JPH07115418B2 - ケースの製造方法 - Google Patents

ケースの製造方法

Info

Publication number
JPH07115418B2
JPH07115418B2 JP12769488A JP12769488A JPH07115418B2 JP H07115418 B2 JPH07115418 B2 JP H07115418B2 JP 12769488 A JP12769488 A JP 12769488A JP 12769488 A JP12769488 A JP 12769488A JP H07115418 B2 JPH07115418 B2 JP H07115418B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
resin sheet
case
foamable
molded product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12769488A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01297233A (ja
Inventor
哲夫 肥▲塚▼
Original Assignee
日本ケース製造株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本ケース製造株式会社 filed Critical 日本ケース製造株式会社
Priority to JP12769488A priority Critical patent/JPH07115418B2/ja
Publication of JPH01297233A publication Critical patent/JPH01297233A/ja
Publication of JPH07115418B2 publication Critical patent/JPH07115418B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、楽器などの収納に適したケースの製造方法
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のケースは、適宜の合成樹脂板をケースの
外形に合せて成形し、この成形した合成樹脂板の内面に
発泡性合成樹脂を取り付けると共に前記合成樹脂板の周
端に適宜の取付具を介してファスナーを取り付け、さら
に前記発泡性合成樹脂に裏生地を内張りすることにより
製造していた。又、この種のケースにおいては、ケース
の外面にソフト感を与えるには、合成樹脂板の外面に合
成樹脂シートを被せればよいが、合成樹脂板の内面には
発泡性合成樹脂を取り付けているので合成樹脂板と合成
樹脂シートの固着は接着剤などの使用により行なうしか
なくその作業が非常に面倒で困難であり、従来は、この
様なソフト感を与える処理を施こしていなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来のケースの製造方法において
は、成形した合成樹脂板の内面に発泡性合成樹脂を取り
付けるには接着剤などの使用により合成樹脂板と発泡性
合成樹脂とを貼り付けていたので、その取り付け強度が
小さく粗暴な取り扱いや長期の使用には耐えることがで
きず、さらに合成樹脂板の周端にはファスナーをそのま
ま取り付けることができず、両者の間に適宜の取付具を
介する必要があるので、その取り付け作業が非常に面倒
であるという問題点を有していた。又、従来の製造方法
により製造されたケースは、ケースの外面にソフト感が
ないので手触りが悪いという問題点や、ケースを落した
りどこかに当てたりした場合にその衝撃を吸収しないの
で、収納物が破損し易いなどの問題点を有していた。
そこで、この発明は上記従来例の問題点を解決すること
を目的としてなされたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、この発明のケースの製造方法は、合成樹脂板
に合成樹脂シートを重ね合せケースの外形に合せて成形
する工程、前記成形品から合成樹脂シートを剥がし合成
樹脂板成形品の内面に発泡性合成樹脂を一体成形する工
程、前記樹脂シートの周端にファスナーを縫着する工
程、前記合成樹脂板成形品の内面に一体成形した発泡性
合成樹脂の一部を切り取る工程、前記合成樹脂板成形品
に合成樹脂シートを再び被せ合成樹脂板成形品の発泡性
合成樹脂を切り取った部分と合成樹脂シートとを固着す
る工程、前記切り取った発泡性合成樹脂の一部を再び元
の位置に戻す工程、前記発泡性合成樹脂に裏生地を内張
りする工程を備えたものとしている。
〔作用〕
この発明のケースの製造方法では、上記手段において、
合成樹脂板成形品の内面に発泡性合成樹脂を一体成形す
ることにより、両者の取付け強度は大きくなり、樹脂シ
ートの周端にファスナーを縫着することにより、両者の
間に取付具を介することなく直接合成樹脂シートにファ
スナーを取り付けることができ、又合成樹脂板成形品の
発泡性合成樹脂を切り取った部分と合成樹脂シートとを
固着することにより両者の固着は堅固なものとなり、さ
らに又合成樹脂板成形品に合成樹脂シートを被せること
によりケースの外面にソフト感を与えている。
〔実施例〕
以下、この発明のケースの製造方法を実施例に従い説明
する。
第1図から第7図は、楽器の収納ケースを製造する工程
を示している。
第1図は、合成樹脂板(1)に合成樹脂シート(2)を
重ね合せケースの外形に合せて成形した状態であり、そ
れぞれ二分割体としている。この実施例では、合成樹脂
板(1)としてABS樹脂を使用し、合成樹脂シート
(2)としてポリウレタンをラミネートした塩ビシート
を使用し、成形法としては真空成形法を採用した。
第2図は、第1図の成形品から合成樹脂シート(2)を
剥がし合成樹脂板(1)成形品の内面に発泡性合成樹脂
(3)を一体成形した状態である。この実施例では、発
泡法合成樹脂(3)として発泡ポリスチレンを使用し、
発泡方法としては型内発泡法(ビーズ法)を採用した。
第3図は、前記合成樹脂シート(2)の周端にファスナ
ー(4)を縫着した状態である。この実施例では、二分
割体とした合成樹脂シート(2)の接合する周端を除い
た周端にファスナー(4)を縫着している。
第4図は、前記合成樹脂板(1)成形品の内面に一体成
形した発泡性合成樹脂(3)の一部を切り取った状態で
ある。この実施例では、ケースの提手を取り付ける位置
の発泡性合成樹脂(3)を切り取っている。
第5図は、前記合成樹脂板(1)成形品に合成樹脂シー
ト(2)を再び被せ、合成樹脂板(1)成形品の発泡性
合成樹脂(3)を切り取った部分と合成樹脂シート
(2)とを固着した状態である。この実施例では、鋲止
めにより提手(5)と共に両者を固定している。
第6図は、前記切り落した発泡性合成樹脂(3)の一部
を再び元の切口に戻した状態を示している。この実施例
では、前記発泡性合成樹脂(3)と切口の間に接着剤を
介し両者が接着するようにしている。この状態におい
て、二分割体とした合成樹脂板(1)成形品は対向する
一辺において接着テープ(6)などによって回動自在に
連結され、二分割体とした合成樹脂シート(2)も対向
する一辺において縫着することによって連結される。
第7図は、前記発泡性合成樹脂(3)に裏生地(7)を
内張りした状態を示している。この実施例では、裏生地
(7)としてビロード織物などの厚手のものを使用し、
接着剤により発泡性合成樹脂(3)に内張りされる。
以上のような工程を経て製造されたケースには前記第7
図に示したようにサックスホンなどの楽器が収納され
る。
〔発明の効果〕
この発明のケースの製造方法は、以上に述べたように構
成されているので、合成樹脂板成形品と発泡性合成樹脂
の取り付け強度は大となり粗暴な取り扱いや長期の使用
にも耐えることができ、又合成樹脂シートにファスナー
を直接取り付けることができるのでその取り付け作業は
簡単なものとなり、さらに合成樹脂板成形品に合成樹脂
シートを被せることによりソフト感が与えられ、手触り
が良くなると共に、ケースを落したりどこかに当てたり
した場合にもその衝撃を吸収し収納物が破損し難くなる
等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図は、この発明のケースの製造方法の工
程を示す図。 (1)……合成樹脂板、(2)……合成樹脂シート、
(3)……発泡性合成樹脂、(4)……ファスナー、
(7)……裏生地

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂板に合成樹脂シートを重ね合せケ
    ースの外形に合せて成形する工程、前記成形品から合成
    樹脂シートを剥がし合成樹脂板成形品の内面に発泡性合
    成樹脂を一体成形する工程、前記合成樹脂シートの周端
    にファスナーを縫着する工程、前記合成樹脂板成形品の
    内面に一体成形した発泡性合成樹脂の一部を切り取る工
    程、前記合成樹脂板成形品に合成樹脂シートを再び被せ
    合成樹脂板成形品の発泡性合成樹脂を切り取った部分と
    合成樹脂シートとを固着する工程、前記切り取った発泡
    性合成樹脂の一部を再び元の切口に戻す工程、前記発泡
    性合成樹脂に裏生地を内張りする工程を備えたことを特
    徴とするケースの製造方法。
JP12769488A 1988-05-25 1988-05-25 ケースの製造方法 Expired - Fee Related JPH07115418B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12769488A JPH07115418B2 (ja) 1988-05-25 1988-05-25 ケースの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12769488A JPH07115418B2 (ja) 1988-05-25 1988-05-25 ケースの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01297233A JPH01297233A (ja) 1989-11-30
JPH07115418B2 true JPH07115418B2 (ja) 1995-12-13

Family

ID=14966392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12769488A Expired - Fee Related JPH07115418B2 (ja) 1988-05-25 1988-05-25 ケースの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07115418B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2804899B1 (fr) * 2000-02-15 2002-04-19 Trogoff Philippe Marie Guy De Materiau composite de type sandwich et etui d'instruments, notamment de musique, realise a partir de ce materiau

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01297233A (ja) 1989-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4801169A (en) Automotive trunk liner
US4073539A (en) Bonded chair construction
US7752985B2 (en) Method for attaching surface skin member with stitch line
JPH07115418B2 (ja) ケースの製造方法
US3473590A (en) Camera case
JP2950915B2 (ja) 表皮一体発泡シートの成形方法
JPS6024567Y2 (ja) モ−ルド型
JPS6225958Y2 (ja)
JPS59156748A (ja) インストルメントパネルのセフテイパツドの製造方法
US5055020A (en) Mold for manufacturing a skin covered foamed plastic article
JPS6129535Y2 (ja)
JPH0451605Y2 (ja)
JPH0532498Y2 (ja)
JPS58107832U (ja) 自動車用内装材
JPS60173447U (ja) 自動車内装部品
JPH0441410U (ja)
JPH0647332B2 (ja) ドアトリムにおけるオ−ナメント部構造
JPH0515245Y2 (ja)
JPH0339316Y2 (ja)
JPH0375698U (ja)
JPS5818235A (ja) 発泡内装材の製造方法
JPS6024528U (ja) 一体成形用表皮材
JPS59156372A (ja) 表皮一体成形シ−ト及びその製造方法
JPS61139425A (ja) インモ−ルド成形品
JPS61179143U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees