JP2014034093A - ロボットシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ロボットシステム1は、多関節型のロボット2の各軸を駆動するためのモータおよび当該モータの出力を伝達するための歯車機構を有する複数の駆動部に対し、モータを駆動するための駆動指令を個別に出力する。そして、作業サイクル中に各駆動部に対して駆動指令が出力されたか否かを個別に判定し、作業サイクル内で駆動指令が出力されていないと判定された駆動部に対し、当該駆動部のモータを駆動させるための補助駆動指令を出力する。
【選択図】図1
Description
しかしながら、実際にロボットを設置して予め定められている作業サイクルを繰り返し実行させた際、上記したように耐用年数が概ね一致するはずの駆動部のうち特定の駆動部が想定よりも短い期間で故障し、ロボット全体としての耐用年数の低下を招くことがあった。
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図6を参照しながら説明する。
図1に示すように、一般的な産業用に用いられるロボットシステム1は、多関節型のロボット2、ロボット2を制御するコントローラ3、コントローラ3に接続されたティーチングペンダント4を備えている。
判定部18は、作業サイクル中にロボットの駆動部23に対して駆動指令が出力されたか否かを個別に判定するとともに、作業サイクル中のアームの移動が作業動作(前述したCP動作)あるいは移動動作(前述したPTP動作)のいずれであるか、PTP動作中にワークを保持しているか否かをさらに判定する。判定部18は、特許請求の範囲に記載した判定手段を構成している。以下、作業動作をCP動作、移動動作をPTP動作と称して説明する。
作業サイクルは、予め定められている教示点を経由して、例えばワークの移送等を繰り返し行う作業である。例えば図4は、教示点P1を初期位置として、教示点P2まで移動した後、教示点P3にてワークをピックアップし、ワークを保持した状態で教示点P2、P1を経由した後、教示点P4にてワークをプレースする作業サイクルを模式的に示している。より具体的には、教示点P1−P2間ではアームが水平方向に大きく移動し、教示点P2−P3間およびP1−P4間ではアームが垂直に移動している。
・N:第4軸を動作させるための駆動指令の出力(補助駆動指令の出力)を、作業サイクル中の何番目のPTP動作で行うか。なお、N=0の場合はどのPTP動作にも該当しないため、補助駆動指令の出力は行われない。
・M:作業サイクル中の何回目のPTP動作であるかを表すカウンタ。MとNとを比較して、PTP動作中に第4軸(J4)を動作させるか否かを判定する。
・N1:次の作業サイクルにおいて、何回目のPTP動作で補助駆動指令を出力するのかを示す変数。本実施形態では、一番動作時間が長いPTP動作が選択される。
・TMAX:作業サイクル中における最も動作時間の長いPTP動作の動作時間を格納するための変数。
・H:ハンド(エンドエフェクタ)でワークを保持していない状態(ワークを移送していない状態)でPTP動作が行えたか否かを示すフラグ。作業サイクル開始時に0にリセットされ、非保持中にPTP動作が行えれば1にセットされる。非保持中のPTP動作にて優先的に補助駆動指令を出力するために参照する。
ロボットシステム1のコントローラ3は、図6に示す処理を繰り返し実行しており、作業サイクルを開始すると、Nを0とし(S1)、Fを0とし(S2)、Mを0とし(S3)、N1を0とし(S4)、TMASを0とし(S5)、Hを0とする(S6)ことで、各変数を初期化する。続いて、コントローラ3は、実行命令が動作命令(モータ20を駆動するための駆動指令)であるか否かを判定し(S7)、動作命令でない場合には(S7:NO)、ステップS11に移行する。なお、実行命令としては、動作命令以外に、フローを分岐する制御命令等があるが、説明の簡略化のために、ここでは制御命令については詳細な説明を省略する。
さて、コントローラ3は、ステップS11において1サイクルが終了したと判定すると(S11:YES)、F=0であるかを判定する(S12)。つまり、その作業サイクル中に4軸目が動作したか否かを判定する。そして、F=0でなければ(S12:NO)、作業サイクル中に4軸目が動作していることから、Nを0に初期化した後(S14)、次のサイクルを実行して(S16)、ステップS2に移行する。
作業サイクル中に各軸が動作したか否か、つまり、各駆動部23に対して駆動指令(動作命令)が出力されたか否かを判定し、駆動指令が出力されていないと判定された駆動部23である非動作駆動部に対し、当該駆動部23のモータ20を駆動させるための補助駆動指令(動作命令)を出力する。これにより、本来の作業サイクル中には動作しない駆動部23つまりは減速機22が動作し、その動作に伴って減速機22内の潤滑油Wの拡散が促進され、欠落領域Rの発生および拡大が抑制される。すなわち、剛性内歯歯車31と可撓性外歯歯車33の歯が直接的に接触することが無くなる。したがって、非動作駆動部に振動が伝達されたとしても、歯の損傷や破損等が生じるおそれが低減され、非動作駆動部つまり特定の駆動部23における故障の発生を抑制でき、ロボットの耐用年数の低下を招くおそれを低減することができる。
本実施形態では、作業サイクル毎に非動作駆動部に対して補助駆動指令を出力するようにしているので、作業サイクル毎に駆動部23が駆動され、潤滑油Wが拡散する。この場合、一般的には作業サイクルは1分程度と考えられるので、欠落領域Rが発生する前に非動作駆動部が動作する状態をすることができ、欠落領域Rの発生をより確実に予防することができる。
第1実施形態では6軸の垂直多関節型ロボットを例示したが、図7に示すような4軸の水平多関節型ロボットに適用してもよい。なお、第1実施形態と実質的に共通する部位には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本発明は上記した各実施形態に限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
各実施形態では減速機22として波動歯車装置を例示したが、歯車を利用するものでれば他の構成のものであっても本発明を適用することができる。
第1実施形態では第4軸(J4)を対象としたが、他の軸を対象として図6と同様の処理を実行することにより、ロボット2に設けられている複数の駆動部23の全てに対して非動作駆動部と判定された場合には動作させることができるようになり、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
各実施形態では駆動部23に対して駆動指令が出力されたか否かを判定するようにしたが、エンコーダ21により検出されるモータ20の回転位置から間接的にモータ20が駆動されたか否かを判定する構成としてもよい。
Claims (4)
- 互いに回転可能に連結された複数のアームを駆動することにより予め定められている作業サイクルを繰り返し実行可能な多関節型のロボットを制御するためのロボットシステムであって、
前記ロボットの各軸にそれぞれ設けられ、各軸を駆動するためのモータおよび前記モータの出力を出力軸側に連結されている前記アームに伝達する歯車機構を有する複数の駆動部と、
複数の前記駆動部に対し、当該駆動部の前記モータを駆動するための駆動指令を個別に出力する指令出力手段と、
前記作業サイクル中に複数の前記駆動部に対して前記駆動指令が出力されたか否かを個別に判定する判定手段と、
複数の前記駆動部のうち前記作業サイクル中に前記駆動指令が出力されていないと判定された前記駆動部に対し、当該駆動部の前記モータを駆動するための補助駆動指令を出力する補助指令出力手段と、
を備えることを特徴とするロボットシステム。 - 前記作業サイクルには、前記アームを予め設定される教示点間で移動させる際、前記アームの移動軌跡を相対的に重視した作業動作と、前記アームの移動速度を相対的に重視した移動動作とが含まれ、
前記判定手段は、前記アームの移動が前記作業動作あるいは前記移動動作のいずれであるかをさらに判定し、
前記補助指令手段は、前記作業サイクル内の前記移動動作中に、前記歯車機構の歯の噛み合い位置を少なくとも1歯以上移動させる補助駆動指令を出力することを特徴とする請求項1記載のロボットシステム。 - 前記判定手段は、前記作業サイクル中に複数の前記移動動作が含まれている場合、いずれが最も動作時間の長い前記移動動作であるかをさらに判定し、
前記補助指令手段は、前記判定手段により最も長いと判定された前記移動動作中に前記補助駆動指令を出力することを特徴とする請求項2記載のロボットシステム。 - 前記判定手段は、作業対象となるワークを移送しているか否かをさらに判定し、
前記補助指令手段は、前記判定手段により前記ワークを移送していないと判定された期間に前記補助駆動指令を出力することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載のロボットシステム。
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JPH0343171A (ja) * | 1989-07-11 | 1991-02-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 多関節ロボット制御装置 |
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- 2012-08-10 JP JP2012178220A patent/JP5983169B2/ja active Active
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