JPH11319536A - 粉粒体供給設備 - Google Patents

粉粒体供給設備

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JPH11319536A
JPH11319536A JP10130891A JP13089198A JPH11319536A JP H11319536 A JPH11319536 A JP H11319536A JP 10130891 A JP10130891 A JP 10130891A JP 13089198 A JP13089198 A JP 13089198A JP H11319536 A JPH11319536 A JP H11319536A
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JP
Japan
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granular material
set value
flow rate
discharge
discharge amount
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JP10130891A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Ozawa
信之 小澤
Eijiro Kanayama
英次郎 金山
Yasuo Yamashita
泰生 山下
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各粉粒体定量供給装置からの排出流量を変化
させる場合でも粉粒体の配合比率が変化しない粉粒体供
給設備を提供する。 【解決手段】 指示された配合比率と総流量設定値とに
基づいて各フィーダ装置1A,1B,1Cの排出量設定
値を算出し、各フィーダ装置1A,1B,1Cの排出量
を調節しながら排出するターミナル装置10が設けら
れ、このターミナル装置10は、指示総流量設定値が段
階的に変更された際に、総流量設定値と配合比率とから
各フィーダ装置1A,1B,1Cの排出量設定値を算出
し、各フィーダ装置1A,1B,1Cの排出口位置と搬
送経路8の搬送速度とに基づく遅延時間に従って、搬送
経路下流側のフィーダ装置1B,1Cほど遅らせて流量
切換動作を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉粒体が所定速度
で送られる搬送経路に対して複数の粉粒体定量供給装置
が並べて配置されてなる粉粒体供給設備に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】重量が減った分だけ粉粒体を排出したこ
とを検知しながら粉粒体を連続的に一定量で供給するい
わゆるロスインウェイト式の粉粒体定量供給装置(以
下、フィーダ装置と称す)は知られており、図3に概略
的に示すように、このフィーダ装置1は、粉粒体2が投
入される粉粒体タンク部3と、この粉粒体タンク部3内
の粉粒体2を排出するスクリュフィーダ4と、スクリュ
フィーダ4を駆動する駆動用モータ5と、これらの粉粒
体タンク部3やスクリュフィーダ4や駆動用モータ5な
どを含めた総重量を随時計測する計量部6と、これらを
制御するコントローラ7などとを備えている。
【0003】図4に示すように、この種の複数のフィー
ダ装置1A,1B,1Cを、一定速度で搬送動作を行う
搬送コンベア9の搬送経路8の上方位置に上流側から下
流側に並べて配置し、各フィーダ装置1A,1B,1C
から排出される粉粒体2を搬送コンベア9上で、粉粒体
2の総流量に対する流量割合である配合比率(例えば5
0%,30%,20%)が一定となるように順次積層し
て搬送することも従来より行われている。この種の粉粒
体供給設備は例えば押出成形装置(図示せず)の供給側
などに配置され、この場合には、一定の配合比率で供給
された粉粒体2が例えば押出成形装置のシリンダやバレ
ル内で回転するスクリューにより移動されながら溶融、
混練され、定速で押出されて成形される。
【0004】この種の粉粒体供給設備において、図5に
示すように、全てのフィーダ装置1A,1B,1Cを同
時に駆動開始させると、搬送経路8の範囲L1において
はフィーダ装置1Aまたはフィーダ装置1Bから粉粒体
2が供給されておらず配合比率が異なってしまうため、
この範囲L1の粉粒体2は使用せずに廃棄したり、押出
成形装置で作った押出成形品を廃棄したりして、無駄な
粉粒体2を生じたり、押出成形の歩留まりが低下するな
どの不具合があった。
【0005】この不具合を解消するものとして、フィー
ダ装置1A,1B,1Cからの粉粒体2の供給開始タイ
ミングおよび供給停止タイミングを下流側のフィーダ装
置1B,1Cほど順次遅らせることが行われている。
【0006】つまり、図6に示すように、搬送経路8へ
の粉粒体2の供給開始に際して、搬送経路上流端に位置
するフィーダ装置1Aを最初に駆動開始させ、その後、
フィーダ装置1Aから供給した粉粒体2の供給先端部2
aとその下流のフィーダ装置1Bからの供給先端部2b
とが一致するように、搬送コンベア9の搬送速度とフィ
ーダ装置1A,1B間の距離とに基づいて、フィーダ装
置1Aよりもフィーダ装置1Bを遅らせて駆動開始さ
せ、さらに同様にフィーダ装置1Bよりもその下流のフ
ィーダ装置1Cを遅らせて駆動開始させる。これによ
り、各フィーダ装置1A,1B,1Cからの供給先端部
2a,2b,2cを一致させることができるので、供給
開始時においても搬送経路8で一定の配合比率となり、
粉粒体2の無駄がなくなる。
【0007】また、図7に示すように、フィーダ装置1
A,1B,1Cからの粉粒体2の供給停止時にも同様
に、停止タイミングを下流側のフィーダ装置1B,1C
ほど順次遅らせることで、各フィーダ装置1A,1B,
1Cからの供給終端部2d,2eを一致させることがで
きるので、供給停止時においても搬送経路8で異なる配
合比率の箇所がなくなり、粉粒体2の無駄がない。
【0008】なお、このように複数のフィーダ装置1
A,1B,1Cの供給開始タイミングおよび供給停止タ
イミングを異ならせる場合は、各フィーダ装置1A,1
B,1Cのコントローラ7に起動信号や停止信号を所定
の時間間隔で送信するようなシーケンス回路を別途に設
けていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】押出成形装置などにお
いては、装置の立ち上げ時にその押出成形能力を100
%発揮させることは不可能であり、例えば、立ち上げ時
に最大押出成形能力を発揮する粉粒体2の総流量設定値
(押出成形装置などの供給対象設備に最終的に供給され
る時間当たりの流量:例えば100kg/h)の30%
の流量を供給し、この状態で良好に押出成形が行われて
いることを確認した後、例えば最大押出成形能力の60
%、100%と、それぞれの場合において押出成形状態
が良好であることを確認しながら粉粒体2の供給流量を
順次段階的に増加させていくことが行われている。
【0010】しかしながら、従来の粉粒体供給設備で
は、各フィーダ装置1A,1B,1Cの供給開始タイミ
ングおよび供給停止タイミングについてはずらすことが
できたが、各フィーダ装置1A,1B,1Cの排出量を
変化させる際には、各フィーダ装置1A,1B,1Cを
同時に変更させるか、手動操作で各フィーダ装置1A,
1B,1Cを別個に変更することしかできない構成であ
った。そのために、図8に示すように、各フィーダ装置
1A,1B,1Cの排出量を切り換えた場合(各フィー
ダ装置1A,1B,1Cの排出量を同時に変更させた場
合を図示する)に、粉粒体2の排出量切換部分2f、2
g、2hが一致せずに、搬送経路8の範囲L2において
は配合比率が異なってしまうため、この範囲L2の粉粒
体2は使用せずに廃棄したり、押出成形の歩留まりが低
下したりするという課題を生じていた。
【0011】本発明は上記課題を解決するもので、フィ
ーダ装置などの各粉粒体定量供給装置からの排出量を変
化させる場合でも粉粒体の配合比率が変化しない粉粒体
供給設備を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の本発明は、粉粒体が所定速度で送られ
る搬送経路に対して、排出量を調整可能でかつ定量的に
排出可能な複数の粉粒体定量供給装置が上流側から下流
側に並べて配置され、各粉粒体定量供給装置からの時間
当たりの供給流量を総和した総流量設定値と、各粉粒体
定量供給装置から供給される粉粒体の総流量に対する流
量割合である配合比率とが、粉粒体の供給対象設備また
は管理装置から指示される粉粒体供給設備であって、指
示される配合比率と総流量設定値とに基づいて、各粉粒
体定量供給装置の時間当たりの排出量の設定値となる排
出量設定値を算出し、指示された配合比率および排出量
設定値に近づくように粉粒体定量供給装置の排出量を調
節しながら排出させる配合制御手段が設けられ、この配
合制御手段は、指示される総流量設定値が段階的に変更
された際に、配合比率と変更された総流量設定値とから
各粉粒体定量供給装置の排出量設定値を算出し、搬送経
路における各粉粒体定量供給装置の排出口の相対位置と
搬送経路の搬送速度とに基づく遅延時間に従って、搬送
経路下流側の粉粒体定量供給装置ほど遅らせて各粉粒体
の排出量切換部分が重なり合うように前記排出量設定値
に対応する排出量の切換動作を行わせて制御するもので
ある。
【0013】この構成により、総流量設定値が変更され
た際でも、各粉粒体の排出量切換部分が重なり合い、粉
粒体の配合比率は変化することなく一定に保たれる。ま
た、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の粉粒体
供給設備において、配合制御手段は、起動時および停止
時にも、搬送経路における各粉粒体定量供給装置の排出
手段の排出口の相対位置と搬送経路の搬送速度とに基づ
く遅延時間に従って、搬送経路下流側の粉粒体定量供給
装置ほど遅らせて前記排出量設定値に対応する排出量の
切換動作を行わせて制御する構成とされているととも
に、各粉粒体定量供給装置毎の特性の差にも対応可能な
ように、起動時の遅延時間と、停止時の遅延時間と、総
流量設定値変更時の遅延時間とが、それぞれ個別に設定
可能とされているものである。
【0014】この構成により、粉粒体定量供給装置の種
類が異なるなど、機械的特性や電気的特性が粉粒体定量
供給装置間で異なる場合でも、その特性に合わせて起動
時の遅延時間と、停止時の遅延時間と、総流量設定値変
更時の遅延時間とを個別に設定することで、起動時、停
止時および総流量設定値変更時に各粉粒体の排出開始、
排出停止および流量切換の部分を良好に重なり合わせる
ことができて、粉粒体の配合比率を良好に均一化するこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基き説明する。なお、従来の粉粒体供給設備
とほぼ同様な機能のものには同じ符号を付して、その説
明は省略する。
【0016】図1に示すように、この粉粒体供給設備に
は、全てのフィーダ装置1A,1B,1Cを統括して制
御し、配合制御手段としても機能するターミナル装置1
0が設けられている。このターミナル装置10は、記憶
部10aを内蔵しているとともに表示部10bも有して
いる。また、配合比率や遅延時間を入力可能なキーユニ
ット11が接続され、図示しないが押出成形装置などの
供給対象となる設備からも各種の信号を入力するように
なっている。ターミナル装置10に対しては、予め、キ
ーユニット11から配合比率や遅延時間が入力され、こ
れらのデータは記憶部10aに記憶される。
【0017】ターミナル装置10は、供給対象設備側よ
り入力指示された配合比率と総流量設定値とに基づいて
各フィーダ装置1A,1B,1Cの排出量設定値(各フ
ィーダ装置1A,1B,1Cの時間当たりの排出量の設
定値)を算出し、この排出量設定値データを各フィーダ
装置1A,1B,1Cのコントローラ7に出力する。そ
して、各フィーダ装置1A,1B,1Cのコントローラ
7が各フィーダ装置1A,1B,1Cの個別の単位時間
当りの計重値減少変化量に応じて排出量を調節しながら
排出させる。
【0018】この場合に、ターミナル装置10は、供給
対象設備の起動または停止に伴ってこの粉粒体供給設備
を起動または停止する際だけでなく、供給対象設備から
指示された総流量設定値が段階的に変更された際にも、
設定された遅延時間に従って、搬送経路下流側のフィー
ダ装置1B,1Cほど遅らせて制御する。例えば、供給
対象設備の起動時に、最初は総流量設定値が押出成形最
大能力(例えば100kg/h)の30%に設定された
場合には総流量設定値が100kg/h×30%=30
kg/hに設定され、配合比率(例えば50%,30
%,20%)に応じて、各フィーダ装置1A,1B,1
Cの排出量設定値がぞれぞれ15kg/h,9kg/
h,6kg/hに設定され、これらの配合比率が保た
れ、なおかつこれらの排出量設定値に各フィーダ装置1
A,1B,1Cの排出量が近づくように制御される。
【0019】ここで、遅延時間は、各フィーダ装置1
A,1B,1Cの排出口位置間の距離と搬送経路8の搬
送速度とに基づいて算出し、このデータを入力してお
く。例えば、上流端のフィーダ装置1Aとその下流のフ
ィーダ装置1Bの排出位置とが距離aだけ離れており、
上流端のフィーダ装置1Aと下流端のフィーダ装置1C
の排出口位置とが距離bだけ離れており、搬送コンベア
9の搬送速度がVである場合には、フィーダ装置1Bの
遅延時間としてa/V、フィーダ装置1Cの遅延時間と
してb/Vの各データを入力しておく。
【0020】これにより、ターミナル装置10は、供給
対象設備からの起動指示信号、停止指示信号および総流
量変更信号を入力した際に、各フィーダ装置1A,1
B,1Cのコントローラ7に対して、それぞれ設定され
た遅延時間だけ経過した後に各信号を出力して、搬送経
路下流側のフィーダ装置1A,1B,1Cほど遅らせて
各フィーダ装置1A,1B,1Cの起動、停止ないし排
出量切換を行わせる。また、供給対象設備から指示され
た総流量設定値が段階的に変更された際には、ターミナ
ル装置10は、変更された総流量設定値と設定された配
合比率とから各フィーダ装置1A,1B,1Cの排出量
設定値を算出し直し、この排出量設定値のデータを各フ
ィーダ装置1A,1B,1Cのコントローラ7に出力す
る。
【0021】例えば総流量設定値を、押出成形最大能力
(例えば100kg/h)の30%である30kg/h
から、押出成形最大能力の60%である60kg/h、
押出成形最大能力である100kg/hと変更する際に
は、総流量設定値が30kg/hと指示された際に、す
ぐに、最も上流のフィーダ装置1Aに対して排出量設定
値15kg/hを指示する信号が出力され、遅延時間a
/Vだけ時間が経過した後に、その下流のフィーダ装置
1Bに対して排出量設定値9kg/hを指示する信号が
出力され、遅延時間b/Vだけ時間が経過した後に、最
も下流のフィーダ装置1Cに対して排出量設定値6kg
/hを指示する信号が出力される。次に、総流量設定値
が30kg/hから60kg/hに切り換えられると、
最も上流のフィーダ装置1Aに対して排出量設定値30
kg/hを指示する信号が出力され、遅延時間a/Vだ
け時間が経過した後に、その下流のフィーダ装置1Bに
対して排出量設定値18kg/hを指示する信号が出力
され、遅延時間b/Vだけ時間が経過した後に、最も下
流のフィーダ装置1Cに対して排出量設定値12kg/
hを指示する信号が出力される。さらに、総流量設定値
が60kg/hから100kg/hに切り換えられる
と、最も上流のフィーダ装置1Aに対して排出量設定値
50kg/hを指示する信号が出力され、遅延時間a/
Vだけ時間が経過した後に、その下流のフィーダ装置1
Bに対して排出量設定値30kg/hを指示する信号が
出力され、遅延時間b/Vだけ時間が経過した後に、最
も下流のフィーダ装置1Cに対して排出量設定値20k
g/hを指示する信号が出力される。
【0022】この結果、各フィーダ装置1A,1B,1
Cからの供給先端部および供給終端部を一致させること
ができるだけでなく、図1に示すように、総流量設定値
が変更された際でも、各粉粒体2の排出量切換部分2
f、2gが重なり合い、粉粒体2の配合比率は変化する
ことなく一定に保たれる。
【0023】したがって、押出成形装置などの供給対象
設備を、30%から60%、100%と順次段階的に増
加させていく場合でも、これに良好に対応した量でなお
かつ配合比率も一定に維持された粉粒体2が供給対象設
備側に供給されるため、押出成形の歩留まりが向上する
とともに、無駄な粉粒体2を生じることがない。
【0024】また、従来のように、各フィーダ装置1
A,1B,1Cの排出量を変更するタイミングを手動操
作で個別に変更した場合には、変更時に、設定するフィ
ーダ装置1A,1B,1Cを誤って選択して変更順序な
どを誤設定してしまい、場合によっては押出成形装置な
どの供給対象設備を損傷したり、不良品を生じてしまう
おそれがあるが、上記構成によれば、予め、各フィーダ
装置1A,1B,1Cに対して遅延時間を設定すること
となるため、上述するような誤設定を防止できる効果も
ある。
【0025】さらに、ターミナル装置10において各種
の設定を容易に変更できるようにしたため、従来のよう
に、シーケンス回路を別途に設ける場合に比べて、設備
費が低減できるとともに、手間も省くことができる。
【0026】なお、上記の実施の形態においては、各フ
ィーダ装置1A,1B,1Cについての遅延時間を手動
で入力する場合を述べたが、これに代えて、搬送コンベ
ア9の搬送速度と各フィーダ装置1A,1B,1Cの排
出位置間の距離とを手動で入力して、各遅延時間はター
ミナル装置10において自動的に演算させて記憶させる
ようにしてもよい。
【0027】図2は、本発明の第2の実施の形態を示す
ものである。この粉粒体供給設備においては、各フィー
ダ装置1A,1B,1Cの種類が異なり(排出能力が異
なる場合を概略的に図示する)、起動時の遅延時間と、
停止時の遅延時間と、総流量設定値変更時の遅延時間と
が、キーユニット11からのターミナル装置10におけ
る設定項目としてそれぞれ個別に設定でき、それぞれの
データが記憶部10aに記憶される。
【0028】したがって、各フィーダ装置1A,1B,
1Cの種類が異なるなど、機械的特性ないし電気的特性
がフィーダ装置1A,1B,1C間で異なることに起因
して、フィーダ装置1A,1B,1Cに駆動開始信号を
出力した時から実際に粉粒体2が排出され始めるまでの
時間が各フィーダ装置1A,1B,1Cによって異なる
場合、また、フィーダ装置1A,1B,1Cに流量変更
信号を出力した時から実際に流量が変更されるまでの時
間が各フィーダ装置1A,1B,1Cによって異なる場
合、さらに、フィーダ装置1A,1B,1Cに駆動停止
信号を出力した時から実際に粉粒体2の排出動作が停止
されるまでの時間が各フィーダ装置1A,1B,1Cに
よって異なる場合の、何れの場合に応じても、各フィー
ダ装置1A,1B,1Cの排出位置間の距離と搬送経路
8の搬送速度とに基づいて各遅延時間を算出した際にこ
の時間差を考慮して調整して入力・記憶させる。
【0029】この構成により、各フィーダ装置1A,1
B,1Cの種類が異なるなど、フィーダ装置1A,1
B,1Cの特性が異なる場合でも、起動時、停止時およ
び総流量設定値変更時に各粉粒体2の排出開始、排出停
止および流量切換の部分2f、2gを良好に重なり合わ
せることが可能となり、粉粒体2の配合比率を一層良好
に均一化することができる。
【0030】なお、上記の各実施の形態においては、各
フィーダ装置1A,1B,1Cの種類が異なる場合を述
べたが、ロスインウェイト式のフィーダ装置に限るもの
ではなく、何れの実施の形態においても、ベルト式フィ
ーダ装置などの基本的な構造が異なる各種の粉粒体定量
供給装置などにも適用できることはいうまでもない。
【0031】また、上記の実施の形態においては、搬送
コンベア9としてベルトコンベアを用いた場合を図示し
たがこれに限るものではなく、各種コンベア装置などに
適用できることはもちろんであるだけでなく、フィーダ
機構などの送り機構を内蔵して複数の投入口を有する押
出成形装置に直接供給する場合などにも適用可能であ
る。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、配合制御
手段により、指示される総流量設定値が段階的に変更さ
れた際に、配合比率と変更された総流量設定値とから各
粉粒体定量供給装置の排出量設定値を算出し、搬送経路
における各粉粒体定量供給装置の排出口の相対位置と搬
送経路の搬送速度とに基づく遅延時間に従って、搬送経
路下流側の粉粒体定量供給装置ほど遅らせて各粉粒体の
排出量切換部分が重なり合うように前記排出量設定値に
対応する排出量の切換動作を行わせて制御することによ
り、総流量設定値が変更された際でも、各粉粒体の排出
量切換部分が重なり合い、粉粒体の配合比率は変化する
ことなく一定に保たれる。したがって、押出成形装置な
どの供給対象設備を順次段階的に増加させていく場合で
も、これに良好に対応した粉粒体が供給対象設備側に供
給されるため、押出成形の歩留まりが向上するととも
に、無駄な粉粒体を生じることがない。また、予め各粉
粒体定量供給装置に対して遅延時間を設定することとな
るため、誤設定を防止できて、安全性が向上する。
【0033】また、配合制御手段により、起動時および
停止時にも、搬送経路における各粉粒体定量供給装置の
排出手段の排出口の相対位置と搬送経路の搬送速度とに
基づく遅延時間に従って、搬送経路下流側の粉粒体定量
供給装置ほど遅らせて前記排出量設定値に対応する排出
量の切換動作を行わせて制御するとともに、各粉粒体定
量供給装置毎の特性の差にも対応可能なように、起動時
の遅延時間と、停止時の遅延時間と、総流量設定値変更
時の遅延時間とが、それぞれ個別に設定可能とすること
で、粉粒体定量供給装置の特性が異なる場合でも、起動
時、停止時および総流量設定値変更時に各粉粒体の排出
開始、排出停止および流量切換の部分を良好に重なり合
わせることができて、粉粒体の配合比率を良好に均一化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる粉粒体供給
設備を概略的に示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態にかかる粉粒体供給
設備を概略的に示す図である。
【図3】粉粒体定量供給装置を概略的に示す図である。
【図4】粉粒体供給設備を概略的に示す図である。
【図5】従来の粉粒体供給設備の問題点を説明するため
の図である。
【図6】粉粒体の供給開始タイミングを下流側の粉粒体
定量供給装置ほど順次遅らせる従来構成の粉粒体供給設
備を概略的に示す図である。
【図7】粉粒体の供給停止タイミングを下流側の粉粒体
定量供給装置ほど順次遅らせる従来構成の粉粒体供給設
備を概略的に示す図である。
【図8】従来の粉粒体供給設備の問題点を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C フィーダ装置(粉粒体定量
供給装置) 2 粉粒体 2g、2h、2i、2j 排出量切換部分 3 粉粒体タンク部 4 スクリュフィーダ 5 駆動用モータ 6 計量部 7 コントローラ 8 搬送経路 9 搬送コンベア 10 ターミナル装置 10a 記憶部 10b 表示部 11 キーユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体が所定速度で送られる搬送経路に
    対して、排出量を調整可能でかつ定量的に排出可能な複
    数の粉粒体定量供給装置が上流側から下流側に並べて配
    置され、各粉粒体定量供給装置からの時間当たりの供給
    流量を総和した総流量設定値と、各粉粒体定量供給装置
    から供給される粉粒体の総流量に対する流量割合である
    配合比率とが、粉粒体の供給対象設備または管理装置か
    ら指示される粉粒体供給設備であって、指示される配合
    比率と総流量設定値とに基づいて、各粉粒体定量供給装
    置の時間当たりの排出量の設定値となる排出量設定値を
    算出し、指示された配合比率および排出量設定値に近づ
    くように粉粒体定量供給装置の排出量を調節しながら排
    出させる配合制御手段が設けられ、この配合制御手段
    は、指示される総流量設定値が段階的に変更された際
    に、配合比率と変更された総流量設定値とから各粉粒体
    定量供給装置の排出量設定値を算出し、搬送経路におけ
    る各粉粒体定量供給装置の排出口の相対位置と搬送経路
    の搬送速度とに基づく遅延時間に従って、搬送経路下流
    側の粉粒体定量供給装置ほど遅らせて各粉粒体の排出量
    切換部分が重なり合うように前記排出量設定値に対応す
    る排出量の切換動作を行わせて制御する粉粒体供給設
    備。
  2. 【請求項2】 配合制御手段は、起動時および停止時に
    も、搬送経路における各粉粒体定量供給装置の排出口の
    相対位置と搬送経路の搬送速度とに基づく遅延時間に従
    って、搬送経路下流側の粉粒体定量供給装置ほど遅らせ
    て前記排出量設定値に対応する排出量の切換動作を行わ
    せて制御する構成とされているとともに、各粉粒体定量
    供給装置毎の特性の差にも対応可能なように、起動時の
    遅延時間と、停止時の遅延時間と、総流量設定値変更時
    の遅延時間とが、それぞれ個別に設定可能とされている
    請求項1記載の粉粒体供給設備。
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