JPH07115402A - ループ型光伝送装置 - Google Patents
ループ型光伝送装置Info
- Publication number
- JPH07115402A JPH07115402A JP5261022A JP26102293A JPH07115402A JP H07115402 A JPH07115402 A JP H07115402A JP 5261022 A JP5261022 A JP 5261022A JP 26102293 A JP26102293 A JP 26102293A JP H07115402 A JPH07115402 A JP H07115402A
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- optical
- type optical
- branching
- terminal
- optical transmission
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- Small-Scale Networks (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 同一構成の中継装置(子局ノード)でループ型
構造の光伝送装置を構築し、断線障害,ノード障害など
を回避するRAS機能をもたせるとともに低コストで実
現すること。 【構成】 1,2は伝送路であり、10a,10b,10c,10
d,10eは中継装置(子局ノード)、20a,20b,20c,20d,
20eは4端子光分岐結合器、30a,30b,30c,30d,30eは
光送受信器、40は親局ノードである。親局ノード40より
送信された光信号は光伝送路1を経由して子局ノード10
aの4端子光分岐結合器20aに送信される。送信された光
信号は4端子光分岐結合器20aで分岐され、一部はその
まま光伝送路2へと分岐され、残りは光送受信器30aに
入力される。光送受信器30aではデータの受け渡しを行
い、光伝送路1を経由して次のノードである10bへ光信
号を送信する。その結果、正常動作時においては、親局
ノード40は光送信器(電気光変換器16)より光信号を送信
し、光受信器(光電気変換器15,26)によって光信号を検
出することになる。
構造の光伝送装置を構築し、断線障害,ノード障害など
を回避するRAS機能をもたせるとともに低コストで実
現すること。 【構成】 1,2は伝送路であり、10a,10b,10c,10
d,10eは中継装置(子局ノード)、20a,20b,20c,20d,
20eは4端子光分岐結合器、30a,30b,30c,30d,30eは
光送受信器、40は親局ノードである。親局ノード40より
送信された光信号は光伝送路1を経由して子局ノード10
aの4端子光分岐結合器20aに送信される。送信された光
信号は4端子光分岐結合器20aで分岐され、一部はその
まま光伝送路2へと分岐され、残りは光送受信器30aに
入力される。光送受信器30aではデータの受け渡しを行
い、光伝送路1を経由して次のノードである10bへ光信
号を送信する。その結果、正常動作時においては、親局
ノード40は光送信器(電気光変換器16)より光信号を送信
し、光受信器(光電気変換器15,26)によって光信号を検
出することになる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ループ状に光ファイバ
を用いてデータや映像の双方向伝送サービス、例えば光
LAN(ローカル エリア ネットワーク)または光CAT
V(ケーブルテレビジョン)などに適した光伝送システム
である。特に断線障害,ノード障害を回避する機能(以
下、RAS機能と称す)を付加した光伝送を行うループ
型光伝送装置に関するものである。
を用いてデータや映像の双方向伝送サービス、例えば光
LAN(ローカル エリア ネットワーク)または光CAT
V(ケーブルテレビジョン)などに適した光伝送システム
である。特に断線障害,ノード障害を回避する機能(以
下、RAS機能と称す)を付加した光伝送を行うループ
型光伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ループ型光ファイバ伝送システムにおけ
る障害回避方法の従来技術として代表的なものとして、
ノード内の障害を検知し故障ノードをバイパスさせるノ
ードバイパス方式があるが、この方式はネットワーク網
内での断線障害に関しては配慮されていない。また断線
障害を回避する方法としては、ループを二重化し断線障
害が生じた場合、断線箇所の最寄りのノードで伝送線を
折返し、新たにループを構成するループバック方式があ
るが、各ノードをループバックさせてシステムを再構築
するまでに時間がかかりすぎるという欠点があった。こ
れらを改善する方法として、例えば「二重ループ型光伝
送システム」(特開平4−328930号公報)がある。この技
術は、2系統の光ファイバ伝送路を用いて伝送路を二重
化し、常時2系統の伝送路を監視しておくことによっ
て、正常時にはそれらは受信信号の正否判定に使用し、
ノード障害,断線障害などの障害が起きれば直ちにそれ
らをループバックに用いようとするものである。さらに
ノード内の光送受信器対を交互に配置することによっ
て、中継増幅器を必要とせずにシステムの拡張性を行う
ことができることを特徴としている。
る障害回避方法の従来技術として代表的なものとして、
ノード内の障害を検知し故障ノードをバイパスさせるノ
ードバイパス方式があるが、この方式はネットワーク網
内での断線障害に関しては配慮されていない。また断線
障害を回避する方法としては、ループを二重化し断線障
害が生じた場合、断線箇所の最寄りのノードで伝送線を
折返し、新たにループを構成するループバック方式があ
るが、各ノードをループバックさせてシステムを再構築
するまでに時間がかかりすぎるという欠点があった。こ
れらを改善する方法として、例えば「二重ループ型光伝
送システム」(特開平4−328930号公報)がある。この技
術は、2系統の光ファイバ伝送路を用いて伝送路を二重
化し、常時2系統の伝送路を監視しておくことによっ
て、正常時にはそれらは受信信号の正否判定に使用し、
ノード障害,断線障害などの障害が起きれば直ちにそれ
らをループバックに用いようとするものである。さらに
ノード内の光送受信器対を交互に配置することによっ
て、中継増幅器を必要とせずにシステムの拡張性を行う
ことができることを特徴としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術では、子局であるスレーブを仕様の異なる2種類のも
のを用意しなければならない。さらにその仕様の異なる
スレーブを交互に配置しなければならないため、新たに
スレーブを追加拡張する場合、2個単位で追加していか
なければならないといった拡張性に問題がある。さらに
信頼性向上のための二重ループ構造ではあるが、そのた
めに各系統1セットずつの光電気変換器(O/E)および
電気光変換器(E/O)が必要となり、コスト高になって
しまう。本発明は上記問題を解決し、拡張性,柔軟性が
高く、低コストなループ型光伝送装置を構築することを
目的とするものである。
術では、子局であるスレーブを仕様の異なる2種類のも
のを用意しなければならない。さらにその仕様の異なる
スレーブを交互に配置しなければならないため、新たに
スレーブを追加拡張する場合、2個単位で追加していか
なければならないといった拡張性に問題がある。さらに
信頼性向上のための二重ループ構造ではあるが、そのた
めに各系統1セットずつの光電気変換器(O/E)および
電気光変換器(E/O)が必要となり、コスト高になって
しまう。本発明は上記問題を解決し、拡張性,柔軟性が
高く、低コストなループ型光伝送装置を構築することを
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、2本の光ファイバ伝送路と、前記2本
の光ファイバ伝送路により送受信する中継装置を具備
し、前記2本の光ファイバ伝送路と前記中継装置との組
み合わせで構築されるループ型光伝送システムにおい
て、前記中継装置内部に4端子形光分岐結合器を設け、
前記4端子形光分岐結合器により隣り合う前記中継装置
間で1つのループを構成するとともに前記すべての中継
装置間でリングを構成し、光伝送を行うことを特徴とす
るものである。
め、本発明では、2本の光ファイバ伝送路と、前記2本
の光ファイバ伝送路により送受信する中継装置を具備
し、前記2本の光ファイバ伝送路と前記中継装置との組
み合わせで構築されるループ型光伝送システムにおい
て、前記中継装置内部に4端子形光分岐結合器を設け、
前記4端子形光分岐結合器により隣り合う前記中継装置
間で1つのループを構成するとともに前記すべての中継
装置間でリングを構成し、光伝送を行うことを特徴とす
るものである。
【0005】
【作用】この構成によって、あるノードから送信された
データは光ファイバ伝送路を経由し、すべてのノードに
送信されることになる。またノードはパッシブ回路であ
る4端子形光分岐結合器を隣り合うノード間で1つのル
ープを構成するようにノード内部に配置することで、R
AS機能をもたせることができ、さらに同一仕様で低コ
ストなノードで光ループ型ネットワークを構成すること
ができる。
データは光ファイバ伝送路を経由し、すべてのノードに
送信されることになる。またノードはパッシブ回路であ
る4端子形光分岐結合器を隣り合うノード間で1つのル
ープを構成するようにノード内部に配置することで、R
AS機能をもたせることができ、さらに同一仕様で低コ
ストなノードで光ループ型ネットワークを構成すること
ができる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例の全体の構
成を示す図である。図1において、1および2は光伝送
路、10a,10b,10c,10d,10eは中継装置(子局ノー
ド)、20a,20b,20c,20d,20eは子局ノード内の4端
子光分岐結合器、30a,30b,30c,30d,30eは光送受信
器、40は親局ノードである。また、図2,図3,図4,
図5は子局ノード10a,10b,10c,10d,10eの構成を示
し、図6は親局ノード40の構成を示すものである。図2
において、11,12,13,14は光伝送路1および2との入
出力ポートであり、光コネクタ等で接続される。15は光
電気変換器(O/E)、16は電気光変換器(E/O)、17は
通信制御回路、18は各種端末装置等に信号を送受信する
インターフェース回路、20はファイバ融着型の4端子光
分岐結合器である。以下、図2と同じ作用を行うものは
同じ符号を付し説明を省略する。図3において、23,24
はノード内でバイパスを行うための光スイッチ、25はバ
イパス用光導波路である。図4において、20は導波路型
の4端子光分岐結合器、21は導波路型光分岐結合器の調
節回路、22は光ファイバ型の光増幅器である。図5にお
いて、19は第2の導波路型光分岐結合器である。図6に
おいて、26は光電気変換器(O/E)、27は電気光変換器
(E/O)である。
しながら説明する。図1は本発明の一実施例の全体の構
成を示す図である。図1において、1および2は光伝送
路、10a,10b,10c,10d,10eは中継装置(子局ノー
ド)、20a,20b,20c,20d,20eは子局ノード内の4端
子光分岐結合器、30a,30b,30c,30d,30eは光送受信
器、40は親局ノードである。また、図2,図3,図4,
図5は子局ノード10a,10b,10c,10d,10eの構成を示
し、図6は親局ノード40の構成を示すものである。図2
において、11,12,13,14は光伝送路1および2との入
出力ポートであり、光コネクタ等で接続される。15は光
電気変換器(O/E)、16は電気光変換器(E/O)、17は
通信制御回路、18は各種端末装置等に信号を送受信する
インターフェース回路、20はファイバ融着型の4端子光
分岐結合器である。以下、図2と同じ作用を行うものは
同じ符号を付し説明を省略する。図3において、23,24
はノード内でバイパスを行うための光スイッチ、25はバ
イパス用光導波路である。図4において、20は導波路型
の4端子光分岐結合器、21は導波路型光分岐結合器の調
節回路、22は光ファイバ型の光増幅器である。図5にお
いて、19は第2の導波路型光分岐結合器である。図6に
おいて、26は光電気変換器(O/E)、27は電気光変換器
(E/O)である。
【0007】以上の構成要素からなるループ型光伝送装
置について、その構成要素の関連と動作を説明する。図
1において、親局ノード40の光送信器(電気光変換器16)
より出力される光信号は光伝送路1を通り、子局ノード
10aに伝送される。子局ノード10aの光伝送路1の入出力
ポートより入力された光信号は4端子光分岐結合器20a
に入り、そこで分岐され一部はそのまま光伝送路2へと
出力され、残りは光送受信器30aへと入力される。光送
受信器30aでは光信号を受信し、電気信号に直し、電気
段階で必要なる処理を施したあと光信号に変換し、子局
ノード10bの光伝送路1の入出力ポートへ光信号を送信
する。すなわち、親局ノード40の光送信器(電気光変換
器16)より送信された信号は、光伝送路1を流れ各子局
ノードで中継され、親局ノード40の光受信器(光電気変
換器15)で検出されるとともに、各子局ノードの4端子
光分岐結合器20a,20b,20c,20d,20eで分岐された各
光信号が光伝送路2を経由して親局ノード40の光受信器
(光電気変換器26)で検出されることになる。
置について、その構成要素の関連と動作を説明する。図
1において、親局ノード40の光送信器(電気光変換器16)
より出力される光信号は光伝送路1を通り、子局ノード
10aに伝送される。子局ノード10aの光伝送路1の入出力
ポートより入力された光信号は4端子光分岐結合器20a
に入り、そこで分岐され一部はそのまま光伝送路2へと
出力され、残りは光送受信器30aへと入力される。光送
受信器30aでは光信号を受信し、電気信号に直し、電気
段階で必要なる処理を施したあと光信号に変換し、子局
ノード10bの光伝送路1の入出力ポートへ光信号を送信
する。すなわち、親局ノード40の光送信器(電気光変換
器16)より送信された信号は、光伝送路1を流れ各子局
ノードで中継され、親局ノード40の光受信器(光電気変
換器15)で検出されるとともに、各子局ノードの4端子
光分岐結合器20a,20b,20c,20d,20eで分岐された各
光信号が光伝送路2を経由して親局ノード40の光受信器
(光電気変換器26)で検出されることになる。
【0008】図2は子局ノード10の構成を示すものであ
る。図2において、外部端末とのインターフェース回路
18は、ここより上位伝送装置からの入力を受け付け接続
する境界をとるところである。通信制御回路17はインタ
ーフェース回路18より送信されてくる各信号に行き先ノ
ードアドレスを割り当てたり、光電気変換器15より受信
されてくる各信号のノードアドレスよりインターフェー
ス回路18に送信するか否かの判断を行い、ノードアドレ
スが一致した場合、インターフェース回路18に送信し、
一致しない場合、そのまま電気光変換器16に送信する等
の通信制御を行うものである。すなわち、子局ノードで
の送信データはインターフェース回路18より入力され、
通信制御回路17によってアドレス割当が行われ、E/O
変換器16によって光信号に変換されて入出力ポート14よ
り光伝送路1へ送信される。またアクセス方式として
は、各ノードからの信号が衝突しないように前もって割
当処理を行うトークン方式などが考えられる。一方、光
伝送路1からの受信データは入出力ポート11より入力さ
れ、4端子光分岐結合器20により一部はそのまま入出力
ポート12より伝送路2へと出力され、残りはO/E変換
器15へと入力される。O/E変換器15に入力された光信
号はそこで電気信号に変換され、通信制御回路17へと送
信される。通信制御回路17では上記の判断結果の上、必
要な場合のみインターフェース回路18へ送信し、それ以
外はそのままE/O変換器16に出力し光伝送路1へと戻
す。そのとき光伝送路2からも子局ノード内の4端子光
分岐結合器20より分岐された光信号がループバック光と
して入出力ポート13より入射し、さらに4端子光分岐結
合器20で分岐された後、O/E変換器15へと送信されて
くることになる。その場合、正常動作時においてはレベ
ル差などにより光伝送路1より送信されてくる光信号を
検出しておくようにする。
る。図2において、外部端末とのインターフェース回路
18は、ここより上位伝送装置からの入力を受け付け接続
する境界をとるところである。通信制御回路17はインタ
ーフェース回路18より送信されてくる各信号に行き先ノ
ードアドレスを割り当てたり、光電気変換器15より受信
されてくる各信号のノードアドレスよりインターフェー
ス回路18に送信するか否かの判断を行い、ノードアドレ
スが一致した場合、インターフェース回路18に送信し、
一致しない場合、そのまま電気光変換器16に送信する等
の通信制御を行うものである。すなわち、子局ノードで
の送信データはインターフェース回路18より入力され、
通信制御回路17によってアドレス割当が行われ、E/O
変換器16によって光信号に変換されて入出力ポート14よ
り光伝送路1へ送信される。またアクセス方式として
は、各ノードからの信号が衝突しないように前もって割
当処理を行うトークン方式などが考えられる。一方、光
伝送路1からの受信データは入出力ポート11より入力さ
れ、4端子光分岐結合器20により一部はそのまま入出力
ポート12より伝送路2へと出力され、残りはO/E変換
器15へと入力される。O/E変換器15に入力された光信
号はそこで電気信号に変換され、通信制御回路17へと送
信される。通信制御回路17では上記の判断結果の上、必
要な場合のみインターフェース回路18へ送信し、それ以
外はそのままE/O変換器16に出力し光伝送路1へと戻
す。そのとき光伝送路2からも子局ノード内の4端子光
分岐結合器20より分岐された光信号がループバック光と
して入出力ポート13より入射し、さらに4端子光分岐結
合器20で分岐された後、O/E変換器15へと送信されて
くることになる。その場合、正常動作時においてはレベ
ル差などにより光伝送路1より送信されてくる光信号を
検出しておくようにする。
【0009】図6は親局ノード40の構成を示すもので、
通信制御用回路17は網全体の制御を取り扱う役目を果た
す。正常動作時には光送信器(電気光変換器16)より光信
号を送信し、光受信器(光電気変換器15)で検出する。こ
のとき子局ノードでノード障害や断線障害などが生じた
場合に備えて、光電気変換器26でも光信号を検出してお
く。さらに障害が起こった場合は光送信器(電気光変換
器27)も併せて使用し、子局ノードへの送信レベルが極
力変動しないようにする。もちろん親局ノードの構成と
して、図2や図3,図4,図5に示すような子局ノード
の構成にすることですべてのノードを同一構成とし、網
制御はインターフェース回路を介し外部端末で行う方法
も考えられる。図5はノード内の光送受信器が光分岐結
合器などの能動的な回路を使用する場合のノードの構成
図である。この場合、伝送路上ではすべてパッシブな部
品で構成することができ、故障など障害には有利なもの
となる。しかし光分岐結合器の増加に伴う光損失が顕著
となってしまう可能性があるため、導波路型光分岐結合
器19を使用することによってそれを補う一例を示したも
のである。すなわち、通信制御回路17からの出力信号が
あった場合、それと同時にデータ送信が終了するまで導
波路型光分岐結合器19に電圧をかける。導波路型光分岐
結合器19は電圧をかけられたことによってその分岐率が
変わり、ここで出力信号が導波路型光分岐結合器19で損
失する値を最小にする電圧を設定しておけば、データ入
力時における損失は最大限防げるようになる。
通信制御用回路17は網全体の制御を取り扱う役目を果た
す。正常動作時には光送信器(電気光変換器16)より光信
号を送信し、光受信器(光電気変換器15)で検出する。こ
のとき子局ノードでノード障害や断線障害などが生じた
場合に備えて、光電気変換器26でも光信号を検出してお
く。さらに障害が起こった場合は光送信器(電気光変換
器27)も併せて使用し、子局ノードへの送信レベルが極
力変動しないようにする。もちろん親局ノードの構成と
して、図2や図3,図4,図5に示すような子局ノード
の構成にすることですべてのノードを同一構成とし、網
制御はインターフェース回路を介し外部端末で行う方法
も考えられる。図5はノード内の光送受信器が光分岐結
合器などの能動的な回路を使用する場合のノードの構成
図である。この場合、伝送路上ではすべてパッシブな部
品で構成することができ、故障など障害には有利なもの
となる。しかし光分岐結合器の増加に伴う光損失が顕著
となってしまう可能性があるため、導波路型光分岐結合
器19を使用することによってそれを補う一例を示したも
のである。すなわち、通信制御回路17からの出力信号が
あった場合、それと同時にデータ送信が終了するまで導
波路型光分岐結合器19に電圧をかける。導波路型光分岐
結合器19は電圧をかけられたことによってその分岐率が
変わり、ここで出力信号が導波路型光分岐結合器19で損
失する値を最小にする電圧を設定しておけば、データ入
力時における損失は最大限防げるようになる。
【0010】図7は断線障害が起こった場合を示すもの
である。例えば伝送路断線点50で断線障害が起こった場
合、子局ノード10dの光送受信器30dまでは光伝送路1を
通った光が届くことになる。しかし親局ノードには光伝
送路1からの信号は検出されなくなるが、4端子光分岐
結合器20dを介してループバックしてきた光信号が光伝
送路2を経由して検出されることになる。さらに光送受
信器30eには親局ノードの光送信器(電気光変換器27)に
より光信号が送信され、受信器(光電気変換器15)で検出
されることによってループが完結する。その場合、図3
のように光スイッチ23,24等を用いて、障害が起こった
ときに各子局ノード内の光伝送路2経由ルートをバイパ
ス用光導波路25を用いてバイパス動作させられるように
しておけば、各子局ノードでの光分岐結合器での結合分
岐損失は防げるようになる。さらに図4のように、4端
子光分岐結合器20を電圧変化で分岐率を調整することが
できるような導波路型にしておき(図4で調節回路21を
調節することによって)、さらに光増幅器22を光伝送路
2の入力ラインにつけておけば、断線障害が起こったと
き、その前後のノードの分岐率を調整することによって
(本実施例の場合、20dと20e)、ループバック光パワーを
強くすることもできる。このとき光増幅器22は各子局ノ
ード内の分岐結合器で損失する光パワーを補うためであ
り、例えば分岐結合損失が3dBであれば、利得は3dBも
あれば十分である。さらに、それらは平常動作時におい
ては送受信光信号パワー調整として使用することもでき
る。図8はノード障害(例えば、E/O,O/Eの故障
等による)が子局ノード10dで起こった場合を示すもので
ある。この場合も断線障害が起こった場合と同様で、光
送受信器30cまでは光伝送路1を経由した光信号が送信
され、光送受信器30eでは光伝送路2を経由するループ
バック光が送信されることになる。同様に4端子光分岐
結合器20を導波路型にしておいたり、光増幅器を挿入す
ることによって光パワー調整ができるようになることは
言うまでもない。
である。例えば伝送路断線点50で断線障害が起こった場
合、子局ノード10dの光送受信器30dまでは光伝送路1を
通った光が届くことになる。しかし親局ノードには光伝
送路1からの信号は検出されなくなるが、4端子光分岐
結合器20dを介してループバックしてきた光信号が光伝
送路2を経由して検出されることになる。さらに光送受
信器30eには親局ノードの光送信器(電気光変換器27)に
より光信号が送信され、受信器(光電気変換器15)で検出
されることによってループが完結する。その場合、図3
のように光スイッチ23,24等を用いて、障害が起こった
ときに各子局ノード内の光伝送路2経由ルートをバイパ
ス用光導波路25を用いてバイパス動作させられるように
しておけば、各子局ノードでの光分岐結合器での結合分
岐損失は防げるようになる。さらに図4のように、4端
子光分岐結合器20を電圧変化で分岐率を調整することが
できるような導波路型にしておき(図4で調節回路21を
調節することによって)、さらに光増幅器22を光伝送路
2の入力ラインにつけておけば、断線障害が起こったと
き、その前後のノードの分岐率を調整することによって
(本実施例の場合、20dと20e)、ループバック光パワーを
強くすることもできる。このとき光増幅器22は各子局ノ
ード内の分岐結合器で損失する光パワーを補うためであ
り、例えば分岐結合損失が3dBであれば、利得は3dBも
あれば十分である。さらに、それらは平常動作時におい
ては送受信光信号パワー調整として使用することもでき
る。図8はノード障害(例えば、E/O,O/Eの故障
等による)が子局ノード10dで起こった場合を示すもので
ある。この場合も断線障害が起こった場合と同様で、光
送受信器30cまでは光伝送路1を経由した光信号が送信
され、光送受信器30eでは光伝送路2を経由するループ
バック光が送信されることになる。同様に4端子光分岐
結合器20を導波路型にしておいたり、光増幅器を挿入す
ることによって光パワー調整ができるようになることは
言うまでもない。
【0011】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によればループ状で光ファイバを用いて光伝送を行う装
置において、断線障害,ノード障害を回避するRAS機
能を具備した中継装置(子局ノード)として同一構成のも
のが使用できるため、ネットワークの拡張性が高く、し
かも低コストで実現できるようになる。そのためデータ
や映像の双方向伝送サービス、例えば光LANまたは光
CATVなどに利用されることができるという効果を有
する。
によればループ状で光ファイバを用いて光伝送を行う装
置において、断線障害,ノード障害を回避するRAS機
能を具備した中継装置(子局ノード)として同一構成のも
のが使用できるため、ネットワークの拡張性が高く、し
かも低コストで実現できるようになる。そのためデータ
や映像の双方向伝送サービス、例えば光LANまたは光
CATVなどに利用されることができるという効果を有
する。
【図1】本発明の一実施例におけるループ型光伝送装置
の全体ブロック図である。
の全体ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における中継装置(子局ノー
ド)を示す図である。
ド)を示す図である。
【図3】本発明の一実施例における中継装置(子局ノー
ド)を示す図である(バイパス方式)。
ド)を示す図である(バイパス方式)。
【図4】本発明の一実施例における中継装置(子局ノー
ド)を示す図である(光増幅器を使用する場合)。
ド)を示す図である(光増幅器を使用する場合)。
【図5】本発明の一実施例における中継装置(子局ノー
ド)を示す図である(導波路型光分岐結合器を2つ使用す
る場合)。
ド)を示す図である(導波路型光分岐結合器を2つ使用す
る場合)。
【図6】本発明の一実施例における親局ノードを示す図
である。
である。
【図7】本発明の一実施例において断線障害が起こった
場合の全体のブロック図である。
場合の全体のブロック図である。
【図8】本発明の一実施例においてノード障害が起こっ
た場合の全体のブロック図である。
た場合の全体のブロック図である。
1,2…光伝送路、 10a,10b,10c,10d,10e…子局
ノード(中継装置)、 11,12,13,14…入出力ポート、
15,26…光電気変換器(O/E)、 16,27…電気光変
換器(E/O)、 17…通信制御回路、 18…インターフ
ェース回路、 19…導波路型光分岐結合器、 20a,20
b,20c,20d,20e…4端子光分岐結合器、21…調節回
路、 22…光増幅器、 23,24…光スイッチ、 25…バ
イパス用光導波路、 30a,30b,30c,30d,30e…光送
受信器、 40…親局ノード、 50…伝送路断線点。
ノード(中継装置)、 11,12,13,14…入出力ポート、
15,26…光電気変換器(O/E)、 16,27…電気光変
換器(E/O)、 17…通信制御回路、 18…インターフ
ェース回路、 19…導波路型光分岐結合器、 20a,20
b,20c,20d,20e…4端子光分岐結合器、21…調節回
路、 22…光増幅器、 23,24…光スイッチ、 25…バ
イパス用光導波路、 30a,30b,30c,30d,30e…光送
受信器、 40…親局ノード、 50…伝送路断線点。
Claims (5)
- 【請求項1】 2本の光ファイバ伝送路と、前記2本の
光ファイバ伝送路により送受信する中継装置を具備し、
前記2本の光ファイバ伝送路と前記中継装置との組み合
わせで構築されるループ型光伝送システムにおいて、前
記中継装置内部に4端子形光分岐結合器を設けてなり、
前記4端子形光分岐結合器により隣り合う前記中継装置
間で1つのループを構成するとともに前記すべての中継
装置間でリングを構成し、光伝送を行うことを特徴とす
るループ型光伝送装置。 - 【請求項2】 前記中継装置は前記4端子形光分岐結合
器の1端子に設けた光電気変換器および電気光変換器を
介し、中継装置間及び外部端末とのインターフェースを
行うことを特徴とする請求項1記載のループ型光伝送装
置。 - 【請求項3】 前記中継装置は前記4端子形光分岐結合
器の1端子に第2の4端子形光分岐結合器を設け、前記
第2の4端子形光分岐結合器に接続される光電気変換器
および電気光変換器を介して中継装置間及び外部端末と
のインターフェースを行うことを特徴とする請求項1記
載のループ型光伝送装置。 - 【請求項4】 前記4端子形光分岐結合器は2本のファ
イバを融着させて生成した融着型光分岐結合器であるこ
とを特徴とする請求項1,2または3記載のループ型光
伝送装置。 - 【請求項5】 前記4端子形光分岐結合器は電圧変化に
よって分岐率を変えることができるような導波路型光分
岐結合器であることを特徴とする請求項1,2または3
記載のループ型光伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5261022A JPH07115402A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | ループ型光伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5261022A JPH07115402A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | ループ型光伝送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07115402A true JPH07115402A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17355965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5261022A Pending JPH07115402A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | ループ型光伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07115402A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004527945A (ja) * | 2001-03-09 | 2004-09-09 | ルメンティス アクチボラゲット | フレキシブルなwdmリングネットワーク |
-
1993
- 1993-10-19 JP JP5261022A patent/JPH07115402A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004527945A (ja) * | 2001-03-09 | 2004-09-09 | ルメンティス アクチボラゲット | フレキシブルなwdmリングネットワーク |
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