JPH07113224B2 - 浅水域用運搬機 - Google Patents

浅水域用運搬機

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JPH07113224B2
JPH07113224B2 JP4038317A JP3831792A JPH07113224B2 JP H07113224 B2 JPH07113224 B2 JP H07113224B2 JP 4038317 A JP4038317 A JP 4038317A JP 3831792 A JP3831792 A JP 3831792A JP H07113224 B2 JPH07113224 B2 JP H07113224B2
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正裕 秋葉
茂生 松山
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/16Cabins, platforms, or the like, for drivers
    • E02F9/166Cabins, platforms, or the like, for drivers movable, tiltable or pivoting, e.g. movable seats, dampening arrangements of cabins

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、河川等の浅水域の水底
における掘削作業による、浚渫土砂を浅水域より陸上に
能率的に運ぶことができる浅水域用運搬機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、河川等の水底において、掘削
作業可能なパワーショベル等の掘削機は存在している
が、その掘削機により掘削された浚渫土砂を陸上に運ぶ
ためには、水上に浮かべた浚渫土砂運搬用の作業船等に
浚渫土砂を一時的に貯蔵し、作業船を着岸させて、浚渫
土砂を排土している。
【0003】また、水底走行可能な運搬機も、従来より
存在していたが、その多くのものでは、自走可能な走行
体のキャタピラを設けた走行基部と浚渫土砂を貯蔵する
荷台とが固定した構造のものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】浚渫土砂運搬用の作業
船による浚渫土砂の運搬作業では、浚渫土砂を一時的に
貯蔵した作業船を掘削作業現場付近と着岸箇所との間を
往復し、且つ着岸箇所より、再び別のショベル,クレー
ン等により、浚渫土砂を陸上に排土することとなり、作
業効率が極めて悪いものであった。
【0005】また、水底走行可能な運搬機による浚渫土
砂の運搬作業については、掘削機により掘削した浚渫土
砂を荷台に排土するときや、或いは陸上に浚渫土砂を運
搬するとき等の作業状態に応じて、走行体の方向転換を
する必要があるが、水底においての走行体の方向転換
は、水底の地形や、河川の流量及び速度等の条件により
困難な場合もしばしば生じており、作業効率が非常に悪
く、作業に伴う危険も多かった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は、上記
課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、
走行体に自走用の走行用液圧モータを設け、前記走行体
の旋回台に、該旋回台の旋回専用モータを設け、上下方
向に伸縮可能な伸縮部内に伸縮用液圧シリンダを設けて
適宜伸びるようにした伸縮体を前記旋回台上の前側に設
け、前記伸縮体の上端には操縦室及び動力部を有する上
部走行体を設け、前記動力部による,前記旋回専用モー
タ,走行用液圧モータ及び伸縮用液圧シリンダの動作を
前記操縦室より制御できるようにし、前記旋回台の後部
に箱型荷台を設けてなる浅水域用運搬機等としたことに
より、掘削機による水底の浚渫土砂を水底より陸上まで
効率良く運搬することができ、上記課題を解決したもの
である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
ると、本発明の浅水域用運搬機の主な構成は、走行基部
1と旋回台3よりなる走行体Aと伸縮自在なる伸縮体B
と操縦室13等を備えた上部走行体Cからなるものであ
って、上部走行体Cが伸縮体Bにより上下方向に移動す
るものである。
【0008】走行体Aは、自走タイプのものであり、図
1,図2等に示すように、走行用の動力源を有する走行
基部1の幅方向両側にキャタピラ走行部2,2が設けら
れている。
【0009】該キャタピラ走行部2の駆動のための動力
源の実施例としては、走行用液圧モータMが好適であ
り、該走行用液圧モータMは走行基部1に装着されて
おり、その走行用液圧モータMを介して走行自在に構
成されている。
【0010】具体的には、キャタピラ走行部2,2の駆
動輪2a,2aが走行用液圧モータMに連結し、駆動
輪2a,2aにキャタピラ2b,2bが装着され走行す
るものであり、また、走行用液圧モータMの具体的実
施例としては油圧回路による油圧モータが最適である。
【0011】上記走行用液圧モータMを走行体Aに装
着することにより、特に耐水構造を容易にすることがで
き、走行体A自体の構造を簡易化することができる。
【0012】その両キャタピラ走行部2,2が、図14
に示すように、幅方向において適宜に移動し、両キャタ
ピラ走行部2,2の間隔を所望の幅にすることができる
構成となっており、その具体的な実施例としては、油圧
手段等によって動作する実施例となっている。
【0013】前述したように両キャタピラ走行部2,2
が幅方向において間隔を所望の幅にすることができるこ
とにより、水底走行のときには水底地形や、水底地盤の
状況に応じて、キャタピラ走行部2,2の幅を適宜に変
化させ、安定した走行状態を得ることが出来る。
【0014】走行体Aには、旋回台3が設けられてお
り、該旋回台3は、走行基部1の水平面上を回転するも
のであり、その旋回台3上は、走行基部1に設けられた
旋回専用モータMによって回転する構造のものであ
る。
【0015】その旋回台3の後部には、箱型荷台4が装
着されており、図3に示すように、旋回台3の旋回とと
もに走行基部1上の旋回中心部を中心にして円周状に移
動するものである。さらに、箱型荷台4は、荷台傾斜装
置5により、後部端に枢支点4aを設けて、傾斜動作を
行う構造とすることもできる。
【0016】上記箱型荷台4を傾斜動作可能とすること
により、箱型荷台4に一時的に貯蔵した浚渫土砂を陸上
にて容易に排土することができる。該箱型荷台4は、そ
の後部に荷受部4bと排土蓋体4cよりなり、図8,図
9に示すように、箱型荷台4が傾斜することにより、排
土蓋体4cが開き浚渫土砂が排土される。
【0017】その箱型荷台4には、補助側板6が装着可
能であり、具体的には、図10に示すように、箱型荷台
4の側板上端に取付用フランジ板4d,4dが、また補
助側板6には補助フランジ板6a,6aが形成され、そ
の取付用フランジ板4d,4dと補助フランジ板6a,
6aとが当接され、図11(a)に示すように、箱型荷
台4上に載置し、図11(b)に示すように、ボルト,
ナット等の固着具15にて固着されるものである。
【0018】伸縮体Bは、図2,図4,図5等に示すよ
うに、上下方向に伸縮可能な伸縮部7内に伸縮用液圧シ
リンダ12が設けられ適宜伸びるようになっており、そ
の要部は、伸縮部7,下部筒形支柱8及び頂部筒状管9
より構成され、さらに、その伸縮部7は、外形寸法が僅
かに異なる複数の筒状管7a,7a,…より構成され、
その一つの筒状管7aが他方の筒状管7a内に挿入且つ
重合可能なるものとしたものである。
【0019】さらに、詳しくは、各々の筒状管7a,7
a,…が、図4に示すように、その中心を略一致させて
重合するように構成されており、伸縮自在に構成された
ものであって、具体的には、各々の筒状管7a,7a,
…は、その一体が他方内に挿入可能なる構成である。
【0020】即ち、図4,図5に示すように、サイズの
異なる各々の筒状管7a,7a,….重合し、複数の筒
状管7a,7a,…が上方にせり出すことが可能になっ
ており、複数の筒状管7a,7a,…よりなる伸縮部7
が、旋回台3上に固設された下部筒形支柱8内に収容可
能な構成となっている。
【0021】その伸縮部7を構成する筒状管7a,7
a,…及び下部筒形支柱8,頂部筒状管9の具体的な実
施例としては、図1乃至図4に示すように、断面方形状
に形成されたものとなっている。
【0022】その下部筒形支柱8は、図4に示すよう
に、縮んだ状態における重合した筒状管7a,7a,…
の収容が可能となるように、外形が最大サイズの筒状管
7aより外形寸法が僅かに大きくなっており、また複数
の筒状管7a,7a,…のうちで最高部にせり出す筒状
管7aの頂部には頂部筒状管9が装着されている。
【0023】その頂部筒状管9は、図5に示すように、
断面略方形状のキャップ状に形成されており、縮んだ状
態における複数の筒状管7a,7a,…及び下部筒形支
柱8を内部に収容する状態で覆い隠すことができる構成
となっている。
【0024】前述したように、伸縮部7を構成する筒状
管7a,7a,…及び下部筒形支柱8,頂部筒状管9の
断面形状を方形状に形成したことで、伸縮体Bは、断面
円形状とした場合よりも断面係数が大きくなり、伸縮体
Bの高さ方向における力学的強度を良好にすることがで
きるのみならず、断面方形状としていることで、伸縮体
Bは、断面円形状としたときに見られるような空転の生
じることを防止できる利点がある。
【0025】伸縮体Bは、図5及び図6(a)に示すよ
うに、伸縮部7において、各々の筒状管7aの下端外側
面の各辺に沿って帯板状の摺動部10が固着され、また
上端内側面には終端部11が固着されている。
【0026】該摺動部10は、ベース10bの面上にテ
フロン加工等の滑らかなる面となるように加工を施した
摺動片10aが固着されたものであり、伸縮部7の伸縮
作動時において重合状態で隣接している筒状管7a,7
aが直接に接触し、摩擦抵抗が大きくなることを防止す
ることができるのみならず、隣接重合する筒状管7a,
7a間の摺動状態を良好なるものとしている。
【0027】また、終端部11は、下部筒形支柱8の上
端部分の内面角部箇所にも固着されており、図5及び図
6(b)に示すように、伸縮部7の筒状管7a,7a,
…及び下部筒形支柱8とが互いに摺動部10と終端部1
1とが当接して伸縮部7が下部筒形支柱8から外れた
り、伸縮部7の筒状管7a,7a,…が伸び過ぎないよ
うにすることができる。
【0028】その終端部11の実施例としては、摺動部
10と同様の構成となっており、具体的には、図6
(b)に示すように、終端ベース11b上に終端摺動片
11aが固着されている。
【0029】前記伸縮部7の筒状管7a,7a,…その
内部に伸縮用液圧シリンダ12が装着されており、具体
的には、図1,図2,図5に示すように、その伸縮用液
圧シリンダ12が筒状管7a,7a,…及び下部筒形支
柱8内を貫通し、伸縮用液圧シリンダ12の下端が走行
体Aの旋回台3上に固設され、伸縮用液圧シリンダ12
の上端が頂部筒状管9に固設されており、その伸縮用液
圧シリンダ12が伸縮することにより、伸縮体Bが伸縮
するものである。
【0030】前述したように、伸縮体Bによって上部走
行体Cが上下方向に移動することが出来るものでをある
が、具体的には、伸縮体Bを構成する頂部筒状管9に上
部走行体Cが装着されており、図2等に示すように、伸
縮体Bが上方に伸びるときには、頂部筒状管9に固定さ
れた上部走行体Cのみが走行体Aの旋回台3より上下方
向に移動することができる。
【0031】その上部走行体Cには、操縦室13及びデ
ィーゼル又はガソリンエンジン等による動力部14によ
り構成されており、操縦室13より前記旋回専用モータ
,走行用液圧モータMによる動作制御、或いは両
キャタピラ走行部2,2の幅方向の間隔を適宜に変化さ
せるための動作制御を自由に操作することができ、さら
に箱型荷台4を荷台傾斜装置5にて傾斜させて排土作業
をすることができる。
【0032】さらに、動力部14は、液圧ポンプ及び伸
縮体B内に設けた液圧ケーブル等を介して、走行用液圧
モータM,伸縮用液圧シリンダ12等に油等の流体を
送り込む役目をなしている。
【0033】また、箱型荷台4は、走行体Aの旋回台3
に固設されており、伸縮体Bの伸びた状態では上部走行
体Cのみが上昇して高所に位置するものであり、前記箱
型荷台4は、旋回台3と同等の位置に存在しており、浅
水域用運搬機全体の重心の移動を最小限に押さえること
ができる。
【0034】本発明による浅水域用運搬機は、水陸両用
のブーム付きショベルタイプの掘削機Sとともに使用す
ることにより、効果的な使用ができるものであり、まず
第12図に示すように、浅水域用運搬機が河川等の水域
に入って行くものであるが、その水底に進行しつつ、上
部走行体Cが水上に位置するように伸縮体Bによって上
昇する。
【0035】本発明の浅水域用運搬機が水底掘削作業箇
所に到達したら、掘削機Sによって掘削された浚渫土砂
を箱型荷台4内に貯蔵し、図15に示すように、再度陸
上に上がって、箱型荷台4を傾斜し、貯蔵しておいた浚
渫土砂を排土する。
【0036】ここで、浅水域用運搬機は、図3,図13
に示すように、走行体Aは旋回台3のみが旋回し、旋回
台3上の箱型荷台4の位置が旋回台3の中心位置の周囲
を円周状に移動することによって、適宜に変化させるこ
とができ、図14に示すように、水底の掘削機S箇所に
向かって進行してきた浅水域用運搬機は、そのまま旋回
台3のみを回転させることで箱型荷台4を掘削機Sのシ
ョベル側に向けることができる。
【0037】陸上においては、その浅水域用運搬機は、
浚渫土砂の排土箇所に進行すると、同様に旋回台3のみ
を旋回させることで、箱型荷台4の位置を排土箇所向け
ることが即座にできるものである。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明においては、走行体Aに
自走用の走行用液圧モータMを設け、前記走行体Aの
旋回台3に、該旋回台3の旋回専用モータMを設け、
上下方向に伸縮可能な伸縮部7内に伸縮用液圧シリンダ
12を設けて適宜伸びるようにした伸縮体Bを前記旋回
台3上の前側に設け、前記伸縮体Bの上端には操縦室1
3及び動力部14を有する上部走行体Cを設け、前記動
力部14による,前記旋回専用モータM,走行用液圧
モータM及び伸縮用液圧シリンダ12の動作を前記操
縦室13より制御できるようにし、前記旋回台3の後部
に箱型荷台4を設けてなる浅水域用運搬機としたことに
より、第1に陸上及び水底での作業環境に対して、浅水
域の何れの状況に使用する場合でも、簡易且つ迅速に状
況に応じて対応することができるし、第2に水底及び陸
上にて掘削作業の浚渫土砂を極めて効率的に陸上に運搬
することができるし、第3に上部走行体Cを高所に移動
させても、走行体Aは極めて安定した状態を維持して水
底を移動することができる等の効果を奏する。
【0039】上記効果を詳述すると、上下方向に伸縮可
能な伸縮体Bを介して上部走行体Cを走行体Aの旋回台
3上に設けているので、伸縮体Bの伸縮により上部走行
体Cが上昇し、且つ上部走行体Cより走行体Aの走行制
御を可能としていることで、河川等の水中作業におい
て、上部走行体Cを水上に出しながら、水底において、
掘削機S等から掘削された浚渫土砂を箱型荷台4内に一
時的に貯蔵することができる。
【0040】さらに、上下方向に伸縮可能な伸縮体Bに
より、操縦室13等を含む上部走行体Cを上昇させるこ
とができるので、作業員は一人で充分に作業することが
できるのみならず、他のクレーン等を必要としないの
で、本発明の浅水域用運搬機は、図12に示すように、
陸上より河川に入りながら、その深さに対応して上部走
行体Cを上昇させることができ、作業効率を向上させる
ことができる。
【0041】次に、旋回台3には箱型荷台4が設けら
れ、該箱型荷台4は、その重量が大きいものであるた
め、上部走行体Cが伸縮体Bによって上端位置にあって
も、その重心の位置は、僅かに高くなる程度に押さえる
ことができ、さらに箱型荷台4内に浚渫土砂を一時的に
貯蔵している場合は箱型荷台4箇所の重量が増し、ひい
ては走行体Aの重量が増すこととなり、走行体Aは、低
い重心の位置を確保することができ、安定した状態にて
走行することができる。また、動力部14は上部走行体
Cに備えられており、河川等の浅水域用作業を行って
も、水に沈むようなことはなく、動力部14は陸上状態
と同様に作用して良好なる浅水域用作業ができる。
【0042】次に、箱型荷台4は、旋回台3上に設けら
れているので、旋回台3が旋回するとともに箱型荷台4
も移動するものであり、走行体Aの水底接地部分、即ち
走行体Aの走行基部1及びキャタピラ走行部2,2等の
進行方向を一切変位させることなく箱型荷台4を浅水域
用運搬機の進行方向の前後に位置させることが容易にで
きる。
【0043】前述したように走行体Aにおいて旋回台3
の旋回により箱型荷台4が前後に移動すると同時に上部
走行体Cも伸縮体Bを介して、その位置を移動させるこ
とができることで、図13に示すように、浅水域用運搬
機の進行方向を容易且つ迅速に逆方向にすることができ
る。
【0045】従って、水底においてショベル等の掘削機
S箇所に進行してきた浅水域用運搬機は、図14に示す
ように、その箱型荷台4を容易に掘削機Sのショベル側
に移動させることができるし、箱型荷台4に浚渫土砂を
貯蔵して陸上に運搬してきた場合に排土箇所に容易にそ
の箱型荷台4を移動させることができ、極めて効率的な
作業をすることができる。
【0046】請求項2の発明においては、請求項1にお
いて、前記伸縮体Bの断面を方形状にしてなる浅水域用
作業機としたことにより、円形状とした場合よりも断面
係数が大きくなり、伸縮体Bの高さ方向における力学的
強度を良好にすることができるのみならず、断面方形状
としていることで、伸縮体Bは、断面円形状としたとき
に見られるような空転の生じることを防止できる利点が
ある。
【0047】請求項3の発明では、請求項1において、
伸縮体Bは、伸縮部7において隣接する筒状管7a,7
aの空隙間に、摩擦の少ない摺動部10を重合状態とな
るように設けた浅水域用運搬機としたことにより、該摺
動部10の存在にて、伸縮部7の伸縮作動時において重
合状態で隣接している筒状管7a,7aが直接に接触
し、摩擦抵抗が大きくなることを防止することができる
のみならず、隣接重合する筒状管7a,7a間の摺動状
態を良好なにできるし、且つ水密的にでき、水中作業に
おける泥水等の浸入を排除し、機械効率を良好にでき
る。
【0048】さらに、請求項4の発明では、請求項1に
おいて、走行体Aのキャタピラ走行部2,2を幅方向の
間隔を前記操縦室13より適宜に調整制御できるように
してなる浅水域用作業機としたことにより、キャタピラ
走行部2,2の幅を適宜に変化させることができること
で、水底が軟弱地盤である場合等にはキャタピラ走行部
2,2の間隔幅を広くすると、前述したウエイトとして
の箱型荷台4が下方に位置していることとが相乗的に作
用して安定した走行及び運搬作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の側面図
【図3】本発明の旋回台が旋回可能なことを示した平面
【図4】伸縮体の断面図
【図5】伸縮体の縦断側面図
【図6】(a)は伸縮体の要部縦断平面図 (b)は伸縮体の摺動部及び終端部の拡大断面図
【図7】キャタピラ走行部が幅方向に広がるところを示
す略示図
【図8】箱型荷台が傾斜する状態を示す略示図
【図9】旋回台が旋回し、且つ箱型荷台が傾斜する状態
を示す斜視図
【図10】箱型荷台上に補助側板を設けた状態を示す斜
視図
【図11】(a)は箱型荷台上に補助側板を装着する状
態を示す略示図 (b)は箱型荷台と補助側板との固着状態示す要部断面
【図12】本発明の浅水域用運搬機が水底にて進行して
いる状態を示す略示図
【図13】本発明の浅水域用運搬機が旋回台のみを旋回
して箱型荷台及び上部走行体の方向変換を行う状態を示
す略示図
【図14】本発明の浅水域用運搬機の箱型荷台に掘削機
より掘削した浚渫土砂を入れる状態を示す略示図
【図15】本発明の浅水域用運搬機が陸上にて箱型荷台
より浚渫土砂を排出する状態を示す略示図
【符号の説明】
A…走行体 B…伸縮体 C…上部走行体 M…走行用液圧モータ M…旋回専用モータ 2…キャタピラ走行部 3…旋回台 4…箱型荷台 7…伸縮部 7a…筒状管 10…摺動部 12…伸縮用液圧シリンダ 13…操縦室 14…動力部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−145280(JP,A) 実開 昭48−38602(JP,U) 実開 昭61−128278(JP,U) 実開 平3−117103(JP,U) 実開 昭62−44965(JP,U) 実開 昭60−160282(JP,U)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行体に自走用の走行用液圧モータを設
    け、前記走行体の旋回台に、該旋回台の旋回専用モータ
    を設け、上下方向に伸縮可能な伸縮部内に伸縮用液圧シ
    リンダを設けて適宜伸びるようにした伸縮体を前記旋回
    台上の前側に設け、前記伸縮体の上端には操縦室及び動
    力部を有する上部走行体を設け、前記動力部による,前
    記旋回専用モータ,走行用液圧モータ及び伸縮用液圧シ
    リンダの動作を前記操縦室より制御できるようにし、
    記旋回台の後部に箱型荷台を設けてなることを特徴とし
    た浅水域用運搬機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記伸縮体の断面を
    方形状にしてなることを特徴とするを特徴とした浅水域
    用作業機。
  3. 【請求項3】 請求項1において、伸縮体は、伸縮部に
    おいて隣接する筒状管の空隙間に、摩擦の少ない摺動部
    重合状態となるように設けたことを特徴とした浅水域
    用運搬機。
  4. 【請求項4】 請求項1において、走行体のキャタピラ
    走行部を幅方向の間隔を前記操縦室より適宜に調整制御
    できるようにしてなることを特徴とする浅水域用運搬
    機。
JP4038317A 1991-12-26 1992-01-30 浅水域用運搬機 Expired - Lifetime JPH07113224B2 (ja)

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