JPH07114014B2 - 磁気記録体用結着剤 - Google Patents
磁気記録体用結着剤Info
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- JPH07114014B2 JPH07114014B2 JP32567789A JP32567789A JPH07114014B2 JP H07114014 B2 JPH07114014 B2 JP H07114014B2 JP 32567789 A JP32567789 A JP 32567789A JP 32567789 A JP32567789 A JP 32567789A JP H07114014 B2 JPH07114014 B2 JP H07114014B2
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は磁気記録体用結着剤に関する。
(従来の技術) 従来、磁気録画テープ、磁気デイスク等に用いられる磁
気記録体は、磁性粉末と結着剤を含む磁性塗料をポリエ
ステルフイルム等の基体上に塗布、配向、乾燥して製造
されており、優れた電気的特性や磁気ヘツドとの耐摺接
性等の耐久性が要求される。従つて、磁気記録体用結着
剤には、磁性塗料にした際の磁性粉末の分散性、磁性層
を形成した際の耐摩耗性、耐熱性等が要求され、一般に
塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系ポリマ
ー、このポリマーとイソシアネート化合物との混合物等
が使用されていた。
気記録体は、磁性粉末と結着剤を含む磁性塗料をポリエ
ステルフイルム等の基体上に塗布、配向、乾燥して製造
されており、優れた電気的特性や磁気ヘツドとの耐摺接
性等の耐久性が要求される。従つて、磁気記録体用結着
剤には、磁性塗料にした際の磁性粉末の分散性、磁性層
を形成した際の耐摩耗性、耐熱性等が要求され、一般に
塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系ポリマ
ー、このポリマーとイソシアネート化合物との混合物等
が使用されていた。
しかしながら、最近は磁気記録体の高密度化に伴つて磁
性粉が微粒子化されており、上記結着剤では分散性が不
足していた。
性粉が微粒子化されており、上記結着剤では分散性が不
足していた。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は上記欠点に鑑み、微粒子化された磁性粉
末を均一に分散することができ、電気特性や磁気ヘツド
との耐摺接性等の耐久性が優れた磁性層を形成しうる磁
気記録体用結着剤を提供することにある。
末を均一に分散することができ、電気特性や磁気ヘツド
との耐摺接性等の耐久性が優れた磁性層を形成しうる磁
気記録体用結着剤を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明で用いられる水酸基含有ビニル(b)は反応性二
重結合と水酸基を有するものであればよく、たとえば2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、次式で表さ
れるポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、 CH2=CR−COOCH2CH2OnH (式中nは2〜9の整数、Rは水素またはメチル基を示
す。)、次式で示されるポリプロピレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、 (式中nは2〜6の整数、Rは水素またはメチル基を示
す。)、2−ヒドロキシエチル−2−アクリロイルオキ
シフタレート等の(メタ)アクリル酸と多価アルコール
の反応物、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等の
(メタ)アクリル酸系アミドなどがあげられ、2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート及び2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレートが好適に用いられる。
重結合と水酸基を有するものであればよく、たとえば2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、次式で表さ
れるポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、 CH2=CR−COOCH2CH2OnH (式中nは2〜9の整数、Rは水素またはメチル基を示
す。)、次式で示されるポリプロピレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、 (式中nは2〜6の整数、Rは水素またはメチル基を示
す。)、2−ヒドロキシエチル−2−アクリロイルオキ
シフタレート等の(メタ)アクリル酸と多価アルコール
の反応物、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等の
(メタ)アクリル酸系アミドなどがあげられ、2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート及び2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレートが好適に用いられる。
本発明で用いられるN−置換マレイミドとは次式で示さ
れる化合物である。
れる化合物である。
式中Rは炭素数1〜20の脂肪族基、脂環族基及び芳香族
基が好ましく、たとえば、N−メチルマレイミド、N−
n−プロピルマレイミド、N−イソプロピルマレイミ
ド、N−n−ブチルマレイミド、N−tert−ブチルマレ
イド、N−n−ヘキシルマレイミド、N−シクロヘキシ
ルマレイミド、N−フエニルマレイミド、N−2−クロ
ロフエニルマレイミド、N−2−メチルフエニルマレイ
ミド、N−2−エチルフエニルマレイミド、N−2,6−
ジクロロフエニルマレイミド、N−2,6−ジメチルフエ
ニルマレイミド、N−ベンジルマレイミド、N−(2−
クロロベンジル)マレイミド、N−(2−メチルベンジ
ル)マレイミド、N−ナフチルマレイミドなどが挙げら
れ、N−シクロヘキシルマレイミド及びN−フエニルマ
レイミドが好適に用いられる。
基が好ましく、たとえば、N−メチルマレイミド、N−
n−プロピルマレイミド、N−イソプロピルマレイミ
ド、N−n−ブチルマレイミド、N−tert−ブチルマレ
イド、N−n−ヘキシルマレイミド、N−シクロヘキシ
ルマレイミド、N−フエニルマレイミド、N−2−クロ
ロフエニルマレイミド、N−2−メチルフエニルマレイ
ミド、N−2−エチルフエニルマレイミド、N−2,6−
ジクロロフエニルマレイミド、N−2,6−ジメチルフエ
ニルマレイミド、N−ベンジルマレイミド、N−(2−
クロロベンジル)マレイミド、N−(2−メチルベンジ
ル)マレイミド、N−ナフチルマレイミドなどが挙げら
れ、N−シクロヘキシルマレイミド及びN−フエニルマ
レイミドが好適に用いられる。
本発明の磁気記録体用結着剤は、塩化ビニル(a)と上
記水酸基含有ビニル(b)とN−置換マレイミド(c)
の共重合体であるが、塩化ビニル(a)の含有量は少く
なると有機溶剤に対する溶解性が低下し、共重合体が硬
くなり、可撓性が低下するので59〜98重量%であり、水
酸基含有ビニル(b)の含有量は少なくなると磁性粉末
の分散性が低下し、イソシアネート化合物を添加した際
にはウレタン結合が充分に形成されず塗膜強度が弱くな
つたりブロツキングしやすくなり、逆に多くなると有機
溶剤に対する溶解性が低下し、磁性層を形成した際の磁
性層の表面平滑性、耐湿性等が低下するので1〜30重量
%であり、好ましくは8〜20重量%である。
記水酸基含有ビニル(b)とN−置換マレイミド(c)
の共重合体であるが、塩化ビニル(a)の含有量は少く
なると有機溶剤に対する溶解性が低下し、共重合体が硬
くなり、可撓性が低下するので59〜98重量%であり、水
酸基含有ビニル(b)の含有量は少なくなると磁性粉末
の分散性が低下し、イソシアネート化合物を添加した際
にはウレタン結合が充分に形成されず塗膜強度が弱くな
つたりブロツキングしやすくなり、逆に多くなると有機
溶剤に対する溶解性が低下し、磁性層を形成した際の磁
性層の表面平滑性、耐湿性等が低下するので1〜30重量
%であり、好ましくは8〜20重量%である。
又、N−置換マレイミドは共重合体の溶液粘度を低下さ
せ、磁性粉末の分散性を向上させると共に、耐熱性、耐
摩耗性等を向上させるものであるが、少なすぎるとこの
効果がなく、多くなると共重合体がもろくなるので、共
重合体中に1〜40重量%含有され、好ましくは5〜30重
量%含有される。
せ、磁性粉末の分散性を向上させると共に、耐熱性、耐
摩耗性等を向上させるものであるが、少なすぎるとこの
効果がなく、多くなると共重合体がもろくなるので、共
重合体中に1〜40重量%含有され、好ましくは5〜30重
量%含有される。
上記共重合体の平均重合度は小さくなると磁性塗料とし
て塗布し、磁性層を形成した際磁性層の表面強度が小さ
くなり、逆に大きくなると溶液粘度が高くなり塗布しに
くくなるので150〜800が好ましい。
て塗布し、磁性層を形成した際磁性層の表面強度が小さ
くなり、逆に大きくなると溶液粘度が高くなり塗布しに
くくなるので150〜800が好ましい。
上記共重合体の製造方法は任意の方法が採用されてよ
く、たとえば、ラジカル重合開始剤を用い、塩化ビニル
の重合で通常行われている公知の懸濁重合法、乳化重合
法、溶液重合法、塊状重合法等があげられる。懸濁重合
法は、得られる樹脂に不純物が比較的含まれず、また製
造コストが比較的安価なことから、好適に採用される。
く、たとえば、ラジカル重合開始剤を用い、塩化ビニル
の重合で通常行われている公知の懸濁重合法、乳化重合
法、溶液重合法、塊状重合法等があげられる。懸濁重合
法は、得られる樹脂に不純物が比較的含まれず、また製
造コストが比較的安価なことから、好適に採用される。
懸濁重合法において、懸濁安定剤としては、部分鹸化ポ
リビニルアルコール、セルロース誘導体等が用いられ、
ラジカル重合開始剤としては、ベンゾイルパーオキサイ
ド、ジラウロイルパーオキサイド、tert−ブチルパーオ
キシネオデカノエート等の有機過酸化物が好適に用いら
れる。N−置換マレイミドは、重合開始前にその全量を
一括して重合器内に添加してもよく、重合中に全量を分
割して添加するか或いは連続して添加してもよい。
リビニルアルコール、セルロース誘導体等が用いられ、
ラジカル重合開始剤としては、ベンゾイルパーオキサイ
ド、ジラウロイルパーオキサイド、tert−ブチルパーオ
キシネオデカノエート等の有機過酸化物が好適に用いら
れる。N−置換マレイミドは、重合開始前にその全量を
一括して重合器内に添加してもよく、重合中に全量を分
割して添加するか或いは連続して添加してもよい。
特に、塩化ビニルとの共重合性比が著しく離れているN
−フエニルマレイミドのようなN−置換マレイミドを用
いる場合は、重合中に全量を分割して添加するか或いは
連続して添加する方が耐熱性がより向上するので好まし
い。この場合、N−置換マレイミドはアセトン、メタノ
ール等の有機溶媒に溶解するか或いは水に分散させて用
いるのが好ましい。そして、重合温度は一般に30〜90
℃、重合時間は一般に2〜20時間で行われる。
−フエニルマレイミドのようなN−置換マレイミドを用
いる場合は、重合中に全量を分割して添加するか或いは
連続して添加する方が耐熱性がより向上するので好まし
い。この場合、N−置換マレイミドはアセトン、メタノ
ール等の有機溶媒に溶解するか或いは水に分散させて用
いるのが好ましい。そして、重合温度は一般に30〜90
℃、重合時間は一般に2〜20時間で行われる。
本発明の2番目の発明は、上記共重合体に、さらにカル
ボキシル基、スルホン酸基、スルホン酸塩基、リン酸基
もしくは四級アンモニウム塩基を含有する重合性単量体
(d)が共重合されている。
ボキシル基、スルホン酸基、スルホン酸塩基、リン酸基
もしくは四級アンモニウム塩基を含有する重合性単量体
(d)が共重合されている。
上記カルボキシル基を含有する重合性単量体としては、
たとえばアクリル酸、メタクリル酸、コハク酸モノ(メ
タ)アクリロイルオキシエチルエステル、フタル酸モノ
(メタ)アクリロイルオキシエチルエステル、マレイン
酸n−ブチルモノエステル、マレイン酸、フマール酸等
があげられ、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸n
−ブチルモノエステル及びマレイン酸が好適に用いられ
る。
たとえばアクリル酸、メタクリル酸、コハク酸モノ(メ
タ)アクリロイルオキシエチルエステル、フタル酸モノ
(メタ)アクリロイルオキシエチルエステル、マレイン
酸n−ブチルモノエステル、マレイン酸、フマール酸等
があげられ、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸n
−ブチルモノエステル及びマレイン酸が好適に用いられ
る。
上記スルホン酸基又はスルホン酸塩基を含有する重合性
単量体としては、たとえば2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホニツクアシツド、ソデイウムメタア
リルスルホネート等があげられる。
単量体としては、たとえば2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホニツクアシツド、ソデイウムメタア
リルスルホネート等があげられる。
上記リン酸基を含有する重合性単量体としては、たとえ
ばアシツドホスホキシエチル(メタ)アクリレート、ア
シツドホスホキシプロピル(メタ)アクリレート、3−
クロロ−2−アシツドホスホキシプロピル(メタ)アク
リレート等があげられる。
ばアシツドホスホキシエチル(メタ)アクリレート、ア
シツドホスホキシプロピル(メタ)アクリレート、3−
クロロ−2−アシツドホスホキシプロピル(メタ)アク
リレート等があげられる。
又、上記四級アンモニウム塩基を含有する重合性単量体
としては、たとえば、2−ヒドロキシ−3−メタクリロ
イルオキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウ
ムクロライド、トリメチル−3−メタクリルアミド−プ
ロピルアンモニウムクロライド等があげられる。
としては、たとえば、2−ヒドロキシ−3−メタクリロ
イルオキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウ
ムクロライド、トリメチル−3−メタクリルアミド−プ
ロピルアンモニウムクロライド等があげられる。
上記重合性単量体(d)の含有量は少なくなると磁性粉
末を分散させる効果がなくなり、多くなると共重合体の
有機溶剤に対する溶解性が低下し、磁性層の表面平滑性
が低下し、耐湿性が低下する。又、イソシアネート基を
添加した際には重合性単量体(d)の含有量が少なくな
るとウレタン結合が充分に形成されず塗膜強度が弱くな
つたりブロツキングしやすくなるので重合性単量体
(d)の含有量は0.05〜5重量%であり、好ましくは0.
1〜3重量%である。
末を分散させる効果がなくなり、多くなると共重合体の
有機溶剤に対する溶解性が低下し、磁性層の表面平滑性
が低下し、耐湿性が低下する。又、イソシアネート基を
添加した際には重合性単量体(d)の含有量が少なくな
るとウレタン結合が充分に形成されず塗膜強度が弱くな
つたりブロツキングしやすくなるので重合性単量体
(d)の含有量は0.05〜5重量%であり、好ましくは0.
1〜3重量%である。
尚、この場合塩化ビニル(a)の含有量は59〜97重量%
となる。
となる。
本発明の磁気記録体用結着剤の構成は上述の通りである
が、結着剤の性能が低下しない範囲内、好ましくは10重
量%以内で塩化ビニルと共重合可能な単量体が共重合さ
れてもよい。
が、結着剤の性能が低下しない範囲内、好ましくは10重
量%以内で塩化ビニルと共重合可能な単量体が共重合さ
れてもよい。
上記単量体としては、たとえばエチレン、プロピレン等
のα−オレフイン類、酢酸ビニル等のビニルエステル
類、ブチルビニルエーテル、セチルビニルエーテル、フ
エニルビニルエーテル等のビニルエーテル類、メチルア
クリレート、エチルアクリレート等のアクリル酸エステ
ル類、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
フエニルメタクリレート等のメタクリル酸エステル類、
スチレン、α−スチレン等の芳香族ビニル類、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル類、
塩化ビニリデン、フツ化ビニル等のハロゲン化ビニル
類、マレイン酸ジメチル、フマル酸ジメチル等の不飽和
ジカルボン酸エステル、無水マレイン酸等の不飽和ジカ
ルボン酸無水物などがあげられる。
のα−オレフイン類、酢酸ビニル等のビニルエステル
類、ブチルビニルエーテル、セチルビニルエーテル、フ
エニルビニルエーテル等のビニルエーテル類、メチルア
クリレート、エチルアクリレート等のアクリル酸エステ
ル類、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
フエニルメタクリレート等のメタクリル酸エステル類、
スチレン、α−スチレン等の芳香族ビニル類、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル類、
塩化ビニリデン、フツ化ビニル等のハロゲン化ビニル
類、マレイン酸ジメチル、フマル酸ジメチル等の不飽和
ジカルボン酸エステル、無水マレイン酸等の不飽和ジカ
ルボン酸無水物などがあげられる。
本発明の磁気記録体用結着剤から磁性塗料を作成するに
は、結着剤を有機溶媒に溶解すると共にコバルト−γ−
酸化鉄等の磁性粉末を分散させればよい。
は、結着剤を有機溶媒に溶解すると共にコバルト−γ−
酸化鉄等の磁性粉末を分散させればよい。
結着剤の添加量は、一般に磁性粉末100重量部に対し、1
0〜100重量部であり、磁性塗料中の結着剤の含有量は、
一般に5〜30重量%である。
0〜100重量部であり、磁性塗料中の結着剤の含有量は、
一般に5〜30重量%である。
上記有機溶媒としては、たとえばトルエン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン
等があげられる。
ルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン
等があげられる。
又、磁性層は磁性塗料を塗布、乾燥することによつて形
成されるが、磁性層の耐摩耗性や耐熱性を向上させるた
めに磁性塗料にイソシアネート化合物を添加してもよ
い。
成されるが、磁性層の耐摩耗性や耐熱性を向上させるた
めに磁性塗料にイソシアネート化合物を添加してもよ
い。
上記イソシアネート化合物としては、たとえばトリレン
ジイソシアネート、ジフエニルメタンジイソシアネー
ト、ジアニシジンジイソシアネート、トリデンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、メタキシ
リレンジイソシアネート、トリメチロールプロパン1モ
ルとトリレンジイソシアネート3モルとの反応物(日本
ポリウレタンよりコロネートLの名称で販売されてい
る)等があげられる。
ジイソシアネート、ジフエニルメタンジイソシアネー
ト、ジアニシジンジイソシアネート、トリデンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、メタキシ
リレンジイソシアネート、トリメチロールプロパン1モ
ルとトリレンジイソシアネート3モルとの反応物(日本
ポリウレタンよりコロネートLの名称で販売されてい
る)等があげられる。
上記イソシアネート化合物の添加量は多くなると架橋密
度が高くなつて磁性層が脆くなるので結着剤100重量部
に対し、0.3〜30重量部添加されるのが好ましい。
度が高くなつて磁性層が脆くなるので結着剤100重量部
に対し、0.3〜30重量部添加されるのが好ましい。
(実施例) 次に本発明の実施例を説明する。尚、物性の測定方法は
次の通りである。
次の通りである。
重合度…JIS K6721に準拠。
組成…酸素フラスコ燃焼法により塩素含有量を測定し、
元素分析装置(柳本製作所、CHNコーダーMT−5)によ
り成分組成を求めた。
元素分析装置(柳本製作所、CHNコーダーMT−5)によ
り成分組成を求めた。
角形比…横河電機、直流磁化特性記録装置T/3256−30で
測定した。
測定した。
光沢度…日本電色工業、デジタル変角光沢計VG−1Dで測
定した。
定した。
加熱密着性…磁性層の形成されたポリエステルフイルム
を磁性層同士が接触するように重ね合せ、70g/cm2の荷
重をかけ、120℃で15分間加熱した後、一方のフイルム
を持ち上げ、両方のフイルムが剥離したものをO、接着
しているものをXとした。
を磁性層同士が接触するように重ね合せ、70g/cm2の荷
重をかけ、120℃で15分間加熱した後、一方のフイルム
を持ち上げ、両方のフイルムが剥離したものをO、接着
しているものをXとした。
ゲル分率…測定用試験を50℃のトルエン−メチルイソブ
チルケトン(重量比1/1)混合溶媒に一昼夜浸漬し、未
溶解分を試料の重量百分率で示した。
チルケトン(重量比1/1)混合溶媒に一昼夜浸漬し、未
溶解分を試料の重量百分率で示した。
実施例1 15lの撹拌機の備えられたジヤケツト付耐圧容器にイオ
ン交換水8kg、ヒドロキシプロピルエチルセルロース11
g、ジラウロイルパーオキサイド8.8gを仕込み、密閉し
て残存する空気を除去した後塩化ビニル3kgを圧入し、
次いでジヤケツトにより70℃に加熱した。器内温度が70
℃になつた直後から、2−ヒドロキシプロピルアクリレ
ート10gとN−シクロヘキシルマレイミド7.0gをアセト
ン10gに溶解した溶液を一回分の添加量とし、5分間隔
で40回圧入し、撹拌しながら重合した。最後の添加後5
分から冷却し、冷却後残存する塩化ビニルを器外に排出
し、次に重合スラリーを取出し、イオン交換水で洗浄
し、乾燥して共重合体(A−1)を得た。得られた共重
合体(A−1)の組成及び重合度を測定し、結果を第1
表に示した。
ン交換水8kg、ヒドロキシプロピルエチルセルロース11
g、ジラウロイルパーオキサイド8.8gを仕込み、密閉し
て残存する空気を除去した後塩化ビニル3kgを圧入し、
次いでジヤケツトにより70℃に加熱した。器内温度が70
℃になつた直後から、2−ヒドロキシプロピルアクリレ
ート10gとN−シクロヘキシルマレイミド7.0gをアセト
ン10gに溶解した溶液を一回分の添加量とし、5分間隔
で40回圧入し、撹拌しながら重合した。最後の添加後5
分から冷却し、冷却後残存する塩化ビニルを器外に排出
し、次に重合スラリーを取出し、イオン交換水で洗浄
し、乾燥して共重合体(A−1)を得た。得られた共重
合体(A−1)の組成及び重合度を測定し、結果を第1
表に示した。
得られた共重合体(A−1)をトルエン−メチルイソブ
チルケトン(重量比1:1)混合溶液に溶解し、15重量%
の共重合体溶液を得、得られた溶液に共重合体の4倍
(重量)のコバルト−γ−酸化鉄と32倍(重量)の1/8
インチ径のステンレスボールを供給し、ペイントコンデ
イジヨナーにて4時間混合して磁性塗料を得た。
チルケトン(重量比1:1)混合溶液に溶解し、15重量%
の共重合体溶液を得、得られた溶液に共重合体の4倍
(重量)のコバルト−γ−酸化鉄と32倍(重量)の1/8
インチ径のステンレスボールを供給し、ペイントコンデ
イジヨナーにて4時間混合して磁性塗料を得た。
得られた塗料を25μm厚のポリエステルフイルムに塗
布、配向、乾燥し、厚さ6μmの磁性層を形成し、角形
比及び光沢度を測定し、結果を第1表に示した。
布、配向、乾燥し、厚さ6μmの磁性層を形成し、角形
比及び光沢度を測定し、結果を第1表に示した。
実施例2〜5、比較例1,2 N−置換マレイミドと水酸基含有ビニルの種類及び量を
変化した以外は実施例1と同様にして共重合体(A−2
〜5、A−7,8)を得、共重合体の組成及び重合度を測
定し結果を第1表に示した。又、実施例1で行つたと同
様にして磁性塗料を得、磁性層を形成し、角形比及び光
沢度を測定し、結果を第1表に示した。
変化した以外は実施例1と同様にして共重合体(A−2
〜5、A−7,8)を得、共重合体の組成及び重合度を測
定し結果を第1表に示した。又、実施例1で行つたと同
様にして磁性塗料を得、磁性層を形成し、角形比及び光
沢度を測定し、結果を第1表に示した。
実施例6 25lの撹拌機の備えられたジヤケツト付耐圧容器にメタ
ノール6.8kgとα−クミルパーオキシネオデカノエート5
3gを仕込み、密閉して残存する空気を除去した後、塩化
ビニル3.5kgを圧入し、次いでジヤケツトにより43℃に
加熱した。器内温度が43℃になつた直後から、1回当り
2−ヒドロキシプロピルアクリレート6.75g、N−シク
ロヘキシルマレイミド4g、メタノール25g及び塩化ビニ
ル32.5gの混合溶液を5分おきに40回にわたつて分割添
加し、撹拌しながら重合した。最後の添加後5分から冷
却し、25℃以下になつたところで過剰のイオン交換水を
供給し、残存塩化ビニルを除去した後、重合スラリーを
取り出し、洗浄、乾燥して共重合体(A−6)を得た。
ノール6.8kgとα−クミルパーオキシネオデカノエート5
3gを仕込み、密閉して残存する空気を除去した後、塩化
ビニル3.5kgを圧入し、次いでジヤケツトにより43℃に
加熱した。器内温度が43℃になつた直後から、1回当り
2−ヒドロキシプロピルアクリレート6.75g、N−シク
ロヘキシルマレイミド4g、メタノール25g及び塩化ビニ
ル32.5gの混合溶液を5分おきに40回にわたつて分割添
加し、撹拌しながら重合した。最後の添加後5分から冷
却し、25℃以下になつたところで過剰のイオン交換水を
供給し、残存塩化ビニルを除去した後、重合スラリーを
取り出し、洗浄、乾燥して共重合体(A−6)を得た。
得られた共重合体の組成及び重合度を測定し、結果を第
1表に示した。
1表に示した。
又、実施例1で行つたと同様にして磁性層を形成し、角
形比及び光沢度を測定し、結果を第1表に示した。
形比及び光沢度を測定し、結果を第1表に示した。
比較例3 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体
(重量比91/3/6、重合度440)(A−9)を用い、実施
例1で行つたと同様にして磁性層を形成し、角形比及び
光沢度を測定し、結果を第1表に示した。
(重量比91/3/6、重合度440)(A−9)を用い、実施
例1で行つたと同様にして磁性層を形成し、角形比及び
光沢度を測定し、結果を第1表に示した。
実施例7〜12、比較例4 実施例1〜6及び比較例3で得られた共重合体A−1〜
6及び9をそれぞれトルエン−メチルイソブチルケトン
(重量比1:1)の混合溶液に溶解し、15重量%の共重合
体溶液を得、得られた溶液に共重合体の4倍(重量)の
コバルト−γ−酸化鉄と32倍(重量)の1/8インチ径の
ステンレスボールを供給し、ペイントコンデイジヨナー
にて4時間混合した後、イソシアネート化合物(日本ポ
リウレタンコロネートL固形物70wt%)を共重合体15g
に対し、0.65g添加混合して磁性塗料を得た。得られた
塗料を用い、実施例1で行つたと同様にして磁性層を形
性し、角形比、光沢度及び加熱密着性を測定し、結果を
第2表に示した。
6及び9をそれぞれトルエン−メチルイソブチルケトン
(重量比1:1)の混合溶液に溶解し、15重量%の共重合
体溶液を得、得られた溶液に共重合体の4倍(重量)の
コバルト−γ−酸化鉄と32倍(重量)の1/8インチ径の
ステンレスボールを供給し、ペイントコンデイジヨナー
にて4時間混合した後、イソシアネート化合物(日本ポ
リウレタンコロネートL固形物70wt%)を共重合体15g
に対し、0.65g添加混合して磁性塗料を得た。得られた
塗料を用い、実施例1で行つたと同様にして磁性層を形
性し、角形比、光沢度及び加熱密着性を測定し、結果を
第2表に示した。
上記共重合体溶液にイソシアネート化合物(日本ポリウ
レタン、コロネートL、固形分70wt%)を共重合体15g
に対し、0.65g添加、混合して塗料を得、得られた塗料
をガラス板上に塗布し、100℃2時間及び50℃24時間乾
燥してゲル分率測定用の試料を作成した。得られた試料
のゲル分率を測定し第2表に示した。
レタン、コロネートL、固形分70wt%)を共重合体15g
に対し、0.65g添加、混合して塗料を得、得られた塗料
をガラス板上に塗布し、100℃2時間及び50℃24時間乾
燥してゲル分率測定用の試料を作成した。得られた試料
のゲル分率を測定し第2表に示した。
実施例13 一回分の添加量を2−ヒドロキシプロピルアクリレート
10g、マレイン酸n−ブチルモノエステル1.0g、N−シ
クロヘキシルマレイミド7.0g及びアセトン10gの混合液
に変えた以外は実施例1で行つたと同様にして共重合体
(B−1)を得た。得られた共重合体の組成及び重合度
を測定し、結果を第3表に示した。
10g、マレイン酸n−ブチルモノエステル1.0g、N−シ
クロヘキシルマレイミド7.0g及びアセトン10gの混合液
に変えた以外は実施例1で行つたと同様にして共重合体
(B−1)を得た。得られた共重合体の組成及び重合度
を測定し、結果を第3表に示した。
又、実施例1で行つたと同様にして磁性塗料を得、磁性
層を形成し、角形比及び光沢度を測定し、結果を第3表
に示した。
層を形成し、角形比及び光沢度を測定し、結果を第3表
に示した。
実施例14〜17 N−置換マレイミド、水酸基含有ビニル及びカルボキシ
ル基含有重合性単量体の種類と量を変えた以外は実施例
13で行つたと同様にして共重合体(B−2〜5)を得共
重合体の組成及び重合度を測定し、第3表に示した。
又、磁性塗料を得、磁性層を形成し、角形比及び光沢度
を測定し、結果を第3表に示した。
ル基含有重合性単量体の種類と量を変えた以外は実施例
13で行つたと同様にして共重合体(B−2〜5)を得共
重合体の組成及び重合度を測定し、第3表に示した。
又、磁性塗料を得、磁性層を形成し、角形比及び光沢度
を測定し、結果を第3表に示した。
実施例18 一回分の添加量を2−ヒドロキシプロピルアクリレート
6.75gマレイン酸0.3g、N−シクロヘキシルマレイミド4
g、メタノール25g及び塩化ビニル32.5gの混合溶液とし
た以外は実施例6で行つたと同様にして共重合体(B−
6)を得た。得られた共重合体の組成及び重合度を測定
し、結果を第3表に示した。
6.75gマレイン酸0.3g、N−シクロヘキシルマレイミド4
g、メタノール25g及び塩化ビニル32.5gの混合溶液とし
た以外は実施例6で行つたと同様にして共重合体(B−
6)を得た。得られた共重合体の組成及び重合度を測定
し、結果を第3表に示した。
又、実施例1で行つたと同様にして磁性塗料を得、磁性
層を形成し、角形比及び光沢度を測定し、結果を第3表
に示した。
層を形成し、角形比及び光沢度を測定し、結果を第3表
に示した。
実施例19〜24 実施例13〜18で得られた共重合体B−1〜6を用い、実
施例7で行つたと同様にして磁性層を形成し、角形比、
光沢度及び加熱密着性を測定すると共にゲル分率を測定
し、結果を第4表に示した。
施例7で行つたと同様にして磁性層を形成し、角形比、
光沢度及び加熱密着性を測定すると共にゲル分率を測定
し、結果を第4表に示した。
実施例25 一回分の添加量を2−ヒドロキシプロピルアクリレート
10g、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ニツクアシツド1.0g、N−シクロヘキシルマレイミド7.
0g及びアセトン10gの混合液に変えた以外は実施例1で
行つたと同様にして共重合体(C−1)を得た。得られ
た共重合体の組成及び重合度を測定し、結果を第5表に
示した。
10g、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ニツクアシツド1.0g、N−シクロヘキシルマレイミド7.
0g及びアセトン10gの混合液に変えた以外は実施例1で
行つたと同様にして共重合体(C−1)を得た。得られ
た共重合体の組成及び重合度を測定し、結果を第5表に
示した。
又、実施例1で行つたと同様にして磁性塗料を得、磁性
層を形成し、角形比及び光沢度を測定し、結果を第5表
に示した。
層を形成し、角形比及び光沢度を測定し、結果を第5表
に示した。
実施例26〜29 N−置換マレイミド、水酸基含有ビニル及びホスホン酸
基含有重合性単量体の種類と量を変えた以外は実施例25
で行つたと同様にして共重合体(C−2〜5)を得共重
合体の組成及び重合度を測定し、第5表に示した。又、
磁性塗料を得、磁性層を形成し、角形比及び光沢度を測
定し、結果を第5表に示した。
基含有重合性単量体の種類と量を変えた以外は実施例25
で行つたと同様にして共重合体(C−2〜5)を得共重
合体の組成及び重合度を測定し、第5表に示した。又、
磁性塗料を得、磁性層を形成し、角形比及び光沢度を測
定し、結果を第5表に示した。
実施例30 一回分の添加量を2−ヒドロキシプロピルアクリレート
6.75g、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホニツクアシツド0.3g、N−シクロヘキシルマレイミド
4g、メタノール25g及び塩化ビニル32.5gの混合溶液とし
た以外は実施例6で行つたと同様にして共重合体(C−
6)を得た。得られた共重合体の組成及び重合度を測定
し、結果を第5表に示した。
6.75g、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホニツクアシツド0.3g、N−シクロヘキシルマレイミド
4g、メタノール25g及び塩化ビニル32.5gの混合溶液とし
た以外は実施例6で行つたと同様にして共重合体(C−
6)を得た。得られた共重合体の組成及び重合度を測定
し、結果を第5表に示した。
また、実施例1で行つたと同様にして磁性塗料を得、磁
性層を形成し、角形比及び光沢度を測定し、結果を第5
表に示した。
性層を形成し、角形比及び光沢度を測定し、結果を第5
表に示した。
実施例31〜36 実施例25〜30で得られた共重合体C−1〜6を用い実施
例7で行つたと同様にして磁性層を形成し、角形比、光
沢度及び加熱密着性を測定すると共にゲル分率を測定
し、結果を第6表に示した。
例7で行つたと同様にして磁性層を形成し、角形比、光
沢度及び加熱密着性を測定すると共にゲル分率を測定
し、結果を第6表に示した。
実施例37 一回分の添加量を2−ヒドロキシプロピルアクリレート
10g、アシツドホスホキシプロピルメタルクリレート1.0
g、N−シクロヘキシルマレイミド7.0g及びアセトン10g
の混合液に変えた以外は実施例1で行つたと同様にして
共重合体(D−1)を得た。得られた共重合体の組成及
び重合度を測定し、結果を第7表に示した。
10g、アシツドホスホキシプロピルメタルクリレート1.0
g、N−シクロヘキシルマレイミド7.0g及びアセトン10g
の混合液に変えた以外は実施例1で行つたと同様にして
共重合体(D−1)を得た。得られた共重合体の組成及
び重合度を測定し、結果を第7表に示した。
又、実施例1で行つたと同様にして磁性塗料を得、磁性
層を形成し、角形比及び光沢度を測定し、結果を第7表
に示した。
層を形成し、角形比及び光沢度を測定し、結果を第7表
に示した。
実施例38〜41 N−置換マレイミド、水酸基含有ビニル及びリン酸基含
有重合性単量体の種類と量を変えた以外は実施例37で行
つたと同様にして共重合体(D−2〜5)を得、共重合
体の組成及び重合度を測定し、第7表に示した。又、磁
性塗料を得、磁性層を形成し、角形比及び光沢度を測定
し、結果を第7表に示した。
有重合性単量体の種類と量を変えた以外は実施例37で行
つたと同様にして共重合体(D−2〜5)を得、共重合
体の組成及び重合度を測定し、第7表に示した。又、磁
性塗料を得、磁性層を形成し、角形比及び光沢度を測定
し、結果を第7表に示した。
実施例42 一回分の添加量を2−ヒドロキシプロピルアクリレート
6.75g、アシツドホスホキシプロピルメタルクリレート
0.3g、N−シクロヘキシルマレイミド4g、メタノール25
g及び塩化ビニル32.5gの混合溶液とした以外は実施例6
で行つたと同様にして共重合体(D−6)を得た。得ら
れた共重合体の組成及び重合度を測定し、結果を第7表
に示した。
6.75g、アシツドホスホキシプロピルメタルクリレート
0.3g、N−シクロヘキシルマレイミド4g、メタノール25
g及び塩化ビニル32.5gの混合溶液とした以外は実施例6
で行つたと同様にして共重合体(D−6)を得た。得ら
れた共重合体の組成及び重合度を測定し、結果を第7表
に示した。
又、実施例1で行つたと同様にして磁性塗料を得、磁性
層を形成し、角形比及び光沢度を測定し、結果を第7表
に示した。
層を形成し、角形比及び光沢度を測定し、結果を第7表
に示した。
実施例43〜48 実施例37〜42で得られた共重合体D−1〜6を用い、実
施例7で行つたと同様にして磁性層を形成し、角形比、
光沢度及び加熱密着性を測定すると共にゲル分率を測定
し、結果を第8表に示した。
施例7で行つたと同様にして磁性層を形成し、角形比、
光沢度及び加熱密着性を測定すると共にゲル分率を測定
し、結果を第8表に示した。
実施例49 一回分の添加量を2−ヒドロキシプロピルアクリレート
10g、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニ
ウムクロライド1.0g、N−シクロヘキシルマレイミド7.
0g及びアセトン10gの混合液に変えた以外は実施例1で
行つたと同様にして共重合体(E−1)を得た。得られ
た共重合体の組成及び重合度を測定し、結果を第9表に
示した。
10g、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニ
ウムクロライド1.0g、N−シクロヘキシルマレイミド7.
0g及びアセトン10gの混合液に変えた以外は実施例1で
行つたと同様にして共重合体(E−1)を得た。得られ
た共重合体の組成及び重合度を測定し、結果を第9表に
示した。
又、実施例1で行つたと同様にして磁性塗料を得、磁性
層を形成し、角形比及び光沢度を測定し、結果を第9表
に示した。
層を形成し、角形比及び光沢度を測定し、結果を第9表
に示した。
実施例50〜53 N−置換マレイミド、水酸基含有ビニル及び四級アンモ
ニウム塩含有重合性単量体の種類と量を変えた以外は実
施例49で行つたと同様にして共重合体(E−2〜5)を
得共重合体の組成及び重合度を測定し、第9表に示し
た。又、磁性塗料を得、磁性層を形成し、角形比及び光
沢度を測定し、結果を第9表に示した。
ニウム塩含有重合性単量体の種類と量を変えた以外は実
施例49で行つたと同様にして共重合体(E−2〜5)を
得共重合体の組成及び重合度を測定し、第9表に示し
た。又、磁性塗料を得、磁性層を形成し、角形比及び光
沢度を測定し、結果を第9表に示した。
実施例54 一回分の添加量を2−ヒドロキシプロピルアクリレート
6.75g、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモ
ニウムクロライド0.3g、N−シクロヘキシルマレイミド
4g、メタノール25g及び塩化ビニル32.5gの混合溶液とし
た以外は実施例6で行つたと同様にして共重合体(E−
6)を得た。得られた共重合体の組成及び重合度を測定
し、結果を第9表に示した。
6.75g、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモ
ニウムクロライド0.3g、N−シクロヘキシルマレイミド
4g、メタノール25g及び塩化ビニル32.5gの混合溶液とし
た以外は実施例6で行つたと同様にして共重合体(E−
6)を得た。得られた共重合体の組成及び重合度を測定
し、結果を第9表に示した。
又、実施例1で行つたと同様にして磁性塗料を得、磁性
層を形成し、角形比及び光沢度を測定し、結果を第9表
に示した。
層を形成し、角形比及び光沢度を測定し、結果を第9表
に示した。
実施例55〜60 実施例49〜54で得られた共重合体E−1〜6を用い、実
施例7で行つたと同様にして磁性層を形成し、角形比、
光沢度及び加熱密着性を測定すると共にゲル分率を測定
し、結果を第10表に示した。
施例7で行つたと同様にして磁性層を形成し、角形比、
光沢度及び加熱密着性を測定すると共にゲル分率を測定
し、結果を第10表に示した。
(発明の効果) 本発明の磁気記録体用結着剤の構成は上述の通りであ
り、特定量の塩化ビニル、水酸基含有ビニル及びN−置
換マレイミドの共重合体であるから磁性粉末の分散性が
すぐれており、形成された磁性層は角形比が高く、かつ
適度な硬さと可撓性を有しているので磁気ヘツドとの耐
摺接持性導の耐久性がすぐれている。又、イソシアネー
ト化合物を添加すれば水酸基とイソシアネート基が架橋
反応し、耐摩耗性及び耐熱性がより優れたものとなる。
り、特定量の塩化ビニル、水酸基含有ビニル及びN−置
換マレイミドの共重合体であるから磁性粉末の分散性が
すぐれており、形成された磁性層は角形比が高く、かつ
適度な硬さと可撓性を有しているので磁気ヘツドとの耐
摺接持性導の耐久性がすぐれている。又、イソシアネー
ト化合物を添加すれば水酸基とイソシアネート基が架橋
反応し、耐摩耗性及び耐熱性がより優れたものとなる。
本発明の2番目の発明においては、さらにカルボキシル
基、スルホン酸基、スルホン酸塩基、リン酸基もしくは
四級アンモニウム塩基を含有する重合性単量体が共重合
されているので、磁性層の角形比はより高く、耐久性、
耐熱性等もより優れている。
基、スルホン酸基、スルホン酸塩基、リン酸基もしくは
四級アンモニウム塩基を含有する重合性単量体が共重合
されているので、磁性層の角形比はより高く、耐久性、
耐熱性等もより優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 228/02 MNR C09D 5/00 PQV 127/06 PFD
Claims (2)
- 【請求項1】(a)塩化ビニルと(b)水酸基含有ビニ
ルと(c)N−置換マレイミドとの共重合体であつて、
(a)成分が59〜98重量%、(b)成分が1〜30重量%
及び(c)成分が1〜40重量%であることを特徴とする
磁気記録体用結着剤。 - 【請求項2】(a)塩化ビニル、 (b)水酸基含有ビニル、 (c)N−置換マレイミド及び (d)カルボキシル基、スルホン酸基、スルホン酸塩
基、リン酸基もしくは四級アンモニウム塩基を含有する
重合性単量体 との共重合体であつて、(A)成分が59〜97重量%、
(b)成分が1〜30重量%、(c)成分が1〜40重量%
及び(d)成分が0.05〜5重量%であることを特徴とす
る磁気記録体用結着剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32567789A JPH07114014B2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 磁気記録体用結着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32567789A JPH07114014B2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 磁気記録体用結着剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03185041A JPH03185041A (ja) | 1991-08-13 |
JPH07114014B2 true JPH07114014B2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=18179484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32567789A Expired - Lifetime JPH07114014B2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 磁気記録体用結着剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07114014B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6267499B2 (ja) * | 2013-12-03 | 2018-01-24 | 積水化学工業株式会社 | 塩化ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂材料及び成形体 |
-
1989
- 1989-12-14 JP JP32567789A patent/JPH07114014B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03185041A (ja) | 1991-08-13 |
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