JPH07114810B2 - 輸液ポンプ駆動モータ制御方法 - Google Patents

輸液ポンプ駆動モータ制御方法

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JPH07114810B2
JPH07114810B2 JP4122686A JP12268692A JPH07114810B2 JP H07114810 B2 JPH07114810 B2 JP H07114810B2 JP 4122686 A JP4122686 A JP 4122686A JP 12268692 A JP12268692 A JP 12268692A JP H07114810 B2 JPH07114810 B2 JP H07114810B2
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JP
Japan
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infusion pump
drip
infusion
drive motor
value
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JP4122686A
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JPH05293170A (ja
Inventor
博治 岩崎
謙二 飯尾
徳平 品川
Original Assignee
協同組合ライフサイエンス京都
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、点滴に用いる輸液ポン
プ用駆動モータの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の点滴装置は、点滴筒(滴下筒とも
いう)と、該点滴筒の液滴下をカウントする滴下検出部
と、輸液チューブを上部から下部に向けて当接する水平
方向に配置された複数の回転棒を備える輸液ポンプと、
該輸液ポンプを駆動するモータとを有して構成されてい
た。そして、前記点滴装置における輸液量の調整は、輸
液ポンプを駆動し、実際の滴下値を前記滴下検出部によ
って検出し、これを設定滴下値と比較して、差がある場
合には、前記輸液ポンプの駆動モータの速度を一段階変
えて、再度滴下値を測定し、設定滴下値と比較し、更に
差がある場合には再度一段階駆動モータの速度を変え
て、設定滴下値に近づける制御を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、滴下量
の測定は、個々の滴下に多少の誤差があり、滴下値は通
常数滴の平均を取って行うので、前記制御方法では、最
初の滴下値と設定滴下値が大きく異なる場合には、相当
の時間がかかるという問題点があった。本発明はかかる
事情に鑑みてなされたもので、短時間の内に設定の滴下
量となる輸液ポンプ駆動モータ制御方法を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の輸液ポンプ駆動モータ制御方法は、点滴筒内の液
滴下を検出する滴下検出部と、前記点滴筒内の液滴下を
制御する輸液ポンプとを有する点滴装置の輸液ポンプ駆
動モータ制御方法であって、前記輸液ポンプのモータを
パルス駆動によって行い、次の制御パルス間隔を以下の
式とするようにして構成されている。次の制御パルス間
隔=現在の制御パルス間隔×実滴下値/設定滴下値
【0005】
【作用】請求項1記載の輸液ポンプ駆動モータ制御方法
においては、複数回の現在の滴下を滴下検出部で測定
し、これを平均して実滴下値を算出し、この算出した実
滴下値を設定滴下値で割り、割った値に現在の制御パル
ス間隔を掛けて、次の制御パルス間隔としている。従っ
て、前記輸液ポンプの駆動モータは、制御パルスの間隔
(インターバル)に対応してその速度も比例的に変わる
ので、一回の設定で直ちに設定滴下値に近い輸液を送る
ように、モータが回転する。このような動作を常時行う
ことによって、常に設定滴下値の滴下を行うことにな
る。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係る輸液ポンプ
駆動モータ制御方法を適用した点滴装置の全体ブロック
図、図2は前記制御方法の概略フロー図である。まず、
点滴装置10の概略説明を行うと、該点滴装置10は、
上部の輸液パック11に接続される点滴筒12と、該点
滴筒12の点滴をカウントする滴下検出部13と、該滴
下検出部13の下部に設けられた輸液ポンプ14と、該
輸液ポンプ14を減速機15を介して駆動するモータ1
6と、前記点滴筒12の下部に設けられたクランプバル
ブ17及び気泡及び空液検出部18と、これらを制御す
る制御部19とを有して構成されている。以下、これら
について詳しく説明する。
【0007】前記滴下検出部13は発光ダイオードから
なる投光部20と、ホトトランジスタからなる受光部2
1とを有し、滴下時の光の変化を電気信号に変えて内部
にコンパレータを有するアンプ回路22によって増幅及
び波形成形し、滴下時間を測り、滴下値を計測できるよ
うになっている。前記クランプバルブ17は、該装置を
覆う図示しない正面カバーが開いた場合には輸液チュー
ブ23を押圧して閉塞するようになっている。また、前
記気泡及び空液検出部18は、発信部と受信部とを有
し、輸液チューブ23内の液体が空になったこと、及び
内部に空気があることを検出して、所定の警報24を発
するようになっている。
【0008】前記輸液ポンプ14は、円弧状のチューブ
ホルダ25と、周囲に複数の横棒が設けられたロータ2
6とを有し、モータ16を回転させることによって、前
記ロータ26を回転駆動し、前記輸液チューブ23内の
点滴液を徐々に下方に押し出すようにしている。なお、
前記モータ16はブラシレスの直流モータからなって、
所定大きさ及び所定幅のパルス電流を流し、その速度は
該パルス間隔を変えることによって制御するようにして
いる。
【0009】前記制御部19には、該点滴装置10の全
体を制御するマイコンコントローラ回路27が設けられ
ているが、該マイコンコントローラ回路27のROM内
に記載されている前記輸液ポンプ14を駆動するモータ
制御方法について、図2を参照しながら説明する。
【0010】まず、点滴装置10を駆動すると、予め選
定されたTの間隔(以下、制御インターバルという)
で所定パルスをモータ16に流し、輸液ポンプ14を駆
動する(ステップ100)。次に、4滴(その他の滴数
でも可)の滴下時間を計測し(ステップ101)、実滴
下値である1秒当たりの滴数を演算し(ステップ10
2)、この実滴下値を設定滴下値で割った値(K)を算
出する(ステップ103)。次に、制御インターバルT
に前記K値を掛けて、パルスの次の制御インターバル
(T)を演算し(ステップ104)、前記モータ16
を駆動する(ステップ105)。これによって、一回の
処理で、設定滴下値に近い滴下値を得ることができる。
以上の制御はパルスのインターバルタイムと、滴下値が
比例する場合は、一回の動作で設定滴下値に変えること
ができるが、仮にパルスのインターバルタイムと滴下値
が比例しない場合であっても、2〜3回の動作で、略正
確な設定滴下値に滴下値を変えることができる。
【0011】また、図1に示すように前記制御部19に
は電源部28、表示部29及びキー操作部30を備え、
滴下量(ml/hr)を表示すると共に、手動によって
前記設定滴下値を入力できるようになっている。
【0012】
【発明の効果】請求項1記載の輸液ポンプ駆動モータ制
御方法は、以上の説明からも明らかなように、前記輸液
ポンプをパルス駆動によって行い、次の制御パルス間隔
を(現在の制御パルス間隔×実滴下値/設定滴下値)に
よって算出される値としているので、一回の動作で略設
定滴下値に滴下値を設定することができ、これによって
極めて短時間のうちに設定滴下値にするできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した点滴装置の概略ブ
ロック図である。
【図2】同フロー図である。
【符号の説明】
10 点滴装置 11 輸液パック 12 点滴筒 13 滴下検出部 14 輸液ポンプ 15 減速機 16 モータ 17 クランプバルブ 18 気泡及び空液検出部 19 制御部 20 投光部 21 受光部 22 アンプ回路 23 輸液チューブ 24 警報 25 チューブホルダ 26 ロータ 27 マイコンコントローラ回路 28 電源部 29 表示部 30 キー操作部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点滴筒内の液滴下を検出する滴下検出部
    と、前記点滴筒内の液滴下を制御する輸液ポンプとを有
    する点滴装置の輸液ポンプ駆動モータ制御方法であっ
    て、 前記輸液ポンプのモータをパルス駆動によって行い、次
    の制御パルス間隔を以下の式とすることを特徴とする輸
    液ポンプ駆動モータ制御方法。次の制御パルス間隔=現
    在の制御パルス間隔×実滴下値/設定滴下値
JP4122686A 1992-04-15 1992-04-15 輸液ポンプ駆動モータ制御方法 Expired - Lifetime JPH07114810B2 (ja)

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JPH05293170A JPH05293170A (ja) 1993-11-09
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US6299600B1 (en) 1998-07-02 2001-10-09 Jms Co., Ltd. Liquid pump

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