JPH07117559A - 車載用表示装置の調光装置 - Google Patents

車載用表示装置の調光装置

Info

Publication number
JPH07117559A
JPH07117559A JP5267232A JP26723293A JPH07117559A JP H07117559 A JPH07117559 A JP H07117559A JP 5267232 A JP5267232 A JP 5267232A JP 26723293 A JP26723293 A JP 26723293A JP H07117559 A JPH07117559 A JP H07117559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brightness
illuminance
display
screen
changed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5267232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3063490B2 (ja
Inventor
Koji Kishi
浩司 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP5267232A priority Critical patent/JP3063490B2/ja
Publication of JPH07117559A publication Critical patent/JPH07117559A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3063490B2 publication Critical patent/JP3063490B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

Landscapes

  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転者の瞳孔調節機能にあった自動調光を行
うことにより、周囲の明るさの変化に応じ最適の画面照
度を提供する。 【構成】 外界の明るさが明から暗へと変化したときに
はゆっくり開く一方、暗から明へと変化したときには素
早く閉じるという人間の瞳孔の特性に合った画面輝度制
御を行う。昼間の走行時において、照度センサ16は表
示部11の周囲照度を時系列的に3点検出し、照度デー
タ記憶部18に記憶する。画面輝度制御部14は、3つ
の照度データを比較することにより、日照条件が変化し
たのか、あるいは車両がトンネル等の人工物の影に入っ
たのかを判定し、人工物の影に入ったと判定した場合に
は、表示部11の画面輝度の昼用高輝度表示から夜用低
輝度表示への変更を遅らせる一方、車両が人工物の影か
ら出た場合には直ぐに夜用低輝度表示から昼用高輝度表
示へと変更させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車載用表示装置に係わ
り、特に、周囲の照度に応じて表示の照明を調節可能な
調光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のインストルメントパネルには各
種の表示装置が備えられている。一般にこれらの表示装
置には照明ランプが付属され、夜間時等のように周囲が
暗い場合にその表示画面を照明できるようになってい
る。また、液晶等を用いた透過型の表示画面の場合に
は、昼夜を問わず光源を点灯させ、その光源の輝度を調
節できるものがある。このようなものとしては、例えば
ライティングスイッチのオン状態で調光つまみを操作す
ることにより、照明ランプの輝度を任意に変えることが
できるものが多い。
【0003】しかしながら、昼間走行時において、例え
ばトンネルに入った場合には、運転者の目は周囲の明る
さの急激な変化に追随できないため、ライティングスイ
ッチをオンさせて照明ランプを点灯させても、表示面が
通常の(夜間時の)明るさでは見にくい。従って、運転
者は、調光つまみを調節して一旦輝度を上げて昼間走行
時用の輝度レベルにし、その後目が慣れて(暗順応し
て)くるに従って輝度を低くするという操作を行わなけ
ればならい。このため、調光操作が煩雑となり、安全運
転上も問題があった。
【0004】この問題を解決すべく、例えば実開昭59
−42738号には、自動調光スイッチを設け、自動調
光スイッチをオンした状態でライティングスイッチをオ
ンしたときには自動的に表示面の明るさを一旦所定の明
るさまで増加させたのち所定の割合で減光させるように
した自動調光装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この調
光装置では、自動調光スイッチをオン状態にしておいて
も、トンネルに入ったときにライティングスイッチをオ
ンさせなければ上記のような自動調光が行われないの
で、例えばトンネルを断続的に通過する場合や、陸橋下
を通過する場合には、その都度ライティングスイッチを
オンしなければならず、依然として煩雑であった。この
場合、自動調光スイッチとともにライティングスイッチ
をもオンのままにしておく方法もあるが、この場合に
は、トンネルや陸橋下の通過の度に画面の明るさが明・
暗・明・暗……と目まぐるしく変化してしまい、却って
視認性を損なう結果を招くという問題があった。
【0006】この発明は、係る課題を解決するためにな
されたものであり、運転者の瞳孔調節機能にあった自動
調光を行うことにより、周囲の明るさの変化に応じ最適
の画面照度を提供することができる車載用表示装置の調
光装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る車載用表示装置の調光装置は、照明装置を備えた車載
用表示装置において、前記表示装置の周囲の照度を測定
する照度測定手段と、この照度測定手段により測定され
た照度値と予め設定した閾値とを比較する比較手段と、
前記照明装置が昼間の周囲照度に対応する第1の輝度レ
ベルに保持された状態において、前記比較手段による比
較の結果、前記照度測定手段により所定の時間間隔で測
定された複数の照度値がすべて前記閾値より小であった
とき、前記照明装置の輝度を夜間の周囲照度に対応する
第2の輝度レベルに低下させる輝度変更手段と、を具備
することを特徴とするものである。
【0008】請求項2記載の発明に係る車載用表示装置
の調光装置は、請求項1において、さらに、前記照度測
定手段により測定された照度値と予め設定した第2の閾
値とを比較する第2の比較手段と、前記照明装置が前記
第2の輝度レベルに保持された状態において、前記第2
の比較手段による比較の結果、前記照度測定手段により
測定された照度値が前記第2の閾値より大であったと
き、直ちに前記照明装置の輝度を前記第1の輝度レベル
に増加させる第2の輝度変更手段と、を具備することを
特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、照明装置が昼間用高
輝度レベル(第1の輝度レベル)に保持されている場合
において、表示装置の周囲の現照度レベルが一定値より
小となった場合には、過去の複数の時系列照度データも
すべて一定値より小であった場合に限って、照明装置の
輝度を夜間用輝度レベル(第2の輝度レベル)に低下さ
せる調節が行われる。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
作用に加えて、さらに、照明装置が夜間用高輝度レベル
に保持されている場合において、表示装置の周囲の現照
度レベルが一定値より大となった場合には、直ちに前記
照明装置の輝度を昼間用輝度レベルに増加させる調節が
行われる。
【0011】
【実施例】以下図面に基づき本発明を詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例における調光装
置を備えた車載用表示装置の概略を表わしたものであ
る。この装置には、少なくとも画面輝度制御部14と表
示情報加工部15とを含む画面制御部12が設けられて
いる。画面輝度制御部14は、表示部11の画面輝度を
制御するためのものであり、表示情報加工部15は、表
示情報作成部13から入力された表示情報を表示部11
に表示可能な形態(文字、図形等)に加工するためのも
のである。
【0013】照度センサ16は表示部11の周囲照度
(外界照度)を検出するためのもので、その出力はA/
D変換器17でディジタル変換されて照度データ記憶部
18に入力されるようになっている。照度データ記憶部
18は画面制御部12の画面輝度制御部14に接続され
ている。
【0014】図2は、図1の車載用表示装置の外観を表
したものである。表示ユニット21内には、上記した画
面制御部12、表示情報作成部13、A/D変換器17
及び照度データ記憶部18が一体に収納されている。ま
た、表示部11は表示ユニット21の前面に設けられ、
照度センサ16は表示ユニット21の側面部に設けられ
ている。
【0015】以上のような構成の車載用表示装置の調光
装置の動作を説明する。
【0016】照度センサ16が表示ユニット21の周囲
の照度に応じた電圧を出力すると、この出力電圧はA/
D変換器17でディジタル変換されて照度データ記憶部
18に順次記憶される。このときのサンプリングは例え
ば1秒ごとに行われ、照度データ記憶部18には少なく
とも過去30秒分のデータが記憶される。
【0017】画面制御部12の画面輝度制御部14は、
照度データ記憶部18から入力される照度データに基づ
き、表示部11の画面全体の表示輝度を制御する。表示
情報加工部15は、表示情報作成部13から入力される
表示情報を加工し、図形または文字として表示部11に
表示する。
【0018】次に、画面輝度制御部14の動作を説明す
る。本実施例において、画面輝度制御部14は、基本的
に人間の瞳孔開閉調節機能に合った自動調光を行う。す
なわち、人間の瞳孔は、外界の明るさが明から暗へと変
化したときにはゆっくり開くが、暗から明へと変化した
ときには素早く閉じるようになっている。従って、本実
施例では、昼間の走行時において、表示部11の周囲照
度を時系列的に3点検出し、その照度データ変化量を比
較することにより、車両がトンネル等の人工物の影に入
ったか否かを判定し、人工物の影に入ったと判定した場
合には、表示部11の画面輝度の昼用高輝度表示から夜
用低輝度表示への変更を遅らせる一方、車両が人工物の
影から出た場合には直ぐに夜用低輝度表示から昼用高輝
度表示へと変更するようにする。
【0019】以下、図3とともに画面輝度制御部14の
動作を詳細に説明する。
【0020】画面輝度制御部14は、まず、30秒前の
照度データX(30)、1秒前の照度データX(1)、
及び現在の照度データX(0)をリセットしたのち(ス
テップS101)、照度データ記憶部18から最新のX
(30)、X(1)、X(0)を読み込む(ステップS
102)。
【0021】次に画面輝度制御部14は、表示部11の
現在の画面が昼用の高輝度表示状態になっているか、あ
るいは夜用の低輝度表示状態になっているかを判定する
(ステップS103)。
【0022】ここで、表示部11の画面が夜用低輝度状
態であった場合には(ステップS103;N)、現在の
照度データX(0)と基準値aとの比較を行う(ステッ
プS104)。ここで、基準値aは、夜用低輝度表示か
ら昼用高輝度表示への変更を行うか否かを判定するため
の閾値であり、例えば200ルクス(Lx)に設定され
る。比較の結果、X(0)が基準値aより大きい場合に
は(ステップS104;Y)、夜用低輝度表示から昼用
高輝度表示に変更し(ステップS105)、X(0)が
基準値a以下の場合には(ステップS104;N)、夜
用低輝度表示を維持する(ステップS106)。
【0023】一方、ステップS103において、表示部
11の画面が昼用高輝度状態であった場合には(ステッ
プS103;Y)、3つの照度データX(0)、X
(1)及びX(30)と基準値bとの比較をそれぞれ行
う(ステップS107〜S109)。ここで、基準値b
は、昼用高輝度表示から夜用低輝度表示への変更を行う
か否かを判定するための閾値であってb<aの関係を有
し、例えば100ルクスに設定される。比較の結果、X
(0)、X(1)、X(30)のすべてが基準値bに満
たない場合には(ステップS107;Y、S108;
Y、かつS109;Y)、昼用高輝度表示から夜用低輝
度表示に変更し(ステップS110)、X(0)、X
(1)、X(30)のいずれか1つが基準値b以上の場
合には(ステップS107;N、S108;N、または
S109;N)、昼用高輝度表示を維持する(ステップ
S111)。
【0024】以上のステップS101からS111まで
の処理は、エンジンOFFとなるまで(ステップS11
2;Y)、繰り返し行われる。
【0025】図4は、上記したステップによって行われ
る表示輝度制御の一例を表したものである。この図で、
(A)は外界照度の時間変化を示し、(B)は画面輝度
の時間変化を示す。この図に示すように、30秒前の照
度データX(30)、1秒前の照度データX(1)、及
び現在の照度データX(0)がすべて基準値bより小さ
い場合に初めて昼用高輝度表示から夜用低輝度表示への
変更が行われる。このように、1秒前の照度データをも
考慮するのは、偶然の照度変化に対するフェールセーフ
のためである。
【0026】夜用低輝度表示に切り換えられた後は、基
準値aに達しない照度変化(ピークP1,P2)があっ
たとしても昼用高輝度表示に変更されることはなく、基
準値aを越えたところで(ピークP3)昼用高輝度表示
に変更される。また、昼用高輝度表示状態で基準値b以
下の外界照度が続いた場合において、その間に瞬間的な
照度変化(ピークP4)があったとしても、30秒前の
照度データX′(30)、1秒前の照度データX′
(1)、及び現在の照度データX′(0)がすべて基準
値bより小さい限り、昼用高輝度表示から夜用低輝度表
示への変更が行われる。従って、図7(B)に示すよう
に、短いトンネルや陸橋下等を断続的に通過して外界照
度が短いサイクルで変化した場合であっても、明から暗
への外界照度変化の際には画面輝度の変更が遅延される
ため、画面の明るさが明・暗・明……と目まぐるしく変
化することがない。また、図7(A)に示すように、比
較的長いトンネル内に入った場合、運転者の眼が暗順応
する前に表示画面が暗くなってしまうことがなく、運転
者の瞳孔調節機能にあった自動調光が可能となる。
【0027】なお、以上の実施例では夜用低輝度表示か
ら夜用低輝度表示への変更の基準値aを200ルクスと
して説明したが、これに限るものではなく、必要に応じ
て他の値を採用することはもちろん可能である。
【0028】次に、本発明の他の実施例を説明する。
【0029】図5は、本発明の第2の実施例における調
光装置の動作を表したものである。本実施例は、日照条
件をも考慮して、昼用高輝度表示から夜用低輝度表示へ
の変更速度を2段階に分けて輝度変更を行うようにした
ものである。
【0030】画面輝度制御部14は、まず、30秒前の
照度データX(30)、1秒前の照度データX(1)、
及び現在の照度データX(0)をリセットしたのち(ス
テップS201)、照度データ記憶部18から最新のX
(30)、X(1)、X(0)を読み込む(ステップS
202)。
【0031】次に画面輝度制御部14は、表示部11の
現在の画面が昼用の高輝度表示状態になっているか、あ
るいは夜用の低輝度表示状態になっているかを判定する
(ステップS203)。
【0032】ここで、表示部11の画面が夜用低輝度状
態であった場合には(ステップS203;N)、現在の
照度データX(0)が基準値aを越えているか否かを判
定する(ステップS204)。ここで、基準値aは、夜
用低輝度表示から昼用高輝度表示への変更を行うか否か
を判定するための閾値であり、例えば200ルクスに設
定される。この判定の結果、X(0)が基準値aより大
きい場合には(ステップS204;Y)、夜用低輝度表
示から昼用高輝度表示に素早く変更し(ステップS20
5)、X(0)が基準値a以下の場合には(ステップS
204;N)、夜用低輝度表示を維持する(ステップS
206)。
【0033】一方、ステップS203において、表示部
11の画面が昼用高輝度状態であった場合には(ステッ
プS203;Y)、照度データX(0)と基準値b1と
の比較、X(1)と基準値b2との比較、及びX(3
0)と基準値b1,b2との比較を行う(ステップS2
07〜S210)。ここで、基準値b1,b2は、昼用
高輝度表示から夜用低輝度表示への変更を行うか否かを
判定するための閾値であってb1<b2<aの関係を有
し、例えばa=200ルクス、b2=150ルクス、b
1=100ルクスに設定される。比較の結果、X(0)
≦b1、X(1)≦b2、かつX(30)≦b1の場合
には(ステップS207;Y、S208;Y、S20
9;Y、かつS210;Y)、昼用高輝度表示から夜用
低輝度表示にゆっくり変更し(ステップS211)、X
(0)≦b1、X(1)≦b2、かつb1<X(30)
≦b2の場合には(ステップS207;Y、S208;
Y、S209;Y、かつS210;N)、昼用高輝度表
示から夜用低輝度表示に素早く変更する(ステップS2
12)。また、X(0)>b1、X(1)>b2、かつ
X(30)>b2の場合には(ステップS207;N、
S208;N、またはS209;N)、昼用高輝度表示
を維持する(ステップS213)。
【0034】以上のステップS201からS213まで
の処理は、エンジンOFFとなるまで(ステップS21
4;Y)、繰り返し行われる。
【0035】図6は、上記した第2の実施例に係るステ
ップによって行われる表示輝度制御の一例を表したもの
である。この図で、(A)は外界照度の時間変化を示
し、(B)は画面輝度の時間変化を示す。この図に示す
ように、30秒前の照度データX(30)、1秒前の照
度データX(1)、及び現在の照度データX(0)がす
べて基準値b1より小さい場合に初めて昼用高輝度表示
から夜用低輝度表示への変更が行われる点は、第1の実
施例(図3、図4)と同様であるが、本実施例ではその
場合の輝度変更をゆっくり行う。これは、X(30)≦
b1が成立する場合には、トンネル等に入ったことによ
って外界が瞬時に暗くなったものと考えられ、運転者の
瞳孔もまだ十分に開いていないと考えられることから、
画面輝度をゆっくり下げるのが好適だからである。ま
た、b1<X′(30)≦b2が成立する場合には、画
面輝度を昼用高輝度表示から夜用低輝度表示へとやや速
く変更する。この場合には、図7(C)に示すように、
日照の変化によって外界照度がゆっくり変化していると
考えられ、運転者の瞳孔も既にかなり開いていると考え
られるため、比較的速く輝度変更をするのが好適だから
である。
【0036】なお、以上の実施例のほか、次のような方
法によって画面輝度調節を行うことも可能である。すな
わち、30秒前の照度データX(30)、15秒前の照
度データX(15)、及び現在の照度データX(0)を
比較し、その時系列的な照度低下量が一定量以下(変化
の傾きが一定値以上)であれば、日没に伴う照度低下に
よって運転者の瞳孔も既に開いていると判断して、画面
輝度をやや速く低下させる一方、X(0)、X(1)、
X(30)が一様に低く殆ど差が認められない場合に
は、30秒以前にトンネル等に入ったことによる急速な
照度低下によって瞳孔はまだ十分に開いていないと判断
して、画面輝度をゆっくり下げるよう調節する。
【0037】また、第2の実施例では、昼用高輝度表示
から夜用低輝度表示への画面輝度変更を2つの値b1、
b2を基準値として行うこととしたが、これに限るもの
ではなく、3以上の基準値を用いて昼用高輝度表示から
夜用低輝度表示への画面輝度変更を行うようにしてもよ
い。
【0038】また、基準値b1、b2をそれぞれ100
ルクス、150ルクスとして説明したが、これに限るも
のではなく、他の値に設定することはもちろん可能であ
る。また、上記2つの実施例では、時系列的に取得する
照度データを3個として説明したが、これに限るもので
はなく、2個、あるいは4個以上であってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、照明装置が昼間用高輝度レベルに保持され
ている場合において、表示装置の周囲の現在の照度レベ
ルが一定値より小となった場合であっても直ぐに画面輝
度を低下させるのではなく、時系列的に測定された過去
の複数の照度データがすべて一定値より小となった場合
に限って、画面輝度を低下させることとしたので、短い
トンネルや陸橋下等を断続的に通過することで外界照度
が短いサイクルで変化した場合であっても、明から暗へ
の外界照度変化の際には画面輝度の変更が遅延される。
このため、画面の明るさが外界照度変化に追随して明・
暗・明……と目まぐるしく変化することがなくなり、表
示装置の画面の視認性を良好に保つことができるという
効果がある。
【0040】また、比較的長いトンネル内に入った場合
においても、従来のように運転者の眼が暗順応する前に
表示画面が暗くなってしまうことがなく、運転者の瞳孔
調節特性(暗順応の応答性の悪さ)にあった自動調光が
可能となり、この点でも表示装置の画面の視認性の確保
に寄与し得るという効果がある。
【0041】請求項2記載の発明によれば、さらに、照
明装置が夜間用高輝度レベルに保持されている場合にお
いて、表示装置の周囲の現照度レベルが一定値より大と
なった場合には、直ちに前記照明装置の輝度を昼間用輝
度レベルに増加させる調節を行うこととしたので、請求
項1記載の発明による効果に加えて、外界照度の暗から
明への変化に対する運転者の瞳孔の順応(明順応)の応
答性の良さに対応した画面輝度変更が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における調光装置を備えた車
載用表示装置の概略を示すブロック図である。
【図2】図1の車載用表示装置の外観を示す斜視図であ
る。
【図3】図1の画面輝度制御部14の動作の第1の実施
例を示す流れ図である。
【図4】上記第1の実施例における表示輝度制御の一例
を示すタイミング図である。
【図5】図1の画面輝度制御部14の動作の第2の実施
例を示す流れ図である。
【図6】上記第2の実施例における表示輝度制御の一例
を示すタイミング図である。
【図7】表示部の外界照度の各種の変化パターンを示す
説明図である。
【符号の説明】
11 表示部 12 画面制御部 13 表示情報作成部 14 画面輝度制御部 15 表示情報加工部 16 照度センサ 18 照度データ記憶部 21 表示ユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明装置を備えた車載用表示装置におい
    て、 前記表示装置の周囲の照度を測定する照度測定手段と、 この照度測定手段により測定された照度値と予め設定し
    た閾値とを比較する比較手段と、 前記照明装置が昼間の周囲照度に対応する第1の輝度レ
    ベルに保持された状態において、前記比較手段による比
    較の結果、前記照度測定手段により所定の時間間隔で測
    定された複数の照度値がすべて前記閾値より小であった
    とき、前記照明装置の輝度を夜間の周囲照度に対応する
    第2の輝度レベルに低下させる輝度変更手段と、 を具備することを特徴とする車載用表示装置の調光装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、さらに、 前記照度測定手段により測定された照度値と予め設定し
    た第2の閾値とを比較する第2の比較手段と、 前記照明装置が前記第2の輝度レベルに保持された状態
    において、前記第2の比較手段による比較の結果、前記
    照度測定手段により測定された照度値が前記第2の閾値
    より大であったとき、直ちに前記照明装置の輝度を前記
    第1の輝度レベルに増加させる第2の輝度変更手段と、 を具備することを特徴とする車載用表示装置の調光装
    置。
JP5267232A 1993-10-26 1993-10-26 車載用表示装置の調光装置 Expired - Fee Related JP3063490B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5267232A JP3063490B2 (ja) 1993-10-26 1993-10-26 車載用表示装置の調光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5267232A JP3063490B2 (ja) 1993-10-26 1993-10-26 車載用表示装置の調光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07117559A true JPH07117559A (ja) 1995-05-09
JP3063490B2 JP3063490B2 (ja) 2000-07-12

Family

ID=17441979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5267232A Expired - Fee Related JP3063490B2 (ja) 1993-10-26 1993-10-26 車載用表示装置の調光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3063490B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07234656A (ja) * 1993-12-28 1995-09-05 Nec Corp 表示装置
US5796350A (en) * 1996-03-13 1998-08-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Automobile screen control apparatus
KR20000014784A (ko) * 1998-08-25 2000-03-15 김영환 자동차 a/v시스템의 오토디밍 장치 및 방법
KR100527937B1 (ko) * 2003-06-12 2005-11-09 현대자동차주식회사 자동차용 디지털시계의 조명 제어장치
JP2006285064A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像表示装置
WO2008088049A1 (ja) * 2007-01-19 2008-07-24 Sharp Kabushiki Kaisha 表示制御ユニット、車載用表示システム
JP2013039910A (ja) * 2011-06-22 2013-02-28 General Electric Co <Ge> 航空機のフライトデッキのための視覚的なディスプレイ
EP2596976A1 (en) * 2010-07-20 2013-05-29 Mitsubishi Electric Corporation In-cab display system and display control method for in-cab display device
US8648793B2 (en) 2010-11-30 2014-02-11 Fujitsu Limited Image display apparatus, display control apparatus, and display control method
FR3040350A1 (fr) * 2015-09-01 2017-03-03 Valeo Vision Dispositif d'aide a la conduite pour vehicule, base sur une luminosite a venir en avant du vehicule
CN107027215A (zh) * 2017-04-01 2017-08-08 苏州欧普照明有限公司 一种照明系统的智能控制方法、装置及照明系统
KR101944431B1 (ko) * 2018-06-20 2019-01-30 주식회사 라디안큐바이오 심폐소생술을 위한 제세동기 및 그 동작 방법
WO2024134767A1 (ja) * 2022-12-20 2024-06-27 三菱電機株式会社 前照灯制御装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07234656A (ja) * 1993-12-28 1995-09-05 Nec Corp 表示装置
US5796350A (en) * 1996-03-13 1998-08-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Automobile screen control apparatus
KR20000014784A (ko) * 1998-08-25 2000-03-15 김영환 자동차 a/v시스템의 오토디밍 장치 및 방법
KR100527937B1 (ko) * 2003-06-12 2005-11-09 현대자동차주식회사 자동차용 디지털시계의 조명 제어장치
JP2006285064A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像表示装置
WO2008088049A1 (ja) * 2007-01-19 2008-07-24 Sharp Kabushiki Kaisha 表示制御ユニット、車載用表示システム
EP2596976A4 (en) * 2010-07-20 2014-01-01 Mitsubishi Electric Corp CABIN DISPLAY SYSTEM AND DISPLAY CONTROL METHOD FOR CABIN DISPLAY DEVICE
EP2596976A1 (en) * 2010-07-20 2013-05-29 Mitsubishi Electric Corporation In-cab display system and display control method for in-cab display device
US8648793B2 (en) 2010-11-30 2014-02-11 Fujitsu Limited Image display apparatus, display control apparatus, and display control method
JP2013039910A (ja) * 2011-06-22 2013-02-28 General Electric Co <Ge> 航空機のフライトデッキのための視覚的なディスプレイ
FR3040350A1 (fr) * 2015-09-01 2017-03-03 Valeo Vision Dispositif d'aide a la conduite pour vehicule, base sur une luminosite a venir en avant du vehicule
CN107027215A (zh) * 2017-04-01 2017-08-08 苏州欧普照明有限公司 一种照明系统的智能控制方法、装置及照明系统
CN107027215B (zh) * 2017-04-01 2019-05-24 苏州欧普照明有限公司 一种照明系统的智能控制方法、装置及照明系统
KR101944431B1 (ko) * 2018-06-20 2019-01-30 주식회사 라디안큐바이오 심폐소생술을 위한 제세동기 및 그 동작 방법
WO2019245127A1 (ko) * 2018-06-20 2019-12-26 주식회사 라디안큐바이오 심폐소생술을 위한 제세동기 및 그 동작 방법
WO2024134767A1 (ja) * 2022-12-20 2024-06-27 三菱電機株式会社 前照灯制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3063490B2 (ja) 2000-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3063490B2 (ja) 車載用表示装置の調光装置
KR101469978B1 (ko) 차량용 표시기기의 자동 휘도 조정 장치
JP2010091816A (ja) 表示装置
JP5288281B2 (ja) 輝度制御方法および表示装置
EP2570302A2 (en) Vehicular light automatic control device
JPH06318050A (ja) 発光表示の輝度調整方法、および、輝度調整機能付き画像表示装置
JP2018185413A (ja) 自動二輪車の表示装置
JP2005006260A (ja) 携帯端末,バックライトの制御方法およびプログラム
JP2914066B2 (ja) 車両用自動調光ヘッドアップディスプレイ
CN116403544A (zh) 车辆屏幕的显示控制方法、装置、电子设备及存储介质
JPH10147187A (ja) 車載情報表示装置
JP2966075B2 (ja) 車両の室内表示装置
JP2751847B2 (ja) 表示装置
TW201605671A (zh) 智慧型大燈切換系統
CN210745631U (zh) 一种隧道内照明控制系统
JP2000112421A (ja) 発光部の光量制御方法及び光量を制御する発光部を有する電話機
JPH1170078A (ja) 処理装置、照度制御装置及び健康状態判定装置
KR0138166B1 (ko) 차량용 디스플레이 장치의 자동밝기변환장치 및 방법
JPH06135281A (ja) 車両用灯火器の自動点滅装置
US11491912B2 (en) Vehicle lighting device and method of controlling luminance thereof
JPH06176875A (ja) 住宅照明器具
JPH08287338A (ja) 自動販売機
JPS58224821A (ja) 車両用表示照明装置の制御装置
CN116189623A (zh) 一种背光亮度控制方法、装置及相关设备
JPH07186828A (ja) パネル表示部の照明制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080512

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees