JPH07113502A - 変圧貫流ボイラの火炉出口流体温度制御装置 - Google Patents
変圧貫流ボイラの火炉出口流体温度制御装置Info
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- JPH07113502A JPH07113502A JP25967493A JP25967493A JPH07113502A JP H07113502 A JPH07113502 A JP H07113502A JP 25967493 A JP25967493 A JP 25967493A JP 25967493 A JP25967493 A JP 25967493A JP H07113502 A JPH07113502 A JP H07113502A
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- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 火炉出口における流体温度を効果的に制御す
ることを可能とする火炉出口流体温度制御装置を提供す
る。 【構成】 各バーナ段の燃料流量を01〜03で検出
し、総燃料流量を加算器04で得る。制御器37から出
された全燃料流量指令信号に対し、各バーナ段A,B…
への重み係数34,35…が乗算されて各バーナ段への
燃料流量指令40,41…が出される。重み係数34,
35…は、後部伝熱壁出口で検出された圧力18と温度
19から蒸気表20の出力信号を得、これとBIDを入
力する関数発生器44からの出力によって関数発生器2
1,22…から出力される。
ることを可能とする火炉出口流体温度制御装置を提供す
る。 【構成】 各バーナ段の燃料流量を01〜03で検出
し、総燃料流量を加算器04で得る。制御器37から出
された全燃料流量指令信号に対し、各バーナ段A,B…
への重み係数34,35…が乗算されて各バーナ段への
燃料流量指令40,41…が出される。重み係数34,
35…は、後部伝熱壁出口で検出された圧力18と温度
19から蒸気表20の出力信号を得、これとBIDを入
力する関数発生器44からの出力によって関数発生器2
1,22…から出力される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変圧貫流ボイラの火炉
出口流体の過熱度/湿り防止制御に適用される火炉出口
流体温度制御装置に関する。
出口流体の過熱度/湿り防止制御に適用される火炉出口
流体温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】変圧貫流ボイラにおいて、メタルの温度
差を小さく抑え、メタルを保護するために後部伝熱壁
(煙道蒸発器)出口における過熱度及び湿り度の制御が
行われる。従来、後部伝熱壁(煙道蒸発器)出口の過熱
度防止及び湿り防止制御として、(1)燃料流量制御に
補正(水燃比)信号として組み込む方式、(2)ガス循
環量を操作する方式、及び(3)1次スプレイ制御に組
み込む方式の3通りが併用されている。
差を小さく抑え、メタルを保護するために後部伝熱壁
(煙道蒸発器)出口における過熱度及び湿り度の制御が
行われる。従来、後部伝熱壁(煙道蒸発器)出口の過熱
度防止及び湿り防止制御として、(1)燃料流量制御に
補正(水燃比)信号として組み込む方式、(2)ガス循
環量を操作する方式、及び(3)1次スプレイ制御に組
み込む方式の3通りが併用されている。
【0003】前記3通りの制御のうち、(1)の燃料流
量制御によるものは、石炭焚きボイラを例にすると従
来、図2に示す制御ロジックで構成されている。図2に
おいて、各バーナ段の燃料流量を検出端により検出0
1,02,03し、加算器04の入力信号とする。加算
器04は、ボイラに供給された実燃料流量を出力する。
加算器04の出力信号は、燃料流量となり減算器14に
より燃料流量設定信号13と減算される。減算器14の
出力信号は、さらに乗算器62によりミル運転台数によ
り設定される運転台数補正信号と乗算される。運転台数
補正信号は、ミル運転台数により切換わるスイッチ5
7,58,59,60,61と定数発生器51,52,
53,54,55,56により決定される。乗算器62
の出力信号は制御器〔例えばPIコントローラ37〕の
入力信号となる。
量制御によるものは、石炭焚きボイラを例にすると従
来、図2に示す制御ロジックで構成されている。図2に
おいて、各バーナ段の燃料流量を検出端により検出0
1,02,03し、加算器04の入力信号とする。加算
器04は、ボイラに供給された実燃料流量を出力する。
加算器04の出力信号は、燃料流量となり減算器14に
より燃料流量設定信号13と減算される。減算器14の
出力信号は、さらに乗算器62によりミル運転台数によ
り設定される運転台数補正信号と乗算される。運転台数
補正信号は、ミル運転台数により切換わるスイッチ5
7,58,59,60,61と定数発生器51,52,
53,54,55,56により決定される。乗算器62
の出力信号は制御器〔例えばPIコントローラ37〕の
入力信号となる。
【0004】スイッチ64は、A段のバーナが運転中で
あれば制御器37の出力信号を、運転中でなければ定数
発生器63(=0)を選択する。同様にスイッチ66
は、B段のバーナが運転中であれば、制御器37の出力
信号を、運転中でなければ定数発生器65(=0)を選
択する。スイッチ68は、X段のバーナが運転中であれ
ば制御器37の出力信号を、運転中でなければ定数発生
器67(=0)を選択する。スイッチ64,66,68
の出力信号が、それぞれA段,B段及びX段バーナへの
燃料流量指令40,41、及び42となる。
あれば制御器37の出力信号を、運転中でなければ定数
発生器63(=0)を選択する。同様にスイッチ66
は、B段のバーナが運転中であれば、制御器37の出力
信号を、運転中でなければ定数発生器65(=0)を選
択する。スイッチ68は、X段のバーナが運転中であれ
ば制御器37の出力信号を、運転中でなければ定数発生
器67(=0)を選択する。スイッチ64,66,68
の出力信号が、それぞれA段,B段及びX段バーナへの
燃料流量指令40,41、及び42となる。
【0005】次に(2)のガス循環量により過熱度を制
御する場合の従来の例を図3に示す。ボイラ入力信号
(以下、BIDと略す)43を入力信号とする関数発生
器74は、GRF信号の先行信号を出力する。GRF信
号とは、GRファン回転数やGRファン入口ダンパ開度
指令等でガス循環量をかえる操作端指令である。BID
信号43を入力とする微分器75は、ボイラ入力加速信
号を出力する。一方、ウォータセパレータ圧力69を入
力とする関数発生器70は、飽和温度+α℃を出力す
る。ウォータセパレータ温度71は、減算器72により
関数発生器70の出力信号と減算される。減算器72の
出力信号(過熱度)は、制御器(例えば、PIコントロ
ーラ等)73の入力信号となりGRF補正信号を出力す
る。
御する場合の従来の例を図3に示す。ボイラ入力信号
(以下、BIDと略す)43を入力信号とする関数発生
器74は、GRF信号の先行信号を出力する。GRF信
号とは、GRファン回転数やGRファン入口ダンパ開度
指令等でガス循環量をかえる操作端指令である。BID
信号43を入力とする微分器75は、ボイラ入力加速信
号を出力する。一方、ウォータセパレータ圧力69を入
力とする関数発生器70は、飽和温度+α℃を出力す
る。ウォータセパレータ温度71は、減算器72により
関数発生器70の出力信号と減算される。減算器72の
出力信号(過熱度)は、制御器(例えば、PIコントロ
ーラ等)73の入力信号となりGRF補正信号を出力す
る。
【0006】加算器76は、関数発生器74の出力信号
と微分器75の出力信号及び制御器73の出力信号を入
力とし、GRF指令信号を出力する。図4に燃料流量制
御に補正(水燃費)信号として組み込んだ実施例を示
す。BID信号43を入力とする関数発生器78は、燃
料流量の先行信号を出力する。
と微分器75の出力信号及び制御器73の出力信号を入
力とし、GRF指令信号を出力する。図4に燃料流量制
御に補正(水燃費)信号として組み込んだ実施例を示
す。BID信号43を入力とする関数発生器78は、燃
料流量の先行信号を出力する。
【0007】一方、BID信号43を入力とする関数発
生器79は、主蒸気温度設定信号を出力し、減算器81
により主蒸気温度と減算される。スイッチ87は、ウォ
ータセパレータの過熱度が小さければ定数発生器86
を、そうでなければ減算器81の出力信号を選択する。
スイッチ87で選択された信号は、制御器(例えばPI
コントローラ等)88の入力信号となり燃料流量の補正
信号が出力される。加算器89は、関数発生器78の出
力信号と制御器87の補正信号を入力とし、燃料流量指
令信号13を出力する。
生器79は、主蒸気温度設定信号を出力し、減算器81
により主蒸気温度と減算される。スイッチ87は、ウォ
ータセパレータの過熱度が小さければ定数発生器86
を、そうでなければ減算器81の出力信号を選択する。
スイッチ87で選択された信号は、制御器(例えばPI
コントローラ等)88の入力信号となり燃料流量の補正
信号が出力される。加算器89は、関数発生器78の出
力信号と制御器87の補正信号を入力とし、燃料流量指
令信号13を出力する。
【0008】次に(3)の1次スプレイ制御に組み込ん
で過熱度制御を行うようにした従来例を図5に示してあ
る。図5において、BID信号43を入力とする関数発
生器91,92は、それぞれスプレイ前後温度差及び2
次SH出口温度の設定値信号を出力する。減算器94で
は、スプレイ前後温度差90と関数発生器91の出力信
号を減算する。また、減算器95は、2次SH出口温度
93と関数発生器92の出力信号を減算する。
で過熱度制御を行うようにした従来例を図5に示してあ
る。図5において、BID信号43を入力とする関数発
生器91,92は、それぞれスプレイ前後温度差及び2
次SH出口温度の設定値信号を出力する。減算器94で
は、スプレイ前後温度差90と関数発生器91の出力信
号を減算する。また、減算器95は、2次SH出口温度
93と関数発生器92の出力信号を減算する。
【0009】スイッチ97は、ウォータセパレータの過
熱度が小さい場合には定数発生器96を、過熱度が大き
くなると減算器94の出力信号を選択する。積分器98
は、スイッチ97の出力信号を入力とし、1次スプレイ
流量の補正信号を出力する。加算器99は、積分器98
と減算器95の出力信号を入力として、1次スプレイの
補正信号を出力する。一方、BID信号43を入力とす
る関数発生器100は、1次スプレイ流量の先行信号を
出力する。加算器101は、加算器99と関数発生器1
00の出力信号を入力とし、1次スプレイ流量指令10
2を出力する。
熱度が小さい場合には定数発生器96を、過熱度が大き
くなると減算器94の出力信号を選択する。積分器98
は、スイッチ97の出力信号を入力とし、1次スプレイ
流量の補正信号を出力する。加算器99は、積分器98
と減算器95の出力信号を入力として、1次スプレイの
補正信号を出力する。一方、BID信号43を入力とす
る関数発生器100は、1次スプレイ流量の先行信号を
出力する。加算器101は、加算器99と関数発生器1
00の出力信号を入力とし、1次スプレイ流量指令10
2を出力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】後部伝熱壁(煙道蒸発
器)出口の過熱度防止及び湿り防止を制御する従来技術
においては、前記した(2)のガス循環量制御を主に使
用することにより火炉燃焼室の熱吸収量を変化させ流体
温度(エンタルピ)を制御していた。しかし、ガス循環
量は、燃焼ガスのNOX 量制御や火炉内燃焼の安定性保
持等の制限を受ける為、火炉出口における流体温度制御
は不十分であった。また、後部伝熱壁出口の過熱度と湿
りを防止するのに燃料流量及びスプレイを制御するやり
方は、それぞれ過熱器出口蒸気温度の制御が主体であ
り、火炉出口流体のエンタルピ制御はあくまで補助的機
能の為、流体温度の制御性には限界があった。さらに流
体温度制御が過熱器出口蒸気温度制御の外乱となる事も
あった。
器)出口の過熱度防止及び湿り防止を制御する従来技術
においては、前記した(2)のガス循環量制御を主に使
用することにより火炉燃焼室の熱吸収量を変化させ流体
温度(エンタルピ)を制御していた。しかし、ガス循環
量は、燃焼ガスのNOX 量制御や火炉内燃焼の安定性保
持等の制限を受ける為、火炉出口における流体温度制御
は不十分であった。また、後部伝熱壁出口の過熱度と湿
りを防止するのに燃料流量及びスプレイを制御するやり
方は、それぞれ過熱器出口蒸気温度の制御が主体であ
り、火炉出口流体のエンタルピ制御はあくまで補助的機
能の為、流体温度の制御性には限界があった。さらに流
体温度制御が過熱器出口蒸気温度制御の外乱となる事も
あった。
【0011】近年、ガス循環量を有しないボイラがコス
ト的にもメンテナンス的にも注目されつつあり、ガス循
環量にかわる有効な火炉出口流体エンタルピを制御する
制御装置が望まれていた。本発明は、変圧貫流ボイラの
火炉出口における流体温度を効果的に制御することを可
能とする火炉出口流体温度制御装置を提供することを課
題としている。
ト的にもメンテナンス的にも注目されつつあり、ガス循
環量にかわる有効な火炉出口流体エンタルピを制御する
制御装置が望まれていた。本発明は、変圧貫流ボイラの
火炉出口における流体温度を効果的に制御することを可
能とする火炉出口流体温度制御装置を提供することを課
題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のバーナ
段を有する変圧貫流ボイラにおいて前記課題を解決する
ため、後部伝熱壁(煙道蒸発器)出口流体の過熱度及び
湿り防止を目的に流体エンタルピ制御を燃料流量制御に
組み込み、従来バーナ段毎に同じ流量であった燃料を段
毎に相違させ火炉燃焼室の熱吸収量を変化させるように
した。
段を有する変圧貫流ボイラにおいて前記課題を解決する
ため、後部伝熱壁(煙道蒸発器)出口流体の過熱度及び
湿り防止を目的に流体エンタルピ制御を燃料流量制御に
組み込み、従来バーナ段毎に同じ流量であった燃料を段
毎に相違させ火炉燃焼室の熱吸収量を変化させるように
した。
【0013】すなわち、本発明による装置では後部伝熱
壁出口の圧力と温度を検出する圧力・温度検出器、及び
同圧力・温度検出器の出力信号を用いて前記バーナ段へ
の総燃料供給量に応じ各バーナ段毎に供給すべき燃料流
量を求める重みつけ部を有する構成を採用する。
壁出口の圧力と温度を検出する圧力・温度検出器、及び
同圧力・温度検出器の出力信号を用いて前記バーナ段へ
の総燃料供給量に応じ各バーナ段毎に供給すべき燃料流
量を求める重みつけ部を有する構成を採用する。
【0014】
【作用】本発明による装置は前記した構成を有している
ので、バーナ段毎に燃料流量を変えることにより同じ総
燃料流量であっても水冷壁の熱吸収量を変化させること
ができるようになる。これは、燃焼を炉内の上部を中心
にするか下部を中心にするかの相違による火炉壁での熱
吸収量の変化である。
ので、バーナ段毎に燃料流量を変えることにより同じ総
燃料流量であっても水冷壁の熱吸収量を変化させること
ができるようになる。これは、燃焼を炉内の上部を中心
にするか下部を中心にするかの相違による火炉壁での熱
吸収量の変化である。
【0015】
【実施例】以下、本発明による変圧貫流ボイラの火炉出
口流体温度制御装置を図1に示した一実施例に基づいて
具体的に説明する。図1に示した実施例は、石炭焚きボ
イラを例としている。なお、図1において、先に図2以
降の図面に示した従来の装置に用いられている部分と同
じ部分には説明を簡単にするため同じ符号を付してあ
る。各バーナ段の燃料流量を検出端により検出01,0
2,03し、加算器04の入力信号とする。加算器04
はボイラに供給された実燃料流量を出力する。加算器0
4の出力信号は、燃料流量となり減算器14により燃料
流量設定信号13と減算される。減算器14の出力信号
は、制御器(例えばPIコントローラ等)37の入力信
号となり、全燃料流量指令信号を出力する。
口流体温度制御装置を図1に示した一実施例に基づいて
具体的に説明する。図1に示した実施例は、石炭焚きボ
イラを例としている。なお、図1において、先に図2以
降の図面に示した従来の装置に用いられている部分と同
じ部分には説明を簡単にするため同じ符号を付してあ
る。各バーナ段の燃料流量を検出端により検出01,0
2,03し、加算器04の入力信号とする。加算器04
はボイラに供給された実燃料流量を出力する。加算器0
4の出力信号は、燃料流量となり減算器14により燃料
流量設定信号13と減算される。減算器14の出力信号
は、制御器(例えばPIコントローラ等)37の入力信
号となり、全燃料流量指令信号を出力する。
【0016】乗算器15は、制御器37の出力信号とA
段の重み係数fa:34を入力とし乗算する。乗算器1
5の出力信号がA段の燃料流量指令信号40である。同
様に、乗算器16は、制御器37の出力信号とB段の重
み係数fb:35を入力とし乗算する。乗算器16の出
力信号がB段の燃料流量指令信号41である。乗算器1
7は、制御器37の出力信号とX段の重み係数fx:3
6を入力とし乗算する。乗算器17の出力信号はX段の
燃料流量指令信号42となる。
段の重み係数fa:34を入力とし乗算する。乗算器1
5の出力信号がA段の燃料流量指令信号40である。同
様に、乗算器16は、制御器37の出力信号とB段の重
み係数fb:35を入力とし乗算する。乗算器16の出
力信号がB段の燃料流量指令信号41である。乗算器1
7は、制御器37の出力信号とX段の重み係数fx:3
6を入力とし乗算する。乗算器17の出力信号はX段の
燃料流量指令信号42となる。
【0017】各段の重み係数は、以下のように算出す
る。後部伝熱壁(煙道蒸発器)出口エンタルピを求める
為、流体の圧力18、温度19を検出し、蒸気表20の
入力信号とする。蒸気表20の出力信号は、流体のエン
タルピとなり、ボイラ入力信号43を入力とする関数発
生器44の出力(流体のエンタルピ設定値)と共に、減
算器45の入力信号となる。
る。後部伝熱壁(煙道蒸発器)出口エンタルピを求める
為、流体の圧力18、温度19を検出し、蒸気表20の
入力信号とする。蒸気表20の出力信号は、流体のエン
タルピとなり、ボイラ入力信号43を入力とする関数発
生器44の出力(流体のエンタルピ設定値)と共に、減
算器45の入力信号となる。
【0018】減算器45の出力は、関数発生器21の入
力信号となりA段の重みを出力する。スイッチ25は、
A段が運転中であれば関数発生器21を出力し、そうで
なければ定数発生器24により0を出力する。関数発生
器22は、減算器45の出力信号を入力とし、B段の重
みを出力する。スイッチ27は、B段が運転中であれば
関数発生器22の出力信号B段の重みを出力し、運転中
でなければ定数発生器26により0を出力する。
力信号となりA段の重みを出力する。スイッチ25は、
A段が運転中であれば関数発生器21を出力し、そうで
なければ定数発生器24により0を出力する。関数発生
器22は、減算器45の出力信号を入力とし、B段の重
みを出力する。スイッチ27は、B段が運転中であれば
関数発生器22の出力信号B段の重みを出力し、運転中
でなければ定数発生器26により0を出力する。
【0019】同様に、関数発生器23は、減算器45の
出力信号を入力としX段の重みを出力する。スイッチ2
9は、X段が運転中であれば関数発生器23の出力信号
X段の重みを出力し、運転中でなければ定数発生器28
により0を選択する。各スイッチで選択された各バーナ
段の重みは、加算器30に入力され合算される。
出力信号を入力としX段の重みを出力する。スイッチ2
9は、X段が運転中であれば関数発生器23の出力信号
X段の重みを出力し、運転中でなければ定数発生器28
により0を選択する。各スイッチで選択された各バーナ
段の重みは、加算器30に入力され合算される。
【0020】除算器31は、A段の重みを分子に、加算
器30の出力信号を分母とし、A段の重み係数を算出
し、出力信号fa:34となる。除算器32は、B段の
重みを分子に加算器30の出力信号を分母とし、B段の
重み係数fb:35を算出し、出力する。同様に除算器
33は、X段の重みを分子に加算器30の出力信号を分
母とし、X段の重み係数fx:36を算出し出力する。
以上のようにして、この装置によればバーナ段毎に燃料
流量を変えることにより同じ総燃料流量であっても水冷
壁の熱吸収量を変化させ火炉出口流体温度を効果的に制
御することができるようになる。
器30の出力信号を分母とし、A段の重み係数を算出
し、出力信号fa:34となる。除算器32は、B段の
重みを分子に加算器30の出力信号を分母とし、B段の
重み係数fb:35を算出し、出力する。同様に除算器
33は、X段の重みを分子に加算器30の出力信号を分
母とし、X段の重み係数fx:36を算出し出力する。
以上のようにして、この装置によればバーナ段毎に燃料
流量を変えることにより同じ総燃料流量であっても水冷
壁の熱吸収量を変化させ火炉出口流体温度を効果的に制
御することができるようになる。
【0021】
【発明の効果】バーナ段毎に燃料流量を変化させること
は、炉内での火炎の位置を自由に変えることと等価であ
る。水冷壁での熱吸収量は火炎の位置により大きく変化
することから、本発明による装置を採用することで同じ
総燃料流量でもバーナ段毎に燃料流量を相違させること
により水冷壁の熱吸収量を変え、従って、火炉出口流体
エンタルピを効果的に制御することができる。
は、炉内での火炎の位置を自由に変えることと等価であ
る。水冷壁での熱吸収量は火炎の位置により大きく変化
することから、本発明による装置を採用することで同じ
総燃料流量でもバーナ段毎に燃料流量を相違させること
により水冷壁の熱吸収量を変え、従って、火炉出口流体
エンタルピを効果的に制御することができる。
【図1】本発明の一実施例による流体エンタルピ制御装
置の構成を示すブロック図で(a)は各バーナ段への燃
料流量指令を発する部分の構成を示し、(b)は各バー
ナ段毎に供給すべき燃料流量を求める重みつけ部の構成
を示している。
置の構成を示すブロック図で(a)は各バーナ段への燃
料流量指令を発する部分の構成を示し、(b)は各バー
ナ段毎に供給すべき燃料流量を求める重みつけ部の構成
を示している。
【図2】従来の燃料流量制御装置の構成を示すブロック
図。
図。
【図3】従来のガス循環量による過熱度/湿り防止制御
を行う装置のブロック図。
を行う装置のブロック図。
【図4】燃料流量補正(水燃比)制御を行う従来の装置
のブロック図。
のブロック図。
【図5】従来のスプレイによる過熱度/湿り防止制御を
行う装置のブロック図。
行う装置のブロック図。
【符号の説明】 01,02,03 燃料流量 04,30 加算器 13 燃料流量指令 14,45 減算器 15,16,17 乗算器 18 流体圧力 19 流体温度 20 蒸気表 21,22,23,44 関数発生器 24,26,28 定数発生器 25,27,29 スイッチ 31,32,33 除算器 34,35,36 重み係数 37 制御器 40,41,42 燃料流量指令 43 ボイラ入力指令
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森山 功 長崎市飽の浦町5番3号 西日本菱重興産 ビル4階 長菱設計株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のバーナ段を有する変圧貫流ボイラ
の火炉出口流体温度制御装置において、後部伝熱壁出口
の圧力と温度を検出する圧力・温度検出器、及び同圧力
・温度検出器の出力信号を用いて前記バーナ段への総燃
料供給量に応じ各バーナ段毎に供給すべき燃料流量を求
める重みつけ部を有することを特徴とする変圧貫流ボイ
ラの火炉出口流体温度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25967493A JPH07113502A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 変圧貫流ボイラの火炉出口流体温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25967493A JPH07113502A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 変圧貫流ボイラの火炉出口流体温度制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07113502A true JPH07113502A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17337332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25967493A Withdrawn JPH07113502A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 変圧貫流ボイラの火炉出口流体温度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07113502A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CZ307485B6 (cs) * | 2011-11-04 | 2018-10-10 | Mendelova Univerzita V Brně | Systém pro regulaci výkonu kotle na tuhá paliva a zároveň výstupní teploty teplosměnného média a kotel na tuhá paliva s tímto systémem regulace |
WO2022208846A1 (ja) * | 2021-04-01 | 2022-10-06 | 郵船商事株式会社 | 超臨界圧貫流ボイラおよび超々臨界圧貫流ボイラ向けボイラ燃焼制御システム、およびボイラ燃焼制御方法 |
-
1993
- 1993-10-18 JP JP25967493A patent/JPH07113502A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CZ307485B6 (cs) * | 2011-11-04 | 2018-10-10 | Mendelova Univerzita V Brně | Systém pro regulaci výkonu kotle na tuhá paliva a zároveň výstupní teploty teplosměnného média a kotel na tuhá paliva s tímto systémem regulace |
WO2022208846A1 (ja) * | 2021-04-01 | 2022-10-06 | 郵船商事株式会社 | 超臨界圧貫流ボイラおよび超々臨界圧貫流ボイラ向けボイラ燃焼制御システム、およびボイラ燃焼制御方法 |
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Date | Code | Title | Description |
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