JPH07113829A - 時間・周波数測定装置 - Google Patents

時間・周波数測定装置

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JPH07113829A
JPH07113829A JP25968193A JP25968193A JPH07113829A JP H07113829 A JPH07113829 A JP H07113829A JP 25968193 A JP25968193 A JP 25968193A JP 25968193 A JP25968193 A JP 25968193A JP H07113829 A JPH07113829 A JP H07113829A
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Hitoshi Ujiie
仁 氏家
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部基準発振器を簡単に短時間で高精度に較
正可能にする。 【構成】 内部基準発振器2の較正時において、外部基
準周波数源4の信号Sreと内部基準発振器2の出力Sri
を位相比較部11へ入力し、その出力位相差データをL
PF12へ入力し、その出力直流電圧を制御電圧として
前記位相差データがゼロとなるように内部基準発振器2
に加え、同発振器2が位相ロックされた時のLPFの出
力をA/D変換部13に入力し、その出力をラッチ・メ
モリ14に記憶すると共にD/A変換部15に入力す
る。被測定信号Sxの測定時において、内部基準発振器
2の較正時にラッチ・メモリに記憶したデータに対応す
るD/A変換部15の出力を制御電圧として内部基準発
振器2に加え、その出力周波数を基準として被測定信号
Sxの時間・周波数を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は時間・周波数測定装置
に関し、特にその内部基準発振器の較正に係わる。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、従来公知の技術によ
る時間・周波数測定装置1は、通常、内部基準発振器2
を基準にして被測定信号Sxの周期や周波数を測定する
のが一般的である。この時は、スイッチSw1は時間・
周波数測定部3の基準周波数源を内部にするためにa−
c間を接にする。
【0003】しかし、被測定信号の周波数の確度あるい
は安定度が内部発振器2のそれよりも良い場合、被測定
信号よりも十分に周波数の確度と安定度が良い基準周波
数を外部から入力する。この時、スイッチSw1は時間
・周波数測定部の基準周波数源を外部にするためにa−
b間を接にする。以下に、従来公知の技術による較正方
法を記すが、全ての条件として、図5中のスイッチSw
1のa−c間は接にした状態とし、内部基準発振器2よ
り精度が高い外部基準周波数源4を用意する。
【0004】(1)図6Aに示すように、外部基準周波
数源4の出力信号Sreを被測定信号Sxとして入力し、
その測定値が外部基準周波数の真値になるように時間・
周波数測定装置1の内部基準発振器2の周波数調整用ト
リマを測定者が手で回す。 (2)図6Bに示すように、時間・周波数測定装置1の
内部基準発振器2の出力信号Sriと外部基準周波数源4
の出力信号Sreを位相測定装置5に入力し、その位相差
を連続的に測定し記録計6にその軌跡を記録する。そし
て記録された位相差が一定になるように(経過時刻に対
して位相の変化が0になるように)、時間・周波数測定
装置1の内部基準発振器2の周波数調整用トリマを較正
者が手で回す。
【0005】(3)図6Cに示すように、時間・周波数
測定装置1の内部基準発振器2の出力信号Sriと外部基
準周波数源4の出力信号Sreを周波数差測定装置7に入
力し、その周波数差が0になるように、時間・周波数測
定装置1の内部基準発振器2の周波数調整用トリマを較
正者が手で回す。 (4)図6Dに示すように、時間・周波数測定装置1の
内部基準周波数出力信号Sriと外部基準周波数源4の出
力信号Sreをオシロスコープ8に入力し、X−Y投影に
よるリサージュ波形を描かせ、その波形の回転が止まる
ように、時間・周波数測定装置1の内部基準発振器2の
周波数調整用トリマを較正者が手で回す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた4つの従来
公知の技術には共通の欠点がある。それは較正過程で較
正者の感覚に頼るため熟練が必要であるというところに
ある。具体的には、内部発振器2の周波数調整用トリマ
は定量的な目盛りがないのが通常であるために、取りあ
えず回してその回転量に対しての測定値の変化量を較正
者が感覚的に捕らえながら追い込んでいく、という作業
を繰り返す方法であるため、1度の較正で数回のトリマ
調整が必要であり、較正者の熟練度が低いと較正に長い
時間を要してしまう。
【0007】また、(2)と(3)の場合には、非汎用
的な位相差計5や周波数差計7が必要であるという欠点
もある。(4)の欠点は、リサージュ波形の回転を較正
者が認識するのに長い時間を要するところにある。例え
ば、オシロスコープ8に入力される周波数がともに10
MHzで、内部基準発振器2の周波数精度を10-9以下に
較正したい場合、リサージュ波形が半回転するのに50
秒もかかってしまい、“トリマをある程度回した後リサ
ージュ波形を観測する”という行程を数回繰り返すと較
正に要する時間が長大になってしまう。
【0008】この発明の目的は、内部基準発振器を簡単
に短時間で高精度に較正できる時間・周波数測定装置を
提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の発明では、前記内部基準発振器の較正
時において、前記外部基準周波数源の信号と前記内部基
準発振器の出力とを位相比較部に入力し、その出力位相
差データを低域フィルタに入力し、その出力直流電圧を
制御電圧として、前記位相差データがゼロとなるように
前記内部基準発振器に加え、その内部基準発振器の位相
が前記外部基準周波数源の信号の位相にロックされたと
きの前記低域フィルタの出力直流電圧をA/D変換部に
入力し、そのA/D変換出力をラッチ・メモリに記憶す
ると共にその記憶したデータをD/A変換部に入力す
る。
【0010】また、被測定信号の測定時において、前記
内部基準発振器の較正時に前記チッラ・メモリに記憶し
たデータに対応する前記D/A変換出力を制御電圧とし
て前記内部基準発振器に加える。 (2)請求項2の発明では、前記内部基準発振器の較正
時において、前記A/D変換出力をCPUが読み込んで
メモリに記憶すると共にD/A変換部に入力するように
している。
【0011】(3)請求項3の発明では、外部基準周波
数源の信号が与えられている時、CPUが位相比較部の
出力位相差データを読み込んで、内部基準発振器に対す
る制御電圧データに変換し、そのデータをメモリに記憶
すると共にD/A変換部に入力し、そのD/A変換出力
を制御電圧として内部基準発振器に与え、その内部基準
発振器の周波数を基準にして被測定信号の時間・周波数
を測定する。
【0012】また、外部基準周波数源の信号が与えられ
ていない時は、前記メモリに記憶した最終データに対応
するD/A変換出力を制御電圧として内部基準発振器に
加え、その内部基準発振器の周波数を基準として被測定
信号の時間・周波数を測定する。 (4)請求項4の発明では、前記(2)または(3)項
記載の時間・周波数測定装置において、CPUが前記A
/D変換部または前記位相比較部の出力の所定時間にお
ける平均値に対応する制御電圧を演算し、その演算デー
タを前記メモリに記憶すると共に前記D/A変換部に入
力する。
【0013】(5)請求項5の発明では、前記(1)乃
至(4)項のいずれかに記載の時間・周波数測定装置に
おいて、前記ラッチ・メモリまたはメモリとして不揮発
性メモリが選定される。
【0014】
【実施例】本発明による時間・周波数測定装置1には、
内部基準発振器2の周波数を精度のより高い外部の基準
周波数源4に対して自ら較正する機能を有している。こ
の発明の実施例を図1に、図4と対応する部分に同じ符
号を付して示す。図1においては、従来の時間・周波数
測定装置1の内部基準発振器2にフェーズ・ロック・ル
ープ(PLL)機能を加え、較正時には内部基準発振器
2の発振周波数Friを外部基準周波数Freに対して簡単
に、短時間で高精度に同期させる。以下に、各部の動作
説明をする。
【0015】従来の内部基準発振器2は外部から直流電
圧を印加することで、その電圧に応じて発振周波数が変
化するVCXO(電圧制御型水晶発振器)タイプに変更
される。内部基準発振器2として使われる恒温槽入り高
安定水晶発振器の周波数微調整の一般的な方法として
は、従来から次の2つの方法がある。第1の方法は、図
4Aに示すように水晶振動子Xと直列に接続された可変
容量コンデンサ(トリマ)CVの容量を変化させ、発振
周波数Friを変化させる方法である。
【0016】第2の方法は、図4Bに示すように水晶振
動子Xと直列に接続された可変容量ダイオード(バリキ
ャップダイオード)DVに直流電圧を制御電圧Vcnt と
して印加して容量を変化させ、発振周波数を変化させる
方法である。この場合、電圧印加用端子2dが設けられ
る。第1の方法の場合、周波数の微調整は簡単であるが
定量的ではない。精度良く周波数の微調整を行うために
は第2の方法が適している。従って、通常、恒温槽入り
高安定水晶発振器は、図4Cに示すように第1と第2の
両方が実現できるように可変容量コンデンサCVと可変
容量ダイオードDVが並列に接続された回路になってい
る。従って、客先仕様に応じて、第1のみの周波数微調
整方法を希望する場合は、第2で使われる電圧印加用端
子2dは無接続になり、あるいはバリキャップダイオー
ドDVも外す場合もあるが、発振回路の性能に影響はな
い。
【0017】よって、本発明を実現するために、トリマ
コンデンサCVのみによる周波数微調整タイプの発振器
(第1の方法のタイプ)から電圧制御による周波数微調
整タイプの発振器(第2の方法のタイプ、つまりVCX
O)に変更しても、発振器の性能は不変である。位相比
較部11は外部基準信号Sreと内部基準信号Sriの位相
差Δθを検出する。また、内部基準信号Sriの位相が外
部基準信号Sreの位相に定常的に一致した時に位相ロッ
ク信号をSplを発生させる。(外部基準周波数が入力さ
れていない時は発生させない。)LPF(ローパスフィ
ルタ)12は位相比較部11の出力である位相差データ
Δθを内部基準発振器2の周波数Friを外部基準周波数
Freに一致させるための直流制御電圧Vdcに変換する。
【0018】A/D変換部13は外部基準周波数が入力
されている場合、内部基準発振器の周波数Friと外部基
準周波数Freが定常的に一致した時(位相比較部で位相
ロック信号Splが発生した時)のLPF出力電圧値Vdc
を読みとり、デジタル・データに変換し、そのデータを
変換終了信号Scと共にラッチ・メモリ14に送る。D
/A変換部15はラッチ・メモリ14に記憶されてい
る、較正時の外部基準周波数Freと内部基準発振器の周
波数Friとが一致していた時の電圧データを直流電圧値
Vdc′に変換して内部基準発振器に印加する。
【0019】ラッチ・メモリ14は較正時の外部基準周
波数Freと内部基準発振器の周波数Friとが一致してい
た時の電圧データを記憶する。スイッチSw1,Sw2
は外部基準周波数が無い時は、a−c間を接、外部基準
周波数が有る時は、a−b間を接にする。また、図1に
は記載されていないが、外部基準信号Sreのレベル検出
を行えば、その検出信号でスイッチSw1とSw2のス
イッチングを自動的に制御できる。
【0020】次に全体の動作を説明しよう。 (1)較正時(外部基準周波数Fre入力の状態) スイッチSw1,Sw2はa−b間が接、cは開放
にする。 位相比較部11は外部基準信号Sreと内部基準信号
Sriの位相比較を行い、その位相差データΔθをLPF
12に送る。
【0021】 LPF12は、位相比較部11出力の
位相差Δθが小さくなるような直流電圧Vdcを周波数制
御電圧Vcnt として内部基準発振器2に送る。 内部基準発振器2は、入力された制御電圧Vcnt に
応じて発振周波数Friを変化させる。 発振周波数が変化した内部基準発振器2の出力は位
相比較部11に入力され、再び外部基準信号Sreとの位
相比較が行われる。
【0022】 以上〜の動作を繰り返し、最終的
には外部基準信号の位相と内部基準信号の位相が定常的
に一致した時に位相比較部11は位相ロック信号Splを
発生させる。 位相ロック信号を検出したA/D変換部13は、L
PF12の出力電圧Vdcを読み込み、デジタル・データ
に変換してラッチ・メモリ14に送る。
【0023】 ラッチ・メモリ14は、上記のデジ
タル・データを記憶すると同時にD/A変換部15へそ
のデータを出力する。 以上〜の動作で内部基準発振器2の周波数Fri
が外部基準発振器4の周波数Freに一致できる周波数制
御データ(電圧値)を取得し、ラッチ・メモリ14に記
憶できる。
【0024】(2)内部基準周波数で時間あるいは周波
数を測定する場合。 スイッチSw1,Sw2はa−c間が接、bは開放
にする。 外部基準周波数がないために位相比較部11は位相
ロック信号Splを発生しない。 位相ロック信号Splがないのでラッチ・メモリ14
は更新される事はなく、記憶されているデータで内部基
準発振器2の発振周波数Friを制御し、高い周波数確度
を実現する。このラッチ・メモリ14のデータは以後再
び外部より基準周波数が入力されない限り書き変わる事
はない。
【0025】以上述べた動作により、較正時には、外部
基準周波数Freを入力するだけで内部基準発振器2の周
波数Friが外部基準周波数Freに一致するので、非常に
簡単で高精度に較正が実現できる。較正時間に関して
は、位相比較部11の入力周波数が5MHzあるいは10
MHzである事から、ループが高速に回るため、少々ダン
ピング・ファクタを大きくしても数秒で位相ロックが可
能である。従って、較正時間も数秒程度で終了する。ま
た、改良に要する部品点数は少なく、内部基準発振器2
も従来の電圧制御入力無しのタイプから電圧制御有りの
タイプに変更するだけで、購入費用もタイプの違いにほ
とんど差はない。(通常、内部基準発振器2に使用され
る高安定発振器には電圧制御有り/無しの2つのタイプ
がラインナップされている。)A/D,D/A変換器も
低ドリフトのものを選ぶ必要はあるが、ビット数は10
〜12ビットで十分である。従って、機能追加によるコ
スト・アップは比較的安価に済む。
【0026】A/D,D/A変換器の必要ビット数は次
のように算出される。基準発振器(高安定タイプ)の周
波数制御範囲FRを一般的な2×10-7とし、較正精度
Cを1×10-10 とするならば、その必要ビット数Bは
以下の式で求められる。 B={ log(FR/C)}/ log2 =〔 log{(2×10-7)/(1×10-10 )}〕/ l
og2 =10.9658≒11ビット なお、外部基準周波数Freを入力しても、その周波数で
内部基準周波数Friを較正したくない場合は、位相ロッ
ク信号のラインにスイッチを設け、LPF12の出力電
圧VdcをA/D変換部13に取り込まないようにすれば
良い。
【0027】図1の実施例を従来の時間・周波数測定装
置へ適用する場合、内部基準発振器2をVCXOタイプ
に変更し、周波数較正部9をユニット化し、接続線を追
加すれば良い。ユニット内は、部品点数が少なく、ユニ
ット外部との接続線数も少ないので、小型化できる。従
って、従来の時間・周波数測定装置の内部基準発振器2
の近くに比較的小さな空きスペースがあれば、少々改造
する事で本発明を適用でき、従来の時間・周波数測定装
置の機能アップを図る事ができる。
【0028】(a)変形実施例(その1) 時間・周波数測定装置の場合、操作スイッチや表示の制
御、そして演算装置も必要になるためにCPUとそれに
必要なメモリ(ROM/RAM)を搭載するのが普通で
ある。従って図2に示すように、ラッチ・メモリ14の
代わりにCPU16がBUSを介してA/D変換された
周波数制御データを読み込み、メモリ17に記憶する方
法がある。この場合、読み込みと同時にそのデータD/
A変換部15に出力すればラッチ・メモリ14と同じ動
作になる(請求項2)。
【0029】(b)変形実施例(その2) 内部基準発振器2とその周辺を図3のような弱結合タイ
プの従属同期発振器にする。これにより、外部基準周波
数Freが有るときは、その周波数に内部基準発振器2が
同期し、その同期した出力が時間・周波数測定部3に供
給される。外部基準周波数Freが無くなるとその時点か
ら、同期時の最終制御値を保持したまま内部基準発振器
が無瞬断で周波数を発振し続けるので、時間・周波数測
定部3では外部基準周波数が無くなる事による擾乱はな
く、測定中でも外部基準周波数の入出力を自由に行え
る。従って、長期的なデータを取得している場合、この
方法により測定しながら較正が可能になる(請求項
3)。ただし、この方法の場合、CPUがLPFの機能
(デジタル・フィルタ機能)を果たしているため、位相
比較周波数を数kHz程度まで下げる必要があり、そのた
めに周波数同期に時間が比較的かかる。即ち、10-7
ら10-10 程度まで同期するのに通常1時間程度かか
る。
【0030】(c)変形実施例(その3) 図2,図3で更に高精度な制御を求める場合、A/D変
換部13または位相比較部11の出力データをある一定
時間で平均し、その平均値に対応する制御電圧データを
メモリ17に記憶させ、D/A変換部15へ入力する事
もCPU16によって可能である(請求項4)。
【0031】また、周波数制御データの記憶を不揮発性
メモリ(E2 PROM等)に記憶しておくことで、電源
をON/OFFしても内部基準発振器は問題なく精度の
良い周波数を発振することができる(請求項5)。工場
出荷時は、出荷直前に較正を1度行えば、不揮発性メモ
リに周波数制御データが記憶されて客先へ納入されるの
で、納入直後から高精度に内部基準発振器2が発振でき
る。
【0032】
【発明の効果】この発明では、内部基準発振器2を電圧
制御型にすると共に同発振器2を外部基準発振器4に位
相ロックさせるためのPLL機能を設けることによっ
て、内部基準発振器2を簡単に短時間で高精度に較正す
ることができる。また、被測定信号の測定時には、較正
時にメモリに記憶された制御電圧を内部基準発振器2に
与えることによって、較正時の高精度を維持したまま測
定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例を示すブロック図。
【図2】請求項2の発明の実施例を示すブロック図。
【図3】請求項3の発明の実施例を示すブロック図。
【図4】従来の内部基準発振器の構成を示すブロック
図。
【図5】従来の時間・周波数測定装置のブロック図。
【図6】図5の内部基準発振器2の較正方法を説明する
ためのブロック図。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部基準周波数源の信号を入力して内部
    基準発振器の周波数を較正し、その較正した内部基準発
    振器の周波数を基準にして、被測定信号の時間・周波数
    を測定する時間・周波数測定装置において、 前記内部基準発振器を電圧制御型水晶発振器で構成し、 前記内部基準発振器の較正時において、前記外部基準周
    波数源の信号と前記内部基準発振器の出力とを位相比較
    部に入力し、その出力位相差データを低域フィルタに入
    力し、その出力直流電圧を制御電圧として、前記位相差
    データがゼロとなるように前記内部基準発振器に加え、
    その内部基準発振器の位相が前記外部基準周波数源の信
    号の位相にロックされたときの前記低域フィルタの出力
    直流電圧をA/D変換部に入力し、そのA/D変換出力
    をラッチ・メモリに記憶すると共にその記憶したデータ
    をD/A変換部に入力し、 被測定信号の測定時において、前記内部基準発振器の較
    正時に前記ラッチ・メモリに記憶したデータに対応する
    前記D/A変換部の出力を制御電圧として前記内部基準
    発振器に加えることを特徴とする、時間・周波数測定装
    置。
  2. 【請求項2】 外部基準周波数源の信号を入力して内部
    基準発振器の周波数を較正し、その較正した内部基準発
    振器の周波数を基準にして、被測定信号の時間・周波数
    を測定する時間・周波数測定装置において、 前記内部基準発振器を電圧制御型水晶発振器で構成し、 前記内部基準発振器の較正時において、前記外部基準周
    波数源の信号と前記内部基準発振器の出力とを位相比較
    部に入力し、その出力位相差データを低域フィルタに入
    力し、その出力直流電圧を制御電圧として、前記位相差
    データがゼロとなるように前記内部基準発振器に加え、
    その内部基準発振器の位相が前記外部基準周波数源の信
    号の位相にロックされたときの前記低域フィルタの出力
    直流電圧をA/D変換部に入力し、そのA/D変換出力
    をCPUが読み込んでメモリに記憶すると共にD/A変
    換部に入力し、 被測定信号の測定時において、前記内部基準発振器の較
    正時に前記メモリに記憶したデータに対応する前記D/
    A変換部の出力を制御電圧として前記内部基準発振器に
    加えることを特徴とする、時間・周波数測定装置。
  3. 【請求項3】 外部基準周波数源の信号を入力して内部
    基準発振器の周波数を較正し、その較正した内部基準発
    振器の周波数を基準にして、被測定信号の時間・周波数
    を測定する時間・周波数測定装置において、 前記内部基準発振器を電圧制御型水晶発振器で構成し、 前記外部基準周波数源の信号が与えられている時、その
    信号と前記内部基準発振器の出力とを位相比較部に入力
    し、その出力位相差データをCPUが読み込んで、制御
    電圧データに変換し、そのデータをメモリに記憶すると
    共にD/A変換部に入力し、そのD/A変換出力を制御
    電圧として前記位相差データがゼロとなるように前記内
    部基準発振器に与え、その内部基準発振器の周波数を基
    準にして被測定信号の時間・周波数を測定し、 前記外部基準周波数源の信号が与えられていない時、前
    記メモリに記憶した最終データに対応する前記D/A変
    換出力を制御電圧として前記内部基準発振器に加え、そ
    の内部基準発振器の周波数を基準として被測定信号の時
    間・周波数を測定することを特徴とする、時間・周波数
    測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の時間・周波数測
    定装置において、前記CPUが前記A/D変換部または
    前記位相比較部の出力データの所定時間における平均値
    に対応する制御電圧を演算し、その演算データを前記メ
    モリに記憶すると共に前記D/A変換部に入力すること
    を特徴とする。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の時間
    ・周波数測定装置において、前記ラッチ・メモリまたは
    メモリが不揮発性メモリであることを特徴とする。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998014841A1 (de) * 1996-09-30 1998-04-09 Siemens Aktiengesellschaft Uhrenschaltung für kommunikationseinrichtungen
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Cited By (6)

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