JPH07114664A - 偽札使用監視方法およびその装置 - Google Patents

偽札使用監視方法およびその装置

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JPH07114664A
JPH07114664A JP5260643A JP26064393A JPH07114664A JP H07114664 A JPH07114664 A JP H07114664A JP 5260643 A JP5260643 A JP 5260643A JP 26064393 A JP26064393 A JP 26064393A JP H07114664 A JPH07114664 A JP H07114664A
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cash
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JP5260643A
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Kunihiro Nomura
訓弘 野村
Ken Ito
謙 伊藤
Tetsuo Fukuda
哲郎 福田
Shigeharu Matsuda
茂晴 松田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偽札の使用を監視してその使用を防止するこ
とをのできる環境を作ること。 【構成】 ATMや両替機に紙幣が入金されると、一枚
ずつ鑑別し、そのデータを一時保存しておく。リジェク
ト枚数が所定の枚数以上になると、装置に備付けのライ
トを点灯し、一時保存しておいた上記鑑別データを時刻
とともに記憶し、他のコンピュータにも報告する。ま
た、カメラで端末の近辺を撮影する。鑑別できた紙幣の
分だけ入金、両替等の所定の手続きを行い、一時保存し
た鑑別データをクリアし、取引を終了する。リジェクト
枚数が所定の枚数未満ならば、鑑別後、ただちに入金、
両替等の所定の手続きを行って、一時保存した鑑別デー
タをクリアし、取引を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】銀行営業店等に設置してあるAT
M(Automatic Teller's Machine)、両替機等、 ユー
ザーにより現金が入力され、それを鑑別しユーザーに所
定の処置を要求して処理を進める装置に適用可能であ
る。
【0002】
【従来の技術】ATM、両替機等で鑑別ができない(以
後リジェクトという)場合、その現金を顧客に返却して
いただけで、偽札と疑わしい場合の対策を立てていなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】リジェクト紙幣が多数
発生した場合、顧客に返却するだけでなく、それは偽札
である可能性があると疑い、装置の管理者に通達した
り、鑑別に用いたデータを保存する。また、付近にカメ
ラが設置してある場合は、通常よりも短い時間間隔で静
止画を撮影したり、動画で撮影を行ったりする。
【0004】上記鑑別で用いたデータを、装置ID、発
生時刻とともにホストコンピュータに報告する。
【0005】このようにして、ユーザーが不正な使用を
躊躇する環境を整え、その結果不正な使用が減少する状
況を作ることは有用と思われる。
【0006】
【課題を解決するための手段】紙幣の入金を受け付ける
装置には、紙幣を鑑別する手段、鑑別データを取引終了
まで一時記憶する手段、鑑別できた枚数とリジェクトし
た枚数をカウントする手段、入金された紙幣を利用者が
入金額を確認するまで一時保管する手段、利用者の確認
後、金種別に保管する手段、リジェクトした紙幣を取引
が終了するまで一時保管する手段、リジェクトした紙幣
が所定の枚数以上かを判断する手段かまたは所定の比率
以上かを判断する手段、偽札の疑いがある場合には、ラ
イトを点灯する手段、鑑別に用いたデータ、装置のID
番号、リジェクトの発生時刻を装置内に記録する手段、
他のコンピュータに通信する手段、を設ける。
【0007】また、営業店の中には、該装置の近辺に設
置してあるカメラを稼働させる手段、撮影した画像を記
憶する手段、静止画を撮影した時刻を記憶する手段、動
画の撮影を開始した時刻、終了した時刻とそれに対応し
たフレーム番号を記録する手段を設ける。
【0008】
【作用】銀行の営業店内に設置されているATM、両替
機等に、紙幣が入力されると、鑑別手段によって何円紙
幣かが鑑別される。鑑別できた紙幣は装置内部に取り込
み、鑑別した枚数をカウントし、鑑別不可能の場合は、
それをリジェクトして、リジェクトした枚数をカウント
する。所定の枚数以上リジェクトしたかを判断するか、
リジェクトした比率が所定の比率以上かを判断する。リ
ジェクトした紙幣が所定の枚数または比率以上であれ
ば、偽札が入金された疑いがあると考え、装置に接続し
たライトを点灯し、鑑別に用いたデータ、装置のID番
号、リジェクトの発生時刻を装置内に記録するととも
に、ホストコンピュータまたは、営業店内のコンピュー
タに通信する。銀行員または警備員は「偽札が入金され
た疑いがある」という報告を知る。
【0009】営業店の中には、静止画を撮影するカメ
ラ、動画を撮影するビデオカメラ、及び動画を記録する
ビデオディスクを設置し、偽札が入金された疑いがある
ときには、通常よりも短い時間間隔で静止画を撮影し、
撮影した時刻をテーブルに記憶しておく。また、動画を
記録するためにビデオカメラを動作させ、撮影を開始し
た時刻、終了した時刻とそれに対応するフレーム番号を
テーブルに記録する。これらのテーブルを参照して、偽
札が入金された疑いのある場面の画像と、リジェクトし
た紙幣の鑑別データを関連づける。
【0010】
【実施例】第1の実施例を図1を用いて説明する。図1
はATMで紙幣を鑑別する際の処理フローである。以
下、各ステップを説明する。
【0011】ステップ101:ATM利用者が入金取引
を選択し、紙幣をATM内部に入力する。
【0012】ステップ102:ATMが1枚ずつ、紙幣
を分離し、各種センサが紙幣を走査し、センサ出力を得
る(以下、これを鑑別データという)。この鑑別データ
に基づいて金種、真偽を鑑別する。この時、一枚ずつ鑑
別データを、ATM内部のメモリに一時記憶しておく。
【0013】ステップ103:鑑別できた枚数(an)
とリジェクトした(鑑別できなかった)枚数(rn)を
カウントする。
【0014】ステップ104:rnがある閾値th以上
であるか否かチェックする。th以上であればステップ
105へ、th未満であればステップ108へ進む。
【0015】ステップ105:偽札が入金された疑いが
あるので、ライトを点灯し、係員に知らせる。
【0016】ステップ106:本取引で利用者が入金し
た紙幣の鑑別データ(ATMの各種センサ出力)と、取
引時刻をATM内部のハードディスクやフロッピーディ
スクに記憶しておく。
【0017】ステップ107:ステップ106で記憶す
るデータにATMの端末ID番号を付加し、ホストコン
ピュータや銀行営業店内のコントローラに伝送する。
【0018】ステップ108:所定の入金手続きを行
う。
【0019】ステップ109:ステップ102で一時記
憶した鑑別データをクリアする。
【0020】本処理フローでは、入金処理の例を述べた
が、現金を入力する両替、振込み等の手続きにも適用可
能であることは言うまでもない。また、紙幣の鑑別とだ
け述べたが、硬貨の鑑別にも適用可能であることは言う
までもない。
【0021】rnとthを比較する代わりに、rn/入
金枚数がある閾値以上であるか否かをチェックして、偽
札の疑いがあるかどうかを判断しても良い。
【0022】時刻は、ATMが接続されているホストコ
ンピュータやコントローラに問い合わせて調べれば良
い。
【0023】図2はATMのブロック構成図である。A
TM201を構成する各ブロックを説明する。入出金部
10は、現金の入金の受付窓口や出金の払出口となる。
鑑別部20は、入金された紙幣を各種センサで調査し、
そのデータ(鑑別データ)から金種、真偽を判定する。
そのデータを1つの取引が終了するまで、一時記憶部3
0に記憶しておく。一時記憶部30には、ICメモリ等
アクセス速度の速いメモリを用いれば良い。カウント部
40は、鑑別できた枚数とリジェクトした(鑑別できな
かった)枚数をそれぞれカウントする。一時保管部50
は、鑑別した紙幣を金種別に分けて、一時保管する。リ
ジェクト紙幣一時保管部52(以後、リジェクトBOX
という)は鑑別できなかった紙幣を一時保管しておく。
鑑別終了後、リジェクトBOX52にある紙幣を入出金
部10に返却し、入金額を利用者に確認してもらってか
ら一時保管部50にある紙幣を保管部55に移動する。
制御部60は、カウント部40の結果を参照し、リジェ
クトした枚数がある一定量以上であったり、入力された
枚数に対するリジェクトした枚数の比率がある一定量以
上であれば、各種センサで紙幣を調査して得た鑑別デー
タを記憶部70へ記憶する指示を出したり、ライト80
の点灯の指示を出す。また、鑑別データを他のコンピュ
ータへ報告する時には、制御部60は、鑑別データとA
TMのID番号を付加して伝送するように、通信部90
に対して指示を出す。記憶部70に時刻も一緒に記憶し
たい場合や、他のコンピュータに時刻も一緒に報告した
い場合は、通信部90から他のコンピュータにアクセス
し、時刻を調べてから記憶、伝送すれば良い。
【0024】記憶部70または他のコンピュータに報告
する鑑別データのフォーマットの例を表1を用いて説明
する。
【0025】
【表1】
【0026】端末IDとは、例えばある金融機関で一意
に決められた端末のID番号である。01は支店名を表
し、00385はその支店内の端末の番号を意味する。
時刻は取引のあった時刻(開始時刻でも終了時刻でも良
い)、入金口座は顧客が振込んだり、入金しようとした
口座の番号である。両替等の取引で、入金しようとした
口座がなかったり、不明の場合は、第1行目の例のよう
に、ff−fff−ffffffと記憶する。入金口座
番号が分かった場合は、金融機関名、支店名を表すコー
ド及び口座番号を記憶する。利用者口座番号は、顧客が
キャッシュカードを利用したならば、その番号を記憶す
る。第2行目は、入金の例である。利用者はキャッシュ
カードを用いて、自分の口座(07−333−1234
56)へ入金した場合、入金口座と利用者口座番号が一
致する。第3行目は、振込みの例である。入金口座の0
3が金融機関名を表すコード、215が支店名を表すコ
ード、317575が口座番号を表す。振込み処理のよ
うに、利用者が電話番号や氏名を入力した場合は、それ
をここに(第3行目)示したように記憶する。その他の
取引で不明の場合は、例えばオールfを記憶しておく。
鑑別データfile1というのは、鑑別データが格納し
てあるファイル名である。表2に鑑別データのファイル
であるfile1を、表3にfile2を示す。
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】file1には紙幣2枚分、file2に
は紙幣1枚分のデータを格納してある例である。1件の
取引につき、データ長+枚数+鑑別データを1つのファ
イルにして、記憶する。’データ長’には、鑑別データ
が何バイトあるか、という長さを格納し、’枚数’には
何枚の紙幣データを格納してあるか、を表すように紙幣
の枚数を格納する。また、1枚のデータ長が固定であれ
ば、どちらかを省略しても良い。鑑別データの中身は、
各種センサ出力を順次格納する。例えば、S1、S2、
S3という3つのセンサがあれば、S1の出力値、S2
の出力値、S3の出力値、の順に格納する。表中S1、
S2、S3までが、紙幣1枚分のデータである。センサ
の特性から大きさが最大の紙幣で出力値は何バイトある
か、事前に分かっているので、その大きさ(例えばaバ
イトとする)の領域を確保しておき、センサ出力が(a
−2)バイトならば、残り2バイトには、実際の出力に
はありえない数字を格納すれば良い。
【0030】ここには、リジェクトした紙幣だけを格納
しても良いし、取引に使われた(入金された全紙幣)の
データを格納しても良い。後者の場合は、1枚毎に、何
円と鑑別できたか、それともリジェクトしたかを示すフ
ラグを設ける。
【0031】また、記憶するのは、センサ出力だけでな
く、紙幣が入金された時の状態を表す指標となるデータ
(搬送路から何ミリずれていたか、角度は何度ずれてい
たか等)を紙幣毎に記憶しても良い。
【0032】本実施例によれば、リジェクト紙幣が多い
時は、装置にライトが点灯したり、他のコンピュータに
報告するので、係員が容易に気がつくので、偽札の使用
が困難になる、という効果がある。また、リジェクト紙
幣の鑑別に用いたデータを記憶しておくので、どのよう
な紙幣が入力されたのかが分かり、偽札の対策が立てや
すくなる、という効果がある。
【0033】第2の実施例では、一時記憶部30を持た
ないATMでの処理方法を述べる。一時記憶部30がな
いと、一度リジェクトした紙幣の鑑別データは消失す
る。何枚かリジェクトが発生した後で、鑑別データの記
憶を開始する。この処理を図3に示す。以下、図1で説
明しなかったステップを説明する。
【0034】ステップ301:鑑別データを記憶するモ
ードか記憶しないモードを表す変数をRFLGとし、R
FLG=0と初期化する(記憶しないモード)。
【0035】ステップ302:ATMが1枚ずつ、紙幣
を分離し、各種センサが紙幣を走査し、センサ出力を得
る。この鑑別データに基づいて金種、真偽を鑑別する。
【0036】ステップ303:リジェクトが多数発生し
たので、RFLG=1(記憶するモード)とする。
【0037】ステップ304:鑑別データを記憶するモ
ードか否かをチェックする。RFLG=1(記憶するモ
ード)ならばステップ305へ、そうでなければ(記憶
しないモード)ステップ306へ進む。
【0038】ステップ305:鑑別データをATM内部
の記憶部70に記憶する。
【0039】ステップ306:まだ紙幣があるか否かを
チェックする。まだ紙幣があれば、ステップ302へ進
み、もう紙幣がなければ、ステップ307へ進む。
【0040】ステップ307:鑑別データを記憶するモ
ードか否かをチェックする。RFLG=1(記憶するモ
ード)ならばステップ308へ、そうでなければ(記憶
しないモード)ステップ108へ進む。
【0041】ステップ308:時刻を記憶する。
【0042】本実施例によれば、一時記憶部を持つ必要
がないので、偽札の疑いのある紙幣のデータの入手を、
安価に実現できる、という効果がある。
【0043】第3の実施例では、一時記憶部30を持た
ないATMで、1度リジェクトした紙幣の鑑別データを
得る方法を述べる。リジェクトした紙幣を、リジェクト
BOX52に一時保存し、全部の紙幣を鑑別した後で、
リジェクト枚数(または比率)がある一定量以上なら
ば、リジェクトBOX52に蓄えた紙幣をもう一度鑑別
し、鑑別データを得る、という方法である。
【0044】なお、リジェクト紙幣をもう一度鑑別する
装置の説明は、特公平1−55512に詳しく述べられ
ているので、ここでは詳細な説明は省く。
【0045】図4に、本実施例の処理フローを示す。図
1、図3で説明したステップの説明はここでは省略す
る。
【0046】ステップ401:リジェクトした枚数を表
す変数rnを初期化する。
【0047】ステップ402:鑑別の結果、リジェクト
したなら、ステップ403へ、鑑別できたならば、ステ
ップ405へ進む。
【0048】ステップ403:rnを1インクリメント
する。
【0049】ステップ404:その紙幣をリジェクトB
OX52に一時保存する。
【0050】ステップ405:金種別に一時保管部50
に一時保存する。
【0051】ステップ406:リジェクトした紙幣の鑑
別データを得るため、リジェクトBOX52に一時保存
してある紙幣を、もう一度鑑別する。
【0052】ステップ406でリジェクト紙幣をもう一
度鑑別した場合、今度はリジェクトではなく、鑑別でき
るかもしれない。その時は、ステップ405の処理を行
い、入金された金額を更新する。
【0053】第1から第3の実施例では省略したが、ス
テップ108の前に、利用者に入金金額を表示し、利用
者に確認を得てから、入金手続きに入ることは、言うま
でもない。
【0054】本実施例によれば、一時記憶部を持つ必要
がなく、リジェクトBOXに一時保存した紙幣をもう一
度鑑別できるので、偽札の疑いのあるすべての紙幣のデ
ータを、安価に実現できる、という効果がある。
【0055】第4の実施例では、偽札が使用された疑い
がある場合、カメラで装置の近辺や営業店内を録画する
例を述べる。偽札が使用された疑いがあるか否かの基準
は、図1で説明した通りとする。
【0056】図5は、本実施例に必要な営業店内の主要
な装置である。ATM201の近くにカメラ31、AT
M202の近くにカメラ32、両替機501の近くにカ
メラ33を設置する。カメラ31、カメラ32、カメラ
33は静止画を撮影するカメラである。店内を動画で撮
影するため、ビデオカメラ41、42を設置し、動画を
記録するため、それぞれVTR51、ビデオディスク5
2と接続する。これらカメラとATM201、ATM2
02、両替機501は通信路35を介して、コントロー
ラ30と接続する。コントローラ30は店外にあるホス
トコンピュータと接続する。通信路35と直接接続でき
ないカメラやVTR、ビデオディスクがあれば、通信路
35と接続用コンピュータを接続し、接続用コンピュー
タからRS232C等の通信手段で、上記の機器を制御
すればよい。
【0057】ATM201で偽札が使用された疑いがあ
る場合、コントローラ30は、カメラ31に撮影の指示
を出す。ATM202の場合はカメラ32に、両替機5
01の場合はカメラ33に同様の指示を出す。カメラ3
1、カメラ32、カメラ33が通常a秒間隔で撮影して
いるとすれば、偽札が使用された疑いがある場合は、a
秒よりも短い時間間隔で撮影するようにしてもよい。コ
ントローラ30には、どのカメラの何枚目が何月何日の
何時何分何秒に撮影したかが分かるように、表4のよう
な撮影記録テーブルを記憶しておく。
【0058】
【表4】
【0059】表中にフラグとあるのは、リジェクトが発
生したので撮影をしたか、またはリジェクトとは関係の
ない通常時の撮影かの区別をする。カメラが1枚撮影す
る毎に、表4を更新する。また、表4はホストコンピュ
ータに記憶させても良い。
【0060】ビデオカメラ41とビデオカメラ42は、
店内を動画で撮影する。監視者が別室でモニタテレビを
見て、録画したい時にコントローラ30に録画開始の指
示を出す。または、店内のATM201、ATM20
2、両替機501のいずれかで、偽札が使用された疑い
がある場合、コントローラ30は、所定のカメラ(3
1、32、33のいずれか)に撮影の指示を出すのと同
様、ビデオカメラ41及びビデオカメラ42の両方に、
店内を撮影するように指示を出し、VTR51とビデオ
ディスク52に録画の指示を出す。
【0061】コントローラ30には、表4に示したよう
に、どのカメラがどの時刻に何枚目を撮影したかを記憶
させてある。一方、表1から表3には、リジェクトが多
数発生した時の時刻、端末ID、及びその鑑別データを
記憶してある。従って、カメラで撮影した画像と、その
時刻、端末ID、及びその時に使用された紙幣の鑑別デ
ータを関連づけることが可能となる。
【0062】具体的に説明する。今、問題となっている
画像があるとする。それが、どのカメラの何枚目に撮影
されたかが分かれば、表4からそれを撮影した時刻を検
索する。その時刻と、カメラが撮影を担当となっている
端末のIDから表1を検索し、鑑別データファイル名か
ら、そのときの利用者が入力した紙幣の鑑別データを知
ることができる。これで、特定の画像に写った利用者が
入金した紙幣の鑑別データを、容易に得ることができ
る。
【0063】ビデオディスク52に動画を録画した時
は、表5に示したテーブルをコントローラ30に記録し
ておく。
【0064】
【表5】
【0065】STは撮影開始時刻、ENは撮影終了時
刻、SFNは撮影開始フレーム番号、EFNは撮影終了
フレーム番号を示す。ここでは、動画をNTSC信号と
考え、1フレーム1/30秒として計算している。表5
により、再生中の映像とそれが撮影された時刻を知るこ
とができる。動画を再生中に、特定の画面に着目し、
「この時、このATMに入力された紙幣の鑑別データを
調べたい」、というニーズがあれば、その時刻とATM
の端末IDに基づいて表1を検索する。表1から利用者
の情報を得たり、鑑別データファイル名から、その利用
者が入力した紙幣の鑑別データを調べることが可能とな
る。
【0066】逆に、偽札が発見された時、その紙幣が入
力された時にリジェクト紙幣が多数発生していれば、そ
の時の画像(静止画、動画)を撮影しているので、その
紙幣が入力されたときの状況の画像が残っている。コン
トローラ30にリジェクトによる撮影は何枚目から何枚
目まで、という情報、及び一枚ずつの撮影時刻の記録が
残っているので(表4)、それらの静止画のみを調べれ
ば良い。また、発見された偽札が、どの装置に入力され
たのかが分かれば、その端末の撮影を担当しているカメ
ラが撮影した写真のみを検索すれば良い。動画の検索は
次のようにする。表1からリジェクト紙幣が多数発生し
た時刻を調べ、表5からビデオディスクに録画された時
刻から、そのフレーム番号を知ることができ、偽札が入
力された時の、映像の再生が可能となる。以上のよう
に、偽札が投入された時、リジェクト紙幣が多数発生し
ていれば、その時の状況を撮影した動画を撮影してお
り、容易にその検索が可能となる。
【0067】本実施例によれば、リジェクトが多数発生
した時の状況を静止画、動画で容易に再現できる、とい
う効果がある。
【0068】
【発明の効果】リジェクト紙幣が多数発生した時は、銀
行員や他のコンピュータに知らせるので、偽札の使用を
困難にする。また、リジェクト紙幣が多数発生した時
の、鑑別に用いたデータや店内の画像を記録しておくの
で、偽札が使用されたあとの対策や捜査が行いやすくな
る、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙幣を鑑別する際の処理フロー。
【図2】ATMのブロック図。
【図3】一時記憶部を持たないATMの処理フロー。
【図4】一度リジェクトした紙幣をもう一度鑑別する処
理フロー。
【図5】銀行営業店内の主要機器の構成図。
【符号の説明】
10:紙幣の入出金を受け付ける入出金部、20:紙幣
を鑑別する鑑別部、30:鑑別データを取引終了まで記
憶する一時記憶部、40:リジェクトした紙幣の枚数を
計算するカウント部、50:利用者が入金額を確認する
まで紙幣を格納しておく一時保管部、52:リジェクト
した紙幣を一時保管し、全枚数の鑑別が終了したらもう
一度鑑別したり、利用者に返却したりするためのリジェ
クト紙幣一時保管部、55:鑑別、及び利用者による入
金額の確認が済んだ後、金種別に保管する保管部、6
0:各ブロックを制御する制御部、70:偽札の疑いの
ある紙幣の鑑別データを記憶する記憶部、80:偽札の
疑いのある紙幣が入金されれば、点灯するライト、9
0:ATMを他のコンピュータと接続する通信部、3
0:営業店内の各種機器を制御するコントローラ、3
1、32、33:静止画を撮影するカメラ、41、4
2:動画を撮影するビデオカメラ、51:ビデオカメラ
41で撮影した動画を録画するVTR、52:ビデオカ
メラ42で撮影した動画を録画するビデオディスク、2
01、202:ATM、501:両替機である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08B 5/00 Z 4234−5G (72)発明者 松田 茂晴 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地の12 株式会社日立製作所情報システム事業部内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザーにより現金が入力され、それを鑑
    別しユーザーに所定の処置を要求して処理を進める装置
    において、入力された現金の鑑別不能の枚数または比率
    が所定の値以上であれば、該装置に備える表示装置によ
    る所定の表示をさせることを特徴とする偽札使用監視方
    法。
  2. 【請求項2】ユーザーにより現金が入力され、それを鑑
    別しユーザーに所定の処置を要求して処理を進める装置
    において、入力された現金の鑑別不能の枚数または比率
    が所定の値以上であれば、その鑑別に用いたデータを記
    録することを特徴とする偽札使用監視方法。
  3. 【請求項3】鑑別不能の枚数または比率が所定の値以上
    であれば、その鑑別に用いたデータを該装置と接続され
    たコンピュータに報告することを特徴とする請求項2記
    載の偽札使用監視方法。
  4. 【請求項4】ユーザーにより現金が入力され、それを鑑
    別しユーザーに所定の処置を要求して処理を進める装置
    において、入力された現金の鑑別不能の枚数または比率
    が所定の値以上であれば、ユーザーを特定できるID番
    号、または入金先を特定するID番号の少なくとも一方
    と、該装置で鑑別に用いたデータを記録することを特徴
    とする偽札使用監視方法。
  5. 【請求項5】鑑別不能の枚数または比率が所定の値以上
    であれば、利用者を特定できるID番号、または入金先
    を特定するID番号の少なくとも一方と、該装置で鑑別
    に用いたデータを該装置と接続されたコンピュータに報
    告することを特徴とする請求項4記載の偽札使用監視方
    法。
  6. 【請求項6】ユーザーにより現金が入力され、それを鑑
    別しユーザーに所定の処置を要求して処理を進める装置
    において、入力された現金の鑑別不能の枚数または比率
    が所定の値以上であれば、その鑑別に用いたデータ、装
    置を特定するID番号、発生時刻を記録することを特徴
    とする偽札使用監視方法。
  7. 【請求項7】鑑別不能の枚数または比率が所定の値以上
    であれば、その鑑別に用いたデータ、装置を特定するI
    D番号、発生時刻を該装置と接続されたコンピュータに
    報告することを特徴とする請求項6記載の偽札使用監視
    方法。
  8. 【請求項8】ユーザーにより現金が入力され、それを鑑
    別しユーザーに所定の処置を要求して処理を進める装置
    と、この装置の近傍に設置され、この装置とその近辺を
    周期的に撮影する撮像機によりなるシステムにおいて、
    入力された現金の鑑別不能の枚数または比率が所定の値
    以上であれば、撮像機で撮影する時間間隔を、通常より
    も短くすることを特徴とする偽札使用監視システム。
  9. 【請求項9】入力された現金の鑑別不能の枚数または比
    率が所定の値以上であることが検知されたとき、撮像機
    によりこの装置とその近辺を撮像機で撮影することを特
    徴とする請求項8記載の偽札使用監視システム。
  10. 【請求項10】鑑別不能の枚数または比率が所定の値以
    上であるときは、各画像を撮影した時刻を記憶すること
    を特徴とする請求項8または9記載の偽札使用監視シス
    テム。
  11. 【請求項11】ユーザーにより現金が入力され、それを
    鑑別しユーザーに所定の処置を要求して処理を進める装
    置と、この装置の近傍に設置され、この装置とその近辺
    の動画を撮影する撮像機を設置してあるシステムにおい
    て、鑑別不能の枚数または比率が所定の値以上であれ
    ば、撮像機で撮影を開始することを特徴とする偽札使用
    監視システム。
  12. 【請求項12】動画を撮影する撮像機が複数個設置さ
    れ、鑑別不能の枚数または比率が所定の値以上であれ
    ば、すべての撮像機で撮影を開始することを特徴とする
    請求項11記載の偽札使用監視システム。
  13. 【請求項13】ユーザーにより現金が入力され、それを
    鑑別しユーザーに所定の処置を要求して処理を進める装
    置と、その近辺の動画を撮影する撮像機と、撮影後の映
    像はフレーム番号でランダムアクセスできる映像蓄積機
    を設置してあるシステムにおいて、鑑別不能の枚数また
    は比率が所定の値以上であれば、撮像機で撮影を行い、
    撮影を開始した時刻、終了した時刻、及びその時間に撮
    影したフレーム番号を記録することを特徴とする偽札使
    用監視システム。
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