JPH0711858U - 永久磁石形同期電動機のロータ - Google Patents

永久磁石形同期電動機のロータ

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Publication number
JPH0711858U
JPH0711858U JP4320493U JP4320493U JPH0711858U JP H0711858 U JPH0711858 U JP H0711858U JP 4320493 U JP4320493 U JP 4320493U JP 4320493 U JP4320493 U JP 4320493U JP H0711858 U JPH0711858 U JP H0711858U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
permanent magnet
yoke
fitted
synchronous motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP4320493U
Other languages
English (en)
Inventor
恭祐 宮本
孝信 岩金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP4320493U priority Critical patent/JPH0711858U/ja
Publication of JPH0711858U publication Critical patent/JPH0711858U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】製作容易で、簡単にスキューができる永久磁石
形同期電動機のロータを提供する。 【構成】隣合う磁極の極性を周方向に交互になるように
着磁したリング磁石4の外径に、リング磁石4の着磁境
界41に漏洩磁束防止用の所定幅の溝7を設けた、積層
電磁鋼板もしくは強磁性体のソリッドよりなる円管状の
外ヨーク3を嵌合し、前記リング磁石4の内径に積層電
磁鋼板もしくは強磁性体のソリッドよりなる円管状の内
ヨーク5を嵌合し、永久磁石形同期電動機のロータを構
成する。また、溝7を、リング磁石4の着磁境界41を
基準に、軸方向の両端部をステータスロットピッチの1
/2ずつ捻って積層し、ロータスキューを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、永久磁石形同期電動機のロータ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内磁形モータとして、図3に示すように、強磁性体よりなるコアに毎極 毎相のスロット数qが整数となるようなスロット数と極数の関係にしたスロット を設け、スロット内に多相巻線2を巻回した電機子1の内径に、空隙を介し、円 柱状磁性体よりなり、等極ピッチで矩形溝9設けたロータヨーク8を配置し、ロ 矩形溝9に、半径方向に着磁した複数の矩形の永久磁石片10を、隣合う永久磁 石片10の極性をN,S,N,S・・・・のように入れ換えて埋設し、前記ロー タヨーク8の内径に、シャフト6を嵌合した永久磁石形同期電動機のロータがあ る。 また、ロータを分割し、おのおののロータの溝位置をずらしながら組合わせて ゆき、スキューを施すものがある(例えば、特開昭 63-140645 号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前者は、電磁鋼板を積層したロータコアの中に矩形の永久磁石を極 数分、挿入するので、ロータにスキューを施すことが困難である。また、後者は 、スキューはできるが、ロータが軸方向に多数に分割されるので、永久磁石の挿 入および組立工数が増加するという問題があった。そこで、本考案は製作容易で 、簡単にスキューができる永久磁石形同期電動機のロータを提供することを目的 とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本考案は、強磁性体よりなるコアに所定のピッチで 設けたスロット内に多相巻線を巻回した電機子の内径と、空隙を介し設けた、シ ャフト6と、円柱状磁性体よりなるロータヨーク8と、このロータヨーク8に、 半径方向に着磁した永久磁石を埋設した永久磁石形同期電動機のロータにおいて 、 前記永久磁石を、隣合う磁極の極性を周方向に交互になるよう着磁したリング 磁石4とし、このリング磁石4の外径に、リング磁石4の着磁境界41に隔極へ の漏洩磁束防止用の所定幅の溝7を設けた積層電磁鋼板もしくはソリッドの強磁 性体よりなる円管状の外ヨーク3を嵌合し、前記リング磁石4の内径に積層電磁 鋼板もしくはソリッドの強磁性体よりなる円管状の内ヨーク5を嵌合し、永久磁 石形同期電動機のロータを構成する。また、溝7をリング磁石4の着磁境界41 を基準に、軸方向の両端部をステータスロットピッチの1/2ずつ捻って外ヨー ク3を積層し、スキューを設ける。
【0005】
【作用】
上記手段により、内ヨークにリング磁石を嵌合し、リング磁石の外径に外ヨー クを順次嵌合する。また、外ヨークにスキューが施される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。 図1は、本考案の実施例の断面図である。 強磁性体よりなるコアに、毎極毎相のスロット数が整数となるようなスロット 数と極数の関係にしたスロットを所定のピッチPで設け、スロット内に多相巻線 2を巻回し、従来と同じ電機子1を構成する。 電機子1の内径には、空隙を介し、内径側に開いたロータ外径における極ピッ チの1/3から1/6となる幅のU字形の溝7を等ピッチで極数個設けた、強磁 性体・リング状の積層電磁鋼板もしくはソリッドよりなる外ヨーク3を配置して ある。 なお、U字形の溝7の頂部は、負荷時に磁気的には飽和し、且つ遠心力に耐え る厚みだけ切り残してある。 外ヨーク3の内径には、隣合う磁極の極性を極数分周方向に交互になるように 着磁したラジアル異方性のリング磁石4を、U字形の溝7が着磁境界41となる ように、嵌合してある。 リング磁石4の内径には、強磁性体・リング状の積層電磁鋼板もしくはソリッ ドよりなる内ヨーク5を嵌合してある。 内ヨーク5の内径には、シャフト6を勘合してある。 巻線2に電流を流すと、リング磁石4の外周に溝7間が突極となる外ヨーク3 があるために、q軸磁束Φq が流れる。また、q軸の位置でリング磁石4の作る 磁束を弱める方向に電流を流すと、このΦq との電磁誘導作用でリラクタンスト ルク成分が、磁石磁束Φd により生じるトルクに重畳される。 図2は、第2の実施例を示す斜視図であり、外ヨーク3に溝7の幅分のスキュ ーをかけるものである。 溝7を、リング磁石4の着磁境界41を基準に、軸方向の両端部をステータス ロットピッチの1/2ずつ捻って外ヨーク3を積層し、スキューを設ける。
【0007】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、 1.永久磁石をリング状の1ピースで構成したため、従来の複数の永久磁石片を 挿入していた作業が省略でき製造コストの低減が図れる。 2.外ヨークにスキューを施すことで、3次元的にスロットリップルの波形の位 相をずらすことで相殺させるので、内磁形モータのトルク精度を著しく向上させ るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図。
【図2】本考案の第2の実施例を示す斜視図。
【図3】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1 電機子,2 巻線,3 外ヨーク、4 リング磁
石,5 内ヨーク,6 シャフト、7 溝,8 ロータ
ヨーク、9 矩形溝、10 永久磁石、41 着磁境界

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強磁性体よりなるコアに設けた所定のピ
    ッチで設けたスロット内に多相巻線(2)を巻回した電
    機子(1)の内径に、空隙を介し設けた、円柱状磁性体
    よりなるロータヨーク(8)と、このロータヨーク
    (8)に埋設した半径方向に着磁した永久磁石と、前記
    ロータヨーク(8)の内径に嵌合したシャフト(6)よ
    りなる永久磁石形同期電動機のロータにおいて、 前記永久磁石を、隣合う磁極の極性を周方向に交互に入
    れ替え着磁したリング磁石(4)とし、このリング磁石
    (4)の外径に嵌合した、前記リング磁石(4)の着磁
    境界(41)に隔極への漏洩磁束防止用の所定幅の溝
    (7)を設けた、積層電磁鋼板よりなる円管状の外ヨー
    ク(3)と、前記リング磁石(4)の内径側に嵌合した
    積層電磁鋼板よりなる円管状の内ヨーク(5)を備えた
    ことを特徴とする永久磁石形同期電動機のロータ。
  2. 【請求項2】 前記溝(7)を、リング磁石4の着磁境
    界(41)を基準に、軸方向の両端部をステータスロッ
    トピッチの1/2ずつ捻って外ヨーク(3)を積層し、
    スキューを設けた請求項1記載の永久磁石形同期電動機
    のロータ。
JP4320493U 1993-07-12 1993-07-12 永久磁石形同期電動機のロータ Pending JPH0711858U (ja)

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JP4320493U JPH0711858U (ja) 1993-07-12 1993-07-12 永久磁石形同期電動機のロータ

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JPH0711858U true JPH0711858U (ja) 1995-02-21

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001069735A (ja) * 1999-08-31 2001-03-16 Toshiba Corp 永久磁石式リラクタンス型回転電機
JP2004072858A (ja) * 2002-08-05 2004-03-04 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石埋め込み型電動機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001069735A (ja) * 1999-08-31 2001-03-16 Toshiba Corp 永久磁石式リラクタンス型回転電機
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