JPH07115975A - ヒトヘルペスウイルス7検出用オリゴヌクレオチドおよびその用途 - Google Patents

ヒトヘルペスウイルス7検出用オリゴヌクレオチドおよびその用途

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JPH07115975A
JPH07115975A JP5247025A JP24702593A JPH07115975A JP H07115975 A JPH07115975 A JP H07115975A JP 5247025 A JP5247025 A JP 5247025A JP 24702593 A JP24702593 A JP 24702593A JP H07115975 A JPH07115975 A JP H07115975A
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nucleic acid
oligonucleotide
human herpesvirus
primer
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JP5247025A
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English (en)
Inventor
Koichi Yamanishi
弘一 山西
Toru Mukai
徹 向井
Toshiya Aono
利哉 青野
Motohiro Kondo
元宏 近藤
Yutaka Takarada
裕 宝田
Masaya Segawa
昌也 瀬川
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便、迅速、特異的且つ高感度にヒトヘルペ
スウイルス7を検出可能なオリゴヌクレオチドを提供す
る。 【構成】 配列表・配列番号1〜6(但し、Aはアデニ
ン、Cはシトシン、Gはグアニン、Tはチミンを表す。
また、任意の位置のTはウラシル(U)と置換されても
よい。)に示す核酸配列を有するか、またはそれらの相
補的配列を有するヒトヘルペスウイルス7検出用オリゴ
ヌクレオチド、該オリゴヌクレオチドを標識化した標識
核酸プローブを試料中のDNAまたはRNAと交雑さ
せ、交雑した結合体の標識を測定する試料中のヒトヘル
ペスウイルス7の検出法および該オリゴヌクレオチドで
ある核酸プライマー、または該オリゴヌクレオチドを標
識化した標識核酸プライマーを試料中のDNAまたはR
NAと交雑させ、プライマー伸長させ、得られたプライ
マー伸長物を測定する試料中のヒトヘルペスウイルス7
の検出法ならびにそれらに使用する試薬キット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒトヘルペスウイルス7
(Human Herpesvirus 7、以下、HHV−7と略すことが
ある)を簡便かつ迅速に検出することに関する。
【0002】
【従来の技術】HHV−7は1990年に初めて分離さ
れた新しいヒトヘルペスウイルスである。HHV−7は
乳幼児に突発性発疹をおこすHHV−6と近縁関係にあ
り、HHV−7自身も乳幼児に発疹をおこすことが明ら
かにされている。最近、HHV−6はエイズウイルスと
密接な関連を有することが報告された。また臓器移植、
癌などで免疫抑制剤を投与した場合、高頻度に検出され
ることから免疫抑制状態の管理の指標としても注目され
ている。HHV−7もまた、エイズ患者や臓器移植後の
免疫抑制状態の患者より高頻度に分離されることから、
HHV−6と同様にその診断意義が注目されている。
【0003】HHV−7を検出する方法としては、患者
の血液中のリンパ球を培養した後、抗血清で反応させて
蛍光抗体法で抗原となるHHV−7を検出する方法が報
告されている。しかしこの方法ではリンパ球を培養する
のに数日間を要し、迅速な診断はできない。また、患者
血清中の抗体を測定する方法もあるが、この場合、患者
に抗体が産生される回復期まで少なくとも1週間かか
り、やはり迅速診断はできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、簡便、迅速、特異的且つ高感度にヒトヘルペスウイ
ルス7を検出可能なオリゴヌクレオチドを提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはHHV−7
の遺伝子に関する種々の検討を重ねた結果、簡便、迅
速、特異的かつ高感度にHHV−7を検出できる配列を
有するオリゴヌクレオチドを得、それを用いた検出方法
を確立し、本発明を完成させるに至った。
【0006】すなわち本発明は配列表・配列番号1〜6
(但し、Aはアデニン、Cはシトシン、Gはグアニン、
Tはチミンを表す。また、任意の位置のTはウラシル
(U)と置換されてもよい。)に示す核酸配列を有する
か、またはそれらの相補的配列を有することを特徴とす
るヒトヘルペスウイルス7検出用オリゴヌクレオチドで
ある。
【0007】また本発明は上記ヒトヘルペスウイルス7
検出用オリゴヌクレオチドを標識化した標識核酸プロー
ブを試料中のDNAまたはRNAと交雑させ、交雑した
結合体の標識を測定することを特徴とする試料中のヒト
ヘルペスウイルス7の検出法である。
【0008】さらに本発明は上記ヒトヘルペスウイルス
7検出用オリゴヌクレオチドである核酸プライマー、ま
たは該オリゴヌクレオチドを標識化した標識核酸プライ
マーを試料中のDNAまたはRNAと交雑させ、プライ
マー伸長させ、得られたプライマー伸長物を測定するこ
とを特徴とする試料中のヒトヘルペスウイルス7の検出
法である。
【0009】また本発明は上記ヒトヘルペスウイルス7
検出用オリゴヌクレオチドを標識化した標識核酸プロー
ブを含むことを特徴とする試料中のヒトヘルペスウイル
ス7の検出用試薬キットである。
【0010】さらに本発明は上記ヒトヘルペスウイルス
7検出用オリゴヌクレオチドである核酸プライマー、ま
たは該オリゴヌクレオチドを標識化した標識核酸プライ
マーを含むことを特徴とする試料中のヒトヘルペスウイ
ルス7の検出用試薬キットである。
【0011】本発明のヒトヘルペスウイルス7検出用オ
リゴヌクレオチドは、配列表・配列番号1〜6(但し、
Aはアデニン、Cはシトシン、Gはグアニン、Tはチミ
ンを表す。また、任意の位置のTはウラシル(U)と置
換されてもよい。)に示す核酸配列を有するか、または
それらの相補的配列を有するものであり、ヘルペスウイ
ルスに特異的に反応する。一般にオリゴヌクレオチドは
化学合成により調製できるので、クローン化したオリゴ
ヌクレオチドまたはポリヌクレオチドに比べ容易、大量
且つ安価に一定品質のオリゴヌクレオチドを得ることが
可能である。本発明のオリゴヌクレオチドはデオキシリ
ボ核酸(DNA)でもリボ核酸(RNA)でもよい。リ
ボ核酸の場合はチミジン残基(T)をウリジン残基
(U)と読み替えることは言うまでもない。また合成に
際して任意の位置のTをUに変えて合成を行ない、ウリ
ジン残基を含むDNAであってもよい。同様に任意のU
をTに変えたチミジン残基を含むRNAであってもよ
い。またオリゴヌクレオチド中に欠失、挿入あるいは置
換といった点突然変異や、修飾ヌクレオチドがあっても
よい。
【0012】本発明の標識核酸プローブは、上記ヒトヘ
ルペスウイルス7検出用オリゴヌクレオチドに標識を結
合したものであり、標識物としては放射性物質や酵素、
蛍光物質、発光物質、抗原、ハプテン、酵素基質、不溶
性担体などの公知の標識を用いることができる。標識の
仕方は末端標識でも、配列の途中に標識してもよい。ま
た糖、リン酸基、塩基部分への標識であってもよい。
【0013】本発明の核酸プライマーは、上記ヒトヘル
ペスウイルス7検出用オリゴヌクレオチドをそのまま使
用するか、あるいは該オリゴヌクレオチドを標識化した
ものを使用する。
【0014】本発明のヒトヘルペスウイルス7検出用オ
リゴヌクレオチドを用いてHHV−7を検出する場合、
(1)本発明オリゴヌクレオチドをプローブとして検出
する方法、(2)本発明オリゴヌクレオチドをプライマ
ーとしてDNAポリメラーゼ等により伸長反応させて、
検出する方法がある。上記(2)の場合、上記オリゴヌ
クレオチドに標識を導入することにより検出が容易に可
能となる。プライマーに標識を導入しない場合は、標識
プローブを用いて検出する。
【0015】上記(1)の場合、本発明のオリゴヌクレ
オチドを標識化した標識核酸プローブを試料中のDNA
またはRNAと交雑させ、交雑した結合体の標識を適当
な検出法で検出することで達成される。
【0016】一方、上記(2)の場合、本発明のオリゴ
ヌクレオチドをそのまま核酸プライマーとするか、また
は該オリゴヌクレオチドを標識化した標識核酸プライマ
ーを試料中のDNAまたはRNAと交雑させ、DNAポ
リメラーゼ等によりプライマーを伸長させ、得られたプ
ライマー伸長物を直接、測定するか、標識プローブを用
いて測定する。本発明のオリゴヌクレオチドをプライマ
ーとして用いる場合、DNAポリメラーゼ等を使用する
遺伝子増幅(PCR等)を行なうことにより、HHV−
7の遺伝子のみを特異的に増幅することができる。増幅
反応に際しては反応時に放射性物質などの標識結合した
ヌクレオチドを取り込ませる方法や、増幅産物を電気泳
動により分画して特異なバンドを検出することにより、
容易にHHV−7を検出することができる。また前述の
標識オリゴヌクレオチドをプライマーとして用いれば増
幅産物を直接検出することも可能である。
【0017】本発明のヒトヘルペスウイルス7検出用の
試薬キットは、本発明のヒトヘルペスウイルス7検出用
オリゴヌクレオチドもしくはこのオリゴヌクレオチドを
適当な標識剤で標識化してなる標識オリゴヌクレオチド
を含むものである。核酸プライマーを含む試薬キットに
は標識プローブを含んでいてもよい。またその他の成分
としては、標識検出物質や緩衝液などを含む。さらに核
酸プライマーまたは標識核酸プライマーを含む本発明の
試薬キットには、他の成分として、核酸合成酵素(DN
Aポリメラーゼ、RNAポリメラーゼ、逆転写酵素な
ど)、デオキシリボヌクレオチド、リボヌクレオチ
ド)、標識検出物質や緩衝液などを含む。
【0018】また、本発明のオリゴヌクレオチドを固相
担体に結合して、捕捉プローブとして用いることもでき
る。この場合、捕捉プローブと標識(核酸)プローブの
組合せでサンドイッチアッセイを行ってもよいし、標的
核酸を標識して捕捉する方法もある。また、オリゴヌク
レオチドをビオチンで標識し、ハイブリダイゼーション
後、アビジン結合担体で捕捉する方法もある。サンドイ
ッチアッセイにおいてはどちらか一方に本発明のオリゴ
ヌクレオチドを用いれば、該オリゴヌクレオチドで特異
的な測定が可能となり、他方のオリゴヌクレオチドの特
異性は若干低くてもなんら問題はない。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の実施例を例示することによ
って、本発明の効果をより一層明確なものとする。 実施例1 (各種オリゴヌクレオチドの合成) ABI社DNAシンセサイザー391型を用いて、ホス
ホアミダイト法にて配列表・配列番号1〜6に示される
配列を有するオリゴヌクレオチドを各種合成した。以
下、配列表・配列番号1〜6に示される各種オリゴヌク
レオチドを、それぞれオリゴヌクレオチド (1)〜(6) と
呼ぶ。手法はABI社マニュアルに従い、0.2μMス
ケールで実施した。各種オリゴヌクレオチドの脱保護は
アンモニア水で55℃一夜実施した。精製はファルマシ
ア社製FPLCで逆相カラムにて実施した。なお合成し
たオリゴヌクレオチドは必要により以下の方法で5’末
端に32P−リン酸基を結合させた。
【0020】 反応液組成 オリゴヌクレオチド 5〜20pmoles 10×T4ポリヌクレオチドキナーゼ緩衝液 10μl 1mM [γ-32PATP(10mCi/ml) 1μl T4ポリヌクレオチドキナーゼ(東洋紡製) 10単位 水 全量が100μlとなる量 上記のように調製した反応混合液を37℃で1時間反応
させた。ここで10×T4ポリヌクレオチドキナーゼ緩
衝液とは、0.5M Tris-HCl(pH8.0)、0.1M MgCl2、 0.1M
2-メルカプトエタノールを示す。
【0021】実施例2 (ヒトヘルペスウイルス7核酸
の増幅) (1)キットA:ヒトヘルペスウイルス7由来核酸を増
幅するためのキット (a)実施例1のオリゴヌクレオチド(1) (b)実施例1のオリゴヌクレオチド(2) (c)実施例1のオリゴヌクレオチド(3) (d)実施例1のオリゴヌクレオチド(4) (e)TthDNAポリメラーゼ(東洋紡製), dATP、dCTP,dGTP,dTTP
【0022】(2)ウイルス核酸の調製 ヒトヘルペスウイルス7(HHV−7)の標準株として
RK株を培養して用いた。また、特異性を確認するため
に、単純ヘルペスウイルス1型(HSV−1;Huma
n simplex virus type 1)Se
ibert株、同2型(HSV−2)UW268株、水
痘ー帯状疱疹ウイルス(VZV)河口株、EBウイルス
(EBV;Epstein−Barr virus)B
95−8株、ヒトサイトメガロウイルス(CMV;cy
tomegalovirus)AD169株、ヒトヘル
ペスウイルス6型(HHV−6)A型(U1102)
株、B型(橋本株)、およびヒト胎盤DNA(シグマ社
製)を用いた。ウイルス核酸は常法により調製した。
【0023】PCR 反応液93μlに前記核酸溶液5μl、実施例1のオリ
ゴヌクレオチド(1) と(4) 、または同オリゴヌクレオチ
ド(2) と(3) 1μlずつをプライマーとして加え、ヒト
ヘルペスウイルス7由来核酸の増幅を行った。反応液組
成は次の通りである。 KCl 50mM Tris−HCl(pH8.3) 10mM MgCl2 1.5mM ゼラチン 0.01% dATP, dCTP, dGTP, dTTP 各0.2mM Tth DNA ポリメラーゼ 40単位/ml 反応条件は次の通りである。 熱変性: 94℃、1分、 アニーリング:50℃、2分 重合反応: 75℃、1.5分 これらの操作はパーキン−エルマー/シータス(Perkin-
Elmer/Cetus)社のDNAサーマルサイクラーを用いて、
30回繰り返した。
【0024】検出 10μlの反応液を2%アガロースゲル電気泳動し、エ
チジウムブロマイド染色した後、紫外線での蛍光を検出
した(図1および図2)。泳動の電気的条件は、定電圧
100V、時間は30分行った。操作方法並びに他の条
件はManiatisらのMolecular Cloning(1982) に記載の方
法に従った。反応液の他に分子量マーカーも同時に泳動
し、相対泳動度の比較により、検出されたヌクレオチド
断片の長さを算出した。
【0025】結果 PCR産物はヒトヘルペスウイルス7を用いたときのみ
バンドが観察された(レーン9)。分子量マーカーよ
り、そのサイズはオリゴヌクレオチド(1) と(4)を用い
た時、370塩基対(図1)、また、同オリゴヌクレオ
チド(2) と(3) を用いた時、265塩基対(図2)と同
定された。これは核酸配列から計算されるヌクレオチド
の長さとよく一致した。
【0026】実施例3 (ヒトヘルペスウイルス7の特
異検出) 実施例2の増幅産物がヒトヘルペスウイルス7に由来す
るものか特定するためにドット・ブロット・ハイブリダ
イゼーションを行った。 (1)キットB:ヒトヘルペスウイルス7由来核酸を検
出するためのキット 実施例1のオリゴヌクレオチド(5) 、(6) で、5’末端
に、32P−リン酸基を有している。 (2)ドット・ブロット・ハイブリダイゼーション 実施例2のPCR産物1μlに0.3規定のNaOHを
100μl加え、室温で15分間変性し、ドットブロッ
ター(BRL社製)を用いて5×SSCで湿潤したナイ
ロン膜(ハイボンドNプラス、アマシャム社製)にブロ
ットした。なおSSCとは15mMクエン酸三ナトリウ
ム、15mM塩化ナトリウム溶液を示し、5×SSCと
はSSCの5倍濃厚液を示す。この膜を80℃、30分
間加熱処理して核酸を固定化した後、ハイブリダイゼー
ションを行った。まず、乾燥した膜(8×12cm)を
5×SSCに5分間浸した。次にハイブリダイゼーショ
ンバック(BRL社製)に膜を移し、ハイブリダイゼー
ションバッファー(5×SSC、0.5%ウシ血清アル
ブミン、0.5%ポリビニールピロリドン、1%ドデシ
ル硫酸ナトリウム)5mlを加えてポリシーラーでシー
ルし、50℃、15分間プレハイブリダイゼーションを
行った。次にキットBのオリゴヌクレオチドプローブ
(5) 、(6) の中のいずれか5μlを含むハイブリダイゼ
ーションバッファー5mlで55℃、15分間ハイブリ
ダイゼーションを行った。膜をポリバックから取り出
し、洗浄液−1(1×SSC、1%ドデシル硫酸ナトリ
ウム)で55℃、5分間で2回、振とう洗浄した。洗浄
液−2(1×SSC)で室温、5分間で2回、振とう洗
浄した後、膜を充分乾燥させた。
【0027】(3)検出 ナイロン膜にX線フィルム(New AIF RX 富士写真工業
製)を密着させ、−80℃で一昼夜感光させた。フィル
ムの感光度からヒトヘルペスウイルス7の検出を行っ
た。 結果 それぞれのウイルスに特異的なオリゴヌクレオチド・プ
ローブはそれぞれのウイルス由来の増幅産物のみと特異
的に反応し、他のウイルス由来や、ヒトDNA由来の増
幅産物との反応は観察されなかった(表1)。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明により従来は培養に時間のかかっ
たヒトヘルペスウイルス7を迅速、簡便に特異的且つ高
感度で測定することが可能となった。本発明のオリゴヌ
クレオチドは増幅反応のプライマーとしても、直接検出
用のプローブとしても用いることが可能である。またプ
ライマーにより増幅した増幅産物をプローブで検出する
ことにより、感度、特異性をさらに高くすることも可能
で、その臨床的意義は大きい。
【0030】
【配列表】 配列番号:1 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..21 特徴を決定した方法:S 他の特徴:ヒトヘルペスウイルス7に特異的な配列。 配列 ATGGGAAGTA AAGTGCAAG AT 21
【0031】配列番号:2 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..22 特徴を決定した方法:S 他の特徴:ヒトヘルペスウイルス7に特異的な配列。 配列 CCAACCCTAC TGTAAATAGT TG 22
【0032】配列番号:3 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..21 特徴を決定した方法:S 他の特徴:ヒトヘルペスウイルス7に特異的な配列。 配列 CTAGCTTCTG ACTCATTATG G 21
【0033】配列番号:4 配列の長さ:18 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..18 特徴を決定した方法:S 他の特徴:ヒトヘルペスウイルス7に特異的な配列。 配列 TTGCCACAAA AGCGTCGC 18
【0034】配列番号:5 配列の長さ:30 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..30 特徴を決定した方法:S 他の特徴:ヒトヘルペスウイルス7に特異的な配列。 配列 CATTACTCCA GTGACTTCCG ATATTAATTT 30
【0035】配列番号:6 配列の長さ:30 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..30 特徴を決定した方法:S 他の特徴:ヒトヘルペスウイルス7に特異的な配列。 配列 CTTTCGGTAA GATAAATAAG CAATCACAAT 30
【図面の簡単な説明】
【図1】オリゴヌクレオチド(1) と(4) をプライマーと
して用いた場合の電気泳動結果を示す。
【図2】オリゴヌクレオチド(2) と(3) をプライマーと
して用いた場合の電気泳動結果を示す。
【符号の説明】
レーン2〜10は、それぞれHSV−1、HSV−2、
VZV、EBV、CMV、HHV−6(A)、HHV−
6(B)、HHV−7およびヒト胎盤DNAを示す。ま
たレーン1、11は分子量マーカーを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 元宏 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 (72)発明者 宝田 裕 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 (72)発明者 瀬川 昌也 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列表・配列番号1〜6(但し、Aはア
    デニン、Cはシトシン、Gはグアニン、Tはチミンを表
    す。また、任意の位置のTはウラシル(U)と置換され
    てもよい。)に示す核酸配列を有するか、またはそれら
    の相補的配列を有することを特徴とするヒトヘルペスウ
    イルス7検出用オリゴヌクレオチド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されるヒトヘルペスウイ
    ルス7検出用オリゴヌクレオチドを標識化した標識核酸
    プローブを試料中のDNAまたはRNAと交雑させ、交
    雑した結合体の標識を測定することを特徴とする試料中
    のヒトヘルペスウイルス7の検出法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載されるヒトヘルペスウイ
    ルス7検出用オリゴヌクレオチドである核酸プライマ
    ー、または該オリゴヌクレオチドを標識化した標識核酸
    プライマーを試料中のDNAまたはRNAと交雑させ、
    プライマー伸長させ、得られたプライマー伸長物を測定
    することを特徴とする試料中のヒトヘルペスウイルス7
    の検出法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載されるヒトヘルペスウイ
    ルス7検出用オリゴヌクレオチドを標識化した標識核酸
    プローブを含むことを特徴とする試料中のヒトヘルペス
    ウイルス7の検出用試薬キット。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載されるヒトヘルペスウイ
    ルス7検出用オリゴヌクレオチドである核酸プライマ
    ー、または該オリゴヌクレオチドを標識化した標識核酸
    プライマーを含むことを特徴とする試料中のヒトヘルペ
    スウイルス7の検出用試薬キット。
JP5247025A 1993-10-01 1993-10-01 ヒトヘルペスウイルス7検出用オリゴヌクレオチドおよびその用途 Pending JPH07115975A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112322795A (zh) * 2020-12-07 2021-02-05 苏州药明检测检验有限责任公司 实时荧光定量pcr检测hhv7病毒的方法及试剂盒

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112322795A (zh) * 2020-12-07 2021-02-05 苏州药明检测检验有限责任公司 实时荧光定量pcr检测hhv7病毒的方法及试剂盒

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