JPH0711392Y2 - 開閉器の放圧表示装置 - Google Patents

開閉器の放圧表示装置

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JPH0711392Y2
JPH0711392Y2 JP1984141951U JP14195184U JPH0711392Y2 JP H0711392 Y2 JPH0711392 Y2 JP H0711392Y2 JP 1984141951 U JP1984141951 U JP 1984141951U JP 14195184 U JP14195184 U JP 14195184U JP H0711392 Y2 JPH0711392 Y2 JP H0711392Y2
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JP
Japan
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partition wall
piston
switch
piston head
piston rod
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JP1984141951U
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JPS6156739U (ja
Inventor
俊二 吉原
Original Assignee
株式会社戸上電機製作所
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は柱上開閉器等の内部で万一短絡事故が発生した
とき故障の状態が巡視により容易に発見できるようにし
た放圧表示装置に関し、開閉器短絡時の内圧上昇により
作動し放圧した状態を表示するようにしたものである。
〔従来技術〕
従来から開閉器の内部で短絡した場合、放圧装置により
内部圧力を放出させ安全を図る構造をとっており、この
放圧装置の変化を見れば内部短絡事故の発生を知ること
ができる筈であるが、開閉器が装柱されている場合等放
圧状態が確認しにくいことがあり、発見が遅れて停電時
間を長びかせる原因となっている。また、これを改善す
るための表示装置として、第1図に示す開閉器(1)に
適用された第2図のようなものがある。図において
(2)は開閉器(1)のケース、(3)はケース(2)
に固着されケース(2)内部に通ずる貫通孔(3a)と栓
嵌合部(3b)を有する栓受座、(4)は栓受座(3)に
嵌合し貫通孔(3a)を閉塞する栓、(5)は鎖でケース
内圧力が上昇しその圧力によって栓(4)が離脱したと
き、栓(4)を離脱位置に維持し、これにより栓(4)
が垂れ下がって内部短絡事故を表示する。この場合に
は、栓(4)と栓受座(3)の係合が摩擦力に依ってい
るため、動作感度のばらつきが大きく、また構造上から
動作後は気密保持ができない欠点があった。
このような開閉器では、短絡後に再送電が成功した場合
再送電状態で、ある期間使用されることがあり、その場
合開閉器内に水が浸入したり周囲の雰囲気の影響を受け
て内部が汚損され2次的事故を発生するおそれがあっ
た。
〔考案の目的〕
本考案は、これらの欠点を除去するため巡視点検時に容
易に事故を発見できるようにすると共に事故表示後も表
示部は気密を保つ構造とした短絡表示装置を得るもので
ある。
〔考案の構成〕
本考案は開閉器ケース壁(2a)を貫通して取付けられた
筒状基座(12)、該基座(12)の内側中間部に設けられ
た隔壁(12e)、隔壁(12e)の中央部に設けられた通孔
(12f)、前記基座(12)の隔壁より外方の中空室(12
g)内に滑動自在に設けられたピストンヘッド(15a)と
該ピストンヘッド(15a)より下方に延出されたピスト
ンロッド(15b)とより成るピストン(15)、ピストン
(15)を隔壁に圧接するよう付勢するスプリング(1
6)、前記ピストンヘッド(15a)と前記基座(12)に係
合しその外方開口(12i)を塞ぐ隔壁(17c)を有する筒
状蓋体(17)、該筒状蓋隔壁(17c)の中央部に設けら
れ前記ピストンロッド(15b)の貫通および外方への突
出を可能にする通孔(17d)、該筒状蓋内壁に設けた突
起(17e)に着脱可能に嵌合し、ピストンロッド(15b)
と若干の距離を距てゝ設置された表示板(18)を備えた
こと、またピストンヘッド(12a)と隔壁(12e)との間
にパッキンあるいはOリング(14)を介在させ、更に上
記筒状蓋体(17)の下端外周線に着脱自在とされる覆
(20)を設け、より一層の気密性を保持することを特徴
とするものである。
〔実施例〕
以下本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。第
3図ないし第5図は本考案の実施例であって、第1図お
よび第2図に示した従来例と同等または相当部分は同一
番号にて示す。図において、(11)は開閉器(1)のケ
ース(2)の壁(2a)例えば底壁に取付けられた短絡表
示装置で、図の上方がケース内部、下方がケース外部と
なっている。(12)は短絡表示装置(11)の筒状基座で
上部筒(12a)および下部筒(12b)より成り中間に鍔
(12c)を設けている。壁(2a)に取付孔(2b)を設
け、取付孔(2b)に上部筒(12a)を嵌挿し、鍔(12c)
が取付孔(2b)の周縁に気密に当接し、上部筒(12a)
に設けられたねじ(12d)に嵌合されたナット(13)と
で壁(2a)を挟持固定する。この場合必要に応じてパッ
キンを挿入する。基座(12)の内部中間に隔壁(12e)
を設け、その中央部には通孔(12f)を設ける。基座下
部筒(12b)内中空室(12g)には隔壁(12e)に接して
パッキンまたはOリング(14)、ピストン(15)、反発
スプリング(16)を順次嵌挿する。下部筒(12b)外周
にねじ(12h)を設け蓋体(17)を螺合取付する。蓋体
(17)は上部筒(17a)、下部筒(17b)と内部中間に隔
壁(17c)を有し、上部筒(17a)内側にねじを設けて、
前記基座下部筒のねじ(12h)に螺合せしめる。これに
より隔壁(17c)が基座下部筒(12b)の下端外方開口
(12i)を塞ぎスプリング(16)の下端を支える。ピス
トン(15)は基座下部筒(12b)の内面を滑動するピス
トンヘッド(15a)とピストンヘッド(15a)の中央部よ
り下方に延びたピストンロッド(15b)より成り、ピス
トンロッド(15b)は筒状蓋体(17)の隔壁(17c)中央
部に設けられた通孔(17d)を滑動可能に貫通して下方
に突出している。蓋体下部筒(17b)中間部内周面に突
起(17e)を設け、表示板(18)を係合する。表示板(1
8)は板面部(18a)、側面部(18b)より成り、側面部
(18b)の側面に溝(18c)を設けて係合が確実にできる
ようにしている。表示板(18)と突起(17e)との係合
は、弾性材を用いる等して或程度の外力を加えれば着脱
が自由に行なえるようにする。(19)は表示板(18)と
蓋体(17)との間を連結する鎖で、表示板(18)が外れ
たとき適当な長さ垂下り表示板(18)が外れたことを表
示するようにしている。この鎖(19)の支持点は蓋体
(17)の代りにピストンロッド先端(15c)にねじ締等
により行なってもよい。ピストンロッド先端(15c)と
表示板(18)の上面との間隙(g)はピストン(15)が
下降したとき表示板(18)を押圧し離脱せしめ得る程度
に小さくしている。(20)は覆で蓋体(17)の下端外周
に設けた突起(17f)に係合する爪部(20a)を有し係合
を弾性的に行なうなどして着脱自在としている。この覆
(20)は開閉器保管中に蓋体(17)内部に挾雑物が浸入
しないようにするもので、保管時のみ使用し装柱時には
取外すものであるが、装柱時にもそのまま取付けてお
き、ピストン(15)の作動時には表示板(18)と共に覆
(20)も離脱するようにしてもよい。表示板(18)の上
面はピストンロッド(15b)の先端圧力を受ける強度を
持つものとするが、表示板(18)の強度が不足する場合
にはその上面に補強板を取付けることも可能である。
次に上記のように構成されたものの動作について説明す
る。開閉器内部の圧力が上昇するとその圧力は基座下部
筒(12b)内のピストンヘッド(15a)上面に加わり、ス
プリング(16)の反発力に抗してピストン(15)を押し
下げ圧力と反発力が平衡するまで下降せしめる。ピスト
ン(15)の下降に従いピストンロッド(15b)先端が間
隙(g)を超えて下降し、表示板(18)を押圧し表示板
(18)と突起(17e)との係合を引外すように押圧力を
与える。
圧力が充分大きくなったとき、ピストン(15)は大きく
下降し、表示板(18)は押下げられ、第4図の状態にな
り、さらに係合が完全に外れ下方に離脱、鎖(19)によ
り吊り下げられる。
その後ケース内部圧力が下がるとピストン(15)はスプ
リング(16)の反発力で復帰し、ピストンヘッド(15
a)はOリング(14)を介して基座(12)の隔壁(12e)
下面に当接し、これにより気密保持する。一方表示板
(18)は離脱した状態のままとなり(第5図)、これに
より内部短絡事故の発生を表示する。
〔考案の効果〕
上述したように本考案によれば筒状基座、蓋体および表
示板などにより成る短絡表示装置を設けたので、開閉器
の内部短絡事故による故障の状態が容易に発見でき、し
かも事故発生後も開閉器ケース内部の気密を保ち、内部
の汚損で2次的事故が発生するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は開閉器に適用された例を示す外観図、第2図は
従来の構造を示す要部拡大図、第3図は本考案の実施例
を示す要部拡大図、第4図はその表示板が押下げられた
状態を示す図、第5図はその表示板が離脱した状態を示
す図である。 (1):開閉器、(2):ケース、(11):短絡表示装
置、(12):筒状基座、(14):Oリング、(15):ピス
トン、(16):反発スプリング、(17):筒状蓋体、
(18):表示板、(19):鎖、(20):覆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉器ケース壁(2a)を貫通して取付けら
    れた筒状基座(12)、該基座(12)の内側中間部に設け
    られた隔壁(12e)、隔壁(12e)の中央部に設けられた
    通孔(12f)、前記基座(12)の隔壁より外方の中空室
    (12g)内に滑動自在に設けられたピストンヘッド(15
    a)と該ピストンヘッド(15a)より下方に延出されたピ
    ストンロッド(15b)とより成るピストン(15)、前記
    ピストンヘッド(15a)と隔壁(12e)との間に介在され
    るパッキンあるいはOリング(14)、前記ピストン(1
    5)を隔壁に圧接するように付勢するスプリング(1
    6)、前記ピストンヘッド(15a)と前記基座(12)に係
    合しその外方開口(12i)を塞ぐ隔壁(17c)を有する筒
    状蓋体(17)、該筒状蓋体の隔壁(17c)の中央部に設
    けられた前記ピストンロッド(15b)の貫通および外方
    への突出を可能にする通孔(17b)、該筒状蓋体の内壁
    に設けた突起(17e)に着脱可能に嵌合すると共に、前
    記ピストンロッド(15b)と若干の距離を距てゝ設置さ
    れた表示板(18)及び前記筒状蓋体(17)下端外周線
    に、着脱自在とされる覆(20)とを備えたことを特徴と
    する開閉器の放圧表示装置。
JP1984141951U 1984-09-18 1984-09-18 開閉器の放圧表示装置 Expired - Lifetime JPH0711392Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2534804Y2 (ja) * 1990-07-12 1997-05-07 株式会社戸上電機製作所 避雷器内蔵形開閉器
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