JPH0711835Y2 - 汚水処理装置 - Google Patents

汚水処理装置

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JPH0711835Y2
JPH0711835Y2 JP2930189U JP2930189U JPH0711835Y2 JP H0711835 Y2 JPH0711835 Y2 JP H0711835Y2 JP 2930189 U JP2930189 U JP 2930189U JP 2930189 U JP2930189 U JP 2930189U JP H0711835 Y2 JPH0711835 Y2 JP H0711835Y2
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JP
Japan
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tank
air
constant water
lift pipe
air lift
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JP2930189U
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English (en)
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JPH02121192U (ja
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純司 高橋
秀樹 箕浦
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は汚水処理装置において流入汚水の変動に拘わら
ず、一定量づつ汚水を移送して処理量を平準化する技術
に関し、詳しくは汚水を移送するとき臭いの発生を防止
する技術に関するものである。
[従来の技術] 一般に流入水の流入変動を平準化することにより、汚水
の処理の効率を上げ、また安定化させることができるも
のであり、構造基準(建設省告示第1292号)においても
処理対象人員201人以上で流入水の流量変動が大きい場
合には流量を調整できる構造とすることと定められ、そ
の基準も示されている。そして沈澱分離槽のような一次
処理槽から接触ばっき槽のような二次処理槽へと一定量
の汚水を移流させるのに、定量型の揚水ポンプを用いる
ことも行なわれているが、この定量型の揚水ポンプはコ
ストが高く、一次処理槽内に浸けられるポンプへの電気
配線を要し、漏電防止措置が面倒であり、且つ目詰まり
が生じるおそれがあり、その保守点検も大変となる等の
問題があった。
[考案が解決しようとする課題] ところで、エアーリフトパイプのような配管内にエアー
を供給してエアーリフトにて揚水する手段も考えられる
が、一次処理槽の汚水水位が大きく変動する場合にはエ
アーリフトによる揚水量も変動し、目詰まり等が生じ難
く、メンテナンスも比較的容易に行なえるエアーリフト
手段を採用し難いものとなっていた。
この欠点を解決するため一次処理槽と二次処理槽との間
に定水位槽を設け、一次処理槽から定水位槽に汚水を移
送し、定水位槽から二次処理槽に汚水を移送するような
装置があるが、この装置は汚水を移送するとき強い臭い
が発生することが問題として挙げられる。つまり一次処
理槽から定水位槽に汚水を揚水するときは汚水を定水位
槽内で攪はんするため強い臭気が発生する。定水位槽か
ら二次処理槽に汚水を移送するときも同様のことが起こ
る(しかし二次処理槽が接触ばっき槽のようにより希釈
された汚水の場合には比較的攪はんされても臭いの発生
が少ない。) この問題を解決するものとして本出願人は先に特願平1
−6914号を出願したが、このものは臭気の発生する部分
を総て密閉構造にしたため構造が非常に複雑になるとい
う問題があった。
本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本考
案の目的とするところは臭気の発生を最小限に抑えるこ
とができると共に装置の構造を簡単にでき、且つ密閉さ
れた定水位槽内のエアー量の増加を防いで、定水位槽か
ら二次処理槽への定量移送を確保できる汚水処理装置を
提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案汚水処理装置は、一次処
理槽1と二次処理槽2との間に定水位槽3を設けて一次
処理槽1から定水位槽3へ第1のエアーリフトパイプ4a
を介して汚水を移送すると共に定水位槽3から二次処理
槽3へ第2のエアーリフトパイプ4bを介して汚水を移送
するようにした汚水処理装置において、定水位槽3を密
閉構造にして密閉された定水位槽3内に第1のエアーリ
フトパイプ4aを突出させると共に第2のエアーリフトパ
イプ4bを二次処理槽2内に突出させ、且つ第1のエアー
リフトパイプ4aにエアーを供給する第1のエアーポンプ
13aを設け、この第1のエアーポンプ13aは第1のエアー
リフトパイプ4aから定水位槽3内のエアー空間12に放出
されたエアーを吸引して第1のエアーリフトパイプ4aに
再度吐出するように構成した。
[作用] 一次処理槽1で処理された汚水は第1のエアーリフトパ
イプ4aにて定水位槽3に揚水され、定水位槽3の汚水が
第2のエアーリフトパイプ4bにて揚水されて二次処理槽
2に移流される。第1のエアーリフトパイプ4aから定水
位槽3に揚水するとき定水位槽3が密閉されているので
臭気が発生して漏れない。第2のエアーリフトパイプ4b
にて定水位槽3から二次処理槽2に移流するとき攪はん
されても希釈された汚水が攪はんされるため臭気の発生
が少ない。しかも、第1のエアーリフトパイプ4aから定
水位槽3内に放出されたエアーは、元の第1のエアーポ
ンプ13aに吸引されて第1のエアーリフトパイプ4aに再
度吐出されるので、定水位槽3のエアー空間12内の臭い
を多く含んだエアーを槽外に放出することなく循環させ
ることができる結果、槽外への臭気の発生を防止できる
と共に、密閉された定水位槽3内のエアー量の増加を同
時に防止でき、定水位槽3内の水位を一定に保てるよう
になる。
[実施例] 第1図に示すように沈澱分離槽のような一次処理槽1と
接触ばっき槽のような二次処理槽2とは隣合うように設
けてあり、一次処理槽1内の上部には定水位槽3を内装
してある。第1のエアーリフトパイプ4aは一次処理槽1
と定水位槽3との間に架設してあり、第1のエアーリフ
トパイプ4aの流入口5は一次処理槽1の下方に開口して
おり、第1のエアーリフトパイプ4aの放出口6を定水位
槽3の上部に開口させてある。第2のエアーリフトパイ
プ4bは定水位槽3と二次処理槽2との間に架設してあ
り、第2のエアーリフトパイプ4bの流入口7は定水位槽
3に開口させてあり、第2のエアーリフトパイプ4bの放
出口8は二次処理槽2に開口させてある。かかる放出口
8は第2図(a)に示すように水面WLに対して離してあ
っても水面WL下に位置させてあってもよい。定水位槽3
にはオーバーフロー口9を設けてあり、オーバーフロー
口9から一次処理槽1内に向けてオーバーフローパイプ
10を連出してある。定水位槽3の上面は蓋11にて閉塞し
てあり、定水位槽3をこの蓋11にて密閉してあり、定水
位槽3の上部に密閉したエアー空間12を形成してある。
第1のエアーポンプ13aから吸気管14及び供給管15を連
出してあり、供給管15を第1のエアーリフトパイプ4aの
流入口5に臨ませてあり、吸気管14をエアー空間12に連
通させてある。第2のエアーポンプ13bから供給管16を
連出させてあり、供給管16を第2のエアーリフトパイプ
4bの流入口7に臨ませてある。
今、第1のエアーポンプ13aを駆動して第1のエアーリ
フトパイプ4aにエアーを供給すると、第1のエアーリフ
トパイプ4aを気泡が上昇して一次処理槽1から定水位槽
3に汚水が揚水される。このとき定水位槽3にはオーバ
ーフロー口9があり、一定水位以上の汚水はオーバーフ
ロー口9からオーバーフローパイプ10を介して返流され
て定水位槽3内が一定の水位に保たれる。また第1のエ
アーリフトパイプ4aからエアー空間12に放出されたエア
ーはエアーポンプ13aに吸引され、再度吐出されるため
にエアー空間12の空気が循環することになり、槽外に放
出されない。この循環するエアーは臭いを多く含んだ空
気である。また、上記のように定水位槽3のエアー空間
12内の臭いを多く含んだエアーを槽外に放出することな
く循環させることによって、密閉された定水位槽3内の
エアー量の増加を防止でき、定水位槽3内を一定の水位
に保つことができる。さらに定水位槽3は密閉されてい
るため揚水するときの騒音も漏れない。また第2のエア
ーポンプ13bを駆動して第2のエアーリフトパイプ4bに
エアーが供給されると、気泡が第2のエアーリフトパイ
プ4bを上昇して揚水され、第2のエアーリフトパイプ4b
の放出口8から汚水が二次処理槽2に放出される。この
とき放出口8からの汚水の放出にて二次処理槽2内に汚
水が攪はんされるが、二次処理槽2内の汚水は希釈され
た汚水のため比較的臭いの発生が少ない。放出口8は第
2図(a)に示すように水面WLの上に位置していても水
面WL下に位置していてもよいが、水面WL下に位置してい
る方が臭いに対しては放出から希釈汚水までの間からの
漏れがなく効果的である。
[考案の効果] 本考案は叙述の如く定水位槽を密閉構造にして密閉され
た定水位槽内に第1のエアーリフトパイプを突出させる
と共に第2のエアーリフトパイプを二次処理槽内に突出
させているので、第1のエアーリフトパイプにて一次処
理槽から定水位槽に揚水するときには臭いの漏れがな
く、第2のエアーリフトパイプにて定水位槽から二次処
理槽に汚水を放出するときは希釈汚水に放出するため臭
いの発生が少ないものであって、定水位槽を密閉するだ
けの簡単な構造で臭いの発生を抑えることができるもの
であり、しかも定水位槽と二次処理槽との両方を密閉す
るのに比べて臭いの防止機能は少し劣るが構造を簡単に
できて実用的なものである。さらに、第1エアーリフト
パイプにエアーを供給する第1のエアーポンプを設け、
この第1のエアーポンプは第1のエアーリフトパイプか
ら定水位槽内のエアー空間に放出されたエアーを吸引し
て第1のエアーリフトパイプに再度吐出するように構成
したから、第1のエアーリフトパイプから定水位槽内に
放出されたエアーは、元の第1のエアーポンプに吸引さ
れて第1のエアーリフトパイプに再度吐出されるので、
定水位槽のエアー空間内の臭いを多く含んだエアーを槽
外に放出することなく循環させることができ、その結
果、槽外への臭気の発生を防止できると共に、密閉され
た定水位槽内のエアー量の増加を同時に防止でき、定水
位槽内を一定の水位に保つことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図(a)
(b)は同上の第2のエアーリフトパイプの放出口の位
置を説明する説明図であって、1は一次処理槽、2は二
次処理槽、3は定水位槽、4aは第1のエアーリフトパイ
プ、4bは第2のエアーリフトパイプである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次処理槽と二次処理槽との間に定水位槽
    を設けて一次処理槽から定水位槽へ第1のエアーリフト
    パイプを介して汚水を移送すると共に定水位槽から二次
    処理槽へ第2のエアーリフトパイプを介して汚水を移送
    するようにした汚水処理装置において、定水位槽を密閉
    構造にして密閉された定水位槽内に第1のエアーリフト
    パイプを突出させると共に第2のエアーリフトパイプを
    二次処理槽内に突出させ、且つ第1のエアーリフトパイ
    プにエアーを供給する第1のエアーポンプを設け、この
    第1のエアーポンプは第1のエアーリフトパイプから定
    水位槽内のエアー空間に放出されたエアーを吸引して第
    1のエアーリフトパイプに再度吐出するように構成され
    て成る汚水処理装置。
JP2930189U 1989-03-15 1989-03-15 汚水処理装置 Expired - Lifetime JPH0711835Y2 (ja)

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JP2930189U JPH0711835Y2 (ja) 1989-03-15 1989-03-15 汚水処理装置

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JP2930189U JPH0711835Y2 (ja) 1989-03-15 1989-03-15 汚水処理装置

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Publication Number Publication Date
JPH02121192U JPH02121192U (ja) 1990-10-01
JPH0711835Y2 true JPH0711835Y2 (ja) 1995-03-22

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ID=31253394

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JP2930189U Expired - Lifetime JPH0711835Y2 (ja) 1989-03-15 1989-03-15 汚水処理装置

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JPH0647107B2 (ja) * 1989-08-01 1994-06-22 株式会社徳智技研 汚水処理槽用流量調整装置

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JPH02121192U (ja) 1990-10-01

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