次コークス押し出
し時の粉塵の集塵を行い、コークス炉の今回作業スケジ
ュールの最終窯の作業終了後、移動台車１を次の作業ス
ケジュールの先頭窯に移動させた。
【００２２】
【発明の効果】以上に説明した様に、コークス押出時や
上昇管内及び炭化室内付着カーボン燃焼除去時の上昇管
からの発塵を防止でき、コークス炉廻りの環境改善が果
たされる。 また、低廉な設備費で、移動機械のサイク
ルタイムの遅延なく、コークス炉作業の自動化が実施で
きる。
上昇管内及び炭化室内付着カーボン燃焼除去時の上昇管
からの発塵を防止でき、コークス炉廻りの環境改善が果
たされる。 また、低廉な設備費で、移動機械のサイク
ルタイムの遅延なく、コークス炉作業の自動化が実施で
きる。
【図１】本発明の集塵装置の立面図である。
【図２】本発明の集塵装置の平面図である。
【図３】本発明の可動連結ダクトと固定集塵ダクト部分
の詳細を示す説明図である。
の詳細を示す説明図である。
【図４】本発明の移動台車の正面図である。
【図５】位置微調整装置と固定ブロックの詳細を示す説
明図である。
明図である。
【図６】本発明の集塵装置と、装入車、押出機の配置図
である。
である。
【図７】本発明の実施例を示す説明図である。
【図８】コークス炉の断面を簡略化して示す説明図であ
る。
る。
１ 移動台車 ２ 連絡管 ３ 集塵フード ４ トップカバー ５ 上昇管 ６ 皿弁 ７ ドライメイン ８ 固定集塵ダクト架台 ９ 固定集塵ダクト １０ 移動台車ガイドレール １１〜１５ 位置検出器 １６ー１ 第１窯用検出体 １６ー２ 第２窯用検出体 １６ー３ 第３窯用検出体 １６ー４ 第４窯用検出体 １６ー５ 第５窯用検出体 １６ー６ 第６窯用検出体 １６ー７ 第７窯用検出体 １６ー８ 第８窯用検出体 １７ 可動連結ダクト １８ 位置微調整装置 １９ 固定ブロック ２０ 装入車 ２１ 押出機 ２２ 位置センサー ２３ 検出体 ２４ 炭化室カーボン燃焼除去装置 ２５ ランス ２６ コークス炉 ２７ 炭化室 ２８ 炭化室炉壁表面 ２９ 炭化室天井部 ３０ 炭化室装入口周辺部 ３１ 炭化室上昇管基部 ３２ 石炭装入口 ３３ カーボン燃焼除去排ガス ３４ 装入ホッパー ３５ レベラー ３６ 押出ラム ３７ コークガイド車 ３８ コークバケット車
Claims (3)
- 【請求項１】コークス炉の上昇管の集塵装置において、
ドライメイン上の軌道上を炉団長方向に走行、垂直方向
に昇降する集塵フードと連結ダクトとともに停止位置を
検出する位置検出器を搭載した移動台車と、上昇管毎に
前記連結ダクトと接続可能に設けた上昇管集塵用固定集
塵ダクトと、前記移動台車の停止位置を検出するための
検出体を前記上昇管毎に設けた事を特徴とする移動台車
式コークス炉上昇管集塵装置。 - 【請求項２】コークス炉操業時に発生する粉塵を上昇管
から集塵する際に、垂直方向に昇降する集塵フードと連
結ダクトを搭載した移動台車をドライメイン上の軌道上
を炉団長方向に移動させ、移動台車に搭載された位置検
出器及び上昇管毎に設けた検出体により、前記移動台車
をあらかじめ設定した前記上昇管位置で停止、固定さ
せ、ついで移動台車の集塵フードを下降させて上昇管を
覆うとともに、移動台車の連結ダクトを下降させ移動台
車の下に設けた集塵ダクトに連結して、前記上昇管の集
塵を行うことを特徴とする移動台車式コークス炉上昇管
集塵方法。 - 【請求項３】上昇管の集塵は、移動台車を粉塵が発生す
る炭化室の上昇管位置に順次移動させ、位置検出器によ
り移動台車を前記上昇管位置に停止、固定させ、順次集
塵を行い、集塵終了後は移動台車の前記集塵フードと前
記連結ダクトを上昇し、移動する事を特徴とする請求項
２記載の移動台車式コークス炉上昇管集塵方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28621093A JP3196052B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 移動台車式コークス炉上昇管集塵装置及びその運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28621093A JP3196052B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 移動台車式コークス炉上昇管集塵装置及びその運転方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07118653A true JPH07118653A (ja) | 1995-05-09 |
| JP3196052B2 JP3196052B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=17701399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28621093A Expired - Fee Related JP3196052B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 移動台車式コークス炉上昇管集塵装置及びその運転方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3196052B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1116899A2 (en) | 2000-01-11 | 2001-07-18 | Aida Engineering Co., Ltd. | Variable displacement piston pump/motor |
| JP2012126848A (ja) * | 2010-12-16 | 2012-07-05 | Nittetsu Yawata Engineering Co Ltd | 集塵コネクタ装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100762431B1 (ko) * | 2001-10-22 | 2007-10-04 | 주식회사 포스코 | 장입차의 탄화실 배기장치 |
-
1993
- 1993-10-22 JP JP28621093A patent/JP3196052B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3196052B2 (ja) | 2001-08-06 |
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