JPH0711682U - 自動車の自動ドア開閉装置 - Google Patents

自動車の自動ドア開閉装置

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JPH0711682U
JPH0711682U JP4204593U JP4204593U JPH0711682U JP H0711682 U JPH0711682 U JP H0711682U JP 4204593 U JP4204593 U JP 4204593U JP 4204593 U JP4204593 U JP 4204593U JP H0711682 U JPH0711682 U JP H0711682U
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JP
Japan
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door
motor
pinion
speed gear
opening
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JP4204593U
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淳一 嶋田
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気的に制御することなく、ドアの開閉速度
を変化させて、要望されるドア開閉動作を得ることがで
きるようにする。 【構成】 ドアに設けられた揺動部材3には、モータに
より回転させられるピニオン11に噛合する高速ギヤ部4
aと低速ギヤ部4b、4cとを有するセクターギヤ4が形
成されている。モータによりピニオン11が回転させられ
ると、ピニオン11がセクターギヤ4の高速ギヤ部4a、
低速ギヤ部4b、4cに噛合して、モータの回転が一定で
あっても、ドアの開閉速度が変化する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のドアをモータ駆動により開閉し得るようにした自動車の自 動ドア開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述の従来例としては、たとえば特公昭62-22008号公報に開示されているもの がある。 この装置は、ドア内にモータ及び減速装置によりドアの前後方向に揺動可能な セクターギヤを設けるとともに、一端が車体に枢着された押動杆の他端をセクタ ーギヤに連結して、セクターギアをモータにより前後方向に揺動させて、押動杆 を前後方向に押動、牽引することにより、ドアを一定の速度で開閉移動し得るよ うになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
一般に、自動車の自動ドア開閉装置においては、ドアを全閉位置から開ける場 合は、動き始めが遅くして全開位置に向かうに従って速くなるようにし、また、 ドアを閉じる場合は、全閉位置に近づくに従い遅くなるような開閉動作が要望さ れる。
【0004】 しかしながら、従来の自動ドア開閉装置は、ドアの開閉速度に変化を持たせよ うとすると、モータの回転数を制御させるべく、電圧等を電気的に制御しなけれ ばならない問題点を有する。 本考案は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、電気的に制御する ことなく、簡単な構成により、ドアの開閉速度を変化させて、要望されるドア開 閉動作を得ることができるようにした自動車の自動ドア開閉装置を提供すること を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案の装置は、車体または車体に開閉可能に枢着 されたドアのいずれか一方に揺動部材を枢着し、一端が他方に枢着され、かつ、 他端が揺動部材に連結されたリンクにより車体とドアとを連結して、揺動部材を モータにより揺動させることにより、ドアを開閉させるようにした自動車の自動 ドア開閉装置において、揺動部材に、モータにより回転するピニオンに噛合し、 かつ、高速ギヤ部と低速ギヤ部とを有するセクターギヤを形成して、モータの回 転を一定に保ちながらドアの開閉速度を変化させるようにしたことを特徴として いる。
【0006】
【作用】
ドアまたは車体に設けられた揺動部材には、モータにより回転させられるピニ オンに噛合する高速ギヤ部と低速ギヤ部とを有するセクターギヤが形成されてお り、モータによりピニオンが回転させられると、ピニオンがセクターギヤの高速 ギヤ部及び低速ギヤ部に噛合して、モータの回転が一定であっても、ドアの開閉 速度が変化する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 (1)は、一端が自動車の車体に上下のドアヒンジ(図示略)をもって開閉可能に 枢着されたドアで、他端側には、車体側に固着されたストライカに係合すること によりドア(1)を閉止状態に保持するドアロック装置(2)が装着されている。
【0008】 (3)は、ドア(1)に固定されたベースプレート(5)に軸(6)により前後方向に 揺動可能に枢着された揺動部材で、下方には、中央に高速ギヤ部(4a)、両側に 高速ギヤ部(4a)より半径が大きい低速ギヤ部(4b)(4c)が設けられたセクター ギヤ(4)が形成されている。また、揺動部材(3)の上方には、長孔(7a)が穿設 された連結部(7)が形成されている。
【0009】 (8)は、正逆回転可能なモータ、(9)は、モータ(8)の回転を減速して出力軸 (9a)に伝達する減速装置、(10)は、減速装置(9)の出力軸(9a)に連結された電 磁クラッチ、(11)は、偏心部位が電磁クラッチ(10)の出力軸(10a)に固嵌され、 揺動部材(3)のセクターギヤ(4)に噛合して、モータ(8)の回転力を減速して揺 動部材(3)に速度変化させて伝達するピニオンである。
【0010】 ピニオン(11)とセクターギヤ(4)との噛合関係は、図2に示すように、出力軸 (10a)からの半径が大きいピニオン(11)の中心(O)寄りの高速ギヤ部(11a)がセク ターギヤ(4)の中央部の高速部(4a)に噛合し、また、半径の小さい出力軸(10a) 寄りの低速ギヤ部(11b)がセクターギヤ(4)の両側部の低速ギヤ部(4b)(4c)に 噛合するようになっていて、モータ(8)の回転を一定に保持しながらも、揺動部 材(3)の揺動する速度に変化をもたせることができる。
【0011】 (12)は、一端(12a)が車体側に枢着され、かつ、他端(12b)側がジョイント(13) を介して揺動部材(3)の連結部(7)の長孔(7a)に連結されたリンクで、長手方 向の略中央には、板厚方向に隆起した隆起部(12c)が形成され、ドア(1)側に固 着されて内部に弾性体を収納したチェック部材(13)の矩形の孔部(13a)を貫通し て、ドア(1)の開閉に伴いリンク(12)がチェック部材(14)内を移動して、隆起部 (12c)がチェック部材(14)の弾性体に係合することにより、ドア(1)を弾性体の 弾性力により半開位置に所定のチェック力を付与して保持するようになっている 。
【0012】 (15)は、ドアロック装置(2)がストライカに辛うじて係合するハーフラッチ状 態までドアが閉じることにより、モータ(15a)が駆動して、ドアロック装置(2) のクロージャーレバーを作動させて、ドア(1)を強制的に全閉位置まで閉め込む ようにしたクロージャーである。
【0013】 ドア(1)が全閉位置にあるときは、ピニオン(11)の低速ギヤ部(11b)がセクタ ーギヤ(3)の低速ギヤ部(4b)に噛合している。この状態から、運転席近傍に設 けられた操作スイッチが開扉操作されると、電磁クラッチ(10)が励磁されて連結 状態になるとともに、モータ(8)の回転力が減速装置(9)及び電磁クラッチ(10) を介してピニオン(11)に伝達され、揺動部材(3)を前方に揺動させてリンク(7) を押動することにより、ドア(1)は低速で全閉位置から開扉移動させられる。そ して、ドア(1)が図4に示すように、閉扉領域(B)から半開領域(A)に達すると 、ピニオン(11)の回転に伴い、図2に示すようにピニオンギヤ(11)の高速ギヤ部 (11a)が揺動部材(3)の高速ギヤ部(4a)に噛合して、ドア(1)は高速で開扉移動 させられる。ドア(1)が全開領域(C)に近ずくと、ピニオンギヤ(11)が略一回転 して、ピニオンギヤ(11)の低速ギヤ部(11b)が揺動部材(3)の低速ギヤ部(4c)に 噛合して、ドア(1)は低速で全開領域(C)内を開扉移動させられ、全開位置に達 すると、全開検出スイッチ(16)が作動して、モータ(8)の回転が停止制御され、 ドア(1)は、低速状態で全開位置に停止させられる。
【0014】 ドア(1)が全開位置にあるときは、ピニオン(11)の低速ギヤ部(11b)が揺動部 材(3)の低速ギヤ部(4c)に噛合している。この状態から、モータ(8)を上述の 場合と逆方向に回転させて、ピニオン(11)が図2において、時計方向に回動する と、ドア(1)は閉扉位置に向けて、低速で閉扉移動させられる。ドア(1)が半開 領域(A)に達すると、ピニオン(11)の高速ギヤ部(11a)がセクターギヤ(4)の高 速ギヤ部(11a)に噛合して、ドア(1)は、高速で閉扉移動させられて閉扉領域(B )に達し、その後、ピニオン(11)の低速ギヤ部(11b)がセクターギヤ部(4)の低速 ギヤ部(4b)に噛合して、低速で、閉扉移動させられる。ドアロック装置(2)が ハーフラッチ状態になるまでドア(1)が閉じると、クロージャー(15)のモータ(1 5a)が作動して、クロージャー(15)によりドアロック装置(2)はフルラッチ位置 に強制的に移動させられ、ドア(1)は、全閉位置に閉じられる。
【0015】 図5は、本考案の他の実施例を示す。 揺動部材(3)のセクターギヤ(24)及びピニオン(21)は、オーバル歯車により形 成され、セクターギヤ(24)の中央には、低速ギヤ部(24a)、低速ギヤ(24a)の両側 には、低速ギヤ部(24a)より半径が小さい高速ギヤ部(24b)(24c)が設けられてい る。 この実施例にあっては、ドア(1)が全閉位置にあるときは、ピニオンギヤ(21) がセクターギヤ(24)の高速ギヤ部(24b)に噛合している。この状態から、モータ( 8)が一定の回転数で回転すると、ドア(1)は、全閉位置から高速で開扉移動さ せられ、半開領域(A)に達すると、ピニオン(21)がセクターギヤ(24)の低速ギヤ 部(24a)に噛合して、低速で開扉移動させられる。従って、ドア(1)を開扉する 際、閉扉領域(B)から即座に半開領域(A)に移動して、任意の位置にドア(1)を 止めることができる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、本考案は、揺動部材に、モータにより回転させられるピニオン に噛合する高速ギヤ部と低速ギヤ部とを有するセクターギヤを形成したので、モ ータの回転数を制御することなく、ドアの開閉速度に変化を持たせることができ るので、簡単に要望するドアの開閉動作を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した自動車のドアの正面図であ
る。
【図2】セクターギヤとピニオンとの噛合関係を示す正
面図である。
【図3】要部の分解斜視図である。
【図4】ドアの開閉動作を示すドアの概略平面図であ
る。
【図5】他の実施例の、セクターギヤとピニオンとの噛
合関係を示す正面図である。
【符号の説明】
(1)ドア (2)ドアロック (3)揺動部材 (4)(24)セクターギヤ (4a)(24b)(24c)高速ギヤ部 (4b)(4c)(24a)低速ギヤ部 (8)モータ (11)(21)ピニオン (12)リンク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体または車体に開閉可能に枢着された
    ドアのいずれか一方に揺動部材を枢着し、一端が他方に
    枢着され、かつ、他端が揺動部材に連結されたリンクに
    より車体とドアとを連結して、揺動部材をモータにより
    揺動させることにより、ドアを開閉させるようにした自
    動車の自動ドア開閉装置において、揺動部材に、モータ
    により回転するピニオンに噛合し、かつ、高速ギヤ部と
    低速ギヤ部とを有するセクターギヤを形成して、モータ
    の回転を一定に保ちながらドアの開閉速度を変化させる
    ようにしたことを特徴とする自動車の自動ドア開閉装
    置。
JP4204593U 1993-07-30 1993-07-30 自動車の自動ドア開閉装置 Expired - Lifetime JP2566732Y2 (ja)

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JP4204593U JP2566732Y2 (ja) 1993-07-30 1993-07-30 自動車の自動ドア開閉装置

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JPH0711682U true JPH0711682U (ja) 1995-02-21
JP2566732Y2 JP2566732Y2 (ja) 1998-03-30

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50115732U (ja) * 1974-03-04 1975-09-20
JPS5518565U (ja) * 1978-07-21 1980-02-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50115732U (ja) * 1974-03-04 1975-09-20
JPS5518565U (ja) * 1978-07-21 1980-02-05

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JP2566732Y2 (ja) 1998-03-30

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