JP3345876B2 - 循環ポンプ等における吸込装置 - Google Patents

循環ポンプ等における吸込装置

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JP3345876B2
JP3345876B2 JP12002697A JP12002697A JP3345876B2 JP 3345876 B2 JP3345876 B2 JP 3345876B2 JP 12002697 A JP12002697 A JP 12002697A JP 12002697 A JP12002697 A JP 12002697A JP 3345876 B2 JP3345876 B2 JP 3345876B2
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明敬 田村
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、汚水の処理等に
用いる循環ポンプの吸込装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水槽を利用して汚水等を循環する
装置としては、図1に示すような装置がよく知られてい
る。図1−(イ)に示すものでは、水槽1に設けた立型
のポンプ2で水槽1の底部の水を吸込んで隣接した水槽
1に吐出させている。図1−(ロ)では、水槽1、1の
中間にポンプ2を設置して一方の水槽1の底部の水を他
方の水槽1に吐出させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、図1−
(イ)および図1−(ロ)に示す装置では、何れも水槽
1の深層の水を主として吸引し、上層部の水が滞留する
難点がある。
【0004】このため、図2に示すように、水槽1の側
壁にその深さ方向に多段に通孔3を設けて、槽内水の各
水深層から吸引する装置や図3に示すように水槽内の
上、中、下の各水深層にそれぞれ吸込口を有するポンプ
を設けて各層の水を吸引することも考えられるが、図2
に示す構造では、装置の構造が複雑となり、また、図3
に示すものでは、水槽1内に多数のポンプを設置するた
め、水槽1の有効体積が減少する難点がある。また、水
槽の形状を工夫して水槽内各部から均一に水を吸引する
ことも考えられるが、このようにすると水槽の計画設計
の段階から配慮が必要で設置条件等で計画がむつかし
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述のよう
な課題を解決し得るものであって、その要旨とするとこ
ろは、汚水の循環等に用いるポンプにおいて、羽根車の
ケーシングの下部に接続されて下方に伸びる吸込ケーシ
ングの側壁に、該吸込ケーシングの下方の吸込口とは別
に補助吸込口を水深に沿って多段に設け、この補助吸込
口の吸込量および下方の吸込口の吸込量を略同一とした
ものである。
【0006】このように、上記側壁に設ける補助吸込口
は、長い吸込口ケーシングを用いて水深に沿って多段に
開設しておけば効果的である。また、吸込ケーシングの
形状も逆円錐状に、あるいは円筒状のものと逆円錐状の
ものを継足したものを用いて逆円錐状部に補助吸込口を
設けておけば、上位の補助吸込口の口径を広くできて、
吸込流速を緩くすることができ空気の巻込み等を防止す
ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明は、上述のように構成す
るもので、要するに1台のポンプで水槽の水深に対応し
て、吸込ケーシングの側壁に吸込口を設け、各吸込口の
その吸込量を均等にしたもので、水槽内の各水深層から
均等に吸水し、水槽の特定場所に滞溜水が発生するのを
防止することができるものである。
【0008】また、吸込ケーシングは、その形状を逆円
錐状にすることによって、吸込水流がケーシング内を円
滑に流れるようにするとともに、吸込口径を大きく取れ
るようにして吸込流速を緩くし、吸込口周辺で偏流の発
生や空気の巻込みを防止したものである。なお、吸込ケ
ーシングの各吸込口からの吸込水量を均等にする手段と
しては、各吸込口における管路抵抗を基にして各吸込口
の口径を算出決定するものである。以下、図面に基づい
てこの発明を具体的に説明する。
【0009】
【実施例】図4および図5は、この発明を施したポンプ
の側面図および縦断面図であって、図において、符号5
はポンプの羽根車、6はそのケーシング、7はケーシン
グ6に継足した吸込ケーシング、8はベルマウス、9は
吸込ケーシング7の斜面壁に設けた補助吸込口である。
この補助吸込口9の面積(通孔の合計面積)はベルマウ
ス8の下端の吸込口8の面積に対して、その吸込流量が
同量となるように設定してある。なお、符号10は吐出
口を示すものである。
【0010】この発明に係る装置は、上述のように構成
してあり、羽根車5を回転させることにより、槽内水
が、ベルマウス8の下端の吸込口11および吸込ケーシ
ング7の側壁の補助吸込口9、9からそれぞれ、同量吸
込まれて吐出口10から吐出する。すなわち、図4およ
び図5に示す装置では、水槽内の上、中、下の水深層の
水が均等に抜き取られ、滞溜水が生ずることなく排水す
ることができるものである。
【0011】また、この槽内水の吸込時に図5に示す吸
込ケーシング7では、下部が小径で上部を大径に構成し
てあるので補助吸込口9を大きくして、吸込水の流速を
緩くすることができる。従って、吸込口の周辺に発生す
る渦や空気の巻込みを防止できる。図6および図7は、
この発明に係るポンプと従来ポンプとの機能を比較解説
するもので、図6では、吸込口が多段で大径に開設され
て流速が緩やかなのに対して、図7に示す従来装置で
は、吸込ケーシング7内の流れが速くなり、渦や空気の
巻込み等が発生し易いことを示している。
【0012】このことから、図8および図9に示すよう
に吸込ケーシング7内の管路を形成することも考えられ
るが、何れの場合も、その段部Pに塵埃が溜る等の難点
がある。これに比較しても前述図6に示した吸込ケーシ
ング7では、水流を緩和すると同時に塵埃等の堆積を防
止でき効率的である。さらに、図10に示すように吸込
ケーシング7全体形状を逆円錐状に構成し、その周壁面
に吸込孔を設けると吸込水流が管壁に沿って円滑に流れ
るとともに、塵埃の堆積等を完全に防止することができ
る。
【0013】
【発明の効果】このように、この発明に係る装置によれ
ば、1台のポンプで、槽内水の各水深層から均等に吸水
し、槽内に滞溜水を生ぜしめることがなく、従来の槽内
に複数台のポンプを設置するのに比較して容積効率が高
く、また、吸引する際に吸込流速が緩やかで、渦流や空
気の巻込みがなく、さらに、製作するに当っても、吸込
ケースのみ配慮することで足り安価に製作が可能であ
り、汚水の処理やプラントのプロセス内に用いて卓効を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の水槽水の循環装置を示す模式側面図であ
る。
【図2】同じく、水槽水の循環装置を示す模式側面図で
ある。
【図3】同じく、水槽水の循環装置の他の実施例の模式
側面図である。
【図4】この発明を施した立型ポンプの側面図である。
【図5】同じく、図4のポンプの縦断側面図である。
【図6】この発明に係る装置の作用を解説的に示す概略
の側面図である。
【図7】従来のポンプ装置の作用を解説的に示す概略の
側面図である。
【図8】この発明に係るポンプの吸込ケーシングの他の
実施例の側面図である。
【図9】この発明に係るポンプの吸込ケーシングの他の
実施例の側面図である。
【図10】この発明に係るポンプの吸込ケーシングの他
の実施例の側面図である。
【符号の説明】
5 羽根車 6 ケーシング 7 吸込ケーシング 9 補助吸込口 11 下端の吸込口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 29/54 F04D 13/08 F04D 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水の循環等に用いるポンプにおいて、
    羽根車5のケーシング6下部に接続されて下方に伸びる
    吸込ケーシング7の側壁に、該吸込ケーシング7の下端
    の吸込口11とは別に補助吸込口9を水深に沿って多段
    設け、この補助吸込口9の吸込量および下端の吸込口
    11の吸込量を略同一としたことを特徴とする循環ポン
    プ等における吸込装置。
  2. 【請求項2】 上記吸込ケーシング7が逆円錐状に構成
    されており、その側壁に補助吸込口9が水深方向に沿っ
    て多段に設けられている請求項1記載の循環ポンプ等に
    おける吸込装置。
  3. 【請求項3】 上記吸込ケーシング7が円筒状部分と逆
    円錐状部分とを交互に接続して上部が大径に、下部が小
    径に構成されており、その逆円錐状の側壁部に補助吸込
    口9が開設してある請求項1記載の循環ポンプ等におけ
    る吸込装置。
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