JPH07117828A - 円板状体の搬送装置 - Google Patents
円板状体の搬送装置Info
- Publication number
- JPH07117828A JPH07117828A JP5269263A JP26926393A JPH07117828A JP H07117828 A JPH07117828 A JP H07117828A JP 5269263 A JP5269263 A JP 5269263A JP 26926393 A JP26926393 A JP 26926393A JP H07117828 A JPH07117828 A JP H07117828A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disc
- shaped body
- screw
- shaped
- disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Special Conveying (AREA)
- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 円板状体を効率よく排出し得る搬送装置を提
供すること。 【構成】 円板状体Cを立脚状態で移動させる軸方向へ
延びるスクリュー1と、上記スクリュー1が添設されて
円板状体Cが立脚状態で移動する搬送ベース2と、上記
円板状体Cの立脚状態を保持するスリットを形成する一
対の壁体3aおよび3bよりなるガイドレール3とを備
える円板状体の搬送装置Sであって、上記ガイドレール
3の一方の壁体3aを、円板状体Cの排出を意図する部
位において該円板状体Cを排出することが可能となるよ
うに切欠状とするとともに、他方の壁体3bを上記切欠
部31側へ曲げるようにして構成されているものであ
る。 【効果】 搬送される円板状体の排出がより確実かつス
ムーズに行われるようになる。
供すること。 【構成】 円板状体Cを立脚状態で移動させる軸方向へ
延びるスクリュー1と、上記スクリュー1が添設されて
円板状体Cが立脚状態で移動する搬送ベース2と、上記
円板状体Cの立脚状態を保持するスリットを形成する一
対の壁体3aおよび3bよりなるガイドレール3とを備
える円板状体の搬送装置Sであって、上記ガイドレール
3の一方の壁体3aを、円板状体Cの排出を意図する部
位において該円板状体Cを排出することが可能となるよ
うに切欠状とするとともに、他方の壁体3bを上記切欠
部31側へ曲げるようにして構成されているものであ
る。 【効果】 搬送される円板状体の排出がより確実かつス
ムーズに行われるようになる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイン、メダル等の円
板状体の搬送装置に関し、詳しくはスクリューの回転に
よって円板状体を立脚状態で搬送することが可能で、遊
戯施設等における大量の円板状体の回収、供給等に有用
な円板状体の搬送装置に関する。
板状体の搬送装置に関し、詳しくはスクリューの回転に
よって円板状体を立脚状態で搬送することが可能で、遊
戯施設等における大量の円板状体の回収、供給等に有用
な円板状体の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ、スロットマシン等の遊
戯施設において、連設される各遊戯機器からコイン、メ
ダル等の円板状体を回収したり、各遊戯機器にコイン等
を分配供給する装置として、ベルトコンベヤ方式が用い
られているが、本発明者等は、このベルトコンベヤ方式
にかわるものとして、図9(a)の断面図および(b)
の側断面図に示すような円板状体の搬送装置Sを先に提
案した。この円板状体の搬送装置Sは、円板状体Cを立
脚状態で移動させるスクリュー1と、上記スクリュー1
が添設されて円板状体Cが立脚状態で移動する搬送ベー
ス2と、上記円板状体Cの立脚状態を保持するスリット
を形成する一対の壁体よりなるガイドレール3とを備
え、このスクリュー1を回転させることによって、円板
状体Cが立脚状態でスクリュー1の軸方向へ搬送され、
搬送ベース2において円板状体Cの排出を意図する部位
に設けられた円板状体排出部7より排出される構成とし
たものである。上記搬送装置Sは、円板状体Cがスクリ
ュー1のピッチ幅P間に立脚状態に保持されスクリュー
1の軸方向へ移動するようになるので、小さい回転トル
クで円板状体Cを簡単に移動させることができ、円板状
体の搬送用装置として非常に有用なものである。
戯施設において、連設される各遊戯機器からコイン、メ
ダル等の円板状体を回収したり、各遊戯機器にコイン等
を分配供給する装置として、ベルトコンベヤ方式が用い
られているが、本発明者等は、このベルトコンベヤ方式
にかわるものとして、図9(a)の断面図および(b)
の側断面図に示すような円板状体の搬送装置Sを先に提
案した。この円板状体の搬送装置Sは、円板状体Cを立
脚状態で移動させるスクリュー1と、上記スクリュー1
が添設されて円板状体Cが立脚状態で移動する搬送ベー
ス2と、上記円板状体Cの立脚状態を保持するスリット
を形成する一対の壁体よりなるガイドレール3とを備
え、このスクリュー1を回転させることによって、円板
状体Cが立脚状態でスクリュー1の軸方向へ搬送され、
搬送ベース2において円板状体Cの排出を意図する部位
に設けられた円板状体排出部7より排出される構成とし
たものである。上記搬送装置Sは、円板状体Cがスクリ
ュー1のピッチ幅P間に立脚状態に保持されスクリュー
1の軸方向へ移動するようになるので、小さい回転トル
クで円板状体Cを簡単に移動させることができ、円板状
体の搬送用装置として非常に有用なものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記円板状
体の搬送装置Sの円板状体排出機構にさらに改良を加
え、円板状体をより効率よく排出し得る搬送装置を提供
することをその目的とするものである。
体の搬送装置Sの円板状体排出機構にさらに改良を加
え、円板状体をより効率よく排出し得る搬送装置を提供
することをその目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の円板状体
の搬送装置は、円板状体を立脚状態で移動させる軸方向
へ延びるスクリューと、上記スクリューが添設されて円
板状体が立脚状態で移動する搬送ベースと、上記円板状
体の立脚状態を保持するスリットを形成する一対の壁体
よりなるガイドレールとを備える円板状体の搬送装置で
あって、上記ガイドレールの一方の壁体を、円板状体の
排出を意図する部位において該円板状体を排出すること
が可能となるように切欠状とするとともに、他方の壁体
を上記切欠部側へ曲げるようにして構成されているもの
である。
の搬送装置は、円板状体を立脚状態で移動させる軸方向
へ延びるスクリューと、上記スクリューが添設されて円
板状体が立脚状態で移動する搬送ベースと、上記円板状
体の立脚状態を保持するスリットを形成する一対の壁体
よりなるガイドレールとを備える円板状体の搬送装置で
あって、上記ガイドレールの一方の壁体を、円板状体の
排出を意図する部位において該円板状体を排出すること
が可能となるように切欠状とするとともに、他方の壁体
を上記切欠部側へ曲げるようにして構成されているもの
である。
【0005】
【作用】上記構成によれば、ガイドレールの一方の壁体
に形成された切欠部より円板状体が排出され、その際該
切欠部における他方のガイドレール壁体の湾曲により、
上記円板状体が上記切欠部側へ案内され排出されるよう
になる。したがって、円板状体が確実かつスムーズに排
出されるようになる。
に形成された切欠部より円板状体が排出され、その際該
切欠部における他方のガイドレール壁体の湾曲により、
上記円板状体が上記切欠部側へ案内され排出されるよう
になる。したがって、円板状体が確実かつスムーズに排
出されるようになる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を示す図面に基づき
より詳細に説明する。図1は、本発明の円板状体搬送装
置の基本構造を示す一部切欠部分斜視断面図である。同
図において、Sは円板状体搬送装置で、円板状体Cを立
脚状態で移動させるスクリュー1と、上記スクリュー1
が回転可能に添設されて円板状体Cが立脚状態で移動す
る搬送ベース2と、上記円板状体Cの立脚状態を保持す
るスリットを形成する一対の壁体3aおよび3bよりな
るガイドレール3とを備え、該スクリュー1が矢印側に
回転することによって、円板状体Cがスクリュー1の軸
方向(矢印Z方向)へ搬送される構成としたものであ
る。円板状体Cの排出部は、ガイドレール3の一方の壁
体3aに該円板状体Cの直径dよりも大きい幅bを有す
る切欠部31を設けるとともに、他方のガイドレール壁
体3bを、スクリューの回転を妨げないように上記切欠
部側へ曲げて形成されている。
より詳細に説明する。図1は、本発明の円板状体搬送装
置の基本構造を示す一部切欠部分斜視断面図である。同
図において、Sは円板状体搬送装置で、円板状体Cを立
脚状態で移動させるスクリュー1と、上記スクリュー1
が回転可能に添設されて円板状体Cが立脚状態で移動す
る搬送ベース2と、上記円板状体Cの立脚状態を保持す
るスリットを形成する一対の壁体3aおよび3bよりな
るガイドレール3とを備え、該スクリュー1が矢印側に
回転することによって、円板状体Cがスクリュー1の軸
方向(矢印Z方向)へ搬送される構成としたものであ
る。円板状体Cの排出部は、ガイドレール3の一方の壁
体3aに該円板状体Cの直径dよりも大きい幅bを有す
る切欠部31を設けるとともに、他方のガイドレール壁
体3bを、スクリューの回転を妨げないように上記切欠
部側へ曲げて形成されている。
【0007】上記スクリュー1は、図1に示すように、
ピッチ幅Pおよび直径(フライト径)Dを有する軸方向
に延びるものであって、円板状体Cは搬送ベース2上の
該スクリュー1のピッチ幅P内に立脚状態で保持され
る。本発明では、上記スクリュー1のピッチ幅Pは、円
板状体の搬送速度、円板状体のサイズ、搬送する円板状
体の数量、スクリューの回転数等によって決定される
が、通常遊戯機器に使用される円板状体を搬送するため
には、搬送する円板状体の直径の2倍未満、好ましくは
円板状体の直径と同程度の間隔とすることが適当であ
る。また、スクリューの直径Dは搬送する円板状体の大
きさ、厚さによって決定されるが、この直径Dは少なく
とも円板状体の直径の0.5倍、多くとも円板状体がガ
イドレールによってその上部を保持され、スクリューが
その間で回転できる大きさとすることが必要であり、好
ましくは0.5〜0.8倍とすることが適当である。
ピッチ幅Pおよび直径(フライト径)Dを有する軸方向
に延びるものであって、円板状体Cは搬送ベース2上の
該スクリュー1のピッチ幅P内に立脚状態で保持され
る。本発明では、上記スクリュー1のピッチ幅Pは、円
板状体の搬送速度、円板状体のサイズ、搬送する円板状
体の数量、スクリューの回転数等によって決定される
が、通常遊戯機器に使用される円板状体を搬送するため
には、搬送する円板状体の直径の2倍未満、好ましくは
円板状体の直径と同程度の間隔とすることが適当であ
る。また、スクリューの直径Dは搬送する円板状体の大
きさ、厚さによって決定されるが、この直径Dは少なく
とも円板状体の直径の0.5倍、多くとも円板状体がガ
イドレールによってその上部を保持され、スクリューが
その間で回転できる大きさとすることが必要であり、好
ましくは0.5〜0.8倍とすることが適当である。
【0008】本発明で用いるスクリューとしては、コイ
ル形状を有するものであればよく、例えばコイル状ワイ
ヤのようなコイル状体単独またはロッド上にコードを螺
旋状に設けたスクリューあるいはロッドに螺旋状の連続
溝を形成したスクリューなどが使用できる。なおこのス
クリューとして、特に本出願人が先に出願したフレキシ
ブルスクリュー(PCT出願公開WO91/06493
号公報参照)を用いると、曲線部を形成してなる円板状
体の搬送経路にも、容易に布設できるようになり好まし
い。
ル形状を有するものであればよく、例えばコイル状ワイ
ヤのようなコイル状体単独またはロッド上にコードを螺
旋状に設けたスクリューあるいはロッドに螺旋状の連続
溝を形成したスクリューなどが使用できる。なおこのス
クリューとして、特に本出願人が先に出願したフレキシ
ブルスクリュー(PCT出願公開WO91/06493
号公報参照)を用いると、曲線部を形成してなる円板状
体の搬送経路にも、容易に布設できるようになり好まし
い。
【0009】本発明では、上記コイル状体の回転数は運
搬する円板状体量に応じて設定すればよいが、通常50
〜1000回転/分、好ましくは100〜500回転/
分程度が適当である。
搬する円板状体量に応じて設定すればよいが、通常50
〜1000回転/分、好ましくは100〜500回転/
分程度が適当である。
【0010】上記ガイドレール3は、円板状体Cの立脚
状態を保持するスリットを形成する対向する一対の壁体
3aおよび3bよりなるものである。また、上記スリッ
トの間隔tは、円板状体の厚さによって決定されるが、
円板状体の厚さの3倍以下、好ましくは2倍以下とする
ことが適当である。
状態を保持するスリットを形成する対向する一対の壁体
3aおよび3bよりなるものである。また、上記スリッ
トの間隔tは、円板状体の厚さによって決定されるが、
円板状体の厚さの3倍以下、好ましくは2倍以下とする
ことが適当である。
【0011】上記構成によれば、ガイドレール3によっ
て上記スクリュー1のピッチ幅内に案内される円板状体
は、その上部をガイドレール3に保持されて立脚状態で
保持される。この状態でスクリューを回転させると、円
板状体Cはスクリュー1に押出されてスクリューの軸方
向へ回転しながら移動するようになる。
て上記スクリュー1のピッチ幅内に案内される円板状体
は、その上部をガイドレール3に保持されて立脚状態で
保持される。この状態でスクリューを回転させると、円
板状体Cはスクリュー1に押出されてスクリューの軸方
向へ回転しながら移動するようになる。
【0012】上記円板状体Cの排出部は、ガイドレール
3の一方の壁体3aを少なくとも円板状体の直径よりも
大きい幅および円板状体の高さ以上に切欠くとともに、
他方のガイドレール壁体3bをスクリューの回転を妨げ
ないように上記切欠部31側へ曲げて形成されている。
この排出部構造を形成することによって、搬送されてき
た円板状体Cが、この切欠部31から排出されるように
なる。
3の一方の壁体3aを少なくとも円板状体の直径よりも
大きい幅および円板状体の高さ以上に切欠くとともに、
他方のガイドレール壁体3bをスクリューの回転を妨げ
ないように上記切欠部31側へ曲げて形成されている。
この排出部構造を形成することによって、搬送されてき
た円板状体Cが、この切欠部31から排出されるように
なる。
【0013】本発明においては、上記のようにガイドレ
ールの一方の壁面3aに切欠部31を設けることに加
え、当該切欠部31形成部位においてガイドレールの他
方の壁体3bを、上記切欠部側へ曲げて湾曲部32を形
成しているので、この湾曲部32により円板状体Cが切
欠部31より外部へ押し出されるようにして排出され
る。
ールの一方の壁面3aに切欠部31を設けることに加
え、当該切欠部31形成部位においてガイドレールの他
方の壁体3bを、上記切欠部側へ曲げて湾曲部32を形
成しているので、この湾曲部32により円板状体Cが切
欠部31より外部へ押し出されるようにして排出され
る。
【0014】上記湾曲部32は、図1に示すように、壁
体3bを上記切欠部31側へ曲げるようにして形成する
が、この湾曲形状としては、図1に示すような形状の
他、図2に示すような折曲した形状も可能であるが、円
板状体Cをスムーズに排出させやすい図1の湾曲形状が
好適である。
体3bを上記切欠部31側へ曲げるようにして形成する
が、この湾曲形状としては、図1に示すような形状の
他、図2に示すような折曲した形状も可能であるが、円
板状体Cをスムーズに排出させやすい図1の湾曲形状が
好適である。
【0015】上記湾曲部32の湾曲度合は、上記図1の
湾曲部の場合で半径r=18〜30mm程度の湾曲、一方
図2の折曲型の湾曲部の場合で角度θ=135〜165
°程度の湾曲とすることが好ましい。湾曲部32の湾曲
度が上記範囲を下回る場合、即ち上記半径rが30mmを
越えるか、あるいは角度θが165°を越える場合は、
上記切欠部31の幅bが必要以上に大きくなり、一方湾
曲部32の湾曲度が上記範囲を越える場合、即ち上記半
径rが18mmを下回るか、あるいは角度θが135°を
下回る場合、湾曲部32が必要以上に側方に突出すると
ともに、円板状体Cが湾曲部32に拘ってスムーズに排
出されなくなる恐れがあるため好ましくない。
湾曲部の場合で半径r=18〜30mm程度の湾曲、一方
図2の折曲型の湾曲部の場合で角度θ=135〜165
°程度の湾曲とすることが好ましい。湾曲部32の湾曲
度が上記範囲を下回る場合、即ち上記半径rが30mmを
越えるか、あるいは角度θが165°を越える場合は、
上記切欠部31の幅bが必要以上に大きくなり、一方湾
曲部32の湾曲度が上記範囲を越える場合、即ち上記半
径rが18mmを下回るか、あるいは角度θが135°を
下回る場合、湾曲部32が必要以上に側方に突出すると
ともに、円板状体Cが湾曲部32に拘ってスムーズに排
出されなくなる恐れがあるため好ましくない。
【0016】上記湾曲部32が形成される部位の幅w
は、円板状体Cの直径dの0.3〜1.5倍、好ましく
は0.5〜1.0倍とすることが望ましい。上記幅wが
円板状体Cの直径dの0.3倍未満であると、円板状体
Cが十分に押し出されず、一方1.5倍を越えると、湾
曲部32が必要以上に長くなって側方に突出し、円板状
体搬送装置Sを設置する上で障害となったりするため好
ましくない。
は、円板状体Cの直径dの0.3〜1.5倍、好ましく
は0.5〜1.0倍とすることが望ましい。上記幅wが
円板状体Cの直径dの0.3倍未満であると、円板状体
Cが十分に押し出されず、一方1.5倍を越えると、湾
曲部32が必要以上に長くなって側方に突出し、円板状
体搬送装置Sを設置する上で障害となったりするため好
ましくない。
【0017】上記湾曲部32は、図2に示すようにガイ
ドレール3aの切欠部31の上流側端部との間に少なく
とも円板状体Cの直径dに等しい間隔vをおいて形成さ
れることが好ましい。この間隔vが円板状体Cの直径d
に満たない場合、円板状体Cが湾曲部32と切欠部31
のガイドレール3aの上流側端部との間に挟まってスム
ーズに排出されなくなる恐れがある。
ドレール3aの切欠部31の上流側端部との間に少なく
とも円板状体Cの直径dに等しい間隔vをおいて形成さ
れることが好ましい。この間隔vが円板状体Cの直径d
に満たない場合、円板状体Cが湾曲部32と切欠部31
のガイドレール3aの上流側端部との間に挟まってスム
ーズに排出されなくなる恐れがある。
【0018】上記搬送ベース2は、この上を円板状体C
が立脚状態で回転しながら移動するものである。本発明
では、この搬送ベースで円板状体搬送経路を形成し、こ
の経路形状に応じたスクリューの少なくともその一端を
モータ等の駆動源に連結させるとともに、スクリューを
回転可能に上記搬送ベース上に添設させる。ついで、円
板状体をスクリューに案内するとともに、円板状体を立
脚状態に保持できる位置にガイドレールを配設する。な
お、上記搬送ベースおよびガイドレールで円板状体搬送
経路を形成した後、スクリューを挿入して搬送ベースに
添設するようにしてもよい。
が立脚状態で回転しながら移動するものである。本発明
では、この搬送ベースで円板状体搬送経路を形成し、こ
の経路形状に応じたスクリューの少なくともその一端を
モータ等の駆動源に連結させるとともに、スクリューを
回転可能に上記搬送ベース上に添設させる。ついで、円
板状体をスクリューに案内するとともに、円板状体を立
脚状態に保持できる位置にガイドレールを配設する。な
お、上記搬送ベースおよびガイドレールで円板状体搬送
経路を形成した後、スクリューを挿入して搬送ベースに
添設するようにしてもよい。
【0019】このように円板状体が回転しながら移動す
ることによって、円板状体搬送時の摩擦抵抗が小さくな
るので、小さい回転トルクで円板状体を搬送できるよう
になる。また、搬送ベースの摩滅、損傷を抑制できるよ
うになる。
ることによって、円板状体搬送時の摩擦抵抗が小さくな
るので、小さい回転トルクで円板状体を搬送できるよう
になる。また、搬送ベースの摩滅、損傷を抑制できるよ
うになる。
【0020】本発明の円板状体の搬送装置は、上記のよ
うな円板状体の排出部構造により、円板状体の排出が確
実かつスムーズになされる。なお、本発明においては、
図3に示すように、円板状体を俵積み状に多段積みした
状態で搬送することも可能であり、これによれば大量の
円板状体を搬送することができるが、上記のような円板
状体の排出部構造はこのように円板状体が俵積み状に多
段積みされる場合に特に有用なものである。
うな円板状体の排出部構造により、円板状体の排出が確
実かつスムーズになされる。なお、本発明においては、
図3に示すように、円板状体を俵積み状に多段積みした
状態で搬送することも可能であり、これによれば大量の
円板状体を搬送することができるが、上記のような円板
状体の排出部構造はこのように円板状体が俵積み状に多
段積みされる場合に特に有用なものである。
【0021】即ち、上記のように俵積み状に多段積みさ
れた円板状体を、図9に示すような搬送ベース2底面に
設けた切欠部より排出するようにすると、最上段の円板
状体が下段に落ちてくるまでのタイムラグによって、こ
れがスクリュー1のフライト部と該切欠部端面の間に噛
み込むトラブルが発生し易く、このトラブルを防止する
ために、搬送速度(スクリューの回転数)を低く抑える
必要があるのに対し、上記のような排出部構造によれば
多段積みされた円板状体が切欠部31から側方に押し出
されて排出されるため、上記のようなトラブルは発生せ
ず、したがって搬送速度(スクリューの回転数)を低く
抑える必要もないのである。
れた円板状体を、図9に示すような搬送ベース2底面に
設けた切欠部より排出するようにすると、最上段の円板
状体が下段に落ちてくるまでのタイムラグによって、こ
れがスクリュー1のフライト部と該切欠部端面の間に噛
み込むトラブルが発生し易く、このトラブルを防止する
ために、搬送速度(スクリューの回転数)を低く抑える
必要があるのに対し、上記のような排出部構造によれば
多段積みされた円板状体が切欠部31から側方に押し出
されて排出されるため、上記のようなトラブルは発生せ
ず、したがって搬送速度(スクリューの回転数)を低く
抑える必要もないのである。
【0022】上記のように円板状体を多段積みするに
は、図3に示すように、スクリュー1が、円板状体直径
の2倍未満、好ましくは1.3〜1.7倍のピッチ幅P
1 を有し、かつガイドレール3が、円板状体厚さの2倍
未満、好ましくは1.2〜1.8倍の間隔t1 と、俵積
み状に多段積みされる最下段の円板状体C1 の一部から
最上段の円板状体Cn の一部までまたがる高さT1 とを
有するように構成されていればよい。
は、図3に示すように、スクリュー1が、円板状体直径
の2倍未満、好ましくは1.3〜1.7倍のピッチ幅P
1 を有し、かつガイドレール3が、円板状体厚さの2倍
未満、好ましくは1.2〜1.8倍の間隔t1 と、俵積
み状に多段積みされる最下段の円板状体C1 の一部から
最上段の円板状体Cn の一部までまたがる高さT1 とを
有するように構成されていればよい。
【0023】なお、上記各壁体の高さT1 は、円板状体
の直径、重量、積み上げ段数等によって決定され特に限
定されるものではないが、積み上げる円板状体の段数が
大きくなると、円板状体の自重によって、下段特に最下
段の円板状体には大きな荷重が掛かり移動時の回転が困
難となるとともに、スクリューには大きい回転トルクが
必要になる。したがって、この荷重が過大になると、円
板状体の搬送が困難となり、スクリューには円板状体と
の大きな摩擦が生じて、スクリューを破損させる恐れが
あるので、通常は円板状体の直径の2〜10倍、好まし
くは3〜5倍程度に形成するのが適当である。
の直径、重量、積み上げ段数等によって決定され特に限
定されるものではないが、積み上げる円板状体の段数が
大きくなると、円板状体の自重によって、下段特に最下
段の円板状体には大きな荷重が掛かり移動時の回転が困
難となるとともに、スクリューには大きい回転トルクが
必要になる。したがって、この荷重が過大になると、円
板状体の搬送が困難となり、スクリューには円板状体と
の大きな摩擦が生じて、スクリューを破損させる恐れが
あるので、通常は円板状体の直径の2〜10倍、好まし
くは3〜5倍程度に形成するのが適当である。
【0024】スクリュー1のピッチ幅を上記のように設
定することにより、スクリュー1の各ピッチ幅P1 内の
円板状体C1 (最下段)によって形成される谷間に、2
段目の円板状体C2 が積み上げられ、さらにこの上に同
様にして3段目以上の円板状体C3 〜Cn も積み上げら
れて、n段の円板状体(図3の態様においては3段の円
板状体)が俵積み状に多段積みされるようになる。ま
た、ガイドレールの間隔および高さを上記のように設定
することにより、円板状体がガイドレール内で2枚重ね
にならずに多段積みされて立脚状態に保持される。
定することにより、スクリュー1の各ピッチ幅P1 内の
円板状体C1 (最下段)によって形成される谷間に、2
段目の円板状体C2 が積み上げられ、さらにこの上に同
様にして3段目以上の円板状体C3 〜Cn も積み上げら
れて、n段の円板状体(図3の態様においては3段の円
板状体)が俵積み状に多段積みされるようになる。ま
た、ガイドレールの間隔および高さを上記のように設定
することにより、円板状体がガイドレール内で2枚重ね
にならずに多段積みされて立脚状態に保持される。
【0025】上記のように円板状体C1 〜Cn が俵積み
状に多段積みされた状態で矢印方向へスクリューが回転
すると、第1段の円板状体C1 は、スクリューに押し出
されてすべて同方向へ回転しながらZ方向へ移動するよ
うになる。この第1段の円板状体C1 の回転に伴い、こ
の上に積み上げた円板状体C2 〜Cn は歯車の動きと同
様にして回転する。即ち、偶数段の円板状体は第1段の
ものと反対方向へ、奇数段の円板状体は同方向へ回転す
る。したがって、上記例では、第2段の円板状体C2 は
反対方向へ、第3段の円板状体C3 は同方向へそれぞれ
回転しながらスクリューのZ方向へ移動するようにな
る。この結果、円板状体を立脚状態に多段に積み上げた
状態でスクリューの軸方向へ大量の円板状体を搬送でき
るようになる。
状に多段積みされた状態で矢印方向へスクリューが回転
すると、第1段の円板状体C1 は、スクリューに押し出
されてすべて同方向へ回転しながらZ方向へ移動するよ
うになる。この第1段の円板状体C1 の回転に伴い、こ
の上に積み上げた円板状体C2 〜Cn は歯車の動きと同
様にして回転する。即ち、偶数段の円板状体は第1段の
ものと反対方向へ、奇数段の円板状体は同方向へ回転す
る。したがって、上記例では、第2段の円板状体C2 は
反対方向へ、第3段の円板状体C3 は同方向へそれぞれ
回転しながらスクリューのZ方向へ移動するようにな
る。この結果、円板状体を立脚状態に多段に積み上げた
状態でスクリューの軸方向へ大量の円板状体を搬送でき
るようになる。
【0026】また、本発明においては、上記円板状体を
ガイドレールのスリット内へ誘導する手段について特に
限定はないが、円板状体を立脚状態で搬送させるに好ま
しい手段の一つとして、搬送装置上方に円板状体供給部
を配置し、該供給部からガイドレールのスリット内に向
けて、円板状体を落下させる方法が挙げられる。この場
合、図4に示すように、上記壁体3の上端部を上方へ向
けて開放するようにすれば、上から落下する円板状体の
姿勢に関係なく円板状体を確実にキャッチしてスリット
内へ案内できるようになる。
ガイドレールのスリット内へ誘導する手段について特に
限定はないが、円板状体を立脚状態で搬送させるに好ま
しい手段の一つとして、搬送装置上方に円板状体供給部
を配置し、該供給部からガイドレールのスリット内に向
けて、円板状体を落下させる方法が挙げられる。この場
合、図4に示すように、上記壁体3の上端部を上方へ向
けて開放するようにすれば、上から落下する円板状体の
姿勢に関係なく円板状体を確実にキャッチしてスリット
内へ案内できるようになる。
【0027】また、図5(a)に示すように、上記ガイ
ドレール3の頂部に触子33を設けると、多段積みする
場合の円板状体の段数を制御することができるようにな
り好ましい。また、図5(b)に示すように、上記ガイ
ドレール3の頂部に蓋体5を取付けると、円板状体を揚
送する搬送経路を形成したときに、円板状体がガイドレ
ール3の頂部から外方へ離脱することが防止できるよう
になる。なお、この蓋体に上記触子を併設して触子機能
を兼用させることができる。
ドレール3の頂部に触子33を設けると、多段積みする
場合の円板状体の段数を制御することができるようにな
り好ましい。また、図5(b)に示すように、上記ガイ
ドレール3の頂部に蓋体5を取付けると、円板状体を揚
送する搬送経路を形成したときに、円板状体がガイドレ
ール3の頂部から外方へ離脱することが防止できるよう
になる。なお、この蓋体に上記触子を併設して触子機能
を兼用させることができる。
【0028】上記搬送ベース、ガイドレールおよび触子
を形成する材料としては、例えば鉄鋼、アルミニウム、
真鍮、銅等の金属、エンジニアリングプラスチック、ポ
リエチレン、ABS、PVC、PP等の汎用樹脂、セラ
ミックス、木材等が使用できる。
を形成する材料としては、例えば鉄鋼、アルミニウム、
真鍮、銅等の金属、エンジニアリングプラスチック、ポ
リエチレン、ABS、PVC、PP等の汎用樹脂、セラ
ミックス、木材等が使用できる。
【0029】なお、本発明では、搬送ベース上にスクリ
ューを回転可能に添設するが、スクリューを係止させる
と、スクリューと搬送ベースは、相互に摺動するので摩
滅が大きくなる。したがって、本発明では上記スクリュ
ーと搬送ベースの少なくとも表層を耐摩耗性に優れる樹
脂とすることが特に好ましい。
ューを回転可能に添設するが、スクリューを係止させる
と、スクリューと搬送ベースは、相互に摺動するので摩
滅が大きくなる。したがって、本発明では上記スクリュ
ーと搬送ベースの少なくとも表層を耐摩耗性に優れる樹
脂とすることが特に好ましい。
【0030】また、ガイドレール3および触子31の内
側面も、円板状体と接触することがあるので、その少な
くとも表層を上記と同様の耐摩耗性に優れる樹脂とする
ことが特に好ましい。
側面も、円板状体と接触することがあるので、その少な
くとも表層を上記と同様の耐摩耗性に優れる樹脂とする
ことが特に好ましい。
【0031】上記耐摩耗性に優れる樹脂としては、前記
樹脂の内、特に特定値の比摩耗量および動摩擦係数を満
足するポリエチレン〔特に、UHMWPE(就中、リュ
ブマー)、ポリエーテル(特にポリアセタール)、ポリ
アミド(特に6−ナイロン)などが該当する。就中、特
にリュブマーが耐摺動性、耐久性などの点で好適であ
る。リュブマーは、押出成形可能な超高分子量ポリエチ
レンで、自己潤滑性(比摩耗量:2×10-5mm3 /Kg・
m以下)に優れるものである。また、優れた耐薬品性と
エンジニアリングプラスチック並みの機械強度(破断点
抗張力:440〜530Kg/cm2 、曲げ弾性率:165
00〜18400Kg/cm2 )を有する。
樹脂の内、特に特定値の比摩耗量および動摩擦係数を満
足するポリエチレン〔特に、UHMWPE(就中、リュ
ブマー)、ポリエーテル(特にポリアセタール)、ポリ
アミド(特に6−ナイロン)などが該当する。就中、特
にリュブマーが耐摺動性、耐久性などの点で好適であ
る。リュブマーは、押出成形可能な超高分子量ポリエチ
レンで、自己潤滑性(比摩耗量:2×10-5mm3 /Kg・
m以下)に優れるものである。また、優れた耐薬品性と
エンジニアリングプラスチック並みの機械強度(破断点
抗張力:440〜530Kg/cm2 、曲げ弾性率:165
00〜18400Kg/cm2 )を有する。
【0032】スクリューの耐久性を一層高めるために上
記比摩耗量および動摩擦係数を加味する他に、これらの
条件と併用してもよいが、樹脂材に耐摩耗性向上剤を配
合しても構わない。かかる耐摩耗性向上剤としては、代
表例としてカーボンブラック(特に超微粒カーボンブラ
ック)の他、ポリテトラフルオロエチレン、チタン酸カ
リウム等のウィスカー、真鍮粉などが例示される。配合
量は、樹脂100重量部に対して通常5〜30重量部程
度である。なお、上記耐摩耗性向上剤は、微粒であるこ
とが好ましい。
記比摩耗量および動摩擦係数を加味する他に、これらの
条件と併用してもよいが、樹脂材に耐摩耗性向上剤を配
合しても構わない。かかる耐摩耗性向上剤としては、代
表例としてカーボンブラック(特に超微粒カーボンブラ
ック)の他、ポリテトラフルオロエチレン、チタン酸カ
リウム等のウィスカー、真鍮粉などが例示される。配合
量は、樹脂100重量部に対して通常5〜30重量部程
度である。なお、上記耐摩耗性向上剤は、微粒であるこ
とが好ましい。
【0033】また、本発明では、スクリューを搬送ベー
スとの間に隙間を設けて回転可能に軸支するようにする
と、上記スクリューおよび搬送ベースの摩滅や損傷を低
減させることができる。この隙間は、装置をコンパクト
化するためには、できるだけ狭いほうが望ましく、多く
とも2mm、好ましくは0.8mm以下に設定する。
スとの間に隙間を設けて回転可能に軸支するようにする
と、上記スクリューおよび搬送ベースの摩滅や損傷を低
減させることができる。この隙間は、装置をコンパクト
化するためには、できるだけ狭いほうが望ましく、多く
とも2mm、好ましくは0.8mm以下に設定する。
【0034】上記のように、本発明の円板状体またはメ
ダルの搬送装置は、構造が簡単でコンパクトであって、
大量の円板状体を搬送できるので、パチンコ、パチス
ロ、スロットマシン等の遊戯機器からの円板状体回収や
この遊戯機器への円板状体供給をはじめとして、発券
機、コインロッカー、自動販売機等の限られたスペース
を利用し、円板状体の回収、供給が必要な場所に好適に
利用できる。
ダルの搬送装置は、構造が簡単でコンパクトであって、
大量の円板状体を搬送できるので、パチンコ、パチス
ロ、スロットマシン等の遊戯機器からの円板状体回収や
この遊戯機器への円板状体供給をはじめとして、発券
機、コインロッカー、自動販売機等の限られたスペース
を利用し、円板状体の回収、供給が必要な場所に好適に
利用できる。
【0035】本発明の搬送装置は、上記基本構成よりな
るが、以下に示す構成とすることもできる。即ち、図6
(a)に示すように、側方ガイド22を設けて円板状体
Cをスクリュー1と側方ガイド22間に保持するように
すると、円板状体Cが装置Sの側方へ脱落することが防
止できようになる。この側方ガイド22としては、線状
体、棒状体、ベルト状体、壁状体等の種々の形状のもの
が使用可能である。上記側方ガイドは、少なくとも搬送
する円板状体C中央部の側方に位置させる。この側方ガ
イドがベルト状体、壁状体のときは、この幅を円板状体
の直径の少なくとも30%とすると、円板状体Cが安定
して保持され好ましい。
るが、以下に示す構成とすることもできる。即ち、図6
(a)に示すように、側方ガイド22を設けて円板状体
Cをスクリュー1と側方ガイド22間に保持するように
すると、円板状体Cが装置Sの側方へ脱落することが防
止できようになる。この側方ガイド22としては、線状
体、棒状体、ベルト状体、壁状体等の種々の形状のもの
が使用可能である。上記側方ガイドは、少なくとも搬送
する円板状体C中央部の側方に位置させる。この側方ガ
イドがベルト状体、壁状体のときは、この幅を円板状体
の直径の少なくとも30%とすると、円板状体Cが安定
して保持され好ましい。
【0036】望ましい側方ガイドとしては、図6(b)
〜(d)に示すように、搬送ベースと一体的に成形でき
るL字形、コ字形、U字形断面形状(この場合、その底
部湾曲部が搬送ベースの機能を果たす)のものがある。
このとき、ガイドレール3と一体的に成形することもで
きる。また、図6(c)〜(d)に示すように、対向す
る側方ガイド22a,22bを有するときは、スクリュ
ー1の両側部とそれらの側方ガイドとの間で、それぞれ
円板状体C1 、C1 ' を保持し、これら円板状体を2列
に搬送できるようになる。なおこの場合、前記切欠部3
1はスクリュー1の両側に設けられる。
〜(d)に示すように、搬送ベースと一体的に成形でき
るL字形、コ字形、U字形断面形状(この場合、その底
部湾曲部が搬送ベースの機能を果たす)のものがある。
このとき、ガイドレール3と一体的に成形することもで
きる。また、図6(c)〜(d)に示すように、対向す
る側方ガイド22a,22bを有するときは、スクリュ
ー1の両側部とそれらの側方ガイドとの間で、それぞれ
円板状体C1 、C1 ' を保持し、これら円板状体を2列
に搬送できるようになる。なおこの場合、前記切欠部3
1はスクリュー1の両側に設けられる。
【0037】また、図7に示すように、搬送ベース2に
側方ガイド22a、22bおよびガイドレール3を一体
化して形成してなる筐体6内に、スクリュー1を収納す
る構成とすると、円板状体Cは筐体6内を移動するの
で、装置Sの外方へ脱落することが確実に防止できるよ
うになり特に好ましい。
側方ガイド22a、22bおよびガイドレール3を一体
化して形成してなる筐体6内に、スクリュー1を収納す
る構成とすると、円板状体Cは筐体6内を移動するの
で、装置Sの外方へ脱落することが確実に防止できるよ
うになり特に好ましい。
【0038】なお、前記壁体3aに切欠部31が設けら
れる部位においては、上記側方ガイド22にも同様に切
欠部を形成するようにする。
れる部位においては、上記側方ガイド22にも同様に切
欠部を形成するようにする。
【0039】図8は、500円硬貨を3段に俵積みして
搬送する装置の一例を示す一部切欠斜視図であって、前
記図6(b)に示すL字形搬送ベース2で曲線円板状体
搬送経路を形成し、その両端部を固定している。スクリ
ューとして、金属索上に樹脂を被覆してなる可撓性ロッ
ド(外径6.8mm)上に、芯材をその中心に持つ樹脂製
コード(外径4.5mm)をスパイラル状にピッチ幅3
8.6mmに巻付けた構造よりなるフレキシブルスクリュ
ー1を用い、これを上記L字形搬送ベース2上に、一端
を軸受10に支持させ回転可能に係止させた。高さ9c
mおよびガイド間隔2.6mmの対向する壁体3a,3b
よりなるガイドレール3を搬送ベースの上方15mm位置
に配設して、全長10mの円板状体搬送装置を取付け
た。なお、軸受10によって支持されているスクリュー
1の可撓性ロッドの一端は、モータMに連結されてスク
リュー1が回転するようになっている。
搬送する装置の一例を示す一部切欠斜視図であって、前
記図6(b)に示すL字形搬送ベース2で曲線円板状体
搬送経路を形成し、その両端部を固定している。スクリ
ューとして、金属索上に樹脂を被覆してなる可撓性ロッ
ド(外径6.8mm)上に、芯材をその中心に持つ樹脂製
コード(外径4.5mm)をスパイラル状にピッチ幅3
8.6mmに巻付けた構造よりなるフレキシブルスクリュ
ー1を用い、これを上記L字形搬送ベース2上に、一端
を軸受10に支持させ回転可能に係止させた。高さ9c
mおよびガイド間隔2.6mmの対向する壁体3a,3b
よりなるガイドレール3を搬送ベースの上方15mm位置
に配設して、全長10mの円板状体搬送装置を取付け
た。なお、軸受10によって支持されているスクリュー
1の可撓性ロッドの一端は、モータMに連結されてスク
リュー1が回転するようになっている。
【0040】上記円板状体搬送装置を用いて、500円
硬貨を搬送させた。なお、この装置の長さ8mの箇所に
おいて、ガイドレール3の壁体3aを幅25cmにわたっ
て切り欠いて切欠部31を形成し、またこの切欠部31
下流側の幅12cmの部位における他方の壁体3bを切欠
部31側に半径20cmの湾曲度にて図8に示す形状とな
るように湾曲させて硬貨排出部を形成して、500円硬
貨を搬送路の側方へ落下させて回収するようにした。上
記円板状体搬送装置の上方に配置した硬貨供給部(図示
せず)に500円硬貨を入れ、上記ガイドレール3のガ
イド間隔t内に通じる硬貨受け部3cに向かって順次落
下するようにした。該硬貨受け部3cでキャッチされた
500円硬貨は、ガイド間隔t内に案内されて、その上
部をガイドによって保持され搬送ベース上でスクリュー
ピッチ幅間に立脚状態に保持された。スクリュー1はモ
ータMで矢印方向へ240回転/分の速度で回転させて
いるので、上記500円硬貨は、スクリュー1によって
押し出されJ方向へ移動するようになった。スクリュー
1は連続して回転を続け、500円硬貨は順次案内され
るので、まずスクリューの各ピッチ幅間に500円硬貨
C1 が次々に保持され、さらにこれらの500円硬貨の
上、つまりスクリューの各ピッチ幅間に保持される50
0円硬貨間の谷間部にも500円硬貨が支持され積み上
げられるようになり、ガイド頂部に設けた触子(図示せ
ず)によって、最後には3段積みとなって搬送された。
こうして搬送された500円硬貨は、硬貨排出部に達
し、ガイドレール3の壁体3bの湾曲部分に案内されて
切欠部31より側方へ排出され、硬貨回収手段(図示せ
ず)にて回収された。この結果、1500枚の500円
硬貨を1分で回収できた。
硬貨を搬送させた。なお、この装置の長さ8mの箇所に
おいて、ガイドレール3の壁体3aを幅25cmにわたっ
て切り欠いて切欠部31を形成し、またこの切欠部31
下流側の幅12cmの部位における他方の壁体3bを切欠
部31側に半径20cmの湾曲度にて図8に示す形状とな
るように湾曲させて硬貨排出部を形成して、500円硬
貨を搬送路の側方へ落下させて回収するようにした。上
記円板状体搬送装置の上方に配置した硬貨供給部(図示
せず)に500円硬貨を入れ、上記ガイドレール3のガ
イド間隔t内に通じる硬貨受け部3cに向かって順次落
下するようにした。該硬貨受け部3cでキャッチされた
500円硬貨は、ガイド間隔t内に案内されて、その上
部をガイドによって保持され搬送ベース上でスクリュー
ピッチ幅間に立脚状態に保持された。スクリュー1はモ
ータMで矢印方向へ240回転/分の速度で回転させて
いるので、上記500円硬貨は、スクリュー1によって
押し出されJ方向へ移動するようになった。スクリュー
1は連続して回転を続け、500円硬貨は順次案内され
るので、まずスクリューの各ピッチ幅間に500円硬貨
C1 が次々に保持され、さらにこれらの500円硬貨の
上、つまりスクリューの各ピッチ幅間に保持される50
0円硬貨間の谷間部にも500円硬貨が支持され積み上
げられるようになり、ガイド頂部に設けた触子(図示せ
ず)によって、最後には3段積みとなって搬送された。
こうして搬送された500円硬貨は、硬貨排出部に達
し、ガイドレール3の壁体3bの湾曲部分に案内されて
切欠部31より側方へ排出され、硬貨回収手段(図示せ
ず)にて回収された。この結果、1500枚の500円
硬貨を1分で回収できた。
【0041】
【発明の効果】本発明の装置によれば、円板状体搬送路
の所望の位置におけるガイドレール壁体を少なくとも円
板状体の直径よりも大きい幅と円板状体の高さ以上に切
欠くとともに、他方のガイドレール壁面を、スクリュー
の回転を妨げないように上記切欠部側へ曲げてなる排出
部を形成したので、搬送される円板状体の排出がより確
実かつスムーズに行われる。
の所望の位置におけるガイドレール壁体を少なくとも円
板状体の直径よりも大きい幅と円板状体の高さ以上に切
欠くとともに、他方のガイドレール壁面を、スクリュー
の回転を妨げないように上記切欠部側へ曲げてなる排出
部を形成したので、搬送される円板状体の排出がより確
実かつスムーズに行われる。
【0042】したがって、本発明によって、特に多段に
積まれた円板状体を排出するときに、搬送速度(スクリ
ューの回転数)を低く抑えることなく従来の排出構造に
おけるトラブルの発生を防止できる円板状体の搬送装置
が提供できるようになる。この結果、パチンコ、パチス
ロ、スロットマシン等の遊戯機器をはじめとして、発券
機、コインロッカー、自動販売機、賽銭箱などの硬貨等
の回収や供給、また、金融機関における硬貨計数機器へ
の応用、その他あらゆる円板状体およびメダルの搬送用
途に好適に利用できる搬送装置が提供できる。
積まれた円板状体を排出するときに、搬送速度(スクリ
ューの回転数)を低く抑えることなく従来の排出構造に
おけるトラブルの発生を防止できる円板状体の搬送装置
が提供できるようになる。この結果、パチンコ、パチス
ロ、スロットマシン等の遊戯機器をはじめとして、発券
機、コインロッカー、自動販売機、賽銭箱などの硬貨等
の回収や供給、また、金融機関における硬貨計数機器へ
の応用、その他あらゆる円板状体およびメダルの搬送用
途に好適に利用できる搬送装置が提供できる。
【図1】本発明の円板状体搬送装置の一実施例を示す模
式一部切欠部分斜視断面図である。
式一部切欠部分斜視断面図である。
【図2】壁体の湾曲部の一例を示す模式部分斜視図であ
る。
る。
【図3】本発明の円板状体搬送装置の他の実施例を示す
模式部分斜視断面図である。
模式部分斜視断面図である。
【図4】壁体の上部に開口部を設け壁体を上方へ開放し
た例を示す模式断面図である。
た例を示す模式断面図である。
【図5】触子の一例を示す模式断面図(a)および蓋体
の一例を示す模式断面図(b)である。
の一例を示す模式断面図(b)である。
【図6】側方ガイドの例を示す模式断面図である。
【図7】壁体と一体化された筐体内にスクリューが収納
された円板状体搬送装置を示す模式断面図である。
された円板状体搬送装置を示す模式断面図である。
【図8】本発明装置の一実装例を示す一部切欠部分斜視
図である。
図である。
【図9】従来の円板状体搬送装置の一例を示す断面図
(a)および側断面図(b)である。
(a)および側断面図(b)である。
1 スクリュー 2 搬送ベース 3 ガイドレール 3a,3b 壁体 31 切欠部 32 湾曲部 C 円板状体 d 円板状体直径 b 切欠部幅 t スリット間隔 T ガイドレール高さ D スクリュー直径 P ピッチ幅 S 円板状体搬送装置 Z 搬送方向
Claims (2)
- 【請求項1】 円板状体を立脚状態で移動させる軸方向
へ延びるスクリューと、上記スクリューが添設されて円
板状体が立脚状態で移動する搬送ベースと、上記円板状
体の立脚状態を保持するスリットを形成する一対の壁体
よりなるガイドレールとを備える円板状体の搬送装置で
あって、上記ガイドレールの一方の壁体を、円板状体の
排出を意図する部位において該円板状体を排出すること
が可能となるように切欠状とするとともに、他方の壁体
を上記切欠部側へ曲げるようにして構成されているもの
である円板状体の搬送装置。 - 【請求項2】 スクリューが、円板状体直径の2倍未満
のピッチ幅を有し、かつガイドレールが、円板状体厚さ
の2倍未満の間隔と、俵積み状に多段積みされる最下段
の円板状体の一部から最上段の円板状体の一部までまた
がる高さとを有する請求項1記載の円板状体の搬送装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5269263A JPH07117828A (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 円板状体の搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5269263A JPH07117828A (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 円板状体の搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07117828A true JPH07117828A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=17469921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5269263A Pending JPH07117828A (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 円板状体の搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07117828A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002265031A (ja) * | 2001-03-06 | 2002-09-18 | Maegouchi Kogyo:Kk | 部品整列供給機 |
JP2017102660A (ja) * | 2015-12-01 | 2017-06-08 | 富士電機株式会社 | 硬貨処理装置 |
CN108974811A (zh) * | 2018-07-18 | 2018-12-11 | 中国核电工程有限公司 | 一种热室与检修区间的α废物转运装置 |
CN115352866A (zh) * | 2022-10-19 | 2022-11-18 | 江苏博莱客冷冻科技发展有限公司 | 一种冻干食品输送流水线 |
-
1993
- 1993-10-27 JP JP5269263A patent/JPH07117828A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002265031A (ja) * | 2001-03-06 | 2002-09-18 | Maegouchi Kogyo:Kk | 部品整列供給機 |
JP2017102660A (ja) * | 2015-12-01 | 2017-06-08 | 富士電機株式会社 | 硬貨処理装置 |
CN108974811A (zh) * | 2018-07-18 | 2018-12-11 | 中国核电工程有限公司 | 一种热室与检修区间的α废物转运装置 |
CN115352866A (zh) * | 2022-10-19 | 2022-11-18 | 江苏博莱客冷冻科技发展有限公司 | 一种冻干食品输送流水线 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0296875B1 (en) | Device for transporting flat items e.g. coins or tokens | |
AU611038B2 (en) | Pneumatic cash transfer systems and canisters for use therein | |
KR20070105932A (ko) | 지엽류 집적 조출장치 | |
US8840450B2 (en) | Coin apparatus | |
CN103106732B (zh) | 纸币处理装置 | |
JPH07117828A (ja) | 円板状体の搬送装置 | |
EP0221500A2 (en) | A note storing apparatus | |
EP0469886B1 (en) | Coin conveyor for successively transporting coins | |
CN116529790A (zh) | 竖直硬币卷传送器 | |
US4861312A (en) | Coin handling apparatus | |
JPH052409Y2 (ja) | ||
US6244424B1 (en) | System for transporting piece goods | |
US20030216118A1 (en) | High speed, high volume coin sorter | |
JP4784807B2 (ja) | コイン処理装置 | |
JP7244101B2 (ja) | コイン処理装置 | |
JPH06263226A (ja) | 円板状体の搬送装置 | |
JPH0737289B2 (ja) | 物品仕分け装置 | |
EP0694890A1 (en) | Coin escalator for gaming devices | |
JP2004249281A (ja) | 仕分け装置 | |
JPH07137833A (ja) | 円板状体の搬送分別装置 | |
JP4769370B2 (ja) | 物品の仕分け装置 | |
JP2657527B2 (ja) | 貨幣搬送装置 | |
JPH06263230A (ja) | 円板状体の搬送装置 | |
JPH0521179Y2 (ja) | ||
JPH04146786A (ja) | 景品払出機 |