JPH0711817Y2 - 液剤塗布装置 - Google Patents

液剤塗布装置

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JPH0711817Y2
JPH0711817Y2 JP1989036972U JP3697289U JPH0711817Y2 JP H0711817 Y2 JPH0711817 Y2 JP H0711817Y2 JP 1989036972 U JP1989036972 U JP 1989036972U JP 3697289 U JP3697289 U JP 3697289U JP H0711817 Y2 JPH0711817 Y2 JP H0711817Y2
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work
tubular
cylindrical
liquid
liquid agent
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JP1989036972U
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光一 浅井
康宣 長谷川
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は筒状の金具等ワーク内面に液剤を接触させる
液剤塗布装置に関する。
(従来の技術及び考案が解決しようとする課題) 金具付の防振ゴム製品の成形方法として、予め所定部位
に接着剤を塗布した金具を成形金型にセットして、ゴム
材料の成形・加硫と同時にこれを金具に一体に接着する
方法が一般に用いられている。
ところで、金具の形状が複雑な筒形状を成し、しかも接
着処理面が内面のみである場合、その必要な内面のみ接
着剤を塗布する適当な方法がなく、そこで従来は金具全
体を接着剤中に浸漬するディップ法か、或いは接着剤を
噴霧するスプレー法が用いられていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらこの場合には不必要な個所まで接着剤が塗
布されてしまう。而して不必要な個所まで接着剤が塗布
されてしまうと、接着剤のロスが多くなる外、防振ゴム
製品の加硫・成形時に接着剤が金型に付着して金型を汚
してしまう問題を生ずる。
(課題を解決するための手段) 本考案の装置はこのような課題を解決するために案出さ
れたものであり、その要旨は、筒状のワークの内周面に
液剤を塗布するための液剤塗布装置であって、 定位置に配設可能に支持され、該筒状のワークの上下方
向に立てた状態に且つ該筒状のワークの下端の開口を開
口状態に保持するワーク保持部材と、 該ワーク保持部材に保持された該筒状のワークの下端に
液密に当接可能な、該ワーク保持部材の下方に上下動可
能に配設された該当接時に該筒状のワークの内部と連通
する筒状の端部部材と、 該筒状のワークの下端に該筒状の端部部材を当接あるい
は離間させるための端部部材昇降装置と、 該ワーク保持部材に保持された該筒状の上端に液密に当
接可能な、該ワーク保持部材の上方に上下動可能に配設
された該当接時に該筒状のワークと内部と連通する筒状
の押え蓋と、 該筒状のワークの上端に該筒状の押え蓋を当接あるいは
離間させるための押え蓋昇降装置と、 該ワーク保持部材の側方に昇降可能に配設された内部に
液剤を収容する昇降タンクと、 該昇降タンクを昇降駆動させる駆動装置と、 該昇降タンクと該筒状の端部部材間を該液剤を流通可能
に接続する可撓管と、 からなることを特徴とする液剤塗布装置を構成したこと
にある。
(作用及び考案の効果) かかる本考案の装置においては、昇降装置により端部部
材を上昇させてワーク下端部に液密に係合させ、以てワ
ーク内部を可撓管に連通させた状態において、下降位置
にある昇降タンクを駆動装置により上昇駆動すると、タ
ンク内部に収容されている液剤の液面が上昇し、タンク
内部の液剤が可撓管を通じてワーク内部の所定高さ位
置、即ちタンク内の液面と同じ高さ位置まで供給され
る。
従ってワーク内面における液剤塗布処理が必要な所定高
さ位置までタンク内の液剤の液面を上昇させるだけで、
ワークの必要個所のみ選択的に液剤塗布処理することが
できる。これにより接着剤等液剤のロスが可及的に少な
く抑えられると同時に、上記防振ゴム製品の加硫時にお
いては、不要個所に付着した接着剤により、成形型を汚
してしまう問題を回避できる。
本考案の装置は、筒状のワークの上端と液密に当接する
筒状の押え蓋を有し、この筒状の押え蓋はワークの環状
の上端を液密に当接する蓋部と蓋部から上方に延びる筒
部とからなり、一端から他端に貫通する貫通孔を有して
いる。
従って、液剤をワーク内部の適宜の位置まで充満させる
ことができることは勿論のこと、昇降タンク内の液剤の
液面をワークの上端よりも上側まで上昇させ、液剤を押
え蓋の筒部まで充満させてワークの内部にその下端から
上端まで確実に充満できる。
このように、昇降タンクの液面をワークの上端よりも上
側となるように昇降位置を設定することにより、ワーク
の内周面の一端から他端に漏れなく液剤を塗布すること
ができる。
また、筒状の押え蓋は下端から上端に貫通孔を有してい
るので、ワーク内部に液剤を導く際の空気抜き孔として
作用する。
加えて本考案の装置によれば、昇降装置にて端部部材を
上昇運動させるだけでワークの内部と可撓管とを連絡状
態とすることができるため、ワーク内部への液剤の導入
に当って、いちいち手作業でワークと可撓管とを接続作
業することを要せず、またワーク内部から液剤を排出し
た後は端部部材を昇降装置にて下降運動させることで、
ワークと可撓管との連絡状態を解除できるため、次々と
新たなワークに対して液剤の塗布作業を行うことがで
き、且つこれを機械的に速やかに行うことができる利点
を有する。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
第2図において10はフレームで、その上下中間位置に架
台12が配設されており、その架台12上を、第5図に示し
ているようにパレット14が筒状のワーク16を上下方向に
立てて保持した状態で、第3図に示す予熱ステーション
18,続く液剤塗布ステーション20,後続の乾燥ステーショ
ン22a…を矢印方向に沿って1ステップ毎順次に送られ
るようになっている。尚、パレット14には貫通孔24が形
成されており、ワーク16の下端開口を開放状態としてい
る。
ここで、パレット14が本発明の要旨中の「保持部材」を
例示している。
ワーク16及びパレット14の搬送路の上方位置には昇降体
26が配置されており、この昇降体26が、昇降シリンダ28
によって上下に昇降させられるようになっている。この
昇降体26には、第2図に示しているように熱風の吹出口
30と、ワーク16の上端開口を蓋する上下方向に貫通する
貫通孔を有する筒状の押え蓋32とが下向きに配列・固定
されており、これらが昇降体26と一体に昇降させられる
ようになっている。
筒状の押え蓋32は、第5図に示すように、下面にシール
リング76を備えた蓋部32aと、蓋部32aから上方に向かっ
て順に延びる筒部32b,32cとからなり、下端から上端に
貫通した貫通孔74が設けられている。
この貫通孔74はエア抜きとして作用する。また液剤を筒
部32bまで導くことができ、筒状のワーク16の下端から
上端まで確実に充満させることができる。
押え蓋32は、第5図に示しているように、パレット14に
より保持された各ワーク16の上方位置において、保持プ
レート34により保持されている。この保持プレート34
は、昇降体26に吊持されるとともに、スプリング36によ
り下向きに弾発されている。
一方ワーク16及びパレット14の搬送路の下方位置には、
昇降体38が配置されており、この昇降体38が昇降シリン
ダ40によって昇降させられるようになっている。この昇
降体38には、複数の熱風受口42と筒状の端部部材44と
が、前記熱風吹出口30及び押え蓋32に夫々対向して上向
きに配列固定されている。筒状の端部部材44は、第5図
に示しているように円筒形状を成していて可撓管46の先
端部に固定されており、その上端がリング状のシール部
材48を介してワーク16の下端開口端面に液密に当接させ
られるようになっている。
フレーム10の内側の下側部には、主タンク50が設置され
ており、その内部に液剤としての接着剤52(第4図)が
収容されている。
またパレット14の側方には、補助タンク54とこれを昇降
駆動する駆動装置56とが配設されている。駆動装置56は
昇降シリンダ58を有しており、かかるシリンダ58によっ
て補助タンク54を、ガイドロッド60とガイド筒62との案
内の下に昇降駆動するようになっている。
補助タンク54には、主タンク50内の接着剤52がポンプ61
により管路59を通じて供給されるようになっており、ま
たかかる補助タンク54においてオーバーフローした接着
剤52が、管路63を通じて主タンク50に戻されるようにな
っている。またこの補助タンク54には、可撓管46が連結
されていて、補助タンク54内の接着剤52が可撓管46を通
じて前記端部部材44の側に導かれるようになっている。
次に本装置の作用を説明する。
筒状のワーク16は、パレット14とともに架台12上を第3
図中矢印で示す経路に沿って順次に且つ間欠的に搬送さ
れて行く。而してワーク16が予熱ステーション18,液剤
塗布ステーション20,乾燥ステーション22a,22b…等所定
位置に停止した状態において、上下の昇降体26,38が夫
々下降及び上昇する。上側の昇降体26が下降すると、そ
の昇降体26に下向きに固定された熱風吹出口30及び押え
蓋32がワーク16の上端に合致或いは当接させられる。
また一方下側の昇降体38が上昇すると、これに上向きに
固定された熱風受口42がワーク16の下端開口に合致し
て、そこにワーク16の内部を通る熱風の通路を形成す
る。
またこれとともに、液剤塗布ステーション20において
は、昇降体38に固定された端部部材44がシール部材48を
介してワーク16の下端開口端面に液密に当接し、ワーク
16の内部と可撓管46とを筒状の端部部材44を介して連通
させる。
この状態で下降位置にある前記補助タンク54が、昇降シ
リンダ58により上昇させられると、補助タンク54と筒状
の端部部材44間に可撓管46が接着剤52が流通可能に接続
されているので、補助タンク54内の接着剤52が可撓管46
内に導かれ、更に補助タンク54の上昇とともに可撓管46
内においてその液面を上昇させる。而して第1図に示し
ているように補助タンク54内の接着剤52の液面がワーク
16の上端開口と同じ高さ位置まで上昇すると、ワーク16
の内部には接着剤52が充満した状態となって、かかるワ
ーク16内面に接着剤52が塗布される。
一方予熱ステーション18及び乾燥ステーション22a…に
おいては、吹出口30より熱風が吹き出されるとともに、
吹き出された熱風がワーク16内部を通過してこれを加熱
し或いは乾燥させる。
このような処理が済むと、先ず補助タンク54が下降させ
られ、続いて上下の昇降体26,38が上方及び下方に夫々
後退させられて、夫々に固定されている吹出口30,筒状
の押え蓋32,受口42,筒状の端部部材44がワーク16から離
間させられる。
これらがワーク16より離間させられると、次にワーク16
はパレット14とともに1ステップ前方に送り出され、そ
して再び上記と同様の動作が行われて、新たなワーク16
への接着剤52の塗布及び乾燥等が行われる。
このように本例の装置によれば、ワーク16の内面にのみ
接着剤52を塗布することができる。これにより接着剤52
のロスを可及的に低く抑え得るとともに、ワーク16に対
してゴム弾性体を加硫接着する際に、金型の汚れを防止
できる。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はその他の形
態で構成することが可能である。
例えば上例ではワーク内面に接着剤を塗布する場合を例
にとったが、本考案は他の液剤をワーク内面に塗布した
り、或いは洗浄液をワーク内面に接触させて洗浄処理し
たりする場合にも適用可能であるし、ワークとして上記
形態以外の筒状ワークに対して本考案の適用が可能であ
る。
更に上例ではワーク内面全面に液剤を塗布しているが、
処理の必要な部位が内面の中間高さ部位である場合に
は、補助タンク内の液剤の液面上昇を同部位に対応する
高さ位置で停止させるようにしても良い。
その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲において、
当業者の知識に基づき、様々な変更を加えた形態で構成
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である液剤塗布装置の作用説
明図であり、第2図は同装置の正面構成図、第3図は同
装置におけるワークの搬送経路を示す平面図、第4図及
び第5図は夫々同装置の要部断面図である。 14:パレット(ワーク保持部材)、16:筒状のワーク 32:筒状の押え蓋、40,58:昇降シリンダ 44:端部部材、46:可撓管 48:シール部材、52:接着剤 54:補助タンク、74:管路 76:貫通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状のワークの内周面に液剤を塗布するた
    めの液剤塗布装置であって、 定位置に配設可能に支持され、該筒状のワークの上下方
    向に立てた状態に且つ該筒状のワークの下端の開口を開
    口状態に保持するワーク保持部材と、 該ワーク保持部材に保持された該筒状のワークの下端に
    液密に当接可能な、該ワーク保持部材の下方に上下動可
    能に配設された該当接時に該筒状のワークの内部と連通
    する筒状の端部部材と、 該筒状のワークの下端に該筒状の端部部材を当接あるい
    は離間させるための端部部材昇降装置と、 該ワーク保持部材に保持された該筒状の上端に液密に当
    接可能な、該ワーク保持部材の上方に上下動可能に配設
    された該当接時に該筒状のワークと内部と連通する筒状
    の押え蓋と、 該筒状のワークの上端に該筒状の押え蓋を当接あるいは
    離間させるための押え蓋昇降装置と、 該ワーク保持部材の側方に昇降可能に配設された内部に
    液剤を収容する昇降タンクと、 該昇降タンクを昇降駆動させる駆動装置と、 該昇降タンクと該筒状の端部部材間を該液剤を流通可能
    に接続する可撓管と、 からなることを特徴とする液剤塗布装置。
JP1989036972U 1989-03-30 1989-03-30 液剤塗布装置 Expired - Lifetime JPH0711817Y2 (ja)

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JPH02129286U JPH02129286U (ja) 1990-10-24
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JPS5119851B2 (ja) * 1972-04-26 1976-06-21

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