JPH07113681A - 粉体の定量供給装置 - Google Patents

粉体の定量供給装置

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JPH07113681A
JPH07113681A JP25668093A JP25668093A JPH07113681A JP H07113681 A JPH07113681 A JP H07113681A JP 25668093 A JP25668093 A JP 25668093A JP 25668093 A JP25668093 A JP 25668093A JP H07113681 A JPH07113681 A JP H07113681A
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Nobumasa Iemori
伸正 家守
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起由 本道
Masaru Takebayashi
優 竹林
Yoshitada Nishida
義忠 西田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉体を定量的に供給する装置、特に熔錬
炉への乾燥粉状原料を供給する為の定量供給装置の提供
を目的とする。 【構成】 粉体を貯蔵する貯蔵タンク、粉体を貯蔵
タンクより搬出する切り出しコンベア、切り出しコンベ
ア上の粉体の層厚を一定にする層厚調節ダンパーと粉体
層の嵩密度を測定する放射線透過式密度計から基本的に
構成し、貯蔵タンクの下部に切り出しコンベアが設けら
れ、貯蔵タンクの出口近傍で切り出しコンベアの上方に
層厚調節ダンパーを設け、層厚調節ダンパー以降で粉体
の嵩密度測定可能な位置に放射線透過式密度計を取り付
ける。そして、放射線透過式密度計の出力に基づき切り
出しコンベアの駆動モーターの回転数を制御する。 【効果】 切り出しコンベア上の粉体層の嵩密度の
変化を迅速かつ正確に知ることができるため、粉体の供
給量の制御精度を大幅に上昇できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉体を定量的に供給する
装置に関し、特に熔錬炉への乾燥粉状原料を供給する為
の定量供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体を定量的に供給する方法を説明する
好適な例として自熔炉等の熔錬炉への粉状原料の供給方
法がある。自熔炉は反応塔とセトラーと排煙道とから基
本的に構成される。反応塔の頂部には精鉱バーナーが設
けられ、いわゆる乾鉱と補助燃料とが反応用気体と共に
この精鉱バーナーを介して自熔炉内に吹き込まれ、反応
塔内で製錬反応をおこし、所望の品位のマットを生成し
ている。以下、自熔炉への乾鉱の供給方法を例として粉
体の定量供給方法を説明する。
【0003】硫化精鉱の組成は原料となる鉱石種、いわ
ゆる銘柄により異なる。よって、特定の組成の銘柄品を
多量、かつ安定的に確保できれば操業上これほど望まし
いことはない。しかし、現実には特定の銘柄のみを大量
にかつ安定的に確保することは困難である。このため、
各種銘柄の硫化精鉱を調合して自熔炉に供給するのが常
である。
【0004】これらの硫化精鉱やフラックスは通常湿っ
ており、そのままでは自熔炉に供給できない。というの
は、自熔炉内への水分の持ち込みは蒸発潜熱の持ち去り
等のエネルギー上の損失のみでなく、種々の障害の原因
となるからである。このため、硫化精鉱とフラックスと
は調合した後、例えばロータリードライヤーと気流乾燥
設備等を用いて水分率約0.3%程度まで乾燥して乾鉱
とする。その後自熔炉反応塔頂部に設けた精鉱バーナー
の精鉱シュートに落とし込みで供給する。そして、乾鉱
は補助燃料と反応用気体と共に精鉱バーナーより自熔炉
内に吹き込まれる。
【0005】乾鉱を定量的に自熔炉に供給するために、
通常自熔炉の上部に設けた乾燥庫に一時乾鉱を貯える。
そして、乾鉱庫よりチェーンコンベアによって切り出さ
れ、シュートを経て自熔炉内に供給する。なお、自熔炉
に供給する乾鉱では、その水分率は前記したように0.
3%と低い。加えてその平均粒径は50μmと小さく、
乾鉱は極めてフラッシングし易い。そのため、乾鉱庫出
口のチェーンコンベアの上部にフラッシング防止用ダン
パーを設けている。
【0006】そして、鉱層ダンパーと称する層厚調節用
のダンパーを前記フラッシング防止用ダンパーより下手
側に設け、チェーンコンベア上の乾鉱の層厚を一定にし
て切り出される乾鉱量の制御を容易にしている。そして
チェーンコンベアの移動速度を制御して所望の切り出し
量を得ている。チェーンコンベアの移動速度は、前記精
鉱シュート内に設けたインパクトライン流量計で得た瞬
時流量(t/h)に基づき、あるいはロータリードライ
ヤーに供給した原料と乾鉱庫の在物変化から求めた乾鉱
装入量に基づき制御している。
【0007】しかし前者の方法では落下する乾鉱がイン
パクトライン流量計の検出端子に付着し、精度が容易に
悪化し、後者の方法では湿った原料の供給量の測定誤差
や、乾鉱庫内の急激な荷崩れや棚張りなどの影響から精
度が悪い。加えて精鉱は銘柄毎に密度や嵩密度が異な
り、同一銘柄内であっても組成により嵩密度は変化す
る。そのため銘柄毎の混合物である乾鉱の嵩密度は常に
変動し一定値とならない。このため乾鉱の定量供給につ
いて高精度で制御することは困難であった。従って、常
に乾鉱と反応用気体との比が安定せず、良好な操業状態
を長期間維持することも困難であった。
【0008】以上、乾鉱の自熔炉への供給を例にして粉
体の定量供給上の問題点を述べてきたが、このような欠
点は粉体の定量供給に必然的につきまとうものであり、
被供給物が乾鉱の場合のみに限られるものではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は供給量を常に
一定とし得る定量供給装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の装置は、貯蔵タンク、切り出しコンベア、層厚調節
ダンパーと放射線透過式密度計から基本的に構成され、
貯蔵タンクの下部に切り出しコンベアが設けられ、貯蔵
タンクの出口近傍で切り出しコンベアの上方に層厚調節
ダンパーを設け、層厚調節ダンパー以降で粉体の嵩密度
測定可能な位置に放射線透過式密度計を取り付けたもの
である。そして、本装置では必要に応じフラッシング防
止ダンパーを貯蔵タンク出口と層厚調節ダンパーとの間
に設ける。放射線透過式密度計で得られた嵩密度は、切
り出しコンベアの駆動モーター制御器に入力され、入力
値に従って切り出しコンベアの回転数が制御される。
【0011】
【作用】粉体の供給量の測定精度あるいは推定精度が悪
い以上、供給量の安定化を図るには今までと違った視点
より供給設備の定量性について考えてみる必要がある。
本発明はこの視点よりなされたものである。すなわち、
層厚調節ダンパーを通過した後の切り出しコンベア上の
粉体の厚さは一定であり、正確な嵩密度さえ得られれば
コンベア単位長さ当たりの粉体量は求め得る。本発明で
はこの嵩密度の測定手段として放射線透過式密度計を用
いる。この方式の密度計は非接触、非破壊、高精度であ
りかつ連続的に測定できるからである。
【0012】また、粉体が例えば前記乾鉱のように極端
に水分率が低く、微細でフラッシングを起こす可能性が
ある場合には、粉体のフラッシングを防止するためにフ
ラッシング防止ダンパーを貯蔵タンク出口と層厚調節ダ
ンパーとの間に設ける。この場合、一般にフラッシング
防止ダンパー先端とコンベア上面との距離は層厚調節ダ
ンパーの先端と切り出しコンベア上面との距離(即ち粉
体の層厚に等しい)と等しいか、あるいは10mm程長
くなるようにフラッシング防止ダンパーを設置する。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例について述べる。
【0014】(実施例1)図1は本供給装置の主要部の
断面図であり、乾鉱の自熔炉への供給に本発明の供給装
置を用いた例である。この供給装置は、貯蔵タンクであ
る乾鉱庫1の下部に切り出しコンベアとしてチェーンコ
ンベア2を設け、乾鉱庫1の出口側、チェーンコンベア
2の上方に、乾鉱3のフラッシングを防止するためのフ
ラッシング防止ダンパー4と、チェーンコンベア2上の
乾鉱3層厚を制御するための鉱層ダンパー5を設け、鉱
層タンパー5の下手側で、乾鉱3の上方に検知部6を設
け、この検知部6の下方でチェーンコンベア2の中仕切
板7の下に放射線源8を設けたものである。放射線透過
式密度計9はこの検知部6と放射線源8とから構成され
ている。この装置による供給量の算出は以下に従う。
【0015】チェーンコンベア2のケーシング10、中
仕切板7、及び鉱層ダンパー5の先端で構成された長方
形の面積をS(m2)とし、チェーンコンベア2の移動
速度をV(m/h)とし、乾鉱3層の嵩密度をρ(t/
3)とすると、チェーンコンベアによる切り出し量W
(t/h)は下記数1で求めることができる。
【0016】
【数1】W=S×V×ρ 数1から分かる通り、鉱層ダンパーの位置を一定にする
とSは一定になる。そして、チェーンコンベア移動速
度、具体的にはチェーンコンベア駆動用モーターの回転
数を一定値とすると、Vも一定となる。しかし、チェー
ンコンベア上の乾鉱層の嵩比重ρは、前記したように常
に変化し一定とはならない。従ってWを一定に保つため
には、時々刻々かわる嵩密度ρを逐次知り、それに応じ
てVを変化させることが必要である。そして、本発明の
装置では嵩密度ρの測定装置として放射線透過式密度計
を採用し、もって時々刻々変化する嵩密度ρの正確な測
定を可能としている。
【0017】本装置の具体的な作動機構は以下のように
なる。まず、熱バランスやマスバランスなどとの関係か
ら定められた設定値W0と、鉱層ダンパーの位置より計
算により求めたSと仮定値ρ0とを用いて数1よりV0
求め、チェーンコンベアの移動速度をV0として手動で
供給を開始する。その後、自動制御に切り替えると、放
射線透過式密度計により逐次得られた出力(ρnに対応
する。)が演算回路(図示せず。)に入力され、数1に
従って出力値(Vnに対応する。)が求められる。この
出力値は演算回路よりチェーンコンベアの駆動用モータ
ーの回転制御回路(図示せず。)に出力され、この出力
値に従って駆動用モーターの回転数が変化し、チェーン
コンベアの移動速度が変化する。その結果、供給量Wが
設定値W0に常に調節され維持される。
【0018】(実施例2)図2は本発明の装置の別の態
様を示したものであり、チェーンコンベア2の横方向に
放射線源8と検知部6とを設けた例である。この装置の
使用方法も実施例1と同様であるので詳細な説明は省略
する。
【0019】なお、放射線透過式密度計9の検出部6と
放射線源8との取付位置は実施例1及び2に限定される
ものでなく、切り出しコンベアもチェーンコンベアに限
定されるものではない。
【0020】
【発明の効果】本発明の装置を用いれば、切り出しコン
ベア上の粉体層の嵩密度ρの変化を迅速かつ正確に知る
ことができるため、粉体の供給量の制御精度を大幅に上
昇できる。また、本装置を製錬炉への乾鉱の供給に用い
れば乾鉱の供給量の変化に対応して熔錬炉の操業条件
(送風量、燃料量)を変更し、もって操業状態の安定維
持を図ることも容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本供給装置の主要部の断面図であり、乾
鉱の自熔炉への供給に本発明の供給装置を用いたもので
ある。
【図2】図2は本発明の装置の別の態様を示したもので
ある。
【符号の説明】
1−−−乾鉱庫 2−−−チェーンコンベア 3−−−乾鉱 4−−−フラッシング防止ダンパー 5−−−鉱層ダンパー 6−−−検知部 7−−−中仕切板 8−−−放射線源 9−−−放射線透過式密度計 10−−−ケーシング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体を貯蔵する貯蔵タンク、粉体を貯
    蔵タンクより搬出する切り出しコンベア、切り出しコン
    ベア上の粉体の層厚を一定にする層厚調節ダンパーと粉
    体層の嵩密度を測定する放射線透過式密度計から基本的
    に構成され、貯蔵タンクの下部に切り出しコンベアが設
    けられ、貯蔵タンクの出口近傍で切り出しコンベアの上
    方に層厚調節ダンパーを設け、層厚調節ダンパー以降で
    粉体の嵩密度測定可能な位置に放射線透過式密度計を取
    り付けたことを特徴とする粉体の定量供給装置。
  2. 【請求項2】 フラッシング防止ダンパーを貯蔵タン
    ク出口と層厚調節ダンパーとの間に設けたことを特徴と
    する請求項1記載の粉体の定量供給装置。
  3. 【請求項3】 放射線透過式密度計の出力に基づき切
    り出しコンベアの駆動モーターの回転数が制御されるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の粉体の定量供給
    装置。
JP25668093A 1993-10-14 1993-10-14 粉体の定量供給装置 Expired - Fee Related JP3282694B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009139330A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Anritsu Sanki System Co Ltd X線質量測定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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