JPH07117813A - マガジンラック供給取出装置 - Google Patents

マガジンラック供給取出装置

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Publication number
JPH07117813A
JPH07117813A JP5270620A JP27062093A JPH07117813A JP H07117813 A JPH07117813 A JP H07117813A JP 5270620 A JP5270620 A JP 5270620A JP 27062093 A JP27062093 A JP 27062093A JP H07117813 A JPH07117813 A JP H07117813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rack
conveyor
carry
magazine
magazine rack
Prior art date
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Pending
Application number
JP5270620A
Other languages
English (en)
Inventor
Osatsugu Nishiguchi
長嗣 西口
Manabu Morioka
学 森岡
Hironobu Egashira
弘展 江頭
Soichi Tamura
聡一 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5270620A priority Critical patent/JPH07117813A/ja
Publication of JPH07117813A publication Critical patent/JPH07117813A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マガジンラックに収納された基板を後工程へ
自動供給するためのマガジンラック供給取出装置に関
し、ラック交換時間の短縮と基板供給精度の向上を図る
ことを目的とする。 【構成】 循環式の間欠昇降部3にラック保持部10を
設けたエレベータ部2と、エレベータ部2の側部の最下
段部に対応する位置にラック搬入コンベア30を、最上
段部に対応する位置にラック搬出コンベア50を配置し
た構成とすることにより、ラック1のエレベータ部2へ
の搬入と搬出を同時に行うことが可能になり、ラック交
換時間を大幅に短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマガジンラックに収納さ
れたプリント基板を後工程へ自動供給したり、もしくは
前工程のプリント基板をマガジンラックに自動収納した
りする際に使用されるマガジンラック供給取出装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント基板(以下、基板と呼ぶ)の運
搬、保管及び保護のために、基板を収納するための溝を
一定間隔に設けたマガジンラック(以下、ラックと呼
ぶ)が多く利用されている。
【0003】上記ラックに基板を供給または収納するた
めに使用される従来のマガジンラック供給取出装置につ
いて以下に図面を用いて説明する。
【0004】図16は従来の代表的なマガジンラック供
給取出装置を示す正面図、図17は図16のK断面にお
ける断面図、図18は同装置の動作を示すフローチャー
トである。
【0005】図16,図17においてマガジンラック供
給取出装置はフレーム102に固定されたシリンダ10
3と連結され支点Jで揺動できるクランプレバー104
と、モータ106に取り付けたプーリ118、ベルト1
19にて駆動されるプーリ107、ベルト108を備え
たラック保持部101と、一端に検出円盤110と、モ
ータ111を取り付けたボールネジ112と、検出円盤
110を検出するセンサ113と、ラック保持部101
をガイドしているスライド軸109を備えた駆動部10
5から成るエレベータ部100と、エレベータ部100
の最下点に対応する位置に配置したラック搬入コンベア
114と、エレベータ部100の最上点に対応する位置
に配置したラック搬出コンベア115と、ラック搬出コ
ンベア115の下面で基板80を次工程へ排出する位置
に固定したシリンダ116により構成されている。
【0006】上記のように構成された従来のマガジンラ
ック供給取出装置について図18のフローチャートを参
照しながらその動作を説明する。
【0007】まず、ラック保持部101のラック1に収
納された最終の基板80がシリンダ116にて前工程に
排出されると、ラック保持部101はボールネジ112
の回転によりエレベータ100の最上点部にあるラック
搬出コンベア115に対応した位置まで上昇し、ラック
保持部101のクランプレバー104が解除されてベル
ト108により空になったラック1をラック搬出コンベ
ア115へ搬出する。
【0008】ラック1の搬出が完了するとラック保持部
101は最下点部のラック搬入コンベア114に対応す
る位置まで降下し、ラック搬入コンベア114上に待機
している基板80を収納したラック1をラック保持部1
01に搬入し、ラック1が搬入されるとシリンダ103
が駆動してクランプレバー104にてラック1の下部側
面を挟持する。
【0009】搬入が完了するとラック1の最初の基板8
0が次工程へ排出できる高さまで上昇し、シリンダ11
6により基板80を排出すると次の基板80が排出され
るまで上昇、排出を繰り返す。
【0010】なお、ラック保持部101が昇降するため
のボールネジ112の回転数は検出円盤110とセンサ
113により検知している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成ではラック1に収納された基板80を全て排出し
た後、ラック1を交換するためにラック保持部101が
エレベータ部100の最上点に対応する位置にあるラッ
ク搬出コンベア115まで上昇してラック1を搬出した
後、最下段に対応する位置にあるラック搬入コンベア1
14まで降下してラック1を搬入後、再度ラック1に収
納された最初の基板80の排出位置まで上昇した後基板
80を排出するまでの所要時間が長く、その間次工程が
毎回基板待ち状態になるものであった。
【0012】このため従来のマガジンラック供給取出装
置では基板待ち状態にならないようにできる限り昇降速
度を速くしているが、昇降速度が速くなるほど停止精度
が悪くなるという問題点があった。
【0013】さらにラック1の下端をクランプレバー1
04により位置決めするので、ラック1に変形等があっ
た場合、クランプ位置より遠い位置に収納された基板8
0になるにつれて基板排出の信頼性が悪くなるという問
題があった。
【0014】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
でラック交換時間の短縮と、基板排出または収納位置精
度を向上し、基板移載の信頼性が高いマガジンラック供
給取出装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明によるマガジンラック供給取出装置は、対向し
て一対で配置され上下方向に間欠的に循環する環状経路
を形成した昇降部と、この昇降部の下部に連結されて複
数の基板を収納したマガジンラックを上記昇降部に搬入
するラック搬入コンベアと、同じく昇降部の上部に連結
されて昇降部からマガジンラックを搬出するラック搬出
コンベアと、上記昇降部に搬入されたマガジンラックが
昇降部の最下点部にある時にマガジンラックの高さより
高く、かつ搬出コンベアより低い位置に配置されて昇降
しマガジンラックに収納された基板を順次排出するプッ
シャー部と、上記昇降部にその循環経路長を3等分する
と共に上記搬入コンベアから搬出コンベアまでの距離に
ほぼ等しい間隔に取り付けられた上記マガジンラックを
保持する3組のラック保持部からなる構成としたもので
ある。
【0016】
【作用】この構成によって間欠的に循環する昇降部にラ
ック保持部を設けることにより、ラックのエレベータ部
への搬入と搬出を同時に行うことが可能となり、ラック
交換時間を大幅に短縮することができる。
【0017】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0018】図1は同実施例によるマガジンラック供給
取出装置の全体構成を示す斜視図、図2は同装置のエレ
ベータ部の詳細を示す要部斜視図、図3は図1のA−A
から見た断面図、図4は図1のC−Cから見た断面図、
図5は図4のD矢視図、図6はプッシャー部の正面図、
図7は図6のE矢視図、図8は本実施例によるマガジン
ラック供給取出装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【0019】まず図1に示すように本発明によるマガジ
ンラック供給取出装置は、エレベータ部2と、エレベー
タ部2を間欠昇降させるための動力部18と、エレベー
タ部2の下方に配置したラック搬入コンベア30と、そ
の上側のラック保持部10と対応するように配置したラ
ック搬出コンベア50と、ラック保持部10に搭載され
たラック1に収納された基板80を排出するためのプッ
シャー部70により構成される。
【0020】以下に上記各部の詳細な構成を説明する。
図2,図3においてエレベータ部2は本体フレーム4の
内部の上下に配置した回転可能なシャフト5,6と、こ
のシャフト5,6に固定したプーリ7と、歯付ベルト8
により上下方向に間欠循環する環状経路を形成した間欠
昇降部3と、上記歯付ベルト8の背面に等間隔で取り付
けられたフレーム11とプーリ12、ベルト13から成
る複数組のラック保持部10から構成されている。
【0021】なおシャフト6の一端にはウォームホイー
ル14が取り付けられている。上記フレーム11の両端
面にはローラ15が取り付けてあり、このローラ15が
本体フレーム4の内側面に固着した凹形のガイド9には
まり合ってラック保持部10をガイドしている。またラ
ック保持部10のラック1の進入方向終端にはストッパ
ー16が設けてある。
【0022】上記本体フレーム4は下部のベース17の
上面にラック保持部10にてラック1を搭載できるよう
に対向して取り付けられている。
【0023】図3より動力部18は上記ベース17の上
面に固定したモータ19のプーリ20と歯付ベルト2
1、シャフト22の中央部に取り付けたプーリ23とそ
の両端に取り付けたウォームギヤ24とから成り、間欠
昇降部3の下段のシャフト6に取り付けたウォームホイ
ール14と噛み合っている。
【0024】またモータ19はプーリ20と歯付ベルト
25、プーリ26を介してエンコーダ27に結合されて
いる。
【0025】図3においてエレベータ部2の下方のラッ
ク搬入コンベア30はコンベアフレーム31の内側に配
置したモータ32とスプロケット33、チェーン34、
スプロケット35を介してコンベアフレーム31の端に
配置した駆動軸36と結合している。
【0026】駆動軸36の両端にはスプロケット37が
取り付けてあり、コンベアフレーム31の他端のシャフ
ト38の両端のスプロケット39と相対するようにコン
ベアチェーン40が掛けてある。
【0027】なおラック搬入コンベア30はラック保持
部10のストッパー16の所まで伸びている。
【0028】図4,図5においてラック搬出コンベア5
0はエレベータ部2の側部でラック搬入コンベア30の
上段で上側のラック保持部10に対応する位置にラック
搬入コンベア30と同様にコンベアフレーム51の内部
に配置したモータ52とスプロケット53、チェーン5
4、スプロケット55を介してコンベアフレーム51の
端に配置した駆動軸56と結合している。
【0029】駆動軸56の両端にはスプロケット57が
取り付けてあり、コンベアフレーム51の他端に配置し
たシャフト58の両端に取り付けたスプロケット59と
相対するようにコンベアチェーン60が掛けてあり、シ
ャフト58の最両端にはローラ65とゴムローラ66を
備えている。
【0030】図6,図7に示すプッシャー部70はラッ
ク1に収納された基板80を次工程へ排出する位置に配
置され、フレーム71に固着したローラ72と支点Fで
揺動するレバー73に取り付けたローラ74とモータ7
5に取り付けた駆動ローラ76によりロッド77を挟持
している。
【0031】なおフレーム71とレバー73の間には引
張バネ78が掛けられている。上記のように構成された
本実施例のマガジンラック供給取出装置について、以下
に図8のフローチャートを参照しながらその動作を説明
する。
【0032】まず、ラック保持部10のラック1に収納
された最終の基板80がプッシャー部70のモータ75
の回転によりロッド77が移動して排出されると、空に
なったラック1を搭載したラック保持部10は最上段部
のラック搬出コンベア50の位置まで上昇する。
【0033】ラック搬出コンベア50の位置まで上昇す
ると図6に示すゴムローラ66がラック保持部10のベ
ルト13の背面に接触することによりラック搬出コンベ
ア50の動力が伝達され、ラック1はラック保持部10
よりラック搬出コンベア50に搬出される。
【0034】この時、次のラック保持部10は最下段部
のラック搬入コンベア30に位置しており、これによっ
てラック搬入コンベア30に待機している次のラック1
を同時にラック保持部10のストッパー16まで搬入す
ることができる。
【0035】なお、ラック保持部10はラック搬入コン
ベア30より僅か下方に位置するように設定しておく方
が良い。
【0036】ラック1の搬入と搬出が完了すると、ラッ
ク保持部10はラック1に収納されている最初の基板8
0が排出できる位置まで上昇して停止し、上記説明のよ
うにプッシャー部70のロッド77が対応する基板80
を排出する。
【0037】ここでフレーム71とレバー73に掛けた
引張バネ78は、ローラ74をロッド77に圧着させる
ためであり、引張バネ78を適当なバネ力に設定するこ
とによりロッド77に過負荷が働いた時、駆動ローラ7
6をスリップさせて基板80の破損を防止することがで
きる。
【0038】基板80を排出しロッド77が元の位置ま
で戻ると、ラック保持部10は次の基板80の所まで上
昇して停止する。
【0039】以後基板80の排出をくり返し、空になっ
たラック1と次のラック1との搬入・搬出動作を同様に
繰り返す。
【0040】また、基板排出位置及びラック搬入搬出位
置は、動力部18のエンコーダ27により各停止位置を
検出しているので、プログラムの設定パルス数を変更す
るだけでラック1の基板収納ピッチ及び収納枚数の変更
に容易に対応することができるように構成されたもので
あり、本実施例では装置操作盤(図示せず)でこれらが
対応できるようにしている。
【0041】また、動力部18のウォームギヤ24とウ
ォームホイール14によって構成されるセルフロック機
能により、モータ19に通電しない時でもラック1の自
重による自然落下の心配はない。
【0042】なお、エレベータ部2と動力部18で使用
している歯付ベルト8,21,25は、ローラーチェー
ンであってもよい。
【0043】また、ラック搬入コンベア30とラック搬
出コンベア50に使用しているコンベアチェーン40,
60は平ベルトであってもよい。
【0044】また、プッシャー部70はエアシリンダに
置き換えてもよい。また、本実施例ではラック保持部1
0にベルトコンベアを備えた構成としているが、ラック
1の保持と搬入搬出用のガイドを設けてラック1を摺動
できるレールまたはコロで構成することも可能である。
【0045】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を用いて説明する。本実施例は上記第1の
実施例によるマガジンラック供給取出装置にラックを保
持するクランプ部を設けたものであり、このクランプ部
以外の構成は実施例1と同じであるために同一部品には
同一符号を付与してその説明は省略し、異なる部分につ
いて詳細な説明を行う。
【0046】図9は図1のB矢視図でクランプ部の配置
を示し、図10は同クランプ部の詳細を示す要部正面
図、図11は同クランプ部の動作を示すフローチャー
ト、図12(a),(b)はラックの矯正方向を示す正
面図である。
【0047】図9に示すようにクランプ部90はエレベ
ータ部2内のラック1の両サイドに位置するように配置
され、その構成は図10にその詳細を示すようにエレベ
ータ部2の本体フレーム4の内部に設けた支点Gにより
揺動できるレバー92と、このレバー92を駆動するた
めに一端に連結されたシリンダ91と、上記レバー92
と対向するように配置した支点Hにより揺動できるレバ
ー93と、このレバー93の支点Hと同軸に結合され一
端がエアシリンダ94と連結し他端はピン96によりは
め込まれた圧縮バネ95を介してレバー93を押圧する
レバー97により構成され、レバー92とレバー93に
よりラック1の側面のプッシャー部70で各基板80が
排出される位置を挟持するように押さえるようにしてい
る。
【0048】以上のように構成された本実施例によるマ
ガジンラック供給取出装置について、以下に図11のフ
ローチャートを参照しながらその動作を説明する。
【0049】ラック搬入コンベア30により送られたラ
ック1はラック保持部10に移載され、最初に搬出する
基板80に対応する位置まで上昇して停止する。レバー
92はエアシリンダ91の推力によって基準位置まで揺
動し、同様にレバー93もシリンダ94によって揺動す
るが、レバー93はエアシリンダ94の推力に関係なく
圧縮バネ95の押圧力によってラック1の側面を挟持す
る。例えば図12(a)に示すようにラック1が傾いて
位置がずれている場合には、ラック1を、基板80が排
出される位置に破損することなく移動し、常に同じ位置
から基板80の搬出ができるように準備を行い、また、
図12(b)に示すようにラック1が湾曲している場合
には、ラック1を基板80が排出される位置に破損する
ことなく矯正し、常に同じ位置から基板80の搬出がで
きるように準備を行うものである。
【0050】次にプッシャー部70によってラック1に
収納された基板80を後工程に排出するとクランプ部9
0を解除し、次の基板80の位置までクランプ部90を
上昇して停止する。
【0051】以降、上記動作が繰り返され、ラック1の
基板80が全て排出されるとラック搬出コンベア50と
ラック搬入コンベア30によりラック1の搬出と搬入を
繰り返す。
【0052】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について図面を用いて説明する。
【0053】本実施例は上記実施例1、あるいは実施例
2によるマガジンラック供給取出装置のラック搬出コン
ベア50の動力をラック保持部10に伝達するための可
動式の動力伝達部81を設けたものであり、この動力伝
達部81以外の構成、動作は実施例1、あるいは実施例
2と同様であるために同一部品には同じ符号を付与して
詳細な説明は省略し、異なる部分について詳細に説明す
る。
【0054】図13は図1のC矢視断面図、図14は図
13のJ矢視断面図であり、動力伝達部81はエレベー
タ部2の側部上段のラック搬出コンベア50のシャフト
58の最両端に配置されたローラ82と、シャフト58
を支点に揺動できると共に一端にシリンダ83が結合し
他端に上記ローラ82と接触しながら回転できるゴムロ
ーラ84を取り付けたレバー85より構成されており、
レバー85が揺動した時にゴムローラ84でラック保持
部10のベルト13の背面を圧着するようにしている。
【0055】以上のように構成された本実施例のマガジ
ンラック供給取出装置について以下に図15のフローチ
ャートを参照しながらその動作を説明する。
【0056】ラック保持部10のラック1に収納された
最終の基板80がプッシャー部70のロッド77により
排出されてラック保持部10がラック搬出コンベア50
まで上昇して停止した時、動力伝達部81のゴムローラ
84がシリンダ83によりラック保持部10のベルト1
3の背面を圧着することによりラック搬出コンベア50
の動力が伝達されてラック1を搬出する。
【0057】なお、図14の矢印R1,R2,R3は各ロ
ーラの回転方向を示し、搬出が完了するとレバー85は
元の位置に戻る。
【0058】この時同時に下段のラック保持部10に基
板80を収納した新しいラック1が搬入され、ラック1
をこのラック1に収納した最初の基板80を排出する位
置まで上昇し、ロッド77により基板80を全て排出す
ると以降同様にラック1の搬出、搬入を繰り返す。
【0059】なお、上記ゴムローラ84を可動式にする
ことによって、上記ラック搬出コンベア50をラック搬
入コンベア30とした時、このコンベア上に待機してい
る複数個のラック1が密着してラック保持部10に搬入
された場合、ゴムローラ84をラック保持部10と切り
離し、上記ラック搬入コンベア30としたモータ52を
1方向と逆に回転させてラック保持部10とラック搬
入コンベア30のラック1を密着状態から切り離すこと
ができ、ラック1を個別にラック保持部10に供給する
ことができる。
【0060】なお、上記実施例1〜3においては、エレ
ベータ部2の上下にそれぞれ連結したコンベアの下段を
ラック搬入コンベア30、上段をラック搬出コンベア5
0とし、下段のラック搬入コンベア30にラック1を待
機させてエレベータ部2にて順次上昇し、上段のラック
搬出コンベア50へラック1を搬出する構成と流れで説
明してきたが、本発明はこれに限定されるものでなく、
その逆で上段のコンベアにラック1を待機させてエレベ
ータ部2にて順次降下し、下段のコンベアへラック1を
搬出する構成とすることも可能であることは言うまでも
ない。
【0061】また、エレベータ部2で昇降されるラック
1に収納された基板80を順次排出するという構成で説
明したが、逆にラック1に順次基板80を収納する構成
とすることも可能であることは言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によるマガジンラッ
ク供給取出装置は、循環式の昇降部にラック保持部を設
けたエレベータ部を構成することによりラックの搬入と
搬出を同時に行うことが可能になり、搬入から搬出まで
の一連の作業タクト内で最も時間を必要とするラック交
換時間を大幅に短縮することができる。
【0063】また、基板を次工程へ排出または前工程の
基板を収納する位置でラックの保持を行うことにより、
ラックに変形等があった場合でも、基板が所定の位置に
くるようにラックを移動または矯正することができるの
で信頼性の高い基板受け渡しが可能となる。
【0064】さらに揺動できるレバーによる動力伝達部
を設けることにより、ラックが数個密着してラック保持
部に搬入されても、ゴムローラを断続させることにより
密着状態から切り離すことができるのでラックの密着に
よる当りやずれや落下等のトラブルを避けることができ
る。
【0065】また、複数組のラック保持部に動力部が不
要となるため簡単な構造にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるマガジンラック供
給取出装置の全体構成を示す斜視図
【図2】同装置のエレベータ部の詳細を示す要部斜視図
【図3】同図1のA−Aにおける断面図
【図4】同図1のC−Cにおける断面図
【図5】同図4のD−Dにおける断面図
【図6】同装置のプッシャー部の正面図
【図7】同図6のE矢視図
【図8】同装置の動作を示すフローチャート
【図9】本発明の第2の実施例によるクランプ部の構成
を示す図1のB矢視図
【図10】同クランプ部の詳細を示す要部正面図
【図11】同クランプ部の動作を示すフローチャート
【図12】(a)同クランプ部によりラックが傾いてい
る場合の矯正状態を示す正面図 (b)同クランプ部によりラックが湾曲している場合の
矯正状態を示す正面図
【図13】本発明の第3の実施例による動力伝達部の構
成を示す図1のC−Cにおける断面図
【図14】同図13のJ−Jにおける断面図
【図15】同動力伝達部の動作を示すフローチャート
【図16】従来のマガジンラック供給取出装置の構成を
示す正面図
【図17】図16のK断面図
【図18】同装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 ラック 2 エレベータ部 3 間欠昇降部 4 本体フレーム 5 シャフト 6 シャフト 7 プーリ 8 歯付ベルト 9 ガイド 10 ラック保持部 11 フレーム 12 プーリ 13 ベルト 14 ウォームホイール 15 ローラ 16 ストッパー 17 ベース 18 動力部 19 モータ 20 プーリ 21 歯付ベルト 22 シャフト 23 プーリ 24 ウォームギヤ 25 歯付ベルト 26 プーリ 27 エンコーダ 30 ラック搬入コンベア 31 コンベアフレーム 32 モータ 33 スプロケット 34 チェーン 35 スプロケット 36 駆動軸 37 スプロケット 38 シャフト 39 スプロケット 40 コンベアチェーン 50 ラック搬出コンベア 51 コンベアフレーム 52 モータ 53 スプロケット 54 チェーン 55 スプロケット 56 駆動軸 57 スプロケット 58 シャフト 59 スプロケット 60 コンベアチェーン 65 ローラ 66 ゴムローラ 70 プッシャー部 71 フレーム 72 ローラ 73 レバー 74 ローラ 75 モータ 76 駆動ローラ 77 ロッド 78 引張バネ 80 基板 81 動力伝達部 82 ローラ 83 シリンダ 84 ゴムローラ 85 レバー 90 クランプ部 91 シリンダ 92 レバー 93 レバー 94 シリンダ 95 圧縮バネ 96 ピン 97 レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 聡一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して一対で配置され上下方向に間欠
    的に循環する環状経路を形成した昇降部と、この昇降部
    の下部に連結されて複数の基板を収納したマガジンラッ
    クを上記昇降部に搬入するラック搬入コンベアと、同じ
    く昇降部の上部に連結されて昇降部からマガジンラック
    を搬出するラック搬出コンベアと、上記昇降部に搬入さ
    れたマガジンラックが昇降部の最下点部にある時にマガ
    ジンラックの高さより高く、かつ搬出コンベアより低い
    位置に配置されて昇降しマガジンラックに収納された基
    板を順次排出するプッシャー部と、上記昇降部にその循
    環経路長を3等分すると共に上記搬入コンベアから搬出
    コンベアまでの距離にほぼ等しい間隔に取り付けられた
    上記マガジンラックを保持する3組のラック保持部から
    なるマガジンラック供給取出装置。
  2. 【請求項2】 マガジンラックに収納された複数の基板
    を順次所定の位置で排出する際に、対象となる基板位置
    に対応するマガジンラックの両側面を挟持して所定の位
    置に規正するクランプ部を設けた請求項1記載のマガジ
    ンラック供給取出装置。
  3. 【請求項3】 ラック保持部にベルトコンベアを設ける
    と共に、少なくともラック搬出コンベアまたはラック搬
    入コンベアのいずれか一方に上記ベルトコンベアに当接
    するローラを一端に備えたレバーをコンベアの駆動軸に
    揺動自在に連結した動力伝達部を設け、上記レバーを揺
    動することによりラック搬出コンベア、ラック搬入コン
    ベアの駆動力をラック保持部のベルトコンベアに伝達す
    るようにした請求項1記載のマガジンラック供給取出装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006086483A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Fuji Mach Mfg Co Ltd トレイ型部品供給装置および部品供給システム
JP2012246127A (ja) * 2011-05-31 2012-12-13 Daifuku Co Ltd 搬送設備

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006086483A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Fuji Mach Mfg Co Ltd トレイ型部品供給装置および部品供給システム
JP2012246127A (ja) * 2011-05-31 2012-12-13 Daifuku Co Ltd 搬送設備

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