JP2003225935A - 射出成形機および溶融樹脂粘度調整方法 - Google Patents
射出成形機および溶融樹脂粘度調整方法Info
- Publication number
- JP2003225935A JP2003225935A JP2002025072A JP2002025072A JP2003225935A JP 2003225935 A JP2003225935 A JP 2003225935A JP 2002025072 A JP2002025072 A JP 2002025072A JP 2002025072 A JP2002025072 A JP 2002025072A JP 2003225935 A JP2003225935 A JP 2003225935A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solvent
- injection molding
- molding machine
- valve
- molten resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/76—Measuring, controlling or regulating
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/18—Feeding the material into the injection moulding apparatus, i.e. feeding the non-plastified material into the injection unit
- B29C45/1816—Feeding auxiliary material, e.g. colouring material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C45/7646—Measuring, controlling or regulating viscosity
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2945/00—Indexing scheme relating to injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould
- B29C2945/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C2945/76003—Measured parameter
- B29C2945/76013—Force
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2945/00—Indexing scheme relating to injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould
- B29C2945/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C2945/76494—Controlled parameter
- B29C2945/76538—Viscosity
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2945/00—Indexing scheme relating to injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould
- B29C2945/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C2945/76655—Location of control
- B29C2945/76765—Moulding material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2945/00—Indexing scheme relating to injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould
- B29C2945/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C2945/76929—Controlling method
- B29C2945/76939—Using stored or historical data sets
- B29C2945/76943—Using stored or historical data sets compare with thresholds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C45/7666—Measuring, controlling or regulating of power or energy, e.g. integral function of force
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 射出成形機および溶融樹脂粘度調整方法を提
供すること。 【解決手段】 本発明の射出成形機は、側面に貫通する
孔8を有し樹脂材料53を加熱溶融する加熱バレル2と、前
記加熱バレル内に装着されて樹脂材料53を混練するスク
リュ4と、スクリュ4を回転駆動するモータ3と,溶媒54
を加熱バレル2に導くために孔8に嵌合された管12と、管
12へ樹脂材料53が漏れるのを防止するために孔8に設け
たフィルタ18と、管12の管路の途中に設けた弁9と、前
記管路の終端に設けたタンク10と、モータ3の負荷Lを検
出する負荷検出部30と、モータ3の負荷Lに対する基準値
Sを設定する制御部31と、負荷検出部30および制御部31
の値を比較して溶媒54の供給および排出のいずれかを行
なうために弁9を駆動する駆動部19とを備える。
供すること。 【解決手段】 本発明の射出成形機は、側面に貫通する
孔8を有し樹脂材料53を加熱溶融する加熱バレル2と、前
記加熱バレル内に装着されて樹脂材料53を混練するスク
リュ4と、スクリュ4を回転駆動するモータ3と,溶媒54
を加熱バレル2に導くために孔8に嵌合された管12と、管
12へ樹脂材料53が漏れるのを防止するために孔8に設け
たフィルタ18と、管12の管路の途中に設けた弁9と、前
記管路の終端に設けたタンク10と、モータ3の負荷Lを検
出する負荷検出部30と、モータ3の負荷Lに対する基準値
Sを設定する制御部31と、負荷検出部30および制御部31
の値を比較して溶媒54の供給および排出のいずれかを行
なうために弁9を駆動する駆動部19とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末材料およびバ
インダを含む溶融樹脂の粘度を調整する射出成形機およ
び溶融樹脂粘度調整方法に関する。
インダを含む溶融樹脂の粘度を調整する射出成形機およ
び溶融樹脂粘度調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機にて金属またはセラミックス
の粉末を樹脂系のバインダおよび樹脂材料と加熱混練し
て射出成形する粉末射出成形の方法がある。粉末射出成
形する場合、射出成形機における加熱混練時に適度な粘
度になるようなバインダおよび樹脂材料を成形品の種類
に応じて予め選定し、用意しなければならない。しか
も、樹脂材料に含まれるバインダの粘度が維持されるよ
うに厳格な管理が必要となる。すなわち、成形品の種類
に応じ適度な粘度になるバインダおよび樹脂材料の組み
合わせを探し、バインダおよび樹脂材料の入替えを行う
という面倒な作業をその都度する必要がある。
の粉末を樹脂系のバインダおよび樹脂材料と加熱混練し
て射出成形する粉末射出成形の方法がある。粉末射出成
形する場合、射出成形機における加熱混練時に適度な粘
度になるようなバインダおよび樹脂材料を成形品の種類
に応じて予め選定し、用意しなければならない。しか
も、樹脂材料に含まれるバインダの粘度が維持されるよ
うに厳格な管理が必要となる。すなわち、成形品の種類
に応じ適度な粘度になるバインダおよび樹脂材料の組み
合わせを探し、バインダおよび樹脂材料の入替えを行う
という面倒な作業をその都度する必要がある。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、従来の
射出成形機では運転中に粉末材料およびバインダを含む
溶融樹脂の粘度を調整することはしていないので、樹脂
材料およびバインダを予め選定して、バインダの粘度を
維持するように管理しなければならない。
射出成形機では運転中に粉末材料およびバインダを含む
溶融樹脂の粘度を調整することはしていないので、樹脂
材料およびバインダを予め選定して、バインダの粘度を
維持するように管理しなければならない。
【0004】本発明の目的は、粉末材料およびバインダ
を含む溶融樹脂の粘度を調整する射出成形機および溶融
樹脂粘度調整方法を提供することにある。
を含む溶融樹脂の粘度を調整する射出成形機および溶融
樹脂粘度調整方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに本発明は、側面に貫通する孔を有し、粉末材料、バ
インダおよび樹脂材料を加熱して溶融樹脂にする加熱バ
レルと、前記加熱バレル内に装着されて前記樹脂材料を
混練するスクリュと、前記スクリュを回転駆動するモー
タと,前記溶融樹脂の粘度を調整するために用いられる
溶媒を導くために前記孔に嵌合された管と、前記樹脂材
料が前記管に漏れるのを防止するために前記孔に設けた
フィルタと、前記管の管路の途中に設けた弁と、前記管
路の終端に設けたタンクと、前記モータの負荷の値を検
出する負荷検出部と、前記モータの負荷に対する基準値
を設定する制御部と、前記負荷の値と前記基準値を比較
して前記溶媒の供給および排出のいずれかを行なうため
に前記弁を駆動する駆動部とを備える。
めに本発明は、側面に貫通する孔を有し、粉末材料、バ
インダおよび樹脂材料を加熱して溶融樹脂にする加熱バ
レルと、前記加熱バレル内に装着されて前記樹脂材料を
混練するスクリュと、前記スクリュを回転駆動するモー
タと,前記溶融樹脂の粘度を調整するために用いられる
溶媒を導くために前記孔に嵌合された管と、前記樹脂材
料が前記管に漏れるのを防止するために前記孔に設けた
フィルタと、前記管の管路の途中に設けた弁と、前記管
路の終端に設けたタンクと、前記モータの負荷の値を検
出する負荷検出部と、前記モータの負荷に対する基準値
を設定する制御部と、前記負荷の値と前記基準値を比較
して前記溶媒の供給および排出のいずれかを行なうため
に前記弁を駆動する駆動部とを備える。
【0006】また、前記溶媒を送出するためのポンプを
前記管路の途中に設け、前記駆動部により前記溶媒が供
給および排出されるいずれかの方向に前記ポンプを回転
駆動するようにする。
前記管路の途中に設け、前記駆動部により前記溶媒が供
給および排出されるいずれかの方向に前記ポンプを回転
駆動するようにする。
【0007】また、前記の孔、管、フィルタ、弁および
タンクをもう1系統別に設け、溶媒を供給する経路と排
出する経路を別々に備える。
タンクをもう1系統別に設け、溶媒を供給する経路と排
出する経路を別々に備える。
【0008】また、前記両系統にポンプをそれぞれ備え
る。
る。
【0009】また、前記制御部にて、粉末材料、バイン
ダ、樹脂材料および溶媒の種類の違いならびに成形条件
の違いに応じて選択できるように値の異なる基準値を複
数設定する。
ダ、樹脂材料および溶媒の種類の違いならびに成形条件
の違いに応じて選択できるように値の異なる基準値を複
数設定する。
【0010】また、前記駆動部にて、前記弁を所定時間
だけ作動させ所定量の溶媒を供給および排出するように
する。
だけ作動させ所定量の溶媒を供給および排出するように
する。
【0011】また、前記制御部にて、溶媒の供給および
排出動作をより安定するために停止信号を発生するよう
にする。
排出動作をより安定するために停止信号を発生するよう
にする。
【0012】また、側面に貫通する孔を有し、粉末材
料、バインダおよび樹脂材料を加熱して溶融樹脂とする
加熱バレルと、前記加熱バレル内に装着されて前記樹脂
材料を混練するスクリュと、前記スクリュを回転駆動す
るモータと,前記溶融樹脂の粘度を調整するために用い
られる溶媒を導くために前記孔に嵌合された管と、前記
樹脂材料が前記管に漏れるのを防止するために前記孔に
設けたフィルタと、前記管の管路の途中に設けた弁と、
前記管路の終端に設けたタンクと、前記モータの負荷の
値を検出する負荷検出部と、前記モータの負荷に対する
基準値を設定する制御部と、前記負荷の値と前記基準値
を比較して前記溶媒の供給および排出のいずれかをする
ために前記弁を駆動する駆動部とを備えた射出成形機を
用いて、前記モータの負荷の値を検出する検出工程と、
前記負荷の値と比較するための基準値を設定する基準値
設定工程と、前記負荷の値と前記基準値を比較して出力
信号を出力する比較工程と、前記駆動部の出力信号によ
り前記弁を作動させて前記孔から溶媒を供給および排出
のいずれかを行なう溶媒送り工程とからなる。
料、バインダおよび樹脂材料を加熱して溶融樹脂とする
加熱バレルと、前記加熱バレル内に装着されて前記樹脂
材料を混練するスクリュと、前記スクリュを回転駆動す
るモータと,前記溶融樹脂の粘度を調整するために用い
られる溶媒を導くために前記孔に嵌合された管と、前記
樹脂材料が前記管に漏れるのを防止するために前記孔に
設けたフィルタと、前記管の管路の途中に設けた弁と、
前記管路の終端に設けたタンクと、前記モータの負荷の
値を検出する負荷検出部と、前記モータの負荷に対する
基準値を設定する制御部と、前記負荷の値と前記基準値
を比較して前記溶媒の供給および排出のいずれかをする
ために前記弁を駆動する駆動部とを備えた射出成形機を
用いて、前記モータの負荷の値を検出する検出工程と、
前記負荷の値と比較するための基準値を設定する基準値
設定工程と、前記負荷の値と前記基準値を比較して出力
信号を出力する比較工程と、前記駆動部の出力信号によ
り前記弁を作動させて前記孔から溶媒を供給および排出
のいずれかを行なう溶媒送り工程とからなる。
【0013】また、前記溶媒を送出するためのポンプを
前記管路の途中に設け、前記駆動部により前記溶媒が供
給および排出されるいずれかの方向に前記ポンプを回転
駆動するようにした射出成形機を用いて、前記溶媒送り
工程において、前記出力信号により溶媒が供給および排
出されるいずれかの方向に前記ポンプを回転させるとと
もに前記弁を開くことにより溶媒の供給および排出のい
ずれかを行なう。
前記管路の途中に設け、前記駆動部により前記溶媒が供
給および排出されるいずれかの方向に前記ポンプを回転
駆動するようにした射出成形機を用いて、前記溶媒送り
工程において、前記出力信号により溶媒が供給および排
出されるいずれかの方向に前記ポンプを回転させるとと
もに前記弁を開くことにより溶媒の供給および排出のい
ずれかを行なう。
【0014】また、前記の孔、管、フィルタ、弁および
タンクをもう1系統別に設けた射出成形機を用いて、前
記溶媒送り工程において、溶媒の供給および排出を別々
にする。
タンクをもう1系統別に設けた射出成形機を用いて、前
記溶媒送り工程において、溶媒の供給および排出を別々
にする。
【0015】また、前記両系統にポンプをそれぞれ設け
た射出成形機を用いて、前記溶媒送り工程において、溶
媒の供給および排出を別々にする。
た射出成形機を用いて、前記溶媒送り工程において、溶
媒の供給および排出を別々にする。
【0016】また、前記基準値設定工程にて、粉末材
料、バインダ、樹脂材料および溶媒の種類の違いならび
に成形条件の違いに応じて選択できるように値の異なる
基準値を複数設定する。
料、バインダ、樹脂材料および溶媒の種類の違いならび
に成形条件の違いに応じて選択できるように値の異なる
基準値を複数設定する。
【0017】また、前記溶媒送り工程にて、前記弁を所
定時間だけ作動させ所定量の溶媒を供給および排出をす
る。
定時間だけ作動させ所定量の溶媒を供給および排出をす
る。
【0018】また、上記の方法に停止工程を加え、溶媒
の供給および排出動作をより安定させるために停止信号
を発生する。
の供給および排出動作をより安定させるために停止信号
を発生する。
【0019】
【作用】粉末材料およびバインダを含む加熱された溶融
樹脂をスクリュにて混練すると、前記溶融樹脂の粘度に
応じて前記スクリュを回転駆動するモータに負荷がかか
る。この負荷を検出部にて検出して、制御部に設定され
ているモータの負荷の基準値と比較し、駆動部によって
弁を開き、溶媒を一定時間または一定量づつ供給および
排出のいずれかをし、混練を続けながら前記モータの負
荷を再度検出しては、負荷が所定の値になるまで供給お
よび排出のいずれかを繰り返す。また、管路の途中にポ
ンプを設けた場合は、弁の開閉とともにポンプの駆動と
停止を行なうことで溶媒の供給および排出の能力がより
上がるようになる。
樹脂をスクリュにて混練すると、前記溶融樹脂の粘度に
応じて前記スクリュを回転駆動するモータに負荷がかか
る。この負荷を検出部にて検出して、制御部に設定され
ているモータの負荷の基準値と比較し、駆動部によって
弁を開き、溶媒を一定時間または一定量づつ供給および
排出のいずれかをし、混練を続けながら前記モータの負
荷を再度検出しては、負荷が所定の値になるまで供給お
よび排出のいずれかを繰り返す。また、管路の途中にポ
ンプを設けた場合は、弁の開閉とともにポンプの駆動と
停止を行なうことで溶媒の供給および排出の能力がより
上がるようになる。
【0020】これにより射出成形機の運転中に粉末材料
およびバインダを含む溶融樹脂の粘度の調整が容易にで
きるようになる。
およびバインダを含む溶融樹脂の粘度の調整が容易にで
きるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例を図1に示
して説明する。図1は、本発明に係わる射出成形機(図
示省略)の射出装置1および溶媒送り装置41の概要を示
した図である。射出装置1は加熱バレル2の内径部に計
量用のモータ3により回転するスクリュ4を有している。
この加熱バレル2の後端部には金属およびセラミックス
などの粉末材料51と樹脂材料53を結合するバインダ52を
前記粉末材料51および樹脂材料53とともに加熱バレル2
内に供給するホッパ6が取付けてあり、樹脂材料53を加
熱バレル2の外側面に設けた図示していない加熱装置か
らの加熱とスクリュ4の回転によるせん断熱により溶解
し、スクリュ前方(図中左方向)に計量した後、スクリ
ュ4をさらに前進(図中左方向)させ、計量した溶融樹
脂を加熱バレル2の先端のノズル7から金型内(図示省
略)に射出するようにしている。
して説明する。図1は、本発明に係わる射出成形機(図
示省略)の射出装置1および溶媒送り装置41の概要を示
した図である。射出装置1は加熱バレル2の内径部に計
量用のモータ3により回転するスクリュ4を有している。
この加熱バレル2の後端部には金属およびセラミックス
などの粉末材料51と樹脂材料53を結合するバインダ52を
前記粉末材料51および樹脂材料53とともに加熱バレル2
内に供給するホッパ6が取付けてあり、樹脂材料53を加
熱バレル2の外側面に設けた図示していない加熱装置か
らの加熱とスクリュ4の回転によるせん断熱により溶解
し、スクリュ前方(図中左方向)に計量した後、スクリ
ュ4をさらに前進(図中左方向)させ、計量した溶融樹
脂を加熱バレル2の先端のノズル7から金型内(図示省
略)に射出するようにしている。
【0022】金型内に射出された樹脂を金型キャビティ
の隅々まで行き渡らせ、成形後の製品のできばえを確実
にするために粉末材料51、バインダ52および樹脂材料53
を含む溶融樹脂の粘度を調整するために溶媒54が用いら
れる。溶媒54の例としては水、エタノール、ベンゼンお
よびトルエンなどがあり、溶媒54の状態は温度にもよる
が液体および気体の状態である。この溶媒54を供給する
ために加熱バレル2の側面には加熱バレル2の内側にまで
貫通する孔8を設ける。孔8には、加熱バレル2から粉末
材料51、バインダ52および樹脂材料53が漏れないように
フィルタ18を設ける。
の隅々まで行き渡らせ、成形後の製品のできばえを確実
にするために粉末材料51、バインダ52および樹脂材料53
を含む溶融樹脂の粘度を調整するために溶媒54が用いら
れる。溶媒54の例としては水、エタノール、ベンゼンお
よびトルエンなどがあり、溶媒54の状態は温度にもよる
が液体および気体の状態である。この溶媒54を供給する
ために加熱バレル2の側面には加熱バレル2の内側にまで
貫通する孔8を設ける。孔8には、加熱バレル2から粉末
材料51、バインダ52および樹脂材料53が漏れないように
フィルタ18を設ける。
【0023】次に、溶媒送り装置41について説明する。
溶媒送り装置41は、弁9、タンク10、ポンプ11、管12、
駆動部19、負荷検出部30および制御部31で構成されてい
る。駆動部19、負荷検出部30および制御部31は、射出成
形機に搭載された制御盤(図示省略)に内蔵されてい
る。駆動部19からの電線は弁9とポンプ11を駆動するた
めに弁9およびポンプ11の接続端子に電気配線されてい
る。また、負荷検出部30からの電線は、モータ3の負荷
を検知するために、モータ3の接続端子に電気配線され
ている。タンク10から溶媒54を導く管12を設けて、孔8
に管12を嵌合し、その管路の途中に弁9を設ける。この
弁9を開閉して溶媒54を供給したり停止したりして溶融
樹脂の粘度を調整する。
溶媒送り装置41は、弁9、タンク10、ポンプ11、管12、
駆動部19、負荷検出部30および制御部31で構成されてい
る。駆動部19、負荷検出部30および制御部31は、射出成
形機に搭載された制御盤(図示省略)に内蔵されてい
る。駆動部19からの電線は弁9とポンプ11を駆動するた
めに弁9およびポンプ11の接続端子に電気配線されてい
る。また、負荷検出部30からの電線は、モータ3の負荷
を検知するために、モータ3の接続端子に電気配線され
ている。タンク10から溶媒54を導く管12を設けて、孔8
に管12を嵌合し、その管路の途中に弁9を設ける。この
弁9を開閉して溶媒54を供給したり停止したりして溶融
樹脂の粘度を調整する。
【0024】大気より密閉されたタンク10内の圧力が加
熱バレル2内の圧力より充分高い場合は、弁9を開くこと
で前記溶媒は加熱バレル2内に供給される。さらに、圧
力差を補う場合、または、開放されたタンクを用いる場
合は、管路の途中にポンプ11を設けてポンプ11を駆動す
る。
熱バレル2内の圧力より充分高い場合は、弁9を開くこと
で前記溶媒は加熱バレル2内に供給される。さらに、圧
力差を補う場合、または、開放されたタンクを用いる場
合は、管路の途中にポンプ11を設けてポンプ11を駆動す
る。
【0025】次に、弁9およびポンプ11を制御部31で制
御し、駆動部19で駆動して粘度を調整する方法について
説明する。駆動部19に入力される基準値Sは、駆動部19
の前段に示された制御部31によって設定されて駆動部19
に入力される。制御部31に示されたS1、S2、・・・、Sn
は、粉末材料51、バインダ52、樹脂材料53および溶媒54
の種類の違いに応じて予め設定されたモータ3の負荷に
対する基準値をそれぞれ示す。前記S1、S2、・・・、Sn
のいずれかが選択されて、基準値Sとして駆動部19に入
力される。駆動部19がモータ3から負荷検出部30によっ
て検出される負荷の値Lと制御部31で予め設定してある
モータ3の基準値Sとを比較したとき、L>Sの場合、加熱
バレル2内の溶融樹脂の粘度が高く溶媒が少ないと判断
されて、弁9とポンプ11を駆動するための信号D1とD2が
駆動部19から出力されて弁9とポンプ11に作用し、弁9を
開くとともに、ポンプ11を回転駆動し、タンク10から溶
媒を加熱バレル2の中へ供給する。
御し、駆動部19で駆動して粘度を調整する方法について
説明する。駆動部19に入力される基準値Sは、駆動部19
の前段に示された制御部31によって設定されて駆動部19
に入力される。制御部31に示されたS1、S2、・・・、Sn
は、粉末材料51、バインダ52、樹脂材料53および溶媒54
の種類の違いに応じて予め設定されたモータ3の負荷に
対する基準値をそれぞれ示す。前記S1、S2、・・・、Sn
のいずれかが選択されて、基準値Sとして駆動部19に入
力される。駆動部19がモータ3から負荷検出部30によっ
て検出される負荷の値Lと制御部31で予め設定してある
モータ3の基準値Sとを比較したとき、L>Sの場合、加熱
バレル2内の溶融樹脂の粘度が高く溶媒が少ないと判断
されて、弁9とポンプ11を駆動するための信号D1とD2が
駆動部19から出力されて弁9とポンプ11に作用し、弁9を
開くとともに、ポンプ11を回転駆動し、タンク10から溶
媒を加熱バレル2の中へ供給する。
【0026】前記駆動信号D1、D2は、L>Sの状態の期間
でオンするという方法もとれるが、より確実な制御をす
るために、所定量(すなわち、1ショット)づつ供給す
るために、L>Sの状態の期間に所定時間だけオンする方
法をとる。すなわち、1ショット信号を発生する回路
(図示省略)を設けて駆動信号D1、D2を1ショット出力
をする。ある所定の時間経過後、L>Sの状態であれば、
さらに1ショットづつD1、D2を出力してL≦Sの状態にな
るまで繰り返して溶融樹脂の粘度を調整する。
でオンするという方法もとれるが、より確実な制御をす
るために、所定量(すなわち、1ショット)づつ供給す
るために、L>Sの状態の期間に所定時間だけオンする方
法をとる。すなわち、1ショット信号を発生する回路
(図示省略)を設けて駆動信号D1、D2を1ショット出力
をする。ある所定の時間経過後、L>Sの状態であれば、
さらに1ショットづつD1、D2を出力してL≦Sの状態にな
るまで繰り返して溶融樹脂の粘度を調整する。
【0027】溶媒54の供給動作を、さらに、より確実に
するために停止信号を制御部31にて発生し、この停止信
号を用いて次のように駆動部19の駆動信号D1、D2を制御
する。モータの負荷と基準値を比較する期間を設け、そ
の期間以外の場合は、D1、D2をオフして供給を停止す
る。すなわち、供給動作を安定させるためにモータ3の
負荷L>基準値Sでも、弁9が開かないように制御部から
停止信号を駆動部19に送出しD1、D2をブロックする。上
記の動作を繰り返すことにより、溶融樹脂は所望の粘度
に調整される。
するために停止信号を制御部31にて発生し、この停止信
号を用いて次のように駆動部19の駆動信号D1、D2を制御
する。モータの負荷と基準値を比較する期間を設け、そ
の期間以外の場合は、D1、D2をオフして供給を停止す
る。すなわち、供給動作を安定させるためにモータ3の
負荷L>基準値Sでも、弁9が開かないように制御部から
停止信号を駆動部19に送出しD1、D2をブロックする。上
記の動作を繰り返すことにより、溶融樹脂は所望の粘度
に調整される。
【0028】次に、図2を用いて説明する。図2は、本
発明の第2の実施例を示し、溶媒54を排出する場合の射
出装置1および溶媒送り装置42に関する図である。前記
においては、溶媒54を供給して溶融樹脂の粘度を調整す
る方法について説明したが、図2に示すように予め溶媒
54を粉末材料51、バインダ52および樹脂材料53に混入し
ておき、溶媒54を孔13から排出して溶融樹脂の粘度を調
整する方法もある。加熱バレル2内の圧力とタンク15内
の圧力の差が充分ある場合は、弁14を開くことで溶媒54
を排出することができる。さらに溶媒54の排出能力を上
げたい場合は、管路の途中にポンプ16を設け、ポンプ16
の回転方向を供給するときの回転方向と逆にすればよ
い。
発明の第2の実施例を示し、溶媒54を排出する場合の射
出装置1および溶媒送り装置42に関する図である。前記
においては、溶媒54を供給して溶融樹脂の粘度を調整す
る方法について説明したが、図2に示すように予め溶媒
54を粉末材料51、バインダ52および樹脂材料53に混入し
ておき、溶媒54を孔13から排出して溶融樹脂の粘度を調
整する方法もある。加熱バレル2内の圧力とタンク15内
の圧力の差が充分ある場合は、弁14を開くことで溶媒54
を排出することができる。さらに溶媒54の排出能力を上
げたい場合は、管路の途中にポンプ16を設け、ポンプ16
の回転方向を供給するときの回転方向と逆にすればよ
い。
【0029】また、駆動部19がモータ3の負荷L<基準値
Sと判断した場合、加熱バレル2の中の溶融樹脂の粘度が
低く溶媒54が多いと判断し、弁14とポンプ16を駆動する
ための信号D1、D2が駆動部19から出力され、その信号D
1、D2が管17の途中にある弁14およびポンプ16に作用
し、弁14を開くとともに、ポンプ16を駆動させ、加熱バ
レル2の中から溶媒54を排出し、タンク15へ溶媒54を戻
すようにしている。また、上と同様な理由で、停止信号
を用いて駆動部19を制御する。
Sと判断した場合、加熱バレル2の中の溶融樹脂の粘度が
低く溶媒54が多いと判断し、弁14とポンプ16を駆動する
ための信号D1、D2が駆動部19から出力され、その信号D
1、D2が管17の途中にある弁14およびポンプ16に作用
し、弁14を開くとともに、ポンプ16を駆動させ、加熱バ
レル2の中から溶媒54を排出し、タンク15へ溶媒54を戻
すようにしている。また、上と同様な理由で、停止信号
を用いて駆動部19を制御する。
【0030】図3は、本発明の第3の実施例を示し、溶
媒54を供給および排出する場合の射出装置1および溶媒
送り装置43に関する図である。図1に示す溶媒54の供給
と、図2に示す溶媒54の排出の両方の方式を持ち、いず
れの方式が選択されてもすぐに対応可能な方式を示す図
である。
媒54を供給および排出する場合の射出装置1および溶媒
送り装置43に関する図である。図1に示す溶媒54の供給
と、図2に示す溶媒54の排出の両方の方式を持ち、いず
れの方式が選択されてもすぐに対応可能な方式を示す図
である。
【0031】次に、本発明の方法の発明に関する実施例
について以下に説明する。混練を開始して、粘度調整が
終了するまでの間に調整期間を設け、この調整期間以外
においては、後述する溶媒の供給の条件が整っても供給
動作をブロックして供給しないようにする。すなわち、
一旦、調整が終了したのちに、わずかな負荷変動に応答
して供給動作をしたり、供給後の応答時間の遅れにより
余分な供給をしないように1ショットづつ供給するため
に、調整期間を設け、より安定した制御ができるように
する。前記のブロック、1ショットづつの供給および調
整期間は、いずれも停止信号を設けて制御するので、こ
の工程を停止工程と呼ぶ。
について以下に説明する。混練を開始して、粘度調整が
終了するまでの間に調整期間を設け、この調整期間以外
においては、後述する溶媒の供給の条件が整っても供給
動作をブロックして供給しないようにする。すなわち、
一旦、調整が終了したのちに、わずかな負荷変動に応答
して供給動作をしたり、供給後の応答時間の遅れにより
余分な供給をしないように1ショットづつ供給するため
に、調整期間を設け、より安定した制御ができるように
する。前記のブロック、1ショットづつの供給および調
整期間は、いずれも停止信号を設けて制御するので、こ
の工程を停止工程と呼ぶ。
【0032】まず、前記停止工程で、停止信号をチェッ
クし、停止信号がオフならば調整期間となり、次の負荷
検出工程で、モータの負荷の値Lを検出する。基準値設
定工程で、モータの負荷の値と比較するための基準値S
を設定してあり、比較工程で、そのLとSを比較する。比
較した結果、L>Sのとき、溶媒送り工程で、弁を作動さ
せて、加熱バレル内に溶媒を供給する。供給している間
に前記停止信号をオンすることで、1ショットの供給が
可能になる。これらの工程を繰り返すことにより、溶融
樹脂は所望の粘度に調整される。
クし、停止信号がオフならば調整期間となり、次の負荷
検出工程で、モータの負荷の値Lを検出する。基準値設
定工程で、モータの負荷の値と比較するための基準値S
を設定してあり、比較工程で、そのLとSを比較する。比
較した結果、L>Sのとき、溶媒送り工程で、弁を作動さ
せて、加熱バレル内に溶媒を供給する。供給している間
に前記停止信号をオンすることで、1ショットの供給が
可能になる。これらの工程を繰り返すことにより、溶融
樹脂は所望の粘度に調整される。
【0033】さらに、供給および排出する能力を上げる
場合は、前記溶媒を送出するためのポンプを前記管路の
途中に設け、前記駆動部により前記溶媒が供給および排
出されるいずれかの方向に前記ポンプを回転駆動するよ
うにした射出成形機を用いて、溶媒送り工程において、
前記出力信号により溶媒が供給および排出されるいずれ
かの方向にポンプを回転させるとともに弁を開く。
場合は、前記溶媒を送出するためのポンプを前記管路の
途中に設け、前記駆動部により前記溶媒が供給および排
出されるいずれかの方向に前記ポンプを回転駆動するよ
うにした射出成形機を用いて、溶媒送り工程において、
前記出力信号により溶媒が供給および排出されるいずれ
かの方向にポンプを回転させるとともに弁を開く。
【0034】また、溶媒の供給と排出の両方の方式を持
ち、いずれの方式を選択されてもすぐに対応可能な方式
とするためには、孔、管、フィルタ、弁およびタンクを
もう1系統別に設けた射出成形機を用いて、溶媒送り工
程において、溶媒の供給および排出を系統別に行なう。
ち、いずれの方式を選択されてもすぐに対応可能な方式
とするためには、孔、管、フィルタ、弁およびタンクを
もう1系統別に設けた射出成形機を用いて、溶媒送り工
程において、溶媒の供給および排出を系統別に行なう。
【0035】また、前記両系統の供給および排出する能
力をさらに上げる場合は、前記両系統にポンプをそれぞ
れ設けた射出成形機を用いて、溶媒送り工程において、
溶媒の供給および排出を系統別に行なう。
力をさらに上げる場合は、前記両系統にポンプをそれぞ
れ設けた射出成形機を用いて、溶媒送り工程において、
溶媒の供給および排出を系統別に行なう。
【0036】また、粉末材料、バインダ、樹脂材料およ
び溶媒の種類の違いならびに成形条件の違いに応じてよ
り正確な粘度調整をする場合は、基準値設定工程で値の
異なる基準値を複数設定して適切な基準値を選択する。
び溶媒の種類の違いならびに成形条件の違いに応じてよ
り正確な粘度調整をする場合は、基準値設定工程で値の
異なる基準値を複数設定して適切な基準値を選択する。
【0037】また、溶媒送り工程にて弁を所定時間だけ
作動させ所定量の溶媒を供給および排出をする。
作動させ所定量の溶媒を供給および排出をする。
【0038】また、停止工程にて、溶媒の供給および排
出動作をより安定させるために駆動信号D1、D2をブロッ
クして供給および排出を停止する。
出動作をより安定させるために駆動信号D1、D2をブロッ
クして供給および排出を停止する。
【0039】上記の説明において、孔は加熱バレルの上
部に明けた例で説明したが、孔は加熱バレルのどの位置
にあってもよい。また、孔は溶媒が溶融樹脂により均一
に混入するように或いはより排出能力を上げるように必
要に応じて複数の孔を明けてもよい。また、同様な理由
によりスクリュに沿て長いスリット状の孔を1個以上明
けてもよい。
部に明けた例で説明したが、孔は加熱バレルのどの位置
にあってもよい。また、孔は溶媒が溶融樹脂により均一
に混入するように或いはより排出能力を上げるように必
要に応じて複数の孔を明けてもよい。また、同様な理由
によりスクリュに沿て長いスリット状の孔を1個以上明
けてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては当
初に掲げた、射出成形機によって混練したときに溶融樹
脂が所望の粘度になるように最適な樹脂材料を予め探
し、その入替を行う面倒な作業をするという欠点は取除
かれ、射出成形機の運転中に粉末材料およびバインダを
含む溶融樹脂を所望の粘度に調整して射出成形すること
が可能となる効果を奏する。
初に掲げた、射出成形機によって混練したときに溶融樹
脂が所望の粘度になるように最適な樹脂材料を予め探
し、その入替を行う面倒な作業をするという欠点は取除
かれ、射出成形機の運転中に粉末材料およびバインダを
含む溶融樹脂を所望の粘度に調整して射出成形すること
が可能となる効果を奏する。
【図1】本発明の第1の実施例を示し、溶媒を供給する
場合の射出装置および溶媒送り装置に関する図である。
場合の射出装置および溶媒送り装置に関する図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示し、溶媒を排出する
場合の射出装置および溶媒送り装置に関する図である。
場合の射出装置および溶媒送り装置に関する図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示し、溶媒を供給およ
び排出する場合の射出装置および溶媒送り装置に関する
図である。
び排出する場合の射出装置および溶媒送り装置に関する
図である。
1 射出装置
2 加熱バレル
3 モータ
4 スクリュ
6 ホッパ
7 ノズル
8、13 孔
9、14 弁
10、15 タンク
11、16 ポンプ
12、17 管
18 フィルタ
19 駆動部
30 負荷検出部
31 制御部
41、42、43 溶媒送り装置
51 粉末材料
52 バインダ
53 樹脂材料
54 溶媒
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 4F206 AC04 AM22 AP042 AR042
AR092 AR17 JA07 JD01
JF06 JF12 JF23 JF46 JL02
JM01 JN03 JP14 JP18 JQ41
JT02 JT23 JT24 JT34
Claims (14)
- 【請求項1】 側面に貫通する孔を有し、粉末材料、バ
インダおよび樹脂材料を加熱して溶融樹脂にする加熱バ
レルと、前記加熱バレル内に装着されて前記樹脂材料を
混練するスクリュと、前記スクリュを回転駆動するモー
タと、前記溶融樹脂の粘度を調整するために用いられる
溶媒を導くために前記孔に嵌合された管と、前記樹脂材
料が前記管に漏れるのを防止するために前記孔に設けた
フィルタと、前記管の管路の途中に設けた弁と、前記管
路の終端に設けたタンクと、前記モータの負荷の値を検
出する負荷検出部と、前記モータの負荷に対する基準値
を設定する制御部と、前記負荷の値と前記基準値を比較
して前記溶媒の供給および排出のいずれかを行なうため
に前記弁を駆動する駆動部とを備えたことを特徴とする
射出成形機。 - 【請求項2】 前記溶媒を送出するためのポンプを前記
管路の途中に設け、前記駆動部により前記溶媒が供給お
よび排出されるいずれかの方向に前記ポンプを回転駆動
するようにしたことを特徴とする請求項1記載の射出成
形機。 - 【請求項3】 前記の孔、管、フィルタ、弁およびタン
クをもう1系統別に設け、溶媒を供給する経路と排出す
る経路を別々に備えたことを特徴とする請求項1記載の
射出成形機。 - 【請求項4】 前記両系統にポンプをそれぞれ備えたこ
とを特徴とする請求項3記載の射出成形機。 - 【請求項5】 前記制御部にて、粉末材料、バインダ、
樹脂材料および溶媒の種類の違いならびに成形条件の違
いに応じて選択できるように値の異なる基準値を複数設
定することを特徴とする請求項1乃至4記載の射出成形
機。 - 【請求項6】 前記駆動部にて、前記弁を所定時間だけ
作動させ所定量の溶媒を供給および排出するようにした
ことを特徴とする請求項1乃至5記載の射出成形機。 - 【請求項7】 前記制御部にて、溶媒の供給および排出
動作をより安定するために停止信号を発生するようにし
たことを特徴とする請求項1乃至6記載の射出成形機。 - 【請求項8】 側面に貫通する孔を有し、粉末材料、バ
インダおよび樹脂材料を加熱して溶融樹脂とする加熱バ
レルと、前記加熱バレル内に装着されて前記樹脂材料を
混練するスクリュと、前記スクリュを回転駆動するモー
タと、前記溶融樹脂の粘度を調整するために用いられる
溶媒を導くために前記孔に嵌合された管と、前記樹脂材
料が前記管に漏れるのを防止するために前記孔に設けた
フィルタと、前記管の管路の途中に設けた弁と、前記管
路の終端に設けたタンクと、前記モータの負荷の値を検
出する負荷検出部と、前記モータの負荷に対する基準値
を設定する制御部と、前記負荷の値と前記基準値を比較
して前記溶媒の供給および排出のいずれかを行なうため
に前記弁を駆動する駆動部とを備えた射出成形機を用い
て、前記モータの負荷の値を検出する検出工程と、前記
負荷の値と比較するための基準値を設定する基準値設定
工程と、前記負荷の値と前記基準値を比較して出力信号
を出力する比較工程と、前記駆動部の出力信号により前
記弁を作動させて前記孔から溶媒を供給および排出のい
ずれかを行なう溶媒送り工程とからなることを特徴とす
る溶融樹脂粘度調整方法。 - 【請求項9】 前記溶媒を送出するためのポンプを前記
管路の途中に設け、前記駆動部により前記溶媒が供給お
よび排出されるいずれかの方向に前記ポンプを回転駆動
するようにした射出成形機を用いて、前記溶媒送り工程
において、前記出力信号により溶媒が供給および排出さ
れるいずれかの方向に前記ポンプを回転させるとともに
前記弁を開くことにより溶媒の供給および排出のいずれ
かを行なうようにしたことを特徴とする請求項8記載の
溶融樹脂粘度調整方法。 - 【請求項10】 前記の孔、管、フィルタ、弁およびタ
ンクをもう1系統別に設けた射出成形機を用いて、前記
溶媒送り工程において、溶媒の供給および排出を別々に
するようにしたことを特徴とする請求項8記載の溶融樹
脂粘度調整方法。 - 【請求項11】 前記両系統にポンプをそれぞれ設けた
射出成形機を用いて、前記溶媒送り工程において、溶媒
の供給および排出を別々にするようにしたことを特徴と
する請求項10記載の溶融樹脂粘度調整方法。 - 【請求項12】 前記基準値設定工程にて、粉末材料、
バインダ、樹脂材料および溶媒の種類の違いならびに成
形条件の違いに応じて選択できるように値の異なる基準
値を複数設定することを特徴とする請求項8乃至11記
載の溶融樹脂粘度調整方法。 - 【請求項13】 前記溶媒送り工程にて、前記弁を所定
時間だけ作動させ所定量の溶媒を供給および排出をする
ようにしたことを特徴とする請求項8乃至12記載の溶
融樹脂粘度調整方法。 - 【請求項14】 溶媒の供給および排出動作をより安定
させるために停止信号を発生する停止工程を加えたこと
を特徴とする請求項8乃至13記載の溶融樹脂粘度調整
方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002025072A JP2003225935A (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | 射出成形機および溶融樹脂粘度調整方法 |
TW092101851A TW587006B (en) | 2002-02-01 | 2003-01-28 | Injection machine and method of adjusting viscosity of molten resin |
KR10-2003-0005880A KR100511945B1 (ko) | 2002-02-01 | 2003-01-29 | 사출성형기 및 그의 용융수지 점도조정방법 |
US10/355,205 US6849212B2 (en) | 2002-02-01 | 2003-01-31 | Injection machine and method of adjusting viscosity of molten resin |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002025072A JP2003225935A (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | 射出成形機および溶融樹脂粘度調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003225935A true JP2003225935A (ja) | 2003-08-12 |
Family
ID=27654515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002025072A Pending JP2003225935A (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | 射出成形機および溶融樹脂粘度調整方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6849212B2 (ja) |
JP (1) | JP2003225935A (ja) |
KR (1) | KR100511945B1 (ja) |
TW (1) | TW587006B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021509645A (ja) * | 2017-12-08 | 2021-04-01 | クレイグ,ダグラス | Petの加工システム及び方法 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007030637B4 (de) * | 2007-07-02 | 2009-10-29 | Adcuram Maschinenbauholding Gmbh | Verfahren zum Spritzgießen und Spritzgießmaschine |
US20090057938A1 (en) * | 2007-08-28 | 2009-03-05 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | Closed Loop Control for an Injection Unit |
CN105058698A (zh) * | 2015-07-31 | 2015-11-18 | 成都亨通兆业精密机械有限公司 | 一种余料观测挤塑机的使用方法 |
EP3341175A1 (en) * | 2015-08-27 | 2018-07-04 | iMFLUX Inc. | Plastic article forming apparatuses and methods for controlling melt flow in real time using additives |
US11010816B2 (en) * | 2015-08-27 | 2021-05-18 | Imflux Inc | Methods of selecting thermoplastic materials for use with plastic article forming apparatuses that control melt flow |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3020122C2 (de) * | 1980-05-27 | 1984-04-26 | Battenfeld Maschinenfabriken Gmbh, 5882 Meinerzhagen | Schaltungsanordung zum Zudosieren von gasförmigen oder flüssigen Stoffen, insbesondere physikalischen Treibmitteln, in eine fließfähige Schmelze aus thermoplastischem Kunststoff |
DE3310484C1 (de) * | 1983-03-23 | 1984-07-12 | Hermann Berstorff Maschinenbau Gmbh, 3000 Hannover | Verfahren zur Erzielung eines maximalen Ausstosses eines Doppelschneckenextruders |
DE19848151C2 (de) * | 1998-10-20 | 2002-09-19 | Battenfeld Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Spritzgießen von Kunststoff-Formteilen aus thermoplastischem Kunststoff |
-
2002
- 2002-02-01 JP JP2002025072A patent/JP2003225935A/ja active Pending
-
2003
- 2003-01-28 TW TW092101851A patent/TW587006B/zh not_active IP Right Cessation
- 2003-01-29 KR KR10-2003-0005880A patent/KR100511945B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2003-01-31 US US10/355,205 patent/US6849212B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021509645A (ja) * | 2017-12-08 | 2021-04-01 | クレイグ,ダグラス | Petの加工システム及び方法 |
JP2022062162A (ja) * | 2017-12-08 | 2022-04-19 | クレイグ,ダグラス | Petの加工システム及び方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6849212B2 (en) | 2005-02-01 |
TW200302770A (en) | 2003-08-16 |
US20030146531A1 (en) | 2003-08-07 |
KR20030066372A (ko) | 2003-08-09 |
TW587006B (en) | 2004-05-11 |
KR100511945B1 (ko) | 2005-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS63297012A (ja) | 射出成形機の自動パ−ジ方法 | |
JP2003225935A (ja) | 射出成形機および溶融樹脂粘度調整方法 | |
JP2008023847A (ja) | 押出成形方法と押出成形装置 | |
US4256678A (en) | Method of and apparatus for controlling resin plasticizing process of in-line screw-type injection molding machines | |
CN113165245A (zh) | 用于影响挤出的可塑性变形材料的体积流量的装置 | |
JPH05337993A (ja) | 連続可塑化式射出成形方法及び装置 | |
JP4797500B2 (ja) | 樹脂成形機の樹脂押出し装置及び押出し方法 | |
JP4103780B2 (ja) | 射出成形装置及び射出成形装置における樹脂温度の制御方法 | |
JPH0857901A (ja) | 原料供給量の自動設定が可能な射出成形機とその方法 | |
JP2899862B2 (ja) | プリプラ式射出成形機 | |
JP2000127225A (ja) | 2軸押出機の運転制御方法および装置 | |
JP3095837B2 (ja) | 射出成形方法 | |
JP2564237B2 (ja) | 射出成形機の制御方法 | |
JP2929364B2 (ja) | プリプラ式射出成形機の制御方法 | |
JP2857844B2 (ja) | プリプラ式射出成形機 | |
JPH01314134A (ja) | ベント押出機における原料供給制御方法 | |
JP3688992B2 (ja) | 地盤改良剤供給プラントの運転方法 | |
JP3696826B2 (ja) | 超臨界流体の注入装置及びそれを備えた射出成形機 | |
JP3217146B2 (ja) | ベント押出機の始動方法及びベント押出機 | |
JPH09155942A (ja) | 射出装置における計量方法 | |
JPH03187721A (ja) | 金型温度調節方法 | |
JP3243298B2 (ja) | 射出制御方法及び装置 | |
JP4563739B2 (ja) | 押出成形品の製造方法および製造装置 | |
JPH0596570A (ja) | 射出成形方法及び装置 | |
JPH11286036A (ja) | 射出成形機の温度制御方法及びその装置 |