JPH07113459B2 - 保温カ−ペツトの製造方法 - Google Patents

保温カ−ペツトの製造方法

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JPH07113459B2
JPH07113459B2 JP30335386A JP30335386A JPH07113459B2 JP H07113459 B2 JPH07113459 B2 JP H07113459B2 JP 30335386 A JP30335386 A JP 30335386A JP 30335386 A JP30335386 A JP 30335386A JP H07113459 B2 JPH07113459 B2 JP H07113459B2
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melt film
cushion
hot melt
electric heating
heating layer
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耕司 伊藤
隆雄 比田井
正之 富樫
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株式会社イノアックコ−ポレ−ション
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ポリウレタンフォーム等のクッション材外
面に面材の積層された二つのクッション積層体によって
電気発熱層が挟まれた保温カーペットの製造方法に関す
る。
(従来の技術) 従来における前記保温カーペットの製造方法は、クッシ
ョン材としてのポリウレタンフォーム外面を火炎により
溶融し、その表面に面材(表面材または裏面材)を当接
させてポリウレタンフォーム外面に面材を融着して二つ
のクッション積層体を形成し、その二つのクッション積
層体によりスリットのないホットメルトフィルムあるい
は熱硬化性接着剤層を介して、電気発熱層、たとえば不
織布に被覆ニクロム線を蛇行配設したものを挟み、両面
材の外面から熱プレスすることにより、ホットメルトフ
ィルムの融着あるいは接着剤の硬化を行い、クッション
積層体と電気発熱層の一体化を行うものである。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前記製造方法には次のような問題があ
る。熱プレス時、加熱されたプレス型面とホットメル
トフィルム、あるいは熱硬化性接着材層との間に断熱性
に優れるポリウレタンフォームが介在して、ホットメル
トフィルム等が直接加熱されないため、熱効率が悪く、
ホットメルトフィルムの融着、接着剤の硬化に長い時間
を要する。熱プレス時、面材を通して加熱がなされ、
しかも加熱されたプレス型面に面材が接触あるいは最も
近い位置となるため、面材がかなりの高温に加熱される
ことになり、面材の種類によっては面材に劣化、変質を
生じることがある。クッション積層体と電気発熱層が
全体的に接着されるため、得られる保温カーペットが硬
くなり、しかも折り曲げ性及び通気性に折ったものにな
る。
この発明は、前記の問題ないしを解決せんとするも
のである。
(問題点を解決するための手段) この発明は、クッション材外面に面材の積層された二つ
のクッション積層体によって電気発熱層が挟まれた保温
カーペットの製造方法において、多数のスリットが形成
されたホットメルトフィルムをクッション積層体の内面
に当接させ、そのホットメルトフィルム表面を加熱し
て、電気発熱層、ホットメルトフィルム及びクッション
積層体を圧着することを特徴とするものである。
(作用) 多数のスリットが形成されたホットメルトフィルムは、
クッション積層体内面、即ちクッション材表面に当接さ
れて火炎等により加熱されると、まず軟化し、スリット
部周囲に熱応力が生じ、その熱応力によってスリット部
が楕円若しくは円形の孔に拡張変形して網状となる。次
いで、網状となったホットメルトフィルムが溶融する。
続いて、ホットメルトフィルムを電気発熱層表面に当接
するようにして、電気発熱層を二つのクッション積層体
により挟み、それらを圧着すれば、溶融したホットメル
トフィルムの融着によって電気発熱層とクッション積層
体が一体になり、保温カーペットが形成される。
このようにしてなる保温カーペットの製造は、ホットメ
ルトフィルム表面を直接火炎等により加熱できるため、
熱効率が高い。しかもその熱がスリット部の熱変形によ
り形成された孔部を通って、クッション積層体のクッシ
ョン材を直接加熱するために、そのクッション材内に熱
が蓄えられることになり、火炎等による加熱後から電気
発熱層等の圧着までの間に、ホットメルトフィルムの温
度が低下し過ぎることがなく、極めて短時間にかつ確実
に電気発熱層とクッション積層体の一体化を行なうこと
ができる。
従って、後記実施例の如くクッション積層体、ホットメ
ルトフィルム、電気発熱層を連続的に供給してそれらを
一体化する場合でも、クッション積層体等の供給速度を
低下させることなく確実にクッション積層体と電気発熱
層の一体化を行うことができるので、保温カーペットの
生産性を高めることができるのである。
また、加熱により網状となったホットメルトフィルムの
融着によりクッション積層体と電気発熱層の一体化を行
うため、クッション積層体と電気発熱層とは部分接着と
なる。その結果保温カーペットが硬くなることもなく、
折り曲げ性が損なわれることもなく、通気性についても
網状となったホットメルトフィルムの融着部においての
みクッション材の表面が塞がれるため、その通気性が損
なわれることもないのである。
更に、火炎等によるホットメルトフィルムの加熱時、面
材を熱源から最も遠い位置として、しかも直接加熱しな
いようにできるため、面材が高温になることがなく、熱
により劣化、変質する虞れがないのである。またホット
メルトフィルムを直接加熱できるため熱効率が高いの
で、その加熱温度を必要以上に上げる必要がなく、かつ
短時間の加熱で済むため、面材が直接加熱される場合で
も面材の熱劣化を防ぐことができる。
(実施例) 以下実施例に基づきこの発明を説明する。
第1図は、この発明により保温カーペットを連続して製
造する際の設備の一部の概略図である。なお、図面が複
雑となるのを防ぐため、電気発熱層片面と一つのクッシ
ョン積層体との一体化部分のみを示した。
図中12はクッション積層体、14はホットメルトフィルム
を示す。クッション積層体12は、ポリウレタンフォーム
あるいはフェルト等のカーペット材からなるクッション
材12aと面材12bからなり、クッション材外面に面材を積
層したものである。その積層は,クッション材12aがポ
リウレタンフォームからなる場合は、その表面を火炎に
より溶融してその表面に面材12bを融着するのが簡便で
ある。また、クッション材12aがフェルト等からなる場
合は、接着剤、ホットメルトフィルム等によりクッショ
ン材12aと面材12bとの積層一体化を行う。ポリウレタン
フォームとしては、クッション性等の点から軟質ポリウ
レタンフォームとするのが好ましい。一方面材12bは保
温カーペットの表面あるいは裏面材となるもので、ファ
ブリック、編物、不織布等の種々の材質からなる。
ホットメルトフィルム14は、第2図の平面図の如く多数
のスリット14aが形成されたものを用いる。スリット14a
の長さは、通常3〜15mm、好ましくは5〜110mm又、ス
リット間隔は通常2〜10mm、好ましくは2〜5mmであ
る。ホットメルトフィルムの材質は、ポリオレフィン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂等間隔ホットメルト
フィルムとして使用されるものである。
また、16は電気発熱層を示す。電気発熱層16は、不織布
等の基材に皮膚ニクロム線等を蛇行して配設したもの等
である。
このようにしてなるクッション積層体12等は、回転圧着
ロール18によってクッション積層体12及びホットメルト
フィルム14が、クッション積層体12の内面即ちクッショ
ン材12a表面にホットメルトフィルム14の当接した状態
で一方から連続的に供給され、他方から回転ベルト20に
よって電気発熱層16が供給される。供給速度は、ホット
メルトフィルム14の材質、火炎の状態等によって決ま
る。そして、ホットメルトフィルム14の表面がバーナー
22の火炎により加熱される。その加熱によってホットメ
ルトフィルム14は、スリット14a部が楕円もしくは円形
の孔に拡張変形して、網状となり、その状態で溶融す
る。その後クッション積層体12、ホットメルトフィルム
14及び電気発熱層16が、回転圧着ロール18と回転ベルト
によって積層圧着される。そして、前記加熱により溶融
したホットメルトフィルム14が硬化し、クッション積層
体12と電気発熱層16の一体化がなされる。この後、図示
してないが、電気発熱層16の他面に前記と同様にして他
のクッション積層体12がホットメルトフィルム14により
融着され,保温カーペットが形成される。
なお、電気発熱層16他面へのクッション積層体12の融着
は、第1図における回転ベルト20の代わりに前記と同一
の回転圧着ロール18を設けて、電気発熱層16の両面にク
ッション積層体12及びホットメルトフィルム14を供給
し、両面同時に圧着して行ってもよい。
また、ホットメルトフィルム14の加熱は火炎によらず、
電気ヒーター等を前記バーナー22の位置に設けて行って
もよく、あるいはクッション積層体12及びホットメルト
フィルム14が、回転圧着ロール18による圧着前において
加熱炉内を通過するようにして行ってもよい。この加熱
炉内を通過させる場合でも、ホットメルトフィルム14を
直接加熱でき熱効率高いため、その加熱炉温度を必要以
上に上げる必要がなく、かつ短時間の加熱で済むので、
面材の熱劣化を防ぐことができる。
第3図は、この発明の実施により得られた保温カーペッ
ト10の一部切欠き部分斜視図である。図中14bはホット
メルトフィルムのスリット14aが火炎等による加熱によ
って拡張変形した孔、16aは被覆ニクロム線である。
(発明の効果) この発明は、ポリウレタンフォーム等のクッション材の
外面に面材が積層されたクッション積層体の内面に、多
数のスリットが形成されたホットメルトフィルムを当接
させ、そのホットメルトフィルム表面を火炎等により加
熱して、電気発熱層、ホットメルトフィルム及びクッシ
ョン積層体を圧着するものであり、かかる構成としたこ
とによって次のような効果を奏することができたのであ
る。
即ち、ホットメルトフィルムの溶融及びそれによるクッ
ション積層体と電気発熱層の融着一体化を、極めて短時
間で行うことができ、保温カーペットを効率よく連続し
て製造することが可能になったのである。また、ホット
メルトフィルムによる融着部を部分的なものとすること
ができたため、保温カーペットが硬くなるのを防ぐこと
ができ、かつ折り曲げ性及び通気性が損なわれるのを防
ぐことができたのである。更に、面材が熱により変質す
るのを防ぐこともできたのである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例に関し、第1図は連続して保温
カーペットを製造する際における設備の一部の概略図、
第2図は多数のスリットが形成されたホットメルトフィ
ルムの平面図、第3図は保温カーペットの一部切欠き部
分斜視図である。 12……クッション積層体、14……多数の切欠きが形成さ
れたホットメルトフィルム、16……電気発熱層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クッション材外面に面材の積層された二つ
    のクッション積層体によって電気発熱層が挟まれた保温
    カーペットの製造方法において、多数のスリットが形成
    されたホットメルトフィルムをクッション積層体の内面
    に当接させ、そのホットメルトフィルム表面を加熱して
    電気発熱層、ホットメルトフィルム及びクッション積層
    体を圧着することを特徴とする保温カーペットの製造方
    法。
JP30335386A 1986-12-19 1986-12-19 保温カ−ペツトの製造方法 Expired - Fee Related JPH07113459B2 (ja)

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