JPH08276175A - 廃水の排出装置 - Google Patents
廃水の排出装置Info
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- JPH08276175A JPH08276175A JP10490395A JP10490395A JPH08276175A JP H08276175 A JPH08276175 A JP H08276175A JP 10490395 A JP10490395 A JP 10490395A JP 10490395 A JP10490395 A JP 10490395A JP H08276175 A JPH08276175 A JP H08276175A
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Abstract
運転により揚送排出させる装置において、流入廃水中に
混在する浮遊物や沈殿物を槽内に残存させることなく排
出させる。 【構成】廃水の流入して来る外槽1の下底部に2個の内
槽4a,4bを凹設し、これら両内槽の下底部間を流通
させる連通孔5を穿設し、外槽1の外へ導延される揚送
管3に吐出口を接続させて収容される2台のポンプ7
a,7bの各吸込口8をそれぞれ内槽4a,4b内の下
方部へ開口させる。そして一方のポンプ駆動時には当該
内槽内の水位と同調してポンプ停止側内槽内の水位も低
下し、ポンプ駆動側内槽内に旋回流が形成増幅せられる
よう構成した。
Description
る廃水の排出装置に関するものである。
下底部に2個の内槽を凹設し、これら内槽内下方部へ吸
込口を導下させ吐出口を上導させた2台のポンプの交互
運転により、上記流入廃水を揚送排出させることは従来
から広く行われている。
浮遊物や沈殿物が混在する。
まで上昇し、第1のポンプが起動して揚送排出が進行
し、第1の内槽内の水位が底部近くの停止水位まで低下
しても、第2の内槽内には廃水が溜まったままである。
また、第1のポンプによって揚送排出の行われる第1の
内槽内においても、ポンプの吸い込み水流では吸込口周
辺の固形物が排除されるのみで、浮遊物や沈殿物の多く
は排出されることなく残留する。そのため、腐敗したス
カムがガスを発生させて、周辺に悪臭が漂うようなこと
になる。また、残留堆積物の漸増により、ポンプ吸込口
が閉塞されて揚送機能が損なわれることにもなる。
浮遊物や沈殿物を残存させることなく、廃水と共にポン
プにより吸引して排出し得られる有効な装置を提供する
ことにある。
は、槽内へ向けて開口される廃水流入口と槽外へ向けて
導延される廃水揚送管を有する外槽の下底部に2個の内
槽を配設し、これら内槽内の各下方部へ吸込口が開口さ
れるよう2台のポンプをそれぞれ収容させ、各ポンプの
吐出口を上記廃水揚送管に接続し、上記2個の内槽の底
部間を連通孔により流通させて、一方の内槽内における
ポンプ駆動に伴う廃水の吸引排出作用により他方のポン
プ停止側内槽内から上記ポンプ駆動側内槽内への廃水流
入作用を生じて該内槽内に旋回流が形成増幅せられると
共に該旋回流の持続時間が増大せられ、且つ、ポンプ停
止側内槽内の水位がポンプ駆動側内槽内の水位と同調し
て低下するよう構成した。
内へ向けて開口される廃水流入口2と槽外へ向けて導延
される廃水揚送管3を有し、下底部には2個の内槽4
a,4bが凹設されている。これら2個の内槽4a,4
bは上方が大径で下方が小径の摺鉢状傾斜面を有してお
り、両内槽4a,4bの底部間はポンプの回転方向と背
向する方向へ導延されるよう穿孔された連通孔5によっ
て導通されている。7aは一方の内槽4a内の下方部へ
吸込口8が開口されるよう収容された水中汚物ポンプ、
7bは他方の内槽4b内の下方部へ吸込口8が開口され
るよう収容された水中汚物ポンプであって、いずれも吐
出口9が前記廃水揚送管3と着脱自在に接続される。1
0は水中汚物ポンプ7a,7bの装脱時に使用される昇
降ガイド、11は廃水流入口2の開口部近くに付設され
た飛散防止カバーである。
で上昇すると、第1のポンプ7aが起動して廃水の揚送
排出が開始される。揚送排出作業が進行して内槽4a,
4bの上縁まで水位が達したのちは、第1の内槽4a内
の廃水が揚送排出されることになるが、この第1のポン
プ7aの揚送排出作用により第2の内槽4b内から連通
孔5を通して第1の内槽4a内への廃水流入作用を生じ
るため、第2の内槽4b内の水位は第1の内槽4a内の
水位と同調して低下し始める。また、上記連通孔5を通
しての廃水流入作用によって第1の内槽4a内には旋回
流が形成増幅せられ、且つ、廃水は摺鉢形傾斜面に沿っ
て周辺部から旋回上昇し中央部から下降して対流作用を
生じ、従って廃水中の浮遊物や沈殿物が強力に攪拌され
つつポンプ吸込口8から吸い込まれることになる。そし
て両内槽4a,4b内の水位が槽底近くの所定の停止水
位まで達すると第1のポンプは停止する。この間、揚送
排出されるのは第1の内槽4a内の廃水のみでなく、第
2の内槽4b内の廃水をも連通孔5を介して揚送排出さ
せるのである。これは単にポンプ停止中の第2の内槽4
b内に廃水を残留させないというだけのことではない。
その分上記旋回流の形成時間が持続させられることにな
るのである。つまり、第1の内槽4a内における浮遊物
や沈殿物の攪拌時間がそれだけ増大されるということで
ある。従って、浮遊物や沈殿物が廃水と共に揚送排出さ
れ易くなり、槽内に残存することがない。
が所定の起動水位まで上昇したときは、第2のポンプ7
bが起動して廃水の揚送排出が行われ、水位が内槽4
a,4bの上縁まで達したのちは、第2の内槽4b内の
廃水が揚送排出されることになるが、以下の作用は既述
の第1のポンプ7a起動の場合と同様であるので説明を
省略する。
て、ポンプ駆動側内槽内の廃水と共にポンプ停止側内槽
内の廃水をも同時に吸引して揚送排出し得られるが、そ
の派生的効果としてポンプ駆動側内槽内に旋回流が形成
増幅せられてその持続時間が増大せられるため、廃水の
攪拌作用を生じて浮遊物や沈殿物の揚送排出に有効であ
る。従って、内槽内における残留スカムに起因する悪臭
の発生や、堆積物によるポンプ吸込口の閉塞事故が防止
し得られるという利点がある。
ける要部横断平面図である。
Claims (1)
- 槽内へ向けて開口される廃水流入口と槽外へ向けて導延
される廃水揚送管を有する外槽の下底部に2個の内槽を
配設し、これら内槽内の各下方部へ吸込口が開口される
よう2台のポンプをそれぞれ収容させ、各ポンプの吐出
口を上記廃水揚送管に接続し、上記2個の内槽の底部間
を連通孔により流通させて、一方の内槽内におけるポン
プ駆動に伴う廃水の吸引排出作用により他方のポンプ停
止側内槽内から上記ポンプ駆動側内槽内への廃水流入作
用を生じて該内槽内に旋回流が形成増幅せられると共に
該旋回流の持続時間が増大せられ、且つ、ポンプ停止側
内槽内の水位がポンプ駆動側内槽内の水位と同調して低
下するよう構成したことを特徴とする廃水の排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10490395A JP3751334B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 廃水の排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10490395A JP3751334B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 廃水の排出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08276175A true JPH08276175A (ja) | 1996-10-22 |
JP3751334B2 JP3751334B2 (ja) | 2006-03-01 |
Family
ID=14393101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10490395A Expired - Lifetime JP3751334B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 廃水の排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3751334B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002130147A (ja) * | 2000-08-14 | 2002-05-09 | Komatsu Denki Sangyo Kk | 水処理施設における現場施設のコントローラ |
CN103015521A (zh) * | 2011-09-22 | 2013-04-03 | 格兰富控股联合股份公司 | 废水提升装置 |
-
1995
- 1995-04-05 JP JP10490395A patent/JP3751334B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002130147A (ja) * | 2000-08-14 | 2002-05-09 | Komatsu Denki Sangyo Kk | 水処理施設における現場施設のコントローラ |
JP4647071B2 (ja) * | 2000-08-14 | 2011-03-09 | 小松電機産業株式会社 | 水処理施設における現場施設のコントローラ |
CN103015521A (zh) * | 2011-09-22 | 2013-04-03 | 格兰富控股联合股份公司 | 废水提升装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3751334B2 (ja) | 2006-03-01 |
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