JPH07116976A - 産業用ロボット - Google Patents

産業用ロボット

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JPH07116976A
JPH07116976A JP26383393A JP26383393A JPH07116976A JP H07116976 A JPH07116976 A JP H07116976A JP 26383393 A JP26383393 A JP 26383393A JP 26383393 A JP26383393 A JP 26383393A JP H07116976 A JPH07116976 A JP H07116976A
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Takeshi Miwa
猛 三輪
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボットの関節部のエージング量を、自動的
に設定する。 【構成】 ロボットの各関節21、22が支持する各ア
ーム31、32の、実際の旋回位置を検出する各位置検
出器51、52を、各関節毎に付設し、指令された目標
旋回位置と、位置検出器が検出する各アームの旋回位置
との差を求める偏差算出手段71と、この偏差算出手段
が算出する各偏差値と、あらかじめ設定した許容偏差と
を比較し、偏差値が許容偏差を超えるかどうかを判別す
る判別手段72を設ける。そして、判別手段の判別結果
により、偏差値が許容偏差を超えるアームについて、偏
差値が許容偏差内に収まるまでエージング動作させる。
さらに、偏差値が許容偏差を超えるアームを、一定サイ
クルエージング動作させても偏差値が許容偏差内に収ま
らない場合は、当該アームを支持する関節について、表
示ランプ73または74を点灯させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用ロボットにおけ
る関節部の運転及び保守方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、産業用ロボットの関節部は、潤滑
油の拡散不足や周囲温度による粘性の変化などによって
一時的に摺動抵抗が増し、支持するアームが意図する旋
回動作性能を発揮できないことがあった。そこで、一般
的には、実際の組付け作業等を行わせる前に、関節部を
慣らし運転(以降、エージングと呼称する)して潤滑油
を摺動部分に行き渡らせ、その後に実際の作業を行う自
動運転に移行させていた。また、産業用ロボットの関節
部は、一定期間毎に潤滑油を注油する等の保守点検を必
要とし、その保守点検時期をロボットの稼働時間で判断
していた。しかし、ロボットの稼働時間と実際に関節部
が動作している時間とは一致しておらず、稼働時間で判
断すると、無駄な保守作業を実施してしまうことがあっ
た。このような無駄をなくす例として、特開昭63−7
4591号公報に記載された、「ロボットの稼働時間測
定方式」を掲げることができる。すなわち、モータが実
際に動作している動作時間のみをロボットの稼働時間と
して求め、無駄な保守作業を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】関節部をエージングす
る際には、どの程度の運動量が必要であるか、潤滑油の
状態や温度によって一概に設定することができず、必要
以上にエージングを行う無駄が発生したり、不十分なエ
ージングによって実作業に不具合を発生させる場合があ
る。また、保守時期を把握するための前記「ロボットの
稼働時間測定方式」においては、モータの動作時間のみ
を判断要素としているため、モータの動作環境(作業雰
囲気、負荷内容等)が考慮されておらず、必ずしも適切
な保守点検時期の目安とならない場合がある。従って、
本発明では、各関節部の状況に応じてエージングの必要
運動量を自動設定し、しかも、エージング中に各関節部
か実際に保守点検を必要としているかどうかを、関節部
の追従性能面から判断して適切な保守点検時期を通知す
る、産業用ロボットを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の産業用ロボット
では、各関節が支持するアームの、実際の旋回位置を検
出する位置検出器を各関節毎に付設し、指令された目標
旋回位置と、位置検出器が検出する各アームの旋回位置
との差を求める偏差算出手段と、この偏差算出手段が算
出する各偏差値と、あらかじめ設定した許容偏差とを比
較し、偏差値が許容偏差を超えるかどうかを判別する判
別手段を設ける。そして、判別手段の判別結果により、
偏差値が許容偏差を超えるアームについて、偏差値が許
容偏差内に収まるまでエージング動作させる。さらに、
偏差値が許容偏差を超えるアームを、一定サイクルエー
ジング動作させても偏差値が許容偏差内に収まらない場
合は、当該アームを支持する関節について、メンテナン
ス要求を表明させる。
【0005】
【作用】各関節毎に、アームの実際の旋回位置と目標値
との偏差が求められ、許容偏差を超えるアームは偏差値
が許容偏差内に収まるまでエージングされる。また、一
定サイクルエージング動作させても、偏差値が許容偏差
内に収まらないアームを支持する関節は、メンテナンス
必要という旨の表示がなされ、オペレータに通知され
る。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について、図に基づいて説明
する。図1は本発明を水平多関節型ロボット1に適用し
た例を示す概略図であり、ロボット1は、ベース10、
第1関節21と第2関節22、第1アーム31と第2ア
ーム32、各アームを駆動するモータ41、42、第1
位置検出器51と第2位置検出器52、エンドエフェク
タ6、制御装置7からなる。
【0007】第1関節21は、その回転軸211を垂直
にしてべース10に固定され、第1アーム31の一端が
回転軸211に取り付けられる。モータ41は回転軸2
11の上部と連結しており、これを回転させて第1アー
ム31を旋回させる。第1位置検出器51は第1関節に
内蔵されるアブソリュート式のエンコーダで、回転軸2
11の下部と連結され、第1関節における第1アームの
旋回位置を絶対値で検出する。第2関節22は、その回
転軸221を垂直にして第1アームの他端に設けられ、
第2アーム32の一端が回転軸221に取り付けられ
る。モータ42は回転軸221の上部と連結しており、
これを回転させて第2アーム32を旋回させる。第2位
置検出器52は第2関節の下部に取り付けられるアブソ
リュート式のエンコーダで、回転軸221の下部と連結
され、第2関節における第2アームの旋回位置を絶対値
で検出する。
【0008】エンドエフェクタ6は、図1の場合、昇降
ハンドユニットであり、第2アーム32の先端部に取り
付けられる。エンドエフェクタ6は、水平面に対して垂
直に上下するZ軸61を有し、その下端部に挟持ハンド
62が装着されており、部品等を挟持して上下移動させ
ることができる。制御装置7は、ロボット1の制御装置
であり、各モータ41、42を駆動して、各アーム3
1、32の旋回動作を数値制御し、エンドエフェクタ6
のZ軸の上下移動とその上下移動軸線まわりのθ回転動
作、ハンドの挟持動作をそれぞれ制御する。71は、制
御装置7にあらかじめロボットの動作プログラムによっ
て入力された各アームの目標旋回位置と、各位置検出器
が検出する各アームの実際の旋回位置との差を求める偏
差算出手段であり、制御装置7に内蔵される。72は、
偏差算出手段71が算出する各偏差値と、あらかじめ自
身に入力された許容偏差とを比較し、偏差値が許容偏差
を超えるかどうかを判別する判別手段で、同じく制御装
置7に内蔵される。
【0009】制御装置7は、判別手段72の判別結果に
より、偏差値が許容偏差を超えるアームについて、偏差
値が許容偏差内に収まるまでエージング動作させる。さ
らに、偏差値が許容偏差を超えるアームを、一定サイク
ルエージング動作させても偏差値が許容偏差内に収まら
ない場合は、当該アームを支持する関節について、メン
テナンス要求信号を出し、表示手段等を駆動させる。例
えば、図1において、制御装置7の上面に表示ランプ7
3、74を取り付け、それぞれ第1関節と第2関節を対
応させる。そして、第1アームの偏差値が許容偏差内に
収まらない場合には表示ランプ73を点灯させ、第2ア
ームの偏差値が許容偏差内に収まらない場合には表示ラ
ンプ74を点灯させる。この時、警告ブザー等を鳴ら
し、オペレータに注意を促してもよい。
【0010】このような構成を有する本実施例の動作に
ついて説明する。まず、オペレータは、各アームの動作
を確認できる程度の旋回範囲を有した、動作チェック用
数値プログラムを、制御装置7に記憶させておく。次に
制御装置1の電源を投入し、ロボット1を起動すべく、
前述の動作チェック用数値プログラムを呼び出し、その
数値プログラムに従ってロボット1を動作させる。図2
は、本実施例において、関節のエージング量を設定する
方法を説明するもので、縦軸をアームの旋回角D、横軸
を動作時間Tとしている。一点鎖線で示す軌跡aは、動
作チェック用数値プログラムによって、第1アーム31
が旋回すべき目標移動軌跡であり、ハッチングした領域
Sは、軌跡aに対応して判別手段72に入力された許容
偏差値を加減し、実際に第1アーム31が移動すべき許
容移動領域を示している。
【0011】制御装置7は、動作チェック用数値プログ
ラムによって旋回している第1アーム31について、一
定のサンプリング時間毎に第1位置検出器51に、第1
アーム31の実際の旋回角を検出させ、偏差算出手段7
1に、軌跡aとの差をそれぞれ算出させる。そして、算
出されたそれらの偏差が、許容偏差を超えるかどうかを
判別手段72に判別させる。今、図のように、第1アー
ム31の実際の旋回角が軌跡bのように、許容移動領域
Sから外れている(許容偏差外を移動している)と、判
別手段72が制御装置7にその情報を出力する。この情
報を受け取った制御装置7は、動作チェック用数値プロ
グラムを再度ロボット1に実行させ、前述した第1位置
検出器51、偏差算出手段71、判別手段72によっ
て、再度、許容移動領域Sから外れているかどうかを判
別させる。そして、軌跡bが許容移動領域S内にある
(許容偏差内を移動している)と判別手段72が判別す
るまで、所定の回数、動作チェック用数値プログラムを
繰り返し実行させて、第1アーム31にエージングを行
わせる。
【0012】所定の回数第1アーム31にエージングを
行わせても、軌跡bが許容移動領域内に収まらないと
き、判別手段72から制御装置7がその情報を受け取
り、表示ランプ73を点灯させるとともに、警告ブザー
を鳴らし、オペレータにその旨を通知する。第2アーム
32については、第2位置検出器52に実際の旋回角を
検出させ、同様の動作で所定のエージングを行わせ、そ
れでも許容移動領域S内を移動しないとき、表示ランプ
74を点灯させ、警告ブザーを鳴らす。また、所定のエ
ージンクで軌跡bが許容移動領域S内に収まる(許容偏
差内を移動するようになる)場合には、制御装置7は、
動作チェック用数値プログラムに続く、作業用数値プロ
グラムを実行し、実際の組付け作業等をロボット1に行
わせる。
【0013】本実施例では、関節部のメンテナンス要求
を、制御装置7に設けた表示ランプを点灯させることで
表明させたが、警告ブザーを鳴らし、図示しないティー
チングボックスの液晶表示部等に、エラーメッセージと
して表示させてもよい。また、本実施例では、水平多関
節ロボットの関節部について述べたが、多関節ロボット
の関節部にも容易に適用可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明では、各関節毎に、アームの実際
の旋回位置と目標値との偏差が求められ、許容偏差を超
えるアームは偏差値が許容偏差内に収まるまでエージン
グされるため、オペレータはエージング量を設定する必
要がない。そして、所定のエージングを行っても、偏差
値が許容偏差内に収まらないアームを支持する関節は、
メンテナンス必要という旨の表示がなされるため、オペ
レータは関節部の保守時期を自動的に知ることができ
る。このエージング量の設定とメンテナンス要求通知
は、経時変化による機械的な数値に基づいているため、
ロボットの動作環境(作業雰囲気、負荷内容等)が結果
的に考慮され、適切なエージングの実施と、無駄のない
効率的な保守作業を実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の産業用ロボットの一実施例を示す、概
略構成図である。
【図2】実施例において、関節のエージング量を設定す
る方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ロボット 21,22 第1、第2関節 31,32 第1、第2アーム 41,42 モータ 51,52 第1、第2位置検出器 6 エンドエフェクタ 7 制御装置 71 偏差算出手段 72 判別手段 73,74 表示ランプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の関節を有する産業用ロボットであ
    って、 各関節が支持するアームの目標旋回位置と実際の旋回位
    置との偏差を計測し、偏差値があらかじめ設定した許容
    偏差を超えるアームについては、偏差値が許容偏差内に
    収まるまで、エージング動作させることを特徴とする産
    業用ロボット。
  2. 【請求項2】 複数の関節を有する産業用ロボットであ
    って、 各関節毎に設けられ、各関節が支持するアームの、実際
    の旋回位置を検出する位置検出器と、 指令された目標旋回位置と、前記位置検出器が検出する
    各アームの旋回位置との差を求める偏差算出手段と、 前記偏差算出手段が算出する各偏差値と、あらかじめ設
    定した許容偏差とを比較し、偏差値が許容偏差を超える
    かどうかを判別する判別手段と、 前記判別手段の判別結果により、偏差値が許容偏差を超
    えるアームについて、偏差値が許容偏差内に収まるまで
    エージング動作させる制御手段とを備えることを特徴と
    する産業用ロボット。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の産業用ロボットであっ
    て、 前記制御手段が、偏差値が許容偏差を超えるアームを、
    一定サイクルエージング動作させても偏差値が許容偏差
    内に収まらない場合に、当該アームを支持する関節につ
    いて、メンテナンスを必要とする旨の表示を行う機能
    を、前記制御手段に付与することを特徴とする産業用ロ
    ボット。
JP5263833A 1993-10-21 1993-10-21 産業用ロボット Expired - Lifetime JP3054522B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014034093A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Denso Wave Inc ロボットシステム
JP2014034096A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Denso Wave Inc ロボットシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014034093A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Denso Wave Inc ロボットシステム
JP2014034096A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Denso Wave Inc ロボットシステム

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