JPH07113963A - カバー式内視鏡 - Google Patents

カバー式内視鏡

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JPH07113963A
JPH07113963A JP5260154A JP26015493A JPH07113963A JP H07113963 A JPH07113963 A JP H07113963A JP 5260154 A JP5260154 A JP 5260154A JP 26015493 A JP26015493 A JP 26015493A JP H07113963 A JPH07113963 A JP H07113963A
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JP
Japan
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cover
endoscope
optical system
illumination
lens
Prior art date
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Withdrawn
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JP5260154A
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English (en)
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Hitoshi Kira
仁 吉良
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レンズカバーに反射する照明光の反射光が観察
光学系に入射すること無く、良好な観察画像を得られる
カバー式内視鏡を提供すること。 【構成】カバー先端構成部31の内視鏡先端部挿入孔4
0に挿通されているカバー用内視鏡4の先端部41には
観察光学系50及び照明光学系60が配設されている。
観察光学系50の先端面は、内視鏡カバー3のレンズカ
バー34aに対設し、照明光学系60の先端面は内視鏡
カバー3のレンズカバー39aに対設しないで、先端面
に設けられている。そして、カバー用内視鏡4の照明レ
ンズ61と内視鏡カバー3の照明光学系先端面とは中継
手段である接続光学系42によって結ばれるようになっ
ている。このため、照明光学系からの照明光は、照明レ
ンズ61の前方の照明光プリズム42に入射し、光軸を
変えて、照明カバー39aから観察部に向けて照明光を
出射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、観察光学系及び照明光
学系を備えたカバー用内視鏡と、このカバー用内視鏡の
少なくとも挿入部を覆い、前記観察光学系及び照明光学
系に対応するレンズカバーを同一平面内に配設した内視
鏡カバーとからなる側視型のカバー式内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は工業分野・医療分野など
において広く利用されている。特に、医療分野で使用す
る内視鏡は、患者の体腔内に挿入した際、内視鏡の挿入
部や先端部に体液などが付着するので、一度患者に使用
した内視鏡を次の患者に使用するまでの間に、必ず洗浄
・滅菌処理を施して感染症などの感染経路を確実に防ぐ
必要があった。しかし、内視鏡には体腔内に送気・送水
を行ったり、汚物などを吸引するための細長いチャンネ
ルが設けられているため、これらチャンネル等を備えた
内視鏡を確実に洗浄・滅菌処理するためには手間と時間
が相当かかっていた。
【0003】このため、内視鏡自体をカバー(以下内視
鏡カバーと記載)で覆いこの内視鏡カバーで覆った内視
鏡を体腔内に挿入し、床例毎に内視鏡カバーを交換・廃
棄することで使用後の内視鏡の洗浄・消毒を簡略化する
ようにした、いわゆる、カバー式内視鏡が採用されてい
る。
【0004】このカバー式内視鏡は、患者の体腔内に開
口する先端開口部を有するチャンネルを内視鏡カバー側
に設け、患者の体腔内で開口させる必要の無い観察光学
系及び照明光学系をカバー用内視鏡側に設けている。
【0005】カバー式内視鏡を用いた装置としては例え
ば、特公平2−54734号公報や米国特許No.3,162,1
90公報に、内視鏡挿入部を内視鏡カバー内に挿入し、内
視鏡挿入部を外部環境から隔離するようにした直視型の
カバー式内視鏡が開示されている。内視鏡を覆う内視鏡
カバーを一症例ごとに使い捨てて交換することにより、
内視鏡を洗浄、消毒する必要がなくなり、常に、清潔に
保つことができるので非常に簡便に連続的に同じ内視鏡
を使用して検査・処置を行うことが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カバー
式内視鏡の場合、照明光が観察光学系に入射することに
よって発生するフレアによって観察画像に悪影響が出る
ことが問題となっていた。
【0007】特に、側視型のカバー式内視鏡の場合、内
視鏡カバーの観察用レンズカバーと照明用レンズカバー
とが側面の同一平面に近接して設けらているため、カバ
ー用内視鏡の照明光が内視鏡カバーに設けたレンズカバ
ーに反射し、その反射光が内視鏡の観察窓に飛び込み、
フレアを発生させて観察画像に悪影響を及ぼしていた。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、レンズカバーに反射する照明光の反射光が観察光
学系に入射すること無く、良好な観察画像を得られるカ
バー式内視鏡を提供することを目的にしている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるカバー式内
視鏡は、観察光学系及び照明光学系を配設したカバー用
内視鏡と、このカバー用内視鏡を被覆し、前記観察光学
系及び照明光学系にそれぞれ対応するレンズカバーを同
一平面内に配設した内視鏡カバーとを備えるカバー式内
視鏡であって、前記カバー用内視鏡の観察光学系、或
は、照明光学系のどちらか一方の光学系先端面を前記内
視鏡カバーに配設したレンズカバーに対設させ、他方の
光学系先端面を前記一方の光学系先端面と異なる方向に
配設すると共に、前記レンズカバーに対設しない他方の
光学系先端面とレンズカバーとを内視鏡カバーに配設し
た中継光学系を介して接続している。
【0010】
【作用】この構成によれば、光学系先端面がレンズカバ
ーに対設した光学系は、被写体像、或は、照明光の伝送
を直接的に行ない、光学系先端面とレンズカバーとが対
設していない光学系は被写体像、或は、照明光の伝送を
内視鏡カバーに設けた中継光学系を介して行うことによ
って、照明光学系の照明光が観察光学系に飛び込まな
い。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図4は本発明の第1実施例に係り、図
1はカバー式内視鏡を備えた内視鏡装置の全体構成を示
す説明図、図2は内視鏡カバーの挿入部カバー部の構成
を示す斜視図、図3は内視鏡カバーにカバー用内視鏡を
装着した状態を示す斜視図、図4はカバー式内視鏡の先
端部の概略構成を示す断面図である。
【0012】図1に示すように内視鏡装置1は、カバー
式内視鏡2を有しており、このカバー式内視鏡2は、送
気送水管路,吸引管路,処置具チャンネル等のチャンネ
ルが設けられた内視鏡カバー3と、この内視鏡カバー3
に装着されるカバー用内視鏡4との組み合わせからなっ
ている。内視鏡検査を行う際には、清潔な内視鏡カバー
3によってカバー用内視鏡4の挿入部等を覆い、検査後
にこの内視鏡カバー3を破棄する一方、カバー用内視鏡
4に新しい清潔な内視鏡カバー3を被覆して繰り返し使
用することにより、検査後における内視鏡の洗浄,消毒
を不要とするものである。
【0013】また、前記内視鏡装置1には前記カバー式
内視鏡2と、このカバー式内視鏡2が接続される各種周
辺機器等を内設したカート5と、前記カバー式内視鏡2
を保持するカバー保持具6とが備えられている。
【0014】前記カート5には、例えば光源装置7,ビ
デオプロセッサ8,流体制御装置9,内視鏡カバー3に
カバー用内視鏡4を装着する際に使用する内視鏡カバー
拡張器(以下、拡張器と略記する)10等が収納されて
いる。そして、前記カート5の上面部には、ビデオプロ
セッサ8からの映像信号を受けて内視鏡画像を表示する
モニタ11が戴置されている。
【0015】カバー用内視鏡4は、細長の内視鏡挿入部
12の手元側基端部に太径の把持部を兼ねた操作部13
が連設され、操作部13の側部からユニバーサルコード
14が延出されており、このユニバーサルコード14の
端部にコネクタ15が設けられている。
【0016】光源装置7は、前記コネクタ15を介して
カバー用内視鏡4と着脱自在に接続されるようになって
おり、内視鏡に照明光が供給されるようになっている。
また、ビデオプロセッサ8は、前記コネクタ15の側部
から延出する信号ケーブル16を介してカバー用内視鏡
4に着脱自在に接続されるようになっており、カバー用
内視鏡4に内蔵された撮像手段の駆動、及び撮像手段か
ら出力される信号に対する信号処理を行い、標準的な映
像信号に変換してモニタ11に内視鏡画像を写しだすよ
うになっている。
【0017】拡張器10には内視鏡カバー内に空気を送
り込んで拡張するための拡張チューブ17が接続される
ようになっており、内視鏡カバー3を拡張して、カバー
用内視鏡4の装着、或は、抜去が容易になされるように
なっている。このとき、カバー保持具6によって内視鏡
カバー3の基端側が保持されており、この状態でカバー
用内視鏡4を挿入、或は、抜去するようになっている。
【0018】内視鏡カバー3は、軟性の挿入部カバー部
18と、薄肉で軟らかい、例えば塩化ビニルなどの高分
子材料で形成された操作部カバー部19及びユニバーサ
ルコードカバー部20とを備えて構成されており、カバ
ー用内視鏡4の内視鏡挿入部12,操作部13,ユニバ
ーサルコード14をそれぞれ覆うようになっている。
【0019】流体制御装置9は、送気制御弁21,送水
制御弁22,吸引制御弁23が設けられ、送気,送水,
吸引をこれらの電磁弁で制御するようになっている。送
気制御弁21,送水制御弁22,吸引制御弁23には、
それぞれに挿入部カバー部18から延出している送気管
路24,送水管路25,吸引管路26が接続されてい
る。
【0020】そして、吸引制御弁23には接続された吸
引チューブ27の端部には図示しない吸引器が接続さ
れ、内視鏡先端部より不要な体液等の吸引を行うように
なっている。また、送水制御弁22に接続された送水チ
ューブ28の先端部には送水タンク29が接続されてい
る。さらに、流体制御装置9から延出する2本の送気チ
ューブ30は送気制御弁21と送水タンク29とに接続
されている。
【0021】図2に内視鏡カバー3の挿入部カバー部1
8の構成を示す。
【0022】図に示すように挿入部カバー部18は、先
端側からカバー先端構成部31,カバー外皮32,内視
鏡の操作部13を接続固定するための内視鏡操作部固定
用口体部(以下、口体部と記す)33が気密的に接続さ
れて構成されている。カバー先端構成部31の同一平面
内には、観察用開口部34,照明用開口部39及びチャ
ンネル開口部35とが設けられている。観察用透孔3
4,照明用透孔39にはそれぞれ透明のカバーガラス3
4a,39aが配設されるようになっており、光を透過
する一方で、内部に挿通される内視鏡を外部環境から隔
離するようになっている。
【0023】また、口体部33には、内部に設けられた
処置具チャンネルに連通した処置具挿入口36と、この
処置具挿入口36から処置具チャンネルに挿通した鉗子
等の処置具の先端部を起上する処置具起上装置を操作す
るための処置具起上装置作動部材としての処置具起上レ
バー37とが設けられている。
【0024】図3を参照してカバー式内視鏡2を説明す
る。挿入部カバー部18にカバー用内視鏡4の挿入部が
挿入され、内視鏡の操作部13に操作部カバー部19が
被せられ、ユニバーサルコード14にユニバーサルコー
ドカバー部20が被せられており、各カバー部の繋ぎ目
に固定用テープ38を巻き付けて固定することによっ
て、カバー用内視鏡4の各部は内視鏡カバー3(挿入部
カバー部18,操作部カバー部19,ユニバーサルコー
ドカバー部20)によって気密的に覆われて外部環境か
ら隔離されている。
【0025】図4を参照して図3に示すカバー式内視鏡
2の先端部の構成を説明する。図に示すように硬性の樹
脂やゴム等で形成されたカバー先端構成部31の内視鏡
先端部挿入孔40にはカバー用内視鏡4の先端部41が
挿通されるようになっている。前記カバー用内視鏡4の
先端部41には観察光学系50及び照明光学系60が配
設されている。
【0026】観察光学系50は、内視鏡カバー3のカバ
ー先端構成部31に配設したレンズカバー34aに対設
するようにカバー用内視鏡4の先端部側面に配設された
観察光学系先端面となる観察レンズ51と、この観察レ
ンズ51に入射した被写体像の光軸を内視鏡軸方向に変
えるプリズム52と、被写体像を結像するCCDなどの
固体撮像素子を含む結像光学系53とから構成されてい
る。この結像光学系53に結像した観察像は、電気信号
に変換されて信号線54を介してビデオプロセッサに伝
送されてモニタ画面上に写し出されるようになってい
る。
【0027】一方、照明光学系60は、内視鏡カバー3
のカバー先端構成部31に配設したレンズカバー39a
に対設すること無く、内視鏡軸方向に対して鉛直な先端
面に配設された照明光学系先端面となる照明レンズ61
と照明光を伝送するライトガイド62とによって構成さ
れている。このライトガイド62は例えば、バンドル状
に位置決め固定され、後端部を光源装置に接続されるよ
うになっている。
【0028】そして、前記カバー用内視鏡4の照明レン
ズ61と内視鏡カバー3のカバー先端構成部31に配設
したレンズカバー39aとは中継手段である接続光学系
42によって結ばれるようになっている。この接続光学
系42は、カバー先端構成部31に形成した内視鏡軸方
向に対して略直行する照明用透孔39に配設した略四角
柱形状の光プリズム42aであり、照明レンズ61より
出射される照明光は照明レンズ61の前方に位置する照
明光プリズム42に入射して照明光の光軸を先端構成部
31のレンズカバー39aの光軸に変えて、この照明カ
バー39aから照明光を観察部に向けて出射するように
構成されている。
【0029】なお、カバー用内視鏡先端部41の外周面
には、1つもしくは複数のスコープ固定板44が格納部
45に固定されている。前記スコープ固定板44は、温
度が約36度付近になったとき外側に変形する形状記憶
合金で形成され、前記格納部45に対設する内視鏡先端
部挿入孔40の内周面に形成した固定板受部46に形状
変化したスコープ固定板44の後端部が合致してカバー
用内視鏡4を内視鏡カバー3の所定位置に位置決め固定
するようになっている。
【0030】上述のように構成されているカバー式内視
鏡2の作用を説明する。内視鏡カバー3にカバー用内視
鏡4を挿入する。そして、内視鏡カバー先端構成部31
の外周部が体温程度に温められていくと、スコープ固定
板44が前記図4のように破線に示す形状から実線に示
すように形状変化して後端部を拡げ、内視鏡カバー3の
固定板受部46に合致し、カバー用内視鏡4を内視鏡カ
バー3の所定位置に固定する。
【0031】カバー用内視鏡4の照明光学系60から内
視鏡軸方向に照射された照明光は、接続光学系42を形
成する光プリズム42aによって光軸を変換してレンズ
カバー39aで照明光を拡散して体腔内を照明する。こ
の照明光によって照明された体腔内を観察光学系50を
介してモニタ画面に写し出して検査・処置を行う。
【0032】このように、内視鏡カバーに配設する観察
光学系用レンズカバーと照明光学系用レンズカバーとの
間に遮光部を形成すると共に、カバー用内視鏡に配設す
る観察光学系、或は、照明光学系のどちらか一方の先端
面をレンズカバーに対設させ、他方の先端面をレンズカ
バーとは異なる方向に向ける共に接続光学系で結んだこ
とにより、フレアの発生を防止することができ、見易い
観察画像を提供することができる。
【0033】なお、体腔内にカバー式内視鏡が挿入され
ることによってカバー式内視鏡の周囲は常に、概ね36
度位となることからスコープ固定板は後端部を拡げた状
態を維持するので内視鏡カバーとカバー用内視鏡との位
置ずれが常に防止されている。
【0034】図5は本発明の第2実施例に係るカバー式
内視鏡の先端部の断面図である。図に示すように本実施
例おいては、照明光学系先端面の照明レンズ61をカバ
ー式内視鏡の挿入軸方向に鉛直な先端面に配設する代わ
りに、内視鏡挿入軸方向に対して略45度傾斜した斜面
部に設けている。そして、照明光学系先端面から出射さ
れる照明光は、内視鏡カバー3の先端構成部31に配設
した光プリズム42bを介して照明光学系レンズカバー
39a′から体腔内を照明するようになっている。その
他の構成は前記第1実施例と同様であり、同部材には同
符号を付して説明を省略する。
【0035】このように、カバー用内視鏡に配設される
照明光学系と観察光学系との位置関係は、前記第1実施
例のように略90度の向きに限定されるものではなく、
任意の角度に傾けた傾斜面に配設することができる。
【0036】また、照明光学系先端面の位置を傾斜面に
形成したことにより、光プリズムを小型化することがで
きる。その他の効果は前記第1実施例と同様である。
【0037】さらに、図6に示すように光プリズム42
aの代わりに照明用透孔39の所定位置に反射板47を
配設したり、図7に示すように照明用透孔39に照明光
用接続用ファイバ48を配設して照明光を被写体に照射
するようにしてもよい。図6及び図7においてその他の
構成は前記第1実施例と同様であり、同部材には同符号
を付して説明を省略する。
【0038】なお、上述の実施例では観察光学系をカバ
ー用内視鏡側で光軸変換し、照明光学系を内視鏡カバー
側で光軸変換を行っているが、これとは逆に、観察光学
系を内視鏡カバー側で光軸変換を行い、照明光学系をカ
バー用内視鏡側で光軸変換するようにしても良い。この
場合、観察光学系の光軸のズレを調整する為に、高い精
度でカバー用内視鏡と内視鏡用カバーの位置決めを行な
う必要がある。
【0039】また、この照明光用ファイバーは、光学繊
維を複数本束ねたものであっても、単ファイバーのどち
らであっても良い。
【0040】ところで、側視型のカバー式内視鏡の場
合、内視鏡カバーにカバー用内視鏡を挿入した際、内視
鏡カバーに設けた観察光学系レンズカバーとカバー用内
視鏡に設けた観察光学系先端面との間隙が大きくなる
と、観察光学系レンズカバーに反射した照明光が観察光
学系に入射し易くなり、フレア発生の要因となってい
た。そこで、以下のような固定手段を内視鏡カバーに設
けることによって、カバー用内視鏡の観察光学系先端面
と内視鏡カバーの観察光学系レンズカバーとの密着性を
向上させることができる。
【0041】前記図5に示すように内視鏡カバーの反レ
ンズカバー側側面には固定手段として例えばN−イソプ
ロピルアクリルアミドのような光感受性物質64が配設
されている。この光感受性物質64は、光が照射される
と膨張する物質である。内視鏡カバー3のレンズカバー
にカバー用内視鏡の光学系を密着させる際は、ライトガ
イドファイバー62の途中に形成した分岐部62aから
伝送した照明光を光プリズム64を介して反レンズカバ
ー側側面に配設した光感受性物質64に照射し、この光
感受性物質64を膨張させて押圧するようにしている。
【0042】なお、光感受性物質の代りに、パラフィン
等のような熱感受性物質を用いても同様の効果を得るこ
とができる。
【0043】また、図6に示すように固定手段として反
レンズカバー側の内視鏡カバー3とカバー用内視鏡4と
の間にバルーン66を配設している。このバルーン66
は、カバー用内視鏡、或は、内視鏡カバーのどちらか一
方か、別体に設けても良く、図示しないポンプで空気を
バルーン66に送り込んで膨張させてカバー用内視鏡の
光学系を内視鏡カバーのレンズカバー側に押圧してい
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカバー式内
視鏡によれば、レンズカバーに反射する照明光の反射光
が観察光学系に入射すること無く、良好な観察画像を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図4は本発明の第1実施例に係り、
図1はカバー式内視鏡を備えた内視鏡装置の全体構成を
示す説明図
【図2】内視鏡カバーの挿入部カバー部の構成を示す斜
視図
【図3】内視鏡カバーにカバー用内視鏡を装着した状態
を示す斜視図
【図4】カバー式内視鏡の先端部の概略構成を示す断面
【図5】本発明の第2実施例に係るカバー式内視鏡の先
端部の概略構成を示す断面図
【図6】本発明の他の実施例を示すカバー式内視鏡の先
端部の概略構成を示す断面図
【図7】本発明のまた他の実施例を示すカバー式内視鏡
の先端部の概略構成を示す断面図
【符号の説明】
2…カバー式内視鏡 3…内視鏡カバー 4…カバー用内視鏡 34a…観察光学系レンズカバー 39a…照明光学系レンズカバー 50…観察光学系 51…観察光学系先端面(観察レンズ) 60…照明光学系 61…照明光学系先端面(照明レンズ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察光学系及び照明光学系を配設したカ
    バー用内視鏡と、このカバー用内視鏡を被覆し、前記観
    察光学系及び照明光学系にそれぞれ対応するレンズカバ
    ーを同一平面内に配設した内視鏡カバーとを備えるカバ
    ー式内視鏡において、 前記カバー用内視鏡の観察光学系、或は、照明光学系の
    どちらか一方の光学系先端面を前記内視鏡カバーに配設
    したレンズカバーに対設させ、他方の光学系先端面を前
    記一方の光学系先端面と異なる方向に配設すると共に、
    前記レンズカバーに対設しない他方の光学系先端面とレ
    ンズカバーとを内視鏡カバーに配設した中継光学系を介
    して接続することを特徴とするカバー式内視鏡。
JP5260154A 1993-10-18 1993-10-18 カバー式内視鏡 Withdrawn JPH07113963A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010102154A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Olympus Medical Systems Corp 照明光学系
US9467811B2 (en) 2010-05-04 2016-10-11 Nokia Technologies Oy Policy determined accuracy of transmitted information

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