JPH07117885A - プリンタの用紙搬送機構 - Google Patents

プリンタの用紙搬送機構

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JPH07117885A
JPH07117885A JP27106493A JP27106493A JPH07117885A JP H07117885 A JPH07117885 A JP H07117885A JP 27106493 A JP27106493 A JP 27106493A JP 27106493 A JP27106493 A JP 27106493A JP H07117885 A JPH07117885 A JP H07117885A
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roller
paper
pinch
pressure contact
feed roller
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Katsu Mitsushima
且 光島
Hiromitsu Ogita
弘光 荻田
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Shinko Electric Co Ltd
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Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被転写紙全体に対する圧接力を均一にし、印
刷精度を向上させることができるプリンタの用紙搬送機
構を提供する。 【構成】 駆動モータが駆動することにより、支軸16
が矢印A方向に回動すると、それに追従して板バネ32
の先端部EPがレバー31の一部を押さえ付け、レバー
31も矢印A方向に回動して孔31bを貫通している突
起部9bが押圧される。その結果、個々のローラ部9a
がそれぞれ独立してフィードローラ8に押圧される。こ
の時、フィードローラ8の中央部分がたわんでいるが、
ピンチローラ9,9,…は各々フィードローラ8のたわ
みに追従する。従って、中央部分の押圧が弱まることが
なく、全体に均一の圧接力を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、異なる用紙サイズの
被転写紙に印刷可能な熱転写カラープリンタに用いて好
適なプリンタの用紙搬送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の熱転写カラープリンタの
用紙搬送機構を説明する概略図である。この図におい
て、1は被転写紙が格納される用紙カセットであり、被
転写紙としては、A4サイズ、A3サイズ、およびそれ
以上のサイズの用紙が用いられる。2は用紙カセット1
から被転写紙3を取り出す給紙ローラであり、フィード
ローラ5とピンチローラ4,6、プラテンローラ7、フ
ィードローラ8とピンチローラ9、排出ローラ18とピ
ンチローラ19は、それぞれ被転写紙3を搬送するため
の駆動ローラおよび補助ローラである。
【0003】10は、未使用のインクリボン11aが巻
回されたインクリボン供給ローラであり、14は、使用
済みのインクリボン11bが巻取られるインクリボン巻
取ローラ14である。また、13は、インクリボンの通
過経路に設けられたガイドローラである。インクリボン
11aには、その長手方向の所定の領域毎に、3〜4色
のカラーインクが順次繰り返して塗布されている。
【0004】また、15は、フレームFRによって支持
され、サーマルヘッド12による印刷時にピンチローラ
9をフィードローラ8に向かって付勢するレバーであ
る。このレバー15および押圧手段の構成を図8に示
す。図8において、2本のレバー15により支軸16が
支持されており、同支軸16には複数のピンチローラ
9,9,…が支軸16を中心に回転自在に嵌合されてい
る。また、フレームFRからレバー15にかけてバネS
Pが掛け渡されている。
【0005】上記構成において、給紙ローラ2により用
紙カセット1から取り出された被転写紙3は、フィード
ローラ5により図7中iの方向に搬送され、プラテンロ
ーラ7を介してフィードローラ8とピンチローラ9とに
挟まれる位置に達する。そして、所定の印刷開始信号を
受けると、制御手段は図示しない駆動モータを駆動す
る。それにより、図示しないカムが偏心回転運動を行
い、支軸16が徐々にフィードローラ8に向かうように
レバー15が回動する。その結果、バネSPのスプリン
グ圧により、ピンチローラ9がフィードローラ8に徐々
に押圧される。これにより被転写紙3は所定の圧力でフ
ィードローラ8との間に保持される。そして、フィード
ローラ8が所定角度回動し、被転写紙3を所定の印刷開
始位置まで搬送するとともに、サーマルヘッド12が図
示せぬバネによりプラテンローラ7に圧接される。
【0006】そして、フィードローラ8および排出ロー
ラ18の回転に連れて被転写紙3が図中mの方向に搬送
されるとともに、サーマルヘッド12上の発熱体によ
り、インクリボン11aの第1色目のカラーインクのう
ち印刷データに対応する部分が被転写紙3に熱転写され
る。
【0007】次に、この被転写紙3に第2色目のカラー
インクを重ねて熱転写するために、サーマルヘッド12
が元の位置に戻され、フィードローラ8および5が逆方
向に回転して被転写紙3を図中jの方向に搬送し、被転
写紙3を上述した印刷開始位置まで戻す。そして、同様
に被転写紙3に第2色目のカラーインクが熱転写され
る。また、第3または第4色目のカラーインクについて
も同様の動作が行われ、これにより1枚の被転写紙3に
文字や画像等がカラー印刷される。
【0008】このように、複数色のカラーインクを重ね
て印刷する場合には、被転写紙の搬送精度が悪いと、各
カラーインクの印刷位置が互いにずれる、いわゆるドッ
トずれと呼ばれる現象が生じる。ドットずれが生じた印
刷画像は、色合いや文字の判読率が低下する。そこで、
被転写紙3の搬送精度を向上させるため、フィードロー
ラ8の外周面全面にわたって図示せぬ微小突起(直径数
10μm)が形成されており、これにより摩擦係数が大
となってピンチローラ9との相互の圧接力が高められて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、プリ
ンタのコンパクト化も要件の1つとなっており、各部品
も小さく作らなければならないという状況になってい
る。そのため、フィードローラ8は、直径が例えば17
mmφで作られている。また、ピンチローラ9は、確実
に用紙を保持しなければならないために、20kg程度
の強い圧接力で用紙を押さえる必要がある。しかしなが
ら、フィードローラ8および支軸16は小径であるため
強い圧接力に耐えられず、図9に示すように、フィード
ローラ8の中央部分がたわみ、両端部分の圧接力が強く
なり中央部分の圧接力が小さくなってしまう。従って、
被転写紙がスリップし、複数色のカラーインクを重ねて
印刷する場合に、各カラーインクの印刷位置がずれてし
まうという問題があった。
【0010】また、図9に示すように、例えばA3サイ
ズの用紙用のプリンタでA4サイズの用紙PRを印刷す
る場合には、A4サイズの用紙PRは、用紙幅が狭いた
めにフィードローラ8の中央部分を通過する。従って、
用紙全体に対する圧接力が弱くなり、特に印刷精度が低
下してしまうという問題があった。
【0011】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、ピンチローラのフィードローラに対する圧接
力を調整することにより、被転写紙全体に対する圧接力
を均一にし、印刷精度を向上させることができるプリン
タの用紙搬送機構を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明によ
るプリンタの用紙搬送機構は、駆動ローラと、各々が個
別に回動自在であって、前記駆動ローラに対向し被転写
紙の用紙幅方向に並設された複数個のピンチローラと、
前記複数個のピンチローラの各々を前記駆動ローラに圧
接させるべく該ピンチローラを付勢する付勢部材とを具
備することを特徴としている。
【0013】請求項2に係る発明によるプリンタの用紙
搬送機構は、請求項1に係る発明において、前記付勢部
材は、前記複数個のピンチローラのうち、前記駆動ロー
ラの中央部分近傍に設けられたピンチローラの該駆動ロ
ーラに対する圧接力を、該駆動ローラの両端部分近傍に
設けられたピンチローラの該駆動ローラに対する圧接力
よりも大とすることを特徴としている。
【0014】請求項3に係る発明によるプリンタの用紙
搬送機構は、請求項1に係る発明において、前記付勢部
材は、所定の幅を越えた前記被転写紙に印刷する際と該
所定の幅以下の前記被転写紙に印刷する際とで、前記駆
動ローラに対する前記ピンチローラの圧接力を変えるこ
とを特徴としている。
【0015】請求項4に係る発明によるプリンタの用紙
搬送機構は、請求項1に係る発明において、前記付勢部
材は、所定の幅以下の前記被転写紙に印刷する際に、前
記ピンチローラの前記駆動ローラに対する圧接力を大と
することを特徴としている。
【0016】請求項5に係る発明によるプリンタの用紙
搬送機構は、請求項1に係る発明において、前記付勢部
材は、所定の幅以下の前記被転写紙に印刷する際に、前
記複数個のピンチローラのうち、前記所定の幅を越えた
位置に設けられたピンチローラを前記駆動ローラに対し
付勢しないことを特徴としている。
【0017】
【作用】請求項1に係る発明によれば、複数個のピンチ
ローラの各々が駆動ローラのたわみに追従して付勢され
るので、駆動ローラに対するピンチローラの圧接力が均
一となる。
【0018】請求項2に係る発明によれば、複数個のピ
ンチローラのうち駆動ローラの中央部分近傍に設けられ
たピンチローラの圧接力を大とするため、より確実にピ
ンチローラを駆動ローラに追従させることができる。
【0019】請求項3に係る発明によれば、被転写紙に
よってピンチローラの駆動ローラに対する圧接力を変え
るため、確実に被転写紙を搬送することが可能となり、
複数色の重ね合わせ精度を向上させることができる。
【0020】請求項4に係る発明によれば、所定の幅以
下の被転写紙に印刷する場合、特にピンチローラの駆動
ローラに対する圧接力を大とするため、ピンチローラの
圧接によって生じる駆動ローラのグリップ力(摩擦力)
を増加させることができ、複数色の重ね合わせ精度を悪
化させることがない。
【0021】請求項5に係る発明によれば、所定の幅以
下の被転写紙に印刷する場合に、被転写紙の用紙幅を越
える位置に設けられたピンチローラを駆動ローラに対し
て付勢しないため、それらピンチローラの傷みを防止す
ることができる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
について説明する。 §1.第1実施例 図1はこの発明の第1実施例による熱転写カラープリン
タの用紙搬送機構に用いられる押圧手段の構成を示す
(A)断面図および(B)平面図であり、図7の各部と
共通する部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。まず、図1(A)により、1つのピンチローラ9お
よびレバー31等について説明する。この図において、
32は板バネであり、支軸16にネジ33によって固定
されており、先端部EPはレバー31に接している。こ
の板バネ32の先端部EPは、支軸16が矢印A方向に
回動すると、レバー31の一部を押さえ付けるようにな
っており、支軸16が矢印B方向に回動すると、図示し
ない係止手段によりレバー31の一部を引っかけて持ち
上げるようになっている。
【0023】また、レバー31の先端部には、図1
(B)に符号31aで示すコの字形の切欠部が形成され
ており、先端部側面には符号31bで示す孔が形成され
ている。そして、ピンチローラ9のローラ部9aは、こ
の切欠部31aの位置に置かれており、ローラ部9aの
両端に設けられた突起部9bは、レバー31の孔31b
を貫通している。上述したレバー31、板バネ32、お
よびピンチローラ9は、図1(B)に示すように、支軸
16の長手方向に複数個並設されている。
【0024】上記のような構成において、駆動モータ
(図示せず)が駆動することにより、支軸16が矢印A
方向に回動すると、それに追従して支軸16に並設され
た各板バネ32,32,…の先端部EPがレバー31の
一部を押さえ付ける。そして、レバー31も矢印A方向
に回動し、レバー31の孔31bを貫通している突起部
9bが押圧される。その結果、個々のローラ部9aがそ
れぞれ独立してフィードローラ8に押圧される。
【0025】この時のフィードローラ8と各ピンチロー
ラ9,9,…の圧接状態を、図2に示す。例えば、この
カラープリンタがA3サイズの用紙用のものである場
合、A4サイズの用紙はこのフィードローラ8の中央部
分を通過する。この時、フィードローラ8の中央部分が
たわんでいるが、ピンチローラ9,9,…は各々がフィ
ードローラ8のたわみに追従する。従って、中央部分の
押圧が弱まることがなく、全体に均一の圧接力を得るこ
とができる。
【0026】§2.第2実施例 次に、この発明の第2実施例による熱転写カラープリン
タの用紙搬送機構に用いられる押圧手段について説明す
る。本第2実施例では、各レバー31,31,…を押さ
えつける板バネ32,32,…の強さを、異ならせてい
る。すなわち、中央部分に近い板バネ32の強さが最も
強く、両端の板バネ32の強さが最も弱くなっている。
従って、支軸16を回転させた場合に、ピンチローラ
9,9,…がよりフィードローラ8に追従して、全体に
均一な圧接力を得ることが可能となる。特に、A3サイ
ズの用紙用のプリンタでA4サイズの用紙に印刷を行う
場合の印刷精度を向上させることができる。
【0027】§3.第3実施例 図3は、この発明の第3実施例による熱転写カラープリ
ンタの用紙搬送機構に用いられる押圧手段の構成を示す
斜視図である。この図において、41a,41bおよび
41cは支軸42aに結合されたカムであり、カム41
aの上部にはカムレバー43aの後部BK、カム41b
の上部にはカムレバー43bの後部BK、カム41cの
上部にはカムレバー43cの後部BKが位置している。
【0028】また、支軸42bには複数のピンチローラ
レバー44−1〜44−6が嵌合されており、各ピンチ
ローラレバー44−1〜44−6は、支軸42bと垂直
に設けられた2個の側部44a,44aと、それら側部
44a,44aに挟まれた位置に、支軸42bと平行に
設けられた先端部44bとからなる。上記支軸42bに
おいて、ピンチローラレバー44−1〜44−6の各々
の2個の側部44a,44aに挟まれた部分には、ロー
ラ45−1〜45−6が嵌合されている。46−1〜4
6−6はピンチローラであり、ローラ部46aがピンチ
ローラレバー44−1〜44−6の先端部44bの下方
に置かれ、また、ローラ部46aの両端に設けられた突
起部46bが同ピンチローラレバー44−1〜44−6
の切欠部44cに挟まれることにより、フィードローラ
8と接する位置に保持されている。ここで、ピンチロー
ラ46−2からピンチローラ46−5までの幅は、Aサ
イズの用紙幅に対応するものとする。
【0029】また、47−1〜47−6は板バネであ
り、板バネ47−1の一端はカムレバー43aの前部F
Wに螺着されると共にローラ45−1の上部に位置して
おり、板バネ47−2〜47−5の一端はカムレバー4
3bの各前部FWに螺着されると共にローラ45−2〜
45−5の上部に固定されている。更に、板バネ47−
6の一端はカムレバー43cの前部FWに螺着されると
共にローラ45−6の上部に固定されている。
【0030】また、支軸42aの端部にはギア48およ
び駆動モータ49が設けられており、支軸42aが駆動
モータ49およびギア48によって矢印sもしくはtの
方向に回転することにより、上述したカム41a,41
b,41cは各々偏心回転運動を行うようになってい
る。それに連動して、各カム41a,41b,41cの
上部に位置するカムレバー43a,43bおよび43c
の後部BKは、上下運動を行う。従って、板バネ47−
1〜47−6は、カムレバー43a,43b,43cの
上下運動に伴って、支軸42aが矢印s方向に回動する
とピンチローラレバー44−1〜44−6の先端部44
bを押さえ付け、それにより、対応するピンチローラ4
6−1〜46−6がフィードローラ8に対して圧接され
る。一方、支軸42aが矢印t方向に回動すると、板バ
ネ47−1〜47−6は、図示しない係止手段によりピ
ンチローラレバー44−1〜44−6の先端部44bを
引っかけて持ち上げるようになっている。
【0031】更に、50は支軸42aと同期して回転す
るカムプレートであり、コの字形のセンサSBおよびセ
ンサSCは、このカムプレート50を通過した時にオン
信号を、通過しない時にオフ信号を図示しない制御手段
に出力する。
【0032】次に、第3実施例の動作について、図4、
図5、および図6を参照して説明する。図4(A)〜
(C)は、カム41aおよび41c、図5(A)〜
(C)は、カム41bをギア48側から見た図であり、
図6(A)〜(C)は、カムプレート50の異なる位置
に対するセンサSBおよびSCの状態を示した図であ
る。
【0033】まず、被転写紙がフィードローラ8とピン
チローラ46−1〜46−6とに挟まれる位置に達し、
まだ印字開始の指令が行われていない時、カムプレート
50の状態は、図6(A)に示すようであり、センサS
BおよびセンサSCはカムプレート50を検出しない。
そして、カム41aおよび41cと、カム41bとの状
態は、各々図4(A)と図5(A)とに示すようであ
り、これらカム41a,41b,41c上に位置するカ
ムレバー43a,43b,43cの端部は全て最低位置
にあるため、板バネ47−1〜47−6はピンチローラ
レバー44−1〜44−6の先端部44bを押圧しな
い。従って、この状態においては、フィードローラ8と
ピンチローラ46−1〜46−6との間に圧接力は働か
ない。
【0034】ここで、Aサイズ以上の用紙の印刷を行う
場合について説明する。この時、被転写紙は、フィード
ローラ8とピンチローラ46−1〜46−6とに挟まれ
る位置に達している。まず、所定の印刷開始信号を受け
ると、制御手段は、支軸42aが回転することによりカ
ム41aおよび41cとカム41bとが各々図4(A)
と図5(A)とに示す矢印uの方向に回転するように、
駆動モータ49を駆動する。そして、カム41aおよび
41cは図4(B)に示す位置まで偏心回転運動を行
い、カムレバー43aおよび43cの後部BKが徐々に
上方に移動する。この動きに従い、板バネ47−1は、
カムレバー43aを介してピンチローラレバー44−1
の先端部44bをピンチローラ46−1に向かって徐々
に押圧し、板バネ47−6はカムレバー43cを介し
て、ピンチローラレバー44−6の先端部44bをピン
チローラ46−6に向かって徐々に押圧する。
【0035】同様に、カム41bは図5(B)に示す位
置まで偏心回転運動を行い、カムレバー43bの後部B
Kが徐々に上方に移動する。そして、カムレバー43b
を介して板バネ47−2〜47−5は、ピンチローラレ
バー44−2〜44−5の先端部44bをピンチローラ
46−2〜46−5に向かって徐々に押圧する。
【0036】そして、図6(B)に示すようにセンサS
Bがカムプレート50を検出して制御手段にオン信号を
供給すると、制御手段は駆動モータ49を停止させ、カ
ム41aおよび41cとカム41bとは図4(B)と図
5(B)とに示す状態で停止する。この状態において
は、ピンチローラレバー44−1〜44−6の切欠部4
4cに挟まれたピンチローラ46−1〜46−6の突起
部46bが押圧され、各ピンチローラ46−1〜46−
6がフィードローラ8に圧接される。これにより、被転
写紙は所定の圧力でフィードローラ8との間に保持され
る。
【0037】この時、カム41a,41b,41cのい
ずれの揚程も等しいため、ピンチローラ46−1〜46
−6のフィードローラ8に対する圧力は等しい。そし
て、フィードローラ8が所定角度回動し、被転写紙を所
定の印刷開始位置まで搬送するとともに、サーマルヘッ
ドがバネによりプラテンローラに圧接される(いずれも
図示せず)。
【0038】次に、Aサイズ以下の用紙の印刷を行う場
合について説明する。この時、被転写紙は、フィードロ
ーラ8とピンチローラ46−2〜46−5とに挟まれる
位置に達している。そして、所定の印刷開始信号を受け
ると、制御手段は、支軸42aが回転することによりカ
ム41aおよび41cとカム41bとが各々図4(A)
と図5(A)とに示す矢印vの方向に回転するように、
支軸42aを回転すべく駆動モータ49を駆動する。そ
して、カム41aおよび41cは図4(C)に示す位置
まで偏心回転運動を行う。この時、図4(C)に示すよ
うに、カム41aおよび41cの揚程は最小であり、板
バネ47−1および47−6はピンチローラ46−1お
よび46−6を押圧しないため、フィードローラ8とピ
ンチローラ46−1および46−6との間に圧接力は働
かない。
【0039】一方、カム41bは、図5(C)に示す位
置まで偏心回転運動を行い、カムレバー43bの端部が
徐々に上方に移動する。この動きに従い、カムレバー4
3bを介して板バネ47−2〜47−5は、ピンチロー
ラレバー44−2〜44−5の先端部44bをピンチロ
ーラ46−2〜46−5に向かって徐々に押圧する。
【0040】そして、図6(C)に示すようにセンサS
Cがカムプレート50を検出して制御手段にオン信号を
供給すると、制御手段は駆動モータ49を停止させ、カ
ム41aおよび41cとカム41bとは図4(C)と図
5(C)とに示す状態で停止する。この状態において
は、ピンチローラレバー44−2〜44−5の切欠部4
4cにはさまれたピンチローラ46−2〜46−5の突
起部46bが押圧され、各ピンチローラ46−2〜46
−5がフィードローラ8に圧接される。この時、カム4
1bの揚程は最大となるため、ピンチローラ46−2〜
46−5のフィードローラ8に対する圧力も最大とな
る。そして、フィードローラ8が所定角度回動し、被転
写紙を所定の印刷開始位置まで搬送するとともに、サー
マルヘッドがバネによりプラテンローラ(いずれも図示
せず)に圧接される。これにより、被転写紙はピンチロ
ーラ46−2〜46−6により所定の圧力でフィードロ
ーラ8との間に保持される。
【0041】以上のように、用紙サイズによってフィー
ドローラ8とピンチローラ46−1〜46−6との間の
圧接力を変えることにより、用紙サイズの小さい用紙に
印字を行う場合もフィードローラ8のグリップ力が不足
することなく、3色重ね合わせ精度が悪化しない。ま
た、用紙サイズの小さい用紙に印字を行う場合に、用紙
サイズの大きい用紙にのみ用いられるピンチローラ46
−1および46−6に圧力がかからないため、ピンチロ
ーラ46−1および46−6の傷みを防止することがで
きる。
【0042】従って、用紙サイズの小さい用紙に印字す
る場合に、ピンチローラ46−1〜46−6の圧接によ
って生じるフィードローラ8のグリップ力(摩擦力)が
不足しないように、ピンチローラ9の圧接力を増加させ
るようにしたため、用紙サイズの大きい用紙に対応する
サーマルヘッドを用紙サイズの小さい用紙への印字に使
用する際に、用紙の単位幅あたりの圧接力が強くなっ
て、サーマルヘッドとインクリボンとの間の摩擦負荷が
増加しても、ピンチローラの圧接によって生じるフィー
ドローラのグリップ力が不足することがなく、複数色の
重ね合わせ精度を悪化させることがない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ピンチローラのフィードローラに対する圧接力を調
整することにより、被転写紙全体に対する圧接力を均一
にし、被転写紙を確実に搬送し、複数色の重ね合わせ精
度を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例によるプリンタの用紙搬
送機構における押圧機構を示す(A)断面図および
(B)平面図である。
【図2】同実施例におけるピンチローラ9,9,…のフ
ィードローラ8に対する圧接の状態を示す図である。
【図3】この発明の第3実施例によるプリンタの用紙搬
送機構における押圧機構を示す斜視図である。
【図4】同実施例におけるカム41aおよび41cの状
態を示す図である。
【図5】同実施例におけるカム41bの状態を示す図で
ある。
【図6】同実施例におけるカムプレート50の異なる位
置に対するセンサSBおよびセンサSCの状態を示す図
である。
【図7】従来のプリンタの用紙搬送機構を示す概略図で
ある。
【図8】図7におけるピンチローラ9および押圧機構の
正面図である。
【図9】図8におけるピンチローラ9のフィードローラ
8に対する圧接の状態を示す図である。
【符号の説明】
8 フィードローラ(駆動ローラ) 9 ピンチローラ 16 支軸 31 レバー(付勢部材) 32 板バネ(付勢部材) 41a,41b,41c カム 42a,42b 支軸 43a,43b,43c カムレバー(付勢部材) 44−1〜44−6 ピンチローラレバー(付勢部
材) 45−1〜45−6 カム 46−1〜46−6 ピンチローラ 47−1〜47−6 板バネ(付勢部材) 49 駆動モータ 50 カムプレート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ローラと、 各々が個別に回動自在であって、前記駆動ローラに対向
    し被転写紙の用紙幅方向に並設された複数個のピンチロ
    ーラと、 前記複数個のピンチローラの各々を前記駆動ローラに圧
    接させるべく該ピンチローラを付勢する付勢部材とを具
    備することを特徴とするプリンタの用紙搬送機構。
  2. 【請求項2】 前記付勢部材は、 前記複数個のピンチローラのうち、前記駆動ローラの中
    央部分近傍に設けられたピンチローラの該駆動ローラに
    対する圧接力を、該駆動ローラの両端部分近傍に設けら
    れたピンチローラの該駆動ローラに対する圧接力よりも
    大とすることを特徴とする請求項1記載のプリンタの用
    紙搬送機構。
  3. 【請求項3】 前記付勢部材は、 所定の幅を越えた前記被転写紙に印刷する際と該所定の
    幅以下の前記被転写紙に印刷する際とで、前記駆動ロー
    ラに対する前記ピンチローラの圧接力を変えることを特
    徴とする請求項1記載のプリンタの用紙搬送機構。
  4. 【請求項4】 前記付勢部材は、 所定の幅以下の前記被転写紙に印刷する際に、前記ピン
    チローラの前記駆動ローラに対する圧接力を大とするこ
    とを特徴とする請求項1記載のプリンタの用紙搬送機
    構。
  5. 【請求項5】 前記付勢部材は、 所定の幅以下の前記被転写紙に印刷する際に、前記複数
    個のピンチローラのうち、前記所定の幅を越えた位置に
    設けられたピンチローラを前記駆動ローラに対し付勢し
    ないことを特徴とする請求項1記載のプリンタの用紙搬
    送機構。
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WO2004039598A1 (ja) * 2002-11-01 2004-05-13 Sharp Kabushiki Kaisha 画像形成装置

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