JPH07113464A - リターダ装着車両の自動変速機制御装置 - Google Patents

リターダ装着車両の自動変速機制御装置

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JPH07113464A
JPH07113464A JP28207693A JP28207693A JPH07113464A JP H07113464 A JPH07113464 A JP H07113464A JP 28207693 A JP28207693 A JP 28207693A JP 28207693 A JP28207693 A JP 28207693A JP H07113464 A JPH07113464 A JP H07113464A
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pressure
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リターダ作動時でもダウンシフトの際の摩擦
要素の締結ショックを和らげる。 【構成】 制御ユニット13は、インヒビタスイッチ1
5からの信号を基にダウンシフトを検出すると、リター
ダ駆動装置16からのリターダ装置7が駆動されている
か否かの信号に応じて、リターダ作動時には立ち上がり
の傾きが緩やかなバックアップ圧を設定し、油圧制御装
置12を介して変速機構部内の摩擦要素に対するバック
アップ油圧を制御する。これにより、リターダ装置の作
動によりエンジン回転の低下が早く、コーストトルクが
低い状態となっても、摩擦要素の締結ショックが和らげ
られ、変速フィーリングが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リターダ装置を備える
自動変速機搭載車両における自動変速機制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば大型車両などでは、長距離走行に
おけるドライバーの疲労軽減快適性向上のため自動変速
機搭載が普及しているが、あわせて走行速度における高
性能化や高速道路など走行環境の変化に伴い、車両構造
的にブレーキにかかる負担が大きくなっているため、そ
の対策としてエンジンブレーキや排気ブレーキなどとは
別に、所定の補助制動作用を及ぼすようにしたリターダ
装置が用いられている。
【0003】そして、従来の自動変速機制御装置として
は、例えば特開昭62−80337号公報には、変速機
構部における摩擦要素のすべりを防止しつつ、その締結
ショックを防止するために、マニュアルレンジへのセレ
クト直前の自動変速レンジにおける変速段を検出する手
段と、この変速段検出手段からの検出信号に基づいて上
記摩擦要素へのバックアップ圧を制御する手段とを設
け、高速走行のときには高いバックアップ圧を供給し、
低速のときには低目のバックアップ圧を供給するように
したものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭62−80337号公報に開示された制御装置では
車速によって、したがってこれに対応する変速レンジに
よって、異なるバックアップ圧を設定しているが、変速
過渡状態時の油圧についてはとくに制御していない。そ
のため、リターダ装置が作動しているときには、減速が
早く、エンジン回転の低下が早いため、結果としてコー
ストトルクが低くなった状態で高い油圧により締結する
こととなる。これにより、変速機構部における摩擦要素
の締結ショックが大きくなるという問題があった。した
がって本発明は、このような従来の問題点に着目し、リ
ターダ装置が作動している場合にも変速時の締結ショッ
クが小さく抑さえられるようにしたリターダ装着車両の
自動変速機制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、自
動変速レンジからマニュアルレンジにセレクトした際に
締結される摩擦要素にバックアップ圧を供給するように
した自動変速機を搭載するとともに、リターダ装置を装
着した車両における自動変速機制御装置であって、マニ
ュアルレンジへのダウンシフトを検出するダウンシフト
検出手段と、リターダ装置の作動の有無を検出するリタ
ーダ作動検出手段と、ダウンシフトの際の前記バックア
ップ圧の立上がりの傾きをリターダ作動時には非作動時
よりも緩やかに設定する制御手段とを有するものとし
た。
【0006】
【作用】マニュアルレンジへのダウンシフトの際、リタ
ーダ装置が作動しているときには、摩擦要素へのバック
アップ圧の立ち上がり傾斜が緩やかとされる。これによ
り、リターダ装置の作動のためコーストトルクが低くな
っても締結ショックが防止される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図4は本発明の実施例を示す図である。トルクコン
バータ2を介して、自動変速機3がエンジン1と接続さ
れており、自動変速機の出力がプロペラシャフト4によ
り駆動車軸5のデファレンシャルギヤ6に伝達されるよ
うになっている。また、自動変速機3とプロペラシャフ
ト4の間には、自動変速機3に接続されて流体式のリタ
ーダ装置7が付設され、図示しないリターダスイッチが
ONされたときリターダ駆動装置16により作動される
ようになっている。
【0008】自動変速機3は、その変速機構部11を駆
動する油圧制御装置12およびこの油圧制御装置12に
指令を出す変速制御ユニット13よりなる。そして本実
施例においては、油圧制御装置12は変速制御ユニット
13からの指令に基づいて、変速機構部11内の摩擦要
素へのバックアップ油圧を制御する。変速制御ユニット
13はマイクロコンピュータを備え、図示しないスロッ
トル開度などのエンジン負荷や車速センサ14からの車
速信号、インヒビタスイッチ15からのセレクトレンジ
位置信号を基に、変速指令を出力する。
【0009】そして変速制御ユニット13にはさらにリ
ターダ駆動装置16が接続され、リターダ装置への作動
信号が発せられているかどうかを示す信号が入力され、
そのチエック結果を基に、油圧制御装置12に対して摩
擦要素の各々に予め設定されている異なるバックアップ
設定圧による制御を指令する。これにより、変速の種類
によって異なる各々の摩擦要素に適した作動油圧として
最良の油圧が供給される。なお、8はセレクトレバー、
17は減速のためアクセルペダルを開放したときON状
態となるアクセルスイッチである。
【0010】図2は、変速制御ユニット13におけるバ
ックアップ圧制御の流れを示す。まず、ステップ101
において、アクセルスイッチ17からの信号が読み込ま
れ、これがON状態にあるか否かがチェックされる。ア
クセルスイッチ17がONであればステップ102に進
み、ONでなければ元に戻って、アクセルスイッチ17
の変化の監視を繰り返す。
【0011】ステップ102では、インヒビタスイッチ
15の信号に基づいて、セレクトレバー8によるダウン
シフト操作が行なわれたか否かがチエックされる。 ダ
ウンシフト操作が行なわれていればステップ103へ進
み、操作がなければステップ101へ戻る。ステップ1
03では、ダウンシフトの種類、例えばDレンジの3速
から2レンジへのダウンシフトか、同じDレンジでも4
速から2レンジへのダウンシフトであるかが、インヒビ
タスイッチ15とさらに車速センサ14からの信号に基
づいて判別される。上記のステップ101〜103が発
明のダウンシフト検出手段を構成している。
【0012】次のステップ104において、リターダ制
御装置16からの信号を基に、リターダ装置7が作動中
であるか否かがチエックされる。ここでリターダ装置7
が作動して制動力を発揮している状態であれば、ステッ
プ105へ進み、バックアップ設定油圧として立ち上が
りの傾きの緩やかなものが選択設定される。また、リタ
ーダ装置7が作動中でなければ、ステップ106へ進
み、通常のバックアップ油圧制御が行なわれる。ステッ
プ104が発明のリターダ作動検出手段を構成し、また
ステップ105、106が制御手段を構成している。
【0013】図3には、Dレンジにおける3速から2レ
ンジへダウンシフトしたときの、リターダ装置作動時と
通常時(リターダ装置非作動時)のバックアップ設定圧
を示し、図4には、Dレンジ4速から2レンジへダウン
シフトしたときのリターダ装置作動時と通常時のバック
アップ設定圧を示す。変速の種類によって作動する摩擦
要素が異なるため、各々の摩擦要素に適した作動油圧と
する必要があるが、前述したように、リターダ装置の作
動時は減速が早いためエンジン回転の低下が早く、結果
的にコーストトルクが低い状態で締結することとなる。
【0014】ここでこの実施例では、図3、図4のよう
にリターダ装置が作動しているときには、バックアップ
設定圧を立ち上がりの傾きが緩やかなものとしている。
したがってコーストトルクが低い状態になっていても、
締結ショックが和らげられる。このようにして、バック
アップ装置7が作動中か非作動かでバックアップ油圧の
立ち上がりの傾きを変えるものとなっているので、常に
締結ショックのない滑らかな変速が行なわれる。
【0015】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は変速の際にリタ
ーダ装置が作動しているときには、バックアップ圧の立
ち上がりの傾きを緩やかにするようにしたから、リター
ダ装置の作動によりエンジン回転の低下が早く、コース
トトルクが低い状態となっても、摩擦要素の締結ショッ
クが和らげられ、変速フィーリングが向上するという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図2】実施例における制御の流れを示すフローチャー
トである。
【図3】Dレンジ3速から2レンジへダウンシフトした
際のリターダ作動・非作動に対応するバックアップ設定
圧を示す説明図である。
【図4】Dレンジ4速から2レンジへダウンシフトした
際のリターダ作動・非作動に対応するバックアップ設定
圧を示す説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 トルクコンバータ 3 自動変速機 4 プロペラシャフト 5 駆動車軸 6 デファレンシャルギヤ 7 リターダ装置 8 セレクトレバー 11 変速機構部 12 油圧制御装置 13 変速制御ユニット 14 車速センサ 15 インヒビタスイッチ 16 リターダ駆動装置 17 アクセルスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速レンジからマニュアルレンジに
    セレクトした際に締結される摩擦要素にバックアップ圧
    を供給するようにした自動変速機を搭載するとともに、
    リターダ装置を装着した車両における自動変速機制御装
    置であって、マニュアルレンジへのダウンシフトを検出
    するダウンシフト検出手段と、前記リターダ装置の作動
    の有無を検出するリターダ作動検出手段と、前記ダウン
    シフトの際の前記バックアップ圧の立上がりの傾きをリ
    ターダ作動時には非作動時よりも緩やかに設定する制御
    手段とを有することを特徴とするリターダ装着車両の自
    動変速機制御装置。
JP28207693A 1993-10-15 1993-10-15 リターダ装着車両の自動変速機制御装置 Expired - Lifetime JP3492739B2 (ja)

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