JPH07114723B2 - ターバン・髪巻付け兼用バンドの製造法 - Google Patents

ターバン・髪巻付け兼用バンドの製造法

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JPH07114723B2
JPH07114723B2 JP2121735A JP12173590A JPH07114723B2 JP H07114723 B2 JPH07114723 B2 JP H07114723B2 JP 2121735 A JP2121735 A JP 2121735A JP 12173590 A JP12173590 A JP 12173590A JP H07114723 B2 JPH07114723 B2 JP H07114723B2
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JP
Japan
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band
sewn
turban
sewn portion
sewing
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JP2121735A
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武次 中谷
嘉男 木村
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株式会社ラッキーコーポレーション
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ターバンとしても、また長髪の髪巻付け用と
しても兼用できるバンドの製造法に関する。
(従来の技術) 洗顔時、スポーツ時などに、またファッション用として
無端バンド状のターバンが用いられている。一方、女性
の長髪化が流行し、第13図に示すような位置でゴムバン
ド等により髪を巻付けることも行なわれている。
前記ターバンの従来例として、例えば第10図や第11図に
示すものが一般である。第10図に示す従来例は、第2図
に示すような径小丸筒状の伸縮自在の編組体1を第3図
のように扁平化して所要長さと幅を有する帯状素材2の
両端を捻り合せ、その合せ部分を縫着することにより花
・蝶形状等の装飾部aを形成したもので、このターバン
を装飾部aが頭の後部に位置するようにして使用する。
第11図に示す従来例は、第12図(A)に示すような径大
丸筒状の伸縮自在の編組体をターバン所要幅の2倍の大
きさとした帯状素材bを同図(B)に示すように幅方向
で裏面が表側になるよう二つ折りしてその重ね合せ端縁
を縁カガリ縫し、縫着部cを形成して無端状バンド体d
を得、次いで同図(C)に示すように前記縫着部cをバ
ンド体dの幅方向中心に位置させ、しかる後、表面が表
側になるように裏返すことにより得られる。
(発明が解決しようとする課題) 第10図、第11図に示す従来例のターバンは、ターバンと
して使用する場合は問題ないが、これを第13図に示すよ
うに髪巻付け用として使用する場合、ターバン径が大き
いため髪を数回にわたり捲回して巻付けることになる。
この際、第10図の装飾部aが嵩高であるので、該部分で
髪にフィットせず、しかもこれが外表面に露出すると体
裁が悪い。一方、第11図のものではバンド体の裏面中央
に周方向に設けられた縫着部cは外表面に多く露出して
きて体裁が悪い。
そこで、前記の問題点を解決するため、装飾部をなく
し、かつ長い縫着部を設けない構造として、第1図に示
すように径小丸筒状の編組体を扁平化した帯状素材の両
端を縫着して無端バンド体を製造する方法が考えられ
る。
しかしながら、この方法では両端の縫着時に第4図に示
すように縫着時に縫着部の上下両端に生地の位置ずれに
より三角形の突出部分が不可避的に生じて大変体裁の悪
い仕上りとなってしまう。この現象は生地が伸縮自在の
編組体であるのが大きな原因である。
本発明は上記の問題点である三角形突出部分を好適に処
理して体裁の良いターバン・髪巻付け兼用バンドの製造
法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の目的を達成するための手段として、径小
丸筒状の伸縮自在の編組体を扁平化して所要長さと幅を
有する帯状素材を形成し、この帯状素材を長さ方向で裏
面が表側になるよう二つ折りしてその両端を重合し、こ
の重合部分の端縁を縁カガリ縫して縫着部を形成するこ
とにより無端状バンド体を得、次に前記バンド体の重合
部分を展開して縫着部の上下端にあって前記縫着時に生
じた略三角形の生地ずれ突出部分を、裏面に折返し、こ
の折返し部分を縫着部上に縫着若しくは接着手段で固定
し、しかる後、表面が表側になるよう裏返すことによ
り、前記縫着部の略上下端が無端状バンド体の上下端縁
と略面一に整形されたバンドを得るようにしたものであ
る。
(実施例) 以下、本発明の製造法を図面により詳述する。
第1図は本発明の製造法によって得られたターバン・髪
巻付け兼用バンドの斜視図であり、後述する縫着部が該
バンドの裏面側に見えている。
第2図は本発明で使用する径小丸筒状の編組体1で、靴
下製造丸編機等の機械を使用して編組される。この編組
体1は伸縮自在であり、且つ長尺体として形成されるの
で、目的とするバンドの円周長と同長に切断される。こ
の編組体1は第3図に示すように扁平化され、必要に応
じて熱プレスを施す等して所要長さと幅を有する帯状素
材2を形成する。次にこの帯状素材2を長さ方向で裏面
が表側になるよう二つ折りしてその両端を重合し、この
重合部分の端縁を縁カガリ縫して第4図のように縫着部
3を形成することによりバンド体4が得られる。このさ
い前記縁カガリ縫は、オーバロックミシンにより1本針
2本糸6aのもとに縫着したものであるが、勿論本発明は
これに限定されるものでない。ところが前記縫着部3の
形成に当り、帯状素材2の生地は伸縮自在の編組体であ
るため縫い初めと縫い終り、特に縫い終りにおいて生地
が図示のように突出状にずれる。従って第6図に示すよ
うにバンド体4の重合部分を展開すると、縫着部3の上
下端にあって略三角形の生地ずれ突出部分5,5が該バン
ド体4の上端縁4a、下端縁4bから突出状に形成される。
そこで本発明では、次に前記突出部分5,5を該バンド体
4の上・下端縁4a,4bを折返し線として裏面(第6図、
第7図の紙面側)側に折返し、この折返し部分を縫い初
めと縫い終りの糸尻り6b,6bで縫着部3上に手縫い等で
縫着する。その状態は第8図の通りである。なお前記の
手縫いに替えて突出部分5,5を接着剤で固定しても良
い。しかる後、表面が表側になるよう裏返すことによ
り、前記縫着部3の略上下端が無端状バンド体4の上下
端縁4a,4bと略面一に整形されたバンド7を得るのであ
り、この状態は第9図に示した通りである。
(発明の効果) 本発明は径小丸筒状の編組体を扁平化した帯状素材の両
端を縫着して無端バンド体を形成するさい、縫着部の上
下端にあって前記縫着時に生ずる略三角形の生地ずれ突
出部分を裏面側に折り返し、この折返し部分を縫着部上
に縫着若しくは接着手段で固定したことにより、前記縫
着部の略上下端が無端状バンド体の上下端縁と略面一に
整形されたバンドを得ることができるので外観の体裁が
極めて良好であり、併せて縫着部から縫糸のほつれが生
じることがない。しかも本発明により得られたバンドは
これを髪巻付け用に用いても、縫着部は幅方向の1本の
線として表出されるだけであるから、従来の第10図や第
11図に示したバンドに比し、巻付け状態において外部に
縫着部が現れることがなく体裁が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で製造されたターバン・髪巻付け兼用バ
ンドの斜視図、第2図はバンド素材である編組体の斜視
図、第3図は編組体を扁平化した帯状素材の斜視図、第
4図は二つ折り無端状バンドの正面図、第5図は同上面
図、第6図は無端状バンドの縫着部附近を示した正面
図、第7図は第6図の要部拡大図、第8図は生地ずれ突
出部分の固定部分拡大図、第9図は第8図の表側正面
図、第10図、第11図は従来のターバン斜視図、第12図は
第11図のターバンの製造工程を示す説明図、第13図はタ
ーバンを髪巻付け用に使用する説明図である。 1……径小丸筒状の編組体、2……帯状素材、3……縫
着部、4……無端状バンド体、5……生地ずれ突出部
分、6a……縫糸、6b……捨て糸、7……バンド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】径小丸筒状の伸縮自在の編組体を扁平化し
    て所要長さと幅を有する帯状素材を形成し、この帯状素
    材を長さ方向で裏面が表側になるよう二つ折りしてその
    両端を重合し、この重合部分の端縁を縁カガリ縫して縫
    着部を形成することにより無端状バンド体を得、次に前
    記バンド体の重合部分を展開して縫着部の上下端にあっ
    て前記縫着時に生じた略三角形の生地ずれ突出部分を、
    裏面に折返し、この折返し部分を縫着部上に縫着若しく
    は接着手段で固定し、しかる後、表面が表側になるよう
    裏返すことにより、前記縫着部の略上下端が無端状バン
    ド体の上下端縁と略面一に整形されたバンドを得ること
    を特徴とするターバン・髪巻付け兼用バンドの製造法。
JP2121735A 1990-05-11 1990-05-11 ターバン・髪巻付け兼用バンドの製造法 Expired - Lifetime JPH07114723B2 (ja)

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