JPH07115238A - レーザ装置 - Google Patents

レーザ装置

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JPH07115238A
JPH07115238A JP25984093A JP25984093A JPH07115238A JP H07115238 A JPH07115238 A JP H07115238A JP 25984093 A JP25984093 A JP 25984093A JP 25984093 A JP25984093 A JP 25984093A JP H07115238 A JPH07115238 A JP H07115238A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、コンデンサに蓄積したエネル
ギを用いてレーザ光を発振させるレーザ装置において、
コンデンサのエネルギレベル変更にあたってそのレベル
調整を迅速に行うことができるようにすることにある。 【構成】所望のエネルギレベルを選択設定する選択設定
手段により、設定されたレベルに充電回路24,25,35A,26
を制御し、エネルギ蓄積コンデンサ27を所望の電圧値に
充電してレーザ発振源32,33 に与え、レーザ発振に供す
るレーザ装置において、エネルギ蓄積コンデンサに放電
用の回路29,38aを設けると共に、前記選択設定手段によ
る設定レベルを現在の設定レベルより低いレベルに設定
変更すると、前記放電用の回路を所定時間動作させ、強
制放電させる第1の機能および強制放電終了後、充電制
御に移行するように制御する第2の機能とを有するエネ
ルギレベル選択制御手段34A とを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエネルギ蓄積コンデンサ
に蓄積したエネルギを用いてレーザ光を発振させるレー
ザ装置にかかわり、特にエネルギ蓄積コンデンサのエネ
ルギレベル変更にあたってそのレベル調整を迅速に行う
ことができるようにしたレーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ装置は、医療用あるいは工業用あ
るいは表示や装飾用として広く利用されている。そし
て、医療用あるいは工業用の場合、そのレーザ出力のエ
ネルギレベルの調整は状況にあった治療や、工業製品の
加工のために重要である。
【0003】従来におけるレーザ出力のエネルギレベル
調整可能なレーザ装置の構成の概要を説明すると図4の
如きである。この図はパルスレーザ装置の一般的な構成
を示すブロック図である。
【0004】図4において21は商用交流電源、22は
整流回路であって、この整流回路22は商用交流電源2
1からの交流電力を受けてこれを整流し、直流電力を得
るためのものであり、レーザ発振の主電源となるもので
あって大容量の直流電力を得るためのものである。ま
た、23は補助直流電源であって、商用交流電源21か
らの交流電力を受けてこれを整流し、システム制御に必
要な低い電圧レベルの直流電力を得るためのものであ
る。
【0005】また、24はDC/ACインバータ回路で
あって、スイッチング素子と通常、数KVの出力電圧を
持つインバータトランスで構成されている。このDC/
ACインバータ回路24は整流回路22の出力を高い周
波数の高電圧交流に変換するものである。なお、この交
流電圧はエネルギ蓄積コンデンサ27への最大充電電圧
(最大所要エネルギ)より高く設定してある。これは充
電時間を短くするためである。
【0006】25は高電圧整流回路、26は充電電流抑
制抵抗器、27はエネルギ蓄積コンデンサ、28は分圧
抵抗器、29は放電抵抗器、30はインダクタンスであ
る。高電圧整流回路25はDC/ACインバータ回路2
4の高電圧交流出力を整流して直流化するためのもので
ある。高電圧整流回路25の出力側は充電電流抑制抵抗
器26を介してエネルギ蓄積コンデンサ27に接続さ
れ、エネルギ蓄積コンデンサ27の充電を行うことがで
きるように構成されている。
【0007】31はスイッチング素子であり、エネルギ
蓄積コンデンサ27の充電電荷はインダクタンス30お
よびこのスイッチング素子31の直列回路を介してフラ
ッシュ・ランプ32に供給される。
【0008】スイッチング素子31は、制御回路37に
より制御されてフラッシュ・ランプ32へのエネルギ開
閉を行う。33は固体レーザ共振ロッドであり、その両
端には図示しない光反射用のミラーが対向して配置され
ると共に、フラッシュ・ランプ32に平行して配置され
ていて、フラッシュ・ランプ32の発光により、その光
が入射されると、ロッド内で上記ミラーによる反射作用
にて光共振させ、レーザ光を励起する。
【0009】充電電流抑制抵抗器26はエネルギ蓄積コ
ンデンサ27の充電電流を抑制するためのものであり、
分圧抵抗器28はエネルギ蓄積コンデンサ27に並列に
接続されていて、このエネルギ蓄積コンデンサ27の充
電電圧を分圧して抽出するためのものである。また、放
電抵抗器29は、エネルギ蓄積コンデンサ27に並列に
接続されていて、このエネルギ蓄積コンデンサ27の充
電電荷を放電させるためのものである。放電抵抗器29
には直列に開閉スイッチ(後述する放電リレー38の接
点)が接続されていてこの開閉スイッチを閉じることに
より、放電抵抗器29をエネルギ蓄積コンデンサ27に
並列接続してその充電電荷を放電させることができるよ
うになっている。
【0010】上記インダクタンス30は、エネルギ蓄積
コンデンサ27とLC回路を形成して、フラッシュラン
プ32へのパルス幅と負荷電流尖頭値を規制する。エネ
ルギ蓄積コンデンサ27はフラッシュランプ32の電源
としての役割を持つものであり、充電電流抑制抵抗器2
6を介してインバータ回路24から直流電圧を受けるこ
とにより、電荷を充電し、フラッシュランプ32の直流
電圧供給源となる。
【0011】33は固体レーザ共振ロッドであり、その
両端には図示しない光反射用のミラーが対向して配置さ
れると共に、フラッシュ・ランプ32に平行して配置さ
れていて、フラッシュ・ランプ32の発光により、その
光が入射されると、ロッド内で上記ミラーによる反射作
用にて光共振させ、レーザ光を励起する。
【0012】34はエネルギレベル選択回路である。こ
のエネルギレベル選択回路34はエネルギレベル対応に
設けられたスイッチ群で構成されており、このスイッチ
のいずれかをオンとすればインバータ回路24は起動す
る。
【0013】35はインバータ駆動回路であり、DC/
ACインバータ回路24の駆動制御を行う回路であっ
て、インバータ駆動パルスの発振回路と駆動素子、エネ
ルギレベル選択回路34のスイッチ群に対応する基準電
圧群と分圧抵抗器28の帰還電圧とを比較するコンパレ
ータとにより構成されている。そして、分圧抵抗器28
の帰還電圧がこの選択された基準電圧を越えるとパルス
発振を停止させ、インバータ回路24を動作休止させ、
これによってエネルギ蓄積コンデンサ27への充電を停
止させ、また、エネルギ蓄積コンデンサ27の端子電圧
が降下すると、再びインバータ回路24を動作するよう
にサーボ回路を形成してある。そして、これによりエネ
ルギ蓄積コンデンサ27への充電電圧を上記基準電圧値
に保つ。
【0014】36はレーザ照射を指令するレーザ照射ス
イッチ、37は前述の制御回路であり、この制御回路3
7は前記レーザ照射スイッチ36がオンされるとスイッ
チング素子31に対するゲート・トリガ・パルスを発生
させてスイッチング素子31をオンさせ、エネルギ蓄積
コンデンサ27の充電電圧をフラッシュ・ランプ32に
印加すると共に、フラッシュ・ランプ32に対するイグ
ニッション・パルスを発生し、フラッシュ・ランプ32
を発光をさせて、エネルギ蓄積コンデンサ27の充電電
圧対応のエネルギのレーザ光を出力させるように制御す
る。このとき、同時にインバータ回路4の動作を休止さ
せるように制御回路37は構成してある。照射スイッチ
36をオフすると再びエネルギ蓄積コンデンサ27は選
択されたエネルギレベルまで充電され、待機する。ま
た、制御回路37はインバータ駆動回路35のコンパレ
ータ出力を監視して、エネルギレベル選択回路34のス
イッチ群に対応する基準電圧群と分圧抵抗器29の帰還
電圧が基準電圧レベルになるまではレーザ照射スイッチ
36を操作してもレーザ光を発振できないようにしてあ
る。
【0015】38は放電リレーであり、その接点はエネ
ルギ蓄積コンデンサ27の端子間を短絡する構成となっ
ていて、不要の電荷を放電操作できるようになってい
る。この放電リレー38は休止時(商用交流電源21が
オフの時)には接点38aは閉じており、放電回路を形
成しているが、商用交流電源21をオンとすると付勢さ
れ、接点38aを開いてエネルギ蓄積コンデンサ27の
充電回路を確保して装置の動作を可能な状態にする。こ
の放電リレー38はエネルギ蓄積コンデンサ27の残留
電荷に対する危害防止用でもある。
【0016】このような構成において、商用交流電源2
1をオンして電源供給を開始すると、放電リレー38の
接点はオフし、エネルギ蓄積コンデンサ27の充電が可
能な状態になる。この状態でエネルギレベル選択回路3
4の所望エネルギレベル選択用のスイッチをオンさせる
と、インバータ駆動回路35は起動し、インバータ回路
24を動作させる。
【0017】インバータ回路24には整流回路22を介
して商用交流電源21出力が印加されており、整流回路
22によって整流されて得られた直流電圧がインバータ
回路24に与えられている。従って、インバータ回路2
4はこの直流電圧を高周波交流電圧に変換して出力す
る。そして、このインバータ回路24出力は高電圧整流
回路25により整流され、充電電流抑制抵抗器26を介
してエネルギ蓄積コンデンサ27に印加されることによ
り、このエネルギ蓄積コンデンサ27には上記選択した
エネルギレベルになるような高電圧の電荷が蓄積され
る。
【0018】充電が終わると、レーザ照射可能な状態に
なる。この状態でレーザ照射スイッチ36をオンする
と、制御回路37はスイッチング素子31に対するゲー
ト・トリガ・パルスを発生し、またフラッシュ・ランプ
32に対するイグニッション・パルスを発生させる。ゲ
ート・トリガ・パルスによりスイッチング素子31はオ
ンし、これにより、エネルギ蓄積コンデンサ27に充電
されたエネルギはフラッシュ・ランプ32に印加され、
また、イグニッション・パルスによりフラッシュ・ラン
プ32は放電する。そして、この放電による光は固体レ
ーザ共振ロッド33に入射し、ロッド内で光共振されて
レーザ光が励起される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように、コンデン
サの充電電荷をエネルギ源として固体レーザロッドを励
起し、レーザ発振すると共に、上記コンデンサに蓄積す
るエネルギレベルを選択できるようにしてエネルギ可変
型とした上述の如き構成の従来のレーザ発振装置におい
ては、エネルギレベル選択回路34を選択することで、
インバータ駆動回路35の制御によりDC/ACインバ
ータ回路24からは、高電圧出力が発生されるようにな
る。しかしながら、エネルギレベル選択回路34のスイ
ッチを操作してエネルギレベルの低い値から高い値に選
択切り替えするときはエネルギレベル選択回路34のサ
ーボ回路は短時間で追随するが、エネルギレベルの高い
値から低い値を選んだときは問題が生じる。
【0020】すなわち、エネルギ蓄積コンデンサ27の
端子電圧は、自己放電または分圧抵抗器28による放電
によってのみ降下するので、その放電時間は回路の時定
数により定まる。そして、放電による電圧変動を小さく
して安定度を高くするために、自己放電を小さくし、分
圧抵抗自体もここでの消費を少なくするために高抵抗と
してあることから、高いエネルギレベル(高い充電電
圧)に充電された状態で、低いエネルギレベル(低い電
圧)に設定を変える時は、その設定レベルに落ち着くま
でには当該大きな時定数に従うことになり、応答特性が
低くなるのでレベル差が大きければ大きいほど、所望エ
ネルギレベルに達するまでの時間は長くなり、その間は
レーザ発振を行えないので、実用上、不都合である。
【0021】そこで、この発明の目的とするところは、
コンデンサをエネルギ源としてレーザロッドを励起し、
レーザ発振すると共に上記コンデンサに蓄積するエネル
ギレベルを選択できるようにしたレーザ発振装置におい
て、エネルギレベルを可変した際に、短時間でレーザ発
振可能な状態にすることができるようにすることにあ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はつぎのように構成する。すなわち、第1に
は所望のエネルギレベルを選択設定する選択設定手段に
より、設定されたレベルに充電回路を制御し、エネルギ
蓄積コンデンサを所望の電圧値に充電してレーザ発振源
に与え、レーザ発振に供するレーザ装置において、エネ
ルギ蓄積コンデンサに放電用の回路を設けると共に、前
記選択設定手段による設定レベルを現在の設定レベルよ
り低いレベルに設定変更するとき、前記放電用の回路を
所定時間動作させ、強制放電させる第1の機能および強
制放電終了後、充電制御に移行するように制御する第2
の機能とを有するエネルギレベル選択制御手段とを設け
て構成する。
【0023】また第2には、エネルギ蓄積コンデンサの
エネルギレベルを検出する検出手段と、所望のエネルギ
レベルを選択設定する選択設定手段とを有し、この選択
設定手段にて設定されたレベルに充電回路を制御しつ
つ、前記検出手段による検出出力を監視しながら、エネ
ルギ蓄積コンデンサを所望の電圧値に充電し、この充電
したエネルギをレーザ発振源に与えてレーザ発振に供す
るレーザ装置において、エネルギ蓄積コンデンサに放電
用の回路を設けると共に、この検出手段の検出出力を用
いて前記選択設定手段による設定レベルに対するエネル
ギ蓄積コンデンサのエネルギレベルの差を検知し、エネ
ルギ蓄積コンデンサの充電電圧が選択設定手段により設
定されたレベルより高い時には、前記放電用の回路を所
定時間動作させ、強制放電させる機能および強制放電終
了後、充電制御に移行するように制御する機能とを有す
るエネルギレベル選択制御手段と持たせて構成した。
【0024】
【作用】このような構成において、エネルギ蓄積コンデ
ンサに蓄積したエネルギを用いてレーザ光を発振させる
にあたり、選択設定手段によりエネルギレベル設定を可
変すると、第1の構成の場合、設定変更が高位レベルか
ら低位レベルに対するものであった時は、放電回路を作
動させ、エネルギ蓄積コンデンサに蓄積したエネルギを
所定時間強制的に放電させてから、充電に入る。
【0025】また、第2の構成の場合、エネルギレベル
選択制御手段は検出手段の検出出力を用いて前記選択設
定手段による設定レベルに対するエネルギ蓄積コンデン
サのエネルギレベルの差を検知し、エネルギ蓄積コンデ
ンサの充電電圧が選択設定手段により設定されたレベル
より高い時には、前記放電用の回路を所定時間動作させ
て強制放電させた後、充電制御に移行するように制御す
る。
【0026】このように、余剰エネルギを放電させた
後、充電動作に入るように構成したことから、レーザ発
振エネルギ設定レベルの変更時にエネルギ蓄積コンデン
サの電圧(エネルギレベル)が高い時は強制的に放電回
路を動作させて放電を行い、エネルギ蓄積コンデンサの
充電電圧レベルを下げた後に充電を行うようにして、時
間のかかるエネルギ蓄積コンデンサの充電電圧レベル降
下(エネルギ放出)を短時間で終了させることができる
ようになり、迅速に所望のレベルにエネルギ蓄積コンデ
ンサを充電することができるようになる。従って、レベ
ル設定操作後、短時間でレーザ発振を実施させることが
可能になり、使い勝手の良いレーザ装置が得られる。
【0027】特に上位エネルギレベルから下位エネルギ
レベルを選択したとき、エネルギ蓄積コンデンサの余剰
エネルギをまずはじめに放出させ、その後に所要のエネ
ルギレベルまで充電させることから、遅滞なくエネルギ
レベル設定ができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1に本装置の全体的な構成を示す。本発
明のレーザ装置はエネルギレベル選択回路を改良したも
のであり、その他の基本構成は図4で説明した従来装置
の構成と同じである。従って、図4の従来例と同一物に
ついては、同一符号を付すものとするが、その詳細はこ
こでは改めて説明はしない。
【0029】図1において、21は商用交流電源、22
は整流回路、23は補助直流電源、24はDC/ACイ
ンバータ回路、25は高電圧整流回路、26は充電電流
抑制抵抗器、27はエネルギ蓄積コンデンサ、28は分
圧抵抗器、29は放電抵抗器、30はインダクタンス、
31はスイッチング素子、32はフラッシュ・ランプ、
33は固体レーザ共振ロッドである。
【0030】この固体レーザ共振ロッド33にはその両
端には図示しない光反射用のミラーが対向して配置され
ると共に、フラッシュ・ランプ32に平行して配置され
ていて、フラッシュ・ランプ32の発光により、その光
が入射されると、ロッド内で上記ミラーによる反射作用
にて光共振させ、レーザ光を励起する。
【0031】34Aはエネルギレベル選択回路である。
このエネルギレベル選択回路34Aはエネルギレベル対
応に設けられたスイッチ群を持ち、このスイッチのいず
れかをオンとすればDC/ACインバータ回路24は起
動する。
【0032】35Aはインバータ駆動回路でDC/AC
インバータ回路24の駆動制御を行う回路であって、イ
ンバータ駆動パルスの発振回路と駆動素子、そして、エ
ネルギレベル選択回路34Aのスイッチ群をエネルギレ
ベル選択回路34Aの内蔵するデコーダ2によりデコー
ドして与えられる値に対応する基準電圧群と分圧抵抗器
28の帰還電圧とを比較するコンパレータとで構成され
ている。そして、帰還電圧がこの選択された基準電圧を
越えるとパルス発振を停止させ、インバータ回路24を
動作休止させ、これによってエネルギ蓄積コンデンサ2
7への充電を停止させ、また、エネルギ蓄積コンデンサ
27の端子電圧が降下すると、再びインバータ回路24
を動作するようにサーボ回路を形成してある。
【0033】36はレーザ照射スイッチ、37は前述の
制御回路であり、この制御回路37は前記レーザ照射ス
イッチ36がオンされるとスイッチング素子31に対す
るゲート・トリガ・パルス並びにフラッシュ・ランプ3
2に対するイグニッション・パルスを発生し、フラッシ
ュ・ランプ32を発光をさせて、レーザを出力させるよ
うに制御する。このとき、同時にインバータ回路24は
動作が休止させるように制御回路37は構成してある。
照射スイッチ36をオフすると再びエネルギ蓄積コンデ
ンサ27は選択されたエネルギレベルまで充電され、待
機する。また、制御回路37はインバータ駆動回路35
Aのコンパレータ出力を監視して、エネルギレベル選択
回路34Aのスイッチ群に対応する基準電圧群と分圧抵
抗器28の帰還電圧が基準電圧レベルになるまではレー
ザ照射スイッチ36を操作してもレーザ光を発振できな
いようにしてある。
【0034】38は放電リレーであり、その接点はエネ
ルギ蓄積コンデンサ27の端子間を短絡する構成となっ
ていて、不要の電荷を放電操作できるようになってい
る。この放電リレー38は休止時(商用交流電源21が
オフの時)には接点は閉じており、商用交流電源21を
オンとすると付勢され、接点が開となり、装置は動作可
能となる。この放電リレー38はエネルギ蓄積コンデン
サ27の残留電荷に対する危害防止用である。
【0035】以上はレーザ装置全体の概略的構成であ
る。本発明ではそのうちのエネルギレベル選択回路34
Aに特徴があり、これを図2のように構成している。図
2において、1はエネルギレベル選択スイッチであり、
図4におけるエネルギレベル選択スイッチ34Aに対応
するものであって、一例としてスイッチLS1〜LS7
の7つのスイッチ群により構成されており、各スイッチ
単位でレベル選択できるので、スイッチLS1〜LS7
の7つのスイッチにより、7レベル選択することができ
る。そして、LS1が最低、(エネルギ蓄積コンデンサ
27への充電電圧最低)、LS7が最高(充電電圧最
高)エネルギが選択される。スイッチLS1〜LS7に
より、7つのレベルが選択できるが、その選択できるレ
ベルはLS7が最大であり、LS1に近い程、低くな
り、LS1〜LS7がいずれもオフの時はエネルギレベ
ル零の設定である。
【0036】2はエンコーダであり、8ビット・プライ
オリティ・エンコーダ(8-BIT PRIORITY ENCODER)IC
素子(半導体集積回路素子)を用いて構成されている。
エンコーダ2にはデータ入力端子D1 からD7 、データ
出力端子Q0 からQ2 、GS端子とがあるが、本実施例
ではこのIC素子の最下位ビットデータ入力端子D0は
使用しない。
【0037】エンコーダ2のエンコード出力はバイナリ
・コードであり、また、GS端子はデータ入力端子D1
〜D7 のいずれかに入力があると、“H”を出力する端
子である。本実施例ではスイッチLS1〜LS7はそれ
ぞれ一端が直流のシステム電源VDDに接続され、他端は
エンコーダ2のデータ入力端子D1 〜D7 に一つづつ対
応させて接続してある。また、エンコーダ2のデータ入
力端子D1 〜D7 はそれぞれプルダウン抵抗を介して接
地され、対応するスイッチLS1〜LS7がオフの時は
接地電位に保たれて論理レベル“L”に、また、オンの
時はVDDのレベルに保たれて論理レベル“H”となる仕
組みとなっている。
【0038】そして、このエンコーダ2はデータ入力端
子D1 〜D7 のどの端子が論理レベル“H”であるかに
より、“1”から“7”までのいずれかのデータが入力
されたことになり、そのデータに応じてバイナリ・デー
タ形式でデータ出力端子Q0からQ2 に出力が表われ
る。すなわち、7種のレベルをバイナリ・データ形式3
ビットパラレルで出力するエンコーダの機能を持つ。ま
た、エンコーダ2はデータ入力端子D1 〜D7 のいずれ
かの端子の入力を“H”にする間、GS端子より出力
“H”を出力する構成としてある。
【0039】3はデコーダであり、BCDデシマル・デ
コーダ(BCD TO DECIMAL DECODER)IC素子で構成され
ている。このBCDデシマル・デコーダIC素子はデー
タ入力端子A,B,C,Dとデータ出力端子Q0 〜Q7
を有しているが、このIC素子のデータ入力端子Dとデ
ータ出力端子Q0は使用しない。デコーダ3におけるデ
ータ入力端子A,B,Cはエンコーダ2のデータ出力端
子Q0 ,Q1 ,Q2 に対応させて接続させてあり、エン
コーダ2のエンコード出力であるバイナリ・データ形式
3ビットパラレルをBCDデシマルコードにデコードす
る。
【0040】4はラッチ回路であり、デュアル4ビット
・ラッチ(DUAL 4-BIT LATCH)IC素子を用いて構成され
ていて、2系統の回路のうち、一方の系統の端子は全て
使用するが他方の系統の端子D4 およびQ4 は使用せ
ず、クロック入力端子CKは並列接続である。このラッ
チ回路4はクロック・パルスの立上がりで入力データを
アクィジョンし、立ち下がりでラッチする。
【0041】このラッチ回路4はデュアル4ビットのデ
ータ入力端子D1 〜D4 ,D1 ´〜D4 ´のうち、D1
〜D4 はBCD(バイナリ・コード・デシマル;2進化
10進数)コードの下位4ビットをそれぞれ対応させて
接続してあり、D1 ´〜D4´には上位3ビットをそれ
ぞれ対応させて接続してある。従って、このラッチ回路
4はデコーダ3より出力される7レベルまでに対応させ
たBCDコード・データをラッチすることができる構成
である。
【0042】5はパルス発生回路であり、6回路のイン
バータ論理回路(以下、インバータと称する)を内蔵す
るインバータ(HEX INVERTER)IC素子を用いて構成され
ていて、そのうちのインバータ5aと、インバータ5b
との間にコンデンサC1,抵抗R1による微分回路を設
けて、エンコーダ2のGS端子出力を微分し、波形成形
してクロック・パルス(シングルパルス)を発生してナ
ンド・ゲート8の一方の入力に与え、また、このクロッ
ク・パルスをインバータ5cとインバータ5dとの間に
コンデンサC2,抵抗R2によるパルス遅延回路を設け
て形成した遅延部を介して、遅延を行わせて出力させる
ようにしている。パルス発生回路5より出力されるこの
遅延を受けたクロック・パルスはラッチ回路4およびD
ラッチ6のクロック入力端子CKの入力としてこれらに
与える構成としてある。
【0043】Dラッチ6は、クワッド・クロックド・D
ラッチ(QUAD CLOCKED “D ”LATCH)IC素子を用いて構
成されていて、データ入力端子D3,データ出力端子Q
3は使用しない。このIC素子はクロック・パルスの立
ち上りで入力データをアクィジョン(取得)し、立ち下
がりでデータをラッチする。Dラッチ6の入力データは
エンコーダ2の出力データである。
【0044】7はコンパレータであり、4ビットマグニ
チュード・コンパレータ(4-BIT MAGNITUDED COMPARETO
R) IC素子を用いて構成されている。このコンパレー
タ7は、A入力端子A0〜A3,B入力端子B0〜B3
を有していて、両A入力端子A0〜A3,B入力端子B
0〜B3の入力を比較するものである。このコンパレー
タ7はA入力端子A3,B入力端子B3は使用せず、比
較結果として“A=B”(A入力端子入力=B入力端子
入力),“A>B”(A入力端子入力>B入力端子入
力)の時は比較出力として論理レベル“L”の出力を、
また、“A<B”(A入力端子入力<B入力端子入力)
のときは論理レベル“H”の出力を発生するようにセッ
トしておく。
【0045】これにより、このコンパレータ7における
比較結果出力端子であるA<B出力端子からは入力が
“A<B”または“A=B”の時、出力“H”を、そし
て、入力が“A>B”ならば“L”を出力するようにな
る。この“H”または“L”出力はインバータ5eで反
転して“L”または“H”出力を得ている。コンパレー
タ7のA入力端子入力はDラッチ6のラッチデータであ
り、B入力端子入力はエンコーダ2の出力データであ
る。
【0046】ナンド・ゲート8は2入力のポジティブ・
ナンド・ゲートであり、7の出力をインバータ5eで反
転させたものを他方の入力としてある。また、9はタイ
マであり、タイマIC素子を使用して構成してあるが、
タイミング用の時定数要素であるコンデンサC,抵抗R
の図示を省略してある。このタイマ9は単安定動作モー
ドで使用しており、トリガ入力端子TRに負極性トリガ
・パルスを与えることで起動して、正極性タイミング・
パルス(システム電源VDDの電圧と同等の電圧、例え
ば、5V)を出力するが、休止時には出力が論理レベル
“L”(0V)で高いシンク電流を持っている。このタ
イマ9はナンド・ゲート8の出力がトリガ入力端子TR
に与えられる構成としてある。
【0047】38は放電リレーであって図1における放
電リレー38を、また、29は放電抵抗であって図1の
放電抵抗29をそれぞれ示す。放電リレー38はその付
勢コイルは一端をシステム電源VDDに接続され、他端を
タイマ9の出力側に接続されていて、タイマ9の出力端
子の出力状況に応動して動作する。そして、タイマ9の
接点はエネルギ蓄積コンデンサ27の端子間を短絡する
構成となっていて、当該エネルギ蓄積コンデンサ27の
不要の電荷を放電操作する。
【0048】上記タイマ9は放電リレー38の前段に設
けられていてこの放電リレー38の付勢のための出力を
供給しており、従って、このタイマ9の休止時には出力
が“L”となることから放電リレー38はVDDからの電
圧がタイマ9を介して流れて付勢され、その接点は
“開”となり、タイマ9がタイミング信号(論理レベル
“H”)を出力するとその出力電圧はVDDと等しいの
で、放電リレー38は休止、その接点は“閉”となり、
エネルギ蓄積コンデンサ27の電荷は放電抵抗器9を通
して放電する構成となる。そして、これにより、エネル
ギ蓄積コンデンサ27の電荷を放電させる特性は放電抵
抗器29の抵抗値とタイミング時間により、自由に選ぶ
ことができるようになっている。
【0049】図2の35Aはインバータ駆動回路であっ
て、図1のインバータ駆動回路35Aに対応するもので
ある。このインバータ駆動回路35Aは、エネルギレベ
ル選択スイッチ1におけるスイッチLS1〜LS7のい
ずれかをオンすると、それに対応する基準電圧が選ば
れ、その基準電圧と図1の分圧抵抗器28よりの帰還電
圧とを比較し、エネルギ蓄積コンデンサ27に所望のエ
ネルギを設定する。
【0050】すなわち、エネルギレベル選択スイッチ1
におけるスイッチLS1〜LS7のいずれかをオンする
と、エンコーダ2からそれに対応した3ビットパラレル
のバイナリ・コードを出力し、デコーダ3はこのバイナ
リ・データをBCDデシマルコードにデコードし、この
BCDデシマルコードはラッチ回路4にパルス発生回路
5の遅延クロックパルスcのタイミングでラッチする
が、このラッチ回路4の出力データを、予め設定した段
階的に異なる各種の基準電圧の選択データに対応させて
ある。
【0051】上述したように、ラッチ回路4はデュアル
4ビットのデータ入力端子D1 〜D4 ,D1 ´〜D4 ´
のうち、D1 〜D4 はBCD(バイナリ・コード・デシ
マル;2進化10進数)コードの下位4ビットをそれぞ
れ対応させて接続してあり、D1 ´〜D4 ´には上位3
ビットをそれぞれ対応させて接続してあることから、こ
のラッチ回路4はデコーダ3より出力される7レベルま
でに対応させたBCDコード・データをラッチすること
ができる構成である。
【0052】従って、この場合、7レベルの各種基準電
圧をインバータ駆動回路35Aに予め用意し、BCDコ
ード・データに対応して7レベルの基準電圧の一つを選
択して利用できるようにインバータ駆動回路35Aを構
成しておく。
【0053】次に上記構成の本装置の作用について説明
する。このような構成において、商用交流電源21から
の電力供給を受け、整流回路22はこの交流電力を整流
し、DC/ACインバータ回路24に与える。
【0054】DC/ACインバータ回路24はインバー
タ駆動回路35Aにより制御され、インバータ駆動回路
35Aはエネルギレベル選択回路34Aにおけるエネル
ギレベル選択スイッチ1の設定に対応した基準電圧を選
択して、その基準電圧に対応するエネルギ蓄積コンデン
サ27出力電圧を得ることができる。
【0055】このように、エネルギレベル選択スイッチ
1の設定に従った動作をするインバータ駆動回路35A
により制御されるDC/ACインバータ回路24の高電
圧交流出力を高電圧整流回路25により直流電圧に変換
し、充電電流抑制抵抗器26を介してエネルギ蓄積コン
デンサ27に供給するが、この系統によりエネルギ蓄積
コンデンサ27にはエネルギレベル選択スイッチ1の設
定に従った所望電圧の直流電荷が充電されることにな
る。
【0056】レベル選択スイッチ1の設定変更による充
電電圧の変更の各種ケースを具体的に説明する。今、レ
ベル“0V”から所望電圧を設定してその電圧までコン
デンサ27を充電し、その後に更にレベルを設定し直す
場合の動作を説明する。
【0057】エネルギレベル選択スイッチ1のスイッチ
LS1〜LS7をオフとしてあるものとし、この状態で
直流電源として補助直流電源23からシステム電源VDD
を供給したとする。
【0058】すると、エンコーダ2はエネルギレベル選
択スイッチ1のスイッチLS1〜LS7の設定状態に対
応したバイナリ・コード“000”を出力(LS1〜L
S7オフ)する。このバイナリ・コードはDラッチ6の
データ入力端子D0〜D2とコンパレータ7のB入力端
子B0〜B2にそれぞれ供給される。
【0059】また、同時に図示しないリセット・パルス
発生回路からのパワーオン・リセット・パルスでDラッ
チ6がクリヤされ、さらにこのクリアの後、Dラッチ6
はCK入力により入力コード「000」を出力にラッチ
し、その出力はマグニチュード・コンパレータ7のA入
力としている。従って、コンパレータ7の入力は“A=
B”、出力は“H”、インバータ5eの出力は“L”、
ナンド・ゲートIC8出力は“H”となって待機する。
【0060】次に、例えばエネルギ・レベル選択スイッ
チ1のスイッチLS5をオン操作すると、エンコーダ2
の出力は“101”となり、ラッチ回路4は後述のクロ
ックパルスの立上りでデータを取り込み(データアクィ
ジョン)、クロックパルスの立下がりでラッチしてその
Q1´より“H”を出力する。そして、このラッチ出力
はインバータ駆動回路35Aに入力され、インバータ駆
動回路35Aはこの入力に対応する基準電圧を発生す
る。そして、インバータ駆動回路35Aからの制御出力
はインバータ回路24に入力され、インバータ回路24
はこれによって起動し、整流回路22からの整流出力を
高電圧交流に変換して出力する。そして、この高電圧交
流出力は高圧整流回路25により整流されてエネルギ蓄
積コンデンサ27に印加され、当該エネルギ蓄積コンデ
ンサ27にはこの整流出力対応の電圧が充電されること
になる。
【0061】そして、インバータ駆動回路35Aの制御
によって、該基準電圧に対応する値まで充電された段階
で充電動作は休止する。かくして、エネルギ選択スイッ
チ1によるエネルギ設定を行うことで、それに対応する
電圧値にエネルギ蓄積コンデンサ27は充電されること
になる。
【0062】同時にエンコーダ2の出力“101”はエ
ネルギ選択スイッチ1をオンとしている間、Dラッチ6
の入力およびコンパレータ7のB入力端子入力としてこ
れらに与えられる。このとき、コンパレータ7のA入力
端子入力としてはエンコーダ2から“000”が入力さ
れているので、“A<B”、よってコンパレータ7の比
較結果出力端子であるA<B端子出力は“H”となる。
【0063】このA<B端子出力である“H”は、イン
バータ5eを介してナンドゲート8に印加されることに
なるが、インバータ5eにより反転されて“L”となる
ことから、ナンドゲート8の出力は“H”となり、従っ
て負論理アクティブのタイマ9はこのナンドゲート8の
出力“H”を受けてもトリガされず、従って、タイマ9
は出力が“L”であるから、このタイマ9の出力端子と
システム電源VDDとの間に接続される放電リレー38の
付勢コイルは電源VDDが印加されて付勢されることにな
り、従って、放電リレー38の接点は“開”となってい
る。
【0064】また同時に、エネルギ選択スイッチ1のい
ずれかのスイッチをオンとしている間、エンコーダ2の
GS端子は“H”なる信号aを出力する。このエンコー
ダ2のGS端子出力はパルス発生回路5に与えられ、こ
のパルス発生回路5ではその回路を形成するインバータ
5a〜5dを介して、微分‐成形‐遅延操作を行ってい
ることにより、クロックパルスを得るようにしている
(図3タイミングチャートのa,b,c参照)。得られ
たクロックパルスのうち、bは遅延を受けないパルスで
あり、cは遅延を受けたパルスである。
【0065】このクロックパルスb,cのうち、遅延を
受けたパルスcはDラッチ6のクロックパルスとしてク
ロック入力端子CKに入力されることにより、当該Dラ
ッチ6はそのクロックパルスの立上りでエンコーダ2か
らの出力データ“101”をアクイジョン(取り込み)
し、クロックパルスの立下りでこれをラッチして、コン
パレータ7のA入力端子に与える。
【0066】一方、コンパレータ7のB入力端子にはエ
ンコーダ2からの出力データ“101”が入力されてお
り、この時点ではコンパレータ7のA入力端子入力、B
入力端子入力は共に“101”である。従って、“A=
B”であることから当該コンパレータ7のA<B出力端
子出力dは論理レベル“H”のままであって、これはイ
ンバータ5eを介してタイマ9に印加されることになる
が、インバータ5eにより反転されて“L”となり、こ
れがナンド・ゲート8に入力されることから、クロック
パルスbとのナンド論理をとるナンド・ゲート8の出力
は論理“H”であり、論理“L”で動作するタイマ9は
トリガされない。
【0067】この後、エネルギ選択スイッチ1のスイッ
チLS5をオフとすると、エンコーダ2は“000”を
出力し、コンパレータ7のB入力端子入力は“00
0”、そして、Dラッチ6の出力を受けるA入力端子入
力はDラッチ6のラッチデータが“101”であるの
で、A入力端子入力とB入力端子入力は“A>B”とな
り、コンパレータ7のA<B端子出力は“L”となる。
このA<B端子出力“L”は、インバータ5eにより反
転されて“H”となり、ナンド・ゲート8に出力される
が、このとき、エンコーダ2のGS端子出力はエネルギ
選択スイッチ1のスイッチLS5をオフとしたことによ
って“L”となっているので、クロックパルスbはない
から(つまり、レベル“L”)、“L”なるbとeの2
つの入力を受けるナンド・ゲート8出力は“H”とな
り、従って、タイマ9はこの時点でもトリガされない。
【0068】そのため、タイマ9は依然として出力が
“L”である。ゆえに、このタイマ9の出力端子とシス
テム電源VDDとの間に接続される放電リレー38の付勢
コイルは電源VDDが印加されたままの状態で付勢され続
けており、従って、放電リレー38の接点は“開”の状
態のままである。そのため、整流回路22,インバータ
回路24,高圧整流回路25からなる主回路を経て供給
される高電圧直流により、エネルギ蓄積コンデンサ27
は充電状態に保たれる。
【0069】つぎにエネルギ選択スイッチ1のスイッチ
LS1をオンしたとする。すると、エンコーダ2は“0
01”を出力することになり、前述同様に、対応する低
位の基準電圧が選ばれるが、先の充電によりエネルギ蓄
積コンデンサ27が前回の設定レベルでの電圧に充電さ
れていて電圧(エネルギレベル)が高いので、図1の構
成における分圧抵抗器28の帰還電圧が、今回選ばれた
基準電圧より高くなっている。そのため、インバータ回
路4は動作休止のままである。
【0070】一方、エンコーダ2の出力“001”はコ
ンパレータ7のB入力端子の入力となり、前回操作時の
A入力端子入力である“101”と比較される。その結
果、“A>B”であるので、コンパレータ7はそのA>
B端子出力を“L”とする。そして、この“L”なるA
>B端子出力はインバータ5eで反転されて“H”とな
り、ナンド・ゲート8に入力される。
【0071】このとき、エネルギ選択スイッチ1のスイ
ッチLS1がオンであることからエンコーダ2のGS端
子出力aは“H”、インバータ5bの出力パルスbは
“H”となり、これとコンパレータ7におけるA>B端
子出力dをインバータ5eにより反転した出力eとのナ
ンド論理をとるナンド・ゲート8の出力は“L”とな
る。
【0072】このナンド・ゲート8の出力はタイマ9に
入力され、当該タイマ9をトリガする。従って、タイマ
9は所定期間、“H”なるレベル(VDDのレベル)の所
定パルス幅のタイミングパルスgを出力し、放電リレー
38の付勢コイルに印加することから、放電リレー38
の付勢はなくなり、当該放電リレー38の接点38aは
“閉”となる。このようにして当該放電リレー38を休
止させ、接点を“閉”とする結果、エネルギ蓄積コンデ
ンサ27に並列に接続される放電抵抗29による放電回
路を閉路させ、これによってエネルギ蓄積コンデンサ2
7の電荷は放電される。
【0073】上記所定期間が経過するとタイマ9はタイ
ミングパルスgを“L”にするので、放電リレー38の
付勢コイルは再び付勢され、その接点は“開”となり、
再びエネルギ蓄積コンデンサ27に充電開始される。こ
こで、上述のタイミングパルスgは放電リレー38を付
勢を停止させてエネルギ蓄積コンデンサ27の放電回路
を確保するためのものであるから、エネルギ蓄積コンデ
ンサ27の充電電荷を大半、放電させる時間幅としても
良いが、再充電を行うわけであるから、エネルギの無駄
を最小限にし、充電レベルを目的のレベルに短時間に到
達させるようにするには、放電後のエネルギ蓄積コンデ
ンサ27の残留電荷量が変更した新たな設定値に近いレ
ベルにした方が良い。従って、これらの点を総合して勘
案して放電後の残留電荷量が最適目標値になるようなパ
ルス幅に、上述のタイミングパルスgを設定しておくよ
うにする。
【0074】このようにして、所定パルス幅分(タイマ
9のタイミングパルスgの幅分)、放電リレー38を不
動作にしてその接点(常閉接点)を閉とし、エネルギ蓄
積コンデンサ27の電荷を放電させ、その後、放電リレ
ー38を再び動作させて接点を開とし、再びエネルギ蓄
積コンデンサ27に充電開始させる。
【0075】インバータ駆動回路35Aはインバータ回
路24に対して起動、停止制御を行い、また、起動され
たインバータ回路24からは高電圧の交流が発生され
て、これは高圧整流回路25を介して直流化した後、エ
ネルギ蓄積コンデンサ27に与えるので、エネルギ蓄積
コンデンサ27の端子電圧はこの選ばれた基準電圧に対
応する値に向けて充電される。そして、該基準電圧に対
応する値まで充電された段階でインバータ駆動回路35
Aの制御により、充電動作は休止する。かくして、エネ
ルギ選択スイッチ1により行ったエネルギ設定に対応す
る電圧値にエネルギ蓄積コンデンサ27は充電されるこ
とになる。
【0076】また、エネルギ選択スイッチ1をオンにし
た際にパルス発生回路5を形成するインバータ5dから
発生したシングルのクロックパルスcでコンパレータ6
のA入力端子には“001”がセットされる。なお、図
示しないがタイマ9からのタイミングパルスgの出力期
間中はインバータ駆動回路35Aは動作禁止となるよう
に構成されている。
【0077】さらにエネルギ選択スイッチ1において、
例えば現在のスイッチLS1より高い設定レベルである
スイッチLS3を選ぶと、エンコーダ2の出力は“01
1”となり、コンパレータ7はA入力端子入力である
“001”と新規B入力端子入力である“011”と比
較する。そして、比較の結果、“A<B”となるのでコ
ンパレータ7は出力“H”であるので、既述のようにタ
イマ9は起動することはなく、従って、選ばれた基準電
圧に対応する電圧を発生するインバータ駆動回路35A
からの出力により、当該基準電圧に対応する値までエネ
ルギ蓄積コンデンサ27はその端子電圧を上昇させて充
電された後、インバータ駆動回路35Aは停止する。
【0078】以上のようにしてエネルギ蓄積コンデンサ
27を所望のレベルに充電することができる。そして、
充電し終わると、レーザ照射可能な状態になる。この状
態でレーザ照射スイッチ36をオンすると、制御回路3
7はスイッチング素子31に対するゲート・トリガ・パ
ルスを発生し、またフラッシュ・ランプ32に対するイ
グニッション・パルスを発生させる。ゲート・トリガ・
パルスによりスイッチング素子31はオンし、これによ
り、エネルギ蓄積コンデンサ27に充電されたエネルギ
はフラッシュ・ランプ32に印加され、また、イグニッ
ション・パルスをトリガにしてフラッシュ・ランプ32
は放電する。そして、この放電による光は固体レーザ共
振ロッド33に入射し、ロッド内で光共振されてレーザ
光が励起される。
【0079】レーザ光が励起されることにより、エネル
ギ蓄積コンデンサ27の電荷は失われるので、上述の動
作により再び設定値の電圧になるようにエネルギ蓄積コ
ンデンサ27の充電が実施される。
【0080】但し、レーザ光の発振が終り、エネルギ蓄
積コンデンサ27の充電電荷が失われた後は、再充電動
作に入った段階でまだエネルギ蓄積コンデンサ27の充
電がエネルギレベル選択スイッチによる設定値まで到達
していない段階で、当該エネルギレベル選択スイッチに
よる設定値を低位のレベルに変更した場合に、上述のよ
うな動作を実施してしまうと強制放電後の再充電量が多
くなり、エネルギの無駄と充電時間の無駄が生じる心配
がある。制御回路37は分圧抵抗器28によりエネルギ
蓄積コンデンサ27の電圧を監視しているので、変更後
の設定値がエネルギ蓄積コンデンサ27の電圧より低い
場合は、設定変更が上位レベルから低位レベルの変更で
あっても放電動作を実施しないようにタイマ9を制御す
る構成とすることも容易にできるので、充電時間がエネ
ルギレベル選択スイッチによる設定値変更操作に必要な
時間に比べて長いシステムである場合にはこのような対
策を講じるとなお、一層、便利である。
【0081】このように、所望のエネルギレベルを選択
設定する選択設定手段により、設定されたレベルに充電
回路を制御し、エネルギ蓄積コンデンサを所望の電圧値
に充電してレーザ発振源に与え、レーザ発振に供する装
置において、エネルギ蓄積コンデンサに放電用の回路を
設け、この放電用の回路をエネルギ蓄積コンデンサの充
電電圧(エネルギレベル)が選択設定手段により設定さ
れたレベルより高い時には選択設定手段の設定操作時に
所定時間動作させ、強制的に放電させてから充電制御に
移行するエネルギレベル選択回路を設けて構成したこと
から、レーザ発振エネルギ設定レベルの変更時にエネル
ギ蓄積コンデンサの電圧(エネルギレベル)が高い時は
強制的に放電回路を動作させて放電を行い、エネルギ蓄
積コンデンサの充電電圧レベルを下げた後に充電を行う
ように制御されることになり、これによって時間のかか
るエネルギ蓄積コンデンサの充電電圧レベル降下(エネ
ルギ放出)を短時間で終了させることができるようにな
り、迅速に所望のレベルにエネルギ蓄積コンデンサを充
電することができるようになる。従って、レベル設定操
作後、短時間でレーザ発振を実施させることが可能にな
り、使い勝手の良いレーザ装置が得られる。
【0082】なお、本発明は上記した実施例に限定する
ことなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して
実施し得るものである。また、上記実施例ではタイミン
グパルスgによるエネルギ蓄積コンデンサ27の強制放
電にあたり、エネルギ蓄積コンデンサ27の充電電荷が
大半放電されてしまう事態も考えられ、このような場合
に再充電にあたってのロスが大きい。これを改善するに
は、最低エネルギレベルに設定した基準電圧と分圧抵抗
28からの帰還電圧をアナログコンパレータICを用い
て比較し、後者が前者より大きい時、論理レベル“H”
の信号を出力するように構成しておき、更にはこれとタ
イマ9の出力するタイミングパルスgとをアンドゲート
によりアンドをとり、その出力で放電リレー38を制御
するように構成する。このとき、タイミングパルスgの
幅は大きく、一定としておく。このようにすれば、帰還
電圧が基準電圧より高い間のみ、エネルギ蓄積コンデン
サ27の充電電荷を放電することになり、該コンデンサ
27の再充電での時間ロスがなくなる。
【0083】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれば
高いエネルギレベルの設定状態で、低いエネルギレベル
の設定に変更した際に、遅滞なくそのエネルギレベルに
充電電位を変更できるから、レベル設定操作後、短時間
でレーザ発振を実施させることが可能になるなど、使い
勝手の良いレーザ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための図で、パルス
レーザ装置のブロック図。
【図2】本発明の実施例を説明するための図であって、
図1におけるエネルギレベル選択回路の詳細図。
【図3】本発明の実施例を説明するための図であって、
図2の回路の動作時のタイミングチャート。
【図4】従来例を説明するための図で、一般的パルスレ
ーザ装置のブロック図。
【符号の説明】
1…エネルギレベル選択スイッチ 2…エンコーダ 3…デコーダ 4…ラッチ回路 5…パルス発生回路 6…Dラッチ 7…コンパレータ 8…ナンドゲート 9…タイマ 21…商用交流電源 22…整流回路 23…補助直流電源 24…DC/ACインバータ回路 25…高電圧整流回路 26…充電電流抑制抵抗器 27…エネルギ蓄積コンデンサ 28…分圧抵抗器 29…放電抵抗器 30…インダクタンス 31…スイッチング素子 32…フラッシュ・ランプ 33…固体レーザ共振ロッド 34,34A…エネルギレベル選択回路 35,35A…インバータ駆動回路 36…レーザ照射スイッチ 37…制御回路 38…放電リレー 38a…放電リレーの接点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望のエネルギレベルを選択設定する選
    択設定手段により、設定されたレベルに充電回路を制御
    し、エネルギ蓄積コンデンサを所望の電圧値に充電して
    レーザ発振源に与え、レーザ発振に供するレーザ装置に
    おいて、 エネルギ蓄積コンデンサに放電用の回路を設けると共
    に、前記選択設定手段による設定レベルを現在の設定レ
    ベルより低いレベルに設定変更するとき、前記放電用の
    回路を所定時間動作させ、強制放電させる第1の機能お
    よび強制放電終了後、充電制御に移行するように制御す
    る第2の機能とを有するエネルギレベル選択制御手段と
    を設けて構成することを特徴とするレーザ装置。
  2. 【請求項2】 エネルギ蓄積コンデンサのエネルギレベ
    ルを検出する検出手段と、所望のエネルギレベルを選択
    設定する選択設定手段とを有し、この選択設定手段にて
    設定されたレベルに充電回路を制御しつつ、前記検出手
    段による検出出力を監視しながら、エネルギ蓄積コンデ
    ンサを所望の電圧値に充電し、この充電したエネルギを
    レーザ発振源に与えてレーザ発振に供するレーザ装置に
    おいて、 エネルギ蓄積コンデンサに放電用の回路を設けると共
    に、この検出手段の検出出力を用いて前記選択設定手段
    による設定レベルに対するエネルギ蓄積コンデンサのエ
    ネルギレベルの差を検知し、エネルギ蓄積コンデンサの
    充電電圧が選択設定手段により設定されたレベルより高
    い時には、前記放電用の回路を所定時間動作させ、強制
    放電させる機能および強制放電終了後、充電制御に移行
    するように制御する機能とを有するエネルギレベル選択
    制御手段とを設けて構成することを特徴とするレーザ装
    置。
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