JPH07113045A - 付加反応型シリコーンゴム組成物 - Google Patents

付加反応型シリコーンゴム組成物

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JPH07113045A
JPH07113045A JP6203744A JP20374494A JPH07113045A JP H07113045 A JPH07113045 A JP H07113045A JP 6203744 A JP6203744 A JP 6203744A JP 20374494 A JP20374494 A JP 20374494A JP H07113045 A JPH07113045 A JP H07113045A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 アゾ化合物を配合した付加反応型シリコーン
ゴム組成物。また、さらにカーボンブラックおよび水酸
化セリウムまたは酸化セリウムの少なくとも1種を配合
したシリコーンゴム組成物。 【効果】 一次硬化後、ポストキュアを行うことなく、
圧縮永久ひずみが小さいシリコーンゴムが得られる。と
くに前記構成のうちの後者から、難燃性に優れたシリコ
ーンゴム成形品が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は付加反応によって硬化す
るシリコーンゴム組成物に関し、さらに詳しくは、一次
硬化後にポストキュアを行う必要がなく、圧縮永久ひず
みが小さいシリコーンゴム成形品を与える、付加反応型
シリコーンゴム組成物に関する。本発明はまた、同様に
一次成形後のポストキュアを行う必要がなく、圧縮永久
ひずみが小さく、しかも難燃性に優れたシリコーンゴム
成形品を与える、射出成形に適する付加反応型シリコー
ンゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】加熱によって短時間に硬化しうるシリコ
ーンゴム組成物としては、直鎖状の高重合ポリオルガノ
シロキサンからなるシリコーン生ゴムに、有機過酸化物
を配合して加熱することにより、架橋してゴム状弾性体
を形成する過酸化物加硫型シリコーンゴム;およびビニ
ル基含有ポリオルガノシロキサンとポリオルガノハイド
ロジェンシロキサンの間の付加反応による架橋を、白金
触媒の存在下に行って、ゴム状弾性体を形成する付加反
応型(白金加硫型)シリコーンゴムがあり、いずれも広
く用いられている。前者は、一次成形を行った後に、ポ
ストキュアと称する二次加熱によって架橋を完結させる
ことが必要である。後者は、流動性の未硬化シリコーン
ゴム組成物から短時間の硬化で容易に成形、加工できる
ので、OA機器など、各種工業製品の部品の製造に広く
用いられているが、成形後、長期間にわたって圧縮応力
がかかる場所に用いられる成形品の場合には、圧縮永久
ひずみが大きく、これを減少させるために、ポストキュ
アの工程が必要である。付加反応型シリコーンゴムの成
形は、射出成形の技術を適用するなど、成形そのものの
合理化がなされ、成形時間は短縮されているが、それに
つれて、上記のポストキュア工程の存在が、成形品の生
産性の向上に大きな障害になってきている。
【0003】特に射出成形の場合、成形品を大量生産す
るために採用されることが多い。そのため、成形品の製
造工程を総合的に合理化するには、ポストキュアの工程
を経ないで圧縮永久ひずみの小さい成形品が得られる射
出成形用のシリコーンゴム組成物が望まれている。この
ことは、近年、通常のシリコーンゴムのポストキュア温
度に耐えられない各種の熱可塑性樹脂との一体射出成形
品(複合成形品)の用途が広まるにつれて、特に顕著に
なってきている。
【0004】このような課題を解決するため、ベースポ
リマーおよび各種配合剤の両面からのアプローチがなさ
れている。前者としては、特開昭63−270763号
公報に開示されているようなベースポリマーの分子鎖の
両末端にそれぞれ複数のビニル基を存在させる方法、ま
た後者としては、特開平2−242854号公報に開示
された低分子量ビニル基含有ポリオルガノシロキサンと
トリアゾール化合物とを添加する方法、特開昭63−2
68764号公報に開示されたビニル基含有オルガノシ
ラザンを添加する方法、および特開平5−9388号公
報に開示されたジニトリル化合物を添加する方法が例示
される。しかしながら、前者の方法では、ベースポリマ
ーの合成が煩雑でコストが高くなり、後者の各方法にし
ても、安全衛生上の問題があるうえ、満足できる結果は
得られていない。
【0005】一方、射出成形品に難燃性を付与すること
も、広く望まれている。前述の過酸化物加硫型シリコー
ンゴム組成物に、白金化合物、カーボンブラック、アゾ
化合物、トリアゾール化合物、酸化鉄などの難燃性付与
剤を添加配合すれば、その難燃性が向上することは知ら
れている。また、これらのシリコーンゴム組成物の難燃
性は、不焼性成分である充填剤の配合量を多くし、可燃
性成分であるポリオルガノシロキサンの配合量を少なく
することにより、さらに向上することも知られている。
そのような難燃化技術として、たとえば特公昭60−1
895号公報には、カルボン酸アミドと酸化セリウムを
併用してシリコーンゴムを難燃化する方法が開示されて
いる。しかし、このような技術は過酸化物加硫の架橋機
構によるため、ポストキュアの必要があり、またポスト
キュアを行っても、圧縮永久ひずみに関しては好効果が
得られていない。さらに、このような方法で得られた難
燃性シリコーンゴム組成物は、いずれも未硬化混和物の
見掛粘度が非常に高いので、射出成形用材料のように流
動性を要求される用途には、使用できないものであっ
た。
【0006】一方、ベースポリマーとして流動性のポリ
オルガノシロキサンを用いる付加反応型液状シリコーン
ゴム組成物に、上記のような難燃性付与剤を添加配合す
ることにより、その難燃性を向上させる試みもなされて
いる。ところが、この方法では、満足すべき難燃性と機
械的強度を得るためには、補強性充填剤の配合量を極端
に増加させる必要があり、また難燃性が良くても圧縮永
久ひずみが悪化するなど、両方の特性を同時に満足させ
ることは困難であり、大きな課題となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、一次
硬化の後、ポストキュア工程を伴わずに、圧縮永久ひず
みが小さいシリコーンゴム成形品を与えるシリコーンゴ
ム組成物を提供することである。
【0008】本発明のもうひとつの目的は、射出による
一次成形のみで、すなわちポストキュア工程を伴わず
に、圧縮永久ひずみが小さく、しかも難燃性に優れたシ
リコーンゴム成形品を与える、射出成形に適するシリコ
ーンゴム組成物を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために検討を重ねた結果、従来から過酸化
物加硫型シリコーンゴムの難燃性付与剤として公知であ
るアゾ化合物を、付加反応型シリコーンゴムに配合した
ときに、きわめて硬化性に優れるばかりでなく、一次硬
化のみで圧縮永久ひずみの小さいシリコーンゴム成形品
を与えること;ならびに、上記のアゾ化合物に特定のセ
リウム化合物およびカーボンブラックを併用することに
より、圧縮永久ひずみを悪化させることなく、成形品に
さらに優れた難燃性を付与できることを見出して、本発
明を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明は、 (A)ケイ素原子に結合した1価の脂肪族不飽和炭化水
素基を1分子中に2個以上有するポリオルガノシロキサ
ン100重量部; (B)ケイ素原子に結合した水素原子を1分子中に3個
以上有するポリオルガノハイドロジェンシロキサン、
(A)成分中の1価の脂肪族不飽和炭化水素基1個に対
して、ケイ素原子に結合した水素原子の数が0.5〜5
個となるような量; (C)白金系触媒、(A)に対して白金原子換算1〜2
00重量ppm ;および (D)アゾ化合物 0.01〜1.0重量部 を含む付加反応型シリコーンゴム組成物に関する。本発
明はまた、さらにこれに加えて、 (E)微粉末シリカ 20〜200重量部; (F)カーボンブラック 0.5〜15重量部;および (G)水酸化セリウムまたは酸化セリウムの少なくとも
1種 0.1〜2.0重量部 を含み、射出成形に適し、難燃シリコーンゴム成形品を
与える付加反応型シリコーンゴム組成物に関する。
【0011】本発明で用いられる(A)成分のポリオル
ガノシロキサンは、本発明の付加反応型シリコーンゴム
組成物においてベースポリマーとなる成分である。この
(A)成分は、ケイ素原子に結合した1価の脂肪族不飽
和炭化水素基を1分子中に2個以上有し、付加反応によ
り網状構造を形成することができるものであれば、どの
ようなものであってもよい。
【0012】1価の脂肪族不飽和炭化水素基としては、
ビニル、アリル、1−ブテニル、1−ヘキセニルなどが
例示されるが、合成が容易で、また硬化前の組成物の流
動性や、硬化後の組成物の耐熱性を損ねないという点か
ら、ビニル基が最も有利である。
【0013】(A)成分のケイ素原子に結合した他の有
機基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペ
ンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシルなどの
アルキル基;フェニルなどのアリール基;ベンジル、2
−フェニルエチル、2−フェニルプロピルなどのアラル
キル基;クロロメチル、クロロフェニル、2−シアノエ
チル、3,3,3−トリフルオロプロピルなどの置換炭
化水素基が例示される。これらのうち、合成が容易であ
って、機械的強度および硬化前の流動性などの特性のバ
ランスが優れているという点から、メチル基が最も好ま
しい。
【0014】1価の脂肪族不飽和炭化水素基は、ポリオ
ルガノシロキサン(A)の分子鎖の末端または途中のい
ずれに存在してもよく、その双方に存在してもよいが、
硬化後の組成物に優れた機械的性質を与えるためには、
直鎖状の場合、少なくともその両末端に存在しているこ
とが好ましい。
【0015】また、シロキサン骨格は、直鎖状でも分岐
状であってもよい。硬化後の組成物の機械的特性を向上
させ、プロトタイプ用など、複雑な形状の型取りに用い
るためには、直鎖状のポリジオルガノシロキサンと分岐
状のポリオルガノシロキサンとを混合して用いることが
好ましい。これらの混合物を用いる場合、硬化物の機械
的強度や弾性率を上げるためには、(A)成分のポリオ
ルガノシロキサン中に、R3 SiO1/2 単位およびSi
2 単位ならびに必要に応じてR2 SiO単位(Rは前
記のような有機基を表し、うち、1分子中少なくとも2
個、好ましくは3個以上は1価の脂肪族不飽和炭化水素
基である)からなる分岐状ポリオルガノシロキサンが2
〜50重量%配合され、残余が直鎖状の、両末端が1価
の脂肪族不飽和炭化水素基で封鎖されたポリジオルガノ
シロキサンからなる混合物を用いることが好ましい。
【0016】(A)成分の重合度はとくに限定されない
が、硬化前の組成物が良好な流動性および作業性を有
し、硬化後の組成物が適度の弾性を有するには、25℃
における粘度が500〜500,000cPのものが好ま
しく、1,000〜100,000cPのものがとくに好
ましい。
【0017】本発明で用いられる(B)成分のポリオル
ガノハイドロジェンシロキサンは、分子中に含まれるヒ
ドロシリル基が(A)成分中の1価の脂肪族不飽和炭化
水素基への付加反応を行うことにより、(A)成分の架
橋剤として機能するものであり、硬化物を網状化するた
めに、該付加反応に関与する、ケイ素原子に結合した水
素原子を少なくとも3個有している。
【0018】シロキサン単位のケイ素原子に結合した有
機基としては、前述の(A)成分における1価の不飽和
脂肪族炭化水素基以外の有機基と同様のものが例示さ
れ、それらの中でも、合成が容易な点から、メチル基が
最も好ましい。
【0019】(B)成分におけるシロキサン骨格は、直
鎖状、分岐状および環状のいずれであってもよい。ま
た、これらの混合物を用いてもよい。
【0020】(B)成分の重合度はとくに限定されない
が、同一のケイ素原子に2個以上の水素原子が結合した
ポリオルガノハイドロジェンシロキサンは合成が困難な
ので、3個以上のシロキサン単位からなることが好まし
い。
【0021】(B)成分の具体例としては、以下のよう
なものが例示される。 a.(CH3)2 HSiO1/2 単位とSiO2 単位からな
る分岐状ポリオルガノハイドロジェンシロキサン。 b.式(1):
【0022】
【化1】
【0023】(式中、pは3〜100の整数を表し;q
は0〜100の整数を表す)で示される直鎖状ポリオル
ガノハイドロジェンシロキサン。 c.式(2):
【0024】
【化2】
【0025】(式中、pは1〜100の整数を表し;q
は0〜100の整数を表す)で示される直鎖状ポリオル
ガノハイドロジェンシロキサン。
【0026】(B)成分の配合量は、(A)成分中の1
価の脂肪族不飽和炭化水素基1個に対して(B)成分中
のケイ素原子に結合した水素原子が0.5〜5個、好ま
しくは1〜3個となるような量である。上記の水素原子
の存在比が0.5未満となるような量では、硬化が完全
に終了しない。逆に、該存在比が5を越えるような量の
場合は、射出成形品の圧縮永久ひずみが増加するばかり
でなく、硬化の際に発泡が起こりやすく、表面状態の良
くない成形品を与えることがある。
【0027】本発明で用いられる(C)成分の白金系化
合物は、(A)成分中の1価の脂肪族不飽和炭化水素基
と(B)成分中のヒドロシリル基との間の付加反応を促
進させるための触媒であり、常温付近において硬化反応
の触媒能が良好であるという点で優れている。
【0028】白金系化合物としては、塩化白金酸、塩化
白金酸とアルコールの反応生成物、白金−オレフィン錯
体、白金−ビニルシロキサン錯体、白金−ホスフィン錯
体などが例示される。
【0029】このうち、(A)成分および(B)成分へ
の溶解性や、触媒活性が良好な点から、塩化白金酸とア
ルコールの反応生成物および白金−ビニルシロキサン錯
体などが好ましい。
【0030】(C)成分の配合量は、(A)成分に対
し、白金原子換算で1〜200重量ppm 、特に射出成形
に用いられる場合、好ましくは1〜100重量ppm であ
り、さらに好ましくは2〜50重量ppm である。1重量
ppm 未満の場合は、硬化速度が不十分で、とくに射出成
形の場合はサイクル時間が長くなり、効率的でない。一
方、200重量ppm を越えると、硬化速度が過度に早ま
るために各成分を配合した後の作業性が損なわれ、また
不経済でもある。
【0031】本発明で用いられる(D)成分は、本発明
において最も特徴的な成分であり、本発明の組成物より
硬化して得られる成形品を、ポストキュアしなくても小
さな圧縮永久ひずみを与える重要な成分である。特に射
出成形の場合、射出による一次成形によって得られた成
形品の圧縮永久ひずみを減少させる役割を果たす。
(D)成分は、下記の一般式(3)および(4)で示さ
れるものが好ましい。
【0032】
【化3】
【0033】(式中、R1 およびR2 はそれぞれ、置換
もしくは非置換の1価の炭化水素基またはアミノカルボ
ニル基を表す)このようなアゾ化合物の例としては、ア
ゾベンゼン、o−アミノアゾベンゼン、p−アミノアゾ
ベンゼン、2,2´−アゾビスイソブチロニトリル、
2,2´−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、アゾキシベンゼン、アゾキシ安息香酸、アゾジカ
ルボンアミドなどが例示され、組成物の加熱硬化ないし
射出成形条件で分解を起こさぬように、170℃を越え
る分解温度を有するものが好ましく、取扱いが容易で有
効なことから、アゾジカルボンアミドがとくに好まし
い。
【0034】(D)成分の配合量は、(A)成分100
重量部に対して0.01〜1.0重量部、好ましくは
0.1〜0.5重量部である。0.01重量部未満では
圧縮永久ひずみを減少させる効果がなく、1.0重量部
を越えると硬化性に悪影響を与え、また発泡を起こすこ
とがある。
【0035】上述の(A)〜(D)成分からなる本発明
の組成物は、適宜、充填剤を選択して用いることによ
り、射出成形をはじめとする各種の成形に適し、とくに
一次成形後のポストキュアを行う必要がなく、圧縮永久
ひずみが少ない。さらに下記の(E)〜(G)成分を配
合することにより、射出成形に適し、上記の特徴に加え
て、難燃性に優れたシリコーンゴム成形品を与えること
ができる。
【0036】本発明に用いられる(E)成分の微粉末シ
リカは、従来からシリコーンゴムに使用されているもの
でよく、煙霧質シリカ、焼成シリカ、沈殿シリカ、シリ
カエアロゲル、溶融シリカ、石英粉末、けいそう土など
が例示される。これらは、必要に応じて、表面を、ポリ
オルガノシロキサン、トリメチルクロロシラン、ヘキサ
メチルジシラザンなどの有機ケイ素化合物によって表面
を疎水化して用いてもよい。
【0037】(E)成分の配合量は、(A)成分100
重量部に対して20〜200重量部、好ましくは60〜
120重量部である。20重量部未満では成形品に十分
な硬さ、機械的性質および難燃性を与えることができ
ず、200重量部を越えると、未硬化の混和物の流動性
を損なって作業性を阻害するばかりでなく、成形品の機
械的性質をも低下させる。
【0038】本発明に用いられる(F)成分のカーボン
ブラックは、成形品に難燃性を付与するものである。カ
ーボンブラックとしては、ファーネスブラック、サーマ
ルブラック、チャンネルブラック、アセチレンブラッ
ク、ケッチェンブラックなどが例示される。(F)成分
の配合量は、(A)成分100重量部に対して0.5〜
15重量部、好ましくは1〜5重量部である。0.5重
量部未満では難燃性に効果がなく、15重量部を越える
と未硬化混和物の粘度が高くなりすぎ、作業性が悪くな
る。
【0039】本発明に用いられる(G)成分のセリウム
化合物は、水酸化セリウムまたは酸化セリウムの少なく
とも1種であり、セリウムは3価でも4価でも差支えな
い。このような(G)成分の特定範囲の量を配合するこ
とにより、成形品の圧縮永久ひずみを低い水準に保ち、
難燃性の向上に関して、(E)成分と相乗的な効果を示
す。(G)成分の配合量は、(A)成分100重量部に
対して0.1〜2.0重量部、好ましくは0.2〜1.
2重量部である。0.1重量部未満では圧縮永久ひずみ
が大きく、2.0重量部を越えても、同様に圧縮永久ひ
ずみに悪影響を与える。
【0040】本発明の付加反応型シリコーンゴム組成物
は、基本的に前述の(A)〜(D)成分を含むものであ
るが、さらに、未硬化の組成物の流動性を調節したり、
成形品に所望の機械的性質を付与するために、本発明の
目的を損ねない範囲で、前述の(E)成分ないし他の充
填剤や各種の添加剤を配合してもよい。このような充填
剤としては、たとえば、(E)成分として挙げられた微
粉末シリカのほか;煙霧質酸化チタンなどの補強性充填
剤;ならびに酸化亜鉛、酸化鉄、炭酸カルシウム、アル
ミノケイ酸などの非補強性充填剤が挙げられる。これら
の充填剤を、トリメチルクロロシラン、ヘキサメチルジ
シラザン、環状または鎖状のポリジメチルシロキサンな
どの有機ケイ素化合物で表面処理して、表面を疎水化し
て配合してもよい。
【0041】本発明の射出成形用シリコーンゴム組成物
の室温における硬化時間を長くして、貯蔵安定性および
作業性を改善するために、アセチレンアルコール化合
物、ビニル基含有低分子シロキサン化合物、マレイン酸
ジアリル、トリアリルイソシアヌレート、ニトリル化合
物または有機過酸化物のような硬化遅延剤を配合しても
よい。
【0042】そのほか、必要に応じて顔料、耐熱性向上
剤、内部離型剤、可塑剤、官能基を含まないシリコーン
オイルなど、各種の添加剤を配合してもよい。また、
(F)または(G)成分以外の、付加反応型シリコーン
ゴムの難燃剤として公知のものを併用してもよい。
【0043】本発明の組成物は、(A)〜(D)、また
は(A)〜(G)成分の所定量を、必要に応じて任意に
配合する他の成分とともに、ニーダーなどを用いて機械
混合することによって調製される。通常、(B)成分を
含む成分群と(C)成分を含む成分群とをそれぞれ別個
に保存しておき、たとえば射出成形機に整備された混合
手段により、使用直前に両成分を均一に混合してから使
用するが、硬化遅延剤の存在下に全成分を同一容器内に
保存することも可能である。硬化は、射出成形の場合を
例にとると、加熱温度80〜170℃、硬化時間10〜
300秒の射出成形条件によって行うことができ、長時
間の加熱によるポストキュアを必要としない。その他の
方法による場合も、これに準じた硬化条件で、ポストキ
ュアなしに良好な機械特性のシリコーンゴムが得られ
る。
【0044】
【発明の効果】本発明によって、一次硬化後にポストキ
ュアを行うことなく、圧縮永久ひずみが小さいシリコー
ンゴムを与える組成物が得られる。本発明の組成物を用
いて、射出成形をはじめとする各種の成形方法による成
形品を得る際の、全作業時間を短縮し、製造コストを引
下げることが可能である。そのうえ、本発明の組成を用
いて、シリコーンゴムと各種の熱可塑性樹脂との一体成
形品のような、ポストキュアが不可能な成形品を射出成
形によって製造する道が開かれた。
【0045】とくに、(A)〜(G)成分の組合せによ
る場合、射出により一次成形後にポストキュアを行うこ
となく、圧縮永久ひずみが小さく、しかも難燃性に優れ
たシリコーンゴム成形品を得るための組成物が得られ
る。本発明の組成物を用いて、射出成形による各種成形
品を大量生産する際の、全作業時間の短縮が可能であ
る。
【0046】本発明の付加反応型シリコーンゴム組成物
は、各種のシリコーンゴム部品の製造に有用である。と
くに(A)〜(G)成分を組み合わせた組成物は、難燃
性を必要とするシリコーンゴム成形品の射出成形に広く
利用できる。とくに、上記の利点を生かして、難燃アノ
ードキャップの成形や、熱可塑性樹脂との一体成形の分
野で有用である。
【0047】
【実施例】以下の実施例および比較例によって、本発明
をさらに具体的に説明する。本発明は、これらの実施例
によって限定されるものではない。以下の実施例および
比較例において、部は重量部を表し、粘度は25℃にお
ける値を示す。
【0048】圧縮永久ひずみおよび難燃性の測定は、次
のように行った。 (1)圧縮永久ひずみ:後述のプレス加硫条件により、
厚さ6mmの圧縮永久ひずみ測定用の試料を作製し、ポス
トキュアを行わずに、そのままJIS K 6301に
準じて、温度180℃、25%圧縮という条件で22時
間加熱した後の圧縮永久ひずみを測定した。 (2)難燃性:後述のプレス加硫条件により、厚さ1mm
の試験片を作製した。UL94Vの試験法に準じて、上
記の試験片5個を各2回の接炎テストを行い、有炎燃焼
時間の合計によって評価した。
【0049】実施例1 両末端がジメチルビニルシリル基で封鎖された、粘度1
0,000cPのポリジメチルシロキサン100部をベー
スポリマーとし、これに煙霧質シリカ20部および石英
粉末60部を混和して、ベース混和物を調製した。これ
に、両末端がトリメチルシリル基で封鎖され、ケイ素原
子に結合した水素原子の含有量が0.9重量%で、粘度
20cPのポリメチルハイドロジェンシロキサン1.1
部、白金−ポリメチルビニルシロキサン錯体をベースポ
リマーに対して白金原子が10ppmになる量、およびア
ゾジカルボンアミド0.1部を添加し、均一になるまで
混合して、付加反応型シリコーンゴム組成物を調製し
た。
【0050】この組成物から、温度170℃で10分間
プレス加硫することにより、それぞれの測定に必要な形
状の試料を作製した。それらの試料により、硬さ、引張
強さ、伸び、および圧縮永久ひずみの測定を行った。
【0051】実施例2〜4、比較例1 アゾジカルボンアミドの配合量を変えたほかは実施例1
と同様の配合により(実施例2〜4)、本発明の付加反
応型シリコーンゴム組成物を調製した。一方、アゾジカ
ルボンアミドを配合しないで(比較例1)、比較のため
の付加反応型シリコーンゴム組成物を調製した。これら
の組成物から実施例1と同様の条件で試料を作成し、硬
さ、引張強さ、伸びおよび圧縮永久ひずみを測定した。
これらの測定結果を、実施例1の結果とともに表1に示
す。
【0052】
【表1】
【0053】実施例5〜8、比較例2〜4 実施例1の配合を基準にして、それにカーボンブラック
を配合し(実施例5)、またはカーボンブラックと水酸
化セリウムを配合して(実施例6〜8)、本発明の付加
反応型シリコーンゴム組成物を調製した。一方、アゾジ
カルボンアミドを過剰に配合し(比較例2)、またはア
ゾジカルボンアミドを配合しないで、カーボンブラック
(比較例3)もしくは水酸化セリウム(比較例4)を配
合して、比較のための付加反応型シリコーンゴム組成物
を調製した。これらの組成物から実施例1と同様の条件
で試料を作成し、硬さ、圧縮永久ひずみおよび難燃性を
測定した。これらの測定結果を表2に示す。
【0054】
【表2】
【0055】表1および表2から、本発明の組成物が、
圧縮永久ひずみの小さい成形品を与えること、ならび
に、さらに(A)成分100部に対して2.0部の
(F)成分と0.1〜2.0部の(G)成分を併用する
ことにより、圧縮永久ひずみの増大を招くことなく、成
形品に優れた難燃性を付与できることがわかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/23 C08L 83/05 // B29K 83:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ケイ素原子に結合した1価の脂肪
    族不飽和炭化水素基を1分子中に2個以上有するポリオ
    ルガノシロキサン100重量部; (B)ケイ素原子に結合した水素原子を1分子中に3個
    以上有するポリオルガノハイドロジェンシロキサン、
    (A)成分中の1価の脂肪族不飽和炭化水素基1個に対
    して、ケイ素原子に結合した水素原子の数が0.5〜5
    個となるような量; (C)白金系触媒、(A)に対して白金原子換算1〜2
    00重量ppm ;および (D)アゾ化合物 0.01〜1.0重量部 を含む付加反応型シリコーンゴム組成物。
  2. 【請求項2】 (C)が(A)に対して白金原子換算1
    〜100重量ppm である請求項1記載の付加反応型シリ
    コーンゴム組成物。
  3. 【請求項3】 さらに、 (E)微粉末シリカ 20〜200重量部; (F)カーボンブラック 0.5〜15重量部;および (G)水酸化セリウムまたは酸化セリウムの少なくとも
    1種 0.1〜2.0重量部 を含む請求項1または請求項2に記載の付加反応型シリ
    コーンゴム組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010121117A (ja) * 2008-10-24 2010-06-03 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 可視光遮光性シリコーンゴム組成物及びその硬化物並びに光半導体装置
KR20110129274A (ko) * 2010-05-25 2011-12-01 주식회사 케이씨씨 저점도 난연성 고전압 절연물용 액상 실리콘 고무 조성물

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KR20110129274A (ko) * 2010-05-25 2011-12-01 주식회사 케이씨씨 저점도 난연성 고전압 절연물용 액상 실리콘 고무 조성물

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