JPH07112987A - スタウロスポリン糖部分変換誘導体 - Google Patents

スタウロスポリン糖部分変換誘導体

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JPH07112987A
JPH07112987A JP28034493A JP28034493A JPH07112987A JP H07112987 A JPH07112987 A JP H07112987A JP 28034493 A JP28034493 A JP 28034493A JP 28034493 A JP28034493 A JP 28034493A JP H07112987 A JPH07112987 A JP H07112987A
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Japan
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compound
group
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hydrogen atom
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Application number
JP28034493A
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English (en)
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Rintaro Yamada
林太郎 山田
Minoru Seto
実 瀬戸
Toshiaki Sunatsuka
敏明 砂塚
Satoshi Omura
智 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitasato Institute
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kitasato Institute
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記式(I); 〔式中、XはCHRを、YはCRを表すか、X
−YがCH=CHを表す。且つ、RはH,OH,C
1〜4アシルオキシを表し、R,RはH,OH,C
1〜4アシルオキシ、NHモノ(もしくはジ)C
1〜4アルキルアミノを表し、またはRとRあるい
はRとRは一緒になって−O−CO−O,−O−C
S−O−を、更にRとRが一緒になって=O,=N
−OHを表してもよい〕で示される化合物と、それらの
医薬として許容されうる塩。 【効果】 本発明の化合物は、ミオシン軽鎖キナーゼに
対する阻害活性を示し、抗血小板作用、抗血管レン縮作
用、抗腫瘍活性、血圧降下作用などの効果を生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロテインキナーゼの
阻害剤であるスタウロスポリン誘導体およびその塩、お
よびそれらの合成に重要な中間体となる化合物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スタウロスポリンが強力なプロテインキ
ナーゼ類の阻害剤であることは知られている[玉置ら
著,バイオケミカル アンド バイオフィジカル リサ
ーチ コミュニケーションズ,135巻,397頁(1
986年).]。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】生体内には数種類のプ
ロテインキナーゼ(プロテインキナーゼC、cAMP依
存性キナーゼ、ミオシン軽鎖キナーゼなど)が存在し、
それらに対する阻害剤は血小板凝集阻害機能、血管拡張
作用、抗腫瘍活性、抗炎症作用など広く利用が考えられ
ている。現在、その課題となっているのはプロテインキ
ナーゼ間の阻害選択性であり、例えば、スタウロスポリ
ンは選択性が低く、その結果、高い毒性を有することに
なり、療法上の使用に適さない。現在、プロテインキナ
ーゼCに対して選択的な阻害剤は、抗腫瘍活性が期待で
きることから広く研究されているが、抗血小板作用、抗
血管レン縮、血圧降下作用が期待できるミオシン軽鎖キ
ナーゼに対して選択的な阻害剤は開発されていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、新規なスタ
ウロスポリン誘導体を合成し、それぞれについて代表的
なプロテインキナーゼであるプロテインキナーゼC、ミ
オシン軽鎖キナーゼに対する阻害活性を測定した。その
結果の知見に基づいてミオシン軽鎖キナーゼに選択的な
阻害剤、およびそれらの合成の際重要となる中間体を発
明することができた。すなわち、本発明は、前記式
(I)で示されるスタウロスポリン誘導体およびその塩
に関する。これらの式中においてC1−4のアシルオキ
シ基の具体例としては、例えば、アセトキシ基、プロピ
オニルオキシ基、ブチリルオキシ基、イソブチリルオキ
シ基などが、C1−4のアルキル基の具体例としては、
例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基、ブチル基、イソブチル基などが、C1−4のアシ
ル基の具体例としては、例えば、アセチル基、プロピオ
ニル基、ブチリル基、イソブチリル基などがあげられ
る。酸付加塩の場合、付加する酸としては、例えば、塩
酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、蟻酸、酢酸、安息香酸、
マレイン酸、フマル酸、琥珀酸、酒石酸、クエン酸、シ
ュウ酸、メタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、アス
パラギン酸、グルタミン酸などがある。 以下に前記式
(I)で示されるスタウロスポリン誘導体の製造方法を
示すが、これらは単なる例示であって、これらに限定さ
れるものではない。
【0005】前記式(III)、(IV)で示される化
合物の有用な中間体である前記式(II)で示される化
合物は、スタウロスポリンより数段階の反応を経て効率
よく合成することができる。すなわち、スタウロスポリ
ンに対して、アセトニトリル、ジクロロメタン、エタノ
ール、メタノール、ピリジン、ジオキサンなどの不活性
溶媒中、好ましくはアセトニトリル中で、50〜100
当量、好ましくは60〜90当量のホルムアルデヒド、
アセトアルデヒド、またはアセトンのようなアルデヒ
ド、ケトン化合物、好ましくはホルムアルデヒドと、5
〜20当量、好ましくは7〜10当量のシアノ水素化ホ
ウ素ナトリウム、水素化リチウムアルミニウム、水素化
ホウ素ナトリウムなどの還元剤、好ましくはシアノ水素
化ホウ素ナトリウムを同時に、または順次0〜50℃、
好ましくは10〜30℃で12〜48時間、好ましくは
20〜30時間作用させることにより、下記式(V)
【化5】 〔式中、R10はメチル基、エチル基、イソプロピル基な
どのアルキル基を表す。〕で示されるN,N−ジアルキ
ル誘導体を得ることができる。
【0006】以下の工程でも同様であるが、生成物の単
離、精製は通常用いられる方法、例えば、抽出、結晶
化、クロマトグラフィーなどを組み合わせることにより
行うことができる。また、本発明における反応溶媒は、
以下の工程でも同様であるが、反応に不活性な溶媒また
はそれらの混合物を使用することができる。続いて式
(V)で示される化合物にクロロホルム、ジクロロメタ
ン、アセトン、t−ブタノールなどの不活性溶媒中、好
ましくはクロロホルム中で1〜5当量の、好ましくは1
〜2当量のm−クロロ過安息香酸、ジメチルジオキシラ
ン、t−ブチルヒドロペルオキシドなどの酸化剤、好ま
しくはm−クロロ過安息香酸を−10℃〜50℃、好ま
しくは0〜30℃で、1〜10時間、好ましくは1〜5
時間作用させて下記式(VI)
【化6】 〔式中、R10はメチル基、エチル基、イソプロピル基な
どのアルキル基を表す。〕で示されるアミンオキシド誘
導体を得ることができる。
【0007】続いて式(VI)で示される化合物を約
0.01〜0.1mmHg、好ましくは0.1mmHg
の減圧下、150〜200℃、好ましくは160℃付近
で加熱することによって式(II)で示される化合物と
することができる。前記式(III)で示される化合物
は、前記式(II)で示される化合物より合成すること
ができる。すなわち、前記式(II)で示される化合物
をテトラヒドロフラン、アセトン、ピリジンなどの不活
性溶媒中、好ましくはテトラヒドロフラン中、5〜10
当量、好ましくは7当量の4−メチルモルホリンN−オ
キシド存在下で、0.1〜0.7当量、好ましくは0.
2〜0.3当量の四酸化オスミウムを0〜50℃、好ま
しくは室温付近で12〜48時間、好ましくは20〜3
0時間作用させることにより下記式(VII)
【化7】 で示されるジオール誘導体とすることができる。
【0008】式(VII)で示される化合物は、クロロ
ホルム、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンなどの不活性溶媒中、好ましくはクロロホルム中、
2〜10当量、好ましくは3〜6当量の無水酢酸、塩化
アセチル、塩化プロピオニル、塩化ブチリル、塩化イソ
ブチリルなどのアシル化剤、好ましくは無水酢酸と過剰
のピリジン、トリエチルアミン、ルチジンなどの酸補足
剤、好ましくはピリジンを0〜50℃、好ましくは20
〜40℃で2〜24時間、好ましくは2〜12時間作用
させることによって下記式(VIII)
【化8】 〔式中、R11はアセチル基、プロピオニル基、ブチリル
基などのアシル基を表す。〕で示されるジアシル誘導体
とすることができる。
【0009】または式(VII)で示されるジオール誘
導体に対してテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、ピリジン、トルエンなどの不
活性溶媒中、好ましくはテトラヒドロフラン中、1〜5
当量、好ましくは2〜3当量のカルボニルジイミダゾー
ル、塩化オキザリルなどの炭酸エステル化剤、好ましく
はカルボニルジイミダゾールを20〜100℃、好まし
くは20〜70℃で1〜12時間、好ましくは1〜5時
間作用させ下記式(IX)
【化9】 で示される炭酸エステル誘導体とすることができる。
【0010】または式(VII)で示されるジオール誘
導体に対してテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、ピリジン、トルエンなどの不
活性溶媒中、好ましくはテトラヒドロフラン中、1〜5
当量、好ましくは2〜3当量のチオカルボニルジイミダ
ゾールを50〜70℃、好ましくは60℃付近で20〜
30時間、好ましくは24時間作用させ下記式(X)
【化10】 で示されるチオ炭酸エステル誘導体とすることができ
る。
【0011】前記式(IV)で示される化合物も前記式
(II)で示される化合物より合成することができる。
すなわち、前記式(II)で示される化合物に対してテ
トラヒドロフラン、ジオキサンなどの不活性溶媒中、好
ましくはテトラヒドロフラン中、2〜5当量、好ましく
は2〜3当量のボラン錯体、過剰の過酸化水素と水酸化
ナトリウム水溶液を順次0〜50℃、好ましくは0℃〜
室温で3〜10時間、好ましくは5〜7時間作用させ下
記式(XI)
【化11】 で示されるアルコール誘導体とすることができる。
【0012】式(XI)で示される化合物は、クロロホ
ルム、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンなどの不活性溶媒中、好ましくはクロロホルム中、2
〜10当量、好ましくは3〜6当量の無水酢酸、塩化ア
セチル、塩化プロピオニル、塩化ブチリル、塩化イソブ
チリル、好ましくは無水酢酸などのアシル化剤と過剰の
ピリジン、トリエチルアミン、ルチジンなどの酸補足
剤、好ましくはピリジンを0〜50℃、好ましくは20
〜40℃で2〜24時間、好ましくは2〜12時間作用
させることによって下記式(XII)
【化12】 〔式中、R11はアセチル基、プロピオニル基、ブチリル
基などのアシル基を表す。〕で示されるアシル誘導体と
することができる。
【0013】式(XI)で示されるアルコール誘導体に
ジクロロメタン、クロロホルム、ジオキサン、テトラヒ
ドロフランなどの不活性溶媒中、好ましくはジクロロメ
タン中、1〜10当量、好ましくは2〜5当量のジメチ
ルスルホキシドと、1〜10当量、好ましくは2〜5当
量のジシクロヘキシルカルボジイミド、無水トリフルオ
ロ酢酸、塩化オキザリル、好ましくは塩化オキザリルな
どの親電子剤を−78℃〜室温で1〜24時間作用させ
ることで下記式(XIII)
【化13】 で示されるケトン誘導体とすることができる。
【0014】式(XIII)で示されるケトン誘導体
は、クロロホルム、ジクロロメタン、エタノール、メタ
ノール、ピリジン、ジオキサン、アセトニトリルなどの
不活性溶媒中、好ましくはアセトニトリル中、5〜20
当量、好ましくは7から10当量の酢酸アンモニウム、
メチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、ジイソ
プロピルアミンなどのアミン類と、5〜20当量、好ま
しくは7〜10当量のシアノ水素化ホウ素ナトリウム、
水素化リチウムアルミニウム、水素化ホウ素ナトリウム
などの還元剤、好ましくはシアノ水素化ホウ素ナトリウ
ムを0〜50℃、好ましくは室温付近で12〜48時
間、好ましくは24時間作用させ、下記式(XIV)
【化14】 〔式中、R12, 13は同一または異なって水素原子か、
またはメチル基、エチル基、イソプロピル基のようなア
ルキル基を表す。〕で示されるアミン誘導体を得ること
ができる。
【0015】また、式(XI)で示されるケトン誘導体
は、エタノール、メタノール、クロロホルム、ジクロロ
メタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニト
リルなどの不活性溶媒中、好ましくはエタノール中でヒ
ドロキシルアミンを40〜90℃、好ましくは70℃で
30分〜2時間、好ましくは30分〜1時間作用させ下
記式(XV)
【化15】 で示されるオキシム誘導体を得ることができる。なお、
以上に示した製造方法において、定義した基が実施方法
の条件下変化するか、または方法を実施するのに不適切
な場合、有機合成化学で常用される方法(例えば、プロ
テクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセ
サイズ、グリーン著・ジョン・ウィリー・アンド・サン
ズ・インコーポレイテッド第2版(1991年)参照)
に付すことにより容易に実施することができる。次に、
上記製法によって得られる化合物(I)の代表例を表1
に、その中間体を表2に示す。また、これらの化合物
(I)の製造例を実施例に、その中間体の製造例を参考
例に、代表的な化合物(I)の生理活性を試験例にそれ
ぞれ示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【実施例】以下に実施例を示す。 (実施例1)参考例2で得られる化合物b(9.75
g,20mmol)を160℃に加熱して、真空ポンプ
で減圧(0.1mmHg)下に5時間熱分解し、化合物
1(7.32g,収率85.6%)を得た。1 H−NMR(C55N):9.86(d,1H,J=
7.6Hz),9.12(s,1H),8.00(d,
1H,J=8.6Hz),7.65(d,1H,J=
7.6Hz),7.34−7.06(m,5H),6.
66(s,1H),5.66(d,1H,J=10.2
Hz),5.33−5.40(m,1H),4.74
(s,2H),3.97(s,1H),3.12(s,
3H),1.90(s,3H);MS m/z 435
(M+). (実施例2)実施例1で得られる化合物1(1.00
g,2.3mmol)をテトラヒドロフラン(20m
l)に溶解し、4−メチルモルホリン N−オキシド
1.92g(16.4mmol)、0.05M四酸化オ
スミウム t−ブタノール溶液(12ml,0.6mo
l)を加え、アルゴン雰囲気下室温で24時間撹拌し
た。亜硫酸ナトリウム0.3gを加え、十分撹拌後酢酸
エチル(50ml×3)で抽出、水(100ml)で洗
浄し、硫酸ナトリウムにて乾燥後濃縮した。得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム:メタノール 100:1−20:1)で精製して化
合物2(0.70g,収率65%)を緑黄色固体として
得た。1 H−NMR(C55N):10.20(d,1H,J
=7.6Hz),9.40(s,1H),8.21
(d,1H,J=8.6Hz),8.02(d,1H,
J=7.9Hz),7.41−7.63(m,5H),
7.05(d,1H,J=1.3Hz),4.79−
5.14(m,7H),4.46(d,1H,J=9.
6Hz),3.89(s,3H),3.57(s,3
H);MS m/z 470(M++1).
【0019】(実施例3)実施例2で得られる化合物2
(100mg,0.21mmol)をテトラヒドロフラ
ン(2ml)に溶解し、N,N’−カルボニルジイミダ
ゾール104mg(0.64mmol)を加え1時間加
熱還流した。反応液に水を加え、クロロホルム(10m
l×3)で抽出し、有機層を水洗(50ml)した。硫
酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して得られる残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノ
ール=50:1)にて精製して、化合物3(64mg,
収率61%)を微黄色粉末として得た。1 H−NMR(CDCl3):9.31(d,1H,J=
7.9Hz),7.98(s,1H),7.85(d,
1H,J=8.6Hz),7.05−7.44(m,6
H),6.34(s,1H),4.37−4.77
(m,4H),3.80(d,1H,J=7.3H
z),3.30(s,3H),2.16(s,3H);
MS m/z 495(M+). (実施例4)実施例2で得られる化合物2(50mg,
0.11mmol)をテトラヒドロフラン(1ml)に
溶解し、N,N’−チオカルボニルジイミダゾール76
mg(0.44mmol)を加え、26時間還流した。
反応液に水を加え、クロロホルム(10ml×3)で抽
出後、水洗(50ml)した。クロロホルム層は無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して得られる粗生成物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メ
タノール=50:1)で精製し、化合物4(34.6m
g,収率63%)を白色粉末として得た。1 H−NMR(CDCl3):9.32(d,1H,J=
7.6Hz),8.06(s,1H),7.85(d,
1H,J=8.6Hz),7.04−7.45(m,6
H),6.46(s,1H),4.44−4.80
(m,4H),3.81(d,1H,J=7.9H
z),3.44(s,3H),2.14(s,3H);
MS m/z 511(M+).
【0020】(実施例5)実施例1で得られる化合物1
(50mg,0.115mmol)のテトラヒドロフラ
ン溶液(1ml)を氷冷し、1Mボラン−テトラヒドロ
フラン錯体233μl(0.233mmol)を滴下
し、室温で6時間撹拌した。3N水酸化ナトリウム11
8μl、30%過酸化水素水118μlを加え、24時
間撹拌した。反応混液を酢酸エチル(10ml×3)で
抽出し、有機層を水洗した(30ml)。硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10
0:1から20:1)で精製し、化合物5(41.6m
g,収率80%)を得た。1 H−NMR(C55N):10.32(d,1H,J
=7.6Hz),9.50(s,1H),8.28
(d,1H,J=8.3Hz),8.09(d,1H,
J=7.6Hz),7.36−7.67(m,5H),
6.86(s,1H),5.17(d,2H,J=4.
3Hz),4.77(dd,1H,J=3.6Hz,1
2.2Hz),4.66(s,1H),3.45(s,
3H),2.54(s,3H),2.43(t,1H,
J=8.9Hz),1.94(t,1H,J=12.2
Hz);MS m/z 453(M+).
【0021】(実施例6)実施例5で得られる化合物5
(200mg,0.44mmol)のベンゼン溶液
(8.8ml)にジメチルスルホキシド(662μ
l)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(272mg,
1.32mmol),無水トリフルオロ酢酸(16.8
μl)、ピリジン(80.4μl)を加え、20時間室
温で撹拌した。反応液を濃縮し、酢酸エチル(20m
l)を加え、沈殿物を濾別した。ろ液を濃縮乾固し、得
られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム:メタノール=100:1−50:1)にて
精製し、化合物6(175.9mg,収率88%)を白
色粉末として得た。1 H−NMR(C55N):10.23(d,1H,J
=7.3Hz),9.56(s,1H),8.31
(d,1H,J=8.6Hz),8.10(d,1H,
J=7.9Hz),7.45−7.69(m,5H),
6.91(s,1H),5.15(d,2H,J=3.
6Hz),4.38(dd,1H,J=4.0Hz,1
1.5Hz),3.36(s,3H),3.22(d,
1H,J=3.6Hz),2.96(dd,1H,J=
3.6Hz,11.9Hz),2.49(s,3H);
MS m/z 451(M+).
【0022】(実施例7)実施例6で得られる化合物6
(50mg,0.11mmol)のテトラヒドロフラン
溶液(1ml)に1M K−セレクトライド テトラヒ
ドロフラン溶液440μl(0.44mmol)を氷冷
下滴下し,10分間室温で撹拌した。反応液に水を加え
(10ml)、酢酸エチルで抽出(10ml×3)し、
硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して得られる残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタ
ノール=100:1から20:1)で精製し、化合物7
(30.7mg,61%)を白色粉末として得た。1 H−NMR(C55N):10.22(d,1H,J
=7.9Hz),9.40(s,1H),8.27
(d,1H,J=8.6Hz),8.14(d,1H,
J=8.3Hz),8.02(d,1H,J=7.3H
z),7.44−7.65(m,4H),7.00
(d,1H,J=5.0Hz),5.11(d,2H,
J=8.9Hz),4.79−4.86(m,1H),
4.03(dd,1H,J=3.3Hz,11.9H
z),3.48(s,3H),3.40(d,1H,J
=6.9Hz),2.44(s,3H),2.7(q,
1H,J=12.2Hz);MS m/z 453(M
+).
【0023】(実施例8)実施例6で得られる化合物6
(55mg,0.12mmol)をエタノール(2.1
6ml)およびクロロホルム(0.344ml)に溶解
し、ヒドロキシアミン塩酸塩42.5mg(0.60m
mol)を加え、30分間加熱還流した。反応液を冷却
後、濃縮乾固して得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:
1)で精製して、化合物8(40.2mg,収率78
%)を白色粉末として得た。1 H−NMR(C55N):13.66(s,1H),
9.88(d,1H,J=6.6Hz),9.13
(s,1H),7.86(d,1H,J=8.3H
z),7.66(d,1H,J=7.6Hz),7.6
1(d,1H,J=7.6Hz),7.05−7.25
(m,4H),6.83(s,1H),4.74(d,
2H,J=2.9Hz),3.24−3.78(m,2
H),3.03(s,3H),2.01(s,3H),
1.87(t,1H,J=12.5Hz);MS m/
z 466(M+).
【0024】(実施例9)実施例5で得られる化合物5
(50mg,0.11mmol)をピリジン(1ml)
に溶解し、無水酢酸(100μl)を氷冷下加え、室温
で1時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液5mlを加えた後酢酸エチル(10ml×3)で抽
出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、濃縮し得られた
粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム:メタノール=100:1)にて精製して化合
物9(36mg,収率66%)を白色粉末として得た。1 H−NMR(C55N):9.92(d,1H,J=
7.6Hz),9.16(s,1H),7.85(d,
1H,J=8.6Hz),7.80(d,1H,J=
7.9Hz),7.69(d,1H,J=7.6H
z),7.08−7.28(m,4H),6.48
(s,1H),5.22(s,1H),4.77(d,
2H,J=3.6Hz),4.07(dd,1H,J=
3.6,12.2Hz),3.06(s,3H),2.
11(s,3H),1.96(d,1H,J=14.2
Hz),1.80(s,3H),1.65(t,1H,
J=14.9Hz);MS m/z 495(M+).
【0025】(参考例1)スタウロスポリン(10g,
21mmol)のアセトニトリル溶液(180ml)に
シアノ水素化ホウ素ナトリウム10g(160mmo
l)を加え、続いてホルムアルデヒド水溶液(160m
l)を10分間かけ加え、24時間室温で撹拌した。反
応終了後、反応液を水で希釈し、クロロホルム(100
ml×3)で抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、
濃縮し化合物a(11.0g,収率100%)を得た。1 H−NMR(CDCl3):8.95(d,1H,J=
7.9Hz),7.61(d,1H,J=8.6H
z),7.38(d,1H,J=7.6Hz),7.3
0−6.64(m,6H),6.17(d,1H,J=
2.3Hz),4.63−5.19(m,2H),3.
64(s,1H),2.84(dd,1H,J=10.
6,5.3Hz),2.39(s,3H),2.35
(d,1H,J=5.3Hz),2.13(d,1H,
J=10.6Hz),2.06(s,3H),1.63
(s,6H);MS m/z 480(M+).
【0026】(参考例2)参考例1で得られる化合物a
(11.0g,23mmol)のクロロホルム溶液(1
20ml)を0℃に冷却し、m−クロロ過安息香酸4.
31g(24mmol)のクロロホルム溶液(80m
l)を滴下した。室温で2時間撹拌した後、10%炭酸
ナトリウム水溶液(50ml)を加え、さらに30分間
撹拌した。水(200ml)で希釈し析出する固体を濾
過し、化合物b(9.75g,収率92%)を得た。1 H−NMR(CD3OD):9.19(d,1H,J=
7.6Hz),8.88(d,1H,J=11.2H
z),7.70(d,1H,J=7.3Hz),7.4
8(t,1H,J=8.0Hz),7.21−7.44
(m,3H),7.11(d,1H,J=8.3H
z),6.34(d,1H,J=6.9Hz),5.3
1(d,1H,J=10.6Hz),5.00(d,1
H,J=10.6Hz),4.61(m,1H),3.
76(m,1H),3.29(s,3H),3.25
(m,1H),2.86(s,3H),2.49(s,
3H),2.28(t,2H,J=8.4Hz),1.
91(s,3H);MS m/z497(M++1).
【0027】実施例の項に記載した化合物についての各
種プロテインキナーゼ阻害活性について、以下の試験例
に示す。 (試験例1) ミオシン軽鎖キナーゼ(MLCK)の活性阻害測定法 阻害剤の阻害活性測定にはリン酸化されたミオシン軽鎖
(MLC)を特異的に認識する抗体(MLCP抗体)を
用いたMLCK活性測定系を用いた。MLCはニワトリ
砂嚢よりペリーらの方法[ジャーナル・オブ・バイオケ
ミストリー,211巻,267−272頁(1983
年)]に従って、分子量20kDaのMLCを精製し
た。MLCKはウォルシュらの方法[メソッズ・イン・
エンザイモロジー,99巻,279−288頁(198
3年)]の方法に従って精製した。カルモジュリンは豚
脳よりヤザワ[ジャーナル・オブ・バイオケミストリ
ー,87巻,1313−1320頁(1980年)]の
方法に従って精製したものを用いた。MLCP抗体は、
MLCのリン酸化部位のセリンを含む前後12残基の配
列を持った合成ペプチドを抗原として用い作成した。
【0028】まず、MLCのN末端を基準として11番
目のリジンから22番目のフェニルアラニンまでの配列
にシステインをC末端に加えたペプチドを合成する(K
KRPQRATSNVFC)。この合成ペプチドに対し
てATP存在下でMLCKによるリン酸化を行い、高速
液体クロマトグラフィーにて精製する。このペプチドを
シャミセン貝ヘモシアニン(KLH)とコンジュゲート
する。このときのコンジュゲート効率は110−148
nmolペプチド/mgKLHであった。このコンジュ
ゲート体をウサギ1羽あたり1回につき0.2mgをア
ジュバントと混合してウサギに免疫した。5回の免疫の
後、MLCP抗体の抗体価が十分に上昇したのを確認
し、IgG画分として精製し保存した。
【0029】MLCK活性測定は以下のように行った。
MLCをリン酸バッファー(PBS)で希釈して5μg
/mlに調製し、96穴イムノプレートに一穴あたり1
00μl分注し、吸着させる。4℃で1晩放置後、未吸
着のMLCをPBSにて洗浄する。各穴に25mMトリ
ス緩衝液(pH7.5),3mM塩化マグネシウム,1
mM塩化カルシウム,0.1% 2−メルカプトエタノ
ール,1mg/ml牛血清アルブミン,20μg/ml
カルモジュリン,0.1μg/ml MLCK,および
20,30,50,100μMのATPを含む反応混液
を加え反応を開始する。3分後に100μlの20%リ
ン酸を加え反応を停止し、0.2%トライトンX−10
0を含むPBS(TrPBS)でプレートを3回洗浄す
る。洗浄した各穴に0.05%トゥイーン20を含むP
BS(TwPBS)で500倍希釈したMLCP抗体を
一次抗体として各穴に100μl加え、1時間室温で放
置する。
【0030】TrPBSで3回洗浄後、二次抗体として
ペルオキシダーゼ標識したヤギの抗ウサギIgG抗体
(カッペル社)をTwPBSで1000倍希釈した溶液
を各穴100μl加え室温で1時間放置する。TrPB
Sで3回洗浄後、2mg/mlオルトフェニレンジアミ
ン、0.04%過酸化水素水を含む発色液を各穴100
μl加え、十分発色後4.5M硫酸を30μl加えて発
色を停止し、バイオラッド社製のマイクロプレートリー
ダーで吸光度を測定する。この吸光度はリン酸化を受け
たMLC量に比例するので、MLCK活性とすることが
できる。阻害剤の阻害活性測定時には反応混液中に適当
な濃度の阻害剤を加え、その際の反応活性を測定し、二
重逆数プロットにより阻害活性を求めた。
【0031】(試験例2) プロテインキナーゼCの活性阻害測定法 各阻害剤の阻害能測定には、医学生物研究所のプロテイ
ンキナーゼC活性測定キットを用いた。PKCはラット
脳より稲垣ら[(ジャーナル・オブ・バイオケミストリ
ー,260巻,2922−2925頁(1985
年).]の方法に従って精製したものを用いた。測定キ
ットの96穴プレートに反応混液(25mMトリス緩衝
液pH=7.5、3mM 塩化マグネシウム,1mM
塩化カルシウム,0.1% 2−メルカプトエタノー
ル,1mg/ml 牛血清アルブミン,50μg/ml
ホスファチジルセリン,10μg/ml PKC,お
よび1,3,5,10μM ATP)を1穴あたり10
0μl加える。なお、あらかじめ各穴にはPKCの基質
となるペプチドが吸着させてある。3分後、100μl
20%リン酸で反応を停止する。各穴をTrPBSで3
回洗浄後、キットに含まれる1次抗体をTwPBSで1
0倍希釈したものを各穴100μl加え、室温で1時間
放置する。TrPBSで3回洗浄後、ペルオキシダーゼ
で標識した抗マウスIgG(バイオラッド社製)をTw
PBSで1000倍希釈したものを各穴100μl加
え、室温で1時間放置する。TrPBSで3回洗浄後、
2mg/mlオルトフェニレンジアミン、0.04%過
酸化水素水を含む発色液を100μl加え十分に発色し
た後、4.5M硫酸を30μl加えて発色をを停止し、
バイオラッド社製マイクロプレートリーダーで発色を定
量する。阻害能測定には反応混液中に適当な濃度の阻害
剤を加え、その際のPKC活性を測定して、2重逆数プ
ロット法を用いて阻害能を求めた。
【0032】(試験例3)上記の実施例で製造した化合
物の、プロテインキナーゼC、ミオシン軽鎖キナーゼに
対する阻害活性測定の結果を表3に示す。
【表3】
【0033】
【発明の効果】上記の試験結果より、本発明の化合物
は、ミオシン軽鎖キナーゼに対する阻害活性を示すた
め、血小板凝集阻害機能、血管拡張作用、抗腫瘍活性、
抗炎症作用などの効果を生じる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/40 ADU 31/71 AED (72)発明者 砂塚 敏明 千葉県船橋市芝山2−5−3−503 (72)発明者 大村 智 東京都世田谷区瀬田5丁目12−7

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I); 【化1】 [式中、−X−は−CHR1−を、−Y−は−CR23
    −を表すか、または−X−と−Y−は一体となって−C
    H=CH−を表す。R1は水素原子、水酸基、C1−4
    のアシルオキシ基を表し、R2,R3は水素原子、水酸
    基、C1−4のアシルオキシ基、−NR45(R4およ
    びR5は同一または異なって水素原子、C1−4のアル
    キル基)を表し、また、R1とR2、あるいはR1とR3
    一体となって−O−(C=O)−O−を表すか、または
    1とR2、あるいはR1とR3は一体となって−O−(C
    =S)−O−を表す。また、R2とR3は一体となって=
    NOHか、または酸素原子を表してもよい。 ただし、
    1が水素原子の場合には、R2およびR3は同一もしく
    は異なり、R2およびR3が同一の場合は、R2とR3が一
    体となって酸素原子あるいは=NOHを表す。また、R
    2およびR3が異なる場合には、そのうち一つが水素原子
    を表し、他方は水酸基、C1−4のアシルオキシ基、ま
    たは−NR45(部分式中、R4およびR5は同一または
    異なって水素原子、C1−4のアルキル基)を表す。ま
    た、R1が水素原子でない場合は、R2およびR3のうち
    の一つが水素原子を表し、他方およびR1は同一で水酸
    基、C1−4のアシルオキシ基を表すか、R2およびR3
    のうちの一つが水素原子を表し、他方およびR1は一体
    となって−O−(C=O)−O−を表すか、または−O
    −(C=S)−O−を表す。]で示される化合物と、そ
    れらの医薬として許容されうる塩。
  2. 【請求項2】 下記式(II); 【化2】 で示される化合物。
  3. 【請求項3】 下記式(III); 【化3】 [式中、R6およびR7は同一で、水素原子、C1−4の
    アシル基を表すか、R6およびR7は一体となって−(C
    =O)−を表すか、または−(C=S)−を表す。]で
    示される化合物。
  4. 【請求項4】 下記式(IV); 【化4】 [式中、R8およびR9は同一もしくは異なり、R8およ
    びR9が同一の場合はR8とR9が一体となって酸素原子
    あるいは=NOHを表し、R8およびR9が異なる場合に
    はそのうち一つが水素原子を表し、他方は水酸基、C1
    −4のアシルオキシ基、または−NR45(部分式中、
    4およびR5は同一または異なって水素原子、C1−4
    のアルキル基)を表す。]で示される化合物と、それら
    の医薬として許容されうる塩。
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Cited By (4)

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