JPH07116658B2 - 織機における機仕掛け準備用受け台 - Google Patents

織機における機仕掛け準備用受け台

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JPH07116658B2
JPH07116658B2 JP7380087A JP7380087A JPH07116658B2 JP H07116658 B2 JPH07116658 B2 JP H07116658B2 JP 7380087 A JP7380087 A JP 7380087A JP 7380087 A JP7380087 A JP 7380087A JP H07116658 B2 JPH07116658 B2 JP H07116658B2
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JP
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warp
loom
reed
warp beam
heddle frame
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JP7380087A
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哲憲 藤本
義美 岩野
一 鈴木
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明はワープビーム及びその経糸を挿通された部材を
支持し、かつ機仕掛け準備の一工程である経糸通しを可
能とする機仕掛け準備用受け台に関するものである。
(従来の技術) ワープビームを織機に装着し、その経糸を織成装置側へ
通す機仕掛け作業では、織機の稼動効率向上に繋がる前
記作業の時間短縮を考慮して新しいワープビームの装着
前にその経糸を予め綜絖枠及び筬に挿通しておく作業手
順が一般的に採用されている。例えば第4図に示すよう
にフルワープビーム1、及びその経糸Tを通された綜絖
枠2、筬3あるいは経糸切断検出用のドロッパを収容す
るドロッパボックス4等の経通し部材はフルワープビー
ム1の周面上に紐5で縛り付けられて集結されており、
これら集結されたフルワープビーム1、綜絖枠2、筬3
及びドロッパボックス4は同図に示すように床上に載置
あるいは吊下保管される。即ち、このような作業手順の
採用により織機上におけるワープビームから綜絖枠に至
る経糸経路上において新しいワープビーム側の経糸と織
布側の経糸とを1本ずつ結び合わせる必要がなくなり、
機仕掛け作業の時間短縮化を図ることができる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、経糸を挿通された綜絖枠2、筬3等をフ
ルワープビーム1に集結するという保管方法では、経糸
の屈曲形状が織機における経糸案内形状とは大きく異な
って互いに絡み合い易い状態となっており、フルワープ
ビーム1、綜絖枠2、筬3等を集結及び分離する際に経
糸同士が絡み合ったり、あるいは各部材2,3,4等との擦
れによる経糸損傷が避けられない。又、紐5による集結
では経糸損傷をもたらす各部材のずれが生じ易く、その
上紐5自身がフルワープビーム1上の経糸層を乱し、経
糸同士の絡み合いを一層促す。しかも、前記した経糸の
屈曲保持形状をもたらす各部材の集結形状は筬3、綜絖
枠2、フルワープビーム1等を織機へ装着するための機
械的手段の自動化を困難なものとしており、近年の織機
の自動化指向を阻害するものである。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) そこで本発明ではワープビーム、及びその経糸を通され
た綜絖枠、筬の保管と、この保管の前段階で行われる綜
絖枠及び筬への経糸通しという機仕掛け準備の一工程と
の間の作業効率向上とを絡み合わせ、織機における経糸
の送り出し形状と略同形状にワープビームの経糸を支持
し得る位置関係をもって少なくともワープビーム、同ビ
ームの経糸を挿通された綜絖枠及び筬を取り外し可能に
架設支持する支持本体と、支持本体上の綜絖枠及び筬を
介してワープビームの多数本の経糸を一括して引き出す
経糸引き出し機構とにより機仕掛け準備用受け台を構成
した。
(作用) 即ち、織機から取り外されてきた空ワープビーム及びそ
の経糸を通された経通し部材が支持本体に支持され、筬
を通された経糸の先端側が経糸引き出し機構に一括して
接続される。この状態で空ワープビームと経通し部材と
の間で経糸が切断され、フルワープビームの経糸が経通
し部材側の旧い経糸に接続される。そして、経糸引き出
し機構を操作し、経糸の結び目が筬を通過するまでフル
ワープビームから経糸を一括して引き出す。これにより
機仕掛け準備の一工程である経糸通しが完了し、この完
了に伴ってフルワープビーム及びその経糸を通された経
通し部材が織機上における経糸送り出し形状に経糸を支
持する状態で保管される。従って、機仕掛け準備の一工
程である経糸通し作業と保管との連係は極めて円滑であ
る。しかも、この保管形態における経糸の支持形状が経
糸同士の絡み合いのない織機上の経糸の送り出し形状と
略同一であり、経糸損傷の原因となる経通し部材と経糸
との擦れも生じない。又、経糸送り出し形状と略同形状
に経糸を支持する経通し部材が織機における装着状態に
近いため、機械的手段による装着及び取り外しの自動化
が容易である。
(実施例) 以下、本発明を具体化した一実施例を第1〜3図に基づ
いて説明する。
連結バー10,11,12,13により連結された左右対称の一対
のサイドフレーム(一方のみ図示)からなる支持本体14
前部の台座14a上面には案内板15が止着されており、案
内板15の上面には案内溝15aが凹設されていると共に、
案内溝15aの前後両端部には装着凹部15b,15cが形成され
ている。案内板15の後端近傍にはフック33が回動可能に
取付けられており、ピン34により第1図の実線位置と鎖
線位置との間に規制される。台座14aの上端面には支持
ブラケット16が止着されており、支持ブラケット16の上
面には載置凹部16aが形成されている。
支持本体14後部の左右両支柱14bの上端部後面には支持
ブラケット17(一方のみ図示)が止着されており、両ブ
ラケット17間には軸18が回動可能に架設支持されてい
る。一方の支持ブラケット17にはラチェット23が回動可
能に支持されており、図示しないねじりばねにより時計
回り方向へ回動付勢されている。軸18には巻取りローラ
19が止着されており、同ローラ19の周面には多数本の針
20が軸方向へ一列状態で植設されている。軸18の一端側
にはラチェットホイール21がラチェット23と噛合可能に
止着されており、その外側にはハンドル22が並設止着さ
れている。これによりハンドル22は第1図の矢印方向へ
のみ回動操作可能である。
支持ブラケット17の取付位置近傍にて両支柱14b間には
筬載置用の保持枠24が架設支持されており、保持枠24の
直上には綜絖枠吊下用の左右一対の掛止バー25(一方の
み図示)が高さ位置調整可能に支持されている。
支持本体14を構成する下部水平バー14cにはレバー26が
回動可能に支持されており、レバー26の先端部には制動
板27が回動可能に支持されている。レバー26の後端部と
対応する水平バー14c後部にはガイド柱28が立設されて
おり、ガイド柱28には調整ハンドル29が上下に移動可能
に螺合支持されている。調整ハンドル29の中間部には上
下一対のリング30,31が適宜の間隔をおいて止着されて
おり、レバー26後端部の二叉状部がリング30,31間に延
出されていると共に、上側リング30と二叉状部との間に
は押圧ばね32が介在されている。
織機上におけるワープビームの経糸が消費されると、例
えば特願昭61−177416号に開示されるような機仕掛け装
置により織機上の空ワープビームがその経糸を通された
経糸切断検出装置、複数枚の綜絖枠及び筬と共に機仕掛
け準備室まで運ばれ、前記のような構成の機仕掛け準備
用受け台上へ第1図に示すように移載される。空ワープ
ビーム35の左右両軸受部35aは装着凹部15b上に仮置きさ
れた後、案内溝15aに沿って装着凹部16c上へ転動され
る。この転動配置により制動板27が押圧ばね32の作用に
より空ワープビーム35のフランジ部に圧接され、空ワー
プビーム35の回動が阻止される。そして、ワープビーム
軸35bにフック33を掛止めることにより押圧ばね32の作
用による空ワープビーム35の浮き上がりが阻止され、空
ワープビーム35が装着凹部15cから外れることはない。
一方、多数のドロッパを内蔵する経糸切断検出装置36は
左右両支持ブラケット16の載置凹部16a間に架設載置さ
れると共に、複数枚の綜絖枠37は左右一対の掛止バー25
にて掛止吊下され、さらに筬38は保持枠24上に載置保持
される。空ワープビーム35の経糸T1の先端側には布Wが
残されており、この布Wには巻取りローラ19上の針20が
刺し込まれる。
この状態からハンドル22を回動操作すれば経糸T1が引っ
張られ、緊張される。これにより空ワープビーム35から
筬38に至る経糸T1の経路は織機上における経糸経路と略
同一になる。経糸緊張後、経糸T1群に対して経糸T1列と
直交する方向にテープを貼着し、この貼着部分をテープ
に沿って切断する。そして、仕掛け準備用受け台から空
ワープビーム35を外して代わりに第2図に示すようにフ
ルワープビーム39を搭載し、フルワープビーム39の経糸
T2と旧経糸T1とを1本ずつ糸継装置により結ぶ。この
際、経糸T2の先端側もテープにより貼着されており、両
経糸T1,T2の貼着部分を適宜の手段で挾着支持し、かつ
両経糸T1,T2を適宜緊張することが糸継装置を用いた糸
継作業において必要である。この経糸緊張状態はハンド
ル22を適宜回動操作することにより容易に得られ、糸継
装置を用いた糸継作業の円滑化をもたらすと共に、経糸
同士の絡み合いも解消される。
糸継完了後、前記テープによる貼着部分を取り除き、第
2図に示すように調整ハンドル29を鎖線位置まで螺合配
置してフルワープビーム39に対する制動板27の圧接状態
を解除する。そして、ハンドル22を回動操作すれば第3
図に示すように新旧両経糸T2,T1の糸継部分tが経糸切
断検出装置36、綜絖枠37及び筬38を引き通される。その
後、この糸継部分tが切断除去すれば糸通し作業が完了
し、このまま必要時まで保管しておくことができる。従
って、機仕掛け準備の一工程である経糸通し作業と保管
との連係は極めて良い。しかも、受け台上の経糸T2の支
持形状が織機上の経糸送り出し経路と略同形状であるこ
とから、前記した機仕掛け装置による移載自動化が容易
となる。
本発明は勿論前記実施例にのみ限定されるものではな
く、例えば前記実施例における制動機構を省略し、経糸
緊張の必要な場合にはワープビーム側を手動で制動操作
することも可能である。あるいはワープビームから経糸
を引き出す機構としては圧接ローラ対機構の採用した
り、織機におけるバックローラと同様のローラを配設す
ることも可能である。
発明の効果 以上詳述したように本発明は、織機における経糸の送り
出し形状と略同形状にワープビームの経糸を支持し得る
位置関係をもって少なくともワープビーム、同ビームの
経糸を挿通された綜絖枠及び筬を取り外し可能に架設支
持する支持本体と、支持本体上の綜絖枠及び筬を介して
ワープビームの多数本の経糸を一括して引き出す経糸引
き出し機構とにより機仕掛け準備用受け台を構成したの
で、経糸の絡み合いを回避し、かつ機仕掛け準備の一工
程である経糸通し作業を円滑に行い得ると共に、糸継ぎ
作業と保管との円滑な連係をもたらし、しかも機械的手
段による装着及び取り外しの自動化を促進し得るという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明を具体化した一実施例を示し,第1
図は空ワープビーム及びその経糸を通された経通し部材
を受け台に搭載した状態を示す側面図、第2図は空ワー
プビームに代えてフルワープビームを搭載した状態を示
す側面図、第3図は糸通し完了状態を示す側面図、第4
図は従来例を示す斜視図である。 支持本体14、経糸引き出し機構を構成する巻取りローラ
19、同じく針20、同じくラチェットホイール21、同じく
ラチェット23、保持枠24、掛止バー25、ワープビーム3
5,39、経糸T1,T2。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−133150(JP,A) 実開 昭50−77566(JP,U) 特公 昭57−53899(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織機における経糸の送り出し形状と略同形
    状にワープビームの経糸を支持し得る位置関係をもって
    少なくともワープビーム、同ビームの経糸を挿通された
    綜絖枠及び筬を取り外し可能に架設支持する支持本体
    と、支持本体上の綜絖枠及び筬を介してワープビームの
    経糸を一括して引き出す経糸引き出し機構とにより構成
    した織機における機仕掛け準備用受け台。
JP7380087A 1987-03-26 1987-03-26 織機における機仕掛け準備用受け台 Expired - Lifetime JPH07116658B2 (ja)

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JP3048154B2 (ja) * 1989-04-06 2000-06-05 株式会社豊田自動織機製作所 織機における機仕掛け方法

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