JPH0711834U - 絶縁バスダクトの接続部 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 分岐接続が容易な絶縁バスダクトの接続部を
提供する。 【構成】 長さ方向に相対する絶縁バスダクトの導体当
板を介して接続した接続部において、導体当板の側面
に、上方に突出した分岐端子板を取付けた絶縁バスダク
トの接続部。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は分岐端子板を設けた絶縁バスダクトの接続部に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図３は従来の絶縁バスダクトの接続部の説明図で、図３（イ）は斜視図、図３ （ロ）は水平方向の縦断面図である。 図面に示すように、長さ方向に相対向する絶縁バスダクト1a、1bの各導体ユニ ット2a、2bの端部絶縁体を除去して露出された導体3a、3bは導体当板４を介して 電気的に接続されており、上記導体当板４間には絶縁板５が位置し、外側のケー ス側板及び座金７とともに、これらを貫通する中央部を絶縁被覆した通しボルト ８により一括接続されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、近時設備の増設等により、しばしば線路の途中において分岐をとる必 要が生じる。この場合、従来の絶縁バスダクトにおいては、分岐のないユニット バスダクトを分岐のあるユニットバスダクトに交換する必要があるが、ユニット バスダクトは大きく、しかも重いため交換に要する作業が大変である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上述の問題点を解消し、分岐容易な絶縁バスダクトの接続部を提供す るもので、その特徴は、導体当板の側面に、上方に突出した分岐端子板を取付け たことにある。

【０００５】

【実施例】

図１は本考案の絶縁バスダクトの接続部の具体例の斜視図であり、図２（イ） 及び（ロ）はいずれも分岐端子板の斜視図である。図２（イ）及び（ロ）に示す ように、バスダクトの導体接続用の導体当板４の側面には、上方へ突出した分岐 端子板９が、溶接等により一体化されている。図２（イ）に示すものは分岐端子 板９が真直に上方に延びており、バスダクトの３条の導体のうち、中央部に位置 する導体当板に用いられる。又図２（ロ）に示すものは分岐端子板９が折れ曲が って上方に延びており、３条の導体のうち、外側に位置する導体当板に取付けら れる。これにより、３枚の分岐端子板９の先端はその間隔を保持し、ケーブルと の接続を容易にする。

【０００６】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の絶縁バスダクトの接続部によれば、導体当板に 分岐端子板が一体に取付けられているので、分岐端子板の増設作業が容易で、従 来のように、ユニットバスダクトを交換する必要がなくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の絶縁バスダクトの接続部の具体例の斜
視図である。

【図２】（イ）及び（ロ）はいずれも本考案における絶
縁バスダクト接続部の分岐端子板の斜視図である。

【図３】従来の接続部の説明図で、図３（イ）は斜視
図、図３（ロ）は水平方向の縦断面図である。

【符号の説明】

1a、1b バスダクト 2a、2b 導体ユニット 3a、3b 導体絶縁体を除去した導体 ４ 導体当板 ５ 絶縁板 ６ カバー側板 ７ 座金 ８ 通しボルト ９ 分岐端子板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 長さ方向に相対する絶縁バスダクトの導
   体ユニットを導体当板を介して接続した絶縁バスダクト
   の接続部において、上記導体当板の側面に、上方に突出
   した分岐端子板を取付けたことを特徴とする絶縁バスダ
   クトの接続部。