JPH07113102A - 焼結体の製造方法 - Google Patents

焼結体の製造方法

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JPH07113102A
JPH07113102A JP28019593A JP28019593A JPH07113102A JP H07113102 A JPH07113102 A JP H07113102A JP 28019593 A JP28019593 A JP 28019593A JP 28019593 A JP28019593 A JP 28019593A JP H07113102 A JPH07113102 A JP H07113102A
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JP
Japan
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sintered body
sintering
powder
sintered compact
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JP28019593A
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Kunihito Tokui
國人 徳井
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な方法で、焼結体中のC及びO含有量を
共に安定して低減することができる粉末射出成形法によ
る焼結体の製造方法を提供する。 【構成】 金属粉末及び合金粉末、例えば、Fe,N
i,Co,Moの元素の1種又は2種以上の金属粉末及
びこれらの金属の合金粉末を用い、粉末射出成形法によ
り、成形し、脱バインダーし、これを次の条件で焼結す
る。すなわち、脱脂後の射出成形体を露点0℃以下の乾
燥水素雰囲気中にて、相対密度90%以下となる温度で
1次焼結することにより、主として、焼結体中に含まれ
る酸素を除去し、次に、露点0℃以上乃至50℃以下の
湿潤水素雰囲気中で2次焼結を行なうことにより、主と
して、焼結体中に含まれる炭素を除去し、焼結体の相対
密度を90%以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉末射出成形法によるC
及びOの低減された焼結体の製造方法に関し、特に、F
e,Ni,Co等を構成元素とする磁性材料(例えば、
パーメンジュール、パーマロイ等)、特定の熱膨張率を
有する材料(例えば、インバー、42合金、コバール
等)に利用できる焼結体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属粉末又は合金粉末を焼結して焼結体
を製造する技術として、通常少量のワックス等を金属粉
末又は合金粉末に添加してプレス成形し、脱ろう後、焼
結して焼結体を得る方法は粉末冶金法(プレス成形法)
として知られている。また、近年、金属粉末又は合金粉
末にバインダーを混合して射出成形を行ない、得られた
成形品を脱バインダーし、次いで焼結を行なうことによ
り、焼結体を製造する粉末射出成形法が知られている。
【0003】これらの焼結体においては、焼結体中のC
及びOの含有量によって、焼結体の性質が大きく左右さ
れることが知られている。特に、Fe,Ni,Co等を
構成元素とする磁性材料や、特定の熱膨張率を有する材
料においては、材料本来の磁気的、熱的特性を発現させ
るためには、焼結体中のC,O量を共に低減させること
が必要であり、特に磁性材料においては、C含有量及び
O含有量が1000分の1(重量%)オーダであること
が必要とされているが、粉末冶金法ではC含有量、O含
有量とも100分の1(重量%)オーダーであることが
多い。
【0004】前記従来の粉末冶金法や粉末射出成形法に
おける焼結体中のC又はO量を低減させる方法には次の
ような技術があった。
【0005】粉末冶金法における従来の焼結体中のC含
有量及び/又はO含有量の低減法 前記粉末冶金法においては、水素、アンモニア等の還元
性ガス中で焼結して焼結体中のC含有量又はO含有量を
低減する方法が知られている。しかしながら、この方法
においては、還元性ガスの露点によって、C又はOの何
れかが選択的に除去され、具体的には、露点が高ければ
Cのみ除去され、低ければOのみ除去されてしまい、C
とOを同時に除去することができないという問題があっ
た。
【0006】また、前記粉末冶金法においては、成形材
料として予め、低C含有量、低O含有量の高純度粉末を
使用して成形し焼結することにより、焼結体中のC含有
量及びO含有量を低減する方法が知られている。この方
法では原料費が非常に高価になるという問題があった。
【0007】また、前記粉末冶金法においては、焼結を
真空中で行なうことにより、C含有量及びO含有量を低
減する方法が知られている。しかしながら、この方法に
おいては原料粉末中のC含有量及びO含有量のモル比が
1になっていればCOガスとして除去され、C含有量及
びO含有量を低減することが可能とされるが、現実的に
は原材料中のC/Oモル比を1とすることは調整困難で
ある。
【0008】粉末射出成形法における従来のC及び/又
はO量の調整法 粉末射出成形法では、プロセス上の特徴として多量のバ
インダーを使用し、かつ長時間の脱脂を行なうため、C
及びOが残存しやすいという問題点が付随していた。こ
のため焼結体中のC含有量及びO含有量を効率的に低減
することが可能なプロセスの開発が切望されていた。従
来、焼結体中のC含有量及びO含有量を調整又は低減す
る技術には次のようなものがあった。
【0009】成形体の焼結に先立ち適当な雰囲気下で熱
処理し、C/Oモル比を調整した後に真空焼結すること
により、焼結体中のC含有量及びO含有量を調整する方
法が、例えば、特開平3−173702号公報により知
られている。この方法は、焼結処理に先立って成形体を
湿潤水素中又は酸素を含む雰囲気中にて、熱処理した
後、減圧下で焼結することにより、C含有量及びO含有
量を低減するものである。
【0010】しかしながら、この方法においては、原料
粉末の生産ロットにより原料粉末中のC量、O量にばら
つきが生じた場合、脱脂体中のC/Oモル比が十分に調
整できないため、焼結体中のC、O量の低減が十分に行
なえないことが考えられる。また、脱脂炉内の雰囲気も
ばらつきがあり、残存バインダー量にも差が生じること
や、製品の形状の違いによっても差が生じることから、
焼結体中のC、O量の低減が十分に行なえないことが考
えられる。したがって、この方法においては原料中の
C、O量の管理、原料保存中のC、O量の管理、バイン
ダー中のC、O量の管理、焼結工程中のC、O量の管理
等を行なわなければならず、高度なプロセス制御が必要
となる。
【0011】また前記粉末射出成形法においては、脱脂
体中のC及びOを焼結時にCOガスとして除去できるよ
うに調整するためにC源を添加してC/Oモル比を調整
し、焼結体中のC含有量及びO含有量を調整する方法が
知られている。この方法においてCの添加手段としては
次のものが知られている。
【0012】1)原料粉末に炭素を添加する方法。
【0013】2)必要なC量を有する樹脂を添加する方
法。
【0014】3)Cが適当に残存する樹脂を添加する方
法。
【0015】4)焼結に先立ち浸炭させる方法。
【0016】前記4)の浸炭させる方法は、例えば、特
開平4−176802号公報により知られているが、そ
の処理に浸炭ガスが必要であるので、プロセスが複雑化
するばかりか、焼結体中に炭化物を生成させる恐れがあ
る。前記1)〜4)の方法は何れもC/Oモル比を所定
の比率に調整するためには、種々のばらつきを考慮した
高度なプロセスコントロールが必要であり、工業的製造
プロセスとしては煩雑なものとなる。
【0017】また前記粉末射出成形法においては、C供
給源として炭素質材を成形体とともに並置して焼結する
方法が、例えば特開平5−43906号公報により提案
されている。この方法は、成形体中に炭素質材を浸炭さ
せることによって、成形体中のC含有量を調整するもの
であるため、得られる焼結体のC含有量は比較的高いも
のとなり、焼結体中のC含有量とO含有量を共に低くす
ることは困難である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、前記
した従来の焼結体中のC含有量及びO含有量を調整する
技術における問題点を除去し、簡易な方法で、焼結体中
のC含有量及びO含有量を共に安定して低減することが
できる粉末射出成形法による焼結体の製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記した問題点を解決す
るために本発明は、金属粉末及び合金粉末を原料とする
粉末射出成形法による焼結体の製造方法において、脱脂
後の射出成形体を露点0℃以下の乾燥水素雰囲気中に
て、相対密度90%以下となる温度で1次焼結すること
により、主として、焼結体中に含まれる酸素を除去し、
次に、露点0℃以上乃至50℃以下の湿潤水素雰囲気中
で2次焼結を行なうことにより、主として、焼結体中に
含まれる炭素を除去し、焼結体の相対密度を90%以上
とすることを特徴とする焼結体の製造方法とするもので
ある。
【0020】本発明における前記金属粉末及び合金粉末
は、Fe,Ni,Co,Moの元素の1種又は2種以上
の金属粉末及びこれらの金属の合金粉末が使用される。
特に好適には、Fe−Ni−Co合金粉末が、本発明の
焼結体の製造方法の原料として用いられる。
【0021】本発明によれば、焼結工程前における成形
体中又は脱脂体中のC/Oモル比の調整は一切考慮する
必要がなく、そして、C/Oモル比の調整のためのC源
付与等の余分なプロセスは全く必要なく、通常の、金属
粉末を原料とした粉末冶金法(粉末プレス法、粉末射出
成形法等)による焼結体の製造プロセスとほぼ同様の手
順で、低C含有量及び低O含有量の焼結体を得ることが
できるので、工業的に極めて有利な方法である。
【0022】以下に本発明の焼結体の製造方法について
詳述する。
【0023】図1は、本発明の焼結工程における経過時
間に対する温度の関係の概要を示す。1次焼結では、露
点0℃以下の乾燥水素フロー中で、主として還元を行な
い、Oの低減を行なう(脱酸反応又は還元反応)。この
脱酸反応は次の式(1)で示される反応である。
【0024】MO+H2 → M+H2 O 式(1) (但し、Mは金属元素を示す。) 次に2次焼結では、露点0℃以上乃至50℃以下の湿潤
水素フロー中で、最終焼結温度に到達させた温度で脱炭
を行ない、Cの低減を行なう(脱炭反応)。この脱炭反
応は次の式(2)で示される反応である。
【0025】C+H2 O → CO+H2 式(2) 通常、金属粉末の焼結は、金属の酸化を防止するため
に、水素中で行なわれており、前記式(1)又は式
(2)に示されるように、水素雰囲気中の水分量により
脱酸反応又は脱炭反応の何れかが支配的に選択されてい
る。したがって、OとCを同時に同じように除去するこ
とは困難である。
【0026】本発明において、1次焼結を乾燥水素雰囲
気、2次焼結を湿潤水素雰囲気としたのは、以下の理由
による。すなわち、もし1次焼結を湿潤水素で脱炭し、
2次焼結を乾燥水素で脱酸した場合、1次焼結で脱炭は
達成されるが、1次焼結で使用した湿潤水素によって炉
内に炭素分が付着されて汚染されることになるため、2
次焼結によって乾燥水素がこの炭素分と反応したり、ま
た乾燥水素が炭素質のヒータと反応して炭化水素ガスが
生成して浸炭雰囲気を形成し、結果的に焼結体のC量を
増やしてしまうので、C含有量及びO含有量を共に減少
させることは不可能であるからである。
【0027】本発明において、1次焼結で得られた焼結
体の密度を90%以下としたのは、90%を越えると焼
結体の気孔が完全に閉鎖されるため、2次焼結した際
に、脱炭反応を進行させるためのガスの通気が阻害さ
れ、Cの除去が十分に行なわれなくなるので、これを防
止するためである。1次焼結時のO量は焼結温度の上昇
とともに急激に減少するため、1次焼結時の焼結温度を
できるだけ高く設定し、しかも、1次焼結後の相対密度
を90%以下とする必要がある。
【0028】よって本発明においては、粉末の粒径、形
状を考慮して1次及び2次の焼結温度を調整することで
C含有量及びO含有量をさらに低減することが可能であ
る。
【0029】また本発明においては、C含有量及びO含
有量の低減のみではなく、C量、O量を所定の量に調整
することも可能である。
【0030】
【実施例】
〔予備実験〕コバール(商品名、Fe−29Ni−17
Co)のアトマイズ粉に対し、45(容量%)のバイン
ダーを加え、160℃、1時間で混練し、120℃で造
粒し、次いで、150℃で射出成形を行なった。得られ
た成形体を大気中、350℃、50時間で脱脂した。こ
の脱脂体に対して、炉内露点が+30℃程度の乾燥水素
フロー中で1100℃〜1300℃の範囲の各種焼結温
度で焼結を行ない、焼結体のC含有量及びO含有量を測
定した。得られた測定値に基づき、図2に、乾燥水素フ
ロー中における焼結温度に対するC含有量又はO含有量
の関係をグラフに示す。
【0031】図2によれば、焼結温度の上昇とともに急
激にO含有量が低下しており、1次の焼結をできるだけ
高温で行なうことが、O含有量の低減につながることが
わかる。
【0032】別の実験例として前記の脱脂体に対して、
炉内露点が−45℃程度の湿潤水素フロー中で1100
℃〜1300℃の範囲の各種焼結温度で焼結を行ない、
焼結体のC含有量及びO含有量を測定した。得られた測
定値に基づき、図3に湿潤水素フロー中における焼結温
度に対するC含有量又はO含有量の関係をグラフに示
す。
【0033】図3によれば焼結温度にかかわらず低いC
含有量となり、温度の上昇とともにC含有量が低下して
いる。一方O含有量は高く、温度とともに上昇してい
る。
【0034】以上、図2、図3によれば、何れの水素雰
囲気中で焼結体のC含有量及びO含有量を低下させて
も、C又はOの何れか一方の二者択一的な除去しか期待
できないことがわかる。
【0035】〔実施例1、実施例2、比較例〕原料粉末
には、平均粒径12μmのコバール(商品名、Fe−2
9Ni−17Co)の水アトマイズ粉を用い、バインダ
ーとして次の表1に記載の成分のものを用いた。
【0036】
【表1】 前記アトマイズ粉に対し、45(容量%)のバインダー
を加え、160℃、1時間で混練し、120℃で造粒
し、次いで、150℃で射出成形を行なった。得られた
成形体を大気中、350℃、70時間で脱脂し、脱脂体
を得た。得られた脱脂体のサンプルをカーボン炉、露内
露点が+30℃程度の乾燥水素フロー中1100℃(焼
結条件1)で焼結し、また、1300℃(焼結条件2)
で焼結してそれぞれ1次焼結を行なった。次いで、炉内
露点が−45℃程度の湿潤水素フロー中で前記各々のサ
ンプルを1300℃で2次焼結を行なって焼結体を得
た。これらの焼結体の製造方法のうち前記焼結条件1か
ら焼結体を得る場合を実施例1、前記焼結条件2から焼
結体を得る場合を実施例2とした。比較例として1次焼
結なしで、前記の2次焼結の条件で焼結(焼結条件3)
を行なった。
【0037】実施例1、実施例2、比較例の各工程(原
料粉末、水素中脱脂、1次焼結、2次焼結)における処
理物のC含有量及びO含有量を表2に示す。
【0038】
【表2】 表2によれば、実施例1、実施例2ともに、2次焼結後
の焼結体中にO含有量及びC含有量の低減が認められ
る。なお、実施例1の場合は、低いC含有量に加えて、
特に、O含有量が1000分の1(重量%)オーダとな
っているので、低熱膨張材料とする場合に適している。
実施例2の場合は低いC量に加えO量が1000分の1
(重量%)オーダーとなっているので、磁性材料に適し
ていると考えられる(が、さらにC量を減少させるため
には、1次の焼結密度を本条件下で下げることにより可
能である。)。一方、比較例で得られた焼結体は、C含
有量は低減されているが、O含有量は10分の1オーダ
ーと高いため、磁性材料や、特定の熱膨張率を有する材
料に使用することは適当ではない。
【0039】また表2によれば、1次焼結後の焼結体の
O含有量、及び2次焼結後の焼結体のO含有量において
殆ど差異がないことから、1次焼結においてO含有量を
低下すれば、2次焼結後の焼結体におけるO含有量も低
下できることが確認できた。図4に1次焼結後の焼結体
の相対密度と2次焼結後の焼結体中のC含有量の関係を
示す。図4によれば、1次焼結温度を高くして、焼結体
の相対密度が90%以上になると、2次焼結によって得
られた焼結体中のC含有量が急激に上昇することが分か
る。このような結果は、1次焼結によって相対密度が高
くなると、焼結体の気孔が完全に閉鎖されるため、2次
焼結した際に、脱炭反応を進行させるためのガスの通気
が阻害され、焼結体の表面部分のみで脱炭がおこり、内
部まで十分に脱炭が進まなかったためと考えられる。よ
って、1次焼結は相対密度で90%以下にする必要があ
ることがわかる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、脱脂後の射出成形体を
露点0℃以下の乾燥水素雰囲気中にて、相対密度90%
以下となる温度で1次焼結を行ない、さらに露点0℃以
上乃至50℃以下の湿潤水素雰囲気中で2次焼結を行な
うことにより、1次焼結で主として焼結体中に含まれる
酸素を除去し、2次焼結で主として焼結体中に含まれる
炭素を除去することができ、これらの工程の組合せによ
り、焼結体中のC含有量及びO含有量を同時に低減させ
ることが可能となった。
【0041】また本発明によれば、通常実施されている
金属粉末を原料にした粉末射出成形プロセスをほぼその
まま踏襲するだけで簡単にに低C含有量、低O含有量の
焼結体が得られ、工業プロセス上極めて有用である。
【0042】本発明によって、Fe,Ni,Co,Mo
等を合金元素とする磁性材料や特定の熱膨張率を有する
材料を常に低C含有量、低O含有量で、しかもそれらの
含有量のばらつきの少ない焼結体を製造することが可能
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の焼結工程における経過時間に対する温
度の関係の概要を示す。
【図2】乾燥水素フロー中における焼結温度に対するC
含有量又はO含有量の関係を示すグラフである。
【図3】湿潤水素フロー中における焼結温度に対するC
含有量又はO含有量の関係を示すグラフである。
【図4】1次焼結後の焼結体の相対密度と2次焼結後の
焼結体中のC含有量の関係を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属粉末及び合金粉末を原料とする粉末
    射出成形法による焼結体の製造方法において、 (1)脱脂後の射出成形体を露点0℃以下の乾燥水素雰
    囲気中にて、相対密度90%以下となる温度で1次焼結
    することにより、主として、焼結体中に含まれる酸素を
    除去し、 (2)次に、露点0℃以上乃至50℃以下の湿潤水素雰
    囲気中で2次焼結を行なうことにより、主として、焼結
    体中に含まれる炭素を除去し、焼結体の相対密度を90
    %以上とすることを特徴とする焼結体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記金属粉末及び合金粉末は、Fe,N
    i,Co,Moの元素の1種又は2種以上の金属粉末及
    びこれらの金属の合金粉末である請求項1記載の焼結体
    の製造方法。
JP28019593A 1993-10-12 1993-10-12 焼結体の製造方法 Pending JPH07113102A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004536967A (ja) * 2001-05-14 2004-12-09 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 大きな部品の金属射出成形に使用する焼結方法および工具
US7635405B2 (en) 2001-05-14 2009-12-22 Honeywell International Inc. Sintering process and tools for use in metal injection molding of large parts

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