JPS6031873A - 固形物含有廃水の揚水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は固形物含有廃水の揚水装置に関するものである
。

各種産業設備で発生する洗浄水や冷却水等の廃水はまず
揚水ビット内に集められ、サンドポンプ等によって廃水
処理設備に送水されるが、この揚水ピット内には各種設
備特有の固形物が流入して底部に堆積し、サンドポンプ
を作動させてもポンプの吸込水流のみでは吸込口周辺の
固形物を排除し得るにすぎないため、次第に固形物の堆
積量が増大し、やがてはポンプ吸込口をも閉塞して揚水
不能状態となるという問題点がある。かかる状態の発生
を防止するため従来ポンプ吸込口の下方に攪拌羽根を取
り付けるか、又は別体のノズルより圧力水を噴射して攪
拌するという方法がとられていたが、前者にあっては完
全な効果を奏し得ないばか塾か揚水ピット全体の堆積を
防止し得るものではなく、後者にあうでも揚水ピット全
体の堆積を防止するためには多大の動力と水を必要とす
るという問題がある。

そξで本発明では別に動力や水を必要とすることなく、
水の落下エネルギーを有効に利用して含有固形物を全て
揚水することができる固形物含有廃水の揚水装置を提供
せんとするものであり、その要旨とするところは、含有
固形物を水の流れと共に流下させるに十分な下り勾配を
有する流入路を備えた揚水ピットの内底部で流入路の反
対側側皺寄りに、その内底面との間に所要の空間を保持
してサンドポンプの吸込口を開口させ、かつ前記反対側
側壁と揚水ピットの内底面との接続隅部を湾曲面として
成ることを特数とする固形物含有廃水の揚水装置にある
。

以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。

第１図及び第２図は既存の揚水ピットを利用した本発明
の第１実施例を示すもので、図において（１）は既存の
揚水ピット、（２）は室軸沈水形のサンドポンプ、（３
）は同サンドポンプの吸込口、（４）は同揚水管、（５
）は揚水ピット上に設置された電動機、（６）は流入路
であり、本実施例では既存の揚水ピット＋ｒ＋内の長手
方向−側に沿って下り勾配を有する樋状の流入路（６）
を形成すると共に、同流入路（６）の下端で既存の揚水
ピット（１）のコーナ一部に揚水ピット（１）を区画形
成しており、同揚水ピット（１）の内底部で流入路（６
）の反対側側壁（７）寄りにその内底面（８）との間に
所要の空間を保持してサンドポンプ（２）の吸込口（３
）を開口させ、かつ前記反対側側壁（７）と揚水ビ、）
　（１１の内底面（８）との接続隅部を滑らかな湾曲面
（９）となしたものである。なお、流入路（６）の下り
勾配の傾斜度は含有固形物の種類や廃水流量により異な
るので、その状況に応じて個別的に決定する必要がある
。

本実施例では上記構成より成るため、流入路（６）に流
れ込んだ固形物含有廃水は流入路（６）の下り勾配によ
って含有固形物と共に揚水ピット（１）内まで勢い良く
流下し、揚水ビｙ）（１１の内底面（８）とサンドポン
プ（２）の吸込口（３）との間に形成された空間を通過
して湾曲面１９＋と反対側側壁（７）により上昇反転し
、この水勢により含有固形物を吸込口（３）周辺で浮遊
吠態となし得るため、含有固形物の堆積がなく全てサン
ドポンプ（２）の吸込口（３）より吸引されて揚水され
るものである。なおこの場合において揚水ピット（１１
内の水位が高いと揚水ピット（１）内底面（８）の水勢
が弱くなって含有固形物が堆積するため流入廃水量より
揚水能力の大きいサンドポンプを使用し常に低水位にて
連続運転する必要があるが。

従来のサンドポンプでは水と共に吸入された空気が羽根
車内に留って空気閉塞（エアーロック）現象を起ξし％
揚水不能となるため、空気の吸い込みが激しい低水位で
の連続運転が可能なサンドポンプ（例えば同日付提出の
特許順回「鳴水運転用立軸形ポンプ」）の使用が必要に
なる。

＃Ｉ３図及び第４図は本発明装置を新設する場合の第２
実施例を示すものであり、本実施例では反対側側壁（７
）を共通にする２つの装置を備えた場合を示す０本実施
例図面に示す様に本発明装置によれば従来の様な広い揚
水ピットを設ける必要性がなくなりスペースの有効利用
が可能となるものである。なお１両装置の構成及び作用
効果は前記第１実施例とほぼ同様である。

第５図及び第６図は本発明装置を新設する場合の第３実
施例を示すものであり、本実施例では前記第２実施例と
同様に反対側側壁（７）を共通にする２つの装置を備え
た場合であるが、流入路（６）のサンドポンプ（２）寄
りの個所に段部（ＩＱを設けている点で前記第１及び１
２実施例とは相違している。仁のため本実施例では段部
−の前面に飛散防止用の案内板α力が設けられ、段部（
ＩＧにおける廃水の飛散を防止すると共に、水勢を弱め
ることなく揚水ピｆｆ）（１）の内底面（８）にスムー
ズに流れ込む様にしている。

以上詳細に説明した如く本発明によれば、水の落下エネ
ルギーを有効に利用して固形物を含む廃水を全て円滑に
揚水することができ、従って従来の様な余分な動力や大
量の攪拌水が不要となりランニングコストを大幅に節減
し得ると共に、装置が大幅に小型化され、スペースの有
効利用が可能になる等多くの効果を発揮するものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示す平面図、第２図は第
１図１−１線における縦断正面図、第３図は本発明の第
２実施例を示す平面図％＠４図は第３図Ｗ−Ｗ線におけ
る縦断正面図、第５図は本発明の第３実施例を示す平面
図、第６図は第５図ｖ−ｖ線における縦断正面図である
。 図中、１１）　：　ｗＡ水一ビツト　（２）：サンドポ
ンプ（３）：吸込口　（６）二流入路 （７）：反対側側壁　侶）：内底面 （９）：湾曲面 特許出願人　井　上　虎　男 代　理　人　有　吉　教　晴

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 Ｌ　含有固形物を水の流れと共に流下させるに十分な下
   り勾配を有する流入路を備えた揚水ピ。 トの内底部で流入路の反対側側壁寄りに、その内底面と
   の間に所要の空間を保持してサンドポンプの吸込口を開
   口させ、かつ前記反対側側壁と揚水ピットの内底面との
   接続隅部を湾曲面として成ることを特徴とする固形物含
   有廃水の揚水装置。