JP2991570B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JP2991570B2
JP2991570B2 JP4205903A JP20590392A JP2991570B2 JP 2991570 B2 JP2991570 B2 JP 2991570B2 JP 4205903 A JP4205903 A JP 4205903A JP 20590392 A JP20590392 A JP 20590392A JP 2991570 B2 JP2991570 B2 JP 2991570B2
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智喜 堀口
喜之 安原
武二 柳沢
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NITSUSHIN KAGAKU KOGYO KK
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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NITSUSHIN KAGAKU KOGYO KK
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録媒体に関するも
のであり、特には強磁性粉末の結合剤としてすぐれた性
能を示す塩化ビニルを主体とする特殊な共重合体を用い
てなる改良された磁気記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気テープや磁気カード等の磁気記録媒
体は、一般にポリエステルフィルムなどの支持体表面に
磁性粉末と結合剤(合成樹脂)とからなる塗膜(磁性
層)を設けることによりつくられている。近年磁気記録
媒体の記録密度の向上やS/N、C/N比の改良要求に
伴って磁性粉末はより微細化、高抗磁力化してきている
ので、磁性粉末を均一に塗料中に分散させて平滑で充填
度の高い、さらには信号の欠落を防ぐために耐久性のす
ぐれた磁性層を形成させて磁気記録媒体としての性能の
向上を達成するためには、結合剤がすぐれた分散性能と
耐久性能を合わせ持つことが重要な要因となる。
【0003】このような強磁性粉末の素材は酸化鉄、コ
バルトイオンを吸着もしくはドープした酸化鉄、あるい
は鉄、ニッケル、コバルトのような強磁性の金属あるい
はこれらを含む合金が使用されている。一方、強磁性粉
末の分散性向上を目的とした合成樹脂結合剤としては、
塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、塩化ビニル−塩化
ビニリデン共重合体、ニトロセルロース、ポリウレタン
樹脂等が知られており、これらの高分子に−OH、−C
OOH、−SO3 M、−OSO3 M、−PO32 、−
OPO32 、−N<、−CON<(ただし、Mは水素
原子またはアルカリ金属)等の親水性官能基を1つ以上
持ったものなどが先行技術に開示されている。
【0004】しかし、これらの良好とされる結合剤を選
んでも高密度記録のために強磁性粉末の粒子サイズを微
細にすればするほど分散が困難になり、また、いずれの
結合剤樹脂も実際に磁気テープやフロッピーディスクと
して用いられる時に耐摩耗性が充分でなく耐久性が劣る
という欠点を持っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来技術が有するような問題点がなく、微細な強磁性粉末
に対して分散性が良好でかつ耐久性がすぐれた磁性塗膜
を与える結合剤用樹脂を開発し、特性のすぐれた磁性層
を持つ磁気記録媒体を提供するためになされたものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決したものであり、非磁性支持体上に強磁性微粉末を結
合剤中に分散せしめた磁性層を設けてなる磁気記録媒体
において、該結合剤が層を設けてなる磁気記録媒体にお
いて、該結合剤が(イ)塩化ビニル単位70〜95重量
、(ロ)ホモポリマーのガラス転移温度が80℃以上
の(メタ)アクリル酸エステル単位2〜20重量%およ
び(ハ)側鎖が水酸基含有有機基であるビニル系単量体
単位2〜15重量%を必須構成成分としてなる過硫酸塩
重合開始剤の存在下に共重合して得られる塩化ビニル系
共重合体を主剤とすることを特徴とする磁気記録媒体を
要旨とするものである。
【0007】すなわち、本発明者らは前記の課題を解決
するため鋭意検討の結果、ホモポリマーのガラス転移温
度が80℃以上の(メタ)アクリル酸エステルと水酸基
含有ビニルモノマーとを塩化ビニルモノマーに過硫酸塩
重合開始剤の存在下に共重合させて得られる共重合体を
結合剤の主剤に用いると、強磁性微粉末に対する分散性
能と磁性層の耐久性能とが同時に向上することを見出し
て本発明に至った。
【0008】以下に本発明について詳しく説明する。本
発明で結合剤の主剤として使用する共重合体は、前記の
とおり塩化ビニル単位、ホモポリマーのガラス転移温度
が80℃以上の(メタ)アクリル酸エステル単位および
側鎖が水酸基含有有機基であるビニル系単量体単位を必
須とする。
【0009】これらの単位のうち、(イ)単位の塩化ビ
ニル単位はその量が少なくなってくると磁性塗膜の強度
が低下するようになるし、多くなると溶剤に対する溶解
性が低下するため磁性塗料の粘度が高くなって分散性が
低下するようになるので、共重合体中の70〜95重量
%であることが好ましい。
【0010】(ロ)単位の(メタ)アクリル酸エステル
単位はそのホモポリマーのガラス転移温度が80℃以上
であるが、これにより磁性塗膜の耐久性が充分改良され
ることが見出された。また、(ロ)単位は同時に強磁性
微粉末の分散性を向上させる役割を果たすことが見出さ
れた。(ロ)単位はその量が少なくなると耐久性、分散
性が向上しないし、多くなると磁性塗料製造時にポリウ
レタン樹脂等を併用するときこれらとの相溶性が低下す
るようになるので、共重合体中の2〜20重量%である
ことが好ましい。
【0011】この(ロ)単位を導入するための単量体と
しては、イソボルニルメタクリレート(170℃)、フ
ェニルメタクリレート(110℃)、t-ブチルメタクリ
レート(107℃)、メチルメタクリレート(105
℃)、シクロヘキシルメタクリレート(104℃)、イ
ソボルニルアクリレート(94℃)、イソプロピルメタ
クリレート(85℃)、3,3,5-トリメチルシクロヘキシ
ルメタクリレート(80℃)などがあげられる。ただ
し、( )内の数値はその単量体からなるホモポリマー
のガラス転移温度(Tg)を示す。
【0012】(ハ)単位の側鎖が水酸基含有有機基であ
るビニル系単量体単位は、その量が少なくなるとポリイ
ソシアネート系硬化剤を用いるときに反応性が低下して
耐久性が悪くなるし、多くなると共重合体のガラス転移
温度が低下してかえって耐久性が悪くなったり、ポリウ
レタン樹脂を併用するときこれとの相溶性も低下するよ
うになるので、共重合体中の2〜15重量%であること
が好ましい。
【0013】この(ハ)単位を導入するための単量体と
しては、例えばヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロ
ピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチ
レングリコールポリプロピレングリコールモノ(メタ)
アクリレート、グリセロールモノ(メタ)アクリレー
ト、3-クロロ−2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、グリセリンモノアリルエーテル、ヒドロキシエチ
ルビニルエーテル、エチレングリコールモノアリルエー
テル、ヒドロキシブチルビニルエーテルなどがあげられ
る。
【0014】このほかに必要に応じて共重合性の単量体
を使用することができ、これらには例えば酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル、スチレ
ン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、メチルア
クリレート、エチル(メタ)アクリレートなどのそのホ
モポリマーのガラス転移温度が80℃未満のアルキル
(メタ)アクリレート類、アクリル酸、メタクリル酸、
無水マレイン酸、クロトン酸、イタコン酸、塩化ビニリ
デンなどがあげられる。これらの単量体は本発明の効果
を損なわない限り、10重量%以下の範囲で使用するこ
とができる。
【0015】以上に説明した各単量体の組み合わせから
構成される共重合体は、平均重合度が低すぎると磁性塗
膜がもろくなるなど物理的強度が低下するようになる
し、逆に平均重合度が高すぎると所定濃度における塗料
粘度が高くなって作業性が悪くなり取扱が困難となって
くるので、平均重合度は200〜800の範囲であるこ
とが好ましい。
【0016】共重合体の製造に際しては過硫酸塩重合開
始剤を使用するが、この重合開始剤に由来する硫酸根が
導入された共重合体を結合剤の主剤に用いることによ
り、強磁性微粉末の分散が良くなり特性が向上する。過
硫酸塩重合開始剤には過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウ
ム、過硫酸アンモニウム等が例示されるが、過硫酸カリ
ウム、過硫酸ナトリウムが好ましいものである。過硫酸
塩重合開始剤の使用量は単量体の合計量に対し0.1〜
10.0重量%とすればよいが、好ましくは0.5〜
5.0重量%である。
【0017】この共重合体は公知の乳化重合法により製
造することができる。重合後には公知の塩析法により共
重合体樹脂を得ることが経済的にも有利である。乳化重
合に用いる乳化剤としては、アルキルまたはアルキルア
リル硫酸塩、アルキルまたはアルキルアリルスルホン酸
塩、ジアルキルスルホコハク酸塩等のアニオン性乳化
剤、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンカルボン酸エステル等のノニオン性乳化剤などが例示
される。
【0018】重合に際しては、以上に記した単量体、重
合開始剤、乳化剤などを重合開始時に一括して重合系に
添加してもよいし、重合中に分割して添加することもで
きる。重合は通常35〜80℃の温度で攪拌下に行うと
よい。重合後には公知の塩析法にしたがい硫酸ナトリウ
ム、塩化カルシウムのような無機塩の水溶液を加える
か、水溶性有機溶剤などを加えるかして粒子を凝集させ
たのち、ろ過、水洗し乾燥すればよい。
【0019】磁性塗料液製造時に上記共重合体を結合剤
樹脂として使用する際、必要に応じ他の樹脂が等量以下
の量で併用されてもよく、この併用し得る樹脂としては
ポリウレタン樹脂、ニトロセルロース、ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、
アルキッド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等の重合体
または共重合体などの各種重合体が例示される。これら
のうちでは特にポリウレタン樹脂が好適である。
【0020】この他にポリイソシアネート系硬化剤を併
用することは望ましいことであり、この硬化剤としては
コロネートL[日本ポリウレタン工業(株)製、商品
名]、ディスモジュールL(バイエル社製、商品名)等
の3官能性イソシアネート、両末端にイソシアネート基
を有するウレタンプレポリマーなどが例示される。な
お、これら硬化剤の使用量は前記の併用される樹脂を含
めた結合剤樹脂100重量部当り5〜40重量部とする
ことが好ましい。
【0021】本発明に使用される強磁性粉末としては、
γ−Fe23 、Fe34 およびこれらにコバルトイ
オンを吸着またはドープしたもの、CrO2 、さらにF
e、Co、Fe−Co、Ni等を含有させた金属または
合金の針状微粒子などをはじめ、その他の従来公知の各
種磁性粉末が例示される。強磁性微粉末と結合剤樹脂と
の混合割合は、強磁性微粉末100重量部当り結合剤樹
脂8〜50重量部とすることが望ましい。
【0022】なお、強磁性微粉末と結合剤樹脂とを均一
に分散させるに当り、従来一般に使用されている潤滑
剤、研磨剤、帯電防止剤、分散助剤、防錆剤等を添加す
ること、さらに塗布媒体としてメチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、トルエン等
のほか各種の有機溶剤を使用することは従来と同様でよ
く、これらの点に特別の制限はない。
【0023】支持体としてはポリエステル、ポリオレフ
ィン、セルロースアセテート、ポリカーボネート等の合
成樹脂類、非磁性金属類、セラミック類などが使用さ
れ、形態はフィルム、テープ、シート、板状体等で使用
される。支持体に塗布したのち、カレンダリング処理等
の平滑化処理を施すことは従来と同様でよい。
【0024】
【実施例】つぎに、共重合体の合成例およびこの共重合
体を用いた具体的実験例をあげる。なお、例中の部およ
び%はそれぞれ重量部と重量%を示す。
【0025】合成例1(ポリマー1の合成) 攪拌機、コンデンサー、温度計および窒素ガス導入口を
備えた重合容器に、脱イオン水1125部、ラウリル硫
酸ナトリウム22.5部、炭酸ナトリウム7部、過硫酸
カリウム7.5部を仕込み、窒素置換後、予め計量混合
した塩化ビニル562.5部、イソボルニルアクリレー
ト75部、ヒドロキシプロピルアクリレート75部、酢
酸ビニル37.5部(単量体合計750部)のうち15
0部を仕込んだ。その後、攪拌しながら55℃に昇温し
て反応を開始し、さらに残りの混合単量体600部を1
0時間を要して連続添加し重合反応させた。連続添加
後、さらに55℃で5時間反応させて重合を完結させ
た。
【0026】重合終了後、塩化ナトリウム170部、5
%塩酸68部、熱脱イオン水1700部を添加して生成
した共重合体を析出させた。析出した共重合体を脱イオ
ン水5000部/回で5回洗浄−ろ過操作を繰り返し、
乾燥することによりポリマー1を得た。このポリマー1
は塩化ビニル単位74.2%、イソボルニルアクリレー
ト単位10.2%、ヒドロキシプロピルアクリレート単
位9.5%、酢酸ビニル単位6.1%、平均重合度38
0であった。
【0027】合成例2〜10(ポリマー2〜10の合
成) 合成例1と同様にして表1に示される単量体の種類、量
で共重合し、同様の方法で塩析して表2に示すとおりの
各組成および重合度を有するポリマー2〜10を得た。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】実験例1〜10(実施例1〜5、比較例1〜
5) A液 結合剤樹脂(ポリマー1〜10) 18部 金属磁性粉 100部 ポリウレタン樹脂(N−2304: 7部 日本ポリウレタン工業(株)製、商品名) カーボンブラック 5部 レシチン 2部 メチルエチルケトン 75部 シクロヘキサノン 75部 トルエン 75部 上記成分をラボミキサーで90分間混合し、さらにガラ
スビーズの入ったアイガーミルで3時間混練し塗料A液
を得た。
【0031】 B液 A液 355部 ポリイソシアネート(コロネートL:前出) 5部 シクロヘキサノン 30部 上記成分をラボミキサーで90分間混合分散させ塗料B
液を得た。
【0032】ポリエステルフィルム上に上記塗料B液を
6μm厚に塗布し、磁場配向処理を行なって乾燥し、つ
いでスーパーカレンダーにて表面処理して磁気テープを
作った。このようにして得た磁気テープの塗膜特性およ
び磁性特性を調べた。結果は表3に示すとおりであっ
た。
【0033】なお、各特性の測定は下記のようにして行
なった。 a.光沢 グロスメーター(村上色彩技研製)によりカレンダー処
理前の磁気テープの塗布面の60度反射率を標準ガラス
板と比較した。
【0034】b.残留磁束密度(Br)および角型比 振動試料型磁力計(東栄工業製)を用いて測定した。
【0035】c.耐久性 作成した磁気テープを65℃、相対湿度90%の恒温恒
湿室中に168時間放置後、荷重100gをかけ、研磨
紙を貼りつけた回転ドラムに接触させて、150rpm
で1000回回転させ、磁性塗膜が研磨紙に付着した程
度を目視により4段階評価した。 ◎:研磨紙の汚れなし ○:ごく僅かに汚れあり △:汚れ少しあり ×:汚れ多い
【0036】d.走行性 耐久性評価と同じ方法で塗膜と回転ドラム間に発生する
力を、65℃相対湿度80%の雰囲気で、Uゲージによ
り測定し、走行抵抗が低い方から順に3段階評価した。 ○:低、△:中、×:高
【0037】
【表3】
【0038】
【発明の効果】本発明により新規に開発された結合剤用
樹脂を用いた特性の優れた磁性層をもつ新規な磁気記録
媒体が提供された。この新規に開発された結合剤用樹脂
は磁性粉に対し優れた分散性を示すと同時に耐摩耗性が
良好なため得られた磁気記録媒体は耐久性、走行性が優
れたものとなった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安原 喜之 福井県武生市北府2丁目17番33号 日信 化学工業株式会社内 (72)発明者 柳沢 武二 茨城県鹿島郡神栖町大字東和田1番地 信越化学工業株式会社 塩ビ技術研究所 内 (56)参考文献 特開 昭61−19920(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/702 C09D 127/06 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上に強磁性微粉末を結合剤
    中に分散せしめた磁性層を設けてなる磁気記録媒体にお
    いて、該結合剤が(イ)塩化ビニル単位70〜95重量
    %、(ロ)ホモポリマーのガラス転移温度が80℃以上
    の(メタ)アクリル酸エステル単位2〜20重量%およ
    び(ハ)側鎖が水酸基含有有機基であるビニル系単量体
    単位2〜15重量%を必須構成成分としてなる過硫酸塩
    重合開始剤の存在下に共重合して得られる塩化ビニル系
    共重合体を主剤とすることを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 (ロ)の(メタ)アクリル酸エステル単位
    がイソボルニルメタクリレート、フェニルメタクリレー
    ト、t-ブチルメタクリレート、メチルメタクリレート、
    シクロヘキシルメタクリレート、イソボルニルアクリレ
    ート、イソプロピルメタクリレート、3,3,5-トリメチル
    シクロヘキシルメタクリレートから選ばれた単位である
    請求項1記載の磁気記録媒体。
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