JP4521828B2 - 灰溶融炉の自動制御方法とその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ごみ等を焼却した際に生じる灰を溶融処理する灰溶融設備の自動制御方法とその装置にかかり、更に詳しくは、灰溶融炉へ投入する灰の量及び飛灰混合率の自動制御方法とその装置に関するものである。
ごみ等を焼却した際に生じる焼却灰を溶融してスラグ化する灰溶融設備は、焼却灰の減容化及び資源化を目的として、従来より広く用いられている。灰溶融設備では、焼却灰を1200℃以上の高恒温で溶融した後に水で急冷することによって水砕スラグとよばれるSiO、CaO及びAlを主成分とするガラス質の固化物が得られる。また、灰溶融設備での溶融時に、灰に含まれるダイオキシン類は熱分解され、焼却灰中の重金属の大半は高温により揮発除去されるが、残留する微量の重金属類は前記ガラス質のスラグ内に封じ込められるため、水砕スラグは安全な物質であり、路盤材、コンクリート用骨材、アスファルト混合用骨材等として再生利用が可能である。
灰溶融炉で処理される灰は、焼却炉の炉底から排出される主灰を磁選、整粒等の処理を行った後の細かい灰である細粒灰と、焼却炉排ガス中に含まれる飛灰とがある。細粒灰と飛灰の性状は異なり、飛灰のほうが細粒灰よりもCa分を多く含む。一般に、灰の溶融点、溶流点は塩基度(CaO/SiO)によって決定するため、Ca分が多く塩基度が高い飛灰は、溶融点、溶流点が高い。
そのため、灰溶融炉内を適正な溶融状態にするために、飛灰混合率が高い灰を処理する場合はより高温に、飛灰混合率が低い灰を処理する場合はより低温にと、飛灰混合率によって灰溶融炉内の温度を調整しなくてはならない。さらに、灰溶融炉へ投入する灰の量に関しても、多い場合は高温に、少ない場合は低温にと、灰溶融炉内の温度を調整しなくてはならない。
そのため、従来では、ごみ焼却炉に併設したごみ焼却灰溶融設備において、焼却灰の溶融量・飛灰混合率の設定は細粒灰サイロと飛灰サイロの貯留量を見て、運転員が細粒灰と飛灰の投入量を決定していた。
しかしながら、前記の方法では、ごみ焼却量の変化、ごみ質の変化による細粒灰及び飛灰の発生量、比率の変化には自動追従することができず、運転員個々の判断の違いにより運転条件に差が生じるという問題があった。さらに、この方法では運転員の監視が必要不可欠であり、運転の自動化もできず運転員の省力化もできないという問題もあった。特にごみ焼却量の変化が大きい場合に、溶融炉への焼却灰の投入量・飛灰混合率の変化が大きくなり、溶融炉運転条件の変化が大きくなり耐火物寿命などに悪影響が見られた。
そのため、特許文献1には、灰若しくはスラグ性状をリアルタイムで正確に把握し、安定した溶融炉の運転を可能とするために、主灰計量器及び飛灰計量器と、該灰と成分比率の異なる調整剤を添加する調整剤計量器と、これらの計量器による供給量を夫々調整して生成した混合灰を溶融処理する溶融炉と、を備えた灰溶融処理設備において、前記溶融炉の前段に、前記主灰、飛灰若しくは混合灰にレーザを照射し発生したプラズマ光に基づき該灰中の組成成分を計測するLIBS装置と、前記主灰計量器、前記飛灰計量器、若しくは前記調整剤計量器の少なくとも何れか一の供給量を制御するコントローラと、を設け、前記LIBS装置にて計測された組成成分に基づき、前記混合灰中の所定の成分比率が一定となるように前記コントローラにより前記供給量を制御する技術が開示されている。
尚、前記調整剤は、焼却残渣に対し、この焼却残渣の粘度及び融点が定められた許容範囲内となるようにアルカリ薬剤を加えて焼却残渣の塩基度を調整し、この塩基度を調整した後に焼却残渣を溶融処理するものである。
特開2005−180726号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では前記主灰、飛灰若しくは混合灰にレーザを照射し発生したプラズマ光に基づき該灰中の組成成分を計測するLIBS装置が必要であり、装置構成が煩雑になるという課題があった。
そこで、本発明は、装置構成が煩雑化することなく安定した灰溶融炉の運転を可能とし、また、運転員の省力化による低ランニングコスト化をすることができる灰溶融炉の自動制御方法とその装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明は、焼却炉より排出される主灰を磁選、粒度分離処理を行った後の細粒灰を貯留する細粒灰貯留槽と、集塵機より貯留した飛灰を供給する手段を備えた飛灰貯留槽と、夫々の貯留槽底側に設けた供給手段を介して細粒灰と飛灰が所定配合比で投入される灰投入槽と、該投入槽より前記細粒灰と飛灰とからなる混合灰を灰溶融炉に供給する供給手段とを用意し、前記灰溶融炉への混合灰の供給量と配合比に応じて灰溶融炉への投入電力を制御する灰溶融炉の自動制御方法において、
前記細粒灰貯留槽と飛灰貯留槽それぞれの灰貯留重量若しくは貯留槽の変動部分を検知し、前記灰投入槽から灰溶融炉への混合灰切り出し量(Wk)が細粒灰貯留槽より灰投入槽への細粒灰切り出し量Wbと飛灰貯留槽より灰投入槽への飛灰切り出し量Wfの和(Wb+Wf)になるように灰溶融炉に供給する供給手段の駆動モータの回転数を制御することを特徴とする。
本発明は、例えば貯留槽底部に設けたロードセルにより貯留槽の灰貯留重量を直接検知する場合、貯留槽の排出灰重量より貯留槽の灰貯留重量を換算する場合、又本発明の実施例で示すように、飛灰測定にインパクトライン流量計を用いて、たとえば電磁フィーダより一定の高さ(h)から粉粒体が自然落下する場合、検出板に発生する衝撃力(F0)の水平成分がその粉粒体の瞬間重量流量(G)と比例関係にあることより飛灰重量を換算してもよい。
又前記灰投入槽は2段投入ホッパで構成した場合に、2段投入ホッパとは上部ホッパと下部ホッパとからなるために、貯留槽の灰貯留重量を直接検知する場合は、下部ホッパがスクリュウコンベヤ接続されており、このため貯留重量を精度よく測定するために、上部ホッパにロードセル式重量計を設けるのがよい。
更に又灰投入槽より前記細粒灰と飛灰とからなる混合灰を灰溶融炉に供給する供給手段として灰定量投入装置を用いているが、該灰定量投入装置は一般的にスクリューコンベヤであるため灰の比重により実際の灰の供給量が不安定である。この為、特許文献1では前記主灰、飛灰若しくは混合灰にレーザを照射し発生したプラズマ光に基づき該灰中の組成成分を計測するLIBS装置が必要であったが、LIBS装置を用いてもONタイムでの灰の投入量が判らない為、変化の遅い炉内温度などで電力を制御し,最適運転が出来ていなかった。
そこで、本発明は、焼却炉より排出される主灰を磁選、粒度分離処理を行った後の細粒灰を貯留する細粒灰貯留槽と、集塵機より貯留した飛灰を供給する手段を備えた飛灰貯留槽と、夫々の貯留槽底側に設けた供給手段を介して細粒灰と飛灰が所定配合比で投入される灰投入槽と、該投入槽より前記細粒灰と飛灰とからなる混合灰を灰溶融炉に供給する供給手段とを用意し、前記灰溶融炉への混合灰の供給量と配合比に応じて灰溶融炉への投入電力を制御する灰溶融炉の自動制御方法において、
前記細粒灰貯留槽と飛灰貯留槽それぞれの灰貯留重量若しくは貯留槽の変動部分検知し、灰投入槽から灰溶融炉への混合灰切り出し量(Wk)を、細粒灰切り出し量Wbと飛灰切り出し量Wfの比(Wb/Wf+Wb)若しくは(Wf/Wf+Wb)に基づいて灰溶融炉への投入電力を制御して前記細粒灰貯留槽と飛灰貯留槽それぞれの灰投入槽への細粒灰切り出し量Wbと飛灰切り出し量Wfを制御することを特徴とする。
請求項は本発明を具体化する装置構成に係る発明で、焼却炉より排出される主灰を磁選、粒度分離処理を行った後の細粒灰を貯留する細粒灰貯留槽と、集塵機より貯留した飛灰を供給する手段を備えた飛灰貯留槽と、夫々の貯留槽底側に設けた供給手段を介して細粒灰と飛灰が所定配合比で投入される灰投入槽と、該投入槽より前記細粒灰と飛灰とからなる混合灰を灰溶融炉に供給する供給手段と、前記灰溶融炉への混合灰の供給量と配合比に応じて灰溶融炉への投入電力を制御する制御手段を具えた灰溶融炉の自動制御装置において、
前記細粒灰貯留槽の細粒貯留重量若しくは貯留槽の変動部分を検知する第1の重量検知手段と飛灰貯留槽の飛灰貯留重量若しくは貯留槽の変動部分を検知する第2の重量検知手段と、前記灰投入槽から灰溶融炉への混合灰切り出し量(Wk)が細粒灰貯留槽より灰投入槽への細粒灰切り出し量Wbと飛灰貯留槽より灰投入槽への飛灰切り出し量Wfの和(Wb+Wf)になるように灰溶融炉に供給する供給手段の駆動モータの回転数を制御する第1の制御手段とを具えたことを特徴とする。
この場合に、焼却炉より排出される主灰を磁選、粒度分離処理を行った後の細粒灰を貯留する細粒灰貯留槽と、集塵機より貯留した飛灰を供給する手段を備えた飛灰貯留槽と、夫々の貯留槽底側に設けた供給手段を介して細粒灰と飛灰が所定配合比で投入される灰投入槽と、該投入槽より前記細粒灰と飛灰とからなる混合灰を灰溶融炉に供給する供給手段と、前記灰溶融炉への混合灰の供給量と配合比に応じて灰溶融炉への投入電力を制御する制御手段を具えた灰溶融炉の自動制御装置において、
前記細粒灰貯留槽の細粒貯留重量若しくは貯留槽の変動部分を検知する第1の重量検知手段と飛灰貯留槽の飛灰貯留重量若しくは貯留槽の変動部分を検知する第2の重量検知手段と、灰投入槽から灰溶融炉への混合灰切り出し量(Wk)を、細粒灰切り出し量Wbと飛灰切り出し量Wfの比(Wb/Wf+Wb)若しくは(Wf/Wf+Wb)に基づいて灰溶融炉への投入電力を制御して前記細粒灰貯留槽と飛灰貯留槽それぞれの灰投入槽への細粒灰切り出し量Wbと飛灰切り出し量Wfを制御する第3の制御手段を具えたことを特徴とする。
発明によれば、灰投入槽から灰溶融炉への混合灰切り出し量(Wk)と細粒灰切り出し量Wbと飛灰切り出し量Wfの比(Wb/Wf若しくはWf/Wb)に基づいて灰溶融炉への投入電力を制御する第3の制御手段を具えることによりONタイムで投入電力を制御し,最適運転が出来る。
本発明によれば、前記細粒灰貯留槽と飛灰貯留槽それぞれの貯留重量を検知し、該夫々の貯留重量が一定になるように、前記細粒灰貯留槽と飛灰貯留槽それぞれの灰投入槽への細粒灰切り出し量Wbと飛灰切り出し量Wfを制御するようにしたために、焼却炉に投入される廃棄物の焼却量の変化・廃棄物のごみ質の変化による細粒灰と飛灰の発生量・比率の変化した場合でもこれに対応して、灰溶融設備へ投入している灰の性状を正確に把握できる。
したがって前記灰投入槽の混合灰の貯留重量を検知し、該貯留重量が一定になるように、前記灰投入槽から灰溶融炉への混合灰切り出し量(Wk)を制御するか若しくは前記灰投入槽から灰溶融炉への混合灰切り出し量(Wk)が細粒灰貯留槽より灰投入槽への細粒灰切り出し量Wbと飛灰貯留槽より灰投入槽への飛灰切り出し量Wfの和(Wb+Wf)になるように灰溶融炉に供給する供給手段を駆動(回転数)制御することにより、運転員の監視操作と、個々の運転員の判断の差により運転条件の変化が生じることなく、運転安定性の向上を図ることができる。
特に本発明によれば、灰投入槽から灰溶融炉への混合灰切り出し量(Wk)と細粒灰切り出し量Wbと飛灰切り出し量Wfの比(Wb/Wf若しくはWf/Wb)に基づいて灰溶融炉への投入電力を制御することにより、投入灰の症状に対応して溶融温度等の運転条件をオンラインで正確に設定でき、スラグ品位向上・運転自動化を可能とする。
その結果、自動的に安定した灰溶融炉の運転が可能な条件を調整することができるため、運転員の監視が不要となり、運転員省力化も可能となる。
従って、本発明により、安定した灰溶融炉の運転を可能となり、また、運転員の省力化による低ランニングコスト化をすることができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、細粒灰貯留槽、飛灰貯留槽及び灰投入槽それぞれの貯留重量検知手段として、ロードセル式重量計を設けた本発明のフロー図である。図示しないごみ焼却炉で発生した細粒灰及び飛灰は、それぞれ細粒灰貯留槽1及び飛灰貯留槽4へ送られ貯留される。細粒灰貯留槽1に貯留された細粒灰は、図示しないロードセル式重量計により貯留重量を連続的に計測される。計測された貯留重量が一定となるように重量調節計(WC)2によってスクリューコンベヤ3のモーター回転数を自動制御し、スクリューコンベヤ3によって細粒灰はコンベヤ7を介して灰投入槽8へ送られる。飛灰も細粒灰と同様であり、飛灰貯留槽4に貯留された細粒灰は、図示しないロードセルにより貯留重量を連続的に計測される。計測された貯留重量が一定となるように重量調節計(WC)5によってスクリューコンベヤ6のモーター回転数を自動制御し、スクリューコンベヤ6によって飛灰はコンベヤ7を介して灰投入槽8へ送られる。
細粒灰貯留槽1及び飛灰貯留槽4より送られた細粒灰及び飛灰は、コンベヤ7及び灰投入槽8で混合されて混合灰となり、灰投入槽8に貯留される。灰投入槽8に貯留された混合灰は、図示しないロードセル式重量計により貯留重量を連続的に計測される。計測された貯留重量が一定となるように重量調節計(WC)9によってスクリューコンベヤ10のモーター回転数を自動制御し、スクリューコンベヤ10によって混合灰は灰溶融炉11へ送られる。
また、細粒灰貯留槽1へは細粒灰がごみ焼却炉から連続的に投入されており、この連続的に投入されている細粒灰の量は、ごみ焼却炉でのごみの量や性質によって変化する。しかし、前記の通り細粒灰貯留槽1の貯留重量が一定となるように細粒灰貯留槽1からの切り出し量Wbを自動制御することにより、切り出し量Wbは細粒灰貯留槽1へ投入された量と同じ量となるため、細粒灰貯留槽1からの切り出し量Wbすなわち細粒灰処理量は、細粒灰貯留槽1への投入量変化に追従して自動制御されている。
また、飛灰貯留槽4からの飛灰供給方法は前記細粒灰貯留槽1と同じく貯留重量を一定とする制御方法であるため、飛灰についても、飛灰貯留槽4からの切り出し量Wfすなわち飛灰処理量は、飛灰貯留槽4への投入量変化に追従して自動制御されている。
さらに、灰投入槽8へは、細粒灰貯留槽1及び飛灰貯留槽4より細粒灰及び飛灰が連続投入されているが、これらの量は前記の通りごみの量や性質によって変化し、細粒灰と飛灰の合計量は(Wb+Wf)となる。灰投入槽8からの混合灰切り出し方法も前記細粒灰貯留槽1及び飛灰貯留槽4と同じく貯留重量を一定とする方法であるため、混合灰についても、灰投入槽からの切り出し量Wkすなわち混合灰処理量(灰溶融炉11への供給量)は、灰投入槽8への投入量変化に追従して自動制御されている。
従って、細粒灰貯留槽1、飛灰貯留槽4及び灰投入槽8それぞれの重量が一定となるように切り出し量を調整することにより、ごみの量や性質による細粒灰や飛灰の量の変化に細粒灰切り出し量Wb、飛灰切り出し量Wf及び混合灰切り出し量Wkが自動的に追従することができるようになった。
図2は、細粒灰貯留槽の貯留重量を実質的に検知する手段としてベルトコンベヤ式重量計、飛灰貯留槽の貯留重量を実質的に検知する手段としてインパクトライン流量計、灰投入槽の貯留重量を実質的に検知する手段としてロードセル式重量計を設けた本発明のフロー図である。図示しないごみ焼却炉で発生した細粒灰及び飛灰は、それぞれ細粒灰貯留槽21及び飛灰貯留槽23へ送られ貯留される。細粒灰貯留槽21に貯留された細粒灰は、細粒灰貯留槽21の貯留重量が一定となるように、ベルトコンベヤ式重量計22によって排出灰重量を検知し、コンベヤ25を介して灰投入槽26へ送られる。また、飛灰貯留槽23へ貯留された飛灰は、飛灰貯留槽21の貯留重量が一定となるように、インパクトライン流量計24によって排出灰重量流量を検知し、コンベヤ25を介して灰投入ホッパ26へ供給される。
ここで、細粒灰はベルトコンベヤ式重量計で検知した排出重量より貯留槽の灰貯留重量を換算することにより貯留槽の灰重量を実質的に検知しており、飛灰はインパクトライン流量計を用いることにより、電磁フィーダより一定の高さ(h)から粉粒体が自然落下する場合、検出板に発生する衝撃力(F0)の水平成分がその粉粒体の瞬間重量流量(G)と比例関係にあることから排出飛灰重量を換算することにより貯留槽の灰重量を実質的に検知している。
細粒灰貯留槽21及び飛灰貯留槽23より送られた細粒灰及び飛灰は、コンベヤ25及び灰投入槽26で混合されて混合灰となって灰投入槽26に貯留され、灰投入槽26に貯留された混合灰は、ロードセル式重量計27により貯留重量を連続的に計測される。計測された貯留重量が一定となるように重量指示調節計(WIC)28によってスクリューコンベヤ29のモーター回転数を調整し、スクリューコンベヤ29によって混合灰は灰溶融炉30へ送られる。また、灰投入槽26を2段式投入ホッパとすることにより、スクリューコンベヤ29の振動によってロードセル式重量計27の計測値が安定しなくなることを防いだ。
ここで2段投入ホッパとは上部ホッパと下部ホッパとからなり、下部ホッパがスクリューコンベヤ接続されており、このため貯留重量を精度よく測定するために、上部ホッパにロードセル式重量計27を設けている。
灰投入ホッパ26へ投入される灰は、ベルトコンベヤ式重量計22で検知した細粒灰貯留槽21からの切り出し量Wb、インパクトライン流量計24で検知した飛灰貯留槽23からの切り出し量Wfの合計である(Wb+Wf)となる。灰投入槽26は貯留量が一定となるように制御しているため、灰投入槽26への投入量と灰投入槽26からの切り出し量は同じ量となり、灰投入槽26からの切り出し量Wk、すなわち灰溶融炉30への灰投入量は(Wb+Wf)となる。また、灰溶融炉30へ供給される混合灰の細粒灰と飛灰の比は、細粒灰切り出し量Wbと飛灰切り出し量Wfをそれぞれ前記ベルトコンベヤ式重量計22とインパクトライン流量計24で検知しているため、WfとWbの比によって求めることもできる。そのため、灰溶融炉30へは量、細粒灰と飛灰の比とも既知の混合灰を灰投入槽26より切り出して送ることができる。
図3は、スラグ温度1550℃における飛灰混合率別の溶融炉の溶融電力の灰投入量依存性のグラフである。縦軸は溶融電力(kW)、横軸は灰投入量(t/h)を表している。また、飛灰混合率が18%、21%、24%、35%の4種類のグラフを示している。飛灰混合率とは混合灰中の飛灰と混合灰の重量比でWf/(Wb+Wf)(%)である。グラフから明らかであるように、溶融電力は、灰投入量及び飛灰混合率によって決めることができる。
したがって、前記の通り、灰溶融炉30へ投入する灰の性状(投入量、飛灰混合率)は、Wb、Wfから計算することができるため、予め図3に示したような灰投入量、飛灰混合率、溶融電力の関係図を求めておけば、溶融電力を決めることができる。そこで、混合灰の性状31(投入量、飛灰混合率)から溶融電力を求めて、溶融炉の直流電源装置32に溶融電力を指示し、灰溶融炉30へ投入される混合灰の性状変化に追従してリアルタイムで溶融電力が変化するようにした。このことにより、混合灰の性状31(投入量、飛灰混合率)に追従してリアルタイムに灰溶融炉の溶融電力を対応させることができるようになり、灰溶融炉の安定運転ができるようになった。
また、図4(A)は本発明の制御方法を実施しないときの、灰投入槽からの灰供給量と灰供給用スクリューコンベヤの回転数のグラフであり、図4(B)は本発明の実施例2の制御方法を実施したときの、灰投入ホッパからの灰供給量と灰供給用スクリューコンベヤの回転数のグラフである。図4(A)、図4(B)いずれも縦軸は灰供給用スクリューコンベヤの回転数(%)(最大回転数を100%とする)、横軸は灰供給量(t/h)を表している。
例えば1.00t/hの灰を供給するとき、本発明を実施しないときは図4(A)のグラフよりスクリューコンベヤ回転数は10.6〜26.7%の16.1%の変動があるのに対し、本発明を実施したときは図4(B)のグラフよりスクリューコンベヤ回転数は14.8%〜22.8%の8.0%の変動となり、運転の安定性がさらに向上した。
また、本発明の自動制御方法を実施することによって、運転の安定化、自動化が可能になったため、運転員の省力化をすることができ、低ランニングコストでの運転も可能となった。
本発明によれば、装置構成が煩雑化することなく安定した灰溶融炉の運転を可能とし、また、運転員の省力化による低ランニングコスト化をすることができる灰溶融炉の自動制御方法とその装置を提供することができる。
細粒灰貯留槽、飛灰貯留槽及び灰投入槽それぞれの貯留重量検知手段として、ロードセル式重量計を設けた本発明のフロー図である。 細粒灰貯留槽の貯留重量を実質的に検知する手段としてベルトコンベヤ式重量計、飛灰貯留槽の貯留重量を実質的に検知する手段としてインパクトライン流量計、灰投入槽の貯留重量を実質的に検知する手段としてロードセル式重量計を設けた本発明のフロー図である。 スラグ温度1550℃における飛灰混合率別の溶融炉の溶融電力の灰投入量依存性のグラフである。 図4(A)は本発明の制御方法を実施しないときの、灰投入槽からの灰供給量と灰供給用スクリューコンベヤの回転数のグラフであり、図4(B)は本発明の実施例2の制御方法を実施したときの、灰投入ホッパからの灰供給量と灰供給用スクリューコンベヤの回転数のグラフである。
符号の説明
1、21 細粒灰貯留槽
2 細粒灰貯留槽用重量調節計
3 細粒灰用スクリューコンベヤ
4、23 飛灰貯留槽
5 飛灰貯留槽用重量調節計
6 飛灰用スクリューコンベヤ
7、25 コンベヤ
8、26 灰投入槽
9 灰投入槽用重量調節計
10 灰投入用スクリューコンベヤ
11 灰溶融炉
22 ベルトコンベヤ式重量計
24 インパクトライン流量計
27 ロードセル式重量計
28 重量指示調節計(WIC)
29 スクリューコンベヤ
30 灰溶融炉
31 混合灰の性状
32 直流電源装置

Claims (4)

  1. 焼却炉より排出される主灰を磁選、粒度分離処理を行った後の細粒灰を貯留する細粒灰貯留槽と、集塵機より貯留した飛灰を供給する手段を備えた飛灰貯留槽と、夫々の貯留槽底側に設けた供給手段を介して細粒灰と飛灰が所定配合比で投入される灰投入槽と、該投入槽より前記細粒灰と飛灰とからなる混合灰を灰溶融炉に供給する供給手段とを用意し、前記灰溶融炉への混合灰の供給量と配合比に応じて灰溶融炉への投入電力を制御する灰溶融炉の自動制御方法において、
    前記細粒灰貯留槽と飛灰貯留槽それぞれの灰貯留重量若しくは貯留槽の変動部分を検知し、前記灰投入槽から灰溶融炉への混合灰切り出し量(Wk)が細粒灰貯留槽より灰投入槽への細粒灰切り出し量Wbと飛灰貯留槽より灰投入槽への飛灰切り出し量Wfの和(Wb+Wf)になるように灰溶融炉に供給する供給手段の駆動モータの回転数を制御することを特徴とする灰溶融炉の自動制御方法。
  2. 焼却炉より排出される主灰を磁選、粒度分離処理を行った後の細粒灰を貯留する細粒灰貯留槽と、集塵機より貯留した飛灰を供給する手段を備えた飛灰貯留槽と、夫々の貯留槽底側に設けた供給手段を介して細粒灰と飛灰が所定配合比で投入される灰投入槽と、該投入槽より前記細粒灰と飛灰とからなる混合灰を灰溶融炉に供給する供給手段とを用意し、前記灰溶融炉への混合灰の供給量と配合比に応じて灰溶融炉への投入電力を制御する灰溶融炉の自動制御方法において、
    前記細粒灰貯留槽と飛灰貯留槽それぞれの灰貯留重量若しくは貯留槽の変動部分検知し、灰投入槽から灰溶融炉への混合灰切り出し量(Wk)を、細粒灰切り出し量Wbと飛灰切り出し量Wfの比(Wb/Wf+Wb)若しくは(Wf/Wf+Wb)に基づいて灰溶融炉への投入電力を制御して前記細粒灰貯留槽と飛灰貯留槽それぞれの灰投入槽への細粒灰切り出し量Wbと飛灰切り出し量Wfを制御することを特徴とする灰溶融炉の自動制御方法。
  3. 焼却炉より排出される主灰を磁選、粒度分離処理を行った後の細粒灰を貯留する細粒灰貯留槽と、集塵機より貯留した飛灰を供給する手段を備えた飛灰貯留槽と、夫々の貯留槽底側に設けた供給手段を介して細粒灰と飛灰が所定配合比で投入される灰投入槽と、該投入槽より前記細粒灰と飛灰とからなる混合灰を灰溶融炉に供給する供給手段と、前記灰溶融炉への混合灰の供給量と配合比に応じて灰溶融炉への投入電力を制御する制御手段を具えた灰溶融炉の自動制御装置において、
    前記細粒灰貯留槽の細粒貯留重量若しくは貯留槽の変動部分を検知する第1の重量検知手段と飛灰貯留槽の飛灰貯留重量若しくは貯留槽の変動部分を検知する第2の重量検知手段と、前記灰投入槽から灰溶融炉への混合灰切り出し量(Wk)が細粒灰貯留槽より灰投入槽への細粒灰切り出し量Wbと飛灰貯留槽より灰投入槽への飛灰切り出し量Wfの和(Wb+Wf)になるように灰溶融炉に供給する供給手段の駆動モータの回転数を制御する第1の制御手段とを具えたことを特徴とする灰溶融炉の自動制御装置。
  4. 焼却炉より排出される主灰を磁選、粒度分離処理を行った後の細粒灰を貯留する細粒灰貯留槽と、集塵機より貯留した飛灰を供給する手段を備えた飛灰貯留槽と、夫々の貯留槽底側に設けた供給手段を介して細粒灰と飛灰が所定配合比で投入される灰投入槽と、該投入槽より前記細粒灰と飛灰とからなる混合灰を灰溶融炉に供給する供給手段と、前記灰溶融炉への混合灰の供給量と配合比に応じて灰溶融炉への投入電力を制御する制御手段を具えた灰溶融炉の自動制御装置において、
    前記細粒灰貯留槽の細粒貯留重量若しくは貯留槽の変動部分を検知する第1の重量検知手段と飛灰貯留槽の飛灰貯留重量若しくは貯留槽の変動部分を検知する第2の重量検知手段と、灰投入槽から灰溶融炉への混合灰切り出し量(Wk)を、細粒灰切り出し量Wbと飛灰切り出し量Wfの比(Wb/Wf+Wb)若しくは(Wf/Wf+Wb)に基づいて灰溶融炉への投入電力を制御して前記細粒灰貯留槽と飛灰貯留槽それぞれの灰投入槽への細粒灰切り出し量Wbと飛灰切り出し量Wfを制御する第3の制御手段を具えたことを特徴とする灰溶融炉の自動制御装置。
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