JPH07115753A - カーボンブラシ - Google Patents
カーボンブラシInfo
- Publication number
- JPH07115753A JPH07115753A JP25965693A JP25965693A JPH07115753A JP H07115753 A JPH07115753 A JP H07115753A JP 25965693 A JP25965693 A JP 25965693A JP 25965693 A JP25965693 A JP 25965693A JP H07115753 A JPH07115753 A JP H07115753A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush
- commutator
- resin
- carbon
- spark
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気掃除機や調理器に使用される整流子電動
機や発電機に用いられるカーボンブラシにおいて、ブラ
シ磨耗時に整流子とブラシリード線との接触による整流
子の荒損を防止し、2本目ブラシ挿入時においても充分
可能にすることを目的とする。 【構成】 整流子側を炭素または電気黒鉛ブラシ、反整
流子側をレジン質ブラシとした2層のカーボンブラシ。
以上の構成とすることにより、ブラシ磨耗時のスパーク
発生によりレジン質ブラシが欠損し、整流子を荒損させ
ることなく電動機の運転を停止させることができる。
機や発電機に用いられるカーボンブラシにおいて、ブラ
シ磨耗時に整流子とブラシリード線との接触による整流
子の荒損を防止し、2本目ブラシ挿入時においても充分
可能にすることを目的とする。 【構成】 整流子側を炭素または電気黒鉛ブラシ、反整
流子側をレジン質ブラシとした2層のカーボンブラシ。
以上の構成とすることにより、ブラシ磨耗時のスパーク
発生によりレジン質ブラシが欠損し、整流子を荒損させ
ることなく電動機の運転を停止させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電機用カーボンブラシ
(以下ブラシとする。)の改良に関するものである。
(以下ブラシとする。)の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】整流子電動機や発電機においては、ブラ
シが使用されているが特に家庭用掃除機や調理器用整流
子電動機に使用されているブラシは、ブラシ寿命が短い
ためブラシ交換が必要である。
シが使用されているが特に家庭用掃除機や調理器用整流
子電動機に使用されているブラシは、ブラシ寿命が短い
ためブラシ交換が必要である。
【0003】以下に、従来のブラシについて説明する。
図2はリード線付ブラシを示すものである。
図2はリード線付ブラシを示すものである。
【0004】図3はブラシの断面を示すものである。図
2,図3において、1はブラシ、2はリード線である。
リード線2はブラシ1にあけられた挿入用穴に挿入さ
れ、銅粉3により固定されている。
2,図3において、1はブラシ、2はリード線である。
リード線2はブラシ1にあけられた挿入用穴に挿入さ
れ、銅粉3により固定されている。
【0005】以上のように構成されたブラシは、運転さ
れるにしたがい反リード側より磨耗していくが、最後は
リード線が露出し整流子と接触する。
れるにしたがい反リード側より磨耗していくが、最後は
リード線が露出し整流子と接触する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ブラシ磨耗時に整流子とブラシリード線
が接触しスパークが発生する。このスパークが長時間継
続すると整流子の表面が荒損してしまい、整流子表面の
精度が悪くなり2本目のブラシを挿入してもすぐにブラ
シ磨耗となってしまうという問題点を有していた。
来の構成では、ブラシ磨耗時に整流子とブラシリード線
が接触しスパークが発生する。このスパークが長時間継
続すると整流子の表面が荒損してしまい、整流子表面の
精度が悪くなり2本目のブラシを挿入してもすぐにブラ
シ磨耗となってしまうという問題点を有していた。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
のでブラシ磨耗時にスパーク発生が少なく、短時間で停
止するブラシを提供することを目的とする。
のでブラシ磨耗時にスパーク発生が少なく、短時間で停
止するブラシを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のブラシは、ブラシ本体頭部のブラシ磨耗限界
部を境にして整流子側を炭素質または電気黒鉛質、反整
流子側をレジン質ブラシとした2層ブラシとしている。
に本発明のブラシは、ブラシ本体頭部のブラシ磨耗限界
部を境にして整流子側を炭素質または電気黒鉛質、反整
流子側をレジン質ブラシとした2層ブラシとしている。
【0009】
【作用】この構成により、ブラシ磨耗時にリード線が露
出した時点でスパークが発生するが磨耗限界部より反整
流子側はレジン質ブラシとなっており、耐熱温度が約2
00℃と低いためブラシがスパークの熱により欠けてし
まい、ブラシと整流子の導通がなくなり電動機の運転が
停止する。
出した時点でスパークが発生するが磨耗限界部より反整
流子側はレジン質ブラシとなっており、耐熱温度が約2
00℃と低いためブラシがスパークの熱により欠けてし
まい、ブラシと整流子の導通がなくなり電動機の運転が
停止する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
【0011】図中従来例と同じ部材は同番号をつけてい
る。図1において、1はブラシ、2はリード線、11は
ブラシ1の一部で炭素または電気黒鉛質ブラシ、12は
ブラシ1の一部で、11と一体となったレジン質ブラシ
である。
る。図1において、1はブラシ、2はリード線、11は
ブラシ1の一部で炭素または電気黒鉛質ブラシ、12は
ブラシ1の一部で、11と一体となったレジン質ブラシ
である。
【0012】上記構成おいて、ブラシは運転されるにし
たがい整流子側の炭素または電気黒鉛質ブラシが磨耗し
ていく。磨耗限界部で前記炭素または電気黒鉛質ブラシ
が磨耗し次にレジン質ブラシとなる。さらに磨耗すると
リード線が露出し、整流子との間でスパークが発生す
る。スパークの温度(約300℃)によりレジン質ブラ
シ(耐熱温度約200℃)が欠損する。このレジン質ブ
ラシが欠損することにより、リード線と整流子の導通が
なくなり電動機が停止する。スパーク発生の時間が短
く、整流子表面を荒損させることもなく2本目のブラシ
を挿入しても充分運転することができる。
たがい整流子側の炭素または電気黒鉛質ブラシが磨耗し
ていく。磨耗限界部で前記炭素または電気黒鉛質ブラシ
が磨耗し次にレジン質ブラシとなる。さらに磨耗すると
リード線が露出し、整流子との間でスパークが発生す
る。スパークの温度(約300℃)によりレジン質ブラ
シ(耐熱温度約200℃)が欠損する。このレジン質ブ
ラシが欠損することにより、リード線と整流子の導通が
なくなり電動機が停止する。スパーク発生の時間が短
く、整流子表面を荒損させることもなく2本目のブラシ
を挿入しても充分運転することができる。
【0013】以上のように本実施例によれば、ブラシの
磨耗限界部を境に整流子側を炭素または電気黒鉛質、反
整流子側をレジン質ブラシとすることにより、ブラシ磨
耗時のスパークによりレジン質ブラシが欠損し、ブラシ
磨耗時のスパーク発生時間を短くすることができ、整流
子を荒損することなく電動機の運転を停止させることが
できる。2本目ブラシでの運転も充分可能となる。
磨耗限界部を境に整流子側を炭素または電気黒鉛質、反
整流子側をレジン質ブラシとすることにより、ブラシ磨
耗時のスパークによりレジン質ブラシが欠損し、ブラシ
磨耗時のスパーク発生時間を短くすることができ、整流
子を荒損することなく電動機の運転を停止させることが
できる。2本目ブラシでの運転も充分可能となる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
ブラシはブラシの磨耗限界部を境に整流子側を炭素また
は電気黒鉛質、反整流子側をレジン質ブラシとすること
により、ブラシ磨耗時のスパーク発生によりレジン質ブ
ラシが欠損し、整流子との導通がなくなり整流子を荒損
させることなく電動機の運転を停止させることができ、
2本目ブラシ挿入時も充分運転可能な状態にすることが
できる優れたカーボンブラシとすることができる。
ブラシはブラシの磨耗限界部を境に整流子側を炭素また
は電気黒鉛質、反整流子側をレジン質ブラシとすること
により、ブラシ磨耗時のスパーク発生によりレジン質ブ
ラシが欠損し、整流子との導通がなくなり整流子を荒損
させることなく電動機の運転を停止させることができ、
2本目ブラシ挿入時も充分運転可能な状態にすることが
できる優れたカーボンブラシとすることができる。
【図1】本発明の一実施例におけるブラシの断面図
【図2】リード線付ブラシの外観斜視図
【図3】従来のブラシの断面図
1 カーボンブラシ 2 リード線 3 固定用銅粉 11 炭素または電気黒鉛質ブラシ 12 レジン質ブラシ
Claims (1)
- 【請求項1】 ブラシ本体頭部にリード線を備え、ブラ
シ磨耗限界を境にして整流子側を炭素または電気黒鉛
質、反整流子側をレジン質カーボンとした2層のカーボ
ンブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25965693A JPH07115753A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | カーボンブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25965693A JPH07115753A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | カーボンブラシ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07115753A true JPH07115753A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17337082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25965693A Pending JPH07115753A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | カーボンブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07115753A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103371774A (zh) * | 2012-04-17 | 2013-10-30 | 日立空调·家用电器株式会社 | 电动吸尘器 |
CN104257326A (zh) * | 2011-03-15 | 2015-01-07 | 日立空调·家用电器株式会社 | 电动吸尘器 |
-
1993
- 1993-10-18 JP JP25965693A patent/JPH07115753A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104257326A (zh) * | 2011-03-15 | 2015-01-07 | 日立空调·家用电器株式会社 | 电动吸尘器 |
CN103371774A (zh) * | 2012-04-17 | 2013-10-30 | 日立空调·家用电器株式会社 | 电动吸尘器 |
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